JP2000326291A - 処理刃ホルダー - Google Patents

処理刃ホルダー

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JP2000326291A
JP2000326291A JP11138343A JP13834399A JP2000326291A JP 2000326291 A JP2000326291 A JP 2000326291A JP 11138343 A JP11138343 A JP 11138343A JP 13834399 A JP13834399 A JP 13834399A JP 2000326291 A JP2000326291 A JP 2000326291A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高周波振動によって、除々に弛みが発生した
り、ネジ部材が発熱することのない処理刃ホルダーを提
供することにある。 【解決手段】 超音波処理に使用される処理刃ホルダー
であって、当該処理刃を保持する本体部の一部に、当該
処理刃を挿入して狭持しうる溝部と、該溝部を介して対
向する一対の壁部と、当該溝部と直交する方向に当該壁
部の一部に挿入され当該処理刃を当該溝部内に固定する
様に構成されたネジ部材とからなる処理刃ホルダーに於
て、当該一対の壁部の内、一方の第1の壁部を貫通する
第1のネジ孔部と当該第1の壁部と対向する第2の壁部
に設けられた当該第1のネジ孔部と同軸的に形成され、
且つその内面に螺旋状ネジが形成されている第2のネジ
孔部とが設けられ、然も当該第1のネジ孔部に於ける当
該第1の壁部表面近傍の部分には、テーパー部が設けら
れているので、弛みや発熱を防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術】本発明は、超音波用処理刃装置に
関し、特に、交換可能な処理刃、ヤスリ、砥石等を発熱
が生じることなくしっかり固定保持することのできる処
理刃ホルダーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来,超音波加工装置を使用して物体を
切断、研磨、研削等の加工することは良く知られてお
り,その場合,該超音波加工装置に接続された振動子を
振動させて、当該振動子に接続された処理刃或いは適宜
の加工具を例えば25kHz〜40kHzの高周波で、
30〜40μの振幅で振動せしめながら、適宜の物体を
加工している。
【0003】ところで、係る超音波加工装置の中でも、
超音波カッターは、現在広範囲の産業分野で使用されて
おり、その理由としては、該超音波カッターを上記した
様な条件で高周波振動させる事によって、処理刃、つま
り処理刃と紙、革、合成樹脂、ゴム、木材等の被切断材
料との当接部に於ける切断抵抗が、係る振動の効果によ
って大きく低下するので、当該被切断材料を強く押圧し
なくとも良く切断が出来る他、これまで処理刃では切断
が困難であると考えられていた物でも、容易に切断出来
る様になった。又、厚いもの、薄い物で多層にかさねた
状態で容易にカットできる。また、係る超音波カッター
を用いる事によって、被切断材料と該処理刃との間の切
断抵抗が小さい事から、該被切断材料の切断面が綺麗に
仕上がるので、製品の商品価値が向上する。革、金属木
材、合成樹脂等の表面仕上げ、表面加工にも有効に利用
される。
【0004】更には、通常の処理刃では、該被切断材料
を切断操作する場合には、例えば数回の切断操作で当該
処理刃が切れなくなり、新しい処理刃と交換する事を余
儀なくされていたので、製造コストが高くなると言う問
題が有ったが、係る超音波カッターを用いる事によっ
て、同じ処理刃でも長期間使用しても切断効果にはさほ
ど影響がなく、超音波カッターを使用する事によって、
切断効果の永続性が向上し従って、当該処理刃の寿命が
延びる事になり、その結果、生産コストも大幅に向上す
ると言う様な点に有った。従来から、係る超音波カッタ
ーを使用する場合に、当該超音波カッターの高周波振動
を効率良く処理刃に伝達する必要から、様々な工夫がな
されて来ている。
【0005】つまり、係る超音波処理装置本体に処理刃
を取り付けるに際しては、通常処理刃ホルダーを使用
し、当該処理刃ホルダーに処理刃を固定して取付けた
後、当該処理刃ホルダーを超音波処理装置本体に設けら
れている高周波圧電素子に接続されたホーン部に固着さ
せるものである。従って、係る処理刃と該処理刃ホルダ
ーとが緊密一体的に固着される事が必要である。尚、該
超音波処理装置本体内には、通常セラミックを主体とす
る高周波圧電素子とこれに接続された高周波発生手段が
設けられている。
【0006】図10は、従来の一実施例を示すもので、
処理刃2の処理刃先21とは反対側の端部を平坦状22
とすると共に、該平坦部22に切り欠部24を設け、当
該平坦状部22を、該処理刃ホルダー3の先端部で且つ
該処理刃ホルダー3の中心軸を含んで当該処理刃ホルダ
ー3の直径方向と該処理刃ホルダー3の長手方向とに延
展せしめられている溝部33に嵌入させ、当該切り欠部
24にビス32を嵌合せしめる事により、当該処理刃2
は、当該溝部の内壁面を構成している互いに対向してい
る壁面間で把持されるものである。更に、従来の処理刃
においては、ネジ一本で処理刃を固定しているので、処
理刃に溝方向の力が加わると処理刃に剪断力が加わるの
で、処理刃が傾くと云う欠点が存在した。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、従来の処
理刃ホルダーでは、ビス32で固定してあっても、高周
波振動によって、除々に弛みが発生すると云う欠点が存
在した。また、この弛みが発熱の原因ともなっていた。
そこで、本発明の目的は、高周波振動によって処理刃が
弛む事のない処理刃ホルダーを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため、基本的に以下に記載されたような構成を採用
するものである。すなわち本発明に係る第1の態様は、
超音波処理に使用される処理刃ホルダーであって、当該
処理刃を保持する本体部の一部に、当該処理刃を挿入し
て狭持しうる溝部と、該溝部を介して対向する一対の壁
部と、当該溝部と直交する方向に当該壁部の一部に挿入
され当該処理刃を当該溝部内に固定する様に構成された
ネジ部材とからなる処理刃ホルダーに於て、当該一対の
壁部の内、一方の第1の壁部を貫通する第1のネジ孔部
と当該第1の壁部と対向する第2の壁部に設けられた当
該第1のネジ孔部と同軸的に形成され、且つその内面に
螺旋状ネジが形成されている第2のネジ孔部とが設けら
れ、然も当該第1のネジ孔部に於ける当該第1の壁部表
面近傍の部分には、テーパー部が設けられている事を特
徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の処理刃ホルダーは、上記
した様な従来技術に於ける問題点を解決する為、超音波
処理に使用される処理刃ホルダーであって、当該処理刃
を保持する本体部の一部に、当該処理刃を挿入して狭持
しうる溝部と、該溝部を介して対向する一対の壁部と、
当該溝部と直交する方向に当該壁部の一部に挿入され当
該処理刃を当該溝部内に固定する様に構成されたネジ部
材とからなる処理刃ホルダーに於て、当該一対の壁部の
内、一方の第1の壁部を貫通する第1のネジ孔部と当該
第1の壁部と対向する第2の壁部に設けられた当該第1
のネジ孔部と同軸的に形成され、且つその内面に螺旋状
ネジが形成されている第2のネジ孔部とが設けられ、然
も当該第1のネジ孔部に於ける当該第1の壁部表面近傍
の部分には、テーパー部が設けられているので、処理刃
を確実に固定する事が出来るので、処理刃が弛む虞や傾
く虞がない。
【0010】
【実施例】以下に、本発明に係る処理刃ホルダーの一具
体例の構成を図面を参照しながら詳細に説明する。即
ち、図1は、本発明の一実施の形態である処理刃ホルダ
ーと超音波処理装置との関係を示す平面図である。ここ
で、処理刃ホルダー10は、超音波処理に使用される処
理刃ホルダーであって、処理刃12を保持する本体部の
一部に、当該処理刃12を挿入して狭持しうる溝部14
と、該溝部14を介して対向する一対の壁部20,21
と、当該溝部14と直交する方向に当該壁部の一部に挿
入され当該処理刃12を当該溝部内に固定する様に構成
されたネジ部材であるネジ部材15とからなる処理刃ホ
ルダーに於て、当該一対の壁部の内、一方の第1の壁部
20を貫通する第1のネジ孔部22と当該第1の壁部2
0と対向する第2の壁部21に設けられた当該第1のネ
ジ孔部22と同軸的に形成され、且つその内面に螺旋状
ネジが形成されている第2のネジ孔部23とが設けら
れ、然も当該第1のネジ孔部22に於ける当該第1の壁
部表面近傍の部分には、テーパー部24が設けられてい
る。テーパーの角度は、60〜120度である。
【0011】超音波処理装置11は、従来の超音波処理
装置と同様に処理刃ホルダー10に処理刃12を固定し
て取り付けた後、当該処理刃ホルダー10を超音波処理
装置本体に設けられている高周波発生手段6で駆動され
る高周波圧電素子5に接続されたホーン部4に固着させ
て使用するものである。
【0012】超音波振動の発生には、ジュルコン.チタ
ン酸鉛などのピエゾ効果を利用した圧電振動子5を金属
ブロックで挟んだ構造のランジバン形振動子が使用され
る。高周波圧電素子5は、電極8を介して材質の音速と
長さによって決定される縦共振周波数と同じ周波数の高
周波電圧を供給する事により振動子が長手方向に共振周
波数で伸縮振動する。また、細い側の端面の振幅の方が
太い側の振幅よりも大きくなる金属ホーンの振幅拡大現
象を利用し、高振幅の超音波振動を得ている。
【0013】また、棒状金属の縦共振条件は、λ/2の
整数倍なので、例えば鋼材の音速を約5000m/sと
すれば10kHzの場合でλ=5000/10kHz=
0.5m、40kHzの場合でλ=5000/40kH
z=0.125mである。したがって、10kHzの場
合でλ/2=250mm、40kHzの場合でλ/2=
62.5mmが夫々の周波数で共振する最短寸法にな
る。本実施例では、周波数が10kHz〜40kHzの
超音波振動を使用する。処理刃ホルダー10の寸法は、
λ/2の10〜20%の範囲内(取り付け用雌ねじ部分
を除く)で、振動子本体とネジで着脱可能である。そし
て、双方の寸法の和が、λ/2またはλに等しくなるよ
うに作られる。
【0014】溝部14は、図3、図5等に示す様に処理
刃ホルダー10の先端部から縦方向に所定長さHに亘っ
て形成されている。また、溝部14の奥端には、略円柱
状の拡大端部17が形成されており、溝部14によって
2分割された処理刃ホルダー10の先端部に形成された
第1の壁部20、第2の壁部21の変形を容易にしてい
る。
【0015】当該第1のネジ孔部22と第2のネジ孔部
23に挿入され、当該処理刃12を当該溝部14内に固
定する為のネジ部材15は、当該ネジ部材15の第1の
端部には、当該第1のネジ孔部22に設けられた当該テ
ーパー部24の形状と同一の形状を有するテーパー部を
有する頭部15aが設けられている。
【0016】ネジ部材15の第1の端部15eと対向す
る第2の端部15f及びその近傍には、螺旋状のネジ1
5cが形成されている。また、ネジ部材15の当該突起
の最端面には、断面が多角形である突起部15bが設け
られている。
【0017】また、溝部14の間隙は、固定保持される
当該処理刃12の厚みよりも短く設定されている。本実
施例では、0.4mm〜0.2mmである。更に、処理
刃ホルダーの当該処理刃挿入面に設けられた当該溝部1
4には、当該処理刃12の厚みと略等しいか若しくはそ
れに近似する間隔を有する拡大溝部16が、当該溝部1
4の端部を除く部位に設けられている。
【0018】当該処理刃ホルダーの当該処理刃挿入面に
設けられた当該溝部14には、当該処理刃12の厚みと
略等しいか若しくはそれに近似する間隔を有する拡大溝
部16が、当該溝部14の端部を除く部位に設けられて
いる。また、拡大溝部16は、当該対向する一対の壁部
の内壁面の少なくとも一部にまで延在せしめられてい
る。
【0019】つまり、溝部14の対向内壁面13a、1
3bには、処理刃12と略等しい厚さ及び高さの拡大溝
部16が形成されている。当該拡大溝部16は、対向内
壁面13a,13bの双方に等しい幅だけ、例えば0.
5mmから1.5mmにわたって形成されている。更
に、拡大溝部16は、ネジ部材15の螺合される第1の
ネジ孔部22まで達している。本実施例で使用する処理
刃12は、基端部にネジ部材15の一部と係合する半円
状切欠き12aが形成されている。
【0020】また、処理刃ホルダー10は、螺子部材で
あるネジ部材15が挿入される第1のネジ孔部22が溝
部14に対して垂直に形成されている。第1のネジ孔部
22の入り口部分はテーパ状に広がっている。更に、第
1のネジ孔部22の内で入り口から溝部14に至るまで
は、螺子が刻設されておらず、螺子山と係合しない。し
かし、第2のネジ孔部23には螺子が形成されている。
したがって、ネジ部材15を螺合した場合、溝部14を
狭める方向に作用する力が発生する。
【0021】ネジ部材15は、図7に示すように頭部1
5aが前記第1のネジ孔部22の入り口部分のテーパ部
24と等しい傾きのテーパ状に形成されている。したが
って、ネジ部材15を第1のネジ孔部22に螺合した
際、両者が密着状態になると共に、接触面積が大きくな
るので、ビスが弛む虞が少ない。
【0022】ネジ部材15の突起15bは、図8に示す
ように本実施例では四角柱状に形成されている。この四
角柱状部分をスパナ等で挟んでネジ部材15をねじ込む
事で、強固に締め付ける事ができる。また、他の実施例
として、ネジ部材15の突起を六角柱状或いは、他の多
角柱状とする事が出来る。この様に構成した場合にも、
プラスネジやマイナスネジ穴とするよりも強固に締め付
ける事ができる。更に、ネジ部材15の先端部には、螺
子15cが形成されている。
【0023】次に以上のように構成された本発明の処理
刃ホルダー10の作用について説明する。まず、処理刃
ホルダー10は、基端部に形成された螺子19で超音波
処理装置本体のホーン部4に固着される。また、処理刃
12は、処理刃ホルダー10の溝部14に形成された拡
大溝部16に装着される。
【0024】この時、処理刃12に形成された半円状切
欠き12aがネジ部材15の一部と当接まで挿入する。
次に、ネジ部材15の突起15bをスパナ等で締めてゆ
くと、溝部14の間隔が狭まり処理刃12が固定され
る。処理刃12の幅及び高さが略拡大溝部16の幅及び
高さが等しいので捻れたり、ガタ付く虞がない。
【0025】更に、ネジ部材15の頭部15aがテーパ
状に形成されると共に、第1のネジ孔部22の入り口部
分がテーパ状の凹部に形成されているので、両者の密着
が広い面積で行われる事となり、ホーン部4を高周波で
振動させても弛む虞がない。ネジ部材15が弛む事がな
いので、処理刃12と処理刃ホルダー10との結合も弛
む事がない。したがって、超音波処理装置11の使用に
際して、騒音や発熱が防止できる。つまり、振動の際ズ
レを吸収し、無駄なエネルギーの消費を防ぎ、効率的に
振動エネルギーに変換する事が出来る。
【0026】図9は、本願発明のネジ部材を使用した場
合と、従来のネジを使用した場合の温度上昇を示す比較
図である。同図(a)に示すように、本願発明のテーパ
ーネジを使用した場合、一分間動作させた時温度上昇
は、12.8〜4.9度であった。これに対して、従来
の六角穴付きボルト(テーパー部なし)を使用して締め
付けた場合に一分間動作させた時温度上昇は、16.1
〜13.9度であった。この様に、本願発明の場合、温
度上昇が極めて少ない事が明らかである。
【0027】本発明では、処理刃を交換可能としている
が、損耗が激しい処理刃を簡単に交換する為である。ま
た、処理刃ホルダーとして交換できるのは、切断する材
料がさまざまなので、刃物も形成、刃厚など種類が多く
なるので振動子の先端部のみを交換できる方が便利だか
らである。更に、処理刃は硬度が高くそれに振動を伝
え、且つ切断のための力にも耐えなければならないの
で、ホルダー側もいたみ易く準消耗品であり、その意味
でも振動子本体とは別々になる必要がある為である。処
理刃ホルダーと締め付け用ネジの嵌合をテーパー形成に
したのは、ネジの取り付け方向が振動の方向と直角であ
り、振幅が10〜100ミクロンとはいえ、一秒間に一
万回から四万回の振動が横方向に繰り返しかかるので、
ネジの頭を振動の方向に対しても固定するためである。
また、処理刃が入る部分を袋状にして両側に段差をつけ
るのは大きな切断力がかかった時に処理刃が回転方向に
動かないようする為である。尚、本発明は以上の実施例
に限ることなく本発明の技術思想に基づいて種々の設計
変更が可能である。
【0028】
【発明の効果】本発明は、上記した様に超音波処理装置
に使用される処理刃ホルダーであって、処理刃を保持す
る本体の一部に該処理刃を挿入して挟持する一対の対向
内壁面を有した溝部と、当該溝部の溝方向と直角方向に
螺着された螺子部材により該溝部の間隔を調整しうる様
に構成された処理刃ホルダーにおいて、前記溝部の対向
内壁面に処理刃と略等しい拡大溝部を形成したので、取
り付けた処理刃が振動で弛むことがなく騒音の発生が防
止できる。また、摩擦による発熱やロスを未然に防止す
る事が出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一実施の形態である処理刃ホ
ルダーと超音波処理装置との関係を示す平面図である。
【図2】図2は、本発明の一実施例を示す処理刃ホルダ
ーに処理刃を取り付けた場合を示す要部拡大平面図であ
る。
【図3】図3は、同の処理刃ホルダーの先端部を示す要
部拡大斜視図である。
【図4】図4は、本発明の処理刃ホルダーを超音波処理
装置に取り付けた場合示す処理刃の無い状態を示す平面
図である。
【図5】図5は、本発明の処理刃ホルダーを側面から見
た状態を示す説明図である。
【図6】図6は、本発明の処理刃ホルダーを先端方向か
ら見た説明図である。
【図7】図7は、本発明の処理刃ホルダーに使用するネ
ジ部材の一実施例を示す説明図である。
【図8】図8は、同ネジ部材の突起を示す説明図であ
る。
【図9】図9は、本願発明のネジ部材を使用した場合
と、従来のネジを使用した場合の温度上昇を示す比較図
である。
【図10】図10は、従来に於ける超音波処理装置用ナ
イフホルダーの一例の構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 処理刃ホルダー 11 超音波処理装置 12 処理刃 12a 切欠き 13 対向内壁面 14 溝部 15 ネジ部材 15a 頭部 15b 突起 15c 螺子 16 拡大溝部 17 拡大端部 19 螺子 20 第1の壁部 21 第2の壁部 22 第1のネジ孔部 23 第2のネジ孔部 24 テーパー部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 超音波処理に使用される処理刃ホルダー
    であって、当該処理刃を保持する本体部の一部に、当該
    処理刃を挿入して狭持しうる溝部と、該溝部を介して対
    向する一対の壁部と、当該溝部と直交する方向に当該壁
    部の一部に挿入され当該処理刃を当該溝部内に固定する
    様に構成されたネジ部材とからなる処理刃ホルダーに於
    て、当該一対の壁部の内、一方の第1の壁部を貫通する
    第1のネジ孔部と当該第1の壁部と対向する第2の壁部
    に設けられた当該第1のネジ孔部と同軸的に形成され、
    且つその内面に螺旋状ネジが形成されている第2のネジ
    孔部とが設けられ、然も当該第1のネジ孔部に於ける当
    該第1の壁部表面近傍の部分には、テーパー部が設けら
    れている事を特徴とする処理刃ホルダー。
  2. 【請求項2】 当該第1のネジ孔部と第2のネジ孔部に
    挿入され、当該処理刃を当該溝部内に固定する為のネジ
    部材は、当該ネジ部材の第1の端部には、当該第1のネ
    ジ孔部に設けられた当該テーパー部の形状と同一の形状
    を有するテーパー部を有する頭部が設けられている事を
    特徴とする請求項1記載の処理刃ホルダー。
  3. 【請求項3】 当該ネジ部材の第1の端部と対向する第
    2の端部及びその近傍には、螺旋状のネジが形成されて
    いる事を特徴とする請求項1又は2に記載の処理刃ホル
    ダー。
  4. 【請求項4】 当該ネジ部材の当該突起の最端面には、
    断面が多角形である突起部が設けられている事を特徴と
    する請求項1乃至3の何れかに記載の処理刃ホルダー。
  5. 【請求項5】 超音波処理に使用される処理刃ホルダー
    であって、当該処理刃を保持する本体部の一部に、当該
    処理刃を挿入して狭持しうる溝部と、該溝部を介して対
    向する一対の壁部と、当該溝部と直交する方向に当該壁
    部の一部に挿入され当該処理刃を当該溝部内に固定する
    様に構成されたネジ部材とからなる処理刃ホルダーに於
    て、当該溝部の間隙は、固定保持される当該処理刃の厚
    みよりも短く設定されている事を特徴とする処理刃ホル
    ダー。
  6. 【請求項6】 当該処理刃ホルダーの当該処理刃挿入面
    に設けられた当該溝部には、当該処理刃の厚みと略等し
    いか若しくはそれに近似する間隔を有する拡大溝部が、
    当該溝部の端部を除く部位に設けられている事を特徴と
    する請求項5記載の処理刃ホルダー。
  7. 【請求項7】 当該拡大溝部は、当該対向する一対の壁
    部の内壁面の少なくとも一部にまで延在せしめられてい
    る事を特徴とする請求項5又は6に記載の処理刃ホルダ
    ー。
  8. 【請求項8】 当該ネジ部材の当該処理刃ホルダーの壁
    部に対する取付け方向は、当該超音波処理本体の振動方
    向と直角の方向である事を特徴とする請求項1乃至7の
    何れかに記載の処理刃ホルダー。
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Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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