JP2000330097A - 液晶基板の搬送装置 - Google Patents

液晶基板の搬送装置

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JP2000330097A
JP2000330097A JP13679599A JP13679599A JP2000330097A JP 2000330097 A JP2000330097 A JP 2000330097A JP 13679599 A JP13679599 A JP 13679599A JP 13679599 A JP13679599 A JP 13679599A JP 2000330097 A JP2000330097 A JP 2000330097A
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JP
Japan
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substrate
liquid crystal
crystal substrate
cleaning
unit
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JP13679599A
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English (en)
Inventor
Toshiyuki Muto
敏之 武藤
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】コスト面、スペース的に効率が良く、クリーニ
ング動作を容易に変更できてクリーニング動作の条件出
しを簡単に行える液晶基板の搬送装置を提供する。 【解決手段】液晶表示パネルの製造工程の液晶基板3を
保持する基板保持手段8と基板保持手段を取り出し位置
と投入位置へ移動する基板移動手段7とを有する基板搬
送ユニット4と、液晶基板を清掃する基板クリーニング
ユニット10とを設け、基板搬送ユニットの液晶基板に
対する搬送動作と基板クリーニングユニットの液晶基板
に対するクリーニング動作を一連の動きで行うように、
プログラムソフトを記憶した記憶手段24を有する制御
手段9で、基板搬送ユニット4及び基板クリーニングユ
ニット10の動作経路を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示パネルの
製造工程において、液晶基板を取り出し位置と投入位置
との間で移載する搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的な液晶表示パネルの製造工程は、
プラスチックシート材、ガラス板材等からなる上下基板
に透明電極、配向膜を形成し、配向膜をラビング処理し
た後、上下基板をシール剤、ギャップ材を介して張り合
わせ、液晶セルを製造し、この液晶セル内に液晶を注
入、封止し、偏光板を貼り付けている。このような液晶
表示パネルの製造工程を自動化する場合には、この工程
で用いる装置以外に、例えば300mm角程度に枚葉カ
ットされた液晶基板を搬送するためのコンベアまたはロ
ボット等が必要となる。液晶表示パネルの製造工程で
は、印刷工程、重ね合わせ工程、上下基板がプラスチッ
クシート材の場合にはプレカット工程など、いくつかの
工程で高精度の液晶基板の位置決めが要求されている。
この位置決めには、アライメント用マークとしてITO
(Indium Tin Oxide)等の透明電極が利用されていて、
この透明電極を検知装置で検知することで液晶基板の位
置を検知している。
【0003】液晶表示パネルの製造工程では、ラビング
工程などの、汚れ、ゴミなどが発生、付着する工程があ
るため、製造工程の随所にクリーニング工程が必要とな
る。このようなクリーニング工程でクリーニングを行う
手段の種類には、次のものがある。
【0004】洗浄液、純粋によるすすぎ(洗浄)、
ブローアンドバキューム方法(USクリーナなど)等は
一般的である。特開平5−341278号公報、特
開平5−197853号公報には、クリーニングユニッ
トの一構成を成す粘着テープや粘着ローラなどのクリー
ニング部材を液晶基板に押し付けて、汚れ、ゴミ等を除
去するクリーニング方法や装置が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】液晶表示パネルの製造
工程では、ラビング工程などの、汚れ、ゴミなどが発
生、付着する工程があり、この汚れやゴミがアライメン
ト用マークに付着すると、液晶基板の位置決めに不具合
があるため、少なくてもこのアライメント用マークを含
むその近傍を部分的にクリーニングしたいという要求が
ある。しかしながら、従来技術、の方法では、洗浄
やブロー及びバキュームするための装置が必要で大型に
なり、かつ工程内に何ヶ所も設けるのはコスト面、スペ
ース的に効率が悪く、部分的なクリーニングに不向きで
ある。
【0006】従来技術、の方法では、クリーニング
部材を用いているので部分的なクリーニングに応用が可
能であるが、クリーニング部材とクリーニングすべき対
象となる液晶基板との位置関係が固定されているので、
クリーニングすべき対象の大きさや形状、位置等が変更
された場合に、クリーニング動作が容易に変更できず、
その条件出しに手間がかかるという問題がある。
【0007】本発明は、コスト面、スペース的に効率が
良く、クリーニング動作を容易に変更できてクリーニン
グ動作の条件出しを簡単に行える液晶基板の搬送装置を
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、液晶表示パネ
ルの製造工程のプラスチックシートまたはガラス板から
なる液晶基板を、取り出し位置と投入位置との間で移載
する搬送装置に着目し、この搬送装置に、液晶基板を保
持する基板保持手段と基板保持手段を取り出し位置と投
入位置とへ移動する基板移動手段とを有する基板搬送ユ
ニットと、液晶基板を清掃する基板クリーニングユニッ
トを設け、基板搬送ユニットの液晶基板に対する搬送動
作と基板クリーニングユニットの液晶基板に対するクリ
ーニング動作を一連の動きで行うように、基板搬送ユニ
ット及び基板クリーニングユニットの動作経路を制御す
るプログラムソフトを記憶した記憶手段を有する制御手
段を用いて制御するようにした。このため、プログラム
ソフトあるいは、プログラムソフトを記憶した記憶手段
を変更するだけで、基板搬送ユニットの搬送動作や基板
クリーニングユニットのクリーニング動作を変更するこ
とができ、クリーニングすべき対象の形状や大きさ、位
置等が変更された場合でも、クリーニングする際の条件
だしを容易に行える。また、基板搬送ユニットや基板ク
リーニングユニットを1つの装置とし、製造工程内の受
け渡し場所に配置しているので、製造工程内に何ヶ所も
クリーニングユニットを設けなくて良い。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載の液
晶基板の搬送装置において、基板クリーニングユニット
が、液晶基板に接触可能に設けられたクリーニングロー
ラと、このクリーニングローラを液晶基板に向かって付
勢する付勢部材と、クリーニングローラを支持する固定
部材とを備えたことを特徴としている。このため、液晶
基板に対して部分的なクリーニングを容易に行え、クリ
ーニングローラが液晶基板に向かって付勢されて支持さ
れるので、液晶基板が基板保持手段に多少傾斜した状態
で保持されていても、クリーニングローラを良好に液晶
基板のクリーニング面に接触させることができ、良好な
クリーニング状態を確保することができる。
【0010】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の液晶基板の搬送装置において、取り出し位置また
は投入位置の少なくとも一方に液晶基板を位置決め保持
する基板保持部を設け、基板クリーニングユニットによ
るクリーニング動作が、取り出し位置または投入位置で
基板保持部によって液晶基板を保持した状態で行われる
ことを特徴としている。このため、クリーニング動作
は、基板保持部によって液晶基板が保持された状態で行
われるので、クリーニング動作時におけるクリーニング
位置のずれが少なくなる。また、液晶基板に対するクリ
ーニング動作が取り出し位置または投入位置のどちらで
も行えるので、クリーニング動作の効率が良くなる。
【0011】請求項4記載の発明は、請求項1または2
記載の液晶基板の搬送装置において、基板クリーニング
ユニットと基板搬送ユニットとを分離して配置し、基板
クリーニングユニットによるクリーニング動作が、基板
保持手段に液晶基板が保持された状態で行われることを
特徴としている。このため、クリーニングしたい液晶基
板のクリーニング面と、基板保持手段によって保持され
る液晶基板の保持面とが異なる場合でも対応することが
でき、液晶基板の所望の部位を基板クリーニングユニッ
トで良好にクリーニングすることができる。
【0012】請求項5記載の発明は、請求項2記載の液
晶基板の搬送装置において、固定部材の一部と付勢部材
を共通の板バネ材で構成したことを特徴としているの
で、部品点数が少なくなり、装置を安価で軽量化するこ
とができる。
【0013】請求項6記載の発明は、請求項1、2また
は3記載の液晶基板の搬送装置において、基板クリーニ
ングユニットを基板保持手段または基板移動手段に装着
したことを特徴としている。このため、クリーニングし
たい液晶基板のクリーニング面と、基板保持手段によっ
て保持される液晶基板の保持面とが同一面の場合に、液
晶基板の所望の部位を基板クリーニングユニットで効率
良くクリーニングすることができる。
【0014】請求項7記載の発明は、請求項3記載の液
晶基板の搬送装置において、基板保持部に基板クリーニ
ングユニットとの干渉を回避するための逃げ部を設けた
ことを特徴としている。このため、基板保持部に保持さ
れた液晶基板を基板保持手段で保持する際や保持した時
に、基板クリーニングユニットと基板保持部との干渉を
防止することができる。
【0015】請求項8記載の発明は、請求項6記載の液
晶基板の搬送装置において、基板クリーニングユニット
の基板保持手段または基板移動手段に対する装着位置
を、基板保持手段による液晶基板の保持の際に同液晶基
板と干渉しない部位に設けたことを特徴としている。こ
のため、基板保持手段に保持された液晶基板と、基板ク
リーニングユニットとが干渉しないので、基板保持手段
に保持された液晶基板に対して基板クリーニングユニッ
トとの接触よる外的負荷(ストレス)を与えなくて済
む。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を用いて説明する。本形態は、図1に示すよう
に、液晶表示パネルの製造工程におけるプラスチックシ
ートまたはガラス板からなる液晶基板3を、前工程装置
1の取り出し位置としての排出位置と後工程装置2の投
入位置との間で移載する搬送装置に適用したものであ
る。搬送装置は、液晶基板3を保持する基板保持手段と
してのハンド8と、ハンド8を排出位置と投入位置へ移
動する基板移動手段7とを有する基板搬送ユニット4、
液晶基板3を清掃する基板クリーニングユニット10、
制御手段としてのロボットコントローラ9を備えてい
る。
【0017】液晶基板3は、300×300mm程度の
サイズにカットされた枚葉のシート材であり、図2に示
すように、複数の液晶セル16が同時に形成されてい
る。液晶基板3の互いに対向する二辺3a、3bの中央
には、サイズが直径1mm程度の透明電極から構成され
たアライメントマーク17がそれぞれ1つずつ形成され
ている。本形態においては、二辺3a、3bにおける各
アライメントマーク17の上面を含むその近傍を、基板
クリーニングユニット10によるクリーニング対象とし
ている。クリーニング対象としては、各アライメントマ
ーク17に限定するものではない。図2において符号F
を付した両矢印方向は、アランメントマーク17のピッ
チ方向(以下、「ピッチ方向F」と記す)を示す。この
形態では、排出位置及び投入位置において両矢印で示す
Y方向とピッチ方向Fとが同一方向となるように液晶基
板3が排出位置と投入位置に搬送配置される。
【0018】図1に示すように、排出位置と投入位置に
は、それぞれの位置で液晶基板3を位置決め保持するた
めの基板保持部としての吸着テーブル5、6が配置され
ている。吸着テーブル5、6は、一辺が液晶基板3の一
辺よりも大きな略四角形を成し、その平らな上面5a、
6aに多数の吸引孔が設けられて吸引部25、26を構
成されている。吸引部25、26は、配管を介して真空
ポンプ27、28とそれぞれ接続されている。吸着テー
ブル5、6では、真空ポンプ27、28が動作すること
で吸引部25、26に吸引力が発生して液晶基板3を排
出位置と投入位置にそれぞれ保持するように構成されて
いる。投入位置の近傍には、アライメントマーク検知用
の検知装置としてのカメラ8が各アライメントマーク1
7と対応するように2台並んで設置されている。吸着テ
ーブル6は、図示しない駆動機構によって両矢印で示す
X、Y、θ方向に移動可能に設けられており、実線で示
す投入位置から2点鎖線で示す設置されたカメラ18の
下方の検知位置までスライド移動し、アライメントマー
ク17のカメラ18に対する精密な位置決めを行えるよ
うになっている。
【0019】基板移動手段7は、アーム7A、アーム7
Bを備えた周知の多関節ロボットで構成されている。ア
ーム7Aの基端は、基板搬送ユニット4の本体4Aに設
けられた旋廻/上下動可能な駆動部4Bに連結されてい
る。アーム7Bの基端は、アーム7Aの旋廻端側に連結
され、アーム7Bの先端側にはハンド8の基端が連結さ
れている。基板移動手段7は、吸着テーブル5、6より
も上方で、各アームの連結部の中心軸32、33、34
を中心にθ方向に旋廻可能であり、ハンド8をX、Y方
向に移動可能として、高精度のハンド8の位置決めを行
えるようになっている。
【0020】ハンド8は、複数の吸着パッド15が互い
に対向して2列設けられている。吸着パッド15は、図
4に示すように、ハンド8の下面8b側に、その吸着面
15aが下方に位置するように配置されていて、配管2
9を介して図1に示す真空ポンプ30と接続されてい
る。吸着パッド15は、真空ポンプ30の動作により吸
着面15aに吸着力が発生して液晶基板3を適宜吸着保
持するようになっている。ハンド8には、真空ポンプ3
0の動作有無を検知する真空センサ31が設けられてい
る。真空センサ31と真空ポンプ27、28、30及び
機体4Aは、それぞれロボットコントローラ9と配線を
介して電気的に接続されている。ハンド8は、排出位置
及び投入位置を占めたときに、その先端8a側が、ピッ
チ方向Fと交差する方向、例えば排出位置を占めたとき
は矢印X1方向に、投入位置を占めたときは矢印X2方
向に位置するようになっている。ロボットコントローラ
9は、液晶基板3に対する基板搬送ユニット4の搬送動
作と、液晶基板3に対する基板クリーニングユニット1
0のクリーニング動作を一連の動きで行えるように、基
板搬送ユニット4及び基板クリーニングユニット10の
動作経路を制御するプログラムソフトを記憶した記憶手
段24を備えている。この記憶手段24としては、RO
M、フロッピー(登録商標)ディスクや光磁気ディスク
等の周知の記憶媒体等が挙げられる。すなわち、ロボッ
トコントローラ9は、搬送動作とクリーニング動作をプ
ログラムソフト上で管理、制御するものである。
【0021】基板クリーニングユニット10は、ハンド
8の先端8a側の両側にそれぞれ1つずつ装着されてい
る。この装着位置は、ハンド8による液晶基板3の保持
の際に液晶基板3と干渉しない部位となっている。具体
的には、各基板クリーニングユニット10は、ハンド8
の先端8aからそれぞれ突出して設けられ、かつハンド
8が排出位置や投入位置を占めた時に、ピッチ方向Fに
位置しアライメントマーク17とそれぞれ対応するよう
に配置されている。なお、2つの基板クリーニングユニ
ット10は、同一構成であるので、一方側だけを代表し
てその構成を説明することにする。
【0022】基板クリーニングユニット10は、図3、
図4に示すように、液晶基板3に接触可能に設けられた
クリーニング部材してのクリーニングローラ11と、こ
のククリーニングローラ11を支持する固定部材12
と、クリーニングローラ11を液晶基板3に向かって付
勢する付勢部材としてのコイルバネ13とを備えてい
る。クリーニングローラ11は、幅5mm、直径20m
mの粘着ゴムローラで構成されている。クリーニングロ
ーラ11の幅は、アライメントマーク17の大きさが直
径1mmであるので、それよりも大きな寸法とした。こ
の幅は、アライメントマーク17が設けられる液晶基板
3の分割セル16のない辺3a、3bの幅や、クリーニ
ング対象物の大きさやクリーラング範囲等を考慮して適
宜定めても良い。クリーニング部材としては、クリーニ
ングローラではなく、巻き取り式の粘着テープを用いて
も良い。
【0023】クリーニングローラ11は、軸37を介し
て軸受ホルダー36に回転自在に支持されている。軸受
けホルダー35は、ネジ40によって板状の取付板35
の下面に着脱可能に装着されている。クリーニングロー
ラ11は、その軸線方向とピッチ方向Fとが同一方向と
なるように装着される。
【0024】固定部材12は、クリーニングローラ11
の装着基部を構成するもので、図5、図6に示すよう
に、側面形状が断面「コの字状」を成し,その上板12
Aと下板12Bとが、平面視において互いに直交する方
向に延びている。この形態では、下板12Bは、ピッチ
方向Fに延びていて、両矢印Zで示す上下方向(以下
「上下方向Z」と記す)に貫通してピッチ方向Fに延び
る長孔19が形成されている。上板12Aの先端側に
は、上下方向Zに貫通した孔38がピッチ方向Fと直交
する方向に並んで2つ形成されている。長孔19には、
固定部材12をハンド8の先端8aに装着するネジ41
が挿通され、このネジ41を先端8aにねじ込むことで
固定部材12がハンド8に取り付けられる。固定部材1
2は、ネジ41を緩めることでピッチ方向Fへ移動可能
とされている。各クリーニングローラ11の間隔を調整
可能としている。このような構成のため、クリーニング
ローラ11は、アライメントマーク17のピッチが変わ
っても対応可能となっている。
【0025】図6に示すように、孔38には、一端を取
付板35に固定された案内部材としての2本の軸14が
それぞれ上下方向Zに摺動可能に挿入される。各軸14
には、コイルバネ13が巻装される。コイルバネ13が
巻装された軸14は、孔38に挿入され、軸14に形成
された溝14aにEリング39をそれぞれ係止されるこ
とで、固定部材12に取り付けられる.これによりクリ
ーニングローラ11は固定部材12に対して上下方向Z
(垂直方向)に摺動変位可能に装着されると共に、コイ
ルバネ13は垂直方向に伸縮するようになっている。つ
まり、クリーニングローラ11は、押し上げ方向の外力
が加わるとローラの位置が上方に変位し、外力が無くな
るとコイルバネ13のバネ力によって最下位置へと変位
するようになっている。
【0026】この形態では、コイルバネ13を2本設け
たり、クリーニングローラ11の軸方向への揺動を抑え
る関係から、軸14や孔38も2個ずつ設けているが、
コイルバネ13や軸14及び孔38などの数は、2つに
限定されるものではない。
【0027】クリーニングローラ11は、ゴム製なので
多少の弾力性を有しているが、コイルバネ13によって
も適度な押圧力を与えられて、液晶基板3や吸着テーブ
ル5、6に圧接可能となっている。
【0028】図7に示すように、クリーニングローラ1
1の位置は、吸着パッド15の吸着面15aよりも、そ
の外周面11aが間隔H分下方に位置するように配置さ
れている。このため、吸着パッド15が、クリーニング
動作時に、吸着テーブル5、6に保持された液晶基板3
上を擦らないようになっている。つまり、間隔Hは、少
なくとも液晶基板3の厚さよりも大きく設定されるのが
良く、より好ましくは、液晶基板3の厚さに、クリーニ
ング時におけるクリーニングローラ11のつぶれ量や上
下方向Zへの変位量+アルファとするのがよい。
【0029】図8に示すように、吸着テーブル5、6の
上面5a、6aには、ハンド8が液晶基板3を吸着保持
する基板保持位置あるいはハンド8が液晶基板3を離脱
する基板移載位置を占めたときに、基板クリーニングユ
ニット10、すなわちクリーニングローラ11との干渉
を回避するための逃げ部42、43がそれぞれ設けられ
ている。逃げ部42、43は、上面5a、6aよりも下
方に向かって窪んでいて、X方向に位置する各内面が上
面5a、6aに向かって末広がりとなる傾斜面とされた
凹部であり、ハンド8が基板保持位置あるいは基板移載
位置を占めたときに、クリーニングローラ11の外周面
11aが上面5a、6aに接触しない範囲、深さに形成
されている。
【0030】クリーニングローラ11は、ハンド8が液
晶基板3を吸着保持する基板保持位置や離脱する基板移
載位置を占めたときでも、上面5a、6aとの接触を回
避でき、上面5aとの接触により発生する反発力の発生
を抑えている。このため、ハンド8に吸着保持された液
晶基板3が、吸引力に抗して吸着パッド15から落下す
るといった不具合を防止している。クリーニングローラ
11は、ハンド8に対して上下方向Zに摺動可能に支持
されているので、ハンド8の位置が変化しても、上面5
a、6aに対して一定の位置を保持できるが、その分、
余計なストロークが必要となると共に、ストロークの増
加により上面5a、6aや液晶基板3との押圧力が過大
になるので、逃げ部21を設けることは大変意義あるこ
とである。しかし、クリーニングローラ11が上下方向
Zに弾性的に摺動可能に支持されていれば、必ずしも逃
げ部42、43を吸着テーブル5、6に構成しなくても
良い。
【0031】このような構成の搬送装置の動作を、基板
保持動作と基板移載動作に分けて説明する。本形態の場
合、液晶基板3に対するクリーニング動作は、基板保持
動作と基板移載動作の双方で、各動作と一連の動きで実
行されるようにプログラムされているが、基板保持動作
または基板移載動作の何れか一方側のみで実行するよう
なプログラムであっても良い。この場合、排出位置から
投入位置への液晶基板3の移動中に、汚れやゴミなどが
付着することを考慮して、投入位置での基板移載動作時
にクリーニング動作を実行すると、カメラ18によるア
ライメントマーク17の検知直前にクリーニングが行わ
れることになり、検知精度が良くなるので好ましいと云
える。
【0032】図9は基板保持動作の動作手順を示し、図
10はこの手順で行われるハンド8を中心とした基板保
持動作を示している。液晶基板3が図1に示すように排
出位置を占めると、制御手段9は、真空ポンプ27を駆
動して、吸引部25に液晶基板3を保持する。図1にお
いてホームポジションを占めているハンド8は、図9の
ステップS1において、基板移動手段7によって排出位
置に向かって旋廻移動してクリーニングローラ11が液
晶基板3の上方に位置する待機位置を占め、ステップS
2において、図10(a)に示すアライメントマーク1
7の手前のA点にクリーニングローラ11が接触するク
リーニング位置へ移動し、ステップS3においてクリー
ニング動作が開始されて、ステップS4において図10
(b)に示すように、A点からアライメントマーク17
を超えたB点までの経由点間を液晶基板3にクリーニン
グローラ11を圧接させた状態で移動し、B点に到達す
ると再びクリーニングローラ11が液晶基板3から離間
する位置へと移動する。このA点〜B点の間隔は、クリ
ーニングローラ11が一回転する距離である。
【0033】つまり、ここではプログラムによって、基
板移動手段7によって移動されハンド8をX1方向に移
動するので、クリーニングローラ11が液晶基板3に圧
接された状態で回転しながらA点からB点間を移動する
ことになり、液晶基板3が保持された状態でアライメン
トマーク17近傍がクリーニングされることになる。
【0034】クリーニング動作が終了すると、図9のス
テップS5においてハンド8が図10に示す液晶基板3
を保持する基板保持位置まで移動し、ステップS6にお
いてハンド真空を行い、ステップS7において吸着テー
ブル5の吸引力を無くすべくテーブル真空解除指令を発
し、ステップS8においてテーブル真空解除されると、
ステップS9で吸着センサ31の状態が確認され、吸着
センサ31がオンしてハンド8に液晶基板3が吸着保持
されるとステップS10に進む。
【0035】つまり、ここではプログラムによって、ハ
ンド8に吸着力を発生させるために真空ポンプ30を駆
動した後、吸着テーブル5による液晶基板3に対する吸
着力を解除するため真空ポンプ27を停止し、ハンド8
にクリーニングされた液晶基板3が吸着保持されるま
で、ハンド8を図10(c)に示す基板保持位置に停止
させておく。
【0036】図9のステップS10になると、基板保持
位置を占めていたハンド8の退避動作が実行されて終了
する。ここでの退避動作は、基板搬送手段7を上昇させ
て、クリーニングローラ11を吸着テーブル5の上面5
aよりも上方まで移動し、図1に示すホームポジション
に向かって基板移動手段7によって移動することで実行
される。
【0037】図11は基板保持動作の動作手順を示し、
図12はこの手順で行われるハンド8を中心とした基板
移載動作を示している。
【0038】液晶基板3を吸着保持した状態で図1に示
すホームポジションを占めているハンド8は、図11の
ステップT1において、基板移動手段7によって投入位
置に向かって旋廻移動して、図12(a)に示すように
クリーニングローラ11が吸着テーブル6の上方に位置
する待機位置を占め、ステップT2において、図12
(b)に示す液晶基板3を離脱する基板移載位置まで移
動する。そして、ステップT3においてテーブル真空指
令を発し、ステップT4においてハンド真空解除指令が
行われ、ステップT5において吸着センサ31の状態が
確認され、吸着センサ31がオフしてハンド8から液晶
基板3が離脱されるとステップT6に進んでテーブル真
空完了するまで待機する。
【0039】つまり、ここではプログラムによって、基
板搬送手段7をX2方向に移動してハンド8を吸着テー
ブル6の上方の待機位置まで搬送した後、ハンド8に吸
着保持されている液晶基板3を吸着テーブル6の上面6
aに載置する基板移載位置を占めるまで基板搬送手段7
を下降させる。そして、吸着テーブル6に吸着力を発生
させるために真空ポンプ28を駆動し、ハンド8による
液晶基板3に対する吸着力を解除するため真空ポンプ3
0を停止してハンド8から液晶基板3を離脱し、離脱さ
れた液晶基板3が吸着テーブル6の上面6aに吸着保持
されるまでハンド8を基板移載位置に停止しておく。
【0040】テーブル真空が完了すると、図11のステ
ップT7において経由点移動、ステップT8でクリーニ
ング位置へ移動し、ステップT9でクリーニング動作を
終了してステップT10で退避動作を行って終了する。
【0041】ここでの動作は、図12(b)に示す基板
移載位置から図12(c)に示すように、ハンド8を一
旦上昇させ、その後ハンド8をX1方向に移動しなが
ら、B点にクリーニングローラ11の外周面11aが接
触するまで下降して、図12(d)に示すように、クリ
ーニングローラ11を液晶基板3に圧接した状態で回転
しながらB点からA点間を移動させる。このため、液晶
基板3が吸着テーブル6に吸着保持された状態でアライ
メントマーク17近傍が再度クリーニングされることに
なる。クリーニングローラ11がA点に到達すると、再
びクリーニングローラ11を液晶基板3から離間する位
置へとハンド8を上昇移動し、図1に示すホームポジシ
ョンに向かって基板移動手段7によって移動すること
で、ハンド8を投入位置から退避させてホームポジショ
ンまで移動する。
【0042】このように本形態においては、クリーニン
グ動作が排出位置や投入位置に液晶基板3が保持された
状態で実施されるので、液晶基板3の不用意な振れによ
るクリーニング不良が極めて少なくなり、確実なアライ
メントマーク17近傍のクリーニングを行え、汚れやゴ
ミの付着によるアライメントマーク17の検知不良を軽
減することができる。また、基板クリーニングユニット
10によるクリーニング動作やハンド8による液晶基板
3の吸着保持から離間動作までの一連の動作が、プログ
ラムソフトによって制御されるので、クリーニングする
対象が変更しても、プログラムの書き換えやデータの変
更が容易であるため、クリーニング動作の経路、スピー
ド等をクリーニングする対象の条件に合わせて簡単に変
更、設定することができる。さらに、基板クリーニング
ユニット10を基板搬送ユニット4に設け、液晶基板3
に対するクリーニング動作を1つの装置で排出位置や投
入位置のどちらでも行えるようにしているので、クリー
ニング動作を効率が良く行えると共に、装置の設置スペ
ースを抑えて、低コスト、省スペース化を図れる。
【0043】次に、搬送装置の特殊動作について説明す
る。上述の形態では、クリーニングローラ11が液晶基
板3に圧接した状態で1回転するように経由点間距離
(A点〜B点の距離)を設定しているが、一回転では確
実に汚れやゴミ等を除去できない場合も想定される。こ
のような場合には、クリーニング部材を複数設けたり、
あるいはクリーニングローラ11のクリーニング時の回
転回数を多くすることが挙げられる。クリーニング部材
を複数の設けると、結局設置スペースが必要になったり
コスト高となるので、省スペースやコストなどを考慮す
ると、クリーニングローラ11の回転回数を増やすほう
が好ましい。また、クリーニングローラ11の粘着力を
高めることでも良い。
【0044】あるいは、搬送装置の搬送動作のタクトに
余裕があるときには、クリーニング動作そのものを複数
回行うようにすれば,より確実にクリーニング対象部位
をクリーニングすることができる。クリーニング動作を
複数回実行するには、上述のステップS4、T7を連続
あるいは間欠的に実行するように制御手段9のプログラ
ムを変更し、クリーニングローラ11をA点〜B点間に
おいて往復動作するようにするだけで、より確実に汚れ
やゴミ等を取り除くことができる。
【0045】上記実施の形態では、付勢部材としてコイ
ルバネ13を用いたが、図13に示すように、固定部材
の一部と付勢部材の共通化を図るべく、板バネ材22で
両者を構成しても良い。このように構成すると、部品点
数が少なくなり、装置を安価で軽量化することができる
ので、より好ましい構成といえる。
【0046】図13、15を用いて付勢部材と固定部材
(一部)を板バネ材22で構成した基板クリーニングユ
ニット10Aについて説明する。なお、基板クリーニン
グユニット10と同一構成部材には、同一符号を付し詳
細な説明は省略する。
【0047】基板クリーニングユニット10Aは、図1
3に示すように、ハンド8の先端8aに装着される板バ
ネ材22と、断面「コの字」状に形成された固定部材4
5と、クリーニングローラ36を軸37で回転自在に支
持した軸受ホルダー36から構成されている。板バネ材
22は、厚さ0.2mm程度のSUS材を折り曲げて加
工されたもので、図15に示すように、その重ね合わさ
れた基端22bに長孔19が形成されていて、この長孔
19にネジ41を挿通して、先端8aに締め込むことで
ハンド8に装着される。板バネ材22は、ネジ41を緩
めることで、ピッチ方向Fにその位置を調整可能とされ
ている。折り曲げられて断面三角形に形成された板バネ
材22の縦面22aには、ボルト50を挿通する孔49
が複数設けられている。
【0048】固定部材45は、互いに対向する側板の一
方側を縦面22aと対抗配置し、この側板を取付部45
aとしている。取付部45aには、孔49と対応する孔
46が形成されている。固定部材45は、孔49を挿通
させたボルト50を孔46に挿通して、図示しないナッ
トを締め込まれることで、板バネ材22に着脱可能に支
持される。固定部材45の底部45bには、軸受ホルダ
ー36の上部36aに形成された複数のネジ孔44に羅
合させるネジ40をそれぞれ挿通する孔47が複数形成
されている。これにより、軸受ホルダー36に回転自在
に支持されたクリーニングローラ11は、固定部材45
に対して着脱可能に取付けられる。このような構成とし
ても、クリーニングローラ11を上下方向Zに変位可能
に支持することができる。
【0049】上述の形態では、基板クリーニングユニッ
ト10、10Aを基板搬送ユニット4の一構成であるハ
ンド8に装着配置し、液晶基板3を吸着テーブル5、6
で吸着保持した状態でクリーニングしているが、図14
に示すように基板搬送ユニット4とは分離して配置し、
基板クリーニングユニット10Bによるクリーニング動
作を、ハンド80に液晶基板3が保持された状態で行う
ようにしても良い。このような配置や構成の変更があっ
た場合でも、プログラムソフトを書き換えたり、あるい
は記憶手段24を変更することで、液晶基板3に対する
クリーニング動作やその搬送動作を容易に変更、対応す
ることができる。
【0050】図14、16を用いて、基板クリーニング
ユニット10Bについて説明する。基板クリーニングユ
ニット10Bは、固定部材52が異なる以外は基板クリ
ーニングユニット10と同一構成であるので、固定部材
52の構成と、この固定部材52の装着場所とハンド8
0を中心に説明する。
【0051】上述した搬送装置において、ハンド8によ
る液晶基板3の搬送は、液晶基板3の上面、すなわちク
リーニング面を保持した例であるが、図14に示すよう
にハンド80の上面80c側に吸着パッド15を配置
し、液晶基板3の下面、すなわちクリーニングしない面
を吸着保持するようにしても良い。ハンド80は、その
基端側を図1に示す基板搬送手段7のアーム7Bの先端
に装着される。このようなハンド80を備えた搬送装置
は、図1に示す排出位置に配置される、液晶基板3を一
時的に保管する図示しないストッカー装置から供給され
る液晶基板3を吸着保持して投入位置まで移載するよう
になっている。つまり、液晶基板3の吸着する面と、ク
リーニングする面とが反対側になる。
【0052】このため、基板クリーニングユニット10
Bは、前工程装置1や後工程装置2、あるいは搬送装置
の、排出位置や投入位置近傍に位置する筐体23に固定
部材52を介して装着されている。この形態において
も、基板クリーニングユニット10Bは、排出位置や投
入位置においてピッチ方向Fに2つ配置されているが、
両者の構成は同一であるので一方側だけを図示する。
【0053】各固定部材52は、中央に凹部52cがそ
れぞれ形成され、その底部52dに軸14を挿通する孔
38がそれぞれ形成されている。各凹部52cの周囲に
形成された互いに対向する平坦なフランジ部52a、5
2bには、長孔19がそれぞれ形成され、図示しないネ
ジ41を長孔19に挿通して筐体23にねじ込むことで
筐体23に装着され、ネジ41を緩めることでピッチ方
向Fに各クリーニングローラ11を移動可能とし、クリ
ーニングローラ11のピッチを調整可能としている。
【0054】このような構成の基板クリーニングユニッ
ト10Bをアーム80に装着する場合でも、プログラム
ソフトを書き換えたり、あるいは記憶手段24を変更す
ることで、液晶基板3に対するクリーニング動作やその
搬送動作を容易に変更、対応することができる。つま
り、このハンド80や基板クリーニングユニット10B
を用いる場合には、基板クリーニングユニット10Bは
筐体23に据え付けとなり、この据え付けられた基板ク
リーニングユニット10Bのクリーニングローラ11に
対して、ハンド80の位置を調整し、このハンド80に
吸着保持された液晶基板3をクリーニングすることにな
る。
【0055】上述したハンド8、80に設けた吸着パッ
ド15は、図1に示す排出位置や投入位置を占めたとき
に、吸着パッド15がY方向に位置するように、ハンド
8、80に形成、配置されているが、図17に示すよう
に、ハンド8、80がホームポジションに位置するとき
には吸着パッド15がY方向に位置し、排出位置や投入
位置を占めたときには、X方向に位置するように配置し
ても良い。
【0056】各基板クリーニングユニット10、10
A、10Bにおいて、軸受ホルダー35は、取付板35
や固定部材45、52に対して着脱可能となっているの
で、クリーニングローラ11自身が汚れた場合には、軸
受ホルダー35毎交換することができるので、作業性が
良い。
【0057】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、プログラ
ムソフトあるいは、プログラムソフトを記憶した記憶手
段を変更するだけで、基板搬送ユニットの搬送動作や基
板クリーニングユニットのクリーニング動作を変更する
ことができ、クリーニングすべき対象の形状や大きさ、
位置等が変更された場合でも、クリーニングする際の条
件だしを容易に行える。また、既存の搬送手段に基板搬
送ユニットや、基板クリーニングユニットを設けている
ので、製造工程内に何ヶ所もクリーニングユニットを設
けなくて良く、設置スペースやコストを抑えられ、装置
の省スペース化や低コスト化を図ることができる。
【0058】請求項2記載の発明によれば、クリーニン
グローラが液晶基板に向かって付勢されて支持されるの
で、液晶基板に対して部分的なクリーニングも容易に行
えると共に、液晶基板が基板保持手段に多少傾斜した状
態で保持されていても、クリーニングローラを良好に液
晶基板のクリーニング面に接触させることができ、コス
ト面、スペース的に効率が良く、クリーニング動作を容
易に変更できてクリーニング動作の容易な条件出しを達
成しながら、良好なクリーニング状態を確保することが
できる。
【0059】請求項3記載の発明によれば、クリーニン
グ動作が、基板保持部によって液晶基板が保持された状
態で行われるので、クリーニング動作時におけるクリー
ニング位置のずれが少なくなると共に、液晶基板に対す
るクリーニング動作が取り出し位置または投入位置のど
ちらでも行えるので、コスト面、スペース的に効率が良
く、クリーニング動作を容易に変更できてクリーニング
動作の容易な条件出しを達成しながらクリーニング動作
の効率化を図ることができる。
【0060】請求項4記載の発明によれば、クリーニン
グしたい液晶基板のクリーニング面と、基板保持手段に
よって保持される液晶基板の保持面とが異なる場合でも
対応することができ、コスト面、スペース的に効率が良
く、クリーニング動作を容易に変更できてクリーニング
動作の容易な条件出しを達成しながら、液晶基板の所望
の部位を基板クリーニングユニットで良好にクリーニン
グすることができる。
【0061】請求項5記載の発明によれば、固定部材の
一部と付勢部材を共通の板バネ材で構成することで、部
品点数が少なくなり、スペース的に効率が良く、クリー
ニング動作を容易に変更できてクリーニング動作の容易
な条件出しを達成しながら、より装置を安価で軽量化す
ることができる。
【0062】請求項6記載の発明によれば、コスト面、
スペース的に効率が良く、クリーニング動作を容易に変
更できてクリーニング動作の容易な条件出しを達成しな
がら、クリーニングしたい液晶基板のクリーニング面
と、基板保持手段によって保持される液晶基板の保持面
とが同一面の場合に、液晶基板の所望の部位を基板クリ
ーニングユニットで効率良くクリーニングすることがで
きる。
【0063】請求項7記載の発明によれば、基板保持部
に保持された液晶基板を基板保持手段で保持する際や保
持した時に、基板クリーニングユニットと基板保持部と
の干渉を防止することができるので、コスト面、スペー
ス的に効率が良く、クリーニング動作を容易に変更でき
てクリーニング動作の容易な条件出しを達成しながら、
基板クリーニングユニットや基板保持部に対する外的負
荷を軽減することができ、装置の耐久性を向上すること
ができる。
【0064】請求項8記載の発明によれば、基板保持手
段に保持された液晶基板と、基板クリーニングユニット
とが干渉しないので、基板保持手段に保持された液晶基
板に対して基板クリーニングユニットとの接触よる外的
負荷(ストレス)を与えなくて済むので、コスト面、ス
ペース的に効率が良く、クリーニング動作を容易に変更
できてクリーニング動作の容易な条件出しを達成しなが
ら、基板保持部材から液晶基板が不用意に離脱するのを
確実に防止することができると共に、外的負荷の増加に
対応するために基板保持手段の保持力を向上させなくて
済むので、より装置の大型化を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す液晶基板の搬送装
置の概略構成図である。
【図2】液晶基板の一構成例を示す拡大平面図である。
【図3】基板クリーニングユニットの概略構成を示す一
部破断拡大図である。
【図4】基板クリーニングユニット及び基板保持手段の
概略構成と、基板クリーニングユニットの取り付け状態
を示す拡大図である。
【図5】(a)は固定部材の構成を示す平面図、(b)
は固定部材の構成を示す側面図、(c)は固定部材の構
成を示す底面図である、(d)は固定部材の構成を示す
正面図である。
【図6】基板クリーニングユニットの構成を示す分解斜
視図である。
【図7】基板クリーニングユニットと基板保持手段の位
置関係を示す拡大図である。
【図8】基板保持部に設けた逃げ部の構成と基板クリー
ニングユニットの関係を示す拡大図である。
【図9】基板保持動作の手順を示すフローチャートであ
る。
【図10】(a)は液晶基板に対するクリーニング動作
を示す図、(b)はクリーニング終了時の状態を示す
図、(c)は液晶基板に対する保持動作を示す、(d)
は液晶基板を排出位置から投入位置へ移動する際の動作
を示す図である。
【図11】投入位置への基板移載動作の手順を示すフロ
ーチャートである。
【図12】(a)は液晶基板を投入位置へ移動する際の
動作を示す図、(b)は投入位置への移載動作を示す
図、(c)は液晶基板に対する離脱動作を示す図、
(d)は液晶基板に対するクリーニング動作を示す図で
ある。
【図13】基板クリーニングユニットの別な実施の形態
を示す部分拡大図である。
【図14】基板クリーニングユニットの別な実施の形態
とクリーニング状態を示す拡大図である。
【図15】図13に示した基板基板クリーニングユニッ
トの構成を示す分解趣旨がである。
【図16】図14に示した基板基板クリーニングユニッ
トの構成を示す分解趣旨がである。
【図17】基板保持手段の別な実施の形態を有する基板
搬送ユニットの概略構成を示す図である。
【符号の説明】
3 液晶基板 4 基板搬送ユニット 5、6 基板保持部 7 基板移動手段 8、80 基板保持手段 9 制御手段 10、10A、10B 基板クリーニングユニット 11 クリーニングローラ 12、45、52 固定部材 13 付勢部材 22 板バネ材 24 記憶手段 42、43 逃げ部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】液晶表示パネルの製造工程のプラスチック
    シートまたはガラス板からなる液晶基板を、取り出し位
    置と投入位置との間で移載する搬送装置であって、 上記液晶基板を保持する基板保持手段と、上記基板保持
    手段を上記取り出し位置と上記投入位置とへ移動する基
    板移動手段とを有する基板搬送ユニットと、 上記液晶基板を清掃する基板クリーニングユニットと、
    制御手段とを備え、 上記制御手段は、上記基板搬送ユニットの液晶基板に対
    する搬送動作と、上記基板クリーニングユニットの液晶
    基板に対するクリーニング動作を一連の動きで行うよう
    に、上記基板搬送ユニット及び上記基板クリーニングユ
    ニットの動作経路を制御するプログラムソフトを記憶し
    た記憶手段を有することを特徴する液晶基板の搬送装
    置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の液晶基板の搬送装置におい
    て、 上記基板クリーニングユニットは、液晶基板に接触可能
    に設けられたクリーニングローラと、このクリーニング
    ローラを支持する固定部材と、このクリーニングローラ
    を液晶基板に向かって付勢する付勢部材とを備えたこと
    を特徴とする液晶基板の搬送装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の液晶基板の搬送装
    置において、 上記取り出し位置または上記投入位置の少なくとも一方
    に液晶基板を位置決め保持する基板保持部を有し、 上記基板クリーニングユニットによるクリーニング動作
    は、液晶基板が上記取り出し位置または投入位置に上記
    基板保持部によって保持された状態で行われることを特
    徴とする液晶基板の搬送装置。
  4. 【請求項4】請求項1または2記載の液晶基板の搬送装
    置において、 上記基板クリーニングユニットと上記基板搬送ユニット
    とは分離して配置され、上記基板クリーニングユニット
    によるクリーニング動作が、上記基板保持手段に液晶基
    板が保持された状態で行われることを特徴とする液晶基
    板の搬送装置。
  5. 【請求項5】請求項2記載の液晶基板の搬送装置におい
    て、 上記固定部材の一部と上記付勢部材が共通の板バネ材で
    構成されていることを特徴とする液晶基板の搬送装置。
  6. 【請求項6】請求項1、2または3記載の液晶基板の搬
    送装置において、 上記基板クリーニングユニットを上記基板保持手段また
    は上記基板移動手段に装着したことを特徴とする液晶基
    板の搬送装置。
  7. 【請求項7】請求項3記載の液晶基板の搬送装置におい
    て、 上記基板保持部に、上記基板クリーニングユニットとの
    干渉を回避するための逃げ部を設けたことを特徴とする
    液晶基板の搬送装置。
  8. 【請求項8】請求項6記載の液晶基板の搬送装置におい
    て、 上記基板クリーニングユニットの、上記基板保持手段ま
    たは上記基板移動手段に対する装着位置が、上記基板保
    持手段による液晶基板の保持の際に同液晶基板と干渉し
    ない部位に設けられていることを特徴とする液晶基板の
    搬送装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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