JP2004504247A - 板ガラスを型押しする方法および装置 - Google Patents
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Abstract
本発明の主題は、1枚の板ガラスを型押しするための方法であって、前記板ガラスを軟化温度に加熱することと、2つの型の間でそれを型押しするためのステーションまで前記板ガラスを本質的に水平の搬送路において搬送することと、前記2つの型の間で押圧することによって前記板ガラスを成形することと、適切なステーションで前記板ガラスを冷却することと、を含み、成形されたローラを備えるこれらの手段は、前記板ガラスが型押しされた後に前記板ガラスを受け入れ、前記ローラは、前記板ガラスが型押しするステーションに運搬される方向によって前記板ガラス上に定義される方向に対して平行に配向される。
【選択図】図3
【選択図】図3
Description
【0001】
(技術分野)
本発明は、冷却ステップが後続する1枚の板ガラスを型押しするための技術に関する。本発明による技術は、特に強化するための1枚の板ガラスを型押しするか、またはそれから冷却され且つラミネート・グレイジングを形成するために2つずつに組合わされる何枚かの板ガラスを型押しするかのいずれかに適合される。
【0002】
本発明は、自動車の外側部品に装備するための板ガラスの形状に関してより詳細に説明されるが、これに限定はしない。
【0003】
さらに詳細には、本発明は、温度が軟化温度近傍の温度にまで上げられ得るように板ガラスが加熱炉を通って1つずつ運ばれ、板ガラスはローラのベッド上で運搬されるような技術によるものに関連する。前記板ガラスは、それらが炉を離れるとすぐに、所望の形状を得るために上側の型に対して押圧すべく、下側の型が板ガラスを持ち上げる型押しステーションへ導かれる。板ガラスは、強化ステーションのような冷却ステーションへ導かれるべくコンベア上にまで戻される。
【0004】
(背景技術)
これらの型押し技術は、米国特許第4872898号文献で詳細に記述されている。当該文献は、これにより、1枚の板ガラスがローラコンベア上を、温度がその軟化温度まで上げられるトンネル炉を通って搬送され、それから型押しステーションへ導かれる技術を特に記述している。型押しステーションにおいては、前記板ガラスは、該板ガラスが与えられることになる所定の形状を有するフレームによってコンベアから持ち上げられる。前記フレームは、前記板ガラスが初めにその上に載っているローラのベッドを通過し得るように断続的である。前記フレームは、それから中実固体の上側の型に対して押圧するまで前記板ガラスを持ち上げ、その上側の型の形状は前記フレームの形状と相補的であり、それゆえ前記板ガラスの所望の形状に対応する。押圧の後、前記下側のフレームは、前記ローラのベッドの下方の高さまで戻り降下し、したがって前記板ガラスを戻して前記ローラのベッド上まで下げて設定する。前記ローラは、前記板ガラスを前記強化ステーションへ導くそれらの動きを再開する。
【0005】
他の文献は、このタイプの技術についてのバリエーションを記述している。特に、前記下側フレームに関して、さらに特別に、その構成は、それに前記ローラのベッドを通過させることを可能としている。他の文献は、常に前記下側フレームの通過を容易にするために、型押しステーション内での前記ローラの設計においてさらなるバリエーションさえも記述している。
【0006】
コンベアとして作動するローラのベッドを通過する前記下側フレームの特別な特徴を除き、このタイプの技術は、型押し動作が炉の外部、または温度により維持される容器の少なくとも外側で行なわれることによって特徴付けられている。このタイプの技術は、それゆえコールド技術として見なされるべきであり、この名称は、前記型押しステーションが、温度により維持される容器の外側に位置されるという事実を定義し、このことが意味することは、型押し工具の配置をコントロールすることが、ホット技術の場合よりも容易であり、一方、型押し方法は、前記炉から離れるとすぐに、前記板ガラスが冷やされ始めるであろうから、時間に対する競争であり、前記型押し動作またはその条件についての変更は、それゆえ巧妙であり、限定される。
【0007】
さらにまた、特に自動車産業における最近の開発は、特に著しい湾曲を有する複合形状のグレイジングについての要求が絶えず増大する傾向にあり、それと同時に、要求される光学的品質も、高くなってきている。その上、グレイジングの厚みもまた薄くなってきている。
【0008】
この技術を用いる工具における自動車産業のための外側グレイジングの形状については、ローラコンベア上の炉を通過するにつれて前記板ガラスの移動方向は、後の使用法の研究によって規定されている。特に、前記板ガラスが使用状態にあるときに、痕(marquage)が本質的に鉛直の方向にあらわれることは望ましくなく、該痕は、温度が増加するにつれて前記ローラにより残される可能性がある。もしもそのような痕が存在すると、それらは、実際、例えば、該自動車に対向している人に、ある特定の角度から非常に目立つようになる。したがって、前記板ガラスが移動する前記方向は、これらの痕が本質的に水平の方向に見られ、それゆえ誰からも実際に見られないようにすることが要求される。
【0009】
今日のメーカーによる要求はまた、板ガラスが自動車に装着された後に、有意な湾曲を鉛直の方向に与えることにもある。この有意な湾曲は、それゆえ炉内におけるコンベアの方向に対応する型押しの方向に対応するであろう。ローラコンベア上で型押しされた後に前記板ガラスを搬送可能にすることは、このように手が込んでおり、これらのローラは、前記板ガラスを破損しまたは変形する危険なしに、型押しする方向に垂直であり、そのときこれらは、結局、それらの中央部分によってのみ支持されることになる。特に良好なプロセスの反復性のために、押圧後に得られる形状を維持すること、および押圧ステーションと冷却ステーションの間で交換できないこともまた望ましい。
【0010】
押圧ステーションを通過した後に板ガラスの変形を防止するための解決法も、既に提案されている。欧州特許第0523017号文献は、型押しステーションから冷却ステーションへ板ガラスを導くために板ガラスの最終形状を有しているシャトルまたは移動フレームの使用を詳細に記述している。米国特許第4433993号文献も、炉を通過するコンベアの方向を横切るシャトルを提供している。これらの技術により、押圧直後に板ガラスが、得られた形状を維持し且つ前記板ガラスを冷却ゾーンに速やかに導くように、処理されることを可能とする。これらの技術は、しかしながら、欠点を有する。まず第1に、前記板ガラスが完全に受け入れられるために、前記シャトルの移動は、各搬送動作のための指標付けを必然的に伴う。さらに、前記板ガラスは、フレームによってその周辺において支持されるので、冷却が均一にならない。この不都合は、前記板ガラスが、ラミネート・グレイジングを生成するために焼きなまされまたは半強化され、あるいはまた強化されるときに、特に厄介である。何が起こるのかというと、これらの種々のケースにおいて、縁部において問題が生じ、板ガラスの脆弱化につながるのである。
【0011】
それゆえ、発明者たちは、薄い板ガラスを型押しするのに特に良く適合し、先に述べた技術の、特にグレイジングが使用されるときに視認される痕の存在しない利点を有し、しかもそれらの欠点を有しておらず、特に前記板ガラスの周辺における問題なしに前記板ガラスの後続の冷却を行なうことを可能とする型押し技術を開発するという課題を自らに与えた。
【0012】
この目的は、本発明により、1枚の板ガラスを型押しするための方法であって、前記板ガラスを加熱することと、2つの型の間でそれを型押しするためのステーションまで前記板ガラスを本質的に水平の搬送路にて搬送することと、前記2つの型の間で押圧することによって前記板ガラスを成形することと、適切なステーションで前記板ガラスを冷却することと、前記板ガラスが型押しされた後に前記板ガラスを受け入れる成形されたローラであって、前記板ガラスに型押しするステーションに運搬される方向によって前記板ガラス上に定義される方向に平行に配向される成形されたローラを備える手段とを含む方法によって達成された。
【0013】
本発明によれば、押圧フェーズの後に、前記板ガラスは、押圧後そして成形後に、自ら成形されており且つ得られた形状を維持し且つ所望しない付加的な変形を回避することを可能とするであろうローラ上に戻し下げられて設定される。この結果を達成するために、前記ローラは、前記板ガラスが前記型押しステーションを通って運搬される方向によって前記ガラス上に定義される方向に平行に配向される。すなわち、使用されるときに鉛直方向に主たる湾曲を有し且つこの鉛直方向にて前記炉を通って移動する自動車のための外側のグレイジングの場合には、押圧後に前記板ガラスを受け入れる前記成形されたローラは、板ガラスが自動車に装填されたときに前記板ガラスの鉛直方向に対して直角に配向される。
【0014】
本発明の好ましい実施の形態によれば、前記成形されたローラを備える手段は、少なくとも1つの、有利に、前記型押しステーションと冷却ステーションの間を移動することが可能な、シャトルである。
【0015】
好ましくは前記型押しステーションと冷却ステーションの間で移動することが可能な、シャトルの、成形されたローラを具備する手段による、使用は、前記成形されたローラが、上側の型と、前記板ガラスを加熱炉から型押しステーションへ運ぶ、ローラのベッドとの間に容易に挿入されることを可能とする。
【0016】
本発明の実施の形態の第1の代替的な形態によれば、前記板ガラスは、前記板ガラスが前記型押しステーションへ運搬される方向に対して横向きに前記冷却ステーションへ搬送される。この実施の形態によれば、前記成形されたローラは、それゆえ型押しステーション内へ運ぶコンベアと有利に直角に横向き受け入れベッドを形成するようにして配設される。そのような実施の形態によれば、本発明は、運搬用コンベアの各側に冷却ステーションを設けてもよい。そのような実施の形態は、それゆえ、両側の各々から交互に板ガラスを運ぶのに、例えば1つの同じシャトルを用いるか、または、例えば、各々成形されたローラを有する2つのシャトルを用いるかする。この実施の形態は、製造率を増加させることを特に可能とするかもしれない。
【0017】
本発明による実施の形態の第2の代替的な形態によれば、前記板ガラスは、押圧後に上側の押し型に接触させ続けられ且つそれは、90°の角度にわたる回転をして、前記型押しステーションへ運搬される方向にて前記冷却ステーションへ搬送される。本発明は、この代替的な形態に従って、このように、前記炉から前記型押しステーションへ運搬するための前記コンベアのローラに平行な前記成形されたローラの配置を想定する。そのような構成は、現存するプラントに単に回転要素を加えることによって変更できる利点を本質的に有する線形設計を可能にする。
【0018】
本発明の最後の代替的な形態によれば、最初の2つの代替的な形態が組み合わされることが想定され、すなわち、前記板ガラスが押圧された後に、前記板ガラスを型押しステーションへそして横方向に配置された少なくとも1つの冷却ステーションへ運搬するための前記コンベアと一直線になった冷却ステーションへ運搬できることが想定される。前記板ガラスは、この時、各々冷却ステーションに、特に製造率を増加させるために、関連付けされたシャトルによって有利に運搬される。
【0019】
本発明の一つの有利な実施の形態は、前記板ガラスが、前記成形されたローラを備えるシャトル上で移動できることを想定している。そのような実施の形態は、ガラスに痕を残す危険に制限を設け、前記板ガラスが前記成形されたローラ上に静止したままとならないようにすることも可能とする。該方法のこの段階において何が起こるかというと、前記板ガラスは、もしも前記ローラ上に静止したままであると、痕が残るのに充分なほど熱いままとなる。そのような痕は、見る人にとって、明らかにわずらわしいような方向には配向されないが、にもかかわらず、よりよい光学的品質を達成するためにそのような痕の出現を防止することが望ましい。
【0020】
シャトル、またはより正確には前記成形されたローラを搭載する手段の移動に関して、本発明は2つの可能性を想定している。すなわち、第1の実施の形態において、前記シャトルが、型押しステーションから前記板ガラスを他のコンベア、例えばローラコンベア上に下げて設定すべく冷却ステーションの入口へ移動する。いくつかの冷却ステーションの場合に特に適合する第2の実施の形態において、前記シャトルは、前記冷却ステーションへ入り且つ冷却時間の少なくとも一部の間、前記板ガラスを支持する。すなわち、設定された前記板ガラスは、コンベア、例えばローラコンベア、によりピックアップされ、これのローラは、必ずしも成形されている必要はない。両方の場合において、前記シャトルから前記冷却ステーションのコンベアへの通路は、前記板ガラスを前記冷却ステーションのコンベアへ導くシャトルの前記成形されたローラを駆動することにより自然に生ずる。
【0021】
本発明の好ましい実施の形態において、前記板ガラスが、前記シャトル上で往復移動を行なうであろうことが想定される。この実施の形態は、特に、限定された長さのシャトルを有して、前記冷却ステーションのコンベア上へ移送されるまで前記板ガラスが静止したままとならないようにすることを可能としてもよい。
【0022】
本発明の実施の形態の他のタイプによれば、成形されたローラを備える手段は、有利に、前記型押しステーションと待機ステーションとの間で移動することが可能な、少なくとも1つのシャトルである。
【0023】
この実施の形態の有利な実施の形態は、前記シャトルに搭載される成形されたローラは、前記型押しされた板ガラスを、前記板ガラスが前記型押しステーションへ運搬される方向に対して横向きに少なくとも1つの冷却ステーションへ移送することを想定している。
【0024】
本発明のそのような実施の形態は、例えば、一旦前記板ガラスが型押しさられたら、例えば前記板ガラスを保持してもよい上側の型の下方の待機位置からもたらされる除去可能なシャトルを使用することにあり、前記板ガラスは、戻り下降して前記シャトル上に設定される。前記成形されたローラは、横方向に設けられた冷却ステーションへ前記板ガラスを移送すべく作動する。前記板ガラスは、前記シャトルの成形されたローラを去るとすぐに、有利に、前記冷却ステーションを通過するコンベアによって取り上げられ、前記コンベアは、例えば成形されたローラからなる。本発明の有利な代替的な形態においては、2つの冷却ステーションが、板ガラスが前記型押しステーションへ移送される方向の各側に1つ横向きに設けられる。そのような構成は、製造率を増加させることを可能とする。すなわち、有利なことに、前記板ガラスは、1つの冷却ステーションから他のステーションに交互に移送される。このために、前記成形されたローラは、回転の一方向から他方向に交互に作動する。例えば1つの冷却ステーションにもし異変があった場合、全ての板ガラスが少なくとも一時的にただ1つの冷却ステーションに移送され得るように、サイクルが変更されることが可能となるようにすることも有利に想定される。
【0025】
上述において詳述された実施の形態は、板ガラスの型押し動作の間、移動シャトルのために待機位置すなわち待機ステーションを必要とする。上述した構成によれば、この待機位置は、前記炉のための前記コンベアに位置合わせされて、すなわち、前記板ガラスが前記型押しステーションへ運搬される方向に一直線となって、有利に設けられている。
【0026】
本発明は、そのような移動シャトルの待機位置は、前記板ガラスが前記型押しステーションへ運搬される方向に対して横向きに設けられ、冷却ステーションは、前記板ガラスが前記型押しステーションへ運搬されるのと同一の方向に一直線になり、従って、炉コンベアと一直線になって設けられる実施例の代替的形態も想定している。この実施の形態によれば、前記板ガラスは、前記移動シャトル上に載置する前に90°の角度にわたる回転をする。
【0027】
本発明は、上述された方法を実施するための装置も提案している。本発明によるこの型押し装置は、1枚の板ガラスを加熱するための炉と、前記炉を通して2つの押し型を備える型押しステーションまで本質的に水平面に前記板ガラスを支持し且つ搬送するための装置であって、下側の型は前記板ガラスを上側の型に対して押圧すべく当該搬送装置を通過させ、当該装置は、成形された後に板ガラスを保持するための手段を備える装置と、を具備し、前記型押し装置は、少なくとも1つの冷却ステーションと、押圧後に板ガラスを受け入れる成形されたローラを備える少なくとも1つのシャトルとをも備え、該シャトルは、型押しステーションと他のステーションとの間で移動し得て、前記成形されたローラは、前記型押しステーションへ運搬される方向を経由して前記板ガラス上に定義された方向に平行に配向される。
【0028】
前記板ガラスを支持し且つ搬送するための装置は、有利に、型押しステーションにおいてエアクッションシステムにて終端する可能性のあるローラコンベアである。
【0029】
このように上述された前記型押し装置は、一枚の板ガラスを押圧するステップの後に、型押しされた板ガラスを受け入れ且つその形状を冷却ステーションまで維持するために、成形されたローラを有するシャトルを、型押しステーションにもたらすべく、この板ガラスを上側の型に接触させ続けることを可能とする。
【0030】
本発明による装置の第1の実施の形態は、型押しステーションと冷却ステーションとの間で移動できるシャトルを、有利に想定している。
【0031】
本発明のこの実施の形態の第1の代替的な形態によれば、前記シャトルの移動方向は、前記板ガラスが前記炉から前記型押しステーションへ運搬される方向に対して横向きである。この実施の形態によれば、前記成形されたローラは、例えば、前記板ガラスを加熱炉から運搬するコンベアのローラに対して垂直の方向に配置される。
【0032】
本発明のこの実施の形態の第2の代替的な形態によれば、前記シャトルの移動方向は、前記炉から前記型押しステーションへ前記板ガラスが運搬される方向の延長であり、前記上側の型は、押圧後に90°の角度にわたって旋回する。このような他の実施の形態は、それゆえ、押圧後に、前記板ガラスが前記上側の型に接して保持されている間に、前記上側の型に、前記型押しされた板ガラスが、前記シャトルの前記成形されたローラ上に戻し載置され得るようにするために、旋回を生じさせることにあり、前記ローラは、前記炉から運搬するためのコンベアのローラに対して平行である。
【0033】
この第1の実施の形態による本発明の好ましい実施の形態は、前記シャトルの前記成形されたローラが従動ローラであることを想定している。すなわち、この実施の形態により、前記板ガラスが、それが前記シャトル上に載置されるとすぐに動作状態に設定されることを可能としている。
【0034】
好ましくは、前記成形されたローラは、前記板ガラスがシャトル上で往復移動することを可能にするために、特に前記板ガラスが移動しているときにこれを可能にするために、交互の回転移動を有していても良い。
【0035】
本発明の代替的な形態において、前記シャトルは、前記冷却ステーションに入る。前記成形されたローラの交互の回転は、この時、特に有利である。
【0036】
本発明による装置の第2の実施の形態は、前記型押しステーションと待機ステーションの間で移動し得るシャトルを有利に想定している。
【0037】
本発明のこの第2の実施の形態によれば、前記成形されたローラは、回転の少なくとも1つの方向に駆動されるローラである。
【0038】
それゆえ、本発明による装置のこの第2の実施の形態は、本質的に、待機ステーションと前記型押しステーションとの間で移動し得るシャトルにあり、前記シャトルは、型押しされた板ガラスが、前記板ガラスを冷却ステーションへ移動するために、載置されるとすぐに回転状態に設定される成形されたローラを備えている。前記シャトルに搭載される前記成形されたローラは、上側の型の下に、有利には、前記冷却ステーションを通過する成形されたローラを備えるコンベアの延長に配置される。前記板ガラスは、前記シャトルの成形されたローラから前記コンベアの成形されたローラへ停止することなくこのように移送される。
【0039】
前記上側の型に関しては、押圧後に前記板ガラスを保持するために吸引手段を有利に備えている。特に、前記シャトル上への前記板ガラスの載置を促進する吹き出し手段を想定することも可能である。そのような吹き出し手段は、もちろん、前記吸引手段がもはや使用されなくなるまで使用されない。本発明は、前記上側の型が、特に前記シャトル上への載置に必要とされる時間を減少させるために、該上側の型を前記シャトルに近付けるために下方に移動させることにより、鉛直方向に移動させることを可能とすることも想定している。そのような実施の形態は、前記板ガラスを破損する危険を低減させ、前記板ガラスは、とても低いところから前記シャトル上に落下される。
【0040】
本発明により、このように説明されてきた装置および方法は、先に述べられたコールド技術を用いて板ガラスを型押しすることを可能とするとともに、とりわけ同時に、自動車における外側のグレイジングとして使用されることが意図された前記板ガラスの高度な型作り精度および光学的高品質を可能とする。
【0041】
本発明による装置および方法は、実際に、板ガラスが前記シャトルの成形されたローラ上に押圧された後に、板ガラスを受け入れ、それゆえ所望される形状を非常に精密に維持し且つ前記ガラスが一旦車両に取り付けられたら、目に見える痕を回避することを可能とする。そのような板ガラスは、モノリシック・グレイジングとしてまたはラミネート・グレイジングを形成すべく2つずつ組合わされて使用されるであろう。
【0042】
さらに、製造率を最適化するために、本発明は、いくつかの冷却ステーションを備える装置を、有利に提案する。
【0043】
本発明による第1の装置の場合、すなわち前記型押しステーションと冷却ステーションの間で移動可能なシャトルの場合、本発明は、前記板ガラスを前記炉から前記型押しステーションへ搬送する装置の方向の延長における冷却ステーションおよび/または上述の方向に対して横向きに配向される少なくとも1つの冷却ステーションを有利に想定している。本発明の好ましい実施の形態によれば、各々が1つのシャトルに関連付けられた、3つの冷却ステーションが存在し、前記上側の押し型が、90°にわたって回転することを可能とすべく軸のまわりで移動することを可能とすることが特に想定される。
【0044】
本発明による第2の装置の場合、すなわち、前記型押しステーションと待機ステーションの間で移動可能なシャトルの場合、本発明は、前記板ガラスが前記型押しステーションへ運搬される方向の両側に、側方に配列された2つの冷却ステーションを有利に想定している。この実施の形態によれば、ただ一つの移動シャトルに、2つの冷却ステーションを与えることが必要とされ、前記ローラは、一方向または他方向への回転移動に、好ましくは交互に駆動して、2つの連続的な型押しされた板ガラスを前記2つの冷却ステーションに交互に移動させる。
【0045】
(発明を実施するための最良の形態)
本発明の他の有利な特徴および詳細は、以下において、図1から図4を参照して与えられる本発明のいくつかの例示的な実施の形態の説明より明らかになるであろう。
【0046】
理解しやすくするために、種々の図は、一定の縮尺で示されてはいない。
【0047】
図1は、その中で1枚の板ガラス2がローラコンベア3に沿って移動する炉1を示されている。炉1内で費やされる時間の間、板ガラス2は、その軟化温度に上げられる。板ガラス2はその後、コンベア3によって支持されたまま、型押しステーション4へ導かれる。型押しステーション4には、ローラコンベア3によって定義される平面の下にフレーム5がある。板ガラス2が、このフレームの上方に至ったとき、前記板ガラスが精密に配置されることを、図に示されてはいない部材が可能とし、型押しゾーンにおいてローラをストップさせることによりその移動が停止される。型押しフレーム5は、板ガラスを上昇させるためにローラ3のベッドを上方に通過する。先に述べたように、型押しフレーム5は、前記板ガラスに所定の形状を有し、ローラ3のベッドを通過し得るように設計されている。すなわち、フレーム5が停止されるか、または、例えば、水撃ポンプタイプのシステムを用いて、フレーム5が低い位置から高い位置へ通ることを可能とするように型押しゾーンにおけるローラが設計されている。そのような実施の形態は、当業者には知られている。板ガラス2をピックアップした、型押しフレーム5は、それを、該フレーム5の上方に配置され、有利なことに中実固体である、押し型6に対して押圧する。
【0048】
自動車の外側部品を装備しようと意図される一枚の板ガラス2の場合には、板ガラス2がローラコンベア3上で移動する方向は、人が顔を向けて自動車を見たとして、その人の見ている角度にかかわらず、コンベア3のローラによって残されているかもしれない、いかなる痕も見えないことが要求される。先に説明されたように、前記板ガラスが自動車上の適切な場所にあるときに、板ガラス2上で鉛直方向を有するかもしれない痕が見えないようにする必要である。このことは、前記板ガラスが自動車上に搭載されている場合、コンベア3のローラの回転の軸は、板ガラス2の水平方向に対応する必要があることを意味している。
【0049】
さらに、板ガラス2に与えられる必要がある主たる湾曲は、前記板ガラスが自動車上に存在するときに、前記板ガラスの鉛直方向に配向される。このことは、押圧後に板ガラス2に与えられる湾曲の主方向は、コンベア3のローラの配向に対して直角であることを意味している。板ガラス2を押圧後にこのコンベア3上に戻し載置することが必要ならば、前記コンベア3は、前記板ガラス2の形状を維持し且つ破損させないために十分に安全な受け入れ位置になく、前記板ガラス2は、その中央部によってのみ支持されることになる。すなわち、そのような位置では、完全に支持されておらず且つ依然として高温度のままである板ガラス2がさらに変形するか、または倒れて、前記コンベアのローラに接した状態で破損に導く可能性がある。
【0050】
図2aから図6aに特に詳細に記述された本発明の技術は、これらの危険を防止し且つ型押しステーションにおいて押圧されている間に板ガラス2上に既に与えられた所望の形状を維持することを可能とする。本発明は、ローラの凹面形状が、板ガラスの主たる湾曲形状を支持するように、設計された配置構成の成形されたローラを備えるシャトル上に前記板ガラスを受け入れることにある。
【0051】
図2aは、本発明による装置を図示しており、板ガラス2が、成形されたローラ8を備えているシャトル7に、押圧後に載置され、その後、炉11を通過し且つ板ガラス2を型押しステーション12へ導く運搬用のコンベア10に垂直の通路内に配置される冷却ステーション9へ導かれる。シャトル7およびその成形されたローラ8は、図2bによりわかりやすく図示されている。本発明の動作の原理は、板ガラス2が型押しステーション12へ到達したときに、上側の型14に対して押圧する型押しフレーム13上にピックアップすることにある。図に示されていない、吸引手段はその後、型押しフレーム13がその下部位置に戻り降下し且つシャトル7がコンベア10と上側の型14の間に挿入されている間、前記上側の型に接触させて前記板ガラスを保持する。前記吸引手段はその後、停止され且つ前記板ガラスは、シャトル7の成形されたローラ8によって受け入れられる。オプションとして、吹き出し手段が、板ガラスを下方に載置するのを助けるために設けられていてもよい。上側の型14が前記板ガラスをシャトル7上に投下する前に、上側の型14の下方への鉛直移動が、想定されても良い。シャトル7はそれから、冷却ステーション9へ移動され、板ガラス2は、シャトル7から前記冷却ステーション9を通過する冷却コンベア15へ移送される。移送は、成形されたローラ8を回転することによって行なわれ、当業者に知られているいずれの手段を用いてもよいが、ここには図示されていない。さらに、成形されたローラ8を回転させるこれらの手段は、前記板ガラスが静止したままとなることを防止して、前記ガラスがローラ8によって痕が付されることのいかなる危険をも防止するため、板ガラス2がシャトル7上に載置されるとすぐに、作動しても良い。シャトル7が冷却ステーション9へ移動される間に、シャトル7上で往復移動を得るためにローラ8の交互回転を想定することも可能である。シャトル7の移動は、冷却ステーション9へ入るまでであっても良く、または代替的に、シャトル7が前記冷却ステーションに入って、例えば、板ガラス2が完全に設定されるときには、前記板ガラスがコンベア15へ移送されても良い。
【0052】
当然、図2aにおいて与えられる図は、対称的に例示されても良く、すなわち冷却ステーション9が運搬用のコンベア10の左方に配置されることもできる。本発明は、一つが左、一つが右にある2つの冷却ステーション7が2つのシャトル7と関連付けられる可能性も想定している。
【0053】
図3および図4は、本発明の他の例示的な実施の形態を図示しており、これにより、冷却ステーション16が、炉17、型押しステーション18および炉17を通過し且つ板ガラス2を型押しステーション18へ移送するコンベア19と一直線に据え付けられる。ツーリングの動作の原理は、図2aの実施の形態と同一であるが、本質的な相違は、板ガラスが上側の型20に接触したままで且つ前記上側の型20および下側のフレーム21の間で押圧された直後に90°の角度にわたって板ガラスを回転させることにある。板ガラスは、支持軸22のまわりで上側の型を回転させることにより回転し、この回転は矢印23によって図示されている。前記板ガラスは、図2aの場合と同様に、成形されたローラ25を具備するシャトル24上に戻し載置される。シャトル24はそれから冷却ステーション16へ移動し、板ガラス2は、冷却コンベア26へ移送される。それゆえ、図3は、上側の型20が押圧位置にあるときのこの実施の形態を図示しており、図4は、上側の型20が90°の角度にわたって回転している同一の実施の形態を図示している。
【0054】
図5は、最後の例示的な実施の形態であり、この図に示されていない、3つの冷却ステーションに関連付けられた3つのシャトル27、28、29が存在する。3つのシャトルは、それらのうちの2つ、27および28は、図2aに図示されたように板ガラスを横へ移送することを可能とし、第3の29は、板ガラスが、図3および図4に図示されたようにコンベア30、炉31および型押しステーション32に一直線に、移送されることを可能としている。シャトル29は、当然のことながら、矢印35により示される90°の回転を可能とする軸34と関連付けられる上側の押し型33と共に作動する。
【0055】
この図5において与えられている図は、特に、製造率を最適化することを可能としており、シャトルが移動に費やす時間のために製造率が制限されることは、もはやない。
【0056】
図6aおよび図6bは、成形されたローラ37を搭載するシャトル36が、待機ステーション38と型押しステーション39の間で移動可能である本発明の他の実施の形態を図示している。先に述べた通り、炉40からのそしてローラ41のベッドによって運搬される前記板ガラスが、2つの型42、43を用いて型押しされる型押しステーション39へ運搬される。前記板ガラスはその後、シャトル36の成形されたローラ37上に戻り配置される。板ガラスが前記成形されたローラ37に接触するとすぐに、これらは、板ガラスを冷却ステーション44または45へ駆動するための、図に示されていない、装置によって回転状態に設定される。前記板ガラスは、このように、成形されたローラ37から、成形された、ローラ46または47へ移送される。これらの成形されたローラ46は、冷却ステーション44を通るコンベアを、47は、冷却ステーション45を通るコンベヤを構成する。型押しされた板ガラスは、このようにして、好ましくは冷却ステーション44および45へ、交互に移される。
【0057】
それゆえ、図6aおよび図6bによって図示された本発明による装置のこの実施の形態は、型押しステーション39と待機ステーション38の間で移動するシャトル36を用いることにある。図6bは、型押しステーション39に、板ガラスを、冷却ステーション44、45のうちのいずれかに移動するための位置に配置されたシャトル36を図示している。図6bは、待機ステーションにあり、板ガラスを型押しする動作中のシャトル36を図示している。
【0058】
図6aおよび図6bにこのように示された装置は、図2aから図5によって図示された本発明の代替的な形態の場合と同様に、その構成が、板ガラスの主たる湾曲された形状をローラの凹面形状が支持するように設計され、成形されたローラを備えるシャトル上の板ガラスを受け入れることを可能とする。
【0059】
さらに、本発明の実施の形態にかかわらず、これらのシャトルの移動、そして恐らくさらに、上側の型の移動、前記上側の型に対して板ガラスを保持する吸引装置のトリガー操作並びに前記シャトルの前記成形されたローラの回転は、板ガラスの型押しおよび冷却の間の全ての他のステップと同様に自動化されても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に関連する技術を説明する型押しおよび冷却ラインの概略図である。
【図2a】図2aは、本発明による装置の第1の実施の形態の図である。
【図2b】図2bは、本発明による装置の第1の実施の形態の図である。
【図3】図3は、本発明による第2の実施の形態の図である。
【図4】図4は、押圧ステップ後における図3に示された前記第2の実施の形態の図である。
【図5】図5は、本発明による第3の実施の形態の図である。
【図6a】図6aは、本発明による第4の実施の形態の図である。
【図6b】図6bは、本発明による第4の実施の形態の図である。
(技術分野)
本発明は、冷却ステップが後続する1枚の板ガラスを型押しするための技術に関する。本発明による技術は、特に強化するための1枚の板ガラスを型押しするか、またはそれから冷却され且つラミネート・グレイジングを形成するために2つずつに組合わされる何枚かの板ガラスを型押しするかのいずれかに適合される。
【0002】
本発明は、自動車の外側部品に装備するための板ガラスの形状に関してより詳細に説明されるが、これに限定はしない。
【0003】
さらに詳細には、本発明は、温度が軟化温度近傍の温度にまで上げられ得るように板ガラスが加熱炉を通って1つずつ運ばれ、板ガラスはローラのベッド上で運搬されるような技術によるものに関連する。前記板ガラスは、それらが炉を離れるとすぐに、所望の形状を得るために上側の型に対して押圧すべく、下側の型が板ガラスを持ち上げる型押しステーションへ導かれる。板ガラスは、強化ステーションのような冷却ステーションへ導かれるべくコンベア上にまで戻される。
【0004】
(背景技術)
これらの型押し技術は、米国特許第4872898号文献で詳細に記述されている。当該文献は、これにより、1枚の板ガラスがローラコンベア上を、温度がその軟化温度まで上げられるトンネル炉を通って搬送され、それから型押しステーションへ導かれる技術を特に記述している。型押しステーションにおいては、前記板ガラスは、該板ガラスが与えられることになる所定の形状を有するフレームによってコンベアから持ち上げられる。前記フレームは、前記板ガラスが初めにその上に載っているローラのベッドを通過し得るように断続的である。前記フレームは、それから中実固体の上側の型に対して押圧するまで前記板ガラスを持ち上げ、その上側の型の形状は前記フレームの形状と相補的であり、それゆえ前記板ガラスの所望の形状に対応する。押圧の後、前記下側のフレームは、前記ローラのベッドの下方の高さまで戻り降下し、したがって前記板ガラスを戻して前記ローラのベッド上まで下げて設定する。前記ローラは、前記板ガラスを前記強化ステーションへ導くそれらの動きを再開する。
【0005】
他の文献は、このタイプの技術についてのバリエーションを記述している。特に、前記下側フレームに関して、さらに特別に、その構成は、それに前記ローラのベッドを通過させることを可能としている。他の文献は、常に前記下側フレームの通過を容易にするために、型押しステーション内での前記ローラの設計においてさらなるバリエーションさえも記述している。
【0006】
コンベアとして作動するローラのベッドを通過する前記下側フレームの特別な特徴を除き、このタイプの技術は、型押し動作が炉の外部、または温度により維持される容器の少なくとも外側で行なわれることによって特徴付けられている。このタイプの技術は、それゆえコールド技術として見なされるべきであり、この名称は、前記型押しステーションが、温度により維持される容器の外側に位置されるという事実を定義し、このことが意味することは、型押し工具の配置をコントロールすることが、ホット技術の場合よりも容易であり、一方、型押し方法は、前記炉から離れるとすぐに、前記板ガラスが冷やされ始めるであろうから、時間に対する競争であり、前記型押し動作またはその条件についての変更は、それゆえ巧妙であり、限定される。
【0007】
さらにまた、特に自動車産業における最近の開発は、特に著しい湾曲を有する複合形状のグレイジングについての要求が絶えず増大する傾向にあり、それと同時に、要求される光学的品質も、高くなってきている。その上、グレイジングの厚みもまた薄くなってきている。
【0008】
この技術を用いる工具における自動車産業のための外側グレイジングの形状については、ローラコンベア上の炉を通過するにつれて前記板ガラスの移動方向は、後の使用法の研究によって規定されている。特に、前記板ガラスが使用状態にあるときに、痕(marquage)が本質的に鉛直の方向にあらわれることは望ましくなく、該痕は、温度が増加するにつれて前記ローラにより残される可能性がある。もしもそのような痕が存在すると、それらは、実際、例えば、該自動車に対向している人に、ある特定の角度から非常に目立つようになる。したがって、前記板ガラスが移動する前記方向は、これらの痕が本質的に水平の方向に見られ、それゆえ誰からも実際に見られないようにすることが要求される。
【0009】
今日のメーカーによる要求はまた、板ガラスが自動車に装着された後に、有意な湾曲を鉛直の方向に与えることにもある。この有意な湾曲は、それゆえ炉内におけるコンベアの方向に対応する型押しの方向に対応するであろう。ローラコンベア上で型押しされた後に前記板ガラスを搬送可能にすることは、このように手が込んでおり、これらのローラは、前記板ガラスを破損しまたは変形する危険なしに、型押しする方向に垂直であり、そのときこれらは、結局、それらの中央部分によってのみ支持されることになる。特に良好なプロセスの反復性のために、押圧後に得られる形状を維持すること、および押圧ステーションと冷却ステーションの間で交換できないこともまた望ましい。
【0010】
押圧ステーションを通過した後に板ガラスの変形を防止するための解決法も、既に提案されている。欧州特許第0523017号文献は、型押しステーションから冷却ステーションへ板ガラスを導くために板ガラスの最終形状を有しているシャトルまたは移動フレームの使用を詳細に記述している。米国特許第4433993号文献も、炉を通過するコンベアの方向を横切るシャトルを提供している。これらの技術により、押圧直後に板ガラスが、得られた形状を維持し且つ前記板ガラスを冷却ゾーンに速やかに導くように、処理されることを可能とする。これらの技術は、しかしながら、欠点を有する。まず第1に、前記板ガラスが完全に受け入れられるために、前記シャトルの移動は、各搬送動作のための指標付けを必然的に伴う。さらに、前記板ガラスは、フレームによってその周辺において支持されるので、冷却が均一にならない。この不都合は、前記板ガラスが、ラミネート・グレイジングを生成するために焼きなまされまたは半強化され、あるいはまた強化されるときに、特に厄介である。何が起こるのかというと、これらの種々のケースにおいて、縁部において問題が生じ、板ガラスの脆弱化につながるのである。
【0011】
それゆえ、発明者たちは、薄い板ガラスを型押しするのに特に良く適合し、先に述べた技術の、特にグレイジングが使用されるときに視認される痕の存在しない利点を有し、しかもそれらの欠点を有しておらず、特に前記板ガラスの周辺における問題なしに前記板ガラスの後続の冷却を行なうことを可能とする型押し技術を開発するという課題を自らに与えた。
【0012】
この目的は、本発明により、1枚の板ガラスを型押しするための方法であって、前記板ガラスを加熱することと、2つの型の間でそれを型押しするためのステーションまで前記板ガラスを本質的に水平の搬送路にて搬送することと、前記2つの型の間で押圧することによって前記板ガラスを成形することと、適切なステーションで前記板ガラスを冷却することと、前記板ガラスが型押しされた後に前記板ガラスを受け入れる成形されたローラであって、前記板ガラスに型押しするステーションに運搬される方向によって前記板ガラス上に定義される方向に平行に配向される成形されたローラを備える手段とを含む方法によって達成された。
【0013】
本発明によれば、押圧フェーズの後に、前記板ガラスは、押圧後そして成形後に、自ら成形されており且つ得られた形状を維持し且つ所望しない付加的な変形を回避することを可能とするであろうローラ上に戻し下げられて設定される。この結果を達成するために、前記ローラは、前記板ガラスが前記型押しステーションを通って運搬される方向によって前記ガラス上に定義される方向に平行に配向される。すなわち、使用されるときに鉛直方向に主たる湾曲を有し且つこの鉛直方向にて前記炉を通って移動する自動車のための外側のグレイジングの場合には、押圧後に前記板ガラスを受け入れる前記成形されたローラは、板ガラスが自動車に装填されたときに前記板ガラスの鉛直方向に対して直角に配向される。
【0014】
本発明の好ましい実施の形態によれば、前記成形されたローラを備える手段は、少なくとも1つの、有利に、前記型押しステーションと冷却ステーションの間を移動することが可能な、シャトルである。
【0015】
好ましくは前記型押しステーションと冷却ステーションの間で移動することが可能な、シャトルの、成形されたローラを具備する手段による、使用は、前記成形されたローラが、上側の型と、前記板ガラスを加熱炉から型押しステーションへ運ぶ、ローラのベッドとの間に容易に挿入されることを可能とする。
【0016】
本発明の実施の形態の第1の代替的な形態によれば、前記板ガラスは、前記板ガラスが前記型押しステーションへ運搬される方向に対して横向きに前記冷却ステーションへ搬送される。この実施の形態によれば、前記成形されたローラは、それゆえ型押しステーション内へ運ぶコンベアと有利に直角に横向き受け入れベッドを形成するようにして配設される。そのような実施の形態によれば、本発明は、運搬用コンベアの各側に冷却ステーションを設けてもよい。そのような実施の形態は、それゆえ、両側の各々から交互に板ガラスを運ぶのに、例えば1つの同じシャトルを用いるか、または、例えば、各々成形されたローラを有する2つのシャトルを用いるかする。この実施の形態は、製造率を増加させることを特に可能とするかもしれない。
【0017】
本発明による実施の形態の第2の代替的な形態によれば、前記板ガラスは、押圧後に上側の押し型に接触させ続けられ且つそれは、90°の角度にわたる回転をして、前記型押しステーションへ運搬される方向にて前記冷却ステーションへ搬送される。本発明は、この代替的な形態に従って、このように、前記炉から前記型押しステーションへ運搬するための前記コンベアのローラに平行な前記成形されたローラの配置を想定する。そのような構成は、現存するプラントに単に回転要素を加えることによって変更できる利点を本質的に有する線形設計を可能にする。
【0018】
本発明の最後の代替的な形態によれば、最初の2つの代替的な形態が組み合わされることが想定され、すなわち、前記板ガラスが押圧された後に、前記板ガラスを型押しステーションへそして横方向に配置された少なくとも1つの冷却ステーションへ運搬するための前記コンベアと一直線になった冷却ステーションへ運搬できることが想定される。前記板ガラスは、この時、各々冷却ステーションに、特に製造率を増加させるために、関連付けされたシャトルによって有利に運搬される。
【0019】
本発明の一つの有利な実施の形態は、前記板ガラスが、前記成形されたローラを備えるシャトル上で移動できることを想定している。そのような実施の形態は、ガラスに痕を残す危険に制限を設け、前記板ガラスが前記成形されたローラ上に静止したままとならないようにすることも可能とする。該方法のこの段階において何が起こるかというと、前記板ガラスは、もしも前記ローラ上に静止したままであると、痕が残るのに充分なほど熱いままとなる。そのような痕は、見る人にとって、明らかにわずらわしいような方向には配向されないが、にもかかわらず、よりよい光学的品質を達成するためにそのような痕の出現を防止することが望ましい。
【0020】
シャトル、またはより正確には前記成形されたローラを搭載する手段の移動に関して、本発明は2つの可能性を想定している。すなわち、第1の実施の形態において、前記シャトルが、型押しステーションから前記板ガラスを他のコンベア、例えばローラコンベア上に下げて設定すべく冷却ステーションの入口へ移動する。いくつかの冷却ステーションの場合に特に適合する第2の実施の形態において、前記シャトルは、前記冷却ステーションへ入り且つ冷却時間の少なくとも一部の間、前記板ガラスを支持する。すなわち、設定された前記板ガラスは、コンベア、例えばローラコンベア、によりピックアップされ、これのローラは、必ずしも成形されている必要はない。両方の場合において、前記シャトルから前記冷却ステーションのコンベアへの通路は、前記板ガラスを前記冷却ステーションのコンベアへ導くシャトルの前記成形されたローラを駆動することにより自然に生ずる。
【0021】
本発明の好ましい実施の形態において、前記板ガラスが、前記シャトル上で往復移動を行なうであろうことが想定される。この実施の形態は、特に、限定された長さのシャトルを有して、前記冷却ステーションのコンベア上へ移送されるまで前記板ガラスが静止したままとならないようにすることを可能としてもよい。
【0022】
本発明の実施の形態の他のタイプによれば、成形されたローラを備える手段は、有利に、前記型押しステーションと待機ステーションとの間で移動することが可能な、少なくとも1つのシャトルである。
【0023】
この実施の形態の有利な実施の形態は、前記シャトルに搭載される成形されたローラは、前記型押しされた板ガラスを、前記板ガラスが前記型押しステーションへ運搬される方向に対して横向きに少なくとも1つの冷却ステーションへ移送することを想定している。
【0024】
本発明のそのような実施の形態は、例えば、一旦前記板ガラスが型押しさられたら、例えば前記板ガラスを保持してもよい上側の型の下方の待機位置からもたらされる除去可能なシャトルを使用することにあり、前記板ガラスは、戻り下降して前記シャトル上に設定される。前記成形されたローラは、横方向に設けられた冷却ステーションへ前記板ガラスを移送すべく作動する。前記板ガラスは、前記シャトルの成形されたローラを去るとすぐに、有利に、前記冷却ステーションを通過するコンベアによって取り上げられ、前記コンベアは、例えば成形されたローラからなる。本発明の有利な代替的な形態においては、2つの冷却ステーションが、板ガラスが前記型押しステーションへ移送される方向の各側に1つ横向きに設けられる。そのような構成は、製造率を増加させることを可能とする。すなわち、有利なことに、前記板ガラスは、1つの冷却ステーションから他のステーションに交互に移送される。このために、前記成形されたローラは、回転の一方向から他方向に交互に作動する。例えば1つの冷却ステーションにもし異変があった場合、全ての板ガラスが少なくとも一時的にただ1つの冷却ステーションに移送され得るように、サイクルが変更されることが可能となるようにすることも有利に想定される。
【0025】
上述において詳述された実施の形態は、板ガラスの型押し動作の間、移動シャトルのために待機位置すなわち待機ステーションを必要とする。上述した構成によれば、この待機位置は、前記炉のための前記コンベアに位置合わせされて、すなわち、前記板ガラスが前記型押しステーションへ運搬される方向に一直線となって、有利に設けられている。
【0026】
本発明は、そのような移動シャトルの待機位置は、前記板ガラスが前記型押しステーションへ運搬される方向に対して横向きに設けられ、冷却ステーションは、前記板ガラスが前記型押しステーションへ運搬されるのと同一の方向に一直線になり、従って、炉コンベアと一直線になって設けられる実施例の代替的形態も想定している。この実施の形態によれば、前記板ガラスは、前記移動シャトル上に載置する前に90°の角度にわたる回転をする。
【0027】
本発明は、上述された方法を実施するための装置も提案している。本発明によるこの型押し装置は、1枚の板ガラスを加熱するための炉と、前記炉を通して2つの押し型を備える型押しステーションまで本質的に水平面に前記板ガラスを支持し且つ搬送するための装置であって、下側の型は前記板ガラスを上側の型に対して押圧すべく当該搬送装置を通過させ、当該装置は、成形された後に板ガラスを保持するための手段を備える装置と、を具備し、前記型押し装置は、少なくとも1つの冷却ステーションと、押圧後に板ガラスを受け入れる成形されたローラを備える少なくとも1つのシャトルとをも備え、該シャトルは、型押しステーションと他のステーションとの間で移動し得て、前記成形されたローラは、前記型押しステーションへ運搬される方向を経由して前記板ガラス上に定義された方向に平行に配向される。
【0028】
前記板ガラスを支持し且つ搬送するための装置は、有利に、型押しステーションにおいてエアクッションシステムにて終端する可能性のあるローラコンベアである。
【0029】
このように上述された前記型押し装置は、一枚の板ガラスを押圧するステップの後に、型押しされた板ガラスを受け入れ且つその形状を冷却ステーションまで維持するために、成形されたローラを有するシャトルを、型押しステーションにもたらすべく、この板ガラスを上側の型に接触させ続けることを可能とする。
【0030】
本発明による装置の第1の実施の形態は、型押しステーションと冷却ステーションとの間で移動できるシャトルを、有利に想定している。
【0031】
本発明のこの実施の形態の第1の代替的な形態によれば、前記シャトルの移動方向は、前記板ガラスが前記炉から前記型押しステーションへ運搬される方向に対して横向きである。この実施の形態によれば、前記成形されたローラは、例えば、前記板ガラスを加熱炉から運搬するコンベアのローラに対して垂直の方向に配置される。
【0032】
本発明のこの実施の形態の第2の代替的な形態によれば、前記シャトルの移動方向は、前記炉から前記型押しステーションへ前記板ガラスが運搬される方向の延長であり、前記上側の型は、押圧後に90°の角度にわたって旋回する。このような他の実施の形態は、それゆえ、押圧後に、前記板ガラスが前記上側の型に接して保持されている間に、前記上側の型に、前記型押しされた板ガラスが、前記シャトルの前記成形されたローラ上に戻し載置され得るようにするために、旋回を生じさせることにあり、前記ローラは、前記炉から運搬するためのコンベアのローラに対して平行である。
【0033】
この第1の実施の形態による本発明の好ましい実施の形態は、前記シャトルの前記成形されたローラが従動ローラであることを想定している。すなわち、この実施の形態により、前記板ガラスが、それが前記シャトル上に載置されるとすぐに動作状態に設定されることを可能としている。
【0034】
好ましくは、前記成形されたローラは、前記板ガラスがシャトル上で往復移動することを可能にするために、特に前記板ガラスが移動しているときにこれを可能にするために、交互の回転移動を有していても良い。
【0035】
本発明の代替的な形態において、前記シャトルは、前記冷却ステーションに入る。前記成形されたローラの交互の回転は、この時、特に有利である。
【0036】
本発明による装置の第2の実施の形態は、前記型押しステーションと待機ステーションの間で移動し得るシャトルを有利に想定している。
【0037】
本発明のこの第2の実施の形態によれば、前記成形されたローラは、回転の少なくとも1つの方向に駆動されるローラである。
【0038】
それゆえ、本発明による装置のこの第2の実施の形態は、本質的に、待機ステーションと前記型押しステーションとの間で移動し得るシャトルにあり、前記シャトルは、型押しされた板ガラスが、前記板ガラスを冷却ステーションへ移動するために、載置されるとすぐに回転状態に設定される成形されたローラを備えている。前記シャトルに搭載される前記成形されたローラは、上側の型の下に、有利には、前記冷却ステーションを通過する成形されたローラを備えるコンベアの延長に配置される。前記板ガラスは、前記シャトルの成形されたローラから前記コンベアの成形されたローラへ停止することなくこのように移送される。
【0039】
前記上側の型に関しては、押圧後に前記板ガラスを保持するために吸引手段を有利に備えている。特に、前記シャトル上への前記板ガラスの載置を促進する吹き出し手段を想定することも可能である。そのような吹き出し手段は、もちろん、前記吸引手段がもはや使用されなくなるまで使用されない。本発明は、前記上側の型が、特に前記シャトル上への載置に必要とされる時間を減少させるために、該上側の型を前記シャトルに近付けるために下方に移動させることにより、鉛直方向に移動させることを可能とすることも想定している。そのような実施の形態は、前記板ガラスを破損する危険を低減させ、前記板ガラスは、とても低いところから前記シャトル上に落下される。
【0040】
本発明により、このように説明されてきた装置および方法は、先に述べられたコールド技術を用いて板ガラスを型押しすることを可能とするとともに、とりわけ同時に、自動車における外側のグレイジングとして使用されることが意図された前記板ガラスの高度な型作り精度および光学的高品質を可能とする。
【0041】
本発明による装置および方法は、実際に、板ガラスが前記シャトルの成形されたローラ上に押圧された後に、板ガラスを受け入れ、それゆえ所望される形状を非常に精密に維持し且つ前記ガラスが一旦車両に取り付けられたら、目に見える痕を回避することを可能とする。そのような板ガラスは、モノリシック・グレイジングとしてまたはラミネート・グレイジングを形成すべく2つずつ組合わされて使用されるであろう。
【0042】
さらに、製造率を最適化するために、本発明は、いくつかの冷却ステーションを備える装置を、有利に提案する。
【0043】
本発明による第1の装置の場合、すなわち前記型押しステーションと冷却ステーションの間で移動可能なシャトルの場合、本発明は、前記板ガラスを前記炉から前記型押しステーションへ搬送する装置の方向の延長における冷却ステーションおよび/または上述の方向に対して横向きに配向される少なくとも1つの冷却ステーションを有利に想定している。本発明の好ましい実施の形態によれば、各々が1つのシャトルに関連付けられた、3つの冷却ステーションが存在し、前記上側の押し型が、90°にわたって回転することを可能とすべく軸のまわりで移動することを可能とすることが特に想定される。
【0044】
本発明による第2の装置の場合、すなわち、前記型押しステーションと待機ステーションの間で移動可能なシャトルの場合、本発明は、前記板ガラスが前記型押しステーションへ運搬される方向の両側に、側方に配列された2つの冷却ステーションを有利に想定している。この実施の形態によれば、ただ一つの移動シャトルに、2つの冷却ステーションを与えることが必要とされ、前記ローラは、一方向または他方向への回転移動に、好ましくは交互に駆動して、2つの連続的な型押しされた板ガラスを前記2つの冷却ステーションに交互に移動させる。
【0045】
(発明を実施するための最良の形態)
本発明の他の有利な特徴および詳細は、以下において、図1から図4を参照して与えられる本発明のいくつかの例示的な実施の形態の説明より明らかになるであろう。
【0046】
理解しやすくするために、種々の図は、一定の縮尺で示されてはいない。
【0047】
図1は、その中で1枚の板ガラス2がローラコンベア3に沿って移動する炉1を示されている。炉1内で費やされる時間の間、板ガラス2は、その軟化温度に上げられる。板ガラス2はその後、コンベア3によって支持されたまま、型押しステーション4へ導かれる。型押しステーション4には、ローラコンベア3によって定義される平面の下にフレーム5がある。板ガラス2が、このフレームの上方に至ったとき、前記板ガラスが精密に配置されることを、図に示されてはいない部材が可能とし、型押しゾーンにおいてローラをストップさせることによりその移動が停止される。型押しフレーム5は、板ガラスを上昇させるためにローラ3のベッドを上方に通過する。先に述べたように、型押しフレーム5は、前記板ガラスに所定の形状を有し、ローラ3のベッドを通過し得るように設計されている。すなわち、フレーム5が停止されるか、または、例えば、水撃ポンプタイプのシステムを用いて、フレーム5が低い位置から高い位置へ通ることを可能とするように型押しゾーンにおけるローラが設計されている。そのような実施の形態は、当業者には知られている。板ガラス2をピックアップした、型押しフレーム5は、それを、該フレーム5の上方に配置され、有利なことに中実固体である、押し型6に対して押圧する。
【0048】
自動車の外側部品を装備しようと意図される一枚の板ガラス2の場合には、板ガラス2がローラコンベア3上で移動する方向は、人が顔を向けて自動車を見たとして、その人の見ている角度にかかわらず、コンベア3のローラによって残されているかもしれない、いかなる痕も見えないことが要求される。先に説明されたように、前記板ガラスが自動車上の適切な場所にあるときに、板ガラス2上で鉛直方向を有するかもしれない痕が見えないようにする必要である。このことは、前記板ガラスが自動車上に搭載されている場合、コンベア3のローラの回転の軸は、板ガラス2の水平方向に対応する必要があることを意味している。
【0049】
さらに、板ガラス2に与えられる必要がある主たる湾曲は、前記板ガラスが自動車上に存在するときに、前記板ガラスの鉛直方向に配向される。このことは、押圧後に板ガラス2に与えられる湾曲の主方向は、コンベア3のローラの配向に対して直角であることを意味している。板ガラス2を押圧後にこのコンベア3上に戻し載置することが必要ならば、前記コンベア3は、前記板ガラス2の形状を維持し且つ破損させないために十分に安全な受け入れ位置になく、前記板ガラス2は、その中央部によってのみ支持されることになる。すなわち、そのような位置では、完全に支持されておらず且つ依然として高温度のままである板ガラス2がさらに変形するか、または倒れて、前記コンベアのローラに接した状態で破損に導く可能性がある。
【0050】
図2aから図6aに特に詳細に記述された本発明の技術は、これらの危険を防止し且つ型押しステーションにおいて押圧されている間に板ガラス2上に既に与えられた所望の形状を維持することを可能とする。本発明は、ローラの凹面形状が、板ガラスの主たる湾曲形状を支持するように、設計された配置構成の成形されたローラを備えるシャトル上に前記板ガラスを受け入れることにある。
【0051】
図2aは、本発明による装置を図示しており、板ガラス2が、成形されたローラ8を備えているシャトル7に、押圧後に載置され、その後、炉11を通過し且つ板ガラス2を型押しステーション12へ導く運搬用のコンベア10に垂直の通路内に配置される冷却ステーション9へ導かれる。シャトル7およびその成形されたローラ8は、図2bによりわかりやすく図示されている。本発明の動作の原理は、板ガラス2が型押しステーション12へ到達したときに、上側の型14に対して押圧する型押しフレーム13上にピックアップすることにある。図に示されていない、吸引手段はその後、型押しフレーム13がその下部位置に戻り降下し且つシャトル7がコンベア10と上側の型14の間に挿入されている間、前記上側の型に接触させて前記板ガラスを保持する。前記吸引手段はその後、停止され且つ前記板ガラスは、シャトル7の成形されたローラ8によって受け入れられる。オプションとして、吹き出し手段が、板ガラスを下方に載置するのを助けるために設けられていてもよい。上側の型14が前記板ガラスをシャトル7上に投下する前に、上側の型14の下方への鉛直移動が、想定されても良い。シャトル7はそれから、冷却ステーション9へ移動され、板ガラス2は、シャトル7から前記冷却ステーション9を通過する冷却コンベア15へ移送される。移送は、成形されたローラ8を回転することによって行なわれ、当業者に知られているいずれの手段を用いてもよいが、ここには図示されていない。さらに、成形されたローラ8を回転させるこれらの手段は、前記板ガラスが静止したままとなることを防止して、前記ガラスがローラ8によって痕が付されることのいかなる危険をも防止するため、板ガラス2がシャトル7上に載置されるとすぐに、作動しても良い。シャトル7が冷却ステーション9へ移動される間に、シャトル7上で往復移動を得るためにローラ8の交互回転を想定することも可能である。シャトル7の移動は、冷却ステーション9へ入るまでであっても良く、または代替的に、シャトル7が前記冷却ステーションに入って、例えば、板ガラス2が完全に設定されるときには、前記板ガラスがコンベア15へ移送されても良い。
【0052】
当然、図2aにおいて与えられる図は、対称的に例示されても良く、すなわち冷却ステーション9が運搬用のコンベア10の左方に配置されることもできる。本発明は、一つが左、一つが右にある2つの冷却ステーション7が2つのシャトル7と関連付けられる可能性も想定している。
【0053】
図3および図4は、本発明の他の例示的な実施の形態を図示しており、これにより、冷却ステーション16が、炉17、型押しステーション18および炉17を通過し且つ板ガラス2を型押しステーション18へ移送するコンベア19と一直線に据え付けられる。ツーリングの動作の原理は、図2aの実施の形態と同一であるが、本質的な相違は、板ガラスが上側の型20に接触したままで且つ前記上側の型20および下側のフレーム21の間で押圧された直後に90°の角度にわたって板ガラスを回転させることにある。板ガラスは、支持軸22のまわりで上側の型を回転させることにより回転し、この回転は矢印23によって図示されている。前記板ガラスは、図2aの場合と同様に、成形されたローラ25を具備するシャトル24上に戻し載置される。シャトル24はそれから冷却ステーション16へ移動し、板ガラス2は、冷却コンベア26へ移送される。それゆえ、図3は、上側の型20が押圧位置にあるときのこの実施の形態を図示しており、図4は、上側の型20が90°の角度にわたって回転している同一の実施の形態を図示している。
【0054】
図5は、最後の例示的な実施の形態であり、この図に示されていない、3つの冷却ステーションに関連付けられた3つのシャトル27、28、29が存在する。3つのシャトルは、それらのうちの2つ、27および28は、図2aに図示されたように板ガラスを横へ移送することを可能とし、第3の29は、板ガラスが、図3および図4に図示されたようにコンベア30、炉31および型押しステーション32に一直線に、移送されることを可能としている。シャトル29は、当然のことながら、矢印35により示される90°の回転を可能とする軸34と関連付けられる上側の押し型33と共に作動する。
【0055】
この図5において与えられている図は、特に、製造率を最適化することを可能としており、シャトルが移動に費やす時間のために製造率が制限されることは、もはやない。
【0056】
図6aおよび図6bは、成形されたローラ37を搭載するシャトル36が、待機ステーション38と型押しステーション39の間で移動可能である本発明の他の実施の形態を図示している。先に述べた通り、炉40からのそしてローラ41のベッドによって運搬される前記板ガラスが、2つの型42、43を用いて型押しされる型押しステーション39へ運搬される。前記板ガラスはその後、シャトル36の成形されたローラ37上に戻り配置される。板ガラスが前記成形されたローラ37に接触するとすぐに、これらは、板ガラスを冷却ステーション44または45へ駆動するための、図に示されていない、装置によって回転状態に設定される。前記板ガラスは、このように、成形されたローラ37から、成形された、ローラ46または47へ移送される。これらの成形されたローラ46は、冷却ステーション44を通るコンベアを、47は、冷却ステーション45を通るコンベヤを構成する。型押しされた板ガラスは、このようにして、好ましくは冷却ステーション44および45へ、交互に移される。
【0057】
それゆえ、図6aおよび図6bによって図示された本発明による装置のこの実施の形態は、型押しステーション39と待機ステーション38の間で移動するシャトル36を用いることにある。図6bは、型押しステーション39に、板ガラスを、冷却ステーション44、45のうちのいずれかに移動するための位置に配置されたシャトル36を図示している。図6bは、待機ステーションにあり、板ガラスを型押しする動作中のシャトル36を図示している。
【0058】
図6aおよび図6bにこのように示された装置は、図2aから図5によって図示された本発明の代替的な形態の場合と同様に、その構成が、板ガラスの主たる湾曲された形状をローラの凹面形状が支持するように設計され、成形されたローラを備えるシャトル上の板ガラスを受け入れることを可能とする。
【0059】
さらに、本発明の実施の形態にかかわらず、これらのシャトルの移動、そして恐らくさらに、上側の型の移動、前記上側の型に対して板ガラスを保持する吸引装置のトリガー操作並びに前記シャトルの前記成形されたローラの回転は、板ガラスの型押しおよび冷却の間の全ての他のステップと同様に自動化されても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に関連する技術を説明する型押しおよび冷却ラインの概略図である。
【図2a】図2aは、本発明による装置の第1の実施の形態の図である。
【図2b】図2bは、本発明による装置の第1の実施の形態の図である。
【図3】図3は、本発明による第2の実施の形態の図である。
【図4】図4は、押圧ステップ後における図3に示された前記第2の実施の形態の図である。
【図5】図5は、本発明による第3の実施の形態の図である。
【図6a】図6aは、本発明による第4の実施の形態の図である。
【図6b】図6bは、本発明による第4の実施の形態の図である。
Claims (20)
- 1枚の板ガラスを型押しするための方法であって、前記板ガラスを軟化温度に加熱することと、2つの型の間でそれを型押しするためのステーションまで前記板ガラスを本質的に水平の搬送路において搬送することと、前記2つの型の間で押圧することによって前記板ガラスを成形することと、適切なステーションで前記板ガラスを冷却することと、を含む方法において、成形されたローラを備える手段が、型押しされた後に前記板ガラスを受け入れ、前記ローラは、前記板ガラスが型押しステーションに運搬される方向によって前記板ガラス上に定義される方向に対して平行に配向されることを特徴とする、方法。
- 前記手段は、好ましくは前記型押しステーションと冷却ステーションとの間を移動することが可能な、少なくとも1つのシャトルであることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
- 前記板ガラスは、前記板ガラスが前記型押しステーションに運搬される方向に対して横向きに前記冷却ステーションへ搬送されることを特徴とする、請求項1または2に記載の方法。
- 前記板ガラスは、押圧後に上側の押し型に接触したまま維持され、90°の角度にわたる回転をして、前記型押しステーションに運搬される方向にて前記冷却ステーションへ搬送されることを特徴とする、請求項1または2に記載の方法。
- 前記板ガラスは、前記シャトル上で移動し得ることを特徴とする、請求項2から4のいずれか一項に記載の方法。
- 前記板ガラスは、前記シャトル上で往復移動を行なうことを特徴とする、請求項5に記載の方法。
- 前記手段は、待機ステーションと型押しステーションとの間で移動し得る少なくとも1つのシャトルであることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
- 前記シャトルによって搬送される前記成形されたローラは、前記板ガラスが前記型押しステーションへ運搬される方向に対して横向きに、前記型押しされた板ガラスを少なくとも1つの冷却ステーションへ移送することを特徴とする、請求項1または7に記載の方法。
- 1枚の板ガラスを加熱するための炉と、前記炉を通して2つの押し型を備える型押しステーションまで本質的に水平面に前記板ガラスを支持し且つ搬送するための装置であって、下側の型は前記板ガラスを上側の型に対して押圧すべく当該搬送装置を通過させ、該装置は、成形された後に板ガラスを保持するための手段を備える装置と、少なくとも1つの冷却ステーションを有する型押し装置において、成形されたローラを備える少なくとも1つのシャトルは、型押し後に板ガラスを受け入れ、該シャトルは、型押しステーションと他のステーションとの間で移動し得て、前記成形されたローラは、前記板ガラスが前記型押しステーションへ運搬される方向によって前記板ガラス上に定義された方向に対して平行に配向されることを特徴とする、装置。
- 前記シャトルは、前記型押しステーションと冷却ステーションとの間で移動可能であることを特徴とする、請求項9に記載の装置。
- 前記シャトルの運動の前記方向は、前記板ガラスが前記炉から前記型押しステーションへ運搬される方向に対して横向きであることを特徴とする、請求項9または10に記載の装置。
- 前記シャトルの運動の前記方向は、前記板ガラスが前記炉から前記型押しステーションへ運搬される方向の延長であり、前記上側の型は、押圧後90°の角度にわたって旋回することを特徴とする、請求項9または10に記載の装置。
- 前記成形されたローラは、駆動されるローラであることを特徴とする、請求項9から12のいずれか一項に記載の装置。
- 前記成形されたローラは、交互回転移動をすることを特徴とする、請求項9から13のいずれか一項に記載の装置。
- 前記シャトルは、前記冷却ステーションに入ることを特徴とする、請求項9から14のいずれか一項に記載の装置。
- 前記板ガラスを搬送するための装置の方向の延長上に冷却ステーションおよび/または前記搬送装置に対して横向きに配置された少なくとも1つの冷却ステーションを具備することを特徴とする、請求項9から15のいずれか一項に記載の装置。
- 前記シャトルは、前記型押しステーションと待機ステーションとの間で移動可能であることを特徴とする、請求項9に記載の装置。
- 前記成形されたローラは、少なくとも一方の回転方向に駆動されることを特徴とする、請求項17に記載の装置。
- 前記上側の型は、吸引手段を備えることを特徴とする、請求項9から15のいずれか一項に記載の装置。
- 前記上側の型は、鉛直方向に移動し得ることを特徴とする、請求項9から15のいずれか一項に記載の装置。
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