JP2000329407A - 熱交換装置 - Google Patents

熱交換装置

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JP2000329407A
JP2000329407A JP2000127432A JP2000127432A JP2000329407A JP 2000329407 A JP2000329407 A JP 2000329407A JP 2000127432 A JP2000127432 A JP 2000127432A JP 2000127432 A JP2000127432 A JP 2000127432A JP 2000329407 A JP2000329407 A JP 2000329407A
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修一 平野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 衛生洗浄装置に設けられる熱交換装置におい
て、ヒータへの通電を効率よく行なう技術を提供する。 【解決手段】 リモートコントローラの「洗浄」と記さ
れた操作釦を押すと、給水源からの洗浄水(冷水)が給
水管10を通って熱交換器8内に流入する。洗浄水が熱
交換器8に流入すると同時にヒータ11はフル通電を開
始し、このヒータ11への通電により、ヒータ11の外
周面と加熱タンク13との間に流れる洗浄水を、所定の
温度に加熱する。こうした加熱により生成された温水
は、貯湯部14からノズル装置6に供給される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗浄水を瞬間的に
所定温度まで加熱して使用可能な温水としたものを局部
に向けて噴射する衛生洗浄装置に係り、前記加熱された
温水の温度を正確に検出することができるようにした瞬
間加熱式熱交換装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】局部洗浄用の衛生洗浄装置の一般的なも
のは、ケーシングの内部に温水加熱装置やノズル装置等
を組み込み、このケーシングを便器本体に固定して使用
できるようにした構造であり、その一例を図7に示す。
図7において、便器50上面の後背部に取付けたケーシ
ング51に、便座52と便蓋53とを開閉自在に取付
け、前記ケーシング51には便座52の下を潜って進退
するノズル54が備えられている。そして、前記ノズル
54とケーシング51の後部に連接した給水管55との
間には、調圧弁を内蔵する電磁弁56と、筒状のケース
内にヒータ及び温度センサを収納した瞬間加熱式の熱交
換器57とを管接続し、この瞬間加熱式の熱交換器57
をケーシング51内に設置することにより、衛生洗浄装
置58を概略構成している。
【0003】次に、前記衛生洗浄装置58に用いられて
いる瞬間加熱式の熱交換器57としては、例えば、実公
平1−42757号に記載されたもの等があり、その構
造を図8により説明する。図8に示す熱交換器57は、
有底筒状に形成した金属製の加熱タンク61と、中空筒
状に形成した合成樹脂製の貯湯筒62からなり、前記加
熱タンク61は貯湯筒62内に、その上部に貯湯部62
aを有するように収納して前記加熱タンク61の開口端
側を貯湯筒62の一方の開口部に嵌着し、この加熱タン
ク61の開口端側の周縁に開口した通抜孔63を介して
加熱タンク61と貯湯筒62とを連通する。つづいて、
前記加熱タンク61内に発熱体を表面にプリントする等
して形成した中空筒状のヒータ64を図示しない給水ラ
インと連通させて遊嵌したあと、前記貯湯筒62の一方
の開口部をヒータ64の鍔部にて閉鎖し、この貯湯筒6
2の他方の開口部は、フロートスイッチ65とバキュー
ムスイッチ66とを具備した安全装置67の函体68を
用いて、該函体68と貯湯筒62とを連通させた状態で
閉鎖することにより構成されている。
【0004】そして、局部洗浄に使用する温水の生成に
際しては、熱交換器57に洗浄水を通水すると、この洗
浄水はヒータ64→加熱タンク61→貯湯筒62に流入
し、該貯湯筒62内が所定の水位に達すると、フロート
スイッチ65が作動してヒータ64をフル通電し、この
ヒータ64の外周面と加熱タンク61との間に流れる洗
浄水を、図示しない制御装置にて設定された所定の温度
に加熱し、これを貯湯筒62→安全装置67の函体68
→温水管69を経てノズル54に給送し、ノズル54か
ら噴出させて局部洗浄用に供している。なお、洗浄水の
給水に先立ち、貯湯筒62及び加熱タンク61内に滞留
している大部分の洗浄水はヒータ64により適温に保温
されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】然るに、前記構造の熱
交換器57においては、図8に示すように、加熱タンク
61に開口した通抜孔63の上方に、ヒータ64により
加熱した温水の温度を検出する温度センサ70が取付け
られており、常時は前記ヒータ64の通電により生成さ
れた温水の温度を検出し、その検出信号を制御装置に送
出し、検出温度が設定温度に対して高くなったり低い場
合は、制御装置からの指令によりヒータ64を通電制御
させて、温水を常に設定温度に維持している。そして、
局部洗浄に際して洗浄水(冷水)が熱交換器57に流入
すると、これにより、熱交換器57内に滞留している適
温水は、そのまま熱交換器57から押し出されてノズル
54より噴出するとともに、新たに給水された洗浄水
は、制御装置からの指令によって通電制御されるヒータ
64によって適温に加熱されノズル54から噴出する。
【0006】この場合、即ち、加熱タンク61の通抜孔
63直下の位置には、ヒータ64の加熱作用を受けるこ
とが少ない洗浄水が、設定温度以下の温度で滞留してお
り、この低温水が前記洗浄水の給水により通抜孔63側
に押上られて温度センサ70と接触したりすると、温度
センサ70は低温水の湯温を検出することとなる。この
結果、前記検出温度は設定温度より相当低いため、ヒー
タ64は制御装置からの指令によりフル通電を続行し、
ノズル54からは今まで適温水が噴出されていたのにも
かかわらず、設定温度よりも高い温度の温水が急激に噴
出することになる。そして、設定温度より温度の高い温
水が噴出すると、温度センサ70はこれを検出し、ヒー
タ64への通電を停止する指令が制御装置から送出され
て、ヒータ64への通電を一旦止める。このあと、温度
センサ70は湯温が設定温度以下まで降下すると、これ
を検出してヒータ64を通電する指令が制御装置から送
出されるものの、ヒータ64がフル通電されるまでの間
は、逆に、設定温度以下の温水がノズル54から噴出す
る。
【0007】このように、ノズル54から噴出する洗浄
水の温度はヒータ64を温度センサ70により通電制御
する方式が採用されている関係上、ノズル54からは洗
浄水の通水初期を除き、設定温度を上回ったり、あるい
は、下回る温度の温水が恒常的に噴出されるため、使用
者は自分の好みの温水温度を設定したにもかかわらず、
実際に噴出する温水は、設定温度に対して何等関係のな
い熱く、あるいは、冷たく感じるものであるため、局部
洗浄に対して使用者に困惑と不快感を与えるおそれがあ
った。前記の現象は洗浄水の給水量が比較的少量の場合
に生じやすく、これを解決するには、給水量を増やせば
低温水が通抜孔63付近でヒータ64にて加熱された温
水と混合するため、温度センサ70による検出温度の不
具合を解決できることは実験により判っているが、給水
量は使用者の好みによって変化するため、この給水量を
変更するだけでは何等問題解決の糸口とはなり得ず、こ
れでは使用者が設定した温度の温水を確実に噴出させる
ことは困難であった。
【0008】前記の種々の問題に鑑みると、加熱タンク
61内に滞留している低温水が洗浄水の通水により押し
出されて温度センサ70と接触する前に、この低温水
を、ヒータにて加熱された洗浄水と良好に混合させるこ
とが必要となる。このような混合を実現するように衛生
洗浄装置の瞬間加熱式熱交換装置を改良すれば、低温水
が押し出されることによって、温度センサ70により正
確な湯温検出が妨げられてしまうという事態を、確実に
解消することができる。このような改良を簡単な構造で
実現すれば、瞬間加熱式熱交換装置の経済的な製造が可
能となり、好適である。
【0009】また、ヒータ64の加熱により生成された
温水は、局部に噴射される。従って、ヒータ64への通
電は、使用の際に設定温度に近い温度の温水を得られる
よう、効率的に行なう必要がある。
【0010】本発明は、上記の課題を解決し、ヒータへ
の通電を効率よく行なう熱交換装置を提供すべく、以下
の構成を採った。
【0011】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】本
発明の第一の熱交換装置は、所定の洗浄指示に伴ってノ
ズルから温水を噴出する衛生洗浄装置に設けられ、通電
により該水を加熱するヒータと、該ヒータが配設される
とともに、前記水の入口および出口が設けられた加熱室
とを有し、前記入口から前記出口に向かって流れる水を
前記ヒータで加熱し、該加熱により生成された温水を前
記出口から前記ノズル方向に流出する熱交換装置であっ
て、前記ヒータの通電状態を制御する制御手段を備え、
該制御手段は、前記ヒータの通電状態を、前記所定の洗
浄指示がなされたときにフル通電を開始するように制御
する手段であることを要旨とする。
【0012】上記の制御手段を、所定の洗浄指示がなさ
れていないときには、ヒータの通電状態を、加熱室内に
滞留した温水を保温可能な状態に制御する手段とするこ
とも好適である。
【0013】第二の熱交換装置は、瞬間加熱式の熱交換
装置であり、ヒータを内蔵した加熱タンクを、耐熱性及
び耐水性に優れた合成樹脂からなる貯湯ハウジング内に
揺動不能に遊嵌し、この貯湯ハウジング内には、前記加
熱タンクの上方において、フロートスイッチを組込み、
又、前記貯湯ハウジングの側方には、該ハウジング及び
加熱タンクと連通するほぼ円筒状の水抜き栓が、貯湯ハ
ウジングと直交して縦方向に一体的に挿着されている。
又、前記貯湯ハウジングの上端には、検温部をハウジン
グ内に突出させた温水の温度を検出する温度センサ、過
熱防止用のバイメタルスイッチ等が適切に配置されてい
る。更に、前記温度センサの検温部が突出する貯湯ハウ
ジング内には、ヒータの基端部側に位置する壁面におい
て、加熱タンクと貯湯ハウジングとを連通させる通抜孔
を穿孔し、この通抜孔の加熱タンク内に臨む下部には、
該通抜孔の開口部断面積の約半分を遮るような状態で邪
魔板を水平に突設し、この邪魔板によって加熱タンクの
底面に滞留している低温水が、直接温度センサの検温部
と接触するのを防ぐように構成したことを特徴とする。
【0014】前記のように、熱交換装置の加熱タンクと
貯湯ハウジングとを連通する通抜孔に、その開口部断面
積の約半分を遮る邪魔板を形成したので、加熱タンク内
に滞留する低温水は、洗浄水の通水により押し上げられ
た場合、前記邪魔板によって加熱タンクの先端方向に押
し戻された状態で、既にヒータによって加熱された洗浄
水と前記通抜孔の手前で混合されて通抜孔に流入して温
度センサの検温部と接触するため、低温水が温度センサ
の検温部に直接接触する場合に比べ、ヒータに加熱され
た洗浄水の温度に近い温度を検出することができるの
で、低温水の出現によって正確な湯温検出が妨げられる
という問題を確実に解消することができる。
【0015】又、温水の通抜孔に形成した邪魔板は、該
通抜孔の開口部断面積の約半分を覆うような状態で形成
されているが、これは加熱タンク内に滞留している低温
水が、ほぼ垂直に通抜孔の方向に押し上げられるのを防
ぐためのもので、ヒータにより加熱された洗浄水は、そ
の大部分が加熱タンクの軸方向に沿って流動することに
なるので、前記邪魔板が通抜孔の開口部を約半分覆うよ
うに形成されていても、加熱された洗浄水の流通方向が
異なることにより、熱交換装置内において洗浄水を円滑
・良好に流通させることができる。
【0016】以上説明したように、熱交換装置内の温度
センサの検温部が挿入される通抜孔の下部に、加熱タン
ク内に滞留している低温水が直上的に上昇し、前記温度
センサの検温部と接触するのを邪魔する手段が形成され
ているため、温度センサは前記低温水の影響を全く受け
ることなく正確な温度検出が可能となる。このため、温
水の利用者は自らが設定した温度の温水を、前記低温水
の存在とは関係なく良好に得ることができる。
【0017】又、加熱タンク内に滞留している低温水
は、熱交換装置内に流入する洗浄水によって通抜孔側に
押し上げられた場合、前記通抜孔の下側に設けた邪魔板
によってヒータにより加熱された温水側に案内され、該
温水と良好に混合するため、温度センサへの悪影響を解
消することができるとともに、通抜孔の下側に設けた邪
魔板は、低温水の通抜孔への流通を阻止するものの、ヒ
ータにより加熱された温水を円滑に流通させることがで
きるので、前記邪魔板の存在によって温水の流通を妨げ
るようなことは全くなく、洗浄水を加熱した温水を良好
にノズル装置から適温水として噴出することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図1ない
し図6によって説明する。図1は本発明の瞬間加熱式熱
交換器(以下、熱交換器という)を備えた衛生洗浄装置
を便器本体上に据え付けた状態を示すもので、図におい
て、便器本体1の背部側の上面を利用して衛生洗浄装置
2を載せて固定している。衛生洗浄装置2は、上ケーシ
ング3aと図3に示す平面形状を持つベース3bとによ
って内部空間を形成し、ベース3bを便器本体1に固定
して据え付けられる。そして、上ケーシング3aには図
2のように、便座4及び便蓋5がそれぞれ開閉自在に取
り付けられている。衛生洗浄装置2の機能部は、壁に掛
けたリモートコントローラ(図示せず)を利用して操作
するものとし、上ケーシング3aの側部には従来のもの
よりも格段に嵩を小さくした補助操作盤3cのみを設け
る。
【0019】衛生洗浄装置2の内部には、図3で示すよ
うに、ベース3bのほぼ中央にノズル装置6を配置し、
このノズル装置6に加熱した洗浄水を供給する配管系を
設ける。ノズル装置6は、モータによって収納位置との
間を往復動作するノズルを備えたもので、従来から使用
されているものをそのまま組み込めばよい。ノズル装置
6への洗浄水の供給系には、外部の洗浄水供給配管に接
続するバルブユニット7及び給水された洗浄水を加熱す
る熱交換器8をこの順に設ける。バルブユニット7は、
リモートコントローラの操作によって流路を開閉する電
磁弁式の開閉弁7aや、ノズル装置6から噴出する洗浄
水の水の勢いを調整するための流量調整弁7b等を備え
て構成されている。
【0020】次に図4は熱交換器8の詳細構造を示す縦
断面図である。図において、熱交換器8は、耐熱及び耐
水性に優れた合成樹脂からなる貯湯ハウジング9の中に
給水管10を差し込み、この給水管10と一体的に形成
した電気発熱体を外表面側に埋設する中空筒状セラミッ
ク製のヒータ11を、その周りを銅等熱伝導性の良好な
金属材料からなるスリーブ12により囲繞して形成した
加熱タンク13を備え、この加熱タンク13は内側の流
路を先端(図4の右方向)に行くほど斜め下向きとした
状態で、貯湯ハウジング9に水密構造となして横架・固
定されている。そして、前記貯湯ハウジング9内の加熱
タンク13上部の空所を貯湯部14となして、その一部
に空焚き防止用のフロートスイッチ15が、洗浄水の流
通を妨げない適切な位置で組込まれている。
【0021】つづいて、図4のヒータ11の基端(図4
の左方向)には、貯湯ハウジング9壁面に設けた膨出部
aに、ハウジング9の上端面から縦方向に通抜孔16を
穿孔し、この通抜孔16を介して加熱タンク13と貯湯
ハウジング9の貯湯部14とを連通させる。そして、前
記通抜孔16の加熱タンク13内に臨む下部開口部bに
は、貯湯ハウジング9の壁面に前記開口部bの断面積の
約半分を遮る状態で、邪魔板17が、図4,5に示すよ
うに、ハウジング9の壁面と一体となって加熱タンク1
3内に水平に突出して形成されている。又、前記通抜孔
16の貯湯ハウジング9内に位置する上部には、貯湯部
14と連通する開口部cが開口されており、前記上下部
に開口部b,cを有する通抜孔16内には、貯湯ハウジ
ング9の上部に取付けた温度センサ18の検温部18a
が、下部開口部bから加熱タンク13内に突出しない範
囲で挿入されている。図4中・19は貯湯ハウジング9
の上部中央に取付けた過熱防止用のバイメタルスイッチ
である。
【0022】更に、図4において、給水管10の接続側
と反対側であって、ヒータ11から加熱タンク13のス
リーブ12を経由する流路の下流端側には、図示しない
水抜き栓を内蔵した筒状の接続ブロック20が、ハウジ
ング9内を縦方向に差し込んで一体的に挿着されてお
り、この接続ブロック20の貯湯部14と接する上部側
には、連絡孔21を開口し、この連絡孔21及び接続ブ
ロック20の上部に設けたバキュームブレーカ22、温
水管23を介して熱交換器8とノズル装置6とを連通さ
せる。又、接続ブロック20の下部には排水筒24が連
結され、この排水筒24の開閉操作は、接続ブロック2
0内の図示しない水抜き栓を構成する弁体を、外部から
操作レバー25にて昇降させることによって行われる。
図4中、26,27は加熱タンク13及び貯湯部14と
水抜き栓とを連通させる連通孔を示し、又、図3中・2
8は温風乾燥装置を示し、29は給水管10側に取付け
たバキュームスイッチで、温水を噴出させないときは、
熱交換器8内と大気中とを常時連通させる。
【0023】次に熱交換器8の動作について説明する。
衛生洗浄装置2の不使用時は、熱交換器8内に適温に保
温された洗浄水が貯湯部14及び加熱タンク13内に貯
留されている。又、温水管23とノズル装置6とを結ぶ
配管経路は、接続ブロック20上に設けたバキュームブ
レーカ22により大気と連通させてあるため洗浄水は残
存していない。一方、熱交換器8と温水管23は洗浄水
が流通されていない間は、バキュームブレーカ22にて
熱交換器8と温水管23とをつなぐ流路を閉鎖している
ので、熱交換器8内が大気と連通することはない。
【0024】前記の状態で、局部洗浄に際して洗浄水を
ノズル装置6から噴出させる場合は、リモートコントロ
ーラの「洗浄」と記された操作釦を押すと、バルブユニ
ット7の電磁開閉弁7aが解放され、図示しない給水源
から給水管10を通って洗浄水(冷水)が熱交換器8内
に流入する。前記洗浄水が熱交換器8に流入すると同時
にヒータ11はフル通電を開始する。そして、洗浄水は
ヒータ11の内側から該ヒータ11の外表面とスリーブ
12との間を流れている間に、ヒータ11により加熱さ
れて貯湯部14に流入する。一方、熱交換器8内に保温
されていた洗浄水(温水)は、給水管10から流入する
洗浄水により貯湯ハウジング9から順次押し出され、バ
キュームブレーカ22の弁体を開き温水管23を通って
ノズル装置6から噴出される。
【0025】このように、局部洗浄に際して洗浄水が給
水管10を通って熱交換器8内に流入すると、洗浄水は
ヒータ11により加熱されて温水となり、順次貯湯部1
4→連絡孔21→温水管23を通ってノズル装置6から
噴出される。そして、前記ノズル装置6から噴出する温
水の温度は、加熱タンク13と貯湯部14とを連通させ
る通抜孔16内に検温部18aを挿入した温度センサ1
8により検出し、検出温度が事前に設定した温度に対し
て高、低差がある場合は、制御装置からの指令によりヒ
ータ11を通電(オン・オフ)制御させてあらかじめ設
定した所定温度に維持させる。
【0026】然るに、洗浄水(冷水)を熱交換器8によ
り適温水に加熱してノズル装置6に給送している場合、
給水管10から流入する洗浄水によって加熱タンク13
内で、ヒータ11の加熱作用をあまり受けることなく滞
留している低温水が、通抜孔16側に押し出されたと
き、前記低温水は通抜孔16の方向に直上的に上昇す
る。ところが、通抜孔16の下部開口部bは、加熱タン
ク13内において水平に突設した邪魔板17により約半
分程の面積が遮られているので、前記低温水は邪魔板1
7に沿って水平方向(加熱タンク13の先端側)に移動
し、前記通抜孔16の下部開口部bの手前側でヒータ1
1により加熱されて通抜孔16側に流通する温水と接衝
して混合する。そして、前記混合された洗浄水は、その
まま、通抜孔16の下部開口部bから上部開口部cを通
って貯湯部14に押し出される。この際、前記低温水は
ヒータ11により加熱された洗浄水と大部分が混合され
るため、この混合された温水は、通抜孔16内を通過す
る際、温度センサ18の検温部18aにて温度検出が行
われるものの、その検出温度は低温水でなく、混合を行
った温水で行われるため、前記検出温度は設定温度に近
い温度を検出することが可能となる。
【0027】このように、温度センサ18は洗浄水の流
入により常にヒータ11にて加熱された温水の温度を検
出することが可能となり、たとえ、加熱タンク13内に
滞留している低温水が、温度センサ18付近に不意に出
現しても、この低温水は邪魔板17により直接通抜孔1
6内に流入するのを阻まれ、ヒータ11により加熱され
た温水と良好に混合されて通抜孔16内を流通するた
め、温度センサ18による温水の温度検出が常に正確に
行うことが可能となり、局部洗浄時は使用者が自ら設定
した温度の温水の噴出により快適に行うことができる。
【0028】次に、前記邪魔板17を備えた熱交換器8
と、邪魔板17を有しない熱交換器を用いてノズル装置
6から噴出する温水の温度を実験的に測定したところ、
洗浄水の給水量に関係なく邪魔板17を有する本発明の
熱交換器8は、設定温度(約38℃)を維持した温水が
恒常的に噴出される。しかし、邪魔板17を有しない熱
交換器では、洗浄水の給水量を多量とした場合、即ち、
温水の噴出量を調圧弁により最大にすれば、設定温度に
近い温度の温水を噴出させることができるものの、噴出
量を低下させるに従い、設定温度を中心としてその上,
下の温度差に相当開きのある温水が噴出され、噴出温度
をあらかじめ設定しても、その設定した温度の温水を噴
出させることは困難であった。
【0029】これは、温度センサが局部洗浄に際してそ
の使用に問題がある低温水や高温水の温度を検出する毎
にヒータの通電制御を行っても、ヒータによる洗浄水の
加熱作用が、温度センサによる温度検出に追随して行う
ことができないからに他ならないと考えられる。一方、
本発明は低温水の流れを規制する邪魔板17を設け、前
記低温水が邪魔板17によって温度センサ18との接触
を遮り、その手前でヒータ11により加熱された温水と
混合して低温水が消失することにより、温度センサ18
による正確な湯温検出の妨げとなる問題が解消したこと
に他ならない。
【0030】他の実施例を図6に示す。図6は、加熱タ
ンク161内に遊嵌したヒータ164の外周にその全長
に渉って整流板171を適当な間隔を保って螺旋状に屈
曲した状態で配設し、ヒータ164内に流入した洗浄水
を、ヒータ164と加熱タンク161の内周面との間で
螺旋状に通流し、ヒータ164との接触時間を長くし、
かつ、加熱タンク161内に滞留する洗浄水に対流を生
じさせることにより、熱交換率を高めて洗浄水の部分的
な温度差を減らすよう構成した熱交換器157aの断面
構成を示す。通抜孔163を通過した温水の温度は、温
度センサ70により検出される。
【0031】前記熱交換器157aの構造においては、
洗浄水を加熱タンク161内において、整流板171に
より旋回させながら通流させることができるので、加熱
タンク161内に滞留する洗浄水は少なくなり、これに
より、通抜孔163を通過する温水の温度はヒータ16
4により加熱された湯温をほぼ確実に検出することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の瞬間加熱式熱交換装置を備えた衛生洗
浄装置の斜視図である。
【図2】同じく、便蓋を開いたときの状態を示す衛生洗
浄装置の斜視図である。
【図3】本発明の熱交換装置を備えた衛生洗浄装置の内
部構造を示す平面図である。
【図4】本発明の熱交換装置を示す縦断面図である。
【図5】本発明の熱交換器の要部を拡大して示す断面図
である。
【図6】熱交換器の他の実施例を示す縦断面図である。
【図7】従来の熱交換器を用いた衛生洗浄装置の使用状
態を示す概略図である。
【図8】従来の熱交換器を縦断して示す断面図である。
【符号の説明】
1…便器本体 2…衛生洗浄装置 3a…上ケーシング 3b…ベース 4…便座 6…ノズル装置 7…バルブユニット 8…熱交換器 9…貯湯ハウジング 10…給水管 11…ヒータ 13…加熱タンク 14…貯湯部 16…通抜孔 17…邪魔板 18…温度センサ 18a…検温部 157a…熱交換器 161…加熱タンク 163…通抜孔 164…ヒータ 170…温度センサ 171…整流板
フロントページの続き (72)発明者 新美 正明 愛知県春日井市愛知町1番地 愛知電機株 式会社内 (72)発明者 平野 修一 愛知県春日井市愛知町1番地 愛知電機株 式会社内 (72)発明者 大橋 政紀 愛知県春日井市愛知町1番地 愛知電機株 式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の洗浄指示に伴ってノズルから温水
    を噴出する衛生洗浄装置に設けられ、 通電により該水を加熱するヒータと、該ヒータが配設さ
    れるとともに、前記水の入口および出口が設けられた加
    熱室とを有し、前記入口から前記出口に向かって流れる
    水を前記ヒータで加熱し、該加熱により生成された温水
    を前記出口から前記ノズル方向に流出する熱交換装置で
    あって、 前記ヒータの通電状態を制御する制御手段を備え、 該制御手段は、前記ヒータの通電状態を、前記所定の洗
    浄指示がなされたときにフル通電を開始するように制御
    する手段である熱交換装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記所定の洗浄指示が
    なされていないときには、前記ヒータの通電状態を、前
    記加熱室内に滞留した温水を保温可能な状態に制御する
    手段である請求項1に記載の熱交換装置。
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