JP2000326877A - ゴムクロ−ラ - Google Patents

ゴムクロ−ラ

Info

Publication number
JP2000326877A
JP2000326877A JP2000101633A JP2000101633A JP2000326877A JP 2000326877 A JP2000326877 A JP 2000326877A JP 2000101633 A JP2000101633 A JP 2000101633A JP 2000101633 A JP2000101633 A JP 2000101633A JP 2000326877 A JP2000326877 A JP 2000326877A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lug
lugs
rubber
rubber crawler
long
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000101633A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihiko Ono
義彦 小野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bridgestone Corp filed Critical Bridgestone Corp
Priority to JP2000101633A priority Critical patent/JP2000326877A/ja
Publication of JP2000326877A publication Critical patent/JP2000326877A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Tires In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】本発明はゴムクロ−ラの新規な構造に係り、特
に湿田等に用いられるゴムクローラのラグの摩耗の低減
と旋回性の向上を目指したものである。 【解決手段】ゴム弾性体1の長手方向に一定ピッチをも
って埋設された芯金と、この芯金を外囲いして埋設され
たスチ−ルコ−ドと、外周面にラグを形成してなるゴム
クロ−ラにおいて、ラグはゴム弾性体1の幅方向にのび
る直線状の長ラグ7と、幅方向の中央部にのみ存在する
短ラグ8とを交互に配置し、長ラグ7の中央域で短ラグ
8に対向する部位のラグ背丈を低くしたゴムクロ−ラ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はゴムクロ−ラの新規
な構造に係り、特に湿田等に用いられるゴムクロ−ラの
ラグの摩耗の低減と旋回性の向上を目指したものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来のゴムクロ−ラにおけるラグ形状は
種々存在するが、湿田や半湿田用に用いられるゴムクロ
−ラにはゴムクロ−ラの幅方向に直線状にのびる長短ラ
グが交互に備えられたものが多い。
【0003】図9はその一例を示すゴムクロ−ラの外周
面側の平面図であり、ゴムクロ−ラ21の外周面には幅
方向の全長にわたる長ラグ22と、中央に形成された短
ラグ23とが交互に配備された構造となっており、ゴム
クロ−ラの中央域Aにて機体の重量を支え、左右域Bに
て推進力をもたらしている。図でも分かるように、この
左右域Bには短ラグ23が存在せず、ゴムクロ−ラの外
周面に泥土が付着した場合でもラグ間(ラグ22、22
間)に幅があるため比較的泥土は落ち易く、このためゴ
ムクロ−ラは高度の推進力が発揮される。ただし、中央
域Aは長ラグ22と短ラグ23が存在ししかもこのラグ
間(ラグ22、23間)が狭いため、この間に付着した
泥土は落ちにくく推進力の発揮は左程ではない。
【0004】このため、中央域Aに付着した泥土を落と
し易くするために長ラグ22の中央部を切り欠いた形状
のものが提案され、中央域Aにおける泥土の落下をうな
がし、より高い推進力を得ようとする試みがある。しか
しながら、このために新たな課題が発生することも事実
であり、例えば、長ラグの中央を分割したことでラグの
剛性が少なくなり、かつ長ラグの中央部における摩耗が
著しくなるという点である。更に、ゴムクロ−ラの旋回
時等に長ラグの中央域の側面での抵抗が増加したため、
特に半湿田や乾田での旋回性が低下する傾向にある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記したよ
うな従来のゴムクロ−ラの課題を解決することを課題と
し、ラグの剛性を確保しつつ中央部の泥の詰まりを少な
くし、中央部での長ラグの摩耗を低減させ、かつゴムク
ロ−ラの旋回性能を向上したゴムクロ−ラを提供しよう
とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は以上の課題を解
決するために次の構成としたものである。即ち、無端状
ゴム弾性体の長手方向に一定ピッチをもって埋設された
芯金と、この芯金を外囲いして埋設されたスチ−ルコ−
ドと、外周面にラグを形成してなるゴムクロ−ラにおい
て、前記ラグはゴム弾性体の幅方向にのびる直線状の長
ラグと、幅方向の中央部にのみ存在する短ラグとを交互
に配置し、前記長ラグの中央部で短ラグに対向する部位
のラグ背丈を低くしたことを特徴とするものである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明は、ゴムクロ−ラにおける
ラグの構造を変更することによりラグ間の泥詰まりをな
くし、かつラグの摩耗性を低減し、更にはゴムクロ−ラ
の旋回性能を高めるようにラグの形状を最適化したもの
で、特に言えば、このゴムクロ−ラは、短ラグの両端と
長ラグの前後面とにて囲まれたゴムクロ−ラの外周面
を、ゴムクロ−ラの幅端に近づくにつれて順次接地面よ
り高くしたいわゆる皿型クロ−ラに特に最適なラグとし
たものである。
【0008】本発明のゴムクロ−ラのラグの形状、寸法
も上記目的を達成するために特定されたものである。即
ち、長ラグの中央域の本来の背丈Hと中央域の実際の背
丈hとの比、h/Hが0.3未満ではラグの剛性は低
く、又、この部位の段差面が旋回に対して壁となり旋回
性能は劣り、一方、h/Hが0.7を越えると、ラグ間
に泥が詰まる傾向は大きくなってしまう。
【0009】一方、短ラグの頂面長さLと、長ラグの背
丈の低い部位の底面の長さlの関係にあっては、0.3
≦l/L≦1の特定の範囲に限定したことにより泥詰ま
りをなくしかつラグとしての剛性をもたらせることが可
能となったものである。
【0010】尚、本発明のゴムクロ−ラは皿型ゴムクロ
−ラに特に好ましいものであることは前記した通りであ
るが、このゴムクロ−ラを更に好ましいものとするため
には長ラグ及び短ラグと芯金とは、平面投影方向にて重
複するのがよく、ゴムクロ−ラの内周面側に長ラグに対
向してリブを形成すればゴムクロ−ラの走行時にいわゆ
る耳部が曲がってしまう現象を阻止でき、更に、このた
めにゴムクロ−ラの縁端部にゴムクロ−ラの長手方向に
リブを形成するのがよい。
【0011】
【実施例】以下、本発明のゴムクロ−ラを図面をもって
更に詳細に説明する。図1は本発明ゴムクロ−ラの外周
側正面図、図2は背面図、図3は平面図、図4は底面
図、図5は右側面図である。又、図6はA−A線、図7
はB−B線、図8はC−C線での夫々断面図である。
【0012】さて、図においてゴムクロ−ラを形成する
無端状ゴム弾性体1中に一定ピッチをもって芯金2が埋
設されており、この芯金2を外囲いしてスチ−ルコ−ド
3がこれ又ゴム中に埋設されている。そして、この芯金
1からはゴム弾性体1の内周面に一対の突起4、4が突
出し、これが転輪やスプロケットとの係合に供されるも
ので、この突起4、4にはさまれた芯金2の中央部はス
プロケット係合部5を構成している。そしてこのスプロ
ケット係合部5、5間にはスプロケット係合孔6が形成
されている。
【0013】そして、この芯金2に対応するゴム弾性体
1の外周面にはゴム弾性体1の幅方向に伸びる長ラグ7
及び短ラグ8が交互に配置されている。この長ラグ7は
この例ではゴム弾性体1の幅端縁10 に至る長さとさ
れ、短ラグ8の端部におけるゴム弾性体1外周面は端縁
0 に近づくにつれて内周側にそっており、長ラグ7か
ら見れば、端縁10 に近づくにつれてその背丈が順次高
くなっているいわゆる皿型ゴムクロ−ラを構成してい
る。
【0014】さて、このゴムクロ−ラの長ラグ7の中央
域の本来の背丈H(短ラグ8の中央部の背丈と同一)は
略40mmであるところ、長ラグの中央部の実際の背丈
hを略18mmとしたものである。このため左右の長ラ
グ71 、72 はこの中央部の背丈の低いラグ70 のよっ
て連結されているため剛性の低下はそれ程でもなく、機
体の振動の発生も比較的少なくてすむこととなり、更に
特徴的には、短ラグ8と長ラグ中央部70 間に詰まる泥
が落ち易くなったものである。
【0015】そして、更に具体的にはこの中央部70
左右の長ラグ71 、72 との間で傾斜面73 、73 をも
って構成したため、ゴムクロ−ラの旋回時もこの部位が
旋回運動に対して大きな壁にならず、旋回抵抗も比較的
少なくてすみ、このためにラグの摩耗も低減されるとい
う特徴も併せもつものである。このように、長ラグ7の
中央部70 を構成する傾斜面73 、73 はゴムクロ−ラ
の旋回時の抵抗壁を構成することとなるが、この抵抗壁
は緩やかな角度をもって構成されたために旋回抵抗も小
さく、かつこのためのラグ部の摩耗も低減させる結果と
なったものである。この傾斜面73 の傾斜角度θは小さ
ければよいことは勿論であるが、実質的には30〜50
度程度をもって長ラグの中央部70 が構成されることと
なる。
【0016】又、この長ラグ7の中央部70 の底部長さ
lは泥詰まりを阻止するためには長い程好ましいが、ラ
グの剛性や機体の上下動の点を考慮すれば短ラグ8の頂
面長さLに対して0.3〜1程度、好ましくは0.4〜
0.7とするのがよい。
【0017】
【発明の効果】本発明のゴムラグ形状は前記したように
皿型ゴムクロ−ラに最適であって、長ラグ7の左右のラ
グ71 、72 間には泥詰まりはなく、このため大きな推
進力が発揮できる。そして、皿型ゴムクロ−ラの幅方向
端縁が内側に向って反っているため、この分だけラグ7
1 、72 の背丈が高くなっており、従って、このラグ7
1 、72 面の土に対する接触面が大きいことから大きな
推進力が得られることになる。
【0018】そして長ラグ7の中央部70 の背丈が低い
ため、短ラグ8との間での泥詰まりも少なくかつ旋回性
も改善されたものであり、泥田地でのゴムクロ−ラに最
適となったものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明ゴムクロ−ラの外周側正面図であ
る。
【図2】図2は図1の背面図である。
【図3】図3は図1の平面図である。
【図4】図4は図1の底面図である。
【図5】図5は図1の右側面図である。
【図6】図6はA−A線での断面図である。
【図7】図7はBーB線での断面図である。
【図8】図8はCーC線での断面図である。
【図9】図9は従来のゴムクロ−ラの外周面側の平面図
である。
【符号の説明】
1‥‥無端状ゴム弾性体、 10 ‥‥ゴム弾性体の幅端縁、 2‥‥芯金、 3‥‥スチ−ルコ−ド、 4‥‥突起、 5‥‥スプロケット係合部、 6‥‥スプロケット係合孔、 7‥‥長ラグ、 70 ‥‥長ラグの中央部の背丈の低いラグ、 71 、72 ‥‥左右の長ラグ、 73 ‥‥左右の長ラグ71 、72 と中央部70 とを連続
する傾斜面、 8‥‥短ラグ、 H‥‥長ラグの中央域の本来の背丈、(短ラグの中央部
の背丈)、 h‥‥長ラグの中央部の実際の背丈、 θ‥‥傾斜面の傾斜角度、 l‥‥長ラグの中央部の底部長さ、 L‥‥短ラグの頂面長さ。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無端状ゴム弾性体の長手方向に一定ピッ
    チをもって埋設された芯金と、この芯金を外囲いして埋
    設されたスチ−ルコ−ドと、外周面にラグを形成してな
    るゴムクロ−ラにおいて、前記ラグはゴム弾性体の幅方
    向にのびる直線状の長ラグと、幅方向の中央部にのみ存
    在する短ラグとを交互に配置し、前記長ラグの中央部で
    短ラグに対向する部位のラグ背丈を低くしたことを特徴
    とするゴムクロ−ラ。
  2. 【請求項2】 長ラグの中央域本来の背丈をH、中央域
    の背丈をhとするとき、0.3≦h/H≦0.7とした
    請求項第1項記載のゴムクロ−ラ。
  3. 【請求項3】 短ラグの頂面長さをL、長ラグの背丈を
    低くした中央域の底面長さをlとするとき、0.3≦l
    /L≦1である請求項第1項記載のゴムクロ−ラ。
  4. 【請求項4】 短ラグの両端と長ラグの前後面とにて囲
    まれたゴムクロ−ラの外周面を、ゴムクロ−ラの幅端に
    近づくにつれて順次接地面より高くした請求項第1項記
    載のゴムクロ−ラ。
  5. 【請求項5】 短ラグの両端と長ラグの前後面とにて囲
    まれたゴムクロ−ラの外周面の幅端に、長手方向に向か
    ってリブを形成した請求項第1項記載のゴムクロ−ラ。
  6. 【請求項6】 長ラグ及び短ラグと芯金とは、平面投影
    方向にて重複する請求項第1項記載のゴムクロ−ラ。
  7. 【請求項7】 長ラグに対向するゴムクロ−ラの内周面
    に、幅方向に伸びるリブを形成した請求項第1項記載の
    ゴムクロ−ラ。
JP2000101633A 2000-01-01 2000-04-03 ゴムクロ−ラ Pending JP2000326877A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000101633A JP2000326877A (ja) 2000-01-01 2000-04-03 ゴムクロ−ラ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000101633A JP2000326877A (ja) 2000-01-01 2000-04-03 ゴムクロ−ラ

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19204297A Division JP3526394B2 (ja) 1997-07-03 1997-07-03 ゴムクロ−ラ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000326877A true JP2000326877A (ja) 2000-11-28

Family

ID=18615639

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000101633A Pending JP2000326877A (ja) 2000-01-01 2000-04-03 ゴムクロ−ラ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000326877A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7712846B2 (en) Snowmobile drive track
JP3526394B2 (ja) ゴムクロ−ラ
JP2007131032A (ja) ゴムクロ−ラ
JP2000326877A (ja) ゴムクロ−ラ
JPS59118580A (ja) ゴムクロ−ラ
JP2001322576A (ja) ゴムクローラ
JP2001322574A (ja) ゴムクローラ
JP2001048067A (ja) ゴムクローラ及びこれに用いる芯金
JP2001010553A (ja) クローラ用芯金及びそれを使用した弾性クローラ
JP4157874B2 (ja) 弾性クローラ
JP2006321293A (ja) 弾性クローラ
JP2000168645A (ja) ゴムクローラ走行装置およびゴムクローラ並びにこれに用いる芯金
JPH08113173A (ja) ゴムクロ−ラ
JP3917270B2 (ja) ゴムクロ−ラの構造
JPH11222171A (ja) ゴムクロ−ラ
JPH0542958Y2 (ja)
JPH11227645A (ja) ゴムクロ−ラ
JPH11227646A (ja) ゴムクロ−ラ
JPH11348847A (ja) ゴムクロ−ラ及びこれに用いる芯金
JPH0127503Y2 (ja)
JPH10264611A (ja) 自動二輪車用空気入りタイヤ
JPH11240471A (ja) 無限軌道履帯装置
JPH11198871A (ja) 内周駆動型ゴムクロ−ラ
JP2003252262A (ja) 弾性体履板
JPH07215250A (ja) クローラ用弾性履帯