JP2000329172A - デュオサーボ式ドラムブレーキ装置 - Google Patents
デュオサーボ式ドラムブレーキ装置Info
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Abstract
の製造単価の低減により製造コストを低減できるデュオ
サーボ式ドラムブレーキ装置を得る。 【解決手段】 アンカ反力をホイールシリンダ1のピス
トンとアンカーピン15とに分配するコントロールレバ
ー14は、金属板のプレス加工によって所定構造に形成
されたレバー本体31と、該レバー本体31に嵌着する
レバーピン33とで構成し、前記レバー本体31に、絞
り加工によって湾曲面315を形成したアンカー当接部
14bと、対向する一対のフランジ板部311,312
でピストンロッド113の先端部を嵌合挟持するロッド
当接部14cとを設け、前記レバーピン33はセカンダ
リ・シュー12からのアンカ反力を受けるシュー当接部
14aとする。
Description
ラムブレーキ装置に関するもので、詳しくは、制動力の
安定したデュオサーボ式ドラムブレーキ装置を安価に生
産可能にするための改良に関するものである。
の形式のドラムブレーキ装置が用いられているが、これ
らのドラムブレーキ装置は、略円筒状のドラムの内周面
に押圧されるブレーキシューの配置によって、リーディ
ングトレーリング式やツーリーディング式、若しくはデ
ュオサーボ式等に分類される。
一般に、円筒状のドラム内に、互いに対向して配置され
たプライマリ・シューとセカンダリ・シューの一対のブ
レーキシューを備える。プライマリ・シューは、ドラム
の前進回転方向入口側が入力部とされると共に、ドラム
の前進回転方向出口側は例えばアジャスタを介してセカ
ンダリ・シューの入口側に連結される。一方、セカンダ
リ・シューの出口側はバッキングプレート上に装備され
たアンカー部に当接させられ、プライマリ・シュー及び
セカンダリ・シューに作用するアンカー反力をこのアン
カー部で受け止めるようになっている。
ンダリ・シューを拡開させてドラムの内周面に押し付け
ると、プライマリ・シューに作用するアンカー反力がセ
カンダリ・シューの入口側に入力してセカンダリ・シュ
ーをドラム内周面に押し付けるように作用するため、プ
ライマリ・シューとセカンダリ・シューの双方がリーデ
ィング・シューとして動作し、非常にゲインの高い制動
力を得ることができる。
置は、リーディングトレーリング式やツーリーディング
式のドラムブレーキ装置と比較して、極めて高い制動力
を得ることができるばかりでなく、小型化し易く、か
つ、駐車ブレーキの組み込みも容易である等の多くの長
所を有している。ところが、このようなデュオサーボ式
ドラムブレーキ装置は、ブレーキシューのライニングの
摩擦係数の変化に敏感であるため、制動力を安定させに
くい傾向にあり、制動力を安定化させる工夫が要求され
ている。
ム内空間に対向配置されるプライマリ・シュー及びセカ
ンダリ・シューの一対のブレーキシューと、各ブレーキ
シューをドラムに押圧するピストンを装備して前記ブレ
ーキシューの一方の対向端間に配置されるホイールシリ
ンダと、各ブレーキシューからのアンカ反力を受けるア
ンカーピンと、前記セカンダリ・シューのアンカ反力を
セカンダリ・シュー用のアンカーピン及びピストンとに
所定の比率で分配するコントロールレバーとを備えると
共に、前記ホイールシリンダ内には、アンカ反力によっ
て前記ピストンがホイールシリンダ内に押し戻された
時、ホイールシリンダ内に液圧を導入する液通路を閉じ
る開閉弁機構を設けた改良型のデュオサーボ式ドラムブ
レーキ装置を既に提案している。
は制動力の増大に伴って増大する。しかし、上述の改良
型デュオサーボ式ドラムブレーキ装置によれば、アンカ
反力が規定値に達すると、ホイールシリンダへブレーキ
液圧を導入する液通路が開閉弁機構によって閉じられ、
それ以上の制動力の増大が阻止される。従って、このデ
ュオサーボ式ドラムブレーキ装置においては、発生する
制動力を制限して安定させることができ、結局、デュオ
サーボ式の特長である高い制動力の効きを維持しなが
ら、安定したブレーキ装置の提供が可能になる。
ュオサーボ式ドラムブレーキ装置において、アンカ反力
をアンカーピンとホイールシリンダのピストンとに分配
するコントロールレバーは、ブレーキシューからアンカ
反力を受けるシュー当接部、アンカーピンにアンカ反力
を伝達するためのアンカー当接部、ピストンにアンカ反
力を伝達するためのロッド当接部など、各種の当接部を
装備しなければならないため、形状が複雑化し易い。ま
た、アンカ反力により変形を起こさない高い強度が要求
されるだけでなく、各当接部が簡単に摩耗しないように
高い耐摩耗性を持たせることも要求される。以上の機械
的な要求条件を満足させるため、コントロールレバー
は、金属無垢材から切削加工等により所定形状に仕上げ
たり、或いは、鍛造等を組み合わせて製造している。と
ころが、このような製造方法は、切削加工等に時間がか
かるため、コントロールレバーの生産性を向上させるこ
とが難しく、また、コントロールレバーの製造単価を高
くしてブレーキ装置のコストアップを招くという問題が
生じる。
あり、制動効率が高く且つブレーキの効きが安定してい
ながら、構成部品の製造単価の低減により製造コストを
安価にできるデュオサーボ式ドラムブレーキ装置を提供
することを目的とする。
の本発明に係るデュオサーボ式ドラムブレーキ装置は、
ドラム内空間に対向配置されるプライマリ・シュー及び
セカンダリ・シューの一対のブレーキシューと、各ブレ
ーキシューをドラムに押圧するピストンを装備して前記
一対のブレーキシューの一方の対向端間に配置されたホ
イールシリンダと、各ブレーキシューからのアンカ反力
を受けるアンカーピンと、前記セカンダリ・シューのア
ンカ反力をセカンダリ・シュー用のアンカーピン及びピ
ストンとに所定の比率で分配するコントロールレバーと
を備えると共に、前記ホイールシリンダ内には、アンカ
反力によって前記ピストンがホイールシリンダ内に押し
戻される時、ホイールシリンダ内に液圧を導入する液通
路を閉じる開閉弁機構を設けたデュオサーボ式ドラムブ
レーキ装置において、前記コントロールレバーは、金属
板をプレス加工によって所定構造に形成したレバー本体
と、該レバー本体に嵌着するレバーピンとで構成し、前
記レバー本体は、対向する一対のフランジ板部とこれら
のフランジ板部の一端を連結する連結板部とを有し、前
記連結板部に形成する湾曲面が前記アンカーピンに外接
状態に係合してアンカ反力を伝達するアンカー当接部と
して機能し、前記フランジ板部の他端側が前記ホイール
シリンダのピストンに接続されたピストンロッドにアン
カ反力を伝達するロッド当接部として機能し、前記レバ
ーピンは、前記フランジ板部に嵌挿され且つ前記セカン
ダリ・シューに当接して前記セカンダリ・シューからの
アンカ反力を受けるシュー当接部として機能することを
特徴とする。
動力の増大に伴ってアンカ反力が増加して、アンカ反力
が規定値に達すると、コントロールレバーからホイール
シリンダのピストンに分配されるアンカ反力によってピ
ストンがホイールシリンダ内に戻される。その結果、ホ
イールシリンダへブレーキ液圧を導入する液通路は、開
閉弁機構によって閉じられて、それ以上の制動力の増大
が阻止される。
ールシリンダのピストンとに分配するコントロールレバ
ーは、金属板のプレス加工によって形成されたレバー本
体と、レバー本体に嵌挿されるレバーピンとで構成され
るため、金属無垢材から切削加工により所定形状に仕上
げる場合と比較すると、コントロールレバーの生産性を
向上させると共に製造単価の低減を図ることができる。
式ドラムブレーキ装置の好適な実施の形態を図面に基づ
いて詳細に説明する。図1乃至図6は本発明に係るデュ
オサーボ式ドラムブレーキ装置の一実施形態を示したも
ので、図1はドラムブレーキ装置の正面図、図2は図1
に示したA部の拡大図、図3は図2に示したコントロー
ルレバーの斜視図、図4は図3に示したコントロールレ
バーを構成するレバー本体の斜視図、図5は図3のB矢
視図、図6は図5のC−C線に沿う断面図である。
キ装置200は、略円筒形の図示せぬドラム内の空間に
対向配備されるプライマリ・シュー3とセカンダリ・シ
ュー12との一対のブレーキシュー3,12と、これら
のブレーキシュー3,12の一方の対向端間に配設され
て各ブレーキシュー3,12を拡開するホイールシリン
ダ1と、これらのブレーキシュー3,12の他方の対向
端間に配設されてプライマリ・シュー3の出力をセカン
ダリ・シュー12に入力するリンクとしての機能を兼ね
るアジャスタ7と、これらの構成部材を支持するバッキ
ングプレート17と、ホイールシリンダ1のシリンダボ
ディ100の上部両端に固定装備されたアンカーピン
2,15とを備えている。
2,15の装備箇所は、所定の肉厚のフランジ部101
となっている。アンカーピン2,15は、フランジ部1
01を貫通してバッキングプレート17に螺着するねじ
部を有していて、シリンダボディ100をバッキングプ
レート17に固定するシリンダ取り付けボルトを兼ねて
いる。
面に沿う円弧板状のリム3a,12aと、これらリム3
a,12aから内径側に張り出したウェブ3b,12b
と、リム3a,12aの外周に貼着されたライニング3
c,12cとからなる。そして、各ブレーキシュー3,
12は、ドラムの内周面に向かって進退自在に、ウェブ
3b,12bを貫通する支持部材40によってバッキン
グプレート17に取り付けられている。
をブレーキシュー3,12のウェブ3b,12bに係合
させると共に、他端側をシリンダボディ100のフラン
ジ部101上に立設されたスプリングエンドピン21に
係合させたシュースプリング18,19によって、互い
に接近する方向(即ち、ドラムから離間する方向)に付
勢されている。
車ブレーキを構成するストラット5や、パーキングレバ
ー16も組込まれている。パーキングレバー16はパー
キングレバーピン13によりバッキングプレート17に
回動可能に連結されていて、一対のブレーキシュー3,
12はパーキングレバー16の回動操作によってもドラ
ムに押圧可能にされている。
間に配備されたアジャスタ7は、本来は、各ブレーキシ
ュー3,12のライニング3c,12cの摩耗の進行に
応じて、これらのブレーキシュー3,12の端部間の間
隔を調整するものである。このアジャスタ7は、ブレー
キシューの拡開動作に伴って揺動するアジャスタレバー
8によって調整用歯車7aを回転させることで、ブレー
キシュー3,12の端部間の間隔を自動調整するように
構成されている。アジャスタレバー8は、ケーブルガイ
ド10を経て一端がアンカーピン15に連結されたアジ
ャスタケーブル9と、一端がプライマリ・シュー3のウ
ェブ3bに係合されたアジャスタスプリング6とが連結
されて、動きが規制されている。図示せぬドラムは、バ
ッキングプレート17と同心で、車両の前進時には図1
の矢印R方向に回転する。
が、シリンダボディ100内に、プライマリ・シュー3
用のピストンと、セカンダリ・シュー12用のピストン
とを収容保持している。プライマリ・シュー3用のピス
トン及びセカンダリ・シュー12用のピストンは、マス
タシリンダからシリンダボディ100内の液室に導入さ
れるブレーキ液圧によって駆動される。プライマリ・シ
ュー3用のピストンの場合は、ピストンロッド111を
介してプライマリ・シュー3を押圧する。セカンダリ・
シュー12用のピストンは、ピストンロッド113及び
コントロールレバー14を介してセカンダリ・シュー1
2を押圧する。コントロールレバー14は、セカンダリ
・シュー12のアンカ反力をセカンダリ・シュー用のア
ンカーピン15と、セカンダリ・シュー用のピストンに
連動するピストンロッド113とに所定の比率で分配す
る。
いないが、各ピストンにブレーキ液圧を作用させる液室
とマスタシリンダからのブレーキ圧供給路とを連通させ
る液通路を開閉する開閉弁機構を有している。この開閉
弁機構は、制動時にコントロールレバー14を介してピ
ストンに伝達されるセカンダリ・シュー12からのアン
カ反力が規定値に達して、アンカ反力によってピストン
がホイールシリンダ1内に押し戻される時、ホイールシ
リンダ1内にブレーキ液圧を導入する液通路を閉じて、
それ以上の制動力の増加を抑える。
うに、一枚の金属板をプレス加工して所定構造に形成さ
れたレバー本体31と、このレバー本体31に嵌着する
レバーピン33とで構成されている。レバー本体31
は、図3乃至図6に示すように、折曲加工されて対向す
る一対のフランジ板部311,312及び、フランジ板
部311,312の一端を連結する連結板部314とを
有する。連結板部314は、図2に示すように、プレス
成形時の絞り加工によって、円弧状の湾曲面315に形
成されており、湾曲面315がアンカーピン15に外接
状態に係合してアンカ反力を伝達するアンカー当接部1
4bとして機能する。
の他端側には、ピストンロッド113の頭部(先端部)
に当接する切欠部317が形成されている。この切欠部
317は、図3及び図5に示すように、ピストンロッド
113の頭部に形成した鍔部113aに当接して、ピス
トンロッド113の軸方向の位置決めを果たす。また、
図3及び図6に示すように、ピストンロッド113の先
端113bは、フランジ板部311,312間に嵌合す
るように寸法設定されていて、フランジ板部311,3
12間へ嵌合することで、車輪軸方向(バッキングプレ
ート17と直交する方向)に対する位置決めがなされ
る。即ち、一対のフランジ板部311,312間の間隙
と切欠部317は、ピストンロッド113の先端部を嵌
合挟持して、ピストンにアンカ反力を伝達するロッド当
接部14cとして機能する。
11,312の孔311a,312aに圧入状態で嵌挿
されて、レバー本体31に固定される。このレバーピン
33は、図2に示すように、セカンダリ・シュー12に
当接して、セカンダリ・シュー12からのアンカ反力を
受けるシュー当接部14aとして機能することを特徴と
する。
200において、前進制動時、制動力の増大に伴ってア
ンカ反力が増加し、アンカ反力が規定値に達すると、コ
ントロールレバー14からセカンダリ・シュー用のピス
トンに分配されるアンカ反力によってピストンがホイー
ルシリンダ1内に戻され、その結果、ホイールシリンダ
1へブレーキ液圧を導入する不図示の液通路が開閉弁機
構によって閉じられ、それ以上の制動力の増大が防止さ
れる。従って、デュオサーボ式ドラムブレーキ装置にお
いて、発生する制動力を制限して、制動力を安定させる
ことができ、制動力が高く、且つブレーキの効きが安定
したブレーキ装置が得られる。
するアンカ反力をアンカーピン15とホイールシリンダ
1のセカンダリ・シュー用のピストンとに分配するコン
トロールレバー14は、金属板のプレス加工によって形
成されたレバー本体31と、レバー本体31に圧入状態
で嵌挿されるレバーピン33とで構成されており、金属
無垢材から切削加工により所定形状に仕上げる場合と比
較すると、コントロールレバー14の生産性を向上させ
ると共に製造単価の低減を図ることができる。そして、
上記した構成のコントロールレバー14では、例えばレ
バーピン33に耐摩耗性に優れた硬度の高い材料を使用
すれば、レバー本体31やブレーキシュー12のウェブ
12b等はそれほど硬度の高い材料を使用せずとも、一
般的に必要とされる機械的強度や耐摩耗性を確保するこ
とができるため、レバー本体31やブレーキシュー12
のウェブ12bの材質の選択自由度が高まり、安価な材
料の選択が可能になる。従って、上記構成のデュオサー
ボ式ドラムブレーキ装置200では、制動効率の向上と
ブレーキの効きが安定性を両立させることができ、且
つ、コントロールレバー14等の構成部品の製造単価の
低減により製造コストの低減を実現することができる。
レーキの効きを安定させるために、ホイールシリンダ1
とセカンダリ・シュー12との間にコントロールレバー
14が装備される場合を示したが、本発明は、後進制動
時のブレーキの効きを安定させるためにホイールシリン
ダ1とプライマリ・シュー3との間にコントロールレバ
ーを装備する場合にも適用可能であることは言うまでも
ない。
装置によれば、制動時に、制動力の増大に伴ってアンカ
反力が増加し、アンカ反力が規定値に達すると、コント
ロールレバーからホイールシリンダのピストンに分配さ
れるアンカ反力によってピストンがホイールシリンダ内
に戻される。その結果、ホイールシリンダへブレーキ液
圧を導入する液通路が開閉弁機構によって閉じられて、
それ以上の制動力の増大が防止される。従って、デュオ
サーボ式ドラムブレーキ装置において、発生する制動力
を制限して、制動力を安定させることができ、制動力が
高く、且つブレーキの効きが安定したブレーキ装置の提
供が可能になる。
カ反力をアンカーピンとホイールシリンダのピストンと
に分配するコントロールレバーは、金属板のプレス加工
によって形成されたレバー本体と、該レバー本体に嵌着
されるレバーピンとで構成されるため、金属無垢材から
切削加工により所定形状に仕上げる場合と比較すると、
コントロールレバーの生産性を向上させると共に製造単
価の低減を図ることができる。従って、上記した構成の
コントロールレバーでは、例えば、レバーピンに耐摩耗
性に優れた硬度の高い材料を使用すれば、レバー本体や
ブレーキシューのウェブ等はそれほど硬度の高い材料を
使用せずとも、一般的に必要とされる機械的強度や耐摩
耗性を確保することができるため、レバー本体やブレー
キシューのウェブの材質の選択自由度が高まり、安価な
材料の選択が可能になる。結局、上記構成のデュオサー
ボ式ドラムブレーキ装置では、制動効率の向上とブレー
キの効きが安定性を両立させることができ、且つ、構成
部品の製造単価の低減により製造コストの低減を実現す
ることができる。
置の一実施形態での正面図である。
る。
バー本体の斜視図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 ドラム内空間に対向配置されるプライマ
リ・シュー及びセカンダリ・シューの一対のブレーキシ
ューと、各ブレーキシューをドラムに押圧するピストン
を装備して前記一対のブレーキシューの一方の対向端間
に配置されたホイールシリンダと、各ブレーキシューか
らのアンカ反力を受けるアンカーピンと、前記セカンダ
リ・シューのアンカ反力をセカンダリ・シュー用のアン
カーピン及びピストンとに所定の比率で分配するコント
ロールレバーとを備えると共に、前記ホイールシリンダ
内には、アンカ反力によって前記ピストンがホイールシ
リンダ内に押し戻される時、ホイールシリンダ内に液圧
を導入する液通路を閉じる開閉弁機構を設けたデュオサ
ーボ式ドラムブレーキ装置において、 前記コントロールレバーは、金属板をプレス加工によっ
て所定構造に形成したレバー本体と、該レバー本体に嵌
着するレバーピンとで構成し、 前記レバー本体は、対向する一対のフランジ板部とこれ
らのフランジ板部の一端を連結する連結板部とを有し、
前記連結板部に形成する湾曲面が前記アンカーピンに外
接状態に係合してアンカ反力を伝達するアンカー当接部
として機能し、前記フランジ板部の他端側が前記ホイー
ルシリンダのピストンに接続されたピストンロッドにア
ンカ反力を伝達するロッド当接部として機能し、 前記レバーピンは、前記フランジ板部に嵌挿され且つ前
記セカンダリ・シューに当接して前記セカンダリ・シュ
ーからのアンカ反力を受けるシュー当接部として機能す
ることを特徴とするデュオサーボ式ドラムブレーキ装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13591999A JP4198822B2 (ja) | 1999-05-17 | 1999-05-17 | デュオサーボ式ドラムブレーキ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13591999A JP4198822B2 (ja) | 1999-05-17 | 1999-05-17 | デュオサーボ式ドラムブレーキ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000329172A true JP2000329172A (ja) | 2000-11-28 |
JP4198822B2 JP4198822B2 (ja) | 2008-12-17 |
Family
ID=15162926
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13591999A Expired - Fee Related JP4198822B2 (ja) | 1999-05-17 | 1999-05-17 | デュオサーボ式ドラムブレーキ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4198822B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012092896A (ja) * | 2010-10-27 | 2012-05-17 | Akebono Brake Ind Co Ltd | デュオサーボ式ドラムブレーキ |
-
1999
- 1999-05-17 JP JP13591999A patent/JP4198822B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012092896A (ja) * | 2010-10-27 | 2012-05-17 | Akebono Brake Ind Co Ltd | デュオサーボ式ドラムブレーキ |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP4198822B2 (ja) | 2008-12-17 |
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