JP2000325737A - 排ガス中の有害物除去用吸着剤およびその使用方法 - Google Patents
排ガス中の有害物除去用吸着剤およびその使用方法Info
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Abstract
する安全性の向上を達成できる有害物除去用吸着剤を提
供する。 【解決手段】排ガス中の有害物除去用吸着剤は、モンモ
リロナイトもしくはこれを主成分とする粘土鉱物からな
るものである。モンモリロナイトはナトリウム型モンモ
リロナイト、カルシウム型モンモリロナイト、マグネシ
ウム型モンモリロナイトまたは水素型モンモリロナイト
であってよい。
Description
中のダイオキシン類(以下、DXNと略記する)に代表
される有害物の除去用吸着剤に関し、より詳しくは粘土
鉱物であるモンモリロナイトもしくはこれを主成分とす
る粘土鉱物からなる有害物除去用吸着剤に関する。
制が強化されていく中で、DXN低減に対する排ガス処
理設備の開発・高度化が急務になっている。一般に、排
ガス中にはガス状DXNと粒子状DXNがある。前者は
吸着法または分解法によって、後者は除塵法によって対
応できる。
活性炭を集塵機に吹き込むとき、ケイソウ土とパーライ
トを反応助剤として同時に吹き込む。また使用後の活性
炭は貯留時において発火する恐れがある。
鑑み、DXN除去の高効率化、およびDXN除去に対す
る安全性の向上を達成できる有害物除去用吸着剤を提供
することを目的とする。
の有害物除去用吸着剤は、モンモリロナイトもしくはこ
れを主成分とする粘土鉱物からなるものである。
ロナイト、カルシウム型モンモリロナイト、マグネシウ
ム型モンモリロナイトまたは水素型モンモリロナイトで
あってよい。
活性白土であってよい。ベントナイト、酸性白土および
活性白土の諸物性を表1に示す。また、従来法で使用し
ていたケイソウ土およびパーライトの諸物性も合わせて
表1に示す。
着剤の使用方法は、上記吸着剤を、集塵機前流で煙道に
吹き込む方法、および上記吸着剤を排ガス処理用の吸着
剤として用いる方法である。
い、吸着剤を反応助剤または圧損上昇低減剤として用い
ることができる。
体的に説明する。
ーを示す。
と活性炭を吹き込む系において、さらに活性白土を吹き
込む。排ガス温度は150℃、排ガス流量は10Nm3
/min、DXN濃度は180ng/Nm3 dry 、消石
灰、活性炭および活性白土の吹き込み量はそれぞれ20
g/min、1g/minおよび3g/minである。
有するため、反応助剤または圧損低減剤として働く以外
に、DXN吸着剤として働く。そのため、ケイソウ土と
パーライトを反応助剤として吹き込む従来法に比べて、
同量の吹き込み量でDXN除去率は向上する。
ーを示す。
を吹き込まない系において、消石灰と活性白土を吹き込
む。排ガス温度は150℃、排ガス流量は10Nm3 /
min、DXN濃度は180ng/Nm3 dry 、消石灰
および活性白土の吹き込み量はそれぞれ20g/min
および3g/minである。
有するため、反応助剤または圧損低減剤として働く以外
に、DXN吸着剤として働く。そのため、ケイソウ土と
パーライトを反応助剤として吹き込む従来法に比べて、
同量の吹き込み量でDXN除去率は向上する。また活性
炭を用いないため、発火する危険性がない。
ーを示す。
に設置して排ガスを処理する系において、前段バグフィ
ルター前流に消石灰と活性白土を吹き込み、後段バグフ
ィルター前流に活性炭と活性白土を吹き込む。排ガス温
度は150℃、排ガス流量は10Nm3 /min、DX
N濃度は180ng/Nm3 dry 、前段バグフィルター
への消石灰および活性白土の吹き込み量はそれぞれ20
g/minおよび3g/min、後段バグフィルターへ
の活性炭および活性白土の吹き込み量はそれぞれ20g
/minおよび3g/minである。
有するため、反応助剤または圧損上昇低減剤として働く
以外に、DXN吸着剤として働く。そのため、ケイソウ
土とパーライトを反応助剤として吹き込む従来法に比べ
て、同量の吹き込み量でDXN除去率は向上する。
ーを示す。
に設置して排ガスを処理する系において、前段バグフィ
ルター前流に消石灰と活性白土を吹き込み、後段バグフ
ィルター前流に活性炭を吹き込まないで、ベントナイ
ト、酸性白土および活性白土のうち少なくとも1種類を
吹き込む。排ガス温度は150℃、排ガス流量は10N
m3 /min、DXN濃度は180ng/Nm3 dry 、
ベントナイト、酸性白土および活性白土のうち少なくと
も1種類の吹き込み量は20g/minである。
活性炭と同様にDXN吸着能を有するため、反応助剤ま
たは圧損上昇低減剤として働く。圧損上昇低減のため
に、2種類以上の混合剤を吹き込むことが望ましい。ま
た活性炭を用いないため、発火する危険性もない。
ーを示す。
吸着剤として活性白土を投入する。活性白土は活性炭と
同様にDXN吸着能を有するため、DXN吸着剤として
働く。また活性炭を用いないため、発火する危険性もな
い。排ガス温度は150℃、排ガス流量は10Nm3 /
min、DXN濃度は180ng/Nm3 dry 、活性白
土の投入量は1g/minである。
て、実施例2と同様の操作を行った。
施例2と同様の操作を行った。
実施例2と同様の操作を行った。
実施例2と同様の操作を行った。
2を操作を3時間続け、ガス状DXN除去率を求めた。
その結果を表2に示す。
トナイトまたは酸性白土を用いた場合、従来法で使用し
ているケイソウ土とパーライトに比べ、高いDXN除去
率が得られる。
化、およびDXN除去に対する安全性の向上を達成する
ことができる。
すフローシートである。
すフローシートである。
すフローシートである。
すフローシートである。
すフローシートである。
Claims (6)
- 【請求項1】 モンモリロナイトもしくはこれを主成分
とする粘土鉱物からなることを特徴とする、排ガス中の
有害物除去用吸着剤。 - 【請求項2】 モンモリロナイトがナトリウム型モンモ
リロナイト、カルシウム型モンモリロナイト、マグネシ
ウム型モンモリロナイトまたは水素型モンモリロナイト
であることを特徴とする、請求項1記載の排ガス中の有
害物除去用吸着剤。 - 【請求項3】 粘土鉱物がベントナイト、酸性白土また
は活性白土であることを特徴とする、請求項1記載の排
ガス中の有害物除去用吸着剤。 - 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の吸着剤
を、集塵機前流で煙道に吹き込むことを特徴とする、排
ガス中の有害物除去用吸着剤の使用方法。 - 【請求項5】 集塵機としてバグフィルターを用い、吸
着剤を反応助剤または圧損上昇低減剤として用いること
を特徴とする請求項4記載の有害物除去用吸着剤の使用
方法。 - 【請求項6】 請求項1〜3のいずれかに記載の吸着剤
を、排ガス処理用の吸着剤として用いることを特徴とす
る有害物除去用吸着剤の使用方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11138625A JP2000325737A (ja) | 1999-05-19 | 1999-05-19 | 排ガス中の有害物除去用吸着剤およびその使用方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11138625A JP2000325737A (ja) | 1999-05-19 | 1999-05-19 | 排ガス中の有害物除去用吸着剤およびその使用方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000325737A true JP2000325737A (ja) | 2000-11-28 |
Family
ID=15226447
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11138625A Pending JP2000325737A (ja) | 1999-05-19 | 1999-05-19 | 排ガス中の有害物除去用吸着剤およびその使用方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000325737A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006263587A (ja) * | 2005-03-24 | 2006-10-05 | Mizusawa Shoji Kk | 燃焼排ガス処理方法 |
CN101844038A (zh) * | 2010-06-13 | 2010-09-29 | 东南大学 | 一种用于脱除烟气中二氧化碳改性钙基吸收剂的制备方法 |
JP2011218318A (ja) * | 2010-04-13 | 2011-11-04 | Mizusawa Ind Chem Ltd | 芳香族塩素化合物発生抑制剤並びに燃焼排ガス処理方法 |
JP2012143741A (ja) * | 2011-01-07 | 2012-08-02 | Kocat Inc | 排ガス吸着剤及びそれを利用した排ガス処理方法 |
-
1999
- 1999-05-19 JP JP11138625A patent/JP2000325737A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP4596944B2 (ja) * | 2005-03-24 | 2010-12-15 | 水澤商事株式会社 | 燃焼排ガス処理方法 |
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