JP2000322056A - 演奏検出装置 - Google Patents

演奏検出装置

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JP2000322056A
JP2000322056A JP11129181A JP12918199A JP2000322056A JP 2000322056 A JP2000322056 A JP 2000322056A JP 11129181 A JP11129181 A JP 11129181A JP 12918199 A JP12918199 A JP 12918199A JP 2000322056 A JP2000322056 A JP 2000322056A
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finger
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JP11129181A
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Yuji Fujiwara
祐二 藤原
Taro Kawabata
太郎 川端
Kiyoshi Kawamura
潔 河村
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Yamaha Corp
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Yamaha Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構成が簡易で、鍵盤楽器に取り付ける場合に
も煩雑な作業が不要な演奏検出装置を提供する。 【解決手段】 手に装着可能なグローブ3Rおよび3L
の、各指に対応する位置に、押鍵の圧力を検出するため
の圧力センサ33と、各指毎に異なる周波数を有する信
号を送出する発信部31を設けた。CPU101は、圧
力センサ33によって検出される情報によって押鍵およ
び離鍵のタイミングおよび押鍵強度を検出するととも
に、発信部31から送出された電波の受信部108Rお
よび108Lにおける受信レベルに従って押鍵を行った
指の位置を検出し、これにより押鍵された鍵を特定す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鍵盤楽器の鍵など
の演奏操作子の操作状態を検出する演奏検出装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、電子音源を備えた鍵盤楽器型
の電子楽器が広く普及している。従来の電子楽器は、演
奏者によっていずれの鍵が押鍵されたかを検出するとと
もに、該押鍵の強度を検出する検出装置を各鍵毎に備え
たものが一般的である。そして、該検出装置によって検
出された情報に基づいてノートナンバ(音名)およびベ
ロシティ(強さ)等の情報を含んだ鍵情報を生成し、こ
の情報を電子音源に出力するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
電子楽器においては、押鍵された鍵と押鍵の強さとを検
出するための検出装置を、各鍵毎に設ける必要があっ
た。従って、一般的に普及している88個の鍵を備えた
電子楽器には、88個の検出装置を設ける必要があるた
め、製造コストが増大するとともに、構造が複雑になる
といった問題があった。
【0004】また、電気信号を出力できないアコーステ
ィックピアノ等の鍵盤楽器の各鍵に対応して上述した検
出装置を配設し、該検出装置によって押鍵の強度および
押鍵された鍵を検出するとともに、検出された情報によ
り電子音源を駆動する場合がある。この場合、これらの
検出装置は、外見上の美観を損なわないように、鍵盤楽
器に設けられた鍵盤の下側に設けられるのが一般的であ
る。従って、アコースティックピアノ等に新たに検出装
置を設ける場合には、鍵盤楽器の鍵盤を一旦取り外した
後に検出装置を配設し、その後再び鍵盤を取り付けると
いった、非常に煩雑な作業を行わなければならなかっ
た。
【0005】本発明は、以上のような事情に鑑みてなさ
れたものであり、構成が簡易で、鍵盤楽器に取り付ける
場合にも煩雑な作業が不要な演奏検出装置を提供するこ
とを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、請求項1に記載の演奏検出装置は、複数の演奏
操作子のうちのいずれかの演奏操作子を操作した指の位
置を検出する指位置検出手段と、前記指位置検出手段に
よって検出された指の位置に基づいて、操作された演奏
操作子を特定するとともに、特定された演奏操作子に対
応した楽音を表す情報を生成して出力する楽音情報生成
手段とを具備することを特徴としている。また、請求項
2に記載の演奏検出装置は、請求項1に記載の構成にお
いて、各々手の各指の先端近傍に装着され、各指による
演奏操作子の操作強度を検出する操作強度検出手段を具
備し、前記楽音情報生成手段は、前記指位置検出手段に
よって検出された指の位置に基づいて、操作された演奏
操作子を特定するとともに、特定された演奏操作子に対
応した楽音であって、前記操作強度検出手段によって検
出された強度を有する楽音を表す情報を生成して出力す
ることを特徴としている。また、請求項3に記載の演奏
検出装置は、請求項1または2に記載の構成において、
前記指位置検出手段は、前記操作強度検出手段によって
検出された前記演奏操作子の操作強度の変化に基づい
て、いずれかの指によって演奏操作子の操作が行われた
か否かを判断する判断手段を有することを特徴としてい
る。また、請求項4に記載の演奏検出装置は、請求項1
から3のいずれか1の請求項に記載の構成において、前
記指位置検出手段は、各々各指の先端近傍に装着され、
各指に対応した信号を送出する信号送出手段と、前記信
号送出手段によって送出された信号を受信するととも
に、該信号の受信レベルに基づいて前記指の位置を検出
する受信手段とを有することを特徴としている。また、
請求項5に記載の演奏検出装置は、各々手の各指の先端
近傍に装着され、各指による演奏操作子の操作の強度を
検出する操作強度検出手段と、楽器に設けられた複数の
演奏操作子のうちの操作された演奏操作子を検出する操
作子検出手段と、前記操作子検出手段によって検出され
た演奏操作子に対応した楽音であって、前記操作強度検
出手段によって検出された操作強度に対応する強度を有
する楽音を表す情報を生成して出力する楽音情報生成手
段とを具備することを特徴としている。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施形態について説明する。かかる実施の形態は、本発
明の一態様を示すものであり、この発明を限定するもの
ではなく、本発明の範囲内で任意に変更可能である。
【0008】A:実施形態の構成 図1は、本発明の一実施形態に係る演奏検出装置を備え
た鍵盤楽器1の構成を示す外観斜視図である。この鍵盤
楽器1は、通常のアコースティックピアノ等と同様のハ
ンマアクション機構を備えており、いずれかの鍵を押鍵
するとハンマによって弦が打弦され、これにより発音す
るようになっている。
【0009】図1に示すように、この鍵盤楽器1は、複
数の鍵(黒鍵および白鍵)11、11、…が配設された
鍵盤12と運指表示部13とを有している。運指表示部
13は、鍵盤12を構成する各鍵11、11、…に対応
する位置のそれぞれに配設される7セグメントのLED
(以下、単に「LED」という)14を有している。そ
して、これらのLED14のうちのいずれかが何等かの
数字を表すように点灯するようになっており、点灯した
LED14の位置によって押鍵すべき鍵11を、該LE
D14が表示する数字によって該鍵11を押鍵すべき指
を、演奏者に対して指示することができるようになって
いる。また、本実施形態に係る演奏検出装置を備えた鍵
盤楽器1は、鍵盤12の両側に設けられた1対の拍子木
15Rおよび15Lに、それぞれ後述する受信部108
Rおよび108Lが埋設された構成となっている。
【0010】また、鍵盤楽器1には、接続コード2を介
してグローブ3Rおよび3Lが接続されている。そし
て、グローブ3Rは演奏者の右手に、グローブ3Lは演
奏者の左手に、それぞれ装着できるようになっている。
図2(a)は、右手に装着したグローブ3Rを、手の甲
側から見た場合の外観を示す図である。なお、グローブ
3Lの構成は、グローブ3Rの構成と同様となっている
ので、以下では、グローブ3Rの構成について説明し、
グローブ3Lについては説明を省略する。
【0011】図2(a)に示すように、グローブ3Rの
手の甲側には、それぞれ手の各指の先端部近傍(すなわ
ち、指の爪が位置する部分)に位置する5個の発信部3
1と、各発信部31に対して電力を供給するための電源
部32と、各発信部31と電源部32とを接続する導線
とが設けられている。各発信部31は、電源部32によ
って供給される電力によって駆動され、各発信部31毎
にそれぞれ異なる周波数の電波を送出するようになって
いる。なお、この発信部31は、電源部32から電力が
供給されている場合には常に電波を発信するようにして
もよいし、または、押鍵が行われた際、すなわち、後述
する圧力センサ33に対して圧力が与えられた際にのみ
電波を発信するようにしてもよい。なお、以下の説明に
おいては、発信部31は、電源部32から電力が供給さ
れている間は、常に電波を発信しているものとする。そ
して、この各発信部31から送出された電波は、上述し
た拍子木15Rおよび15L内の受信部108Rおよび
108Lによって受信される。
【0012】次に、図2(b)は、右手に装着したグロ
ーブ3Rを手のひら側から見た場合の外観を示す図であ
る。同図に示すように、グローブ3Rの手のひら側に
は、手の各指に対応して設けられた圧力センサ33と、
圧力センサ33による検出信号を鍵盤楽器1に供給する
ための導線とが設けられている。この圧力センサ33
は、図2(c)に示すように、各指の先端部分であっ
て、鍵盤楽器の演奏を行う際に指と鍵11とが接触する
部分に設けられており、演奏者が指の先端部分によって
鍵11を押鍵すると、該指と鍵11とによって挟まれた
圧力センサ33に対して圧力が与えられるようになって
いる。ここで、圧力センサ33は、圧電素子等によって
構成されており、演奏者の押鍵によって与えられた圧力
に対応した電気信号を出力するようになっている。この
出力信号は、導線および上記接続コード2を介して鍵盤
楽器1の制御システムに供給される。
【0013】次に、図3を参照して、本実施形態に係る
演奏検出装置を備えた鍵盤楽器1の制御システムについ
て説明する。図3に示すように、この鍵盤楽器1の制御
システムは、CPU101、ROM102、RAM10
3、操作部104、外部記憶装置105、LEDドライ
バ106、ストッパ駆動部107、受信部108Rおよ
び108L、音源109、スピーカ110ならびにヘッ
ドフォン111と、上述した運指表示部13と、上述し
たグローブ3Rおよび3Lに設けられた圧力センサ33
および発信部31とを含んで構成されている。
【0014】CPU101は、バス200を介して接続
された各部、すなわちROM102、RAM103、操
作部104、外部記憶装置105、LEDドライバ10
6、ストッパ駆動部107、受信部108Rおよび10
8L、音源109ならびに圧力センサ33との間で各種
情報の授受を行い、この鍵盤楽器1全体を制御する。R
OM102には、CPU101によって実行される各種
制御プログラム等が記憶されている。また、RAM10
3は、CPU101によって主記憶として使用される
他、後述する楽曲データを記憶するための記憶エリア
や、各種レジスタを記憶するための記憶エリア等を備え
ている。
【0015】操作部104は、演奏動作の開始を指示す
るためのスタートスイッチ、および演奏動作の停止を指
示するためのストップスイッチ等、各種のスイッチや操
作子等が設けられている。そして、操作部104は、演
奏者によってこれらのスイッチのうちのいずれかが操作
されると、該操作に応じた信号をCPU101に出力す
る。
【0016】また、操作部104は、上述する各種スイ
ッチの他、各種演奏モードのオン/オフを切換えるため
のモード切換スイッチを備えている。演奏者は、このモ
ード切換スイッチに対して所定の操作を行うことによ
り、消音モード、音源発音モード、演奏教習モードおよ
び演奏記憶モードのオンまたはオフを切換えることがで
きるようになっている。これらの各モードについて詳述
すると以下の通りである。
【0017】a.消音モード 本実施形態に係る鍵盤楽器1においては、消音モードが
オフに設定されている場合には、演奏者がいずれかの鍵
を押鍵すると、アコースティックピアノ等と同様に、該
鍵に対応したハンマが弦を打弦し、これにより楽音が出
力されるようになっている。これに対し、消音モードが
オンに設定されている場合には、弦を打弦する前にハン
マの動作がストッパによって阻止されるようになってい
る。すなわち、消音モードがオンに設定されている場合
には、鍵が押鍵されても打弦による楽音が出力されない
ようになっている。
【0018】b.音源発音モード 音源発音モードがオンに設定されている場合には、演奏
者による押鍵に応じた情報(後述するノートオンイベン
ト、ノートコードおよびタッチデータ)が音源109に
供給される。これにより、演奏者によって行われた押鍵
に応じた楽音が音源109によって生成され、スピーカ
110およびヘッドフォン111から出力される。これ
に対し、音源発音モードがオフに設定されている場合に
は、演奏者による押鍵に応じた情報は音源109に出力
されない。つまり、音源109によって楽音が生成され
ることがない。
【0019】c.演奏教習モード 演奏教習モードがオンに設定されている場合には、後述
する楽曲データ内の情報に従って運指表示部13に含ま
れるLED14のうちのいずれかが押鍵を行うべき指に
対応した数字を表示するように点灯する。演奏者は、こ
のLED14の点灯によって指示された鍵を表示された
数字に対応した指によって押鍵することによって、楽曲
の演奏を行うことができる。これに対し、演奏教習モー
ドがオフに設定されている場合には、運指表示部13の
LED14は点灯しない。
【0020】d.演奏記憶モード 演奏記憶モードがオンに設定されている場合には、演奏
者による押鍵に応じた情報が順次RAM103に書き込
まれる。演奏者は、このようにして記憶された情報を音
源109により再生することにより、自分の演奏を聴く
ことができる。これに対し、演奏記憶モードがオフに設
定されている場合には、押鍵に応じた情報は記憶されな
い。以上が本実施形態において選択可能な演奏モードで
ある。
【0021】次に、外部記憶装置105は、楽曲データ
等の楽曲演奏に関する情報を記憶した磁気記憶媒体やC
D−ROMなどと、これらからデータを読み取る読取装
置とにより構成されている。この外部記憶装置105に
記憶されている楽曲データは、CPU101からの指示
に応答して読み出され、RAM103にロードされるよ
うになっている。
【0022】ここで、1曲分の楽曲データは、イベント
データと、各イベントデータ間の時間間隔を表すデュレ
ーションデータとにより構成されている。このイベント
データには、楽音の発生を指示するためのノートオンイ
ベントと、楽音の消音を指示するためのノートオフイベ
ントとがある。ここで、ノートオンイベントには、発生
すべき楽音を指定するための情報と、該楽音に対応する
鍵を押鍵すべき指を指定するための情報が含まれてい
る。また、ノートオフイベントには、消音すべき楽音を
指定するための情報が含まれている。CPU101は、
演奏教習モードがオンに設定されている場合、演奏者に
よって演奏動作を指示されると、楽曲データ中のイベン
トデータをLEDドライバ106に出力するようになっ
ている。また、演奏者は、操作部104に対して所定の
操作を行うことにより、楽曲データに従って音源109
を駆動し、楽曲の自動演奏を行うことができるようにな
っている。
【0023】LEDドライバ106は、上述した運指表
示部13に含まれるLED14のうち、CPU101に
よって供給されるイベントデータによって指定される鍵
11に対応したLED14を駆動し、該イベントデータ
によって指定される数字を表示させる。演奏者は、この
点灯によって押鍵すべき鍵および該鍵を押鍵すべき指を
把握することができる。
【0024】ストッパ駆動部107は、上述した消音モ
ードがオンに設定されている場合に、ハンマによる打弦
を阻止する位置にストッパを変位させるための手段であ
る。ここで、ストッパは、長尺のレール状の部材であっ
て、並列されたハンマシャンクを横断する方向に延在さ
せられている。そして、消音モードがオンに設定される
と、ストッパ駆動部107は、該ストッパをハンマの回
動を阻止する位置に変位させる。これにより、演奏者に
よって押鍵が行われた場合であっても、ハンマが打弦し
ないから発音は行われない。これに対し、消音モードが
オフに設定された場合、ストッパ駆動部107はハンマ
の回動を妨げない位置にストッパを変位させる。これに
より、演奏者によって押鍵が行われるとハンマによって
弦が打弦され、楽音が発音されることとなる。
【0025】圧力センサ33(押鍵強度検出手段)は、
上述したように、演奏者による押鍵によって生じた圧力
に対応した電気信号を生成して出力する手段である。C
PU101は、この圧力センサ33からの電気信号に従
って、いずれかの指によって押鍵が行われたか否かを判
断するとともに、押鍵の強度を検出する。
【0026】ここで、図4は、圧力センサ33によって
検出される圧力の時間的変化を例示する図である。図4
に例示するように、圧力センサ33によって検出される
圧力は、押鍵が開始された時点からある程度の時間が経
過した後に最大となり、その後再び「0」となる。CP
U101は、圧力センサ33によって検出される圧力の
このような時間的変化に基づいて演奏者による押鍵また
は離鍵のタイミングを判断する。すなわち、CPU10
1は、図4に示すように、圧力センサ33によって検出
される圧力が予め設定された一定の圧力ΔPonを超え
ると押鍵が行われたものと判断する。また、圧力センサ
33によって検出される圧力が、最大値と比較して、予
め設定された一定の圧力ΔPoffだけ低くなると離鍵
が行われたものと判断する。
【0027】また、本実施形態においては、押鍵が行わ
れたと判断されたタイミングから一定時間Δtが経過す
るまでの間の圧力の増加量を検出する。ここで、一定時
間Δtの間の圧力の増加量が大きい場合には押鍵強度が
大きく、逆に一定時間Δtの間の圧力の増加量が小さい
場合には押鍵強度が小さいから、上述した圧力の増加量
から、押鍵の強度を検出することができる。
【0028】なお、以下の説明においては、図4に示す
ように、圧力センサ33によって何ら圧力が検出されな
い区間、および圧力センサ33が圧力の検出を開始して
から、検出される圧力値がΔPonを超えるまで(すな
わち、押鍵が行われたと判断されるタイミングまで)の
区間を「区間a」、検出された圧力値がΔPonを超え
てから、一定時間Δtが経過するまでの区間を「区間
b」、上記一定時間Δtが経過してから、圧力がピーク
値からΔPoffだけ小さくなるまで(すなわち、離鍵
が行われたと判断されるタイミングまで)の区間を「区
間c」、圧力値がピーク値からΔPoffだけ小さくな
って後、圧力値が「0」となるまでの区間を「区間d」
と呼ぶ。
【0029】次に、図1において、受信部108Rおよ
び108Lは、上述したように鍵盤12の両側に位置す
る1対の拍子木15Rおよび15Lに埋設されており、
グローブ3Rまたは3Lに設けられた各発信部31から
送出される電波を受信するための手段である。CPU1
01は、上記圧力センサ33からの信号に基づいていず
れかの指によって押鍵が行われたと判断した場合には、
1対の受信部108Rおよび108Lによって受信され
た電波の各受信レベルの比を求め、求めた比に基づいて
押鍵を行った指の位置を検出する。そして、検出された
指の位置に基づいて、押鍵された鍵が特定されるように
なっている。このように、CPU101、発信部31な
らびに受信部108Rおよび108Lによって、特許請
求の範囲における「指位置検出手段」が構成されるよう
になっている。
【0030】音源109は、音源発音モードがオンに設
定されている場合にCPU101によって供給される情
報に従って楽音信号を生成して出力するための手段であ
る。この音源109から出力された楽音信号は、スピー
カ110およびヘッドフォン111の一方または両方か
ら出力される。
【0031】B:実施形態の動作 次に、本実施形態に係る演奏検出装置を備えた鍵盤楽器
の動作について説明する。本実施形態においては、鍵盤
楽器の電源が投入されてから切断されるまでの間、図5
に示すメインルーチンが実行されるとともに、設定され
た演奏モードに応じて図6および図7に示す割込処理
が、一定時間間隔毎に実行されるようになっている。な
お、以下に説明する各処理は、CPU101がROM1
02内に格納された各種制御プログラムを実行すること
によって実現されるようになっている。
【0032】まず、図5に示すフローチャートを参照し
て、本実施形態に係る鍵盤楽器において実行されるメイ
ンルーチンについて説明する。鍵盤楽器1の電源が投入
されると、CPU101は、初期設定処理を行う(ステ
ップS1)。この初期設定処理において、CPU101
は、RAM103に設定される各種レジスタ等(詳細は
後述)の初期化を行う。この初期設定処理が終了する
と、CPU101は、パネル処理を行う(ステップS
2)。このパネル処理においては、操作部104におけ
る各種スイッチの状態を検出するとともに、検出された
各スイッチの状態に対応して各種レジスタ等のセットを
行う。すなわち、例えば、演奏者によってモード切換ス
イッチが操作され、上述した演奏モードのうちのいずれ
かがオンまたはオフに設定された場合には、該演奏モー
ドに対応したフラグに所定の値をセットする、といった
具合である。また、操作部104に対して所定の操作が
行われ、いずれかの楽曲データが指定された場合、CP
U101は、外部記憶装置105内の読出装置に対して
楽曲データの読み出しを指示する。
【0033】このようなパネル処理が終了すると、CP
U101はその他の処理(ステップS3)を行った後、
再びパネル処理(ステップS2)を行う。以後、CPU
101は、パネル処理とその他の処理とを、鍵盤楽器の
電源が切断されるまで順次繰り返す。
【0034】一方、CPU101は、設定された演奏モ
ードに応じて、一定時間間隔毎に割込処理を行う。具体
的には、音源発音モードまたは演奏記憶モードの少なく
とも一方がオンに設定されている場合には(1)鍵盤処
理のための割込処理(図6および図7)を行い、演奏教
習モードがオンに設定されている場合には(2)LED
点灯処理のための割込処理を行う。以下、これらの各割
込処理について詳述する。
【0035】(1)鍵盤処理のための割込処理 音源発音モードまたは演奏記憶モードの少なくとも一方
がオンに設定されている場合には、一定時間間隔毎に鍵
盤処理のための割込処理(以下、単に「鍵盤処理」とい
う)が実行され、演奏者による押鍵に対応した処理等が
行われる。
【0036】図6はこの鍵盤処理を表すフローチャート
である。図6に示すように、この鍵盤処理を開始する
と、CPU101は、レジスタMに「1」をセットする
(ステップS10)。このレジスタMの値は、「1」か
ら「10」までの値をとり、これらの各値は右手および
左手の各指に対応した値となっている。例えば、レジス
タMの値「1」は右手の親指に対応し、…、「5」は右
手の小指に対応し、「6」は左手の親指に対応し、…、
「10」は左手の小指に対応する、といった具合であ
る。
【0037】レジスタMのセットを行うと、CPU10
1は、該時点におけるレジスタMの値が表す指に対応し
て設けられた圧力センサ33によって検出された圧力値
を、レジスタP(M)にセットする(ステップS2
0)。次に、CPU101は、レジスタK(M)の値に
応じて図7(a)〜(d)に示す処理を行う(ステップ
S30)。ここで、レジスタK(M)は、圧力センサ3
3によって検出される圧力の状態が、前掲図4に示した
区間a〜区間dのいずれにあるのかを示すためのレジス
タであり、圧力の状態が区間aにある場合には「0」
が、区間bにある場合には値「1」が、区間cにある場
合には値「2」が、区間dにある場合には値「3」が、
それぞれレジスタK(M)にセットされるようになって
いる。なお、このステップS30における処理の詳細は
後述する。
【0038】レジスタK(M)の値に応じた処理を終了
すると、CPU101は、レジスタMの値を「1」だけ
インクリメントするとともに(ステップS40)、この
結果、レジスタMの値が「11」となったか否かを判断
する(ステップSa9)。この判断の結果、レジスタM
の値が「11」でないと判断した場合には、まだ、いず
れかの指について処理が済んでいないことを意味してい
るから、ステップSa8においてインクリメントされた
レジスタMの値に対応した指について、上述した一連の
処理(ステップSa2〜Sa8)を行う。これに対し、
上記インクリメントの結果、レジスタMの値が「11」
となったと判断した場合には、右手および左手の10本
全ての指について上述した処理を行ったことを意味して
いるから、この割込処理を終了する。
【0039】次に、図7(a)〜(d)を参照して、上
記鍵盤処理中のステップS30におけるレジスタK
(M)に応じた処理について説明する。
【0040】(1)レジスタK(M)の値が「0」であ
る場合(図7(a)) レジスタK(M)の値が「0」である場合、すなわち、
圧力の状態が区間aにある場合、CPU101は、押鍵
の検出および該押鍵に応じたノートコードの生成等の処
理を行う。詳述すると、以下の通りである。
【0041】CPU101は、まず、今回の鍵盤処理の
最初(図6中ステップS20)にレジスタP(M)にセ
ットされた圧力値が、予め設定された圧力ΔPonより
も大きいか否かを判断する(ステップSa1)。この判
断の結果、レジスタP(M)の値がΔPonよりも小さ
いと判断した場合には、まだ、押鍵が行われたと判断で
きる圧力に至っていないことを意味しているから、以下
の処理(ステップSa2、Sa3)を行うことなく鍵盤
処理に戻る。
【0042】これに対し、レジスタP(M)の値がΔP
onよりも大きいと判断した場合には、圧力センサ33
によって検出された圧力値が、押鍵が行われたと判断す
るに十分の圧力にまで至ったことを意味しているから、
CPU101は押鍵が行われたと判断し、押鍵に対応し
た処理を行う。
【0043】まず、レジスタP(M)の値がΔPonを
超えたので、圧力の状態は上記区間bに移行したことと
なる。従って、CPU101は、レジスタK(M)に
「1」をセットするとともに、レジスタT(M)に
「0」をセットする(ステップSa2)。ここで、レジ
スタT(M)は、上述した一定時間Δtを計時するため
に用いられるレジスタであり、割込処理毎にその値が
「1」ずつインクリメントされるようになっている(詳
細は後述)。
【0044】次に、CPU101は、押鍵された鍵に対
応した楽音を示すノートコードを生成する(ステップS
a3)。具体的には、以下の通りである。まず、CPU
101は、1対の受信部108Rおよび108Lによっ
て受信される電波のうち、該時点におけるレジスタMの
値が表す指に設けられた発信部31から送信された電波
を判別し、該電波の受信レベルを検出する。ここで、各
指に対応して設けられた発信部31は、それぞれ周波数
の異なる電波を送信するようになっているから、受信部
108Rおよび108Lによって受信された電波の周波
数を調べることによって、レジスタMの値が表す指に対
応した電波を判別することができる。次に、CPU10
1は、各受信部108Rおよび108Lによって検出さ
れた電波の各受信レベルの比に基づいて、鍵が配列され
る方向における押鍵を行った指の位置を検出する。そし
て、該指の位置に基づいて該指の位置にある鍵(すなわ
ち、押鍵された鍵)を判別し、該鍵に対応した楽音を表
すノートコードを生成する。このようにしてノートコー
ドの生成が終了すると、図6に示す鍵盤処理に戻る。
【0045】(2)レジスタK(M)の値が「1」であ
る場合(図7(b)) レジスタK(M)の値が「1」である場合、すなわち、
圧力の状態が区間bにある場合、CPU101は、押鍵
強度を検出するための処理を行う。詳述すると、以下の
通りである。
【0046】CPU101は、まず、レジスタT(M)
にセットされた値が、一定時間Δtよりも大きいか否か
を判断する(ステップSb1)。本実施形態において
は、上述したように、圧力がΔPonを超えてから一定
時間Δtが経過したタイミングで、押鍵強度を検出する
ようになっている。従って、上述した判断の結果、レジ
スタT(M)の値がΔtよりも小さい場合には、まだ押
鍵強度を検出するタイミングではないことを意味してい
るから、レジスタT(M)の値を「1」だけインクリメ
ントし(ステップSb2)、図6に示した鍵盤処理に戻
る。
【0047】これに対し、レジスタT(M)の値がΔt
よりも大きいと判断した場合には押鍵強度を検出すべき
タイミングが到来したことを意味しているから、CPU
101は、以下の処理(ステップSb3〜Sb5)を行
う。
【0048】まず、CPU101は、今回の鍵盤処理の
最初(図6中ステップS20)にレジスタP(M)にセ
ットされた圧力値と、ΔPonとの差を計算し、これに
より押鍵強度を求める。そして、CPU101は、この
押鍵強度を表すタッチデータを生成する(ステップSb
3)。
【0049】次に、CPU101は、このようにして生
成したタッチデータと、前掲図6中のステップSa7で
生成したノートコードとについて、設定された演奏モー
ドに応じた処理を行う(ステップSb4)。
【0050】まず、音源発音モードがオンに設定されて
いる場合、CPU101は、生成したノートコードおよ
びタッチデータを、発音を指示するためのノートオンイ
ベントとして音源109に出力する。このノートオンイ
ベントを受け取った音源109は、このノートコードに
よって指定される楽音であって、タッチデータによって
指定される強さを有する楽音を表す楽音信号を生成して
出力する。この楽音信号は、スピーカ110またはヘッ
ドフォン111から出力される。このようにして、演奏
者の押鍵に応じた楽音が音源109によって生成されて
出力されるのである。ここで、上述した消音モードをオ
ンに設定しておけば、鍵盤楽器内の弦がハンマによって
打弦されないから、例えば、音源109によって生成さ
れた楽音信号をヘッドフォン111から出力するように
しておけば、周囲に楽音を発することなく、演奏者のみ
が演奏音を聴くといった、いわゆる消音演奏を行うこと
ができる。
【0051】一方、演奏記憶モードがオンに設定されて
いる場合、CPU101は、上述したタッチデータおよ
びノートコードと、該時点におけるレジスタMの値(押
鍵を行った指を指定するための情報)とをノートオンイ
ベントとして、RAM103内の所定の記憶エリアに書
き込むとともに、タイマによる計時を開始する。詳細は
後述するが、本実施形態においては、演奏者による離鍵
に対応して消音を指示するためのノートオフイベントが
生成されるようになっている。そして、上述したタイマ
による計時は、各イベント間の時間間隔を計時するため
のものである。後述するように、ノートオンイベント
と、ノートオフイベントと、これらイベントの時間間隔
を指定するためのデュレーションデータにより、演奏者
の演奏に対応した楽曲データが生成されることとなる。
【0052】このような演奏モードに応じたデータ処理
(ステップSb4)を行うと、CPU101は、今回の
鍵盤処理の最初にレジスタP(M)にセットされた圧力
値を、レジスタPp(M)にセットする(ステップSb
5)。このレジスタPp(M)には、各鍵盤処理が行わ
れるたびに、該鍵盤処理の最初に検出された圧力値がセ
ットされるようになっており、圧力センサ33によって
検出される圧力の最大値を検出するために用いられるレ
ジスタである(詳細は後述)。また、上述したように、
圧力がΔPonを超えてから一定時間Δtが経過したか
ら、圧力の状態は上述した区間cに移行したことを意味
している。従って、CPU101は、レジスタK(M)
に「2」をセットして(ステップSb5)、図6に示す
鍵盤処理に戻る。
【0053】(3)レジスタK(M)の値が「2」であ
る場合(図7(c)) レジスタK(M)の値が「2」である場合、すなわち、
圧力の状態が区間cにある場合、CPU101は、離鍵
タイミングの検出等の処理を行う。詳述すると、以下の
通りである。
【0054】CPU101は、まず、今回の鍵盤処理の
最初(図6中ステップS20)にレジスタP(M)にセ
ットされた圧力値が、レジスタPp(M)にセットされ
た圧力値よりも大きいか否かを判断する(ステップSc
1)。レジスタPp(M)には、鍵盤処理が行われるた
びに該鍵盤処理の最初に検出された圧力の値がセットさ
れるようになっている(後述するステップSc2)。従
って、レジスタP(M)の値とレジスタPp(M)の値
とを比較することにより、今回の鍵盤処理において検出
された圧力値が、前回の鍵盤処理において検出された圧
力値と比較して大きいか小さいかを判断することができ
る。
【0055】上述した判断の結果、レジスタP(M)の
値がレジスタPp(M)の値よりも大きいと判断した場
合には、圧力値がまだ増加の途中にあり、まだ最大値と
なっていないことを意味しているから、CPU101
は、レジスタPp(M)にレジスタP(M)の値をセッ
トして(ステップSc2)、図6に示す鍵盤処理に戻
る。
【0056】これに対し、レジスタP(M)の値がレジ
スタPp(M)の値よりも小さいと判断した場合には、
圧力値が最大値(Pp(M))に達した後に減少に転じ
たことを意味している。従って、次に、CPU101
は、離鍵が行われたか否かの判断を行う。すなわち、レ
ジスタPp(M)の値と、レジスタP(M)の値との差
を算出するとともに、該算出結果が、ΔPoffよりも
大きいか否かを判断する(ステップSc3)。ここで、
上述したように、本実施形態においては、圧力が最大値
からΔPoffだけ小さくなったタイミングで、離鍵が
なされたと判断する。従って、この判断の結果、「Pp
(M)−P(M)」がΔPoffよりも小さい場合に
は、まだ、まだ、離鍵がなされたと判断できるタイミン
グではないから、そのまま図6に示す鍵盤処理に戻る。
【0057】これに対し、「Pp(M)−P(M)」が
ΔPoffよりも大きい場合、すなわち、圧力が最大値
Pp(M)よりもΔPoff以上減少した場合には、C
PU101は、離鍵がなされたと判断し、演奏モードに
応じた処理を行う(ステップSc4)。
【0058】すなわち、音源発音モードがオンに設定さ
れている場合、CPU101は、離鍵がなされた鍵に対
応した楽音を検出し、該楽音のノートナンバを、消音を
指示するためのノートオフイベントとして音源109に
出力する。このノートオフイベントを受け取った音源1
09は、ノートナンバによって指定される楽音の出力を
停止する。
【0059】一方、演奏記憶モードがオンに設定されて
いる場合、CPU101は、上記ノートオフイベントを
RAM103の所定の記憶エリアに書き込む。さらに、
上述したタイマによる計時を終了し、計時された時間を
デュレーションデータとしてRAM103内に書き込
む。この後、タイマによる計時を改めて開始し、上記ノ
ートオフイベントと、次のノートオンイベントまたはノ
ートオフイベントとの時間間隔を計時する。このように
して、RAM103内には、楽音の発生を指示するため
のノートオンイベントと、楽音の消音を指示するための
ノートオフイベントと、各ノートオンイベントとノート
オフイベントとの時間間隔を示すデュレーションデータ
とを含んだ楽曲データが記憶されることとなる。演奏終
了後、演奏者は、このようにして記憶された楽曲データ
によって音源109を駆動することにより、自分の演奏
を聴くことができる。
【0060】一方、圧力の状態は上述した区間dに移行
しているから、CPU101は、これらの離鍵に伴う処
理を終了すると、レジスタK(M)に「3」をセットし
て(ステップSc5)、図6に示す鍵盤処理に戻る。
【0061】(4)レジスタK(M)の値が「3」であ
る場合(図7(d)) レジスタK(M)の値が「3」である場合、すなわち、
圧力の状態が区間dにある場合、CPU101は、各種
レジスタの初期化等の処理を行う。詳述すると、以下の
通りである。
【0062】CPU101は、まず、今回の鍵盤処理の
最初(図6中ステップS20)にレジスタP(M)にセ
ットされた圧力値が「0」となったか否かを判断する
(ステップSbd1)。この判断の結果、レジスタP
(M)の値が「0」でないと判断した場合には、そのま
ま図6に示す鍵盤処理に戻る。
【0063】これに対し、レジスタP(M)の値が
「0」であると判断した場合には、離鍵動作が完全に終
了したことを意味しているから、CPU101は、次の
押鍵動作に備えて、レジスタの初期化を行う(ステップ
Sd2)。すなわち、レジスタK(M)およびPp
(M)に「0」をセットして、図6に示す鍵盤処理に戻
る。
【0064】上述したように、上記(1)〜(4)のう
ちのレジスタK(M)に応じた処理が、右手および左手
の各指に対して実行され、全ての指について処理が済む
と、鍵盤処理を終了する。以上が本実施形態における鍵
盤楽器において、音源発音モードおよび演奏記憶モード
のうちの少なくとも一方がオンに設定されている場合の
鍵盤処理の詳細である。
【0065】(2)演奏教習のための割込処理 上述したように、本実施形態に係る鍵盤楽器において、
演奏教習モードがオンに設定され、かつ、楽曲データの
選択指示および演奏開始指示が与えられた場合には、演
奏教習、すなわち、LEDを点灯させるための割込処理
が、一定時間間隔毎に実行される。なお、選択される楽
曲データは、予め外部記憶装置105に記憶された楽曲
データだけではなく、上述した演奏記憶モードにおいて
演奏者の演奏を記憶して得られた楽曲データであっても
よい。
【0066】この割込処理において、CPU101は、
RAM103に格納された楽曲データ中のデュレーショ
ンデータによって指定されるタイミングでイベントデー
タを読み出し、LEDドライバ106に出力するための
処理を行う。すなわち、楽曲データ中のデュレーション
データによって指定される時間を何等かのレジスタにセ
ットして割込処理毎に該レジスタの値をデクリメントす
るとともに、レジスタの値が「0」となったタイミング
で、楽曲データ中の対応するイベントデータを読み出し
て、該イベントデータをLEDドライバ106に出力す
る、といった具合である。そして、このイベントデータ
を受け取ったLEDドライバ106は、以下に示す処理
を行う。すなわち、受け取ったイベントデータがノート
オンイベントである場合には、該運指表示部13に設け
られたLED14のうちの、該ノートオンイベントによ
って指定される鍵に対応するLED14を駆動し、該ノ
ートオンイベントに含まれる情報によって指定される指
に対応する数字(演奏者の演奏を記憶した楽曲データの
場合には、ノートオンイベントに含まれるレジスタMの
値)を表示する。一方、受け取ったイベントデータがノ
ートオフイベントである場合には、該運指表示部13に
設けられたLED14のうちの、該ノートオフイベント
によって指定される鍵に対応するLED14を消灯させ
る。
【0067】このように、演奏教習モードがオンに設定
されている場合には、楽曲データ中の情報によって指定
されるタイミングで、運指表示部13に含まれるLED
14のうちのいずれかが、運指を表示するようになって
いる。演奏者は、点灯したLEDに対応する鍵を、表示
された数字に対応した指で押鍵していくことにより、楽
曲の演奏を行うことができる。以上が本実施形態に係る
鍵盤楽器の動作である。
【0068】従来の鍵盤楽器は、押鍵された鍵を検出す
るとともに、該鍵に与えられた圧力を検出するようにな
っていたため、例えば、88個の鍵を備えた鍵盤楽器に
おいては88個の検出装置を設ける必要があった。これ
に対し、本実施形態おいては、押鍵を行った指の位置に
基づいて押鍵された鍵を特定するとともに、押鍵を行っ
た指が鍵に与えた圧力に基づいて押鍵強度を検出するよ
うになっているため、各鍵毎に検出装置を設ける必要が
ない。つまり、各指の位置と、各指による押鍵の圧力を
検出すればよいから、多くても10個の検出装置を設け
ればよい。従って、鍵盤楽器の構成を簡易なものにする
ことができるとともに、製造コストの低減を図ることが
できるという利点がある。
【0069】また、従来のアコースティックピアノ等に
押鍵を検出するための検出装置を設ける場合には、鍵盤
の下側に検出装置を配設する必要があった。従って、こ
れらのアコースティックピアノに検出装置を後付けする
場合にはしたり、または検出装置の修理等を行うといっ
た場合には、鍵盤を取り外してから作業を行う必要があ
った。これに対し、本実施形態に係る演奏検出装置は、
アコースティックピアノに後付けする場合であっても、
これらの煩雑な作業を行う必要がないという利点があ
る。すなわち、アコースティックピアノに設けられた1
対の拍子木を、本実施形態に係る受信部108Rおよび
108Lが埋設された拍子木15Rおよび15Lに取り
替えるとともに、グローブ3Rおよび3Lを制御システ
ムに接続する、といった簡易な作業で済む。また、鍵盤
の取り外しなどの繁雑な作業を行うことなく、演奏検出
装置の修理を行うことができる
【0070】C:変形例 以上この発明の一実施形態について説明したが、上記実
施形態はあくまでも例示であり、上記実施形態に対して
は、本発明の趣旨から逸脱しない範囲で様々な変形を加
えることができる。変形例としては、例えば以下のよう
なものが考えられる。
【0071】<変形例1>上記実施形態においては、右
手および左手に装着可能なグローブ3Rおよび3Lに発
信部31および圧力センサ33を設ける構成としたが、
図8(a)に例示するように、各指の先端部分(例え
ば、各指の先端から第1関節までの部分)のみを被包す
る部材(以下、「指サック」という)3aに上記圧力セ
ンサ33および発信部31を設ける構成としてもよい。
すなわち、右手および左手の各指に装着可能な指サック
3aに、装着状態において指の腹に位置する部分に圧力
センサ33を、装着状態において指の爪付近の部分に発
信部31を、それぞれ設ける構成とするのである。この
ようにしても、上記実施形態と同様の効果が得られる。
さらに、このようにすることにより、上記実施形態と比
較して、指を動かしやすくなるといった利点がある。
【0072】また、上記指サック3aは、指の先端部分
を覆う形状とするのではなく、図8(b)に示すような
形状にしてもよい。すなわち、指を挿通可能な円筒状の
部材と、該円筒状部材に指を挿通した際に、該指の腹の
部分(押鍵した際に鍵と接触する部分)に至るように突
出した部材とを有し、上記円筒状部材に発信部31を設
けるとともに、指の腹に至るように突出した部材に圧力
センサ33を設ける構成とするのである。このような構
成としても、上記実施形態と同様の効果が得られる。な
お、図8(a)または(b)に示すような構成とした場
合、発信部31に電力を供給する電源部32は、例えば
手首に装着可能なリストバンドに配設する構成としても
よいし、鍵盤楽器1側に電源部32を設け、接続コード
2を介して各発信部31に電力が供給されるようにして
もよい。
【0073】<変形例2>上記実施形態においては、1
対の拍子木15Rおよび15Lに1対の受信部108R
および108Lを埋設する構成としたが、3個以上の受
信部を設ける構成としてもよい。そして、これらの各受
信部によって検出された電波の受信レベルの比から指の
位置を検出する構成とすれば、上記実施形態と比較し
て、より高い精度で指の位置を検出することができる。
【0074】<変形例3>上記実施形態においては、鍵
盤の両端部に設けられた1対の拍子木15Rおよび15
Lに受信部108Rおよび108Lを埋設する構成とし
たが、受信部108Rおよび108Lを配設する位置
は、これに限られるものではない。例えば、1対の拍子
木15Rおよび15Lの外側に配設された1対の腕木
や、この腕木に横架された口棒等に受信部108Rおよ
び108Lを埋設する構成としてもよい。また、これら
の各部に受信部108Rおよび108Lを埋設するので
はなく、例えば、受信部108Rおよび108Lのそれ
ぞれにU字型に形成された板状部材を固設し、この部材
によって受信部108Rおよび108Lを1対の腕木に
それぞれ掛止する構成としてもよい。
【0075】<変形例4>上記実施形態においては、発
信部31および受信部108Rおよび108Lによっ
て、鍵が配列された方向における指の位置を検出する構
成としたが、これに限らず、例えば、受信部108Rお
よび108Lとは異なる高さに、受信部108Rおよび
108Lと同様の構成の、別の受信部(以下、「高さ検
出受信部」という)を配設してもよい。そして、これら
の受信部によって受信された電波の受信レベルから、鍵
が配列された方向における指の位置だけでなく、各指の
先端部分(発信部31が設けられた部分)の高さ方向の
位置も検出する構成としてもよい。すなわち、上記実施
形態と同様に、受信部108Rと108Lとの受信レベ
ル比によって指の左右方向の位置を特定するとともに、
受信部108Rおよび108Lと、高さ検出受信部との
受信レベル比によって、押鍵を行った指の高さ方向の位
置を検出する。さらに、各受信部の受信レベルから、指
の前後方向(鍵の長さ方向)の位置を検出するようにし
てもよい。このようにして指の先端部分の変位を検出す
ることにより、いずれかの鍵の押鍵または離鍵を検出す
ることができるとともに、該変位の時間的な変化を算出
することによって押鍵または離鍵の速度を検出すること
ができる。そして、この押鍵速度から、押鍵の強度を求
めるようにしてもよい。このようにすることにより、上
記実施形態における圧力センサ33を設ける必要がなく
なるという利点がある。
【0076】<変形例5>上記実施形態においては、本
発明に係る演奏検出装置を鍵盤楽器1に適用した場合を
例に説明したが、これに限らず、演奏時に指を使用する
楽器、例えばトランペットやフルート等の管楽器等に本
発明に係る演奏検出装置を適用することとしてもよい。
つまり、特許請求の範囲における「演奏操作子」とは、
鍵盤楽器の鍵に限られるものではなく、管楽器等の各種
楽器を操作するための操作子(ピストン等)を含む概念
である。
【0077】<変形例6>上記実施形態においては、グ
ローブ3Rおよび3Lの指の爪付近の部分に発信部31
を設け、これにより押鍵された鍵がいずれの鍵であるか
を検出するようにしたが、以下のようにしてもよい。
【0078】図9は、本変形例に係る鍵盤楽器1の内部
に、各鍵に対応して設けられたハンマアクション機構の
一部を示す図である。このようなハンマアクション機構
は、公知の鍵盤楽器に設けられる機構と同様の構成とな
っている。すなわち、一端にハンマ300を備えた棒状
のハンマシャンク301が回動自在に配設されており、
いずれかの鍵11が押鍵されると、アクション機構によ
ってハンマシャンク301が回動され、これによりハン
マ300が弦302を打弦するようになっている。
【0079】ここで、本変形例に係る鍵盤楽器1のアク
ション機構においては、ハンマレール303の面上にオ
ン/オフを検出することのできるセンサ304(操作子
検出手段)が設けられた構成となっている。そして、鍵
11が押鍵されていない状態(静止状態)においては、
ハンマシャンク301の途中部がハンマレール303上
に設けられたセンサ304に当接するようになっている
が、押鍵に伴ってハンマシャンク301が回動すると、
ハンマシャンク301がセンサ304から離れるように
なっている。そして、このセンサ304は、ハンマシャ
ンク301が離れた場合にのみ該ハンマシャンク301
に対応した鍵を指示する信号をCPU101に対して出
力する構成となっている。
【0080】また、本変形例に係る鍵盤楽器において
は、グローブ3Rおよび3Lには発信部31が設けられ
ておらず、圧力センサ33のみが設けられた構成となっ
ている。そして、上記実施形態と同様に、圧力センサ3
3によって検出された圧力値によっていずれかの鍵11
が押鍵されたか否かを判断して、押鍵強度を検出すると
ともに、上記ハンマレール303上に設けられたセンサ
304によって、押鍵されたのがいずれの鍵であるかを
検出するようになっている。つまり、上記実施形態にお
いて発信部31ならびに受信部108Rおよび108L
によって実現されていた機能、すなわち、演奏者によっ
て押鍵された鍵を特定する機能を、ハンマレール303
に設けられたセンサ304によって実現できるようにな
っているのである。
【0081】ここで、本変形例においては、センサ30
4によっていずれかの鍵が検出されるタイミングが、圧
力センサ33によって検出される圧力値に基づいて押鍵
がなされたと判断されるタイミングよりも早い。また、
既にいずれかの鍵が押鍵されているときに新たに押鍵が
行われた場合、複数のハンマシャンク301がセンサ3
04から離れるから、センサ304によって、押鍵され
た鍵が複数検出されることとなる。これらの理由によ
り、いずれかの指によって押鍵がなされたと判断された
(図7(a)中ステップSa1)後、図7(a)中のス
テップSa3においてノートコードを生成する場合に、
センサ304によって複数の鍵が検出されている場合が
起こり得る。そして、このような場合には、既に押鍵さ
れていた鍵と、ステップSa3においてノートコード生
成の対象となる鍵(新たに押鍵された鍵)とを判別する
必要がある。このために、センサ304によって検出さ
れた鍵を、検出が行われた順にRAM103内に書き込
む構成としてもよい。このようにすることにより、いず
れかの指により押鍵が行われたと判断されたときにセン
サ304によって複数の鍵が検出されている場合であっ
ても、RAM103の記憶内容を参照することにより、
その時点から最も近い時点においてセンサ304によっ
て検出された鍵を識別し、この鍵が新たに押鍵された鍵
であると判断できる。そして、ステップSa3において
は、この鍵に対応したノートコードを生成するようにす
ればよい。
【0082】また、上記構成において、センサ304に
よって検出された鍵の他、該鍵が検出された時刻をRA
M103内に書き込むようにしてもよい。そして、圧力
センサ33によって検出される圧力値の変化(または、
図7(b)中のステップSb3において生成されるタッ
チデータ)に基づいて、ハンマシャンク301がセンサ
304から離れたタイミングを推定し、この推定された
タイミングと、RAM103内の時刻とを比較すること
により、センサ304によって検出された複数の鍵のう
ち、新たに押鍵された鍵を判別するようにしてもよい。
【0083】以上示した構成とすることにより、センサ
304は鍵11と同数だけ設ける必要があるが、このセ
ンサ304は、オン/オフを検出可能な非常に簡便なセ
ンサでよく、また、押鍵の強度を検出するための圧力セ
ンサ33は鍵の数と同数だけ設ける必要はないので、製
造コストの低減および構成の簡易化を図ることができる
という利点がある。また、上記実施形態と比較して、よ
り高い精度で、いずれの鍵が押鍵されたかを検出するこ
とができるという利点がある。
【0084】なお、このようなセンサ304の配設位置
は、上述したハンマレール303の面上に限られるもの
ではなく、例えばウイペンやキャッチャ等に設け、これ
によりいずれかの鍵が押鍵されたことを検出する構成と
してもよい。
【0085】<変形例7>上記実施形態および上記変形
例4においては、各受信部の受信レベルから指の位置を
検出するようにしたが、指の位置を検出する手段は、こ
れに限られるものではない。例えば、演奏の際の手の指
を撮影するビデオカメラを鍵盤楽器1に設置し、撮影さ
れた画像を解析することにより、指の位置や押鍵の有無
等を検出するようにしてもよい。また、画像解析によっ
て押鍵の際の指先の速度を求めたり、この速度によって
押鍵の強度を特定するようにしてもよい。
【0086】
【発明の効果】以上説明したように、本発明において
は、押鍵された鍵を検出するのではなく、押鍵を行った
指の位置を検出し、検出された指の位置に基づいて押鍵
された鍵を特定するようになっているので、いずれの鍵
が押鍵されたのかを検出するための検出装置を、鍵の個
数と同数だけ設ける必要がない。従って、従来の鍵盤楽
器と比較して、構成を簡易なものとすることができると
ともに、製造コストを低減することができる。
【0087】また、本発明においては、各指毎に操作強
度検出手段を設けた構成となっているので、押鍵強度検
出のためのセンサを各鍵毎に設けた従来の鍵盤楽器と比
較して、構成を簡易なものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態である演奏検出装置を備
えた鍵盤楽器の構成を示す外観斜視図である。
【図2】 同実施形態におけるグローブの構成を示す図
である。
【図3】 同実施形態における制御システムの構成を示
すブロック図である。
【図4】 同実施形態における押鍵圧力の時間的変化を
例示する図である。
【図5】 同実施形態におけるメインルーチンを表すフ
ローチャートである。
【図6】 同実施形態における鍵盤処理のための割込処
理を表すフローチャートである。
【図7】 同実施形態における鍵盤処理のための割込処
理における処理の一部を表すフローチャートである。
【図8】 本発明の変形例における指サックの構成を示
す図である。
【図9】 本発明の変形例におけるハンマアクション機
構の構成を示す外観斜視図である。
【符号の説明】
1……鍵盤楽器、2……接続コード、3R,3L……グ
ローブ、3a……指サック、11……鍵(演奏操作
子)、12……鍵盤、13……運指表示部、14……7
セグメントLED、15R,15L……拍子木、31…
…発信部(指位置検出手段、信号送出手段)、32……
電源部、33……圧力センサ(操作強度検出手段)、1
01……CPU(指位置検出手段、楽音情報生成手段、
判断手段)、102……ROM、103……RAM、1
04……操作部、105……外部記憶装置、106……
LEDドライバ、107……ストッパ駆動部、108
R,108L……受信部(指位置検出手段、受信手
段)、109……音源、110……スピーカ、111…
…ヘッドフォン、200……バス、300……ハンマ、
301……ハンマシャンク、302……弦、303……
ハンマレール、304……センサ(操作子検出手段)。
フロントページの続き (72)発明者 河村 潔 静岡県浜松市中沢町10番1号 ヤマハ株式 会社内 Fターム(参考) 5D378 DD02 DD13 DD15 DE01 DE44 SE18 SF06 SF09 SF11 SF18

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の演奏操作子のうちのいずれかの演
    奏操作子を操作した指の位置を検出する指位置検出手段
    と、 前記指位置検出手段によって検出された指の位置に基づ
    いて、操作された演奏操作子を特定するとともに、特定
    された演奏操作子に対応した楽音を表す情報を生成して
    出力する楽音情報生成手段とを具備することを特徴とす
    る演奏検出装置。
  2. 【請求項2】 各々手の各指の先端近傍に装着され、各
    指による演奏操作子の操作強度を検出する操作強度検出
    手段を具備し、 前記楽音情報生成手段は、前記指位置検出手段によって
    検出された指の位置に基づいて、操作された演奏操作子
    を特定するとともに、特定された演奏操作子に対応した
    楽音であって、前記操作強度検出手段によって検出され
    た操作強度に対応した強度を有する楽音を表す情報を生
    成して出力することを特徴とする請求項1に記載の演奏
    検出装置。
  3. 【請求項3】 前記指位置検出手段は、前記操作強度検
    出手段によって検出された前記演奏操作子の操作強度の
    変化に基づいて、いずれかの指によって演奏操作子の操
    作が行われたか否かを判断する判断手段を有することを
    特徴とする請求項1または2に記載の演奏検出装置。
  4. 【請求項4】 前記指位置検出手段は、 各々各指の先端近傍に装着され、各指に対応した信号を
    送出する信号送出手段と、 前記信号送出手段によって送出された信号を受信すると
    ともに、該信号の受信レベルに基づいて前記指の位置を
    検出する受信手段とを有することを特徴とする請求項1
    から3のいずれか1の請求項に記載の演奏検出装置。
  5. 【請求項5】 各々手の各指の先端近傍に装着され、各
    指による演奏操作子の操作の強度を検出する操作強度検
    出手段と、 楽器に設けられた複数の演奏操作子のうちの操作された
    演奏操作子を検出する操作子検出手段と、 前記操作子検出手段によって検出された演奏操作子に対
    応した楽音であって、前記操作強度検出手段によって検
    出された操作強度に対応する強度を有する楽音を表す情
    報を生成して出力する楽音情報生成手段とを具備するこ
    とを特徴とする演奏検出装置。
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