JP2000330049A - 光走査装置および画像形成装置 - Google Patents

光走査装置および画像形成装置

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JP2000330049A
JP2000330049A JP11350688A JP35068899A JP2000330049A JP 2000330049 A JP2000330049 A JP 2000330049A JP 11350688 A JP11350688 A JP 11350688A JP 35068899 A JP35068899 A JP 35068899A JP 2000330049 A JP2000330049 A JP 2000330049A
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light beam
mirror
optical
optical system
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Koji Maruyama
耕司 丸山
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    • H04N1/50Picture reproducers
    • H04N1/506Reproducing the colour component signals picture-sequentially, e.g. with reproducing heads spaced apart from one another in the subscanning direction

Abstract

(57)【要約】 【課題】 光学系の角度変動に起因する被走査面上の結
像位置の変動による色ずれが抑えられたカラー画像形成
用の光走査装置を提供すること。 【解決手段】 4本の光ビームを出射する半導体レーザ
アレイ25、光ビームを集光するコリメータレンズ2
6、光ビームを集光するシリンドリカルレンズ27、光
ビームの光路を変更するミラー28、光ビームを偏向す
るポリゴンミラー29、偏向された光ビームを主走査方
向に集束させて感光体ドラム24a〜24dの露光ライ
ン上を走査させるfθレンズ30、fθレンズ30を通
過した光ビームを各感光体ドラムに向けて相互に分離す
る分離多面鏡31、および分離された各光ビームを各感
光体ドラムの被走査面23a〜23dに導く、対応する
光ビームを1回ずつ反射する2つのミラー面を有する反
射部材32a〜32dを含むビーム対応光学系22a〜
32dを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式のカ
ラー複写機やカラープリンタなどのカラー画像形成装置
に用いられる光走査装置、およびその光走査装置を用い
て画像を形成する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、カラー複写機やカラープリンタな
どのカラー画像形成装置として、例えば、複数の感光体
を所定の方向に並列に配置し、これら複数の感光体上に
それぞれ異なる色のトナー像を形成し、これらのトナー
像を記録紙や中間転写ベルトなどの転写媒体上にそれぞ
れ順次転写してカラー画像を形成する、いわゆるタンデ
ム型のカラー画像形成装置が広く知られている。
【0003】図9は、従来のタンデム型のカラー画像形
成装置の概略構成図である。
【0004】図9に示すように、このカラー画像形成装
置は、記録紙106の搬送方向Bに並列に配置された、
表面にY(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シア
ン)、BK(ブラック)の色の静電潜像がそれぞれ形成
される感光体ドラム101a,101b,101c,1
01d、これら各感光体ドラム表面を一様に帯電するコ
ロトロン帯電器102a,102b,102c,102
d、各感光体ドラム表面に、R(レッド)、G(グリー
ン)、B(ブルー)のカラーデータに所定の処理を施し
て得られたY,M,C,BKの各画像データに基づいて
変調されたレーザビームを出射する光走査装置103
a,103b,103c,103d、これら各光走査装
置から出射されたレーザビームをそれぞれ対応する感光
体ドラムに向かう光路に変更するシリンドリカルミラー
104a,104b,104c,104d、レーザビー
ムの照射により各感光体ドラム表面に形成された静電潜
像をそれぞれY,M,C,BKのトナーで現像してトナ
ー像を形成する現像機105a,105b,105c,
105d、記録紙106を各感光体ドラム共通の接線に
沿った搬送方向Bに搬送することにより各感光体ドラム
上に形成された各色のトナー像を記録紙106上に転写
させる搬送ベルト107、各感光体ドラム上に残留した
トナーを除去するクリーナ108a,108b,108
c,108d、各感光体ドラムから転写された記録紙1
06上の転写像を定着する定着ロール109を備えてい
る。
【0005】図10は、従来のカラー画像形成装置に用
いられる光走査装置の概略構成図である。
【0006】図10には、図9に示したカラー画像形成
装置に用いられる4つの光走査装置のうちのY色用の光
走査装置103aが一例として示されている。他の3つ
の光走査装置103b,103c,103dは光走査装
置103aと本質的に同一の構成を有しているので説明
は省略する。
【0007】この光走査装置103aは、Yの色の画像
データに基づきレーザビームの発光時間を制御する発光
時間制御回路110、発光時間制御回路110に制御さ
れることにより変調されたレーザビームを出射するレー
ザダイオード111、レーザダイオード111から出射
されたレーザビームを集光するコリメータレンズ11
2、コリメータレンズ112で集光され焦点から拡散し
ていくレーザビームを集光するシリンドリカルレンズ1
13、シリンドリカルレンズ113を通過したレーザビ
ームを偏向するポリゴンミラー114、ポリゴンミラー
114により偏向された光ビームを主走査方向に集束さ
せて感光体ドラム101aの露光ライン上を等速度で走
査させるfθレンズ115、および最終的に感光体ドラ
ム101a上にレーザビームを結像させるためのシリン
ドリカルミラー104aを備えている。
【0008】シリンドリカルミラー104aとしては、
直方体状のガラス部材の一面を凹の円柱面状に研磨し、
その面にアルミニウムなど高反射率をもつ金属を蒸着し
たものが用いられ、場合によっては反射率をさらに高め
るためのコーティング処理が施されたものが用いられ
る。
【0009】次に、図9に示したカラー画像形成装置の
動作について説明する。矢印A方向に回転する感光体ド
ラム101a,101b,101c,101dの表面
が、予め各帯電器102a,102b,102c,10
2dにより一様に帯電され、これに光走査装置103
a,103b,103c,103dからY,M,C,B
Kの各画像データに基づいて変調されたレーザビームが
出射されて各感光体ドラムの表面にそれぞれ静電潜像が
形成される。これらの静電潜像は現像機105a,10
5b,105c,105dによりそれぞれの色のトナー
で現像され各感光体ドラム表面にトナー像が形成され
る。各トナー像は各感光体ドラムに担持されて各感光体
ドラムが記録紙106と接触する転写位置に搬送され
る。一方、搬送ベルト107に載置された記録紙106
が搬送ベルト107に担持されてよって同じタイミング
で各感光体ドラムの転写位置に供給され、各感光体ドラ
ム上の各色のトナー像が記録紙106上に順次転写され
る。トナー像の転写を受けた記録紙106は定着ロール
109に搬送され、転写像の定着が行われカラー画像が
得られる。
【0010】ところで、このような従来のタンデム型の
カラー画像形成装置では、複数の感光体ドラムに対し
て、それぞれ対応する複数の光走査装置により露光を行
っているため装置が大型化するとともにコストアップを
招きやすいという問題がある。また、各光走査装置を構
成する光学素子が筐体の熱変形などにより独立に変動す
るため、感光体ドラムの被走査面上の結像位置が変動
し、結果として記録紙上での各色の画像形成位置がず
れ、画質を著しく低下させてしまうという問題がある。
【0011】そこで最近では、特開平10−20608
号公報に示されるように、複数の感光体ドラムを露光す
る複数のレーザビームに関連する光学部品を共通化し
て、小型化および低コスト化を図りつつ、色ずれを低減
させる光走査装置が提案されている。
【0012】図11は、従来の、光学部品を共通化した
光走査装置の概略構成図である。
【0013】図11に示すように、この光走査装置は、
Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、BK
(ブラック)の各画像データに基づいて変調された4本
のレーザビームを出射する半導体レーザアレイ125、
半導体レーザアレイ125から出射された4本のレーザ
ビームを共通に偏向するポリゴンミラー129、ポリゴ
ンミラー129により偏向された4本の光ビームをそれ
ぞれ主走査方向に集束させて感光体ドラム124a,1
24b,124c,124dの露光ライン上を等速度で
走査させるfθレンズ130、fθレンズ130を通過
した4本のレーザビームを異なる角度の4つの入射面を
有する4つのミラー面を組み合せてなり、4本のレーザ
ビームを各感光体ドラムの配列位置に応じた方向に相互
に分離する分離多面鏡131、および分離多面鏡131
で分離された4本のレーザビームをそれぞれ副走査方向
に集束させて対応する各感光体ドラム上に結像させるシ
リンドリカルミラー132a,132b,132c,1
32dにより構成されている。
【0014】このような構成の光走査装置において、半
導体レーザアレイ125からY,M,C,BKの画像デ
ータに基づいて変調された4本のレーザビームが出射さ
れ、ポリゴンミラー129で共通に偏向されfθレンズ
130を介して分離多面鏡31に入射され分離多面鏡1
31により感光体ドラム124a,124b,124
c,124dの配列位置に応じた方向に分離される。分
離された4本のビームはそれぞれシリンドリカルミラー
132a,132b,132c,132dで反射されて
それぞれ対応する各感光体ドラムの被走査面123a,
123b,123c,123dに導かれ、各感光体ドラ
ムの被走査面123a,123b,123c,123d
を露光し、各感光体ドラム上にそれぞれ静電潜像を形成
する。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この光
走査装置では、半導体レーザーアレイ125から分離多
面鏡131に至る光学系は共通化されているので各光学
素子の経時変動による色ずれは小さく抑えられているも
のの、4個のシリンドリカルミラー132a,132
b,132c,132dはそれぞれ別々に支持されてい
るため、それぞれ独立した経時変動を生じやすい。しか
も、シリンドリカルミラーと感光体ドラムとは光学的な
共役関係にはなく、シリンドリカルミラーの角度がΔα
だけ変動したとすると、シリンドリカルミラーから感光
体ドラムへ向かう光の進行方向を2Δαだけ変化させて
しまい、感光体ドラム上の結像位置が大きく変動して大
きな色ずれが生じることになる。
【0016】シリンドリカルミラーの実際の経時変動と
しては角度の変動と位置の変動とが考えられるが、その
うち最も問題となるのは角度変動であり、主走査方向、
副走査方向、および光軸方向の3方向を回転軸とする角
度変動のうち、色ずれの原因として大きな影響を及ぼす
ものは、主走査方向を回転軸とする角度変動である。そ
の理由は、一般的な熱変形ではシリンドリカルミラー両
端での位置変動の差は小さく、またシリンドリカルミラ
ーの長さがA4機でも約190mmと比較的長いため、
副走査方向および光軸方向を回転軸とする角度変動はあ
まり大きくならないことによる。
【0017】本発明は、上記の事情に鑑み、光学系の角
度変動に起因する被走査面上の結像位置の変動による色
ずれが抑えられたカラー画像形成用の光走査装置を提供
することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する本
発明の光走査装置は、複数の光ビームを出射する光ビー
ム出射手段と、上記光ビーム出射手段から出射された複
数の光ビームを共通に偏向する偏向手段と、上記偏向手
段により偏向された複数の光ビームを相互に分離する分
離光学系と、上記分離光学系によって分離された複数の
光ビームそれぞれを各所定の被走査面に導く、複数の光
ビームそれぞれに対応するビーム対応光学系とを備えた
光走査装置において、上記ビーム対応光学系それぞれ
が、上記分離光学系によって分離された複数の光ビーム
のうちの対応する光ビームを1回ずつ反射するV字状に
配置された2つのミラー面を有する反射部材を含むもの
であることを特徴とする。
【0019】ここで、上記2つのミラー面のうちの一方
のミラー面が凹のシリンドリカルミラー面であり、他方
のミラー面が平面ミラー面であることが好ましい。
【0020】また、上記シリンドリカルミラー面が、上
記平面ミラー面よりも光ビームの光路下流側に配置され
たものであることも好ましい態様である。
【0021】また、本発明の光走査装置は、複数の光ビ
ームを出射する光ビーム出射部と、光ビーム出射部から
出射された複数の光ビームを共通に偏向する光ビーム偏
向部と、光ビーム偏向部において偏向された複数の光ビ
ームを相互に分離する分離光学系と、分離光学系によっ
て分離された複数の光ビームそれぞれを各所定の被走査
面に導く、複数の光ビームそれぞれに対応するビーム対
応光学系とを備えた光走査装置において、ビーム対応光
学系それぞれが、分離光学系によって分離された複数の
光ビームのうちの対応する光ビームを1回ずつ反射する
2つのミラー面を有するものであってもよい。
【0022】この場合に、上記分離光学系が、複数の光
ビームを相互に分離する単一の分離光学素子からなるも
のであることが好ましい。
【0023】ここで、上記2つのミラー面は、これら2
つのミラー面に共通の支持部材に固定されたものであっ
てもよく、あるいは、上記2つのミラー面は、各ミラー
面ごとにそれぞれ別体の支持部材に固定されたものであ
ってもよい。
【0024】また、上記ビーム対応光学系を構成する上
記2つのミラー面は、1つのビーム対応光学系ごとに、
上記光ビーム偏向部において偏光された光ビームの光路
で形成される面で二分される空間の同じ側に配置されて
なることが好ましい。
【0025】あるいは、上記ビーム対応光学系それぞれ
は、上記分離光学系により分離された後の光ビームを、
上記光ビーム偏向部において偏光された光ビームの光路
で形成される面との交差を免れた光路を経由して対応す
る被走査面に導くものであることが好ましい。
【0026】また、上記分離光学系および上記ビーム対
応光学系は、上記複数の光ビームについて、上記光ビー
ム偏向部における各偏向点と各被走査面上の照射点との
間の各光路長を相互に同一に保つものであることが好ま
しい。
【0027】また、上記2つのミラー面は、それぞれ別
体のミラーの各ミラー面、もしくは1つのプリズムを構
成する2つのミラー面からなるものであってもよい。
【0028】また、上記目的を達成する本発明の画像形
成装置は、画像データに応じて変調された光ビームによ
り静電潜像が記録される複数の感光体を備え、これらの
複数の感光体上に形成された複数の静電潜像を各色トナ
ーで現像して各色トナー像を形成し、これらの各トナー
像を、最終的に、所定の記録媒体上に転写して定着する
ことによりその記録媒体上に画像を記録する画像形成装
置において、各画像データに基づいてそれぞれ変調され
た複数の光ビームを出射する光ビーム出射部と、光ビー
ム出射部から出射された複数の光ビームを共通に偏向す
る光ビーム偏向部と、光ビーム偏向部により偏向された
複数の光ビームを相互に分離する分離光学系と、分離光
学系によって分離された複数の光ビームそれぞれを複数
の感光体それぞれに導く、複数の光ビームそれぞれに対
応するビーム対応光学系であって、これらのビーム対応
光学系それぞれが、分離光学系によって分離された複数
の光ビームのうちの対応する光ビームを1回ずつ反射す
る2つのミラー面を有するものであるビーム対応光学系
とを備えた光走査装置を具備することを特徴とする。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。
【0030】図1は、本発明の光走査装置の第1の実施
形態を示す概略構成図である。
【0031】図1に示すように、この光走査装置は、Y
(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、BK
(ブラック)の画像データに基づいて変調された4本の
光ビームを出射する半導体レーザアレイ25、半導体レ
ーザアレイ25から出射された4本の光ビームを集光す
るコリメータレンズ26、コリメータレンズ26で集光
され焦点から拡散していく光ビームを集光するシリンド
リカルレンズ27、シリンドリカルレンズ27を通過し
た4本の光ビームの光路を変更するミラー28、ミラー
28からの4本の光ビームを共通に偏向するポリゴンミ
ラー29、ポリゴンミラー29により偏向された4本の
光ビームをそれぞれ主走査方向に集束させて感光体ドラ
ム24a,24b,24c,24dの露光ライン上を等
速度で走査させるfθレンズ30、fθレンズ30を通
過した4本の光ビームを異なる角度の4つの入射面を有
する4枚のミラーを組み合せてなり、4本の光ビームを
各感光体ドラムの配列位置に応じた方向に相互に分離す
る分離多面鏡31、および分離多面鏡31によって分離
された4本の光ビームそれぞれを各感光体ドラムの被走
査面23a,23b,23c,23dに導く、4本の光
ビームそれぞれに対応するビーム対応光学系22a,2
2b,22c,22dを備えている。
【0032】ビーム対応光学系22a,22b,22
c,22dは、それぞれが、分離多面鏡31によって分
離された4本の光ビームのうちの対応する光ビームを1
回ずつ反射するV字状に配置された2つのミラー面を有
する反射部材32a,32b,32c,32dを含む構
成となっている。このビーム対応光学系22a,22
b,22c,22dは、図11におけるシリンドリカル
ミラー132a,132b,132c,132dと類似
の機能を有するものである。
【0033】ここで、分離多面鏡31およびビーム対応
光学系22a,22b,22c,22dは、ここに示す
4本の光ビームについてポリゴンミラー29における各
光ビームの反射偏光点と、感光体ドラム24a,24
b,24c,24dの各被走査面23a,23b,23
c,23dとの間の各光路長を相互に同一に保つように
その構造や配置位置等が定められている。
【0034】尚、ビーム対応光学系以外の構成要素は、
図11に示した従来の光走査装置の各構成要素と同一で
あるので、以下の説明においては、ビーム対応光学系以
外の構成要素についての詳細な説明は省略する。
【0035】なお、本実施形態における半導体レーザア
レイ25は、本発明にいう光ビーム出射手段あるいは光
ビーム出射部に相当するものであり、また、本実施形態
におけるポリゴンミラー29は、本発明にいう偏向手段
あるいは光ビーム偏向部に相当するものであり、また、
本実施形態における分離多面鏡31は、本発明にいう分
離光学系に相当するものでる。
【0036】半導体レーザアレイ25からY,M,C,
BKの4本の光ビームが出射され、ポリゴンミラー29
およびfθレンズ30を経て分離多面鏡31に入射し、
分離多面鏡31により感光体ドラム24a,24b,2
4c,24dの配列位置に応じた方向に分離される。分
離された4本のビームはビーム対応光学系22a,22
b,22c,22dで反射され、それぞれ対応する各感
光体ドラムの被走査面23a,23b,23c,23d
に導かれ、予め帯電を受けた各感光体ドラムの被走査面
23a,23b,23c,23dを露光し各感光体ドラ
ム表面に静電潜像を形成する。なお、M,C,BK用の
ビーム対応光学系22b,22c,22dについては、
ビーム対応光学系22aと本質的に同一の構成を有して
いるので説明は省略する。
【0037】図2は、本発明の第1の実施形態の光走査
装置に用いられるビーム対応光学系の斜視図(a)、お
よびその変形例(b)、(c)である。
【0038】図2(a)に示すように、このビーム対応
光学系22は、平面ミラー32_1と、凹のミラー面を
有するシリンドリカルミラー32_2を、シリンドリカ
ルミラー32_2の母線と平行な辺Sを挟みV字状に配
置して構成した反射部材32を含むものであり、平面ミ
ラー32_1およびシリンドリカルミラー32_2が、
このビーム対応光学系22に対応する光ビームを1回ず
つ反射するように構成したものである。平面ミラー32
_1とシリンドリカルミラー32_2のそれぞれのミラ
ー面はV字の内側を向いて配置されており、両ミラー面
間の角度は分離多面鏡31からの光ビームを感光体ドラ
ム上被走査面上の所定の結像位置へ導くように定められ
る。以下、このように平面ミラー面およびシリンドリカ
ルミラー面をV字状に配置して構成したものをV型シリ
ンドリカルミラーと呼ぶ。
【0039】なお、この反射部材32は、実際に光ビー
ムを反射する2つのミラー面の相対的位置関係がV字状
に配置されてさえいればよく、2つのミラー面がともに
平面ミラー面であってもよい。しかし、後述するように
2つのミラー面のうちの一方のミラー面を凹のシリンド
リカルミラー面とし、他方のミラー面を平面ミラー面と
することによって色ずれをより効果的に抑制することが
できるのでそのように構成することが好ましい。
【0040】なお、図2(b)に示すように、平面ミラ
ー32_1とシリンドリカルミラー32_2が互いに接
触することなく保持部材32_3および補強リブ32_
4によって保持された構成であってもよい。
【0041】また、この反射部材32を、図2(a)お
よび図2(b)におけるように独立した2枚のミラーで
構成する代わりに、図2(c)に示すように、主走査方
向に延びる細長いガラス部材32_5の一つの面32_
5aを平面として研磨し、かつ他の一つの面32_5b
をシリンドリカル面として研磨し、面32_5aおよび
面32_5bの上にアルミニウムや銅などの高反射率物
質を蒸着して、ガラス部材32_5内側に平面ミラー面
およびシリンドリカルミラー面を形成して反射部材を構
成するようにしてもよい。
【0042】ビーム対応光学系の反射部材を上記のよう
に構成することにより、主走査方向を回転軸とする角度
変動による被走査面上の結像位置の変動を極力小さくす
ることができる。
【0043】図3は、第1の実施形態の光走査装置にお
けるビーム対応光学系の角度変動による結像位置の変動
を説明する図である。
【0044】図3(a)に示すように、ミラー面を内側
にしてV字状に配置された2枚の平面ミラー33_1,
33_2を有する反射部材33において、入射光34
と、平面ミラー33_1,33_2でそれぞれ1度ずつ
反射されて出てくる反射光35とのなす角をψ0とす
る。ここで、図3(b)に示すように、この反射部材3
3が両平面ミラー33_1,33_2に垂直な平面(紙
面に平行な平面)内でΔαだけ回転したとしても、角ψ
は回転前の角ψ0と同一の角度のままであり反射光35
の出射方向は変化しない。ただしこの場合の反射光35
の光路は角度変動前の反射光35’の光路が平行に移動
したような光路に変化しており、平行移動した分だけ感
光体ドラム上の結像位置は変動する。しかし、このよう
に光路の平行移動による結像位置の変動は、反射部材3
3の角度変動による結像位置の変動に比べて極めて小さ
く、画像ずれに及ぼす影響ははるかに少ない。
【0045】このように反射部材33がΔαだけ回転し
ても角ψが変化しない理由は幾何的に容易に説明するこ
とができる。すなわち、反射部材33の2つのミラー面
の頂角をAとすると、図3(c)に示すように、入射光
34と反射光35とのなす角ψは180°−2Aとな
り、第1の平面ミラー33_1への入射角αに依存しな
いからである。
【0046】なお、2つの平面ミラー面のうち、一方の
ミラー面がシリンドリカルミラー面である場合には、そ
の曲面のため反射点によって反射光の進む方向が異なっ
てしまうため、図3(b)における角ψがミラーの角度
変動に対して不変ではなくなる。しかし、経時変動によ
って生じうる角度変動を考える限りは、反射点の平面か
らのずれは小さいので、両ミラー面が平面である場合に
近い角度変動補償効果を期待することができる。
【0047】図4は、図11に示した従来のシリンドリ
カルミラーの角度変動による光ビームの光路変化を示す
図であり、図5は、本発明の第1の実施形態における反
射部材の角度変動による光ビームの光路変化を示す図で
ある。なお、図4および図5ともに、本発明の効果を際
立たせるために、角度変動および光路の変化は極端に拡
大して描かれている。
【0048】図4には、従来の光走査装置におけるシリ
ンドリカルミラー132が、Δα=3.0°だけ時計回
りに回転した場合およびΔα=10.0°だけ時計回り
に回転した場合について光ビームの光路がどのように変
化し、被走査面123a上の結像位置P3,P10が、
Δα=0.0°の場合に比べてそれぞれどのように変動
するかが示されている。
【0049】一方、図5には、本発明の第1の実施形態
における反射部材32が、同様にΔα=3.0°だけ時
計回りに回転した場合およびΔα=10.0°だけ時計
回りに回転した場合についての光ビームの光路の変化、
および被走査面123a上の結像位置P3,P10の変
動が示されている。
【0050】図5に示すように、本発明の第1の実施形
態における結像位置の変動は、図4に示した従来のシリ
ンドリカルミラーにおける結像位置の変動に比べて極め
て小さく抑えられていることがわかる。
【0051】表1〜表4は、第1の実施形態におけるV
型シリンドリカルミラーの角度変動に対する結像位置変
動の計算結果を、従来のシリンドリカルミラーと比較し
て示した表である。計算には、汎用光学設計ソフトであ
るCode−V(Optical Research
Associates社製)を用いた。なお、変動の単
位はすべてμmである。
【0052】表1〜表4において、角度変動Δαは、図
4の紙面に向かって時計回りの回転方向を正とし、反時
計回りの回転方向を負として表されている。また、光ビ
ームを表す記号A,B,C,Dは、図1において感光体
ドラム24a,24b,24c,24dに向かう4本の
光ビームそれぞれに対応させて付けられた記号である。
これ以外の各項目の定義は次のとおりである。
【0053】リードレジ……走査中心における副走査方
向の走査位置ずれ ボウ ……(走査中心の副走査方向位置)−{(走
査始点の副走査方向位置)+(走査終点の副走査方向位
置)}÷2 スキュー ……(走査始点の副走査方向位置)−(走査
終点の副走査方向位置) サイドレジ……走査始点の主走査方向位置ずれ 走査幅 ……(走査終点の主走査方向位置)−(走査
始点の主走査方向位置ずれ)
【0054】
【表1】
【0055】
【表2】
【0056】
【表3】
【0057】
【表4】
【0058】表1〜表4に示すように、特に変動量が大
きく問題となるリードレジに注目すると、本実施形態の
V型シリンドリカルミラーの場合は、従来のシリンドリ
カルミラーと比べて、約1/25〜約1/10に抑えら
れていることがわかる。
【0059】表5〜表9は、第1の実施形態における各
光ビーム間のリードレジ、ボウ、スキュー、サイドレ
ジ、走査幅についての変動量の計算結果を、従来のシリ
ンドリカルミラーと比較して示した表である。
【0060】
【表5】
【0061】
【表6】
【0062】
【表7】
【0063】
【表8】
【0064】
【表9】
【0065】上記各表中の数値は、最終的に形成される
カラー画像の色ずれの変動量を表すものである。なお、
これらの変動量は光ビームBとCとの間に引いた中心線
に関してほぼ対称となっているので、これらの各表には
A−B間、A−C間、A−D間、B−C間の変動量の差
のみを示しているが、例えば、B−D間の差はA−C間
の差と符号が異なるだけで変動量の絶対値はほぼ同程度
と見て差し支えない。
【0066】表5〜表9から、本実施形態のV型シリン
ドリカルミラーを用いた場合は、リードレジ方向の色ず
れが従来の通常のシリンドリカルミラーの場合に比べて
約1/5に低減されていることがわかる。その他の項目
に関しても本実施形態のV型シリンドリカルミラーの場
合の方が色ずれが小さくなっている。唯一、ボウだけが
増大しているが、もともと非常に小さい変動量であるの
でまったく問題とはならない。
【0067】次に、本発明の第2の実施形態について説
明する。
【0068】上記の第1の実施形態における計算では、
図5に示したように、光ビームの光路上流側に凹のミラ
ー面を有するシリンドリカルミラー32_2、光路下流
側に平面ミラー32_1を配置して反射部材33を構成
した例について説明したが、この逆の配置、すなわち光
ビームの光路上流側に平面ミラー32_1、光路下流側
に凹のミラー面を有するシリンドリカルミラー32_2
を配置することも可能であり、反射部材33をこのよう
に構成した方が色ずれが少なくなることが判明してい
る。
【0069】表10〜表14は、第2の実施形態におけ
る各光ビーム間のリードレジ、ボウ、スキュー、サイド
レジ、走査幅についての変動量の計算結果を示す表であ
る。
【0070】
【表10】
【0071】
【表11】
【0072】
【表12】
【0073】
【表13】
【0074】
【表14】
【0075】表10〜表14に示すように、光ビームの
光路上流側に平面ミラー、下流側にシリンドリカルミラ
ーを配置した場合は、第1の実施形態におけるよりも結
像位置のずれが小さくなっている。
【0076】図6は、第2の実施形態におけるビーム対
応光学系における光路の変化の様子を示す図である。
【0077】図6に示すように、光ビームの光路上流側
に平面ミラー36_1、下流側にシリンドリカルミラー
36_2を配置した反射部材36では、反射部材36の
角度変動による光路の変化が、図5に示した第1の実施
形態における反射部材33における光路変化とは異なる
様子を示し、結像位置P0,P3,P10はΔα=0.
0°のときの結像位置P0にほぼ一致しており、その結
果、色ずれは大きく改善されることがわかる。以下、そ
の理由について図7および図8を参照して説明する。
【0078】図7は、第2の実施形態におけるビーム対
応光学系の角度変動による光路の変化を示す模式図であ
り、図8は、第1の実施形態におけるビーム対応光学系
の角度変動による光路の変化を示す模式図である。な
お、図7に示された符号71〜77は光ビームの光路お
よび光ビーム自体を表しているが、そのうち、符号74
は仮想的光ビームについて説明するために引いた補助線
である。
【0079】本発明の光走査装置に用いられるビーム対
応光学系のように、互いに近接した複数の光ビームを分
離多面鏡31(図1参照)によって分離し、分離された
各光ビームをビーム対応光学系22a,22b,22
c,22dで収束させる光学系には次の2つの制約があ
る。すなわち、(1)分離多面鏡31上で隣り合う光ビ
ームどうしが重ならないこと、および(2)各被走査面
上でのビーム径を小さくするためには各ビーム対応光学
系をなるべく各被走査面近くに配置することである。
【0080】これらの2つの制約により、ポリゴンミラ
ー29の後の光学系におけるビーム対応光学系の位置の
自由度はあまり高くなく、一般的な光走査装置に比べて
被走査面に近い位置に配置される。
【0081】また、(1)の制約によりfθレンズ30
などで光ビームを副走査方向に広げることは難しくなる
ため、反射部材36(図7参照)に入射する光ビーム7
1は被走査面23への収束光に比べればはるかに平行光
束に近い。シリンドリカルミラー36_2の役割から、
角度変動前の平面ミラー36_1により反射された光ビ
ーム72はシリンドリカルミラー36_2により反射さ
れ光路73を経て被走査面23上の結像位置Pに結像
し、光ビーム72に平行な仮想的光ビーム74はシリン
ドリカルミラー36_2により反射され光路75を経て
被走査面23上の上記結像位置Pとほぼ同一の結像位置
に結像する。
【0082】ここで、平面ミラー36_1が角度Δαだ
け時計回りに回転した場合に、角度変動後の平面ミラー
36_1’により反射された光ビーム76は、シリンド
リカルミラー36_2が角度変動しなかったとすると、
光路75から角度2Δαだけ反時計回りの方向にずれた
光路77を進むことになる。しかし、本実施形態の反射
部材36においては、平面ミラー36_1とシリンドリ
カルミラー36_2とは一体として角度変動するよう構
成されているので、シリンドリカルミラー36_2も角
度Δαだけ時計回りに回転する。このシリンドリカルミ
ラー36_2のΔαの角度変動は、この角度変動がなけ
れば光路77を進むべき光ビームをもう一度光路75付
近へ引き戻すように作用する。反射部材36に入射する
光ビーム71が完全な平行光束ではないことと、仮想的
光ビーム74のシリンドリカルミラー36_2による反
射点と光ビーム76のシリンドリカルミラー36_2’
による反射点とは厳密には一致しないことにより、光路
75と完全に一致する光路へ引き戻されるわけではない
が、その差は僅かである。
【0083】一方、図8に示すように、光ビームの光路
上流側にシリンドリカルミラー36_2が配置された場
合には、シリンドリカルミラー36_2が角度Δαだけ
時計回りに回転したときの反射光の光路75は、シリン
ドリカルミラー36_2の回転前の光路73の出射方向
と平行であるものの、平面ミラー36_1上での反射点
がΔξだけずれたために被走査面23上の結像位置P
は、回転前の結像位置P0よりΔξcosbだけずれて
しまい、シリンドリカルミラー36_2を光路下流側に
おいたときの、“光路引き戻し効果”は得られない。
【0084】以上説明したように、シリンドリカルミラ
ーを平面ミラーよりも光ビームの光路下流側に配置した
場合は、平面ミラーをシリンドリカルミラーよりも光ビ
ームの光路下流側に配置した場合よりも角度変動による
被走査面上の結像位置の変動を一層小さく抑えることが
できる。
【0085】さらに、本発明の第3の実施形態について
説明する。
【0086】前述した実施形態においては、図2に示す
ように、ビーム対応光学系をなす2枚のミラーが略一体
に構成された例を説明してきたが、必ずしも2枚のミラ
ーを一体に構成する必要はなく、以下に説明するよう
に、それぞれ独立に支持しても同様の効果を期待するこ
とができる。このような状況は次のような場合に生じ
る。つまり、図12のように、分離多面鏡31を頂角が
90度の2面鏡として4本の光ビームを2本ずつに分離
し、さらに、図13に、代表的に、保持部材361_1
aに保持された平面ミラー36_1aと保持部材361
_1aとは別体の保持部材361_2aに保持されたシ
リンドリカルミラー36_2aを示すように、それぞれ
独立に支持された平面ミラー36_1a〜36_1dと
シリンドリカルミラー36_2a〜36_2dで感光体
ドラム24a〜24d上に結像させる構成である。分離
多面鏡として2面鏡を用いるのは、分離多面鏡作成のコ
スト低減のためである。ただし、図12に示すように、
2枚のミラー間の光路が、ポリゴンミラー29に反射さ
れて分離多面鏡31に至る光ビームの光軸140(ポリ
ゴンミラー29に反射された光ビームの光路が通過する
平面)とは交わらないようにミラーを配置することが好
ましく、この条件を満足しないと、ある条件下では非常
に大きな結像位置の変動、ひいては色ずれを引き起こす
原因となってしまうことがある。以下、その理由を説明
する。
【0087】すでに説明したように、シリンドリカルミ
ラーの姿勢変動のうち、色ずれへの影響が最も大きいの
は主走査方向を回転軸とする角度変動である。この角度
変動の原因として常に考えられるのは装置全体の温度変
化である。実際の筐体の変形は筐体の形状や材質、温度
分布、気流などの影響を受けるため非常に複雑で正確な
予測は困難であり、ここではごく単純化した変形だけを
考える。問題となる主走査方向を軸とする角度変動をも
たらす温度変化は、図12に定義する座標系を用いる
と、x軸(上下)とz軸(前後)の方向に温度勾配があ
るときである。比較のために、図14に示したような3
つのタイプの光路について検討する。図14において、
タイプIは分離多面鏡231_1で反射された光ビーム
がシリンドリカルミラー232a〜232dで1回反射
されるだけで像面へと導かれる従来の型、タイプIIは
図12に示したものと同じで本実施例に相当する型、そ
してタイプIIIはビーム対応光学系をなす2枚のミラ
ー236_1a’〜236_1d’、236_2a’〜
236_2d’間の光路が光軸140と交差する型であ
る。
【0088】今、シリンドリカルミラーの姿勢変動に寄
与する部分250(図15のハッチング部分。以下、
「分離エリア」と呼ぶことにする。)の変形を考えるこ
とにし、x軸、y軸の2方向に理想的な線形の温度勾配
があると仮定する。このときの各ビーム240a〜24
0dのリードレジの変化を計算した結果を図16に、最
大の色ずれを表15に示す。x軸方向の温度勾配は下部
の方、z軸方向の温度勾配は像面側の方が温度が高いと
し、温度勾配方向の分離エリアの端同士の温度差は10
℃としてある。
【0089】
【表15】
【0090】図16および表15から、x軸方向の温度
勾配の場合の色ずれ量の絶対値は、z軸方向温度勾配の
場合に比べてはるかに小さくあまり問題になる量ではな
いが、z軸方向の温度勾配のときのリードレジは絶対値
も大きく、温度変化量が同じでも画質への影響が大きい
ことが分かる。そして、本実施形態であるタイプIIに
おける色ずれが最も小さく抑えられている。
【0091】本実施形態であるタイプIIで比較的レジ
ずれが小さいのは、平面ミラー236_1a〜236_
1dとシリンドリカルミラー236_2a〜236_2
dが独立に支持されているとはいえ、光路が先の実施形
態にあるV型シリンドリカルミラーを用いた場合と類似
し、筐体が変形したとしてもビーム対応光学系をなす2
枚のミラーが同方向に回転することでレジずれが抑えら
れるためである。
【0092】タイプIIIのように2枚のミラー236
_1a’〜236_1d’、236_2a’〜236_
2d’間の光路が光軸140と交差する場合にz軸方向
の温度勾配があると大きなレジずれが生じる理由を図1
7を用いて説明する。図17では、説明のため、4本の
光ビームのうち2本しか示していないが、残りの2本の
光ビームについても全く同様の議論ができるので省略す
る。像面側(図17では右側)の温度が高くなるような
z軸方向の温度勾配があると、像面側のx軸方向が相対
的に伸びるので、各々のミラーは図17に矢印で示した
ように回転する。この回転の方向はほぼ光軸を軸にして
対称である。平面ミラー236_1a’、シリンドリカ
ルミラー236_2a’については、2枚とも同方向に
回転するため、前述したV型シリンドリカルミラーと同
様の効果により、レジずれは小さく抑えられる。しか
し、ミラー236_1b’、236_2b’は互いの間
に光軸140をはさんでいるため、回転方向が逆であ
る。よって、平面ミラー236_1b’の回転による光
ビームの偏向をシリンドリカルミラー236_2b’が
さらに大きくしてしまい、光ビーム240b、さらには
これと対称な光ビーム240cのレジずれを非常に大き
なものにしてしまうのである。
【0093】以上の説明から、ビーム対応光学系をなす
2枚のミラーを光軸140から見て同じ側に配置、すな
わちこの2枚のミラー間の光路が光軸と交差しないよう
な構成にすることで、V型シリンドリカルミラーで得ら
れるようなレジずれ低減効果を得ることができ、この条
件を満足しないとかえって画質を悪化させてしまう場合
があることが分かる。
【0094】ところで、本発明の第3の実施形態におい
ては、分離多面鏡31で分離された2本ずつの平行な光
ビームのうち、どちらを外側の感光体ドラム24aおよ
び24dに導くかで2種類の光路の設定の仕方がある。
この様子を図18に示す。感光体ドラム24a〜24d
を照射する光ビームを図18では順に単純に240a〜
240dと示してあるが、分離多面鏡31に入射する前
の光ビームの並び順は、図18(a)では感光体ドラム
の配置順と同じで、図面下方から240a,240b,
240c,240d、図18(b)では240b,24
0a,240d,240cとなっている。本実施形態に
おいては、光走査装置の光学系は副走査方向にはアフォ
ーカルとなっているので、感光体ドラム24a〜24d
上での副走査方向ビーム径はシリンドリカルミラーと感
光体ドラム表面との距離が短いほど小さい。したがっ
て、図18に示した本実施形態においてはいずれの場合
においても、外側の感光体ドラム24aと24d上にお
ける副走査方向ビーム径の方が、内側の感光体ドラム2
4bと24c上における副走査方向ビーム径よりも小さ
い。
【0095】この副走査方向ビーム径のバラツキは出力
画像において色ごとの面積率の違いを生み、画質上好ま
しいものではない。内側の感光体ドラム24bと24c
上における副走査方向ビーム径を小さくすることは容易
ではないため、外側の感光体ドラム24aと24d上に
おける副走査方向ビーム径を大きくする施策を以下に説
明する。
【0096】結像光学系一般においてビーム径を大きく
するには、アパーチャー径を小さくして回折光の広がり
を大きくすればよい。したがって、図18(a)のよう
な場合、外側の感光体ドラム24a,24dで結像する
ビームは分離前も外側にあるため、図19(a)のよう
に外側の光ビーム240a,240dの副走査方向外側
の一部だけを遮光するようなアパーチャー237を光路
途中に配置すればよい。ポリゴンミラー29で偏向走査
された後では、走査方向に長いアパーチャーを精度良く
配置するのは難しいため、偏向前、つまり光ビームがコ
リメーターレンズ26および絞りを通った後でかつポリ
ゴンミラー29の前に配置するのが望ましい。図19
(a)では、例としてシリンドリカルレンズ27通過後
の光路中にアパーチャーを配置することを想定したた
め、各光ビームは主走査方向に長くほぼ楕円形をしてい
る。このタイプではアパーチャーの製作は容易だが、ミ
ラー236_1a〜dの断面形状が図18に示したよう
に台形となり、製作に困難が生じる短所がある。
【0097】また、図18(b)のように、分離前には
内側であった光ビームが外側の感光体24a,24dへ
導かれる構成の場合は分離前に中心部だけ遮光するか、
あるいは分離後に感光体24a,24dへ向かう光ビー
ムだけ一部遮光するかのどちらかでビーム径を大きくす
ることができる。図18(a)の場合と同様に、この場
合も偏向前に主走査方向に細長い矩形状の遮光部材で、
図19(b)のよに光ビーム240b,240cの端部
を一部遮光する方が精度よくアパーチャーを配置できる
ため望ましい。この場合、図19(b)のような遮光部
をもつアパーチャの精度よい製作・配置は図18(a)
の場合よりも若干複雑になるが、ミラー236_1a〜
236_1dの形状に特殊性はなく、ミラー製作にかか
るコストの上昇を防ぐことができる。また遮光部材とし
ては、中心部に矩形状の低透過率部をもつフィルターを
用いてもかまわない。
【0098】表16に、前記した図19のようなアパー
チャーを用いたときの図18(a),(b)それぞれの
場合の副走査方向ビーム径の計算結果を示す。いずれの
場合においても副走査方向のビーム径をほぼそろえるこ
とができることがわかる。
【0099】
【表16】
【0100】図20は、本発明の画像形成装置の一実施
形態の概略構成図である。図9に示す従来の画像形成装
置の構成要素と同一の構成要素には、図9に付した符号
と同一の符号を付して示し相違点のみについて説明す
る。
【0101】レーザ駆動部180は、外部から入力され
た画像データに基づいて、半導体レーザアレイ25から
出射するC,M,Y,Kそれぞれに対応する各光ビーム
それぞれを変調するための各変調データを生成し各変調
データに基づいて各光ビームを変調すべく半導体レーザ
アレイ25を駆動する。
【0102】この半導体レーザアレイ25を含む光走査
装置200は、例えば図1あるいは図12に示すような
本発明の実施形態としての光走査装置であり、その光走
査装置200から出射したC,M,Y,Kそれぞれに対
応する、画像データに基づいて変調された各光ビームに
より、各感光体ドラム101a,101b,101dが
走査され、それら各感光体ドラム上に静電潜像が形成さ
れる。
【0103】この図20に示す画像形成装置の他の構成
部分および全体シーケンスは、図9に示す画像形成装置
と同一であり、ここでの重複説明は省略する。
【0104】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の光走査装
置によれば、ビーム対応光学系として、分離光学系によ
って分離された複数の光ビームのうちの対応する光ビー
ムを1回ずつ反射する2つのミラー面を有するものとし
たことにより、光学系の角度変動に起因する被走査面上
の結像位置の変動による色ずれが抑えられたカラー画像
形成用の光走査装置を実現することができる。
【0105】また、この2つのミラー面のうちの一方の
ミラー面を凹のシリンドリカルミラー面とし、他方のミ
ラー面を平面ミラー面とすることにより、被走査面上の
結像位置の変動による色ずれが一層抑制されより高画質
の画像が得られる。
【0106】さらに、上記シリンドリカルミラーを、平
面ミラーよりも光ビームの光路下流側に配置することに
より、被走査面上の結像位置の変動による色ずれがより
一層抑制されさらに高画質の画像が得られる。
【0107】さらに、上記2枚のミラーをV字状に一体
に保持し、あるいは、それら2枚のミラーを一体に保持
しないときには、それら2枚のミラー間の光路が、光ビ
ーム偏向部により偏光された光ビームの光路により形成
される平面と交差しないように構成することにより、色
ずれの発生をさらに抑制することができる。
【0108】また、本発明の画像形成装置によれば、色
ずれが抑えられた高画質の画像を形成することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光走査装置の第1の実施形態を示す概
略構成図である。
【図2】本発明の第1の実施形態の光走査装置に用いら
れるビーム対応光学系の斜視図(a)、およびその変形
例(b)、(c)である。
【図3】第1の実施形態の光走査装置におけるビーム対
応光学系の角度変動による結像位置の変動を説明する図
である。
【図4】図11に示した従来のシリンドリカルミラーの
角度変動による光ビームの光路変化を示す図である。
【図5】本発明の第1の実施形態におけるビーム対応光
学系の角度変動による光ビームの光路変化を示す図であ
る。
【図6】第2の実施形態におけるビーム対応光学系にお
ける光路の変化の様子を示す図である。
【図7】第2の実施形態におけるビーム対応光学系の角
度変動による光路の変化を示す模式図である。
【図8】第1の実施形態におけるビーム対応光学系の角
度変動による光路の変化を示す模式図である。
【図9】従来のタンデム型のカラー画像形成装置の概略
構成図である。
【図10】従来のカラー画像形成装置に用いられる光走
査装置の概略構成図である。
【図11】従来の、光学部品を共通化した光走査装置の
概略構成図である。
【図12】第3の実施形態の光走査装置を示す概略構成
図と座標系の定義を示す図である。
【図13】2枚のミラーがそれぞれ別々の保持部材に保
持されている状態で示す図である。
【図14】従来の光走査装置、第3の実施形態の光走査
装置、およびビーム対応光学系の2枚のミラー間光路が
光軸と交差するタイプの光走査装置の違いを説明する図
である。
【図15】分離エリアの領域を定義する図である。
【図16】図14に示す3種類の光走査装置における、
温度変化時のレジずれを示す図である。
【図17】ビーム対応光学系の2枚のミラー間光路が光
軸と交差するタイプの光走査装置において、大きなレジ
ずれが発生する理由を説明する図である。
【図18】第3の実施形態の光走査装置において可能な
2種類の光路の説明図である。
【図19】ビーム径調整用のアパーチャの形状を示す図
である。
【図20】本発明の画像形成装置の一実施形態の概略構
成図である。
【符号の説明】
22,22a,22b,22c,22d ビーム対応
光学系 23,23a,23b,23c,23d 被走査面 24a,24b,24c,24d 感光体ドラム 25 半導体レーザアレイ 26 コリメータレンズ 27 シリンドリカルレンズ 28 ミラー 29 ポリゴンミラー 30 fθレンズ 31 分離多面鏡 32,32a,32b,32c,32d 反射部材 32_1 平面ミラー 32_2 シリンドリカルミラー 32_3 保持部材 32_4 補強リブ 32_5 ガラス部材 32_5a,32_5b 面 33 ビーム対応光学系 33_1,33_2 平面ミラー 34 入射光 35,35’ 反射光 36 ビーム対応光学系 36_1,36_1’ 平面ミラー 36_2,36_2’ シリンドリカルミラー 71〜73,75〜77 光路、光ビーム 74 補助線(仮想的光ビーム) 101a,101b,101c,101d 感光体ド
ラム 102a,102b,102c,102d コロトロ
ン帯電器 103a,103b,103c,103d 光走査装
置 104a,104b,104c,104d シリンド
リカルミラー 105a,105b,105c,105d 現像機 106 記録紙 107 搬送ベルト 108a,108b,108c,108d クリーナ 109 定着ロール 110 発光時間制御回路 111 レーザダイオード 112 コリメータレンズ 113 シリンドリカルレンズ 114 ポリゴンミラー 115 fθレンズ 123,123a,123b,123c,123d
被走査面 124a,124b,124c,124d 感光体ド
ラム 125 半導体レーザアレイ 129 ポリゴンミラー 130 fθレンズ 131 分離多面鏡 132,132a,132b,132c,132d
シリンドリカルミラー 140 光軸 200 光走査装置 231_1〜231_3 分離多面鏡 232a〜232d シリンドリカルミラー 236_1a〜236_1d、236_1a’〜236
_1d’ 平面ミラー 236_2a〜236_2d、236_2a’〜236
_2d’ シリンドリカルミラー 240a〜240d 光ビーム 250 分離エリア
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C262 AA05 AA17 AA24 AA26 AB15 AB20 GA35 GA40 2C362 AA07 BA04 BA50 BA71 BB03 CA39 2H045 AA01 BA02 BA22 BA34 CA02 DA04 DA41 2H076 AB05 AB12

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の光ビームを出射する光ビーム出射
    手段と、前記光ビーム出射手段から出射された複数の光
    ビームを共通に偏向する偏向手段と、前記偏向手段によ
    り偏向された複数の光ビームを相互に分離する分離光学
    系と、前記分離光学系によって分離された複数の光ビー
    ムそれぞれを各所定の被走査面に導く、複数の光ビーム
    それぞれに対応するビーム対応光学系とを備えた光走査
    装置において、 前記ビーム対応光学系それぞれが、前記分離光学系によ
    って分離された複数の光ビームのうちの対応する光ビー
    ムを1回ずつ反射するV字状に配置された2つのミラー
    面を有する反射部材を含むものであることを特徴とする
    光走査装置。
  2. 【請求項2】 前記2つのミラー面のうちの一方のミラ
    ー面が凹のシリンドリカルミラー面であり、他方のミラ
    ー面が平面ミラー面であることを特徴とする請求項1記
    載の光走査装置。
  3. 【請求項3】 前記シリンドリカルミラー面が、前記平
    面ミラー面よりも光ビームの光路下流側に配置されたも
    のであることを特徴とする請求項2記載の光走査装置。
  4. 【請求項4】 複数の光ビームを出射する光ビーム出射
    部と、前記光ビーム出射部から出射された複数の光ビー
    ムを共通に偏向する光ビーム偏向部と、前記光ビーム偏
    向部において偏向された複数の光ビームを相互に分離す
    る分離光学系と、前記分離光学系によって分離された複
    数の光ビームそれぞれを各所定の被走査面に導く、複数
    の光ビームそれぞれに対応するビーム対応光学系とを備
    えた光走査装置において、 前記ビーム対応光学系それぞれが、前記分離光学系によ
    って分離された複数の光ビームのうちの対応する光ビー
    ムを1回ずつ反射する2つのミラー面を有するものであ
    ることを特徴とする光走査装置。
  5. 【請求項5】 前記分離光学系が、前記複数の光ビーム
    を相互に分離する単一の分離光学素子からなるものであ
    ることを特徴とする請求項4記載の光走査装置。
  6. 【請求項6】 前記2つのミラー面は、これら2つのミ
    ラー面に共通の支持部材に固定されたものであることを
    特徴とする請求項4記載の光走査装置。
  7. 【請求項7】 前記2つのミラー面は、各ミラー面ごと
    にそれぞれ別体の支持部材に固定されたものであること
    を特徴とする請求項4記載の光走査装置。
  8. 【請求項8】 前記ビーム対応光学系を構成する前記2
    つのミラー面は、1つのビーム対応光学系ごとに、前記
    光ビーム偏向部において偏光された光ビームの光路で形
    成される面で二分される空間の同じ側に配置されてなる
    ことを特徴とする請求項4記載の光走査装置。
  9. 【請求項9】 前記ビーム対応光学系それぞれは、前記
    分離光学系により分離された後の光ビームを、前記光ビ
    ーム偏向部において偏光された光ビームの光路で形成さ
    れる面との交差を免れた光路を経由して対応する被走査
    面に導くものであることを特徴とする請求項4記載の光
    走査装置。
  10. 【請求項10】 前記分離光学系および前記ビーム対応
    光学系は、前記複数の光ビームについて、前記光ビーム
    偏向部における各偏向点と各被走査面上の照射点との間
    の各光路長を相互に同一に保つものであることを特徴と
    する請求項4記載の光走査装置。
  11. 【請求項11】 前記2つのミラー面が、それぞれ別体
    のミラーの各ミラー面、もしくは1つのプリズムを構成
    する2つのミラー面からなるものであることを特徴とす
    る請求項4記載の光走査装置。
  12. 【請求項12】 画像データに応じて変調された光ビー
    ムにより静電潜像が記録される複数の感光体を備え、こ
    れらの複数の感光体上に形成された複数の静電潜像を各
    色トナーで現像して各色トナー像を形成し、これらの各
    トナー像を、最終的に、所定の記録媒体上に転写して定
    着することにより該記録媒体上に画像を記録する画像形
    成装置において、 各画像データに基づいてそれぞれ変調された複数の光ビ
    ームを出射する光ビーム出射部と、前記光ビーム出射部
    から出射された複数の光ビームを共通に偏向する光ビー
    ム偏向部と、前記光ビーム偏向部により偏向された複数
    の光ビームを相互に分離する分離光学系と、前記分離光
    学系によって分離された複数の光ビームそれぞれを前記
    複数の感光体それぞれに導く、複数の光ビームそれぞれ
    に対応するビーム対応光学系であって、該ビーム対応光
    学系それぞれが、前記分離光学系によって分離された複
    数の光ビームのうちの対応する光ビームを1回ずつ反射
    する2つのミラー面を有するものであるビーム対応光学
    系とを備えた光走査装置を具備することを特徴とする画
    像形成装置。
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