JP2000328584A - 基礎構造 - Google Patents
基礎構造Info
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- JP2000328584A JP2000328584A JP11138511A JP13851199A JP2000328584A JP 2000328584 A JP2000328584 A JP 2000328584A JP 11138511 A JP11138511 A JP 11138511A JP 13851199 A JP13851199 A JP 13851199A JP 2000328584 A JP2000328584 A JP 2000328584A
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Abstract
杭を簡単で、かつ経済的に構築することである。 【解決手段】 マットスラブ2の範囲内における地盤7
が基礎構造1の一部となるように、前記地盤7を挟み付
け可能な間隔で杭6を打設した。
Description
のである。
ート造などの建物は、図6に示すように、建物26の柱
27直下に設けられたコンクリート杭や鋼管杭などの杭
28により、建物26の鉛直荷重および水平荷重を支持
している。
杭は鉛直荷重を支持しながら、地震などによる水平荷重
にも抵抗しなければならないために大断面となってい
た。また前記杭を現場打ちコンクリートで構築する場合
は工期が長く、かつコスト高となっていた。
たものであり、その目的は、建物の垂直荷重と水平荷重
の双方を負担する杭を簡単かつ経済的に構築することで
ある。
めの手段は、請求項1の発明が、マットスラブの範囲内
における地盤が基礎構造の一部となるように、前記地盤
を挟み付け可能な間隔で杭を打設したことを特徴とす
る。
挟み付けて杭の一種とすることにより、杭が打設された
地盤全体を建物の基礎とすることができ、このような基
礎によって鉛直荷重を負担するとともに、水平荷重およ
び引張荷重にも抵抗することができる。
て、前記マットスラブの範囲内における地盤を多数に区
画し、該区画を囲むようにして杭を打設したことを特徴
とする。
打設杭よりも大きな杭を複数形成することができる。ま
た狭い範囲の地盤を既製コンクリート杭で挟み付けてそ
の一部に取り込むことにより、既製コンクリート杭との
一体性を強くすることができる。
において、前記杭は支持地盤にまで打設しない摩擦杭で
あることを特徴とする。
リート杭と同程度、あるいはそれ以上の働きをする杭を
短期間かつ低コストで構築することができる。
実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は第
1の実施の形態の基礎構造の断面図、図2は図1のA−
A線断面図、図3は基礎構造の斜視図である。
ラブ2と、該マットスラブ2の外周縁に沿って打設され
た外周杭3および、該外周杭3の内側に打設された内周
杭4とから構成されている。前記外周杭3および内周杭
4は、支持地盤5に到達しない長さの既製コンクリート
杭6を狭い間隔、すなわち隣接した既製コンクリート杭
6同士で打設地盤7を挟持できるような間隔で打設して
形成されている。したがって、内周杭4で囲まれた小区
画8における取り込み地盤9は、内周杭4で挟み付けて
その一部に取り込まれることにより杭の一種となる。一
方、外周杭3と内周杭4との間の大区画10における取
り込み地盤11も、外周杭3と内周杭4とで挟み付けて
その一部に取り込まれることにより杭の一種となる。よ
って小区画8および大区画10における取り込み地盤
9、11はそれぞれ小区画杭12と大区画杭13とにな
って基礎構造1の一部となる。
る打設地盤7を外周杭3と内周杭4との一部として、大
区画杭13および小区画杭12を形成することにより鉛
直荷重、水平荷重および引張荷重に対応する。このため
従来のように現場打ちコンクリート杭などの大断面の杭
を支持地盤5にまで打設しなくとも、既製コンクリート
杭6などの短杭を狭い間隔で多数打設して打設地盤7を
その一部とすることにより、現場打ちコンクリート杭と
同程度、あるいはそれ以上の働きをすることができるよ
うになる。すなわち鉛直荷重は小区画杭12と大区画杭
13とで負担するとともに、水平荷重および引張荷重は
小区画杭12と大区画杭13とでそれぞれ抵抗するよう
になる。
よび打設間隔は、地盤の性状、建物の平面形状や高さ、
その他の条件によって決定される。
し、打設地盤7を小さく区切った以外は第1の実施の形
態の基礎構造1とほとんど同じ構成であり、異なった構
成にのみ異なった符号を付けて説明する。
10を4つに区切って形成した基礎構造15であり、各
区画が杭の一種となって第1区画杭〜第4区画杭16
a、16b、16c、16dを構築している。このよう
に取り込み地盤17をより小さくすると既製コンクリー
ト杭6との一体性を強くすることができる。したがっ
て、これらの4つの杭16a、16b、16c、16d
で鉛直荷重、水平荷重および引張荷重に対応する。
区画10をさらに細かく8つに区切って形成した基礎構
造18であり、既製コンクリート杭6との一体性がさら
に強くなった第1区画小杭〜第8区画小杭19a、19
b、19c、19d、19e、19f、19g、19h
が構築されたことになる。よって前記と同様、これらの
小杭19a、19b、19c、19d、19e、19
f、19g、19hで鉛直荷重、水平荷重および引張荷
重に対応する。
し、打設地盤7を平面三角形などに区切った以外は第1
の実施の形態の基礎構造1と同じ構成であり、異なった
構成にのみ異なった符号を付けて説明する。
10を1つの四角区画20と、4つの三角区画21とに
区切って形成した基礎構造22である。また同図の
(2)は外周杭3で囲まれた大区画10を8つの三角区
画23に区切って形成した基礎構造24である。これら
(1)および(2)における作用効果は第2の実施の形
態の基礎構造15、18とほとんど同じである。
することができ、さらにマットスラブの範囲内における
打設地盤に既製コンクリート杭を狭い間隔でランダムに
打設し、これらの既製コンクリート杭同士で打設地盤を
挟み付けてその一部に取り込んで杭の一種とする(図示
せず)。
ることにより、杭が打設された地盤全体を建物の基礎と
することができるとともに、このような基礎によって鉛
直荷重を負担するとともに、水平荷重および引張荷重に
も十分に抵抗することができる。
数形成することができる。
み付けて取り込むことにより、既製コンクリート杭との
一体性を強くすることができる。
はそれ以上の働きをする杭を短期間かつ低コストで構築
することができる。
る。
構造の横断面図である。
構造の横断面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 マットスラブの範囲内における地盤が基
礎構造の一部となるように、前記地盤を挟み付け可能な
間隔で杭を打設したことを特徴とする基礎構造。 - 【請求項2】 前記マットスラブの範囲内における地盤
を多数に区画し、該区画を囲むようにして杭を打設した
ことを特徴とする請求項1に記載の基礎構造。 - 【請求項3】 前記杭は支持地盤にまで打設しない摩擦
杭であることを特徴とする請求項1または2に記載の基
礎構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13851199A JP3636928B2 (ja) | 1999-05-19 | 1999-05-19 | 基礎構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13851199A JP3636928B2 (ja) | 1999-05-19 | 1999-05-19 | 基礎構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000328584A true JP2000328584A (ja) | 2000-11-28 |
JP3636928B2 JP3636928B2 (ja) | 2005-04-06 |
Family
ID=15223863
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13851199A Expired - Fee Related JP3636928B2 (ja) | 1999-05-19 | 1999-05-19 | 基礎構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3636928B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001066861A1 (en) * | 2000-03-10 | 2001-09-13 | Norsk Miljökraft As | Method and device for anchoring a foundation to a rock bed |
US8261502B2 (en) | 2005-03-16 | 2012-09-11 | Illinois Tool Works, Inc. | Tower foundation system |
CN107237342A (zh) * | 2017-08-03 | 2017-10-10 | 天津港航工程有限公司 | 新型低桩承台基础结构及其施工方法 |
-
1999
- 1999-05-19 JP JP13851199A patent/JP3636928B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001066861A1 (en) * | 2000-03-10 | 2001-09-13 | Norsk Miljökraft As | Method and device for anchoring a foundation to a rock bed |
US8261502B2 (en) | 2005-03-16 | 2012-09-11 | Illinois Tool Works, Inc. | Tower foundation system |
US8745942B2 (en) | 2005-03-16 | 2014-06-10 | Illinois Tool Work, Inc. | Tower foundation system and method for providing such system |
CN107237342A (zh) * | 2017-08-03 | 2017-10-10 | 天津港航工程有限公司 | 新型低桩承台基础结构及其施工方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3636928B2 (ja) | 2005-04-06 |
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