JP2000326990A - 斜めパウチおよびその製造方法 - Google Patents
斜めパウチおよびその製造方法Info
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Abstract
れらを効率よく製造する方法を提供する。 【解決手段】製袋された状態の平面視において、上下お
よび左右の4辺からなる4隅が直角なパウチの上辺を下
辺に平行に移動した状態の、左右辺が当初の位置から5
〜45°の範囲に傾斜していることを特徴とするスタンデ
ィングパウチを含む斜めパウチであり、その製造方法と
しては、少なくとも片面がヒートシール性を有する積層
体を、ヒートシール面同士が対面するように、2枚に折
り畳まれまたは重合されて前方に繰り出して、底部また
は頭部シール部を形成する縦シール装置によるヒートシ
ール部、サイドシール部を形成する横シール装置による
横ヒートシール部、そして、個々のパウチに個断ちする
断裁装置によるカットまたはダブルカット部の前記各装
置を、前記積層体の流れ方向に直角な位置から、5 〜45
°の角度に移動させて製袋する方法である。
Description
その製造方法に関する。
いて、その製造方法は、成形やシールや抜き等が流れ方
向に対して直交方向に設置されている。よって、製造で
きるパウチは、図9(a)に示す四方シールタイプパウ
チ、図9(b)および図9(c)に示すスタンディング
パウチ等のようなものになる。しかし、市場において内
容物を充填して包装商品として販売する際に、新規性、
楽しさ等を表現する方法として、変形パウチが用いられ
ることがある。前記変形パウチには、種々の形状が考え
られ、また、市販されている。また、液体内容物等の詰
め替え用パウチとして、成型品からなる注出口をパウチ
上端シール部に装着したり、パウチ上端部の角隅部に易
開封処理をして易開封部を形成し、内容物の移し詰め替
えの際に、該易開封部を切断して開口部を形成して注出
口を形成し、ビンなどの容器に内容物を詰め替える用途
があるが、この場合には、スタンディングパウチタイプ
が多い。
する際には、変形パウチ専用の製袋機に変形シールバー
を装着して、該ヒートシールバーによりヒートシール部
を形成した後、図10(a)または図10(b)に示す
ように、前記ヒーシール部の外側を抜き落としにより7
0w、80wを除去して変形パウチとする方法が取られ
ていた。しかし、工程として、前記抜きまたは断裁をす
る無駄と、抜きまたは断裁により除去される抜き落とし
部wの包材の無駄があった。また、スタンディングパウ
チ等の詰め替え用パウチにおける注出口としては、前記
成型品からなる注出口をパウチ上端シール部に装着した
場合は注出が安定すること、リクローズ性が付与できる
等利点があるが、包装材料としてコスト高となる。ま
た、通常の形状のパウチを詰め替え用パウチとした場
合、詰め替えのためにパウチの上端隅角部を切断するこ
とにより注出口を形成する際、注出口の開口部の大きさ
がそのカット位置により大きくなりすぎたり、また、小
さな開口部になってしまうなどの不都合があった。また
図9(a)あるいは、図9(c)等の従来の製袋は、図
10(a)あるいは図10(b)に示すように、底辺と
天辺とのずらした位置の外側端部を含む垂直線と底辺、
天辺とにより囲まれる領域の包材を単位とするもので、
斜めの側部シール後、不要領域である70wや80wを
断ち落としするものであり、包材の使用における無駄が
あった。包装用のパウチとして新規性のある形状を有
し、さらに詰め替え用パウチとしてより詰め替え易く、
また包装材料の無駄のないパウチとその製造方法が求め
られていた。本発明は、スタンディングパウチを含む斜
めパウチ及びそれらを効率よく製造する方法を提供する
ものである。
態の平面視において、上下および左右の4辺からなる4
隅が直角なパウチの上辺を下辺に平行に移動した状態
の、左右辺が当初の位置から5 〜45°の範囲に傾斜して
いることを特徴とする斜めパウチであり、前記パウチが
スタンディングパウチであること、前記パウチの上端部
鋭角部側に、開口部を形成するための易開封性処理が成
されていることを含み、その製造方法は、少なくとも片
面がヒートシール性を有する積層体を、ヒートシール面
同士が対面するように、2枚に折り畳みまたは重合して
前方に繰り出して、底部または頭部シール部を形成する
縦シール装置によるヒートシール部、サイドシール部を
形成する横シール装置による横ヒートシール部、そし
て、個々のパウチに個断ちする断裁装置によるカットま
たはダブルカット部の前記各装置を、前記積層体の流れ
方向に直角な位置から、5 〜45°の角度に移動させて製
袋する方法であり、パウチの底部材となる少なくとも片
面がヒートシール性を有する積層体の前記ヒートシール
面を外側として2枚に折り畳み、前記2枚に折り畳みま
たは重合した積層体の間に挿入してスタンディングパウ
チとすること、前記パウチの上端部鋭角部側に、開口部
を形成するための易開封性処理を施すことを含むもので
ある。
の製造方法について、図等を用いてさらに詳細に説明す
る。図1は、本発明の斜めパウチの実施例を示す(a)
斜視図、(b)正面図、(c)注出口を形成状態を示す
斜視図である。図2は、本発明の斜めパウチの別の実施
例を示す(a)、(b)正面図、(c)、(d)それぞ
れの抜き落としの説明図である。図3は、本発明の斜め
パウチの面付けを示す平面図である。図4は、本発明の
斜めパウチの製造に用いる製袋機の例における流れを説
明するための概念図である。図5は、本発明の斜めパウ
チにおいて、注出口を形成するための易開封処理方法を
説明する図であり、(a)易開封処理部の部分平面図、
(b)X1 −X1 部断面図である。図6は、本発明の斜
めパウチにおいて、角丸を形成方法を説明する図であ
り、(a)底部の角丸用抜きを示す部分平面図、(b)
上部の角丸用抜きを示す部分平面図である。図7は、本
発明の具体的実施例を説明するための正面図である。図
8は、本発明の斜めパウチにおける内容物の液導部の形
成について説明する図であり、(a)液導部を設けたパ
ウチの正面図、(b)および(c)X2 −X2 部の断面
図である。図9は、一般的な形状のパウチを説明する図
で、(a)四方シールタイプのパウチの正面図、(b)
スタンディングパウチの正面図、(c)スタンディング
パウチの斜視図である。図10は、従来の方法による斜
めパウチの製造方法を説明する図で、(a)四方シール
タイプのパウチの正面図、(b)スタンディングパウチ
の正面図である。以下の説明においては、パウチのタイ
プを例として説明するが、本発明の趣旨の範囲におい
て、パウチのタイプは、前記スタンディングパウチに限
定されるものではない。
は、図1(a)に示すように、正面視において正方形ま
たは長方形のパウチの上辺を底辺に対して左右にずらし
て、平行四辺形とするものであって、各側辺の傾斜角度
θが 5〜45°、さらに好ましくは 7〜40°であることを
特徴とするものである。前記傾斜角が5 °未満の場合に
は、斜めパウチとしての外観上の特徴が出ない上に、液
体等の詰め替えにおける斜めパウチであるための注ぎ易
さの効果が発揮されない。また、前記傾斜角が45°を超
えると後述するスタンディングパウチの場合等において
自立させた時に転倒したり、自立性そのものが不安定な
パウチとなる。
2(a)および図2(b)に示すように、パウチの側部
シール部および天部シール部を変形シール形状としても
よい。変形シールは、後述の側シール5mのヒートシー
ル型の形状を変更することにより可能である。この場合
における本発明の斜めパウチの傾斜は、例えば図2
(a)に示すように、底辺と平行な線H1,H2,H3,H4
・・・上の前記左右の側部シール内側の中間点C1,C2,
C3,C4,・・・の軌跡の接線S1,S2,S3,S4 ・・・と
パウチ底辺に垂直な直線Vとのなす角度を5 〜45°とす
る。なお、この場合に、図2(c)および図2(d)に
示すように必要のないシール領域Kは、製袋と同時に抜
き落としてもよいし、製袋後、別工程において断ち落と
してもよい。上記のような斜めパウチとすることによっ
て、パウチ形状として特徴のあるものとすることができ
る。本発明の斜めパウチによるスタンディングパウチの
重心は下にあるので自立袋性には優れている。
は、上端部の隅角部は鋭角部と鈍角部とが形成される
が、前記隅角部の鋭角部側に取り出し部(注出口)を形
成することによって、内容物が液体等の場合、内容物の
取り出しまたは別の容器への詰め替え等が容易となる。
丸とすることができる。パウチは、その製袋方法によっ
て、パウチの隅角部が角状となり、パウチとしての外観
も平凡であり、また剛性のフィルムを用いた場合には、
前記角状部において、手指などを傷つけることがある。
そのため、パウチの隅角部にアール(角丸)をつけて、
外観的にも、安全性の点でもより良い形状とすることが
できる。本発明においても、斜めパウチであるにもかか
わらず、パウチの隅角部を角丸とすることができる。
に、開口部を形成しうる易開封処理線を設けることがで
きる。該易開封処理線は、液体状または粘性体の内容物
を取り出す際に、パウチの上端部の鋭角部側に設けた前
記易開封処理線に沿ってカットすれば、注ぎやすく、ま
た、細い注出口も形成できるので使用し易い。
から内容物を取り出す場合、注出口の巾が狭いため、注
出口側の両面のフィルムが密着し易く、或いは注出口が
折れ曲がって開口し難いという問題があった。このよう
な問題を解決するために、例えば、特開平7-2260号公報
には、注出口部のフィルムに補強機構として加熱成形に
より、一本或いは複数本の線状の液導部を設けたパウチ
が提案されている。本発明においても、注出口の巾は狭
く、前記液導部を形成した袋であってもよい。
3に示すように、各パウチの側部が連続するように面付
けし、底辺及び上部のシール角度に対して直角な位置か
らいずれかの方向にずらした形、すなわち、底辺または
頂辺シール部に対して直角でない側部シールを形成する
ことになる。
示すような面付けとしてパウチの上辺同士を付け合わせ
ることにより製造の効率が倍増する。かつ、このような
斜めパウチの連続面付け、かつ、天部同士を付け合わせ
とすることにより、斜めパウチ製造における包材ロス
は、限りなくゼロとなる。また、ノッチ加工部、易引裂
処理部、角丸の形成装置等もそれぞれ傾斜アームに設置
しておけばよい。
丸は、面付けされたパウチの各部の底部の接点に図6
(a)に示すような富士山型の抜き落とし部wbを、ま
た、上部の角丸は面付けされたパウチの各部の底部の接
点に図6(b)に示すようなダブル富士山型の抜き落と
し部wtを設け、製袋の最終ユニットの断裁部におい
て、パウチの個断ちカット、流れ方向の天部カットの双
方をダブルカットすることにより、パウチの4隅の角に
アール、すなわち、角丸12を形成することができる。
本発明の斜めパウチを製造する方法を研究した結果、製
袋機械において、図4に示すようにフィルムの流れに対
して直角であった側部シールの熱板、カット装置を所定
の角度θを与えて設置することにより、連続的に、か
つ、無駄なく製袋が可能である。
(a)に示すように、パウチの上端部の鋭角部側に、注
出口を設けることによって、本パウチから別の容器への
内容物の移し替えが容易となる。前記注出口の形成は、
例えば、図5(b)に示すように、パウチを形成する積
層体20の基材フィルム21など強度のある素材のみを
選択切断可能なレーザー光を開封予定線上に照射して、
積層体として易引裂処理をし、レーザーカット部26を
形成する。レーザーカット部26は、パウチの易引裂処
理部9となる。そして、該易引裂処理部9の先端にVノ
ッチ、Iノッチ等のノッチ10を設けることにより、開
封開始が容易になる。
容物を充填する場合には、パウチの積層体を、例えば、
図8(a)に示すような形状に熱成形することにより、
中央部から注出口に向かう方向にパウチを構成する積層
体のパウチの外側に膨らむ形状の液導部11を設けても
よい。前記液導部は、パウチ内から液体や粘性体を取り
出す際に、パウチの内面同士が密着してしまって内容物
が取り出せなくなる、いわゆる閉塞防止の効果を示すも
のである。前記液導部は、図8(b)に示すように前面
材(または後面材のいずれか)に設けて断面半月状にし
てもよく、また、図8(c)に示すように前面材および
後面材の両面に相対する位置に設けて断面円状になるよ
うにしてもよい。
パウチの場合、重心が下にあるので、自立性もあり、さ
らに、鋭角肩部をカットして注ぎ口とすることによっ
て、他の容器への詰め替えが容易な、かつ、安価に製造
出来る容器となった。
従来の、四方シール、スタンディングパウチ等の製袋機
を改造することにより可能である。製袋機における加工
の順序の例としては、図4に示すようにフィルムの繰り
出し31、熱成形32(液導膨らみ部)、口部シール3
3、冷却34、レーザー加工34、底シール35、冷却
36、サイドシール38、冷却39、ノッチ40、ダイ
セット抜き41、底部Wカット、天部Wカットである。
例えば、斜めスタンディングパウチの製袋方式の場合
に、製袋機の側部シール部、ダブルカット部の装置等の
角度を従来の位置から所定の角度θだけ傾斜させた装置
にすることによって可能であり、また、底部のシール型
についても舟型のシールは通常のスタンディングパウチ
のシール型を利用できる。底部のシール型は、斜めパウ
チ用に傾斜させる必要はない。但し、底部両側における
前面材と後面材とをシールするために底材として挿入す
るフィルムに設ける穴の位置および形状は、変更する必
要があり、その場合には、底材の抜き型の位置または形
状を変更すればよい。
機械は、前述のように、ヒートシールユニットまた、断
裁ユニットに加えて、その他の成形加工(膨らみ部の形
成)、レーザー加工、角R、ノッチ等の位置、角度をも
変えられるようにすれば、本発明の斜めパウチと通常の
四方シールタイプまたはスタンディングタイプとの両方
を製袋可能な兼用機とすることができる。
角部には、図示はしないが、別に成形されたプラスチッ
ク製の注出口を装着してもよい。
るフィルムについて説明する。本発明の斜めパウチに用
いるフィルムは、プラスチックを主体とする積層体であ
るが、その材質は特に限定はされず、例えば、各種液体
用パウチ等に用いられている公知の積層構成のフィルム
(積層体)はいずれも適用することができる。積層体の
構成の代表的な例として、以下のような構成が挙げられ
る。
ィルム(シーラント層) (2)ON フィルム/アルミニウム箔/接着剤/L ・LDPEフ
ィルム(シーラント層) (3)ON フィルム/アルミニウムまたはシリカまたはアル
ミナ蒸着層/接着剤/L・LDPE(シーラント層) (4)ON フィルム/アンカーコート層/共押出しコート層
(HDPE層/L ・LDPE層)(シーラント層はL ・LDPE層)
ム(シーラント層) (6)PETフィルム/接着剤/ONフィルム/接着剤/L ・LD
PEフィルム(シーラント層) (7)PETフィルム/接着剤/アルミニウム箔/接着剤/ON
フィルム/接着剤/L ・LDPE(シーラント層) (8)PETフィルム(アルミニウムまたはシリカまたはアル
ミナ蒸着層)/接着剤/ONフィルム/接着剤/L ・LDPE
(シーラント層) (9)PETフィルム/接着剤/ONフィルム/接着剤/アルミ
ニウム箔/接着剤/L ・LDPE(シーラント層) (10)PET フィルム/接着剤/ONフィルム(アルミニウム
またはシリカまたはアルミナ蒸着層)/接着剤//L ・
LDPE(シーラント層) などが挙げられるが、これらに限定されるものではなく
様々な組合せの積層フィルムを使用することができる。
ロンフィルム、L ・LDPEは直鎖状低密度ポリエチレン、
HDPEは高密度ポリエチレン、LDPEは低密度ポリエチレ
ン、PET フィルムは2軸延伸ポリエチレンテレフタレー
トフィルムを指すものである。また、アンカーコート
は、押出しコーティングで樹脂を積層する最内層、接着
性を向上させるために基材フィルム側に予めコーティン
グするものでプライマーコートの一種である。
ィルム、PET フィルムは、基材フィルムとしてパウチに
機械的強度や印刷適性を付与し、アルミニウム箔、アル
ミニウムまたはシリカまたはアルミナ蒸着層などは、ガ
スバリヤー性を付与するために積層するものである。ま
た、シーラント層としては、L ・LDPEフィルムを例とし
て挙げたが、L ・LDPEフィルムは、ヒートシールの安定
性や耐内容物性、例えば界面活性剤に対する耐ストレス
クラッキング性などに優れているので、このような性能
を必要とする内容物の包装用に適している。
内容物に応じて、CPP フィルム(無延伸ポリプロピレン
フィルム)、或いは、エチレン・αオレフィン共重合
体、エチレン・酢酸ビニル共重合体、エチレン・アクリ
ル酸共重合体、エチレン・アクリル酸エステル共重合
体、アイオノマー、ポリエステル系樹脂なども適宜選択
して使用することができる。
メタロセン系触媒などシングルサイト触媒を用いて重合
した樹脂は、分子量分布の巾が狭く、共重合比も安定し
ているため、低温ヒートシール性や、熱間シール性に優
れており、スタンディングパウチのようなヒートシール
部にフィルムの重なりの差による段差のあるパウチのシ
ーラント層には、シール抜けによるピンホールの発生を
防止できる点で適している。更に、前記共重合体にオレ
フィン系エラストマーをブレンドしたものを用いること
により、シーラント層の熱流動性が改善され、前記段差
によるピンホールの発生も一層効果的に防止することが
できる。
れば上辺の鋭角部に注出口を設けることにより、従来の
直立のパウチと比較して、内容物の取出しにおいて、注
ぎ易くなる。
インラインで製造することができる。
従来の四方シールタイプのパウチおよびスタンディング
パウチ( 図1)も合わせて製造することができる兼用機
とすることができる。また、従来型の製袋機により一
旦、四方シールした後に不要部分を断ち落としをする方
法に比べて、包材使用量が大巾に減少する。
プのパウチの場合、斜めパウチであっても、本発明の傾
斜の範囲内であって通常の巾と高さの範囲であれば、重
心は下にあるので、自立性のあるスタンドパウチにな
る。また、パウチの肩(鋭角側)で斜めカットすると、
内容物が注ぎやすくなるため、例えば、ボトル等他の容
器への詰め替えが通常パウチの肩部カットを行った場合
より容易になる。
よる斜めパウチの製造方法とを比較した。図7に示す大
きさにおいて、各部の寸法は次の通りとした。 <袋のサイズ> 袋巾(外寸)L: 125mm 袋長さm H: 245mm 底材(2つ折りの寸法)S: 40mm パウチの斜め度 θ: 8 ° <結果>包材使用量(展開面積)は、 ・従来型の場合 W(125+25) ×L(245+40) ×2=85500mm2 ・本開発品の場合 125 ×(245+40) ×2=71250mm2 包材使用量として、本発明の方法の方が、約15%少ない
面積で製袋が可能であった。
を有し、また、詰め替え用等に使用する場合には、上端
部の鋭角部側に開口部を形成することにより、液体内容
物等が、移し替えやすくなる。本発明の斜めパウチをス
タンディングパウチに適用した場合、斜めパウチであっ
ても、本発明の傾斜の範囲内であって通常の巾と高さの
範囲であれば重心は下にあるので自立性は失われない。
本発明の斜めパウチの製造方法によれば、包装材料に抜
き落とし部や断ち落とし部をなしに連続面付けできるの
で、無駄のない生産方式である。また、その製造方法は
従来の四方シールタイプ、スタンディングパウチタイプ
等を製袋する機械のシール部カッティング部のユニット
を斜めに設置することで製造し得るため、これらのユニ
ットの設置方向を可変にしておけば、従来の形状のパウ
チも製造できる、いわゆる兼用機とすることができる。
図、(b)正面図、(c)注出口を形成した状態を示す
斜視図である。
(a)、(b)正面図、(c)、(d)それぞれの抜き
落としの説明図である。
る。
における流れを説明するための概念図である。
るための易開封処理方法を説明する図であり、(a)易
開封処理部の部分平面図、(b)X1 −X1 部断面図で
ある。
を説明する図であり、(a)底部の角丸用抜きを示す部
分平面図、(b)上部の角丸用抜きを示す部分平面図で
ある。
である。
形成について説明する図であり、(a)液導部を設けた
パウチの正面図、(b)および(c)X2 −X2 部の断
面図である。
四方シールタイプのパウチの正面図、(b)スタンディ
ングパウチの正面図、(c)スタンディングパウチの斜
視図である。
明する図で、(a)四方シールタイプのパウチの正面
図、(b)スタンディングパウチの正面図
ウチ 71 シール部 80 従来の製造方法による斜めスタンディングパウチ 81 シール部
Claims (7)
- 【請求項1】製袋された状態の平面視において、上下お
よび左右の4辺からなる4隅が直角なパウチの上辺を下
辺に平行に移動した状態の、左右辺が当初の位置から5
〜45°に傾斜していることを特徴とする斜めパウチ。 - 【請求項2】側部シール部および天部シール部が変形シ
ール形状とした前記斜めパウチであって、底辺と平行な
線上の前記左右の側部シール内側の中間点の軌跡の接線
とパウチ底辺に垂直な直線とのなす角度が5 〜45°であ
ることを特徴とする斜めパウチ。 - 【請求項3】前記パウチがスタンディングパウチである
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の斜め
パウチ。 - 【請求項4】前記パウチの上端部鋭角部側に、開口部を
形成するための易開封性処理が成されていることを特徴
とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の斜めパウ
チ。 - 【請求項5】少なくとも片面がヒートシール性を有する
積層体を、ヒートシール面同士が対面するように、2枚
に折り畳みまたは重合して前方に繰り出して、底部また
は頭部シール部を形成する縦シール装置によるヒートシ
ール部、サイドシール部を形成する横シール装置による
横ヒートシール部、そして、個々のパウチに個断ちする
断裁装置によるカットまたはダブルカット部の前記各装
置を、前記積層体の流れ方向に直角な位置から、5 〜45
°の角度に移動させて製袋することを特徴とする斜めパ
ウチの製造方法。 - 【請求項6】パウチの底部材となる少なくとも片面がヒ
ートシール性を有する積層体の前記ヒートシール面を外
側として2枚に折り畳み、前記2枚に折り畳みまたは重
合した積層体の間に挿入してスタンディングパウチとす
ることを特徴とする請求項5に記載の斜めパウチの製造
方法。 - 【請求項7】前記パウチの上端部鋭角部側に、開口部を
形成するための易開封性処理を施すことを特徴とする請
求項5又は請求項6に記載の斜めパウチの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11138320A JP2000326990A (ja) | 1999-05-19 | 1999-05-19 | 斜めパウチおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11138320A JP2000326990A (ja) | 1999-05-19 | 1999-05-19 | 斜めパウチおよびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000326990A true JP2000326990A (ja) | 2000-11-28 |
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Country Status (1)
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---|---|
JP (1) | JP2000326990A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006168756A (ja) * | 2004-12-14 | 2006-06-29 | Toyo Seikan Kaisha Ltd | 袋状容器、この袋状容器の製造方法及びその装置 |
-
1999
- 1999-05-19 JP JP11138320A patent/JP2000326990A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006168756A (ja) * | 2004-12-14 | 2006-06-29 | Toyo Seikan Kaisha Ltd | 袋状容器、この袋状容器の製造方法及びその装置 |
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