JP2000326266A - 自動二輪車のクランプ治具 - Google Patents

自動二輪車のクランプ治具

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JP2000326266A
JP2000326266A JP11138548A JP13854899A JP2000326266A JP 2000326266 A JP2000326266 A JP 2000326266A JP 11138548 A JP11138548 A JP 11138548A JP 13854899 A JP13854899 A JP 13854899A JP 2000326266 A JP2000326266 A JP 2000326266A
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敏夫 山田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動二輪車のタイヤをクランプするクランプ
装置を手動で簡単に操作することが可能なクランプ治具
を提供する。 【解決手段】 自動二輪車の後輪Wrを支持する後部支
持板110に設けられた左右一対のクランプ装置109
は、ガイドローラ126の押圧によって相互に接近する
方向に移動して後輪Wrのタイヤ108の左右両側面を
クランプする一対のクランプ板124を備える。クラン
プ治具Jの治具本体71を後部支持板110に装着し、
治具本体71に設けた雌ねじ部材74に螺合する雄ねじ
部材75をレンチ77で回転させると、雄ねじ部材75
に先端の押圧部751 がガイドローラ126を押圧して
クランプ板124を前進させ、タイヤ108の左右両側
面を強固にクランプする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動二輪車のタイ
ヤをクランプ板でクランプするクランプ装置を手動で操
作するための自動二輪車のクランプ治具に関する。
【0002】
【従来の技術】自動二輪車をフロアコンベアで搬送しな
がら部品の組み付けを行う組立ラインにおいて、自動二
輪車の車体を傷付けることなく自立させるために、その
後輪のタイヤを一対のクランプ板で左右からクランプす
るクランプ装置が、特許第2669776号公報、実公
昭63−34821号公報により公知である。かかるク
ランプ装置は、固定クランプ板に対して可動クランプ板
を接近させるように前進移動させて両クランプ板間に自
動二輪車のタイヤの左右両側面をクランプした後に、前
記可動クランプ板を後退不能にロックしてクランプ状態
を維持するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、連休等によ
って工場の操業が長時間に亘って停止する場合、上記ク
ランプ装置で自動二輪車のタイヤをクランプしたまま放
置すると、クリープ現象でタイヤが変形してしまう可能
性があるため、タイヤのクランプを解除して自動二輪車
を一時的に組立ラインの側方に退避させる必要がある。
このような場合、工場の操業が再開されたときに自動二
輪車を組立ライン上に戻してタイヤを再度クランプする
必要があるが、そのクランプ装置をアクチュエータで作
動させるクランプ用駆動装置は自動二輪車をフロアコン
ベアに移載する移載ステーションに設けられているた
め、組立ライン上の各所でクランプ装置を作動させるの
に支障を来すことになる。
【0004】本発明は前述の事情に鑑みてなされたもの
で、自動二輪車のタイヤをクランプするクランプ装置を
手動で簡単に操作することが可能なクランプ治具を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1に記載された発明によれば、自動二輪車の
タイヤの側面をクランプし得るクランプ板と、一端がク
ランプ板に連結されて他端に被押圧部を備えたクランプ
板作動部材と、被押圧部を押圧されたクランプ板作動部
材によってクランプ板が移動してタイヤをクランプした
ときに、その位置にクランプ板作動部材をロックし得る
ロック部材とを備えたクランプ装置を手動で操作するた
めの自動二輪車のクランプ治具であって、前記クランプ
装置を支持する支持部材に着脱自在かつ左右移動不能に
装着される治具本体と、治具本体に設けた雌ねじ部材
と、雌ねじ部材に螺合する雄ねじ部材とを備えてなり、
支持部材に治具本体を装着した状態で雄ねじ部材を手動
で回転させて雌ねじ部材に対して移動させ、雄ねじ部材
の先端に設けた押圧部でクランプ板作動部材の被押圧部
を押圧することを特徴とする自動二輪車のクランプ治具
が提案される。
【0006】上記構成によれば、クランプ装置を支持す
る支持部材に治具本体を装着し、治具本体に設けた雌ね
じ部材に螺合する雄ねじ部材を手動で回転させると、雌
ねじ部材に対して移動する雄ねじ部材の先端に設けた押
圧部がクランプ板作動部材の被押圧部を押圧し、クラン
プ板はタイヤをクランプする位置に駆動される。従っ
て、クランプ装置のクランプ板作動部材をアクチュエー
タで作動させるクランプ用駆動装置が設けられていない
場所であっても、本クランプ治具を用いてクランプ装置
を簡便に操作することが可能になって利便性が向上す
る。
【0007】また請求項2に記載された発明によれば、
請求項1の構成に加えて、支持部材はそのセンターライ
ンの両側に左右一対のクランプ装置を備えており、前記
クランプ治具は左右一対のクランプ装置のクランプ板作
動部材を別個に駆動可能であることを特徴とする自動二
輪車のクランプ治具が提案される。
【0008】上記構成によれば、治具本体を支持部材に
左右移動不能に装着して左右一対のクランプ装置のクラ
ンプ板作動部材を別個に駆動することにより、自動二輪
車のタイヤを支持部材のセンターライン上に正しく位置
決めした状態でクランプすることができる。
【0009】尚、実施例の後部支持板110は本発明の
支持部材に対応し、実施例のロックバー125は本発明
のクランプ板作動部材に対応し、実施例のガイドローラ
126は本発明の被押圧部に対応し、実施例のロックア
ーム129は本発明のロック部材に対応する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
【0011】図1〜図17は本発明の一実施例を示すも
ので、図1は自動二輪車の全体側面図、図2は自動二輪
車の組立ラインの平面図、図3は第3コンベアの平面
図、図4は図3の4−4線断面図、図5は図3の5−5
線断面図、図6は図4の要部拡大図、図7は図6の7−
7線断面図、図8は図6の8−8線断面図、図9は図8
に対応する作用説明図、図10は図8の10−10線断
面図、図11は第2移載ステーションの側面図、図12
は図11の12−12線拡大矢視図、図13は図12に
対応する作用説明図、図14はクランプ治具の平面図、
図15は図14の15方向矢視図、図16はクランプ治
具の使用状態を示す平面図、図17は図16の17方向
矢視図である。
【0012】図1は本実施例の組立ラインで組み立てら
れた自動二輪車Vを示すもので、その自動二輪車Vは、
エンジンEおよびトランスミッションTを一体化したパ
ワーユニットPU、前輪Wfを一体に備えたフロントフ
ォークユニットFUf、後輪Wrを一体に備えたリヤフ
ォークユニットFUr、メインフレームF、ラジエータ
R、排気管EPおよびマフラーMを一体化した排気ユニ
ットEU、シートレールユニットSU、燃料タンクF
T、操向ハンドルSH、フロントカウルCf、メインカ
ウルCm、リヤカウルCr等から構成される。
【0013】図2に示すように、自動二輪車の組立ライ
ンは、矩形の経路に沿ってパレットが循環する第1コン
ベアC1 と、長円形の経路に沿ってハンガーが循環する
第2コンベアC2 と、直線状の経路に沿ってパレットが
移動する第3コンベアC3 とから構成される。第3コン
ベアC3 はフロア上面に沿って延びる往路とフロア下面
に収納された復路とが上下方向に重なっており、パレッ
トは鉛直面内の矩形状経路を循環する。
【0014】図示せぬサブラインで組み立てられたパワ
ーユニットPUは、フロア下面を通って第1コンベアC
1 のパワーユニット供給ステーションS1 に搬送され、
そこで第1コンベアC1 のパレット上に供給される。パ
ワーユニットPUを搭載したパレットは第1コンベアC
1 上を時計方向に移動し、その移動経路に設けられた複
数の組付ステーションS2 でメインフレームF、ラジエ
ータRおよびダミーフレームが組み付けられる。
【0015】フロアコンベアよりなる第1コンベアC1
と、オーバーヘッドコンベアよりなる第2コンベアC2
とが上下に重なりあう第1移載ステーションS3 におい
て、パワーユニットPUにメインフレームFおよびダミ
ーフレームを組み付けたサブアセンブリが、第1コンベ
アC1 のパレットから第2コンベアC2 のハンガーに移
載される。前記サブアセンブリを第2コンベアC2 のハ
ンガーに受け渡して空になったパレットは、第1コンベ
アC1 上を時計方向に移動して前記パワーユニット供給
ステーションS1 に戻される。
【0016】第2コンベアC2 のハンガーは、パワーユ
ニットPUに予め装着したダミーフレームを介して前記
サブアセンブリを吊り下げ支持し、長円形の経路に沿っ
て反時計方向に移動する。ハンガーの移動経路には複数
の組付ステーションS4 が設けられており、その組付ス
テーションS4 において、サブアセンブリにフロントフ
ォークユニットFUf、リヤフォークユニットFUr、
排気ユニットEU等が組み付けられて自動二輪車Vの車
体が形作られる。
【0017】オーバーヘッドコンベアよりなる第2コン
ベアC2 と、フロアコンベアよりなる第3コンベアC3
とが上下に重なりあう第2移載ステーションS5 におい
て、既に前輪Wfおよび後輪Wrを備えた車体が、第2
コンベアC2 のハンガーから第3コンベアC3 のパレッ
トに移載される。車体を第3コンベアC3 のパレットに
受け渡して空になったハンガーは第2コンベアC2 上を
反時計方向に移動して前記第1移載ステーションS3
戻される。
【0018】第3コンベアC3 のパレットが車体を支持
して直線状の往路に沿って移動する間に、先ずダミーフ
レーム分離ステーションS6 で不要になったダミーフレ
ームを取り外した後に、それに続く複数の組付ステーシ
ョンS7 において、シートレールユニットSU、燃料タ
ンクFT、操向ハンドルSH、フロントカウルCf、メ
インカウルCm、リヤカウルCr等の部品が組み付けら
れて自動二輪車Vが完成する。
【0019】完成した自動二輪車Vは第3コンベアC3
の末端に設けた第1完成検査ステーションS8 で外観等
の完成検査を行った後に、第3コンベアC3 の末端に連
なる降車ステーションS9 から第2完成検査ステーショ
ンS10に排出され、第2完成検査ステーションS10にお
いてエンジン、ブレーキ、ヘッドライト等の完成検査が
行われる。
【0020】降車ステーションS9 は周囲のフロア面よ
りも一段高くなったプラットフォームPを備えており、
その始端で作業者が乗車した自動二輪車Vは重力でプラ
ットフォームPのスロープP1 を下って第2完成検査ス
テーションS10まで走行する。自動二輪車Vを排出して
空になったパレットはフロアの下面に配置された第3コ
ンベアC3 の復路を通って第2移載ステーションS5
戻される。
【0021】尚、降車ステーションS9 のプラットフォ
ームPには、正面のスロープP1 以外に左右のスロープ
2 ,P2 を備えており、第1完成検査ステーションS
8 で異常が発見された場合等に、自動二輪車Vを前記左
右のスロープP2 ,P2 を介して側方に排出し、左側あ
るいは右側の予備の完成検査ステーションS10′,
10′へと移動させることができる。
【0022】図3〜図5に示すように、第3コンベアC
3 は相互に独立した多数の矩形板状のパレット101…
を備えており、各パレット101は、その下面に設けた
ブラケット102…に軸支した4個の車輪103…を介
して、2本の走行用レール104,104上に走行可能
に支持される。複数のパレット101…は前端および後
端において相互に当接しており、駆動源に接続されて回
転する図示せぬ摩擦ローラを後端のパレット101の左
右両側面に当接させて推力を与えることにより、その推
力を前方のパレット101…に順次伝達して一斉に前進
走行する。走行するパレット101…はフロア105に
形成した溝状の開口106に嵌合しており、この状態で
パレット101…とフロア105とは面一になる。
【0023】パレット101の上面には、自動二輪車V
の前輪Wfを載置する前部支持板107と、後輪Wrを
支持するとともに該後輪Wrのタイヤ108をクランプ
して自動二輪車Vを自立させるためのクランプ装置10
9,109を備えた後部支持板110とを備える。四角
筒状のガイド部材111,111がパレット101の下
面の前後2カ所に固定されており、これらガイド部材1
11,111の上端および下端にそれぞれ4個のガイド
ローラ112…が設けられる。前部支持板107および
後部支持板110の下面に固定したガイドロッド11
3,113が、前記ガイド部材111,111を貫通し
てガイドローラ112…に昇降自在に支持される。前後
のガイドロッド113,113の下端にはそれそれガイ
ドローラ114f,114rが設けられており、左右の
走行用レール104,104の間に配置した2本のガイ
ドレール115f,115rの上面に前記ガイドローラ
114f,114rがそれぞれ支持される。
【0024】ガイドレール115f,115rは長手方
向に沿って個別に高さが変化しており、従ってパレット
101…が走行するに伴って、ガイドレール115f,
115rにガイドローラ114f,114rを案内され
たガイドロッド113,113と共に前部支持板107
および後部支持板110が昇降する。これにより、前部
支持板107および後部支持板110に支持した自動二
輪車Vのパレット101に対する高さを任意に変化させ
ることが可能になり、各組付ステーションS7において
組み付ける部品の種類に応じて自動二輪車Vの高さや前
後姿勢を変化させて作業性を向上させることができる。
【0025】また前部支持板107および後部支持板1
10とパレット101の上面との間には作業者が足先を
挿入し得るスペースが形成されているため、作業者の自
動二輪車Vへの接近を容易にして作業性を一層高めるこ
とができる。
【0026】次に、図6〜図10に基づいて、後部支持
板110に設けた一対のクランプ装置109,109の
構造を説明する。左右のクランプ装置109,109は
パレット101のセンターラインLを挟んで対称な構造
であるため、以下その一方について説明する。
【0027】後部支持板110の上面に前記センターラ
インLと平行に側板121が固定されており、この側板
121に前後2本のガイドロッド122,122が摺動
自在に支持される。ガイドロッド122,122は側板
121との間に縮設したスプリング123,123で外
向き(センターラインLから離反する方向)に付勢され
ており、その内端に後輪Wrのタイヤ108をクランプ
するクランプ板124が固定される。
【0028】側板121の中央部に円柱状のロックバー
125が摺動自在に支持されており、その内端がクラン
プ板124に固定されるとともに外端にガイドローラ1
26が設けられる。後部支持板110の上面に固定した
ブラケット127に支点ピン128を介してロックアー
ム129が揺動自在に枢支されており、このロックアー
ム129の先端に形成したV溝1291 (図10参照)
がロックバー125の周面に当接する。ロックバー12
5およびロックアーム129の成す角度α(図8および
図9参照)は90°よりも僅かに小さい鋭角に設定され
ており、ロックアーム129は側板121との間に縮設
したスプリング130で矢印a方向に付勢される。ロッ
クアーム129には、後方斜め外側に延びるアンロック
レバー131が一体に設けられる。上記構造のクランプ
装置109は、作業者の脚部と接触しないようにカバー
132およびガードバー133に囲まれて保護される。
【0029】後部支持板110の後部上面には、左右一
対のブラケット134,134に支軸135を介してタ
イヤ押圧ローラ136が回転自在に支持される。
【0030】而して、第2移載ステーションS5 で第2
コンベアC2 のハンガーから第3コンベアC3 のパレッ
ト101に自動二輪車Vを移載するとき、その前輪Wf
および後輪Wrをそれぞれ前部支持板107および後部
支持板110上に載置する。このとき、パレット101
に設けた左右のクランプ装置109,109のクランプ
板124,124は図9に示すアンプランプ位置にあ
る。この状態から、図示せぬクランプ駆動装置で左右の
クランプ装置109,109のガイドローラ126,1
26を矢印b方向に同距離ずつ押圧すると、ロックバー
125,125と共に一対のクランプ板124,124
が矢印b方向に移動し、図8に示すように自動二輪車V
の後輪Wrのタイヤ108の両側面をクランプする。ロ
ックバー125,125が矢印b方向に移動するとき、
ロックバー125,125およびロックアーム129,
129のV溝1291 ,1291 間に作用する摩擦力
で、ロックアーム129,129がスプリング130,
130の弾発力に抗して支点ピン128,128回りに
矢印a′方向に僅かに揺動するため、ロックバー12
5,125はロックアーム129,129のV溝129
1 ,1291 に対してスリップし、矢印b方向に自由に
移動することができる。
【0031】クランプ駆動装置によるガイドローラ12
6,126の押圧を解除すると、スプリング123,1
23の弾発力でクランプ板124,124およびロック
バー125,125は矢印b′方向に戻ろうとするが、
スプリング130,130で矢印a方向入力付勢された
ロックアーム129,129のV溝1291 ,129 1
がロックバー125,125に噛み込むため、ロックバ
ー125,125は矢印b′方向に移動できなくなり、
図8に示すようにクランプ板124,124がクランプ
位置にロックされる。
【0032】次に、図11〜図13に基づいて第2移載
ステーションS5 の構造を説明する。
【0033】第2移載ステーションS5 には、第2コン
ベアC2 の自走可能なハンガーHと共に自動二輪車Vを
下降させるドロップリフタDLが設けられる。ドロップ
リフタDLは、第2コンベアC2 の上部支持レール81
および下部支持レール82の切れ目に嵌合し、その上部
支持レール81および下部支持レール82の一部を構成
する上部昇降支持レール81′および下部昇降支持レー
ル82′を備えており、自動二輪車Vを支持したハンガ
ーHが上部昇降支持レール81′および下部昇降支持レ
ール82′に乗り移って停止すると、それら上部昇降支
持レール81′および下部昇降支持レール82′をハン
ガーHと共にガイドポスト83に沿ってモータ84およ
びチェーン85で下降させる。
【0034】第2移載ステーションS5 には、フロア1
05の下面に配置された第3コンベアC3 の復路を通っ
て返送されたパレット101を、フロア105の上面に
配置された往路に上昇させるテーブルリフタTLが設け
られる。テーブルリフタTLは、空のパレット101を
支持して図示せぬ駆動源で上昇するリフトテーブル86
を備えており、このリフトテーブル86の上面にパレッ
ト101のクランプ装置109,109を作動させるた
めのクランプ用駆動装置87が設けられる。
【0035】クランプ用駆動装置87は、リフトテーブ
ル86に左右方向に固定したガイドレール88,88
と、これらガイドレール88,88にスライダ89…を
介して摺動自在に支持された一対の駆動アーム90L
90R と、両駆動アーム90L,90R に相対向するよ
うに形成したラック901 ,901 に同時に噛合するピ
ニオン91と、一方の駆動アーム90L を進退駆動する
シリンダ92とから構成される。駆動アーム90L ,9
R の先端の押圧部902 ,902 は、パレット101
に設けた一対のクランプ装置109,109のガイドロ
ーラ126,126に当接可能に対向する。
【0036】而して、テーブルリフタTLのリフトテー
ブル86が空のパレット101を支持して上昇位置で待
機している状態で、ドロップリフターDLはハンガーH
に支持した自動二輪車Vを下降させ、その前輪Wfをパ
レット101の前部支持板107上に載置するととも
に、後輪Wrをパレット101の後部支持板110上の
左右のクランプ装置109,109間に載置する。
【0037】自動二輪車Vがパレット101上に移載さ
れると、クランプ用駆動装置87のシリンダ92が図1
3の状態から図12の状態に伸長し、一方の駆動アーム
90 L をパレット101のセンターラインLに向けて移
動させると、ラック901 ,901 およびピニオン91
を介して他方の駆動アーム90R がパレット101のセ
ンターラインLに向けて逆方向に移動し、両駆動アーム
90L ,90R は相互に接近するように駆動される。そ
の過程で、両駆動アーム90L ,90R は一対のクラン
プ装置109,109のガイドローラ126,126を
押圧し、クランプ板124,124を自動二輪車Vの後
輪Wrのタイヤ108の両側面に当接する位置に駆動す
る。その結果、前述したようにクランプ装置109,1
09のロックバー125,125がロックアーム12
9,129によってロックされ、タイヤ108をクラン
プされた自動二輪車VはパレットP上に自立する。
【0038】このように、一対の駆動アーム90L ,9
R のラック901 ,901 を共通のピニオン91に噛
合させたので、一方の駆動アーム90L を駆動するだけ
で両方の駆動アーム90L ,90R を等距離ずつ移動さ
せ、それらの押圧部902 ,902 で一対のクランプ装
置109,109のガイドローラ126,126を等距
離ずつ押圧することができる。その結果、自動二輪車V
の機種によってタイヤ108の厚さが異なっていても、
そのタイヤ108を左右方向に位置ずれすることなく常
にセンターラインL上にクランプすることが可能になり
(図12参照)、第3コンベアC3 の左右両側から作業
を行う作業者と自動二輪車Vとの距離を均一にして作業
性を高めることができる。しかも共通のシリンダ92で
一対のクランプ装置109,109を駆動することがで
きるので、部品点数の削減に寄与することができる。
【0039】尚、第3コンベアC3 の末端において、ク
ランプ装置109,109のアンロックレバー131,
131が図示せぬロック解除部材に当接して図8の矢印
a′方向に揺動すると、アンロックレバー131,13
1と一体のロックアーム129,129が矢印a′方向
に揺動し、ロックアーム129,129のV溝12
1 ,1291 (図10参照)とロックバー125,1
25との噛み合いが解除されるため、スプリング123
…の弾発力でロックバー125,125と共にクランプ
板124,124が矢印b′方向に移動し,自動二輪車
Vの後輪Wrのタイヤ108のクランプが解除される。
【0040】ところで、連休等によって工場の操業が長
時間に亘って停止する場合、パレット101のクランプ
装置109,109で自動二輪車Vのタイヤ108をク
ランプしたまま放置すると、クリープ現象でタイヤ10
8が変形してしまう可能性があるため、クランプ装置1
09,109によるタイヤ108のクランプを解除して
自動二輪車Vを一時的に第3コンベアC3 の側方に退避
させる必要がある。このような場合、工場の操業が再開
されたときに自動二輪車Vを第3コンベアC3のパレッ
ト101上に戻してタイヤ108を再度クランプする必
要があるが、そのクランプ装置109,109を自動的
に作動させるクランプ用駆動装置87は第2移載ステー
ションS5 に設けられているため(図11参照)、第3
コンベアC3 の各組付ステーションS7 に停止した各パ
レット101のクランプ装置109,109を作動させ
るのに支障を来すことになる。
【0041】そこで本実施例では、図14〜図17に示
すクランプ治具Jを用いて各パレット101のクランプ
装置109,109を作動させるようになっている。
【0042】クランプ治具Jは、平面視がコ字状に形成
された板体よりなる治具本体71と、治具本体71の左
右両端部に固定した一対のブラケット72,72と、そ
れぞれのブラケット72,72にボルト73…で固定し
た一対の雌ねじ部材74,74と、それぞれの雌ねじ部
材74,74に螺合する一対の雄ねじ部材75,75
と、治具本体71の左右上面に固定した一対の把手7
6,76とを備える。
【0043】一対の雄ねじ部材75,75は同軸上に配
置されており、それらの相対向する内端には押圧部75
1 ,751 が形成されるとともに、それらの外端にはレ
ンチ77,77を係合させるレンチ係合部752 ,75
2 が形成される。また治具本体71の左右隅部には三角
形の位置決め部材78,78が一体に設けられるととも
に、治具本体71の中央部には切欠711 と、この切欠
711 の下方に位置する断面L字状の係止板79とが設
けられる。
【0044】而して、操業の停止中に第3コンベアC3
の側方に退避させた自動二輪車Vを、操業の再開に伴っ
てパレット101上に戻すには、先ず自動二輪車Vの前
輪Wfおよび後輪Wrを前部支持板107および後部支
持板110上に載置し、後部支持板110に設けた一対
のクランプ装置109,109のガイドローラ126,
126を例えば作業者が足で押すことにより、一対のク
ランプ板124,124をタイヤ108の両側面に沿う
位置まで前進させる。しかしながら、クランプ板12
4,124でタイヤ108を完全にクランプするには大
きな力が必要であり、作業者の足の力だけではクランプ
板124,124を最終的なクランプ位置まで前進させ
ることは不可能なため、クランプ治具Jを用いてクラン
プを完了させる。
【0045】即ち、クランプ治具Jを後部支持板110
の後部上面に載置して係止板79を後部支持板110に
下面に係合させることにより、クランプ治具Jを後部支
持板110に装着する。このとき、治具本体71の一対
の位置決め部材78,78が後部支持板110の左右後
部の面取り部に係合して該治具本体71が後部支持板1
10に対して左右移動不能に位置決めされ、また治具本
体71の切欠711 によって後部支持板110にタイヤ
押圧ローラ136を支持するブラケット134,134
との干渉が回避される。
【0046】このようにして後部支持板110にクラン
プ治具Jを装着したとき、一対の雄ねじ部材75,75
の押圧部751 ,751 はクランプ装置109,109
のガイドローラ126,126の外端に当接可能に対向
している。この状態から雄ねじ部材75,75のレンチ
係合部752 ,752 にレンチ77,77を係合させて
手動で回転させると、雌ねじ74,74から受ける反力
で雄ねじ75,75が相互に接近する方向に前進し、そ
の押圧部751 ,751 でガイドローラ126,126
を押圧することにより、クランプ板124,124を更
に前進させてタイヤ108を強固にクランプする。
【0047】レンチ77,77で左右の雄ねじ75,7
5を回転させるとき、タイヤ108の位置を確認しなが
ら回転量を調整することにより、タイヤ108をセンタ
ーラインL上に正しくクランプすることができる。また
雌ねじ74,74および雄ねじ75,75の相対回転に
より発生する推力でクランプ板124,124を駆動す
るので、僅かな力でレンチ77,77を操作するだけで
タイヤ108を強固にクランプすることができる。しか
もクランプ治具Jは構造が簡単で小型軽量であるため、
その取り扱いや保管が容易である。
【0048】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明は前記実施例に限定されるものでなく、種々の設計変
更を行うことが可能である。
【0049】例えば、実施例では左右一対のクランプ板
124,124を相互に接近する方向に駆動してタイヤ
108をクランプしているが、本発明のクランプ治具
は、固定クランプ板に対して可動クランプ板を接近する
方向に駆動してタイヤをクランプするクランプ装置に対
しても適用することができる。
【0050】
【発明の効果】以上のように請求項1に記載された発明
によれば、クランプ装置を支持する支持部材に治具本体
を装着し、治具本体に設けた雌ねじ部材に螺合する雄ね
じ部材を手動で回転させると、雌ねじ部材に対して移動
する雄ねじ部材の先端に設けた押圧部がクランプ板作動
部材の被押圧部を押圧し、クランプ板はタイヤをクラン
プする位置に駆動される。従って、クランプ装置のクラ
ンプ板作動部材をアクチュエータで作動させるクランプ
用駆動装置が設けられていない場所であっても、本クラ
ンプ治具を用いてクランプ装置を簡便に操作することが
可能になって利便性が向上する。
【0051】また請求項2に記載された発明によれば、
治具本体を支持部材に左右移動不能に装着して左右一対
のクランプ装置のクランプ板作動部材を別個に駆動する
ことにより、自動二輪車のタイヤを支持部材のセンター
ライン上に正しく位置決めした状態でクランプすること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動二輪車の全体側面図
【図2】自動二輪車の組立ラインの平面図
【図3】第3コンベアの平面図
【図4】図3の4−4線断面図
【図5】図3の5−5線断面図
【図6】図4の要部拡大図
【図7】図6の7−7線断面図
【図8】図6の8−8線断面図
【図9】図8に対応する作用説明図
【図10】図8の10−10線断面図
【図11】第2移載ステーションの側面図
【図12】図11の12−12線拡大矢視図
【図13】図12に対応する作用説明図
【図14】クランプ治具の平面図
【図15】図14の15方向矢視図
【図16】クランプ治具の使用状態を示す平面図
【図17】図16の17方向矢視図
【符号の説明】
J クランプ治具 V 自動二輪車 71 治具本体 74 雌ねじ部材 75 雄ねじ部材 751 押圧部 108 タイヤ 109 クランプ装置 110 後部支持板(支持部材) 124 クランプ板 125 ロックバー(クランプ板作動部材) 126 ガイドローラ(被押圧部) 129 ロックアーム(ロック部材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高柳 清美 静岡県浜松市葵東1丁目13番1号 本田技 研工業株式会社浜松製作所内 Fターム(参考) 3C016 CA08 CB04 CB13 CC04

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動二輪車(V)のタイヤ(108)の
    側面をクランプし得るクランプ板(124)と、 一端がクランプ板(124)に連結されて他端に被押圧
    部(126)を備えたクランプ板作動部材(125)
    と、 被押圧部(126)を押圧されたクランプ板作動部材
    (125)によってクランプ板(124)が移動してタ
    イヤ(108)をクランプしたときに、その位置にクラ
    ンプ板作動部材(125)をロックし得るロック部材
    (129)と、を備えたクランプ装置(109)を手動
    で操作するための自動二輪車のクランプ治具であって、 前記クランプ装置(109)を支持する支持部材(11
    0)に着脱自在かつ左右移動不能に装着される治具本体
    (71)と、 治具本体(71)に設けた雌ねじ部材(74)と、 雌ねじ部材(74)に螺合する雄ねじ部材(75)と、
    を備えてなり、支持部材(110)に治具本体(71)
    を装着した状態で雄ねじ部材(75)を手動で回転させ
    て雌ねじ部材(74)に対して移動させ、雄ねじ部材
    (75)の先端に設けた押圧部(751 )でクランプ板
    作動部材(125)の被押圧部(126)を押圧するこ
    とを特徴とする自動二輪車のクランプ治具。
  2. 【請求項2】 支持部材(110)はそのセンターライ
    ン(L)の両側に左右一対のクランプ装置(109)を
    備えており、前記クランプ治具(J)は左右一対のクラ
    ンプ装置(109)のクランプ板作動部材(125)を
    別個に駆動可能であることを特徴とする、請求項1に記
    載の自動二輪車のクランプ治具。
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