JP2008008924A - 電気弦楽器システム - Google Patents

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【課題】電気バイオリン1やエレキギターなどの電気弦楽器の演奏時に、演奏者の演奏表現により楽音の効果を制御する。
【解決手段】電気バイオリン1、アダプタ装置2及びパワードスピーカ3を接続する。電気バイオリン1の弦11の振動をピックアップ13で検出して楽音信号を楽音入力部21に入力する。弓12に設けたAセンサ10で加速度を検出してAセンサ検出部23で受信する。電気バイオリン1に設けたBセンサ20で弓12の永久磁石20aの磁気を検出して距離や速度を検出する。Aセンサ10とBセンサ20のセンサ値に応じて効果パラメータ設定部25で効果パラメータを決定して効果処理部26に設定する。効果処理部26で楽音信号に効果を付与してパワードスピーカ3で楽音を発生する。
【選択図】図1

Description

本発明は、弦に対する擦弦または撥弦の演奏動作により該弦の振動波形を元に楽音信号を生成する電気弦楽器にさらなる表現力を付与できるようにした電気弦楽器システムに関する。
従来、電気弦楽器(例えば電気バイオリンやエレキギター等)においては、弓を用いた擦弦やピックや指による撥弦の演奏動作により弦を振動させ、その弦の振動波形をピックアップで電気信号に変換してアナログ楽音信号として発生する。そして、アナログ楽音信号に対してエレキギター用のエフェクタなどで加工を施して効果を付与し、ギター・アンプ等で楽音を発生させて演奏することが、一般的に行われている。このとき、エフェクタの操作子を演奏者が例えば足で踏み込むことにでリアルタイムに効果処理を切り替えて演奏を行うことも、広く行われている。
なお、電気バイオリンにおいて、弦の上での弓の速度を検出し、運弓のための力を決定してコンピュータで情報を処理し、教師またモデルの技術と学習者の技術との比較を行なうものが開示されている(特開平5−127589号公報)。また、電子弦楽器として、弓を模した手動部材により擦弦楽器の演奏動作を行い、弦の押圧力により楽音の各種効果を制御するものが開示されている(特許第3704850号公報)。
特開平5−127589号公報 特許第3704850号公報
前記のような電気弦楽器におけるエフェクタの操作子を操作するという従来の演奏形態では、演奏者は、楽器の演奏と、効果処理の切り替え選択を同時に異なる操作で行わなければならず、演奏が煩雑になったり、演奏表現がしにくいという問題がある。また、前記特許文献1の技術は運弓の学習用のものであり、効果処理まで考慮されたものではない。さらに特許文献2の技術は弦に対する押圧力により効果制御を行うものであるが、これはバイオリンのビブラート奏法等を容易にするものであり、エフェクタの制御まで行えるものではない。
本発明は、電気弦楽器における演奏動作の特徴に着目し、電気弦楽器の演奏時に演奏表現をし易く、演奏に対して演奏者の表情や表現を効果的に付加できるようにすることを課題とする。
請求項1の電気弦楽器システムは、電気弦楽器で生成した楽音信号の特性を演奏動作の動作量に応じて変更する。この楽音信号の特性は、発生する楽音の音色、音高、音量、モジュレーションなど、各種の効果に対応するものである。
請求項2の電気弦楽器システムは、請求項1において、動作量が例えば1ストローク中の位置、速度または加速度であり、この動作量を検出する演奏動作検出手段は、位置を検出するセンサ、速度を検出するセンサまたは加速度を検出するセンサである。これらのセンサは、楽器本体と演奏者の演奏動作を行う腕側との一方に磁気体を設け、他方にMRセンサ(磁気検出センサ)を設けた構成とすることができる。また、加速度を検出する場合には弓だけに加速度検出器を設けた構成としてもよい。
請求項3の電気弦楽器システムは、請求項1または2において、発光部を備え、検出した動作量に応じて、楽音信号の特性の変更制御に加えて、発光部の発光制御を行う。
なお、電気弦楽器の弦に対する擦弦または撥弦を行う演奏動作は、演奏者の手の往復動作である。請求項1において、この往復動作である演奏動作の1ストローク中の動作量を検出し、電気弦楽器で生成した楽音信号の特性をこの動作量に応じて変更するようにしてもよい。
また、各請求項において電気弦楽器が電気バイオリンの場合、前記センサは、バイオリン本体側と擦弦用の弓とに設けることができる。例えば、バイオリン本体にMRセンサを設け、弓に磁気体を設けるようにしてもよい。また、弓に加速度検出器を設けるとよい。
また、各請求項において電気弦楽器が電気ギターの場合、前記センサは、ギター本体側と演奏者の腕に装着する装着体とに設けることができる。例えば、ギター本体にMRセンサを設け、装着体に磁気体を設けるようにしてもよい。また、装着体に加速度検出器を設けるとよい。装着体は手首に装着するリストバンドのようなものでもよい。また、ピックでもよい。
その他の好適例として、請求項3において発光部は楽器本体に設けられていても良いし、楽器と別体でもよい。発光部は楽器を照らすものでもよいし、演奏者を照らすものでもよい。さらに、発光部の発光制御は、発光させたり消灯したり、光量(発光明るさ)を変化させたり、照射方向を変更したり、発光色を変化させるような制御でもよい。
請求項1の電気弦楽器システムによれば、楽音信号の特性の変更のために演奏動作を検出するので、演奏者は演奏操作と楽音に対する効果操作を同時に行うことができ、意識した制御をしなくても効果的に表情付加の制御ができる。また、演奏者が楽器演奏を行うにあたって感情を込めて演奏をすることで、直に楽音に影響が加わっていることになる。そのような感情の状況を演奏動作(あるいは弓等の演奏操作子の操作状態)から読み取り、更に効果的な楽音に修正することで、より演奏に表情をつけることができるようになる。
請求項2の電気弦楽器システムによれば、請求項1の効果に加えて、演奏者の演奏動作の例えば1ストローク中の位置、速度または加速度により、演奏者の表現を容易に反映することができる。
請求項3の電気楽器システムによれば、請求項1または2の効果に加えて、発光部の発光によりさらに演奏者の表現を反映することができる。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態について説明する。図1は本発明の第1の実施形態の電気弦楽器システムの機能ブロック図である。この実施形態の電気弦楽器システムは電気弦楽器として電気バイオリン1を用いた例であり、電気バイオリン1、アダプタ装置2、パワードスピーカ3により構成されている。
電気バイオリン1は、胴部1aの片側にフレーム1bが取り付けられ、糸巻き部1cとテールピース1dとの間に弦11が張られ、弦11と胴部1aとの間にブリッジ(駒)1eが配設されている。また、ブリッジ1e内にはピエゾ素子等のピックアップ13が埋設されている。そして、弦11を弓12で擦弦することにより演奏される。このとき擦弦により弦11が振動し、この弦11の振動波形がブリッジ1e内のピックアップ13により楽音信号に変換される。そして、この楽音信号はジャック14からケーブル15を介してアダプタ装置2に出力される。弓12の把持部12aには第1のセンサであるAセンサ10が取り付けられ、電気バイオリン1のフレーム1bには第2のセンサであるBセンサ20が取り付けられている。また、弓12の把持部12aにはBセンサ20により検知される永久磁石20aが配設されている。Aセンサ10及びBセンサ20の検出信号はそれぞれアダプタ装置2に出力される。また、電気バイオリン1の糸巻き部1cにはLED等の発光部30が取り付けられている。なお、Aセンサ10、Bセンサ20及び永久磁石20aは「演奏動作検出手段」に相当する。
アダプタ装置2は、例えばCPU、RAM、ROM、バス、入出力インターフェース、外部記憶装置等からなるコンピュータで構成されており、楽音入力部21、ピッチ検出部22、Aセンサ検出部23、Bセンサ検出部24、効果パラメータ設定部25、効果処理部26、照明設定部27の各機能を有している。これらの機能は、ROMあるいはRAMに記憶された制御プログラムをCPUが実行する各種の処理、及び入出力インターフェース等のハードウエアにより実現される機能である。また、アダプタ装置2は明るさセンサ28を備えて構成されている。なお、効果パラメータ設定部25及び効果処理部26は「楽音特性変更手段」に相当し、照明設定部27は「発光制御部」に相当する。
電気バイオリン1のケーブル15から出力される楽音信号は、楽音入力部21を介してピッチ検出部22と効果処理部26に出力される。ピッチ検出部22は入力された楽音信号から楽音のピッチを検出し、検出したピッチデータは効果パラメータ設定部25に出力される。また、弓12におけるAセンサ10の検出信号はAセンサ検出部23に入力され、電気バイオリン1におけるBセンサ20の検出信号はBセンサ検出部24に入力される。後述説明するように、これらAセンサ10及びBセンサ20は検出対象の物理量の種類に応じた検出信号を出力し、Aセンサ検出部23及びBセンサ検出部24は、各検出信号に応じたセンサ検出データを生成する。そして、各センサ検出データは効果パラメータ設定部25と照明設定部27に出力される。明るさセンサ28はアダプタ装置2の周辺環境の明るさ(照度)を検出し、明るさデータを照明設定部27に出力する。
効果パラメータ設定部25は、ピッチ検出部22からのピッチデータとAセンサ検出部23及びBセンサ検出部24からの各センサ検出データとに基づいて、効果処理部26における各種効果パラメータを生成し、この生成した効果パラメータを効果処理部26に設定する。また、照明設定部27はAセンサ検出部23及びBセンサ検出部24からの各センサ検出データと明るさセンサ28からの明るさデータに基づいて発光部30の発光制御を行う。効果処理部26は、楽音入力部21から入力される楽音信号に対して、設定された効果パラメータに基づいて対応する効果を付加してアナログのオーディオ信号とし、この効果を付加したオーディオ信号をパワードスピーカ3に出力する。パワードスピーカ3は効果が付与されたオーディオ信号を増幅部31で増幅し、スピーカ32で発音する。
この実施形態では、Aセンサ10は、加速度計、アンプ及びトランスミッタで構成されており、弓12を操作する演奏動作による加速度を加速度計で検出し、その検出信号をアンプで増幅してトランスミッタで送信する。そして、このAセンサ10から送信される加速度の検出信号はアダプタ装置2のAセンサ検出部23で受信される。なお、図1のAセンサ10とAセンサ検出部23を結ぶ矢印は電波信号を示している。また、Bセンサ20はMRセンサであり、弓12に配設された永久磁石20aの磁気を検出する。そして、このBセンサ20は検出される磁気の強さに応じた検出信号をアダプタ装置2のBセンサ検出部24に出力する。すなわち、このBセンサ20及び永久磁石20aは、電気バイオリン1に対する弓12の把持部12aの位置(電気バイオリン1と把持部12aとの距離)を検出する。なお、これらのAセンサ10及びBセンサ20に対応するセンサ検出データを単に「センサ値」という。
ここで、Aセンサ10で検出される加速度、Bセンサ20及び永久磁石20aで検出される距離(あるいは速度、加速度)などのセンサ値は、この値の変化で後述のように効果を制御するものである。このような加速度、距離、速度等のセンサ値は、例えばアコースティックバイオリンの微妙な奏法をシミュレーションするのに用いるには適していないが、このようなセンサ値は弓の「演奏操作」ではなく演奏者の「演奏動作」を検出するのに適している。すなわち、このようなセンサ値により各種効果を制御するのは、演奏者の動作により多彩な演奏表現を実現することを目的としたものである。
次に、フローチャートに基づいて実施形態におけるアダプタ装置2の動作について説明する。図2はメイン処理の要部フローチャート、図3は効果処理のフローチャート、図4は照明処理のフローチャートである。以下の説明及びフローチャートからわかるように、各フローチャートで示すプログラムとこのプログラムをCPUに実行させて得られる機能が、効果パラメータ設定部25(効果処理)及び照明設定部27(照明処理)に対応している。この実施例では図5に示すようなテーブルを用いている。すなわち、効果処理でパラメータを決定するためのテーブル(図5(A) )を用い、そのテーブルをAセンサ10とBセンサ20のセンサ値及びピッチ変化により参照し、第1効果パラメータと第2効果パラメータを決定する。また、照明処理で発光部30の照明色と照明方向を決定するためのテーブル(図5(B) )を用い、そのテーブルをAセンサ10とBセンサ20のセンサ値で参照し照明色と照明方向を決定している。これらのテーブルは複数種類あり、ユーザが図示しない操作パネルの設定操作により選択される。
図2の「メイン処理」は、当該アダプタ装置の電源の投入により開始され、まず、ステップS1でフラグやレジスタのリセット等の初期化処理を行い、ステップS2で図示しない操作パネルにおける各種のパネル設定処理を行う。次に、ステップS3で図3の効果処理を行い、ステップS4で図4の照明処理を行う。そして、ステップS2〜ステップS4の処理を電源が投入されている間繰り返す。なお、パネル設定処理では、設定操作子の操作を受けて対応する処理を行い、機器の設定等を行う。
図3の効果処理では、ステップS11で、Aセンサ10のセンサ値とBセンサ20のセンサ値を入力し、ステップS12で各センサ値が前回の値と違うか否か、すなわち変化があるかを判定する。何れのセンサ値も前回の値と同じ(変換なし)であれば、ステップS13で現在の効果パラメータの設定値を継続(維持)し、元のルーチンに復帰する。何れかのセンサ値が前回の値と違えば、ステップS14で、ユーザによって選択設定された対応テーブルにおいて、Aセンサ10のセンサ値とBセンサ20のセンサ値とから第1効果パラメータ値を参照して決定する。次に、ステップS15で、演奏音のピッチをピッチ検出部22から抽出し、現在選択されている対応テーブルにおいて、以前からのピッチの変化度合いから第2効果ラメータ値を参照して決定する。そして、ステップS16で、効果処理部26の効果パラメータを第1及び第2のパラメータ値により設定を変更し、元のルーチンに復帰する。
図4の照明処理では、ステップS21で明るさセンサ28により周囲の明るさを検出し、ステップS22で発光部30を発光させるための発光輝度を決定する。次に、ステップS23でAセンサ10のセンサ値とBセンサ20のセンサ値を入力し、ステップS24で、ユーザによって選択設定された照明モードの対応テーブルにおいて、Aセンサ10のセンサ値とBセンサ20のセンサ値とから照明色と照明方向を決定する。そして、ステップS25で発光部30に照明制御信号を出力し、元のルーチンに復帰する。
第1効果パラメータ及び第2効果パラメータで設定する効果は、例えば、音色、音量、ピッチ、パン、ビブラート深さの効果、あるいは、ファズ、ワウ、トレモロ、ディレイ、リバーブ、サスティーンといった音響効果など、各種の効果を適用することができる。例えば、第1効果パラメータはAセンサ10で検出される弓12の加速度に対応しており、この第1効果パラメータでは、運弓(ボウイング)の態様で表現するのに適した効果を制御する。また、第2効果パラメータはBセンサ20で検出される弓12とバイオリン本体1との距離に対応しており、この第2効果パラメータでは、弓12の先端近くか手元近くかのように弓12の長手方向のどの位置で擦弦するかに応じて、効果に変化を付けるようにする。また、Aセンサ10及びBセンサ20と、各種効果との対応は前記複数のテーブルから選択される。
また、発光部30としては、例えば、赤、緑及び青のLEDからなる多色発光LEDを複数備え、これらの多色発光LEDを向きを変えて配置したものとする。これにより、LEDの色の組み合わせに応じて照明色に変化を付けることができる。また、どの多色発光LEDを発光させるかにより照明方向に変化を付けることができる。
図6は第2の実施形態を示す図であり、この実施形態は電気弦楽器としてエレキギター(エレクトリックギター)4を用いた例であり、エレキギター4、アダプタ装置2、パワードスピーカ3、リストバンド5により構成されている。なお、アダプタ装置2及びパワードスピーカ3の構成は図1と同様であり詳細は図示を省略する。エレキギター4においては、弦41を演奏者の指やピック等により撥弦することで弦41が振動し、この弦41の振動波形がピックアップ43により楽音信号に変換される。そして、この楽音信号がジャック44から出力されることは、周知のとおりである。この楽音信号はアダプタ装置2の楽音入力部21に入力される。
リストバンド5は演奏者の腕Mに取り付けるものであり、このリストバンド5にはAセンサ51が取り付けられている。このAセンサ51は前記実施形態のAセンサ10と同様なものであり、加速度計、アンプ及びトランスミッタで構成されている。そして、演奏者の演奏動作による腕の加速度を加速度計で検出し、その検出信号をアンプで増幅してトランスミッタで送信する。このAセンサ51から送信される加速度の検出信号はアダプタ装置2のAセンサ検出部23で受信される。そして、前記実施形態と同様にこのAセンサ51で検出される加速度のセンサ値に応じて各種効果を制御する。なお、前記実施形態におけるBセンサ20及び永久磁石20aと同様にエレキギター4の本体にBセンサを設け、リストバンド5に永久磁石を設けて前記実施形態と同様な制御を行うようにもできる。また、この第2の実施形態でも第1の実施形態と同様に発光部の発光制御を行うようにもできる。
以上のフローチャートで示す実施形態では、検出されるセンサ値が前回の値と違っていれば効果パラメータを変更するようにしているが、この検出されるセンサ値、あるいは前回の値との変化が、適宜の閾値以上となった場合に効果パラメータを変更するようにしてもよい。このようにすると、演奏者が、その演奏動作を加減することにより効果パラメータの変更の有無を適宜選択することができる。
以上の第1の実施形態では、Bセンサ20と永久磁石20aにより電気バイオリン1と弓12との距離を検出するようにしているが、このBセンサ20と永久磁石20aにより加速度を検出するようにしてもよい。この場合は、Aセンサ10を必要としない。また、前記実施形態ではBセンサ20と永久磁石20aにより弓12の速度を検出するようにしてもよい。これらのことは第2の実施形態のエレキギターの例でも同様である。
また、実施形態における発光部としてはLEDに限らず何らかの光源であってもよい。また、発光部は、電気バイオリン等の楽器に取り付けたものでなく、楽器本体と別体として配置するものでもよい。
実施形態では、アダプタ装置2において、効果パラメータの決定と楽音信号への効果の付与の両方を行う構成となっているが、アダプタ装置と別体の効果装置(エフェクタ)により電気弦楽器の楽音信号に効果を付与する構成とし、アダプタ装置で効果パラメータの決定だけをして、この効果パラメータを上記効果装置に設定するようにしてもよい。また、効果パラメータの決定する機能と、楽音信号に効果を付与する機能とを、電気弦楽器本体に組み込んだ構成としてもよい。
また、実施形態ではセンサ値に基づいてテーブルを参照して効果パラメータを生成するようにしているが、センサ値をダイレクトに関数で処理し、その関数値を効果パラメータとして効果処理部や効果装置(エフェクタ)に設定するようにしてもよい。また、このような関数を各種の関数から選択できるようにしてもよい。
また、実施形態では電気弦楽器として電気バイオリン、エレキギターの例について説明したが、他の電気弦楽器にも適用できることはいうまでもない。
本発明の第1の実施形態の電気弦楽器システムの機能ブロック図である。 実施形態におけるメイン処理の要部フローチャートである。 実施形態における効果処理のフローチャートである。 実施形態における照明処理のフローチャートである。 実施形態におけるテーブルを示す図である。 本発明の第2の実施形態を示す図である。
符号の説明
1…電気バイオリン(電気弦楽器)、2…アダプタ装置、3…パワードスピーカ、11…弦、12…弓、13…ピックアップ、10…Aセンサ(演奏動作検出手段)、20…Bセンサ(演奏動作検出手段)、20a…永久磁石(演奏動作検出手段)、30…発光部、25…効果パラメータ設定部(楽音特性変更手段)、26…効果処理部(楽音特性変更手段)、27…照明設定部(発光制御部)、4…エレキギター(電気弦楽器)、41…弦、43…ピックアップ、5…リストバンド、51…Aセンサ(演奏動作検出手段)

Claims (3)

  1. 弦に対する擦弦または撥弦の演奏動作により該弦の振動波形を元に楽音信号を生成する電気弦楽器と、
    演奏者による前記擦弦または撥弦の演奏動作の動作量を検出する演奏動作検出手段と、
    前記演奏動作検出手段で検出した動作量に応じて、前記電気弦楽器で生成した楽音信号の特性を変更する楽音特性変更手段と、
    を備えたことを特徴とする電気弦楽器システム。
  2. 前記演奏動作検出手段で検出する前記動作量が位置または速度または加速度であることを特徴とする請求項1に記載の電気弦楽器システム。
  3. 請求項1または2に記載の電気楽器システムであって、
    発光部と、
    前記演奏動作検出手段で検出した動作量に応じて前記発光部における発光制御を行う発光制御部と、
    を備えたことを特徴とする電気弦楽器システム。
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