JP2000328388A - 布帛およびその製造方法 - Google Patents
布帛およびその製造方法Info
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Abstract
気性や、製織性、生産性を満足することができる高密度
織物の製造方法を提供する。 【解決手段】本発明の布帛は、経糸と緯糸の繊度が10
0〜1000デニールの範囲内の合成繊維フィラメント
糸からなり、次式で示されるトータルカバーファクター
(CF)が2100以上で、かつ、通気度が1.0cc
/cm2 /sec以下の範囲内であることを特徴とす
る。 トータルカバーファクター(CF)=CF1+CF2 ただし、トータルカバーファクター(CF)は、 経糸方向の布帛のカバーファクター(CF1)=経糸の
繊度(デニール)の平方根×経糸方向の織物密度(本/
インチ) 緯糸方向の布帛のカバーファクター(CF2)=緯糸の
繊度(デニール)の平方根×緯糸の織物密度(本/イン
チ)とする。かかる布帛は、綜絖の開口運動としてカム
式の織機を採用し、該開口運動のドエル角(開口停止
角)を90〜120度の範囲内で製織することにより得
られる。
Description
突事故から乗員の安全を確保するノンコートエアバッグ
基布として使用される高密度に製織された布帛およびそ
の製造方法に関するものである。詳しくは、布帛の製織
方法を改良することにより、高密度でかつ低通気度を有
する布帛を効率良く製造し得る技術に関するものであ
る。
従来以上に高めたエアバッグの実用化が急速に高まって
いる。エアバッグは自動車の衝突時の衝撃をセンサーが
感知し、その内部に高温、高圧のガスを発生させて瞬時
に展開せしめる。そのため、エアバッグに要求される品
質としては、織物全体に織り目が詰まった、均一な低通
気度を有する高密度織物が要求される。
タン、シリコン樹脂等をコーティングする樹脂引きエア
バッグと、コーティングしないノンコートエアバッグと
があり、後者については、例えば特開平4−2835号
公報、特開平6−146132号公報、米国特許明細書
第4977016号、米国特許明細書第5073418
号などでよく知られている。
織は、生産性の点でクランク機構からなるウォータージ
ェット織機(以下、WJLと略称する)やレピア織機が
多く使用されていたが、機構上の問題からエアバッグ基
布としてふさわしい上記した均一な低通気度を有する高
密度織物を得ることはできず、満足できるものではなか
った。
間が短いので、緯糸打込み時において、十分にかつ安定
した緯糸の飛走ができず、ジェット水流が経糸に衝突す
るなどして経糸に毛羽発生を引起し、製織性を著しく低
下させる問題があった。この問題を解消するために、ジ
ェット水流圧を高くすることが考えられるが、ジェット
水流圧を高くすると、緯糸に高い張力が掛かるため、過
大な織縮みが生じて製織できない。また、かかる高密度
織物を製織するための解決策として、経糸の張力を高め
た状態で製織する方法が考えられるが、経糸張力を高く
すると筬打運動時および開口運動時に筬や綜絖との糸摩
擦が高まり、経糸切れ、経糸毛羽の問題が発生してエア
バッグ基布としての品質や製織性は極めて低下すること
になる。
織時の織物の緯糸方向の織縮みが大きくなる問題があ
り、したがって、筬通し幅と織上げ幅との差が大きくな
り、織物耳近傍部の経糸が筬に強くしごかれるため、経
糸毛羽や経糸切れが発生するという問題を生じ、このこ
とが高密度織物の製織において最近大きくクローズアッ
プされている。
来技術の問題点を解消しようとするものであり、その第
1の目的は、例えばノンコートエアバッグ基布などに適
用可能な低通気度を有する布帛の製造方法を提供するこ
と、第2の目的は、製織性(生産性)に優れた布帛の製
造方法を提供すること、第3の目的は、引張り強力、引
裂き強力、破断伸度等の品質に優れた布帛の製造方法を
提供することにある。
解決するために、次の手段を採用するものである。
糸を所定本数引き揃え、この経糸に対して、開口運動と
してカム式を有する織機を用い、そのドエル角を85〜
120度の範囲内に設定して、緯糸を飛送させ製織する
ことを特徴とするものである。
範囲内に設定して製織するのが好ましく、より好ましく
は95〜110度の範囲内である。また、織機として
は、バックローラに積極イージング装置を有する織機を
用い、そのイージング量を5〜15mmの範囲内、より
好ましくは7〜13mmの範囲内に設定して製織するこ
とが好ましい。
対し、10本以下の増糸を用いるとともに、耳部の経糸
1本と増糸1本とをリードの同一筬羽内に通して製織す
るのが好ましい。通気度は、1.0cc/cm2 /se
c以下となる布帛を製造するのが好ましい。
らなる繊度が100〜1000デニールの範囲内の経糸
と緯糸とを用い、次式で示されるトータルカバーファク
ター(CF)が2100以上となるように製織すること
が好ましい。
1+CF2 ただし、 経糸方向の布帛のカバーファクター(CF1)=経糸の
繊度(デニール)の平方根×経糸の織物密度(本/イン
チ) 緯糸方向の布帛のカバーファクター(CF2)=緯糸の
繊度(デニール)の平方根×緯糸の織物密度(本/イン
チ)とする。
比(CF2/CF1)が0.9〜1の範囲内とするのが
好ましい。用いる合成繊維としては、ポリアミド系また
はポリエステル系の糸条を用いるのが好ましい。また、
織機としては、ウオータージェット織機、エアジェット
織機、もしくはレピア織機を用いるのが好ましい。そし
て、布帛の織り幅は、150cm以上に製織するのが好
ましい。また、織機の筬を駆動させるクランク軸の回転
数が400rpm以上のウオータージェット織機または
エアジェット織機で製織するのが好ましく、クランク軸
の回転数が100rpm以上のレピア織機で製織するの
がより好ましい。これら製造方法で得られた布帛の使用
は特に限定されないが、ノンコートエアバッグ用基布と
して用いることができる。
100〜1000デニールの範囲内の合成繊維フィラメ
ント糸からなり、次式で示されるトータルカバーファク
ター(CF)が2100以上で、かつ、通気度が1.0
cc/cm2 /sec以下の範囲内であることを特徴と
する。
1+CF2 ただし、トータルカバーファクター(CF)は、 経糸方向の布帛のカバーファクター(CF1)=経糸の
繊度(デニール)の平方根×経糸方向の織物密度(本/
インチ) 緯糸方向の布帛のカバーファクター(CF2)=緯糸の
繊度(デニール)の平方根×緯糸の織物密度(本/イン
チ)とする。
の比(CF2/CF1)が0.9〜1の範囲内であるこ
とが好ましい。
0デニールの範囲内の、ポリアミド系またはポリエステ
ル系のマルチフィラメントであることが好ましく、得ら
れた布帛は、ノンコートエアバッグ用基布であることが
好ましい。
態を説明する。
は、ナイロン6、ナイロン66、およびそれらを共重合
したポリアミド繊維、ポリエステル繊維などからなるフ
ィラメント糸が好ましい。これら糸条には、その製造工
程や加工工程での生産性あるいは特性改善のために、通
常使用されている各種添加剤を含んでいてもよい。たと
えば、熱安定剤、酸化防止剤、光安定剤、平滑剤、帯電
防止剤、可塑剤、増粘剤、顔料、難燃剤などを含有させ
ることができる。
〜1000デニールの範囲内ものが一般的に使用され、
その単糸繊度は1〜7デニールで、単糸強力は7g/デ
ニール以上であるのが好ましい。布帛をエアバッグ用の
基布として用いた場合は、トータル繊度が上記範囲内に
あると、エアバッグ基布としての必要特性である強力と
収納性(コンパクト性)とに優れたものが得られるが、
繊度が低いと強力が不足するようになり、繊度が高いも
のを使用すると地厚で嵩高なものになり、収納性に劣る
ものとなる。
メント糸を布帛の経糸および緯糸の双方に用いる。布帛
の組織としては、収納性の面から、地薄な平組織が好ま
しく使用される。また、ノンコートエアバッグ基布とし
て用いる場合には、高密度織物としての特性が必要であ
るので、トータルカバーファクターが2100以上で、
かつ、その通気度が1.0cc/cm2 /sec以下の
範囲内のものが特に好ましく使用される。また、織り組
織は特に限定しないが、好ましい組織は平組織である。
F)は、 経糸方向のカバーファクター(CF1)=経糸の繊度
(デニール)の平方根×経糸の織物密度(本/インチ) 緯糸方向のカバーファクター(CF2)=緯糸の繊度
(デニール)の平方根×緯糸の織物密度(本/インチ)
としたとき、 トータルカバーファクター(CF)=CF1+CF2 で得られるものである。
や2/2マットも使用されるものである。また平組織で
も経と緯の密度を変えた織物も製織されるが、生産性や
ノンコートエアバッグ基布の性能を考慮した場合には、
やはり経と緯のカバーファクターの比が0.9〜1の範
囲内が好ましい。経糸と緯糸方ののカバーファクターの
比(CF2/CF1)が0.9未満であると本発明の高
密度織物の製造が達成しにくくなるので好ましくない。
たがって、詳しく説明する。 I.荒巻き整経工程 まず、前述した合成繊維フィラメント糸を整経クリール
に掛け、荒巻き整経後、ビーミングにて織物に必要な経
糸本数のビームとする。この工程は特別なものでなく、
通常一般的な経糸準備工程であり、製織時の経糸毛羽防
止や経糸の開口性向上のためオイル付けをしてもよい。
素系、脂肪酸エステル系、および流動パラフィンなどの
単独または複合したものを主成分として、ノニオンまた
はカチオン界面活性剤で分散させたペースト状または液
状のものが用いられる。
糸についても同時に整経を行う。増糸は布帛を形成する
耳部のタテ糸10本に対し、10本以下の増糸を使用
し、かつ耳部の経糸1本と増糸1本とを同一の筬羽へ通
すことが好ましい。また、増糸は地糸と同じ合成繊維か
らなるフィラメント糸が好ましく使用される。そのトー
タル繊度は50〜200デニールの範囲内がよく、地経
糸よりも細繊度のものを使用することが好ましい。増糸
のフィラメント糸のトータル繊度が50デニール未満で
は、布帛耳近傍部における経糸の筬しごきによる経糸切
れ防止や経糸毛羽防止が図れにくくなり好ましくない。
また、200デニールを超えると、耳部が地厚となり、
後の巻き工程で耳高となって巻き不良を引き起こし、皺
の発生問題になる。 II.経通し工程 このようにして準備された経糸ビームを次の経通し工程
で綜絖や筬に通され、織機に機仕掛けして製織するので
あるが、特に綜絖枚数や筬羽への経糸通し本数は限定す
るものではない。ただ、本発明の耳部経糸への増糸につ
いては、綜絖一目および筬一羽それぞれに対して経糸1
本と増糸1本との2本を一対として通すものである。ま
た筬については経糸2本と増糸2本との4本を一対とし
て一羽に通しても良い。 III.製織工程 準備された経糸を本発明では綜絖の駆動方法がカム式の
織機を用いて製織する。織機の種類としては、ウオータ
ジェット、エアージェット、レピア織機等のいずれであ
ってもよい。この場合、上記した本発明の目的の布帛を
得るには、その製織条件としてドエル角(開口停止角)
を90〜120度の範囲内に設定して製織するのが好ま
しい。本発明において「ドエル角」とは、綜絖の最大開
口位置での綜絖の停止時間を定めるものであり、かかる
調整は予め種々のドエル角を持つカムを準備しておき、
これをクランク軸の駆動系に着脱することで容易に実現
できる。ドエル角を上記範囲内に設定して製織すると綜
絖の開口・閉口運動において、製織の3大運動である開
口・緯打ち・筬打ちそれぞれのタイミングがバランスよ
く取れ、したがって緯糸の飛送に要する時間も十分な時
間が確保できて完全な緯糸打ち込みが実現できる。一般
にドエル角は広い方が好ましいが少なすぎると緯入れが
困難になり、過大であると製織が困難になる。したがっ
て、好ましいドエル角の範囲は、上記範囲であるが、よ
り好ましくは90〜115度、さらに好ましくは95〜
110度の範囲内である。かかるドエル角とすると上記
3大運動がより一層バランスよく実現できるとともに、
緯糸の飛送もより安定して行うことができる。したがっ
て、効率のよい製織を継続して実現でき、製織の高速化
も可能になる。
ージング装置を兼ね備えた織機で製織するものである。
ここで「積極イージング装置」とは、経糸の最大開口時
のバックローラ位置(織り前方向への最前進位置)から
閉口完了時のバックローラ位置(織り前とは反対方向へ
の最後進位置)までの距離をいうものとする。
を製織する際は、通常、経糸張力が高くなるように製織
条件が設定される。しかしこの場合、問題となるのは、
製織時の経糸張力であり、綜絖の開口運動毎に経糸に過
大な張力が掛かり、経糸切れや経糸毛羽が発生して製織
ができなくなることすらある。本発明においては、製織
におけるイージングを積極的に行い、そのイージング量
を5mm〜15mmの範囲内に設定することが好まし
く、より好ましくは7〜13mmの範囲内に設定するの
が好ましい。この範囲内に設定すると、綜絖の開口運動
毎に経糸に過大張力が掛かるのを防ぐことが可能になる
とともに、閉口時すなわち筬打ちの瞬時に経糸が張り切
れて十分な緯入れ動作が実現でき、高密度製織が可能と
なる。この調整も上述したクランク軸に連動して設けら
れているバックローラの駆動系を調整することにより、
容易に実現できる。バックローラを上記範囲内のイージ
ング量に設定することにより、上述したように本発明
は、ウオータージェット織機や、エアジェット織機など
のジェットルームに代表される織機で製織されることが
生産性の点で好ましいが、レピア織機であっても良い。
ランク軸の回転数は400rpm以上であることが好ま
しく、レピア織機ではその回転数は100rpm以上で
あることが好ましい。また、それぞれの織機において
は、織上げ幅150cm以上の広幅のものを製織するも
のであるであることが好ましい。この広幅は生産性以外
にエアバッグを縫製する前の基布の裁断においても有利
となる。
織布は通常の合成繊維フィラメント織物の精練、セット
加工によって仕上げられるが、精練、セット加工を施さ
ずにそのまま生機を製品としてもよい。 IV.精練加工工程 通常、精練加工は、製品の難燃性に悪影響を及ぼす恐れ
のある、生機に付着している原糸油剤やオイリング剤な
どを除去することが主目的である。また、セット加工は
製品としての織物幅をある範囲内に収めることと、熱を
かけることで、乾熱収縮率を小さくして、周囲の温度環
境によっての織物の寸法変化を抑えることを目的として
いる。
ゼンスルホン酸ソーダなどの精練剤が入った精練槽に織
物を浸漬し、その後マングルなどで織物に付着した精練
剤などを取り除いたあと、水洗し、乾燥する工程をとる
ことができる。精練槽の温度は50〜98℃が好まし
い。この温度が低すぎると原糸油剤やオイリング剤など
が効率的に除去しにくくなる。また、精練後の乾燥は1
00〜130℃の温度でするのがよい。 V.セット工程 セット加工については、通常、テンターなどを用いて、
熱をかけながら織物を幅方向あるいは長さ方向に縮めた
り延ばしたりして目標とする製品幅にする行程をとるこ
とができる。セット幅としては、精練/乾燥後の織物幅
に対して+5%〜−5%の範囲の幅で設定するのがよ
い。セット幅を狭くしすぎると、織物が縮んでしまい、
厚みが上がってしまったり、またヨコ糸方向のクリンプ
率が大きくなるので、通気度が高くなってしまい好まし
くない。逆にセット幅を広くしすぎると、テンターなど
のマシンに負担がかかりマシントラブルを起こす可能性
があるとともに、織物面でも目空きがおこり通気度が高
くなり好ましくない。
ド率については+10〜−10%の範囲に設定するのが
よい。オーバーフィード率を大きくしすぎると、織物が
縮んでしまい、厚みが上がってしまったり、またタテ糸
のクリンプ率が大きくなるので、通気度が高くなり好ま
しくない。逆にオーバーフィード率を小さくしすぎる
と、織物を引っ張りながらテンターなどのマシンに織物
を送り込むことになるので、マシンに負担がかかりマシ
ントラブルを起こす可能性があるとともに、織物面でも
目空きがおこり通気度が高くなり好ましくない。
℃で行うのがよい。セット温度が130℃より低いと、
織物を設定幅に縮めたり、延ばしたりすることができな
いとともに、セット加工後の製品について、周囲の温度
環境によっての織物の寸法変化を抑えることができず、
セット効果が得られない。逆にセット温度が200℃よ
り高いと糸の劣化が起こり、強力面で好ましくないとと
もに、糸の収縮が大きく織物の目空きがおこり通気度も
高くなり、好ましくない。
グは、運転席用エアバッグ、助手席用エアバッグ、後部
座席用エアバッグ、側面用エアバッグなどに使用するこ
とができる。
は、糸切れや毛羽の問題を発生させず、低通気性、コン
パクト性、低コスト性に優れた、例えばノンコートエア
バッグ基布等の高密度織物が製造できるという点にあ
る。
明する。
の方法に従って行った。 <通気度>JIS L1096(6.27.1A法)に
より求めた。 <引張強力>JIS L1096(6.12.1A法)
に基づき、織物幅は3cm、引張つかみ間隔15cm、
引張速度200mm/minで引っ張った時の破断強力
を測定した。 <破断伸度>JIS L1096(6.12.1A法)
に基づき、織物幅は3cm、引張つかみ間隔15cm、
引張速度200mm/minで引っ張った時の破断伸度
を測定した。 <引裂強力>JIS L1096(6.15.2A−2
法)に基づき、引張速度200mm/minで引っ張っ
たときの引裂強力を求めた。 <総合評価>表1、表2における総合評価の符号◎、
○、△、×、−は、下記の基準にて評価した。
ラメント糸を経糸および緯糸に用い、経糸に対してワー
パーおよびビーマー工程をへて総経糸数3303本の製
織ビームを作成した。この内、片耳4本(両耳8本)に
ついてナイロン6、110デニールの増糸を同時整経
し、4枚の綜絖に地部は一目1本通し、耳部は地糸1本
と増糸1本の2本を一目にそれぞれ通した。厚み2.8
mm、密度51羽/インチのスチール筬に地部は1本を
一羽に、耳部は2本を一羽に通して164.3cmの通
し幅で、津田駒工業(株)製ZW405のカム式WJL
(ウオータージェットルームに機仕掛けした。
た。次いで該織物をアルキルベンゼンスルホン酸ソーダ
0.5g/lおよびソーダ灰0.5g/lを含んだ80
℃温水浴中に浸漬した後、130℃で乾燥させ、次いで
ピンテンターを用いてセット幅154cm、オーバーフ
ィード2%、セット温度180℃でセットし、仕上り密
度55×55本/インチのトータルカバーファクター
(CF)が2254、経と緯のカバーファクターの比
1.0のノンコートエアバッグ基布とした。製織、加工
における問題は全くなく、得られた織物は154cm幅
で通気度は0.3cc/cm2 /secで、ノンコート
エアバッグ基布にふさわしい高密度織物の製造方法が達
成できた。得られた織物の特性値を表1に示す。 [実施例2]ナイロン6、630デニール普通フィラメ
ント糸を経糸および緯糸に用い、経糸に対して、ワーパ
ーおよびビーマー工程をへて総経糸数2432本の製織
ビームを作成した。耳部の増糸はなしで整経した。4枚
の綜絖に一目1本通しとして、厚み3mm、密度19羽
/インチのスチール筬に2本を一羽に通して162.6
cmの通し幅で、津田駒工業(株)製ZW405、WJ
L、カム式織機に機仕掛けした。
織物を得た。次いで該織物をアルキルベンゼンスルホン
酸ソーダ0.5g/lおよびソーダ灰0.5g/lを含
んだ70℃温水浴中に浸漬した後、120℃で乾燥さ
せ、次いでピンテンターを用いてセット幅154.5c
m、オーバーフィード1%、セット温度170℃でセッ
トし、仕上り密度42×42本/インチのノンコートエ
アバッグ基布とした。製織、加工における問題は全くな
く、得られた織物は154.5cm幅の通気度は0.6
cc/cm2 /secでノンコートエアバッグ基布にふ
さわしい高密度織物が実施例1と同様に達成できた。太
繊度の使用においては耳部増糸を使用することなく製織
を可能とすることが分かる。この織物のトータルカバー
ファクター(CF)は2108、経と緯のカバーファク
ター比は1.0であった。得られた織物の特性値を表1
に示す。 [実施例3、4]ナイロン66、210デニール高強力
フィラメント糸を経糸および緯糸に用い、経糸に対し
て、ワーパーおよびビーマー工程をへて総経糸数467
8本の製織ビームを作成した。この内、片耳4本(両耳
8本)についてナイロン6、70デニールの増糸を同時
整経し、4枚の綜絖に地部は一目1本通し、耳部は地糸
1本と増糸1本の2本を一目にそれぞれ通した。厚み
2.8mm、密度38羽/インチのスチール筬に地部は
2本を一羽に、耳部は3本を一羽に通して156cmの
通し幅で、津田駒工業(株)製ZW305、WJL、カ
ム式織機に機仕掛けした。
た。次いで該織物をアルキルベンゼンスルホン酸ソーダ
0.5g/lおよびソーダ灰0.5g/lを含んだ60
℃温水浴中に浸漬した後、130℃で乾燥させ、次いで
ピンテンターを用いてセット幅155cm、オーバーフ
ィード0%、セット温度180℃でセットし、仕上り密
度76×76本/インチのノンコートエアバッグ基布と
した(実施例3)。また、上記平織物を精練、セット加
工を施さずにそのままノンコートエアバッグ基布とした
(実施例4)。実施例3、4ともに製織、加工における
問題は全くなく、得られた織物は155cm幅の通気度
は0.1cc/cm2 /secでノンコートエアバッグ
基布にふさわしい高密度織物が達成できた。この織物の
トータルカバーファクター(CF)は2202で、経と
緯のカバーファクター比は1.0であった。得られた織
物の特性値を表1に示す。 [実施例5]ナイロン66、420デニール高強力フィ
ラメント糸を経糸および緯糸に用い、経糸に対して、ワ
ーパーおよびビーマー工程をへて総経糸数3622本の
製織ビームを作成した。この内、片耳6本(両耳12
本)についてナイロン6、110デニールの増糸を同時
整経し、4枚の綜絖に地部は一目1本通し、耳部は地糸
1本と増糸1本の2本を一目にそれぞれ通した。厚み
2.8mm、密度56羽/インチのスチール筬に地部は
1本を一羽に、耳部は2本を一羽に通して164.3c
mの通し幅で、津田駒工業(株)製ZAXデニム用、A
JL、カム式織機に機仕掛けした。
を得た。次いで該織物をアルキルベンゼンスルホン酸ソ
ーダ0.5g/lおよびソーダ灰0.5g/lを含んだ
95℃温水浴中に浸漬した後、120℃で乾燥させ、次
いでピンテンターを用いて、セット幅154cm、オー
バーフィード1%、セット温度180℃でセットし、仕
上り密度60×60本/インチでトータルカバーファク
ター(CF)2459、経と緯のカバーファクター比
1.0のノンコートエアバッグ基布とした。製織、加工
における問題は全くなく、得られた織物は154cm幅
で通気度は0.3cc/cm2 /secでノンコートエ
アバッグ基布にふさわしい高密度織物がAJL、カム式
織機で達成できた。得られた織物の特性値を表1に示
す。 [実施例6]ナイロン66、420デニール高強力フィ
ラメント糸を経糸および緯糸に用い、経糸に対して、ワ
ーパーおよびビーマー工程をへて総経糸数3351本の
製織ビームを作成した。この内、片耳6本(両耳12
本)についてナイロン6、110デニールの増糸を同時
整経し、4枚の綜絖に地部は一目1本通し、耳部は地糸
1本と増糸1本の2本を一目にそれぞれ通した。厚み
2.8mm、密度13.3羽/インチのスチール筬に地
部は4本を一羽に、耳部は5本を一羽に通して160c
mの通し幅で、(株)久保鉄工所製レピア、カム式織機
に機仕掛けした。
た。次いで該織物をアルキルベンゼンスルホン酸ソーダ
0.5g/lおよびソーダ灰0.5g/lを含んだ95
℃温水浴中に浸漬した後、130℃で乾燥させ、次いで
ピンテンターを用いてセット幅157cm、オーバーフ
ィード4%、セット温度190℃でセットし、仕上り密
度60×60本/インチでトータルカバーファクター
(CF)2459、経と緯のカバーファクター比1.0
のノンコートエアバッグ基布とした。製織、加工におけ
る問題は全くなく、得られた織物は157cm幅で通気
度は0.1cc/cm2 /secでノンコートエアバッ
グ基布にふさわしい高密度織物がレピアカム式織機にお
いても達成できた。得られた織物の特性値を表1に示
す。 [実施例7]ナイロン66、315デニール高強力フィ
ラメント糸を用い、ワーパーおよびビーマー工程をへて
総経糸数3800本の製織ビームを作成した。この内、
片耳4本(両耳8本)についてナイロン6、70デニー
ルの増糸を同時整経し、4枚の綜絖に地部は一目1本通
し、耳部は地糸1本と増糸1本の2本を一目にそれぞれ
通した。厚み2.8mm、密度30.0羽/インチのス
チール筬に地部は2本を一羽に、耳部は2本を一羽に1
60.9cmの通し幅で、津田駒工業(株)製ZW40
5、WJL、カム式織機に機仕掛けした。
た。次いで該織物をアルキルベンゼンスルホン酸ソーダ
0.5g/lおよびソーダ灰0.5g/lを含んだ70
℃温水浴中に浸漬した後、120℃で乾燥させ、次いで
ピンテンターを用いてセット幅154cm、オーバーフ
ィード2%、セット温度180℃でセットし、仕上り密
度63×63本/インチでトータルカバーファクター
(CF)2236、経と緯のカバーファクター比1.0
のノンコートエアバッグ基布とした。製織、加工におけ
る問題は全くなく、得られた織物は154cm幅で通気
度は0.2cc/cm2 /secでノンコートエアバッ
グ基布にふさわしい高密度織物の製造方法が達成でき
た。得られた織物の特性値を表1に示す。 [比較例1]実施例1と同様にナイロン66、420デ
ニール高強力フィラメント糸を経糸および緯糸に用い、
経糸に対して、ワーパーおよびビーマー工程をへて総経
糸数3303本の製織ビームを作成した。この内、片耳
4本(両耳8本)についてナイロン6、110デニール
の増糸を同時整経し、4枚の綜絖に地部は一目1本通
し、耳部は地糸1本と増糸1本の2本を一目にそれぞれ
通した。厚み4mm、密度51羽/インチのスチール筬
に地部は1本を一羽に、耳部は2本を一羽に通して16
4.3cmの通し幅で、津田駒工業(株)製ZW30
5、WJL、クランク式織機に機仕掛けした。
を試みたが全く密度が入らず製織不能となり、順次経緯
密度を落とし製織検討を進め、クランク式消極イージン
グ織機では織上げ密度51×51本/インチが製織限界
密度であることを見出した。この検討は日産製ウォータ
ージェットルームLW54、LW50のクランク式消極
イージング織機でも検証したが、結果は同じであった。
この織物のトータルカバーファクター(CF)は209
0、経と緯のカバーファクター比は1.0であり、通気
度が1.0cc/cm2 /secを超え、ノンコートエ
アバッグ基布として満足できるものではなかった。得ら
れた織物の特性値を表1に示す。 [比較例2]ナイロン66、420デニール高強力フィ
ラメント糸を経糸および緯糸に用い、経糸に対して、ワ
ーパーおよびビーマー工程をへて総経糸数3303本の
製織ビームを作成した。この内、片耳4本(両耳8本)
についてナイロン6、110デニールの増糸を同時整経
し、4枚の綜絖に地部は一目1本通し、耳部は耳糸1本
と増糸1本の2本を一目にそれぞれ通した。厚み2.8
mm、密度51羽/インチのスチール筬に地部は1本を
一羽に、耳部は2本を一羽に通して164.3cmの通
し幅で、津田駒工業(株)製ZW405、WJL、カム
式織機に機仕掛けした。
エル角が低いと開口時間が短くなるため緯糸が打込め
ず、クランク式織機同様に製織不可となった。 [比較例3]今度は比較例2に対し、ドエル角のみを1
30度に設定変更した他は、比較例2と同様の製織条件
で製織してみたところ、開口時間は長くなったが、製織
条件バランスが崩れるため、かえって緯糸が打込めず、
クランク式織機同様に製織不可能となった。
次の表1と表2である。
製織性(生産性)および高品質を有する布帛とその製造
方法を得るには、繊度が100〜1000デニールの範
囲内の合成繊維フィラメントを用い、トータルカバーフ
ァクターを2100以上とすること、および織機のドエ
ル角を85〜120度の範囲内に設定して製織すればよ
いこと等が分かった。
問題を発生させず、コンパクト性、低通気度性、低コス
ト性を有する例えばノンコートエアバッグ用基布等の高
密度織物を製造することができる。
用して適正ドエル角とイージング量を定め、そして耳部
への増糸を施したので、高密度織物の製織上の問題であ
る糸切れ、糸毛羽、強度の織縮を解消し得た高品質の高
密度織物を得ることができる。
Claims (20)
- 【請求項1】合成繊維からなる経糸を所定本数引き揃
え、この経糸に対して、開口運動としてカム式を有する
織機を用い、そのドエル角を85〜120度の範囲内に
設定して、緯糸を飛送させ製織することを特徴とする布
帛の製造方法。 - 【請求項2】請求項1に記載の布帛の製造方法におい
て、ドエル角を90〜115度の範囲内に設定して製織
することを特徴とする布帛の製造方法。 - 【請求項3】請求項1に記載の布帛の製造方法におい
て、ドエル角を95〜110度の範囲内に設定して製織
することを特徴とする布帛の製造方法。 - 【請求項4】請求項1に記載の布帛の製造方法におい
て、バックローラに積極イージング装置を有する織機を
用い、そのイージング量を5〜15mmの範囲内に設定
して製織することを特徴とする布帛の製造方法。 - 【請求項5】請求項4に記載の布帛の製造方法におい
て、イージング量を7〜13mmの範囲内に設定して製
織することを特徴とする布帛の製造方法。 - 【請求項6】請求項1〜5のいずれかに記載の布帛の製
造方法において、布帛の耳部に位置する経糸10本に対
し、10本以下の増糸を用いるとともに、耳部の経糸1
本と増糸1本とをリードの同一筬羽内に通して製織する
ことを特徴とする布帛の製造方法。 - 【請求項7】請求項1〜6のいずれかに記載の布帛の製
造方法において、通気度が1.0cc/cm2 /sec
以下となる布帛を製造することを特徴とする布帛の製造
方法。 - 【請求項8】請求項7に記載の布帛の製造方法におい
て、合成繊維として、フィラメント糸からなる繊度が1
00〜1000デニールの範囲内の経糸と緯糸とを用
い、次式で示されるトータルカバーファクター(CF)
が2100以上となるように製織することを特徴とする
布帛の製造方法。 トータルカバーファクター(CF)=CF1+CF2 ただし、 経糸方向の布帛のカバーファクター(CF1) =経糸の繊度(デニール)の平方根×経糸の織物密度
(本/インチ) 緯糸方向の布帛のカバーファクター(CF2) =緯糸の繊度(デニール)の平方根×緯糸の織物密度
(本/インチ)とする。 - 【請求項9】請求項8に記載の布帛の製造方法におい
て、経糸と緯糸のカバーファクターの比(CF2/CF
1)が0.9〜1の範囲内であることを特徴とする布帛
の製造方法。 - 【請求項10】請求項1〜9のいずれかに記載の布帛の
製造方法において、合成繊維として、ポリアミド系また
はポリエステル系の糸条を用いることを特徴とする布帛
の製造方法。 - 【請求項11】請求項1〜10のいずれかに記載の布帛
の製造方法において、ウオータージェット織機、エアジ
ェット織機、もしくはレピア織機を用いて製織すること
を特徴とする布帛の製造方法。 - 【請求項12】請求項1〜11のいずれかに記載の布帛
の製造方法において、150cm以上の織物幅に製織す
ることを特徴とする布帛の製造方法。 - 【請求項13】請求項1〜12に記載の布帛の製造方法
において、織機の筬を駆動させるクランク軸の回転数が
400rpm以上のウオータージェット織機またはエア
ジェット織機で製織することを特徴とする布帛の製造方
法。 - 【請求項14】請求項1〜12に記載の布帛の製造方法
において、織機の筬を駆動させるクランク軸の回転数が
100rpm以上のレピア織機で製織することを特徴と
する布帛の製造方法。 - 【請求項15】請求項1〜14のいずれかに記載の布帛
の製造方法において、布帛はノンコートエアバッグ用基
布であることを特徴とする布帛の製造方法。 - 【請求項16】請求項1〜15のいずれかに記載の布帛
の製造方法によって得られた布帛。 - 【請求項17】経糸と緯糸の繊度が100〜1000デ
ニールの範囲内の合成繊維フィラメント糸からなり、次
式で示されるトータルカバーファクター(CF)が21
00以上で、かつ、通気度が1.0cc/cm2 /se
c以下の範囲内であることを特徴とする布帛。 トータルカバーファクター(CF)=CF1+CF2 ただし、トータルカバーファクター(CF)は、 経糸方向の布帛のカバーファクター(CF1) =経糸の繊度(デニール)の平方根×経糸方向の織物密
度(本/インチ) 緯糸方向の布帛のカバーファクター(CF2)=緯糸の
繊度(デニール)の平方根×緯糸の織物密度(本/イン
チ)とする。 - 【請求項18】請求項17に記載の布帛において、経糸
と緯糸のカバーファクターの比(CF2/CF1)が
0.9〜1の範囲内であることを特徴とする布帛。 - 【請求項19】請求項17または18に記載の布帛にお
いて、合成繊維は、繊度が100〜1000デニールの
範囲内の、ポリアミド系またはポリエステル系のマルチ
フィラメントであることを特徴とする布帛。 - 【請求項20】請求項17〜19のいずれかに記載の布
帛において、布帛はノンコートエアバッグ用基布である
ことを特徴とする布帛。
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