JP2000327169A - シート材搬送装置および記録装置 - Google Patents

シート材搬送装置および記録装置

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JP2000327169A
JP2000327169A JP11133758A JP13375899A JP2000327169A JP 2000327169 A JP2000327169 A JP 2000327169A JP 11133758 A JP11133758 A JP 11133758A JP 13375899 A JP13375899 A JP 13375899A JP 2000327169 A JP2000327169 A JP 2000327169A
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roller
sheet
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conveying
sheet material
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Noboru Shimoyama
昇 下山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】排紙ローラ等の搬送ローラとこれに従動する拍
車等の回転体との相対位置を簡単な構成で正確に位置決
めし得るシート材搬送装置および記録装置を提供する。 【解決手段】排紙ローラ41と拍車42が装着される前
カバー60との間に、シート材の搬送方向に対して直角
方向の位置決めをする位置決め手段として凹部41aお
よび凸部60cを設けたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、搬送ローラとこの
搬送ローラに従動する拍車等の回転体によってシート材
を搬送するシート材搬送装置および記録装置に関し、特
に搬送ローラと回転体との位置決め技術に関する。
【0002】
【従来の技術】プリンタ、複写機、ファクシミリ等の機
能を有する記録装置、あるいはコンピュータやワードプ
ロセッサ等を含む複合型電子機器やワークステーション
の出力機器として用いられる記録装置は、画像情報に基
づいてシート材としての用紙やプラスチック薄板等の被
記録材(記録媒体)に画像を記録していくように構成さ
れている。前記記録装置は、記録方式により、インクジ
ェット式、ワイヤドット式、サーマル式、レーザービー
ム式等に分けることができる。
【0003】被記録材の搬送方向(副走査方向)と交差
する方向に主走査するシリアルスキャン方式を採るシリ
アルタイプの記録装置においては、被記録材に沿って移
動するキャリッジ上に搭載した記録手段によって画像を
記録(主走査)し、1行分の記録を終了した後に所定量
の紙送り(ピッチ搬送)を行い、その後に再び停止した
被記録材に対して、次の行の画像を記録(主走査)する
という動作を繰り返すことにより、被記録材全体の記録
が行われる。一方、被記録材の搬送方向の副走査のみで
記録するラインタイプの記録装置においては、被記録材
を所定の記録位置にセットし、一括して1行分の記録を
行った後、所定量の紙送り(ピッチ送り)を行い、さら
に、次の行の記録を一括して行うという動作を繰り返す
ことにより、被記録材全体の記録が行われる。
【0004】上記記録装置のうち、インクジェット式の
記録装置(インクジェット記録装置)は、記録手段(記
録ヘッド)から被記録材にインクを吐出して記録を行う
ものであり、記録手段のコンパクト化が容易であり、高
精細な画像を高速で記録することができ、普通紙に特別
の処理を必要とせずに記録することができ、ランニング
コストが安くノンインパクト方式であるため騒音が少な
く、しかも、多色のインクを使用してカラー画像を記録
するのが容易であるなどの利点を有している。中でも、
紙幅方向に多数の吐出口を配列したラインタイプの記録
手段を使用したライン型の装置は、記録の一層の高速化
が可能である。
【0005】さらに、上述したインクジェット式の記録
装置においては、一般に、被記録材の排出部は、排紙ロ
ーラと排紙ローラに従勤して回転する回転体である拍車
により構成される。拍車を用いる理由としては、被記録
材に吐出されたインクが回転体を介し、被記録材に再転
写することを防止するためであり、また、拍車に付着し
たインクをクリーニングするための、クリーナ部材が排
紙ローラ上の拍車に対向する位置に取り付けられてい
る。
【0006】また、記録装置のコンパクト化を図るた
め、さらには被記録材のジャム等の排紙トラブルの処置
をしやすくするために、拍車をカバー部材にバネ手段と
ともに回転自由に取り付けられた記録装置が提案されて
いる。
【0007】このような記録装置においては、拍車は、
カバー部材を閉めた状態では、排紙ローラに付勢され、
排紙ローラに従動して回転するが、カバー部材を開いた
状態では付勢は解除され、排紙ローラに対し離間した位
置に移動する。
【0008】上記の構成により、記録装置のコンパクト
化と、排紙トラブルの処置のしやすさ、とを両立するこ
とを可能としている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
このような記録装置においては、排紙ローラの位置決め
と、拍車との位置決めが、記録装置本体およびカバー部
材等を介して間接的に行われていたため、排紙ローラと
拍車との相対位置を正確に組み立てるためには、個々の
部品の寸法精度を厳しく管理したり、排紙ローラに別体
で取り付けられるクリーナ部材の幅を広くするなどの必
要が生じ、コスト高の要因となる、また、排紙ローラと
拍車の位置のズレによる被記録材の搬送不良の原因にな
るなどの問題があった。
【0010】本発明は、上記した従来技術の問題点を解
決するためになされたもので、その目的とするところ
は、排紙ローラ等の搬送ローラとこれに従動する拍車等
の回転体との相対位置を簡単な構成で正確に位置決めし
得るシート材搬送装置および記録装置を提供することに
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係る発明は、装置本体に取り付けられる
シー卜材を搬送するための搬送ローラと、該搬送ローラ
に従動して回転可能で装置本体を覆うカバー部材に装着
された少なくとも一つ以上の回転体と、を有するシート
材搬送装置において、前記搬送ローラと前記回転体が装
着されるカバー部材との間に、シート材の搬送方向に対
して直角方向の位置決めをする位置決め手段を設けたこ
とを特徴とする。
【0012】このように、搬送ローラと拍車が装着され
たカバー部材の間で位置決めすることによって、搬送ロ
ーラと回転体との正確な位置決めを容易に行うことがで
きる。
【0013】したがって、従来のように、排紙口一ラ等
の搬送ローラと拍車等の回転体との相対位置を正確に組
み立てるために、個々の部品の寸法梢度を厳しく管理す
る必要がなくなり、搬送ローラの当接部に別体で取り付
けられるクリーナ部材等の材料幅も必要最小限で済むこ
となどから、コストの低減が図れるばかりか、搬送ロー
ラと回転体の位置のズレによる、被記録材等のシート材
の搬送不良も回避できるなどの効果がある。
【0014】また、請求項2に係る発明は、位置決め手
段は、カバー部材と搬送ローラとに設けた互いに係合す
る凹部と凸部とによって構成されることを特徴とする。
【0015】このようにすれば、凹部と凸部が凹凸係合
することによって、カバー部材と搬送ローラが確実に位
置決めされる。
【0016】また、請求項3に係る発明は、 位置決め
手段は、カバー部材に回転自在に装着された位置決め用
回転体と、該位置決め用回転体が係合する搬送ローラに
設けられた溝部とによって構成されることを特徴とす
る。
【0017】このようにしても、溝部に係合する位置決
め用回転体によって、搬送ローラとカバー部材が正確に
位置決めされる。
【0018】また、請求項4に係る発明は、位置決め用
回転体はシート材の搬送範囲外に位置することを特徴と
する。
【0019】このようにすれば、位置決め用回転体はシ
ート材に対して全く影響を与えない。
【0020】また、請求項5に係る発明は、回転体は、
カバー部材の開閉により、搬送ローラに対して離間した
り当接したりすることを特徴とする。
【0021】このようにすれば、シート材のジャム等の
搬送トラブルの処置が容易となる。
【0022】また、請求項6に係る発明は、搬送ローラ
とカバー部材との位置決めは、回転体が搬送ローラに当
接している時のみ行われることを特徴とする。
【0023】シート材のジャム等の搬送トラブルが容易
である。
【0024】請求項7に係る発明は、搬送ローラは、回
転体との当接部および非当接部により構成されているこ
とを特徴とする。
【0025】非当接部を利用して位置決めを行うことが
できる。
【0026】請求項8に係る発明は、搬送ローラの回転
体との当接部は、搬送ローラとは別部品により構成され
ていることを特徴とする。
【0027】搬送ローラと回転体が正確に位置決めされ
るので、別部品の幅を可及的に小さくできる。
【0028】請求項9に係る発明は、前記別部品は回転
体に付着したインク等の汚れを除去するクリーナ部材で
あることを特徴とする。
【0029】搬送ローラと回転体が正確に位置決めされ
るので、クリーナ部材の幅を可及的に小さくしても、確
実にインク等の汚れを除去できる。
【0030】請求項10に係る発明は、搬送ローラは排
紙ローラであり、搬送ローラに従動する回転体は拍車で
あることを特徴とする。
【0031】拍車は薄く当接範囲が狭いが、本発明によ
れば、正確に排紙ローラに対して位置決めされる。
【0032】請求項11に係る発明は、請求項1乃至1
0に記載のシート材搬送装置と、搬送されるシート材に
情報を記録する記録部と、を備えたことを特徴とする。
【0033】コストの低減が図れるばかりか、搬送ロー
ラと回転体の位置のズレによる、シート材としての被記
録材の搬送不良も回避でき、安定した画像記録が行え
る。
【0034】
【発明の実施の形態】以下に本発明を図示の実施の形態
に基づいて説明する。
【0035】(実施の形態1)まず、本発明の実施の形
態1に係るシート材搬送装置が適用された記録装置につ
いて、図1乃至図4に沿って説明する。
【0036】すなわち、この記録装置1は、シート材搬
送装置としてのシート材搬送系と、搬送されるシート材
に情報を記録する記録部としてのキャリッジ部15と、
を備えた構成となっている。シート材搬送系は、シート
給紙部2と、送紙部3と、排紙部4とを備えている。シ
ート材搬送系の排紙部4には、装置本体に取り付けられ
シー卜材を搬送するための搬送ローラとしての排紙ロー
ラ41と、この排紙ローラ41に従動して回転可能で装
置本体を覆うカバー部材としての前カバー60に装着さ
れた少なくとも一つ以上の回転体としての拍車42とを
有している。尚、ここで前記拍車42とはシート材に対
する接触面積が小さく、インク吐出によってインク像が
記録されたシート面側に接触しても、該インク像を乱す
ことがない回転体をいう。
【0037】また、記録装置1は、キャリッジ部15の
記録ヘッド7をクリーニングするためのクリーニング部
6を備えている。
【0038】次に、上記各構成部について、各項目に分
けて概略を順次述べていく。なお、図1は記録装置1の
全体構成を示す斜視図、図2は記録装置1の正面図、囲
3は記録装置1の構成断面図、図4は給紙部2の給紙側
から見た斜視図である。
【0039】(A)給紙部 給紙部2は、シート材を積載する圧板21とシート材を
給紙する給送回転体22がベース20に取り付けられる
構成となっている。前記圧板21には可動サイドガイド
23が移動可能に設けられて、シート材の積載位置を規
制している。
【0040】圧板21はベース20に結合された回転軸
を中心に回転可能で、圧板バネ24により給送回転体2
2に付勢される。給送回転体22と対向する圧板21の
部位には、シート材の重送を防止する人工皮等の摩擦係
数の大きい材質からなる分離パッド25が設けられてい
る。さらに、ベース20には、シート材の一方向の角部
を覆い、記録シート材を一枚ずつ分離するための分離爪
26が設けられ、シート材方向に回転自由に付勢してい
る。また厚紙等の分離爪26が使えないシート材を分離
するために、ベース20に一体成形された土手部27が
設けられている。
【0041】この場合、分離爪26の付勢力より厚紙の
剛性の方が優るため、分離爪26はシート材とは反対方
向に回転し、厚紙の給送が可能となる。
【0042】(B)送紙部 送紙部3は、シート材を搬送する搬送ローラ36と、P
Eセンサー32を有している。搬送ローラー36には、
従動するピンチローラー37が当接して設けられてい
る。ピンチローラー37はピンチローラーガイド30に
保持され、ピンチローラーバネで付勢することで、ピン
チローラー37を搬送ローラー36に圧接することでシ
ート材の搬送力を生み出している。さらに、シート材が
搬送されてくる送紙部3の入口には、シート材をガイド
する上ガイド33及びプラテン34が配設されている。
また、上ガイド33にはシートの先端、後端検出をPE
センサー32に伝えるPEセンサーレバー35が設けら
れている。さらに、搬送ローラー36のシート材搬送方
向における下流側には、画像情報に基づいて画像を形成
する記録ヘッド7が設けられている。
【0043】上記構成において、送紙部3に送られたシ
ート材は、プラテン34、ピンチローラーガイド30及
び上ガイド33に案内されて、搬送ローラー36とピン
チローラー37とのローラー対に送られる。この時、P
Eセンサーレバー35が搬送されてきたシート材の先端
を検知して、これによりシート材の印字位置を求めてい
る。また、シート材は不図示のLFモーターによりロー
ラー対となる搬送ローラー36およびピンチローラー3
7が回転することでプラテン34上を搬送される。
【0044】なお、記録ヘッド7はインクタンクと一体
に構成された交換容易なインクジェット記録ヘッドが用
いられている。この記録ヘッド7は、ヒータ等によりイ
ンクに熱を与えることが可能となっている。そして、こ
の熱によりインクは膜沸騰し、この膜沸騰による気泡の
成長または収縮によって生じる圧力変化によって記録ヘ
ッド7のノズル70からインクが吐出されてシート材上
に画像が形成される。
【0045】(C)キャリッジ部 キャリッジ部15は、記録ヘッド7を取り付けるキャリ
ッジ50を有している。
【0046】そしてキャリッジ50は、シート材の搬送
方向に対して直角方向に往復走査させるためのガイド軸
81と、キャリッジ50の後端を保持して記録ヘッド7
とシート材との隙間を維持するガイドレール82とによ
って支持されている。
【0047】なお、これらガイド軸81及びガイドレー
ル82は、シャーシー8に取り付けられている。
【0048】また、キャリッジ50は、シャーシー8に
取り付けられたキャリッジモーター80によりタイミン
グベルト83を介して駆動される。このタイミングベル
ト83は、アイドルプーリー84によって張設、支持さ
れている。さらに、キャリッジ50は、電気基板9から
記録ヘッド7にヘッド信号を伝えるためのフレキシブル
基板51を備えている。
【0049】上記構成において、シート材に画像形成す
る時は、画像形成する行位置(シー卜材の搬送方向の位
置)に搬送ローラ36,ピンチローラ37から成るロー
ラ対がシート材を搬送すると共にキャリッジモーター8
0によりキャリッジ50を画像形成する列位置(シート
材の搬送方向と垂直な位置)に移動させて、記録ヘッド
7を画像形成位置に対向させる。その後、電気基板9か
らの信号により記録ヘッド7がシート材に向けてインク
を吐出して画像が形成される。
【0050】(D)排紙部 排紙部4は、伝達ローラ40が前記搬送ローラー36に
当接し、さらに、伝達ローラ40は排紙ローラー41と
当接して設けられいる。したがって、搬送ローラー36
の駆動力が伝達ローラー40を介して排紙ローラー41
に伝達される。また、排紙ローラー41に従動して回転
可能な如く前カバー60に取り付けられた拍車42が排
紙ローラー41に当接されている。
【0051】以上の構成によって、キャリッジ部5で画
像形成されたシート材は、前記排紙ローラー41と拍車
42とのニップに挟まれ、搬送されて不図示の排紙トレ
ー等に排出される。
【0052】(E)クリーニング部 クリーニング部6は、記録ヘッド7のクリーニングを行
うポンプと、記録ヘッド7の乾燥を抑えるためのキャッ
プと、搬送ローラー36からの駆動力を給紙部2及びポ
ンプに切換える駆動切り替えアームとから構成されてい
る。駆動切り替えアームが給紙,クリーニング以外の時
は、搬送ローラー36の軸心を中心に回転する遊星ギア
(不図示)を所定位置に固定しているので、給紙部2及
びポンプに駆動力は伝達されない。キャリッジ50が移
動することで、駆動切り替えアームを矢印A方向に移動
させると、遊星ギアがフリーになるので搬送ローラー3
6の正転,逆転に応じて遊星ギアが移動し、搬送ローラ
ー36が正転したときは給紙部2に駆動力が伝達され、
逆転したときはポンプに駆動力が伝達されるようになっ
ている。
【0053】以上において、排紙部2についてさらに詳
細に説明する。
【0054】(D)排紙部で述べた構成について、図4
により補足説明する。
【0055】前カバー60は、凹部60aおよび60b
が、内カバー10の凸部10aおよび10bを回転中心
とし、内カバー10に対し開閉自由に支持されている。
前カバー60には拍車42が弾性部材(不図示)により
付勢された状態で取り付けられており、拍車42は内カ
バー10の開閉により、排紙ローラ41に対して離間し
たり当接したりする。このようにすれば、シート材のジ
ャム等の排紙トラブルの処置が容易である。
【0056】一方、排紙ローラ41はプラテン34に取
り付けられ、回転自由に支持されている。この排紙ロー
ラ41は、拍車42との当接部と非当接部により構成さ
れている。当接部と非当接部は一つおきに設けられてい
る。この当接部はローラ本体の上に設けられた別部品と
してのクリーナ61によって構成され、拍車42はこの
クリーナ61を介して、排紙ローラ41に従動し回転し
ている。クリーナ61は、拍車42に付着したインクの
クリーニングの効果も有する。
【0057】そして、排紙ローラ41と拍車42が装着
される前カバー60との間に、シート材の搬送方向に対
して直角方向の位置決めをする位置決め手段として互い
に係合する凹部41aと凸部60cとが設けられてい
る。前カバー60が閉じられた状態において、前カバー
60の凸部60cが排紙ローラ41の凹部41aに係合
し、前カバー60と排紙ローラ41との送紙方向に対し
て垂直方向の位置決めがなされる。
【0058】前カバー60が開いた状態においては、凸
部60cによる排紙ローラ41の凹部41aへの係合は
解除され、排紙ローラ41と前カバー60との位置決め
は、拍車42が排紙ローラ41に当接している時のみ行
われる。
【0059】(実施の形態2)図5には、本発明の実施
の形態2に係る記録装置が示されている。
【0060】この実施の形態2は、位置決め手段を、前
カバー60に回転自在に装着された位置決め用回転体と
しての回転ローラ62と、この回転ローラ62が係合す
る排紙ローラに設けられたV字形状の溝部41bとによ
って構成したものである。この回転ローラはシート材の
搬送範囲外に位置している。
【0061】排紙ローラ41の送紙方向に対して垂直方
向の位置決めは、前カバー60に設けられた弾性部材
(不図示)により、回転ローラ62を排紙ローラ41方
向に付勢し、溝部41bに係合させることによって行わ
れる。回転ローラ62は、前カバー60が開いた状態で
は、排紙ローラ41に係合せず、前カバー60が閉じら
れた状態でのみ、排紙ローラ41のV字状の溝部41b
と係合する。溝部41bをV字状とすることにより、一
層の正確な位置決めが可能となる。
【0062】その他の構成及び作用は実施の形態1と全
く同一なので同一の構成部分については同一の符号を付
して説明を省略する。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば次
のような効果が得られる。
【0064】(1)排紙ローラ等の搬送ローラと拍車等
の回転体との正確な位置決めを、搬送ローラと回転体が
取り付けられたカバー部材との間で行うことにより、容
易に高い位置決め精度を得ることが可能となった。
【0065】(2)カバー部材に取り付けられた位置決
め用回転体を用い、この位置決め用回転体と搬送ローラ
との間で位置決めを行うことによっても同様の効果が得
られる。
【0066】(3)搬送ローラと回転体との相対位置を
正確に組み立てるために、個々の部品の寸法精度を厳し
く管理する必要がなくなった。
【0067】(4)搬送ローラに別部品として取り付け
られるクリーナ部材等の当接部の幅も必要最小限で済む
ことなどから、コストの低減が図れた。
【0068】(5)搬送ローラと回転体の位置ズレによ
る、シート材の搬送不良が回避できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1に係る記録装置の全体
構成を示す斜視図。
【図2】 図1の記録装置の正面図。
【図3】 図1の記録装置の断面図。
【図4】 図1の記録装置における排紙部の詳細図。
【図5】 本発明の実施の形態2に係る記録装置の排紙
部の詳細図。
【符号の説明】 1 記録装置 2 給紙部 3 送紙部 4 排紙部 5 キャリッジ部 6 クリーニング部 10 内カバー 34 プラテン 41 排紙ローラ 41a 排紙ローラの凹部(位置決め手段) 41b 排紙ローラの溝部(位置決め手段) 42 拍車(回転体) 60 前カバー 60c 前カバー上の凸部(位置決め手段) 61 クリーナ 62 回転ローラ(位置決め用回転体)

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置本体に取り付けられるシー卜材を搬
    送するための搬送ローラと、該搬送ローラに従動して回
    転可能で装置本体を覆うカバー部材に装着された少なく
    とも一つ以上の回転体と、を有するシート材搬送装置に
    おいて、 前記搬送ローラと前記回転体が装着されるカバー部材と
    の間に、シート材の搬送方向に対して直角方向の位置決
    めをする位置決め手段を設けたことを特徴とするシート
    材搬送装置。
  2. 【請求項2】 位置決め手段は、カバー部材と搬送ロー
    ラとに設けた互いに係合する凹部と凸部とによって構成
    されることを特徴とするシート材搬送装置。
  3. 【請求項3】 位置決め手段は、カバー部材に回転自在
    に装着された位置決め用回転体と、該位置決め用回転体
    が係合する搬送ローラに設けられた溝部とによって構成
    されることを特徴とするシート材搬送装置。
  4. 【請求項4】 位置決め用回転体はシート材の搬送範囲
    外に位置することを特徴とする請求項3に記載のシート
    材搬送装置。
  5. 【請求項5】 回転体は、カバー部材の開閉により、搬
    送ローラに対して離間したり当接したりすることを特徴
    とする請求項1乃至4のいずれかの項に記載のシート材
    搬送装置。
  6. 【請求項6】 搬送ローラとカバー部材との位置決め
    は、回転体が搬送ローラに当接している時のみ行われる
    ことを特徴とする請求項5に記載のシート材搬送装置。
  7. 【請求項7】 搬送ローラは、回転体との当接部および
    非当接部により構成されていることを特徴とする請求6
    に記載のシート材搬送装置。
  8. 【請求項8】 搬送ローラの回転体との当接部は、搬送
    ローラとは別部品により構成されていることを特徴とす
    る請求項7に記載のシート材搬送装置。
  9. 【請求項9】 前記別部品は回転体に付着したインク等
    の汚れを除去するクリーナ部材である請求項8に記載の
    シート材搬送装置。
  10. 【請求項10】 搬送ローラは排紙ローラであり、搬送
    ローラに従動する回転体は拍車である請求項1乃至9の
    いずれかの項に記載のシート材搬送装置。
  11. 【請求項11】 請求項1乃至10に記載のシート材搬
    送装置と、搬送されるシート材に情報を記録する記録部
    と、を備えたことを特徴とする記録装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7661674B2 (en) 2005-01-26 2010-02-16 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Feeding device and image recording apparatus equipped with the feeding device

Cited By (1)

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US7661674B2 (en) 2005-01-26 2010-02-16 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Feeding device and image recording apparatus equipped with the feeding device

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