JP2000327350A - ガラス板成形方法及びその装置 - Google Patents

ガラス板成形方法及びその装置

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JP2000327350A
JP2000327350A JP11134146A JP13414699A JP2000327350A JP 2000327350 A JP2000327350 A JP 2000327350A JP 11134146 A JP11134146 A JP 11134146A JP 13414699 A JP13414699 A JP 13414699A JP 2000327350 A JP2000327350 A JP 2000327350A
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forming
glass sheet
section
air
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Shigeyuki Kanamaru
茂幸 金丸
Enshiyo Okamura
延章 岡村
Yoshio Ono
義夫 大野
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Asahi Glass Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 成形部で曲げ成形されたガラス板を変形させ
ることなく風冷強化部に搬送することができるガラス板
成形方法及びその装置を提供する。 【解決手段】 ガラス板20の曲面形状に沿って配置さ
れたフリーローラ54、55…を成形ステージ14から
風冷強化装置16に配置し、フリーローラ54、55…
上にガラス板20を載置した状態で風冷強化装置16に
搬送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加熱炉で軟化点近
くまで加熱されたガラス板を成形型で曲げ成形し、これ
を風冷強化することによってガラス板を所定の曲面形状
に曲げ成形するガラス板成形方法及びその装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】特開昭55−60032号公報には、ガ
ラス板を加熱炉で軟化点近くまで加熱し、これを成形型
で曲げ成形した後、風冷強化装置で急冷することによ
り、自動車用窓ガラス板を製造するガラス板成形装置が
開示されている。前記ガラス板成形装置の成形型は雄型
と雌型とを備え、雄型は、加熱炉の出口に配設されたロ
ーラコンベアの上方に昇降自在に設置されるとともに、
雌型はローラコンベアの下方に昇降自在に設置されてい
る。かかる成形型によれば、ガラス板が加熱炉からロー
ラコンベア上に搬送されてくると、雌型が上昇してガラ
ス板が雌型上に移載されるとともに、雄型が下降してガ
ラス板が雌型とでプレスされる。これによって、ガラス
板が所定の曲面形状に曲げ成形される。そして、曲げ成
形されたガラス板は、リング状部材に移載され、この状
態で風冷強化装置に搬送されて風冷強化される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のガラス板成形装置は、リング状部材によるガラス板
の搬送中に、ガラス板の中央部分がその自重によって下
方に垂れ下がり、正規の形状から変形する場合があると
いう欠点があった。一方、他のガラス板成形装置とし
て、成形型で曲げ成形したガラス板を直棒状のローラコ
ンベアで風冷強化装置に搬送する装置があるが、この装
置も同様に、ローラコンベアによるガラス板の搬送中に
ガラス板が正規の形状から変形する場合があった。
【0004】本発明は、このような事情に鑑みて成され
たもので、成形部で曲げ成形されたガラス板の変形を抑
制して風冷強化部に搬送できるガラス板成形方法及びそ
の装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために、ガラス板を加熱部によって軟化点近くま
で加熱し、加熱部で加熱されたガラス板を成形部によっ
て曲げ成形し、成形部で曲げ成形された高温状態にある
ガラス板を風冷強化部によって風冷強化することによ
り、ガラス板を所定の曲面形状に曲げ成形するガラス板
成形方法において、ガラス板の曲面形状を形成する搬送
支持部材を備えた搬送部を前記成形部から前記風冷強化
部に配設し、該搬送部の搬送支持部材上に、成形部で曲
げ成形されたガラス板を載置した後、該ガラス板を成形
部から風冷強化部に搬送することを特徴とするガラス板
成形方法を提供する。
【0006】また、本発明は、前記目的を達成するため
に、ガラス板を軟化点近くまで加熱する加熱部と、加熱
部で加熱されたガラス板を曲げ成形する成形部と、成形
部で曲げ成形された高温状態下にあるガラス板を風冷強
化する風冷強化部とを備え、ガラス板を所定の曲面形状
に曲げ成形するガラス板成形装置において、ガラス板の
曲面形状を形成する搬送支持部材を備えた搬送部を前記
成形部から前記風冷強化部に配設し、該搬送部の搬送支
持部材上に、成形部で曲げ成形されたガラス板を載置し
た状態で、該ガラス板を成形部から風冷強化部に搬送す
ることを特徴とするガラス板成形装置を提供する。
【0007】本発明のガラス板成形方法及びその装置に
よれば、ガラス板の曲面形状を形成する搬送支持部材を
備えた搬送部を成形部から風冷強化部に配設し、この搬
送支持部材上に、成形部で曲げ成形されたガラス板を載
置し、この状態で、ガラス板を成形部から風冷強化部に
搬送するようにしたので、成形部で曲げ成形されたガラ
ス板を変形させることなく風冷強化部に搬送することが
できる。
【0008】この場合、搬送支持部材としては、複数の
ローラからなる搬送支持部材を適用することができる。
また、本発明によれば、前記搬送部を風冷強化部の内部
に挿通配置して、ガラス板の変形を抑制した状態でガラ
ス板を風冷強化部の内部に挿入可能とし、そして、搬送
部のローラが接触した部位が風冷強化されないという不
具合を防止するために、風冷強化部の内部においてガラ
ス板を前後移動させながら、即ち、ローラが接触した部
位を常に変えながら風冷強化させた。これにより、ガラ
ス板全体を均一に強化させることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
るガラス板成形方法及びその装置の好ましい実施の形態
について詳説する。図1は、本実施の形態のガラス板成
形装置10の構造を示す斜視図である。また、同図に示
すガラス板成形装置10は、自動車用サイドガラスの成
形装置である。
【0010】ガラス板成形装置10は主として、加熱炉
(加熱部に相当)12、成形ステージ(成形部に相当)
14、及び風冷強化装置(風冷強化部に相当)16から
構成されている。加熱炉12には、ローラコンベア18
が配設されており、成形前の平板状のガラス板20は、
このローラコンベア18によって加熱炉12内を図1上
矢印A方向に搬送され、加熱炉12の出口において軟化
点近く(650〜700℃程度)まで加熱される。
【0011】加熱炉12で加熱されたガラス板20は、
図2、図3に示すように加熱炉12の出口から成形ステ
ージ14の複数本のローラコンベア22によって矢印A
方向に所定量搬送された後、成形ステージ14に設置さ
れたストッパ24、24にその先端縁部が当接され、成
形ステージ14において位置決めされる。ローラコンベ
ア22の上方には、下に凸面が形成された雄型26が配
置されるとともに、ローラコンベア22の下方には、複
数枚の板材で略枠状に形成された雌型28が設置されて
いる。雌型28は、昇降装置30によって上下移動さ
れ、この昇降装置30によって上昇移動されると、雌型
28の各板材がローラコンベア22のローラ間の隙間を
通過して上昇される。これにより、ストッパ24で位置
決めされたガラス板20は、雌型28に移載されて上昇
され、雄型26に押し付けられる。この雌型28の上昇
動作によってガラス板20が雄型27の凸面に沿った湾
曲形状に曲げ成形される。
【0012】昇降装置30は、モータ32、及び複数の
ボールねじ装置34、34等から構成されている。モー
タ32の出力軸33にはプーリ36が設けられ、このプ
ーリ36と、図3上右側のボールねじ装置34のねじ棒
38に取り付けられたプーリ40とに無端状のベルト4
2が張設されている。また、ねじ棒38にはプーリ44
が前記プーリ40と同軸上に取り付けられ、このプーリ
44と、図3上左側のボールねじ装置34のねじ棒38
に取り付けられたプーリ44とに無端状のベルト46が
張設されている。また、各ボールねじ装置34のナット
部48にはロッド50が連結され、このロッド50上
に、前記雌型28を支持する支持部材52が固定されて
いる。したがって、昇降装置30は、モータ32が駆動
されると、その駆動力がベルト伝達機構によって各ボー
ルねじ装置34のねじ棒38に伝達されるので、各ナッ
ト部材48が連動して上下移動し、これによって、雌型
28が前述の如く昇降移動される。
【0013】一方、ローラコンベア22の下流には、図
2に示すように複数のフリーローラ54、54がローラ
コンベア22の搬送方向に対して直交する方向に複数列
配置されている。これらのフリーローラ54、54…
は、各フリーローラ54、54…の転送点(ガラス板と
の接触点)を結んで形成される面が、湾曲成形されたガ
ラス板20の湾曲面に沿った面になるように配置されて
いる。
【0014】図4に示すように、ローラコンベア22の
下方には、フリーローラ55、55…が雌型28に囲ま
れるように配設されている。この位置がフリーローラ5
5、55…の待機位置である。そして、フリーローラ5
4、54…と55、55…とで、搬送部の搬送支持部材
が構成されている。複数のフリーローラ55、55…
は、その転送点(ガラス板との接触点)を結んで形成さ
れる面によって、湾曲成形されたガラス板の湾曲面に沿
った面を形成する。複数のフリーローラ55、55…
は、昇降装置56によってローラコンベア22の下方位
置(待機位置)と、ローラコンベア22の上方でフリー
ローラ54、54…と面一になる位置との間で上下移動
される。昇降装置56によってフリーローラ55、55
…が上昇移動されると、フリーローラ55、55…は、
図3上二点鎖線で示すようにローラコンベア22のロー
ラ間の隙間を通過して上昇される。これにより、雄型2
6と雌型28とで湾曲成形されたガラス板20は、その
湾曲面に沿って配設されたフリーローラ55、55…上
に載置される。
【0015】昇降装置56は、エアシリンダ58等から
構成されている。エアシリンダ58のピストン60にフ
リーローラ55、55…を支持する支持部材62が固定
されている。したがって、昇降装置56は、エアシリン
ダ58のピストン60を伸縮させると、フリーローラ5
5、55…が前述の如く昇降移動される。なお、各フリ
ーローラ55、55…を各々独立して昇降させることも
できる。この場合、各フリーローラ55、55…の昇降
ストロークを制御することによって、上昇したときにガ
ラス板20の湾曲面に沿った面を形成させることもでき
る。制御系を簡素化できる点から、待機位置でもガラス
板の湾曲面に沿った面を形成しておき、各フリーローラ
55、55…を一体で昇降させることが好ましい。
【0016】図2に示すように、シャトル装置(駆動手
段に相当)70が成形ステージ14から風冷強化装置1
6にかけて設けられている。シャトル装置70は、成形
ステージ14で湾曲成形されたガラス板20を、フリー
ローラ55、55…に載置した状態で、フリーローラ5
5、55…からフリーローラ54、54…を介して風冷
強化装置16に搬送する搬送装置である。
【0017】シャトル装置70は、図2〜図4に示すよ
うにシャトル本体72を有し、このシャトル本体72に
は一対のアーム74、74が成形ステージ14に向けて
延設されている。一対のアーム74、74は、シャトル
本体72に設けられた駆動装置(図示せず)によってそ
の間隔が拡縮動作される。この駆動装置によってアーム
74、74の間隔が収縮されると、ガラス板20の両縁
部にアーム74、74が当接され、これによって、ガラ
ス板20が一対のアーム74、74によって挟持され
る。なお、アーム74、74の内側には、ダンパー部材
76が取り付けられており、このダンパー部材の緩衝作
用によってガラス板20は、衝撃を受けずに一対のアー
ム74、74に挟持される。
【0018】シャトル本体72の上面には、図2の如く
4台のガイドブロック78、78…が取り付けられ、こ
のガイドブロック78、78…はガイドレール80、8
0にスライド移動自在に係合されている。ガイドレール
80、80は、成形シテージ14から風冷強化装置16
に沿って配設され、これにより、シャトル本体72は、
成形ステージ14と風冷強化装置16との間で往復移動
することができる。
【0019】ガイドレール80、80の両端部を支持す
る支持台82、82には、プーリ84、84が回動自在
に設けられ、このプーリ84、84に駆動用ベルト86
が張設されている。駆動用ベルト86は、その中途部で
前記シャトル本体72に形成された固定部73に固定さ
れる。また、駆動ベルト86は、モータ88の出力軸8
9に設けられたプーリ90にその一部が巻回され、モー
タ88からの動力が伝達される。したがって、モータ8
8が駆動されると、その動力が駆動ベルト86を介して
シャトル本体72に伝達されるので、シャトル本体72
が成形ステージ14と風冷強化装置16との間で往復移
動される。
【0020】風冷強化装置16は、上部送風ボックス9
2と下部送風ボックス94とを備えている。上部送風ボ
ックス92と下部送風ボックス94とには、図示しない
ダクトを介してブロアが連結されている。したがって、
ブロアが駆動されると、ブロアによって発生した冷却エ
アが、ダクトを介して上部送風ボックス92と下部送風
ボックス94に供給される。そして、冷却エアは、上部
送風ボックス92の内面に形成された多数のノズルから
ガラス板20の上面に向けて噴射され、また、下部送風
ボックス94の内面に形成された多数のノズル95(図
2参照)からガラス板20の下面に向けて噴射される。
これにより、ガラス板20は、その両面が冷却されて風
冷強化される。
【0021】なお、上部送風ボックス92の内面、及び
下部送風ボックス94の内面の各々の曲率は、ガラス板
20の曲率と略等しい曲率に形成されている。また、ガ
ラス板20はアーム74、74にその両端部が挟持され
た状態で風冷強化装置16に搬送されるため、各ボック
ス92、94の内面同士の間隔は、ガラス板20の厚み
よりも若干広い間隔に設定されている。これにより、ガ
ラス板20と各ボックス92、94のノズルとの間隔が
極限まで狭く設定され、ガラス板20の冷却能が向上さ
れている。また、下部送風ボックス94の内面には、ノ
ズル95を避けた位置にフリーローラ54、54…が配
設されている。
【0022】風冷強化装置16で風冷強化されたガラス
板20は、風冷強化装置16の出口に配設されたフリー
ローラ54、54…から図1に示す複数のローラからな
るローラコンベア96を介して図示しない検査工程へ搬
送される。ここでガラス板20は、クラック等の欠陥が
検査され、欠陥の無いものは良品工程へ、そして、欠陥
が発見されたものは不良品工程へ各々搬送される。
【0023】次に、前記の如く構成されたガラス板成形
装置10の作用について説明する。加熱炉12で軟化点
近くまで加熱された平板状のガラス板20が加熱炉12
の出口まで搬送されてくると、そのガラス板20は、図
6に示すように成形ステージ14のローラコンベア22
によって矢印A方向に搬送され、その先端縁部がストッ
パ24に当接することにより成形ステージ14において
位置決めされる。
【0024】ガラス板20が位置決めされると、ローラ
コンベア22の下方に位置された雌型28が昇降装置3
0によって上昇移動される。これにより、ガラス板20
が雌型28上に移載され、この状態で雄型26に押し付
けられる。この雌型28の上昇動作によって平板状のガ
ラス板20が、雄型26に沿った湾曲形状に曲げ成形さ
れる。
【0025】ガラス板20が曲げ成形されると、ローラ
コンベア22の下方に位置されたフリーローラ55、5
5…が昇降装置56によって上昇移動され、ガラス板2
0の下面がフリーローラ55、55…に支持される。こ
の後、雌型28を昇降装置30によって元の位置に下降
移動させることにより、ガラス板20をフリーローラ5
5、55…上に載置する。この時、ガラス板20は、図
7に示すようにガラス板20の湾曲形状に沿って配設さ
れたフリーローラ55、55…上に載置されるので、曲
げ成形された形状の状態で支持され、その変形が防止さ
れる。
【0026】次に、予めガラス板20を挟む位置に配置
されていたシャトル装置70の一対のアーム74、74
を駆動させ、アーム74、74によってガラス板20の
両端縁部を挟持する。この後、シャトル装置70のモー
タ88が駆動され、シャトル本体72を成形ステージ1
4から風冷強化装置16に向けて矢印B方向に移動させ
る。これにより、ガラス板20はアーム74、74に挟
持された状態でフリーローラ54、54…に転送され、
そして、フリーローラ54、54…に乗り換えられて風
冷強化装置16内に挿入される。
【0027】ガラス板20が風冷強化装置16内に挿入
されると、図8に示すようにガラス板20をフリーロー
ラ54、54…で載置した状態で、風冷強化装置16の
各ブロック92、94の各ノズルからガラス板20に向
けて冷却エアを噴射するとともに、シャトル装置70の
モータ88を所定の周期で正転/逆転駆動させ、シャト
ル本体72を風冷強化装置16内で微小量前後移動させ
る。これにより、ガラス板20は、フリーローラ54、
54…に接触した部位が常に変化させられながら風冷強
化されるので、ガラス板20全体が均一に強化される。
【0028】風冷強化装置16で強化されたガラス板2
0は、シャトル装置70によってローラコンベア96に
搬送された後、ローラコンベア96によって検査工程に
向けて矢印C方向に搬送される。なお、ガラス板20を
ローラコンベア96に搬送したシャトル本体72は、モ
ータ88の逆回転によって成形ステージ14に戻されて
待機される。以上が、ガラス板成形装置10の作用であ
る。
【0029】このように本実施の形態のガラス板成形装
置10は、ガラス板20の曲面形状に沿って配置された
フリーローラ55、55…、及びフリーローラ54、5
4…を成形ステージ14から風冷強化装置16に配置
し、このフリーローラ55、55…、フリーローラ5
4、54…上にガラス板20を載置した状態で、ガラス
板20を風冷強化装置16に搬送するようにしたので、
成形ステージ14で曲げ成形されたガラス板20の変形
を抑制して風冷強化装置16に搬送できる。
【0030】また、前記ガラス板成形装置10では、フ
リーローラ54、54…を風冷強化装置16の内部に配
置して、ガラス板20の変形を防止した状態でガラス板
20を風冷強化装置16の内部に挿入可能とした。そし
て、フリーローラ54、54…が接触した部位が風冷強
化されないという不具合を防止するために、風冷強化装
置16の内部においてガラス板20をシャトル装置70
で前後移動させながら、即ち、フリーローラ54、54
…が接触した部位を常に変えながら風冷強化させた。こ
れにより、ガラス板20全体を均一に強化させることが
できる。
【0031】なお、本実施の形態では、フリーローラ5
5、55…に載置されたガラス板20をシャトル装置7
0によって風冷強化装置16に搬送するとしたが、フリ
ーローラ54、55…に回転駆動装置を設け、フリーロ
ーラ54、55…の自転によってガラス板20を搬送す
るようにしてもよい。但し、曲げ成形後のガラス板20
は、その品質を悪化させないために、風冷強化装置16
に素早く搬送させることが必要なので、品質悪化防止の
観点からみると、フリーローラ54、55…を自転させ
てガラス板20を搬送するよりも、シャトル装置70等
の他の高速搬送手段によってガラス板20を搬送するこ
とが好ましい。
【0032】また、本実施の形態では、搬送支持部材と
して複数のフリーローラを用いたが、成形されるガラス
板20の曲面形状を形成する他の部材を用いることもで
きる。例えば、ガラス板20の曲面形状に形成された板
状部材がある。この場合、板状部材は風冷強化装置16
以外の場所に配される。そして、成形部では、ローラコ
ンベア22の各ローラ間で上下する複数の短尺状の板状
部材が配される。複数の短尺状の板状部材がローラコン
ベア22よりも上へ上昇すると、これらの板状部材によ
ってガラス板20の湾曲面に沿った面が形成される。ガ
ラス板20をスムースに搬送し、かつ搬送跡を抑制でき
る点に鑑みると、搬送支持部材としてはフリーローラが
好ましい。
【0033】本実施の形態では、シャトル装置70の一
対のアーム74、74で、成形ステージ14から風冷強
化装置16へガラス板20を搬送する方向におけるガラ
ス板20の前後端縁部を挟持させた。これに代えて、ガ
ラス板20の前後端縁部ではなく前後端縁部に隣あうガ
ラス板20の両側端縁部を一対のアームで挟持させるこ
ともできる。ガラス板20を挟持するための機構を簡素
化できる(アームの挟持動作をシャトル本体72の移動
方向と同じ方向にできる)点に鑑みると、ガラス板20
の前後端縁部を挟持させることが好ましい。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るガラス
板成形方法及びその装置によれば、ガラス板の曲面形状
に沿って配置された複数のローラからなる搬送部を成形
部から風冷強化部に配設し、この搬送部の複数のローラ
上に、成形部で曲げ成形されたガラス板を載置し、この
状態で、ガラス板を成形部から風冷強化部に搬送するよ
うにしたので、成形部で曲げ成形されたガラス板の変形
を抑制して風冷強化部に搬送できる。
【0035】また、本発明によれば、前記搬送部を風冷
強化部の内部に挿入配置するとともに、風冷強化部の内
部においてガラス板を前後移動させながら風冷強化させ
たので、ガラス板全体を均一に強化させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るガラス板成形装置の
全体斜視図
【図2】図1に示したガラス板成形装置の平面図
【図3】図2に示したガラス板成形装置の左側面図
【図4】図1に示したガラス板成形装置の正面図
【図5】図1に示したガラス板成形装置のフリーローラ
の配設位置を示す斜視図
【図6】ガラス板成形装置の成形ステージにガラス板が
搬送されてきた状態を示す説明図
【図7】ガラス板成形装置の成形ステージで曲げ成形さ
れたガラス板がフリーローラ上に載置された状態を示す
説明図
【図8】曲げ成形されたガラス板がフリーローラに沿っ
て風冷強化装置の内部に搬送された状態を示す説明図
【符号の説明】
10…ガラス板成形装置、12…加熱炉、14…成形ス
テージ、16…風冷強化装置、20…ガラス板、26…
雄型、28…雌型、54、55…フリーローラ、70…
シャトル装置、72…シャトル本体、74…アーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大野 義夫 神奈川県愛甲郡愛川町角田字小沢上原426 番1 旭硝子株式会社内 Fターム(参考) 4G015 AA09 AB03 AB06 AB10 CA04 CB01 CC01 GA01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラス板を加熱部によって軟化点近くま
    で加熱し、加熱部で加熱されたガラス板を成形部によっ
    て曲げ成形し、成形部で曲げ成形された高温状態にある
    ガラス板を風冷強化部によって風冷強化することによ
    り、ガラス板を所定の曲面形状に曲げ成形するガラス板
    成形方法において、 ガラス板の曲面形状を形成する搬送支持部材を備えた搬
    送部を前記成形部から前記風冷強化部に配設し、該搬送
    部の搬送支持部材上に、成形部で曲げ成形されたガラス
    板を載置した後、該ガラス板を成形部から風冷強化部に
    搬送することを特徴とするガラス板成形方法。
  2. 【請求項2】 前記搬送支持部材は複数のローラからな
    り、成形部においてガラス板の下方の待機位置から複数
    のローラを上昇させて、複数のローラ上に曲げ成形され
    たガラス板を載置することを特徴とする請求項1記載の
    ガラス板成形方法。
  3. 【請求項3】 前記搬送部は、前記風冷強化部の内部に
    挿通配置され、前記ガラス板は、風冷強化部の内部にお
    いて前後移動させられながら風冷強化されることを特徴
    とする請求項1または2に記載のガラス板成形方法。
  4. 【請求項4】 ガラス板を軟化点近くまで加熱する加熱
    部と、加熱部で加熱されたガラス板を曲げ成形する成形
    部と、成形部で曲げ成形された高温状態下にあるガラス
    板を風冷強化する風冷強化部とを備え、ガラス板を所定
    の曲面形状に曲げ成形するガラス板成形装置において、 ガラス板の曲面形状を形成する搬送支持部材を備えた搬
    送部を前記成形部から前記風冷強化部に配設し、該搬送
    部の搬送支持部材上に、成形部で曲げ成形されたガラス
    板を載置した状態で、該ガラス板を成形部から風冷強化
    部に搬送することを特徴とするガラス板成形装置。
  5. 【請求項5】 前記搬送支持部材は複数のローラからな
    り、成形部において、ガラス板の下方の待機位置とガラ
    ス板の下面までとの間を上下動可能であることを特徴と
    する請求項4記載のガラス板成形装置。
  6. 【請求項6】 前記搬送部は、前記風冷強化部の内部に
    挿通配置されるとともに、前記搬送支持部材上に載置さ
    れたガラス板の両縁部を保持し該ガラス板を成形部から
    風冷強化部に搬送する駆動手段を有し、該駆動手段は、
    風冷強化部の内部においてガラス板を前後移動させるこ
    とを特徴とする請求項4または5に記載のガラス板成形
    装置。
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