JPH05127589A - 弦楽器の運弓法教授のための方法と装置 - Google Patents

弦楽器の運弓法教授のための方法と装置

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JPH05127589A
JPH05127589A JP28744591A JP28744591A JPH05127589A JP H05127589 A JPH05127589 A JP H05127589A JP 28744591 A JP28744591 A JP 28744591A JP 28744591 A JP28744591 A JP 28744591A JP H05127589 A JPH05127589 A JP H05127589A
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bow
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Quay-Riang Ho Tracy
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 弦楽器で良い楽音を生成するための運弓技術
を教授するのにおよび学習するのに役立つ方法と装置を
提供する。 【構成】 弦楽器の弓の位置、弓の速度、弓の圧力、お
よび発音点に対応する電気信号を検出し、そしてこれら
の電気信号をコンピュータで処理して、その表示および
記憶を行なう。このことにより、学習者または教師によ
る演奏における運弓法を即座に評価できる実時間表示が
えられる。熟練者の演奏の運弓技術と学習者の演奏の運
弓技術との比較、および学習者の異なる演奏の運弓技術
の比較を可視表示で見ることができ、このことは学習者
が良い楽音を生成する技術を学ぶのに大いに役立つ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、弦楽器の運弓技術を教
授するおよび学習するための方法と装置に関する。具体
的にいえば、下記の機能を実行するための方法と装置に
関する。すなわち、弦楽器の弦の上でのおよび弓の上で
の1個または複数個の運弓点位置を検出し、弓の速度を
検出し、運弓のための力を決定し、およびコンピュータ
でこれらの情報を処理し、それにより、弦楽器の上での
弓の利用者または学習者に実時間フィードバックをうる
ことである。本発明によりまた、教師またはなんらかの
モデルの技術と学習者の技術との比較を行なうことがで
き、それにより学習者は、さらによい楽音をうるため
に、技術上の変更を行なうことができる。
【0002】
【従来の技術と問題点】バイオリンやその他の弦楽器の
演奏を教授する従来のやり方は、学習者に要求されるこ
とを伝えるのに、教師に頼って行っていた。教師が気付
いた種々の方法を学習者が学習することは、主観的な要
請によるものである。この教授法はいくつかの欠点を有
する。音は抽象的なものである。言葉と実演による方法
での楽音に対する教師の考えは、学習者には十分には理
解されないことがある。教師は、特に良い教師は、学習
者が楽音を生成するさいの問題点を解決する助けに役立
たないことがある。この意志の疎通の障害を除くのに、
および教師の人間的な努力を強化するために、教師を助
ける装置は非常に有用であるであろう。
【0003】楽音の生成は、バイオリン演奏における重
要な要素である。楽音の品質は、しばしば、熟練したま
たは職業人としてのバイオリン奏者を、素人または未熟
練のバイオリン奏者から区別するのに用いられる主要な
基準である。バイオリン演奏のこの問題を定式化するの
に、多くの理論が提案された。けれども、良い楽音を生
成するという技術は、上級のバイオリン奏者が習得しな
ければならない最も困難な技術のうちの1つのままに残
されている。
【0004】全体的にいえば、良い楽音を生成すること
は、大部分は、良い運弓制御技術に依存している。バイ
オリン奏者はその楽器の上で微妙な制御を実行し、そし
て自分が望む音を生成するように運弓を行っている。最
大の困難が生ずるのは、楽音の生成の分野である。教師
は常に、教師が要求する一定の楽音を生成するために、
一定の方法で演奏することを学習者に要求する。したが
って、教師が生成した楽音と学習者が生成した楽音とを
比較対照して、その差をできるだけ小さくする試みを常
に行なう。
【0005】バイオリンの教師の多くは、言葉での説
明、実技による説明、またはその両者により、楽音に対
する教師の考えを伝えようとする。けれども、楽音の品
質を言葉で説明して学習者に理解させようとすること
は、適切でないことが多い。人のそれぞれの経験は異っ
ており、そして学習者の知覚や理解力も人によって異な
る。楽音はどのように響くかを言葉で説明することは、
もともと限界がある。
【0006】楽音の品質を教授するのによく用いられる
また別の方法は、教師が楽音の品質を実演によって示す
ことである。この方法は、学習者が教師を模倣する、ま
たは熱心に見習う能力に、非常に依存している。けれど
も、良い教師をモデルとして持つことは運によるところ
が大きい。そしてもし学習者が良いモデルの教師で学習
ができるとしても、学習者はその教師によって設定され
た要求を種々の理由で維持できないことがありうる。教
師は、与えられた時間内に、一定量の練習をすることを
要求するが、学習者は時間内にこの練習を行なうことが
できないことがある。もし学習者が遅れてしまった場合
には、学習者は追いつくのは容易ではない、または全く
追いつけないことがある。満たさなければならない空白
が生ずることがあり、それが満たされる場合、バイオリ
ン奏法学習者には大いに助けになるであろう。
【0007】近年の技術は、音楽の職業分野に、革新的
な影響を与えた。コンピュータを用いた音楽の教育、お
よびコンピュータに基づく訓練において、コンピュータ
が広く用いられている。これらの新しい流れは、反復練
習による耳の訓練から作曲の拡張可能プログラムまでの
種々の領域において、音楽学習者が音楽の技術と知識を
うるのに助けになっている。けれども、コンピュータが
関与している大部分の応用は、合成音源に関するもので
ある。弦楽器で楽音を生成するのに影響する、弓を保持
する手に関する4個程度のキー・パラメータを監視する
ための装置をそなえることは、有用であるであろう。こ
れらの4個のパラメータは、弓の位置と、弓の圧力と、
弓の速度と、発音点、すなわち、弓が弦と接触している
弦上の位置とである。これら4個のパラメータは、多数
の可能性を表す種々の組み合わせを提供する。
【0008】演奏技術を改善するために、変量の系統的
な評価は、バイオリンやその他の弓で演奏する弦楽器、
例えば、ビオラ、チェロ、コントラバス、ヒュ・シン
(hwu−chyn)群、弓で演奏する中国弦楽器の一
群、およびこれらと同等の楽器、の学習者に大いに助け
になるであろう。このことは、教師がいる場合または教
師がいない場合に、学習者が学習をするのを助けるであ
ろう。このような装置はさらに、学習者が楽音の生成の
仕方を理解するのを助けるであろう。これらのパラメー
タのこの装置による分析の結果に基づいて、学習者がこ
のようにしてえられたデータを見た後、最終的な調整を
学習者が行なうことができるであろう。力学的な調整が
関与している。けれども、これらはパラメータ・データ
を解釈することに基づいて行なわれる。同様に、この装
置を用いることにより、教師または学習者は、体の物理
的な動きまたは指の動きよりも、弓の動きそれ自身のパ
ラメータに集中することができる。したがって、学習者
は、弦楽器で、改良された楽音を生成することがさらに
よくできるであろう。
【0009】好ましい楽音を生成することは、従来は、
弦楽器、特にバイオリン、の演奏を学習するさいの最も
厳しい段階であった。バイオリンで良い楽音を出すため
の以前の努力は、2つの分類、すなわち、従来の方法
と、技術に基づく方法とに分けられる。極く最近まで、
バイオリン教授法での最大の努力は、熟練者の演奏を教
師として推奨することにあった。「私が教えるバイオリ
ン演奏」において、レオポルド・アウアは、1921年
に、「本当に快い楽音」は「聞き手がその発生の物理的
工程を忘れさせる程度にまで歌っている楽音」として定
義している。この抽象的な概念は、異なる学習者には意
味するものが異って捉えられることがある。このことに
関する指導として、アウアは、「学習者は、過去の偉大
な熟練者および現在の偉大なバイオリン奏者の教訓を信
頼しなければならない」と書いている。アウアは、良い
教師の説明を了解しそしてそれを保持することの贈り物
である明確でかつ完全な理解は、美しい楽音をうること
の唯一の実際的な方法である、と結論している。アウア
は、彼の本の中で、彼の先生、ヨアシム、のバイオリン
教授法を説明している。ヨアシムは、たいして手の込ん
だことをすることなしに、学習者に彼の演奏を聞きそし
て模倣することを要求した。ヨアシムは、言葉での説明
は教えるさいには不必要であることを理論づけた。した
がって、アウアは、「実技のない教育」は「愚かな教
育」であると主張した。これら2人のバイオリン熟練者
は、実地教育をする地位にある教師は学習者に対して本
源的な学習モデルである、と信じている学校に属してい
た。
【0010】これとは異って、他のより最近のバイオリ
ン教師は、バイオリンの楽音の生成に対して、より科学
的な方法を用いている。「バイオリン演奏の新しいやり
方」(第10版、初版は1961年出版)のような多く
の出版物において、有名なバイオリン教師カトー・ハー
バスは、1988年に、音の定義をさらに明細に述べて
いる。彼女は、「教師の訓練過程」の中で楽音の品質を
説明したレスリ・テイラの多くの著作のうちのいくつか
を引用して、次のように述べている。「高調波の系列に
関して非常に注目すべきことは、楽器の音色は、種々の
高調波が存在するかまたは存在しないか、または、その
相対的な強さまたは相対的な弱さ、に依存していること
である。」ハーバスはまた、楽音の品質は、その基本音
に依存するだけでなく、またその高調波にも依存してい
る、ことを述べている。彼女は、本質的に、良い楽音を
生成するのに重要なことは、高調波の種々の混合体を聴
き取ること、右利きのバイオリン奏者の場合、左手と右
腕のベース・ジョイントの良い制御を実行すること、で
あることを強調している。このことはまた、楽音生成の
問題点を解決するのに、右手と左手との間の協調の役割
りを強調している。
【0011】パーシバル・ホヂソンは、1934年に、
音響学的観点や、力学的観点および幾何学的観点の他
に、解剖学的観点から、バイオリン奏法の問題点を研究
した。彼の「運動研究とバイオリン運弓法」(米国弦楽
器教師協会)1934(1958年)において、科学的
な運動研究によって、運弓法の問題点を解決することを
試みた。いわゆる「肘、手首、・・・」学派と比べて、
それはバイオリン運弓法の研究に対して進んだ方法であ
る。けれども、バイオリンの学習者が上級の段階に到達
する前に、物理的な運動をあまりに強調することは、希
望する楽音を生成することに重点を置くのではなく、運
動それ自身の制御に学習者の重点が移ってしまうという
誤りをおかすことがある。
【0012】よく知られているバイオリン教師、イバン
・ガラミアンは、1962年に、楽音生成の問題に関し
て、沢山の著作を書いている。彼の「バイオリン演奏の
原理と教授法」(プレンテイス・ホール、ニュージャ
ジ、1962年)において、良い楽音の生成は、2つの
因子、すなわち、腕と弓の柔軟でバネのような行動、お
よび弦の長い寸法に事実上直角なストロークの運動、に
依存していることを理論づけた。ガラミアンの55頁に
より、弓のストロークの運動には、3つの基本的な因子
が関与している。(1) 弓のストロークの速さ、
(2) 弦の上で弓によって加えられる圧力、(3)
発音点、すなわち弓が弦と接触している点、の位置。
【0013】これら3つの因子は、相互に依存している
関係にある。これらの因子のうちのいずれかの1つが変
化すると、他の因子のうちの少なくとも1つは、対応し
た調整を必要とするであろう。これら3つの因子の全部
が変化する時、カラミアンにより、多数個の組み合わせ
が起こりうる。この理論はバイオリン学習者にとって理
解するのは簡単ではないかも知れないけれども、望む楽
音をうるための固有の方法を求めるのに、より合理的な
方向をわれわれに与えている。それは、この理論を適用
することは、パラメータの多数個の異なる組み合わせを
伴うからである。バイオリン学習者は、彼または彼女の
進歩の任意の与えられた段階において、一定のパラメー
タの組み合わせに習熟する力を有していないことがあ
る。
【0014】すべてのこれらの推論的な理論の観点にお
いて、このようなパラメータが発生する音にどのような
影響を及ぼすかについて、いくつかの以前の研究があ
る。バイオリンに関する楽音の発生についてのいくつか
の技術的な研究が、最近、行なわれた。これらの研究の
いくつかは、前記で引用されたバイオリン教師によって
発表された理論、およびまた他の先駆者の理論に基づい
ているように思われる。
【0015】バートン・カプランは、このような先駆者
の一人である。まるでここで完全に述べられているよう
に参考として取り込まれている、彼の米国特許第3,7
30,964号「弦楽器弓位置の教育のための方法と装
置」において、カプランは、弦楽器に取り付けられた位
置センサと、このセンサに応答する指示装置とは、弓が
好ましい位置からずれたことを学習者にどのように指示
するかについて考察している。彼のまた別の米国特許第
3,726,175号「弦楽器弓位置の教育のための装
置」において、カプランは、弓位置センサの代りに、姿
勢センサを用いた。これらのいずれの特許も、「演奏中
の弓位置」を強調している。この「演奏中の弓位置」は
「発音点」と同じである。カプランは有名なバイオリン
教師であり、そして彼の研究は「発音点」に集中してい
るので、「発音点」は重要であると思われる。
【0016】アンドレ・アスケンフェルトは、1986
年にまた、まるでここで完全に述べられているように参
考として取り込まれている論文「バイオリン演奏におけ
る弓の運動および弓の力の測定」(ジャーナル・オブ・
ザ・アクウステイカル・ソサイテイ・オブ・アメリカ、
第80巻第4号、1986年10月)に、これらの生成
パラメータの影響力を、科学的に測定するための戦略を
調べた。この研究では、通常の演奏条件の下で演奏者に
よる弓の制御を特徴づける3つのパラメータが、1つの
楽器で同時に測定された。これらの3つのパラメータを
測定する方法の概略は次の通りである。 1. 弓位置は、弓毛の中に抵抗線が埋め込まれ、一
方、バイオリンの弦が外部のホイートストン・ブリッジ
のアースに接続されることによって、測定される。弓の
中央部分が弦と接触している時、ホイートストン・ブリ
ッジが平衡するように調整される。したがって、中央以
外の弓位置は、正の信号または負の信号を与える。 2. 弓速度は、弓位置信号を時間で微分することによ
ってえられる。 3. 弓圧力は、4個のストレーン・ゲージで構成され
た弓の力を測定するためのセンサを、弓毛を弓に固定す
るための青銅の小板に取り付けることによってえられ
る。これらのゲージは、第2ホイートストン・ブリッジ
に接続される。
【0017】接触抵抗の値が変わるために、測定の精度
は低い。弓が弦を離れた後、弓が突然に弦と接触する
時、いくつかの妨害信号が生ずる。
【0018】要約をすると、バートン・カプランおよび
アンドレ・アスケンフェルトはいずれも、バイオリンの
楽音生成の状況を調べたが、結果を解釈することを試み
なかったし、またこれらのパラメータの相互関連の性質
を記録するまたは解析することを試みなかった。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】本発明の1つの目的
は、弦楽器の運弓技術を教授する、より良い方法と装置
をうることである。
【0020】本発明のまた別の目的は、弦楽器の学習者
に、彼または彼女の運弓技術の状況の客観的な指示を可
視表示する方法と装置をうることである。
【0021】本発明のさらに別の目的は、弦楽器の運弓
技術を教授するのに役立つ、運弓パラメータの実時間表
示をうることである。
【0022】本発明のこの他の目的は、本発明の詳細な
説明から明らかになるであろう。
【0023】
【課題を解決するための手段】弦楽器の運弓技術を教授
するための方法と装置は、弦楽器での楽音の生成に重要
な4個までのパラメータを監視し、そしてこれらのパラ
メータのいくつかまたは全部を、時間の関数として、表
示することである。弓の圧力と、弓の速度と、弓の位置
と、発音点とを、センサにより測定する。楽器と弓に取
り付けられたストレーン・ゲージおよび抵抗線により、
これらのパラメータに関連する信号がえられる。これら
の信号のおのおのは、必要な処理の後、アナログ・ディ
ジタル変換器に、そしてその後、パーソナル・コンピュ
ータに取り込まれる。このパーソナル・コンピュータ
は、少なくとも640キロバイトのランダム・アクセス
・メモリを有するものであることが好ましい。この装置
は、楽器が演奏されている間、これらのパラメータに関
するオンライン情報を収集し、表示し、および記憶す
る。この記憶された情報は再生することができ、それに
より、研究と分析を行なうことができる。したがって、
この装置により、異なる演奏者、例えば熟練者と初心
者、の演奏を比較することができ、および同じ演奏者の
異なる演奏を比較することができる。このような比較は
運弓技術を教えている教師にとって有用であり、および
このような比較は良い楽音の発生のさせ方を学習してい
る学習者にとって有用である。
【0024】
【実施例】図1は、本発明を実施する装置の機能ブロッ
ク線図である。図1において、バイオリン10は弦楽器
として示されている。バイオリンは弦楽器の1つの例と
して示されている。それは、本発明は、ビオラ、チェ
ロ、ベース・ビオル、ダブル・ベース、ヒュ・シン群の
メンバ、およびこれらと同等の他の弦楽器の運弓法を教
授するのにも同様によく機能するからである。位置セン
サ12が、弓14に取り付けられる。この位置センサ1
2により、バイオリン10の弦18の上での弓14の位
置を示す信号が、線路16にえられる。図1では、図面
を明確にするために、1本の弦18だけが示されてい
る。1本以上の弦について測定を行なうことは可能であ
るが、通常は、教授の目的のためには1本の弦で十分で
あるであろう。したがって、典型的な教授用設備では、
4本の弦のうち、1本の測定用弦を有するであろう。位
置センサ12は、典型的には、弓毛22に沿って取り付
けられた1本の抵抗線20である。弓14の1つの端部
と運弓点位置との間の電気抵抗値と、この運弓点位置と
弓14の他の端部との間の電気抵抗値とを比較すること
により、運弓点位置を知ることができる。
【0025】線路16はブリッジ24に接続される。プ
リッジ24は、弓14に対する接触点26の距離に比例
する電気信号を生ずる。この電気信号はアナログ・ディ
ジタル(A/D)変換器30に送られ、そして弓の位置
を表すディジタル信号がえられる。ブリッジ24からの
信号はまた、微分器32に送られる。微分器32は信号
を時間に関して微分し、弓14の弦18に対する速度に
比例するアナログ信号を生ずる。このアナログ信号はA
/D変換器34に送られ、弓の速度を表すディジタル信
号を生ずる。この速度の代数的符号のとり方は任意であ
るが、弓を弾く手が弓14をバイオリン10に向けて動
かしている時の速度を正にとるのが便利である。
【0026】弓14からまた別の信号が、ストレーン・
ゲージ40からえられる。このストレーン・ゲージ40
は、弓毛42の中の張力を測定するために、弓14の中
に取り付けられる。この信号は、線路44を通して、変
換器46に送られる。バイオリン10の弦の張力は、バ
イオリン10の緒止板56に取り付けられたストレーン
・ゲージ54によって測定され、そしてこのストレーン
・ゲージ54で生じた信号は、線路58を通して、変換
器46に送られる。変換器46は線路44の信号と線路
58の信号を増幅し、そしてこれらの信号を結合して、
弾く力を表す複合信号を生ずる。この複合信号はA/D
変換器60に送られ、そして弾く力を表すディジタル信
号を生ずる。
【0027】発音点、すなわち、弦18と弓14とが接
触している点は、多くの方法で測定することができる。
本発明を実施するために構成された装置では、発音点
は、弓14と物理的に接触することによって移動する、
滑り抵抗器64によって測定される。この滑り抵抗器6
4により生じた信号は、線路66を通して、ブリッジ6
8に送られ、そこでアナログ信号が生ずる。このアナロ
グ信号はA/D変換器70に送られ、そこで発音点を表
すディジタル信号が生ずる。
【0028】A/D変換器30,34,60、および7
0は、マイクロコンピュータ76に接続され、そこで信
号の処理が行なわれる。マイクロコンピュータ76はパ
ーソナル・コンピュータであってもよいが、少なくとも
640キロバイトのランダム・アクセス・メモリを有す
るコンピュータであることが好ましい。図1において、
マイクロコンピュータ76を制御するための制御装置7
8が概略的に示されている。記憶装置80は、典型的に
は、付随する駆動装置をそなえたハード・ディスクとデ
ィスケットの両方を有する。表示装置は、典型的には、
監視用陰極線管であり、カラー監視装置であることが好
ましい。印刷装置84は紙上に記録するためのものであ
る。
【0029】本発明の装置はまた、音楽を演奏する運弓
法を記述する情報と一緒に、以前に記録されたこの音楽
を演奏するのにも用いることができる。したがって、こ
のような情報が記憶装置80の中に記録される時、この
情報をマイクロコンピュータ76を通して、ディジタル
・アナログ(D/A)変換器86に送り、そこでアナロ
グ信号に戻すことができる。このアナログ信号は、増幅
器88に送られ、そしてそれからスピーカ90に送られ
る。演奏を聞き、一方、その音を発生している運弓を記
述する信号をみることができることは、教授と学習の助
けになる。芸術家の教師の演奏を聞き、そしてその運弓
法を記述する信号を見る機会は、正しい運弓法を学習す
るまた別の形式の手助けとなる。
【0030】図2は本発明を実施するのに用いられる器
具装置の概略立体図である。図2において、弦18の上
の弓14の位置を示すために、図1のバイオリン10
に、ライダ104を取り付けることができる。ライダ1
04は、滑り線抵抗器106の上の位置を示し、そして
この位置はブリッジ測定またはそれと同等の測定によっ
て決定することができる。弾いている位置を測定するた
めに、導線108が図1の抵抗線20と電気的に接触す
る。弓14の中のストレーン・ゲージ110は信号を生
ずる。この信号は、弦18をバイオリン10に取り付け
る装置の一部分であるストレーン・ゲージ112が生ず
る信号と、組み合わされる。ストレーン・ゲージ110
とストレーン・ゲージ112とが生ずる信号を組み合わ
せることにより、弓を弾く力を表す信号がえられる。
【0031】弓の発音位置を検出するためにライダを用
いると、それは演奏者の妨げになることがある。これと
はまた異なる方法として、感光性の検出器の直線状配列
体を、弦楽器の運弓領域内の弦の下に埋込む、または別
の方法で取り付けることができる。これは、光スキャナ
に用いられるような高分解能CCD(電荷結合装置)の
直線配列体であるか、または比較的低度技術の小形光検
出器の配列体であることができる。1個または複数個の
LED(発光ダイオード)によって駆動され、かつ、L
EDの特性色で全長にわたって発光する、少数個(3個
ないし5個)の光ファイバを、弓毛の中に光源としてそ
なえることができる。この光ファイバの像を光センサの
上に結ばせるためには、整合した光学装置が必要であ
る。この光学装置は、光を収束するための焦点距離の短
い円柱レンズと、室内光による背景雑音を遮断するため
のLEDの色を中心とする帯域フィルタとを有する。演
奏状態では、任意の1つの時刻には、これらの検出器の
うちの1個または2個だけが作動するであろう。このこ
とにより、発音点の位置を測定することができる。
【0032】図3は、本発明を実施するさい、マイクロ
コンピュータ76を制御するために、マイクロコンピュ
ータ76に設置されるプログラムの流れ図である。図3
において、開始ブロック120は、ブロック122をイ
ネーブルにする。ブロック122は、観測された特性値
と比較特性値との間の受け入れ可能な差を、予め定めら
れた値として定める。ブロック124は、図1に示され
たようにしてえられた、演奏者の運弓パラメータ信号を
呼び出す。それから、ブロック130は、記憶されたパ
ラメータ値と演奏者によって作られた値との間の差の計
算を命令する。表示制御部132は、図1の表示装置8
2の上に、時間の関数として、この差の表示を要求し、
そしてまた、図1の記憶装置80の中に、これらの差の
記憶を要求する。次に、判定ブロック134において、
観測されたパラメータの差のおのおのが、ブロック12
2で入れられた予め定められた差の値よりも小さいかど
うかが検査される。もしそれが小さくないならば、ブロ
ック136はビーという音を発生することを要求し、そ
して判定ブロック138は、制御キーが停止を要求する
かどうかを検査する。もし制御キーが動作するならば、
判定ブロック138は停止ブロックを呼び出し、そして
プログラムは停止する。もし制御キーが動作しないなら
ば、そしてもしパラメータの差が予め定められた値より
も小さいまたは等しいことを判定ブロック134が見出
すならば、判定ブロック142は、音楽が終了したかど
うかを検査する。もし音楽が終了していないならば、制
御はブロック124に戻り、そしてサイクルが繰り返さ
れる。もし音楽が終了であるならば、制御は停止ブロッ
ク140に戻り、そしてプログラムは停止する。
【0033】前記プログラムは、音楽の生演奏、または
もし演奏と比較すべきデータ・ファイルが入力されてい
ないならば、以前に記録された演奏の発表、のいずれの
表示をまた制御するであろうことは明らかである。この
場合には、演奏の妨害とならないように、ブロック13
6は、通常、デイスエーブルにされるであろう。
【0034】図4は、本発明の装置でえられるパラメー
タを時間に対して示した図であり、そして図5は、演奏
されているもの、およびそのタイミングを示す楽譜であ
る。図4において、熟練したバイオリン奏者が、図5に
示されているように、音階を上るおよび下る演奏を行っ
ている。曲線86は弓の位置を示し、曲線88は弓の速
度に負号を付けたものを示し、そして曲線90は弓の圧
力を示す。図4を概略的に見てみると、弓速度と弓圧力
は、各音符に対し、長くてゆっくりした運弓期間中は比
較的一定であることがわかり、および、上る音階は下る
音階のものと非常に近いパラメータで演奏されているこ
とがわかる。図4の曲線からわかるこれらの観察および
その他の観察は、学習者にとって運弓技術を改善するの
に役立つであろう。
【0035】図6は、音楽のいくつかの小節を演奏した
さいにえられたパラメータを時間に対して示したもので
あり、そして図7は、同じ時間基準に対して、図6で演
奏された音楽の楽譜を示す。この音楽は、ブルッフのト
短調のバイオリン小協奏曲の始めの楽句である。図6に
おいて、曲線94は発音点を示したもので、演奏の選定
された部分の大部分において、ほぼ一定である。曲線9
6は弓の位置を示し、そして曲線98は弓の速度を一緒
に示す。これらの曲線により、弓がどこにあって、そし
て弓がどのように動いているかを、バイオリンの教師に
知らせる。曲線100は弓の圧力を示す。これらの曲線
により、演奏者の運弓技術に関する有用な情報がえられ
る。
【0036】図8〜図11は、開放弦での2個の音符の
時間順序での4つの演奏からえられた、弓位置、弓速
度、および弓圧力を、時間に対して示したものである。
このことは、弦が左手の指で押えられていないことを意
味する。音符のおのおのは8拍子に保たれ、そしてそれ
は約8秒の時間である。時間に対するこれらの曲線のお
のおのの最初の部分は、下行き弓奏法の場合を表し、そ
して第2の部分は上行き弓奏法の場合を表す。図8は第
1演奏であって、下記で示されるバイオリンの持続され
た定常的運弓と対照的に、バイオリンの非定常的運弓の
演奏である。図8において、曲線210は弓の位置を示
し、曲線212は弓の速度を示し、そして曲線214は
弓の圧力を示す。これらはすべて時間の関数として表さ
れている。図9は同じ2つの音符の第2演奏であり、最
初の8秒間の下行き弓奏法に改良がみられるが、第2の
半分の上行き弓奏法には滑らかさが欠けている。図9に
おいて、曲線218は弓の位置を表し、曲線220は弓
の速度を表し、そして曲線222は弓の圧力を表す。図
10は第3演奏を表す。ここで、曲線226は弓の位置
を表し、曲線228は弓の速度を表し、そして曲線23
0は弓の圧力を表す。図10には、全体としての速度と
圧力の制御に運弓法に改良が示されているが、Hで示さ
れた領域は弓制御に弱さが見られる。図11は、同じ2
つの音符の時間順序における第4の最後の演奏である。
曲線234は弓の位置を表し、曲線236は弓の速度を
表し、そして曲線238は弓の圧力を表す。これらの曲
線はすべて、時間の関数として示されている。図10
は、前の3つの図よりも全体的に良い運弓法であること
を表している。
【0037】図4と図6〜図9の曲線は、コンピュータ
・モニタの上などに実時間で表示される時、有用である
ことは明らかであり、およびカラー・モニタのに実時間
曲線または記憶された曲線のいずれかで表示される時、
特に有用であることは明らかである。このカラーの場合
には、理解を容易にするために、異なる曲線は異なるカ
ラーで表示することができる。これらの曲線はまた、後
での分析のために、および学習者がさらに訓練をした後
でえられるこのような曲線と比較するために、記録する
ことができる。教師が演奏した時の曲線を記憶すること
ができ、そして学習者用の比較の基準として回覧するこ
とができる。学習者は楽節を何回も繰り返すことがで
き、そして彼および彼女の記録されたパラメータの一貫
性を観察することができ、および記録されたパラメータ
の形と生成された楽音の品質との関連を観察することが
できる。
【0038】前記で示された本発明の実施例は、その最
も良い態様で本発明を実施する例を示したものである。
これらの実施例は本発明の範囲限定するために示したも
のではない。本発明は特許請求の範囲およびそれらと同
等のものによってのみ限定されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施するための装置の機能ブロック線
図。
【図2】本発明を実施するのに用いられる器具装置の概
要立体図。
【図3】本発明のマイクロコンピュータを制御するため
のプログラムの流れ図。
【図4】本発明の装置でえられたパラメータを時間の関
数として示した図。
【図5】演奏されている楽譜であって、図4とのタイミ
ングを示した図。
【図6】音楽の1つの楽節を演奏する間にえられたパラ
メータを時間の関数として示した図。
【図7】図6で演奏されている音楽を同じ時間目盛で示
した音節の図。
【図8】同じ学習者による同じ選定部分の順次の演奏か
らえられた弓の速度を時間の関数として示した図。
【図9】同じ学習者による同じ選定部分の順次の演奏か
らえられた弓の速度を時間の関数として示した図。
【図10】同じ学習者による同じ選定部分の順次の演奏
からえられた弓の速度を時間の関数として示した図。
【図11】同じ学習者による同じ選定部分の順次の演奏
からえられた弓の速度を時間の関数として示した図。
【符号の説明】
12 位置センサ 40,54 圧力センサ 20,64 運弓位置センサ 24 第1ブリッジ 46 変換器 68 第2ブリッジ 32 微分器 30,34,60,70 アナログ・ディジタル変換器 76 マイクロコンピュータ 82 監視装置 80 記憶装置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弦楽器の弦の上で弓を用いて楽音を発生
    することを教授するおよび学習するのに役立つ情報をう
    るかつその情報を表示する方法であって、 イ. 前記弓の運弓点の位置にアナログな第1電気信号
    を発生する段階と、 ロ. 前記弓の速度にアナログな第2電気信号を発生す
    る段階と、 ハ. 前記弦の上の前記弓の圧力にアナログな第3電気
    信号を発生する段階と、 ニ. 前記弦の上の前記弓の発音点にアナログな第4電
    気信号を発生する段階と、 ホ. 前記第1電気信号と、前記第2電気信号と、前記
    第3電気信号と、前記第4電気信号とを、ディジタル信
    号に変換する段階と、 ヘ. 前記ディジタル信号をマイクロコンピュータに送
    る段階と、 ト. 前記ディジタル信号の表示を時間の関数としてう
    るために前記送られてきたディジタル信号を前記コンピ
    ュータの中で処理する段階と、 チ. 前記ディジタル信号を時間の関数として表示する
    段階と、を有する前記方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記ディジタル信号
    を記憶する段階をさらに有する前記方法。
  3. 【請求項3】 請求項l1こおいて、 イ. 以前に生じたディジタル信号を記憶する段階と、 ロ. 前記表示されたディジタル信号と前記記憶された
    信号とを比較する段階と、 ハ. 前記比較に基づいて学習者に訂正の実行を勧める
    段階と、 をさらに有する前記方法。
  4. 【請求項4】 請求項2において、 イ. 以前に生じたディジタル信号を記憶する段階と、 ロ. 前記記憶されたディジタル信号を以前に生じた前
    記記憶されたディジタル信号と比較する段階と、 ハ. 前記記憶されたディジタル信号を生じた学習者に
    訂正の実行を勧める段階と、 をさらに有する前記方法。
  5. 【請求項5】 弦楽器の弦の上の弓を用いて楽音を発生
    することを教授するおよび学習するのに役立つ装置であ
    って、 イ. 前記弓の位置を表す第1電気的パラメータをうる
    ために前記弓の中に配置された位置センサと、 ロ. 前記弓の上の圧力を表す第2電気信号をうるため
    に前記弓の中におよび前記弦楽器の中に配置された圧力
    センサと、 ハ. 運弓位置を表す第2電気的パラメータをうるため
    に前記弦楽器の上に配置された運弓位置センサと、 ニ. 前記位置センサに接続されて前記第1電気パラメ
    ータを第1電気信号へ変換することを行なう第1ブリッ
    ジと、 ホ. 前記圧力センサに接続されて前記第2電気的パラ
    メータを第2電気信号へ変換することを行なう変換器
    と、 ヘ. 前記運弓位置センサに接続されて前記第2パラメ
    ータを第3電気信号へ変換することを行なう第2ブリッ
    ジと、 ト. 前記第1ブリッジに接続されて前記第1電気信号
    を受け取りかつ前記受け取られた第1電気信号を微分し
    て微分された第1電気信号を生ずる微分器と、 チ. 前記ブリッジと前記微分器と前記変換器とのおの
    おのに接続されて前記第1電気信号と前記第2電気信号
    と前記第3電気信号と前記微分された第1電気信号のお
    のおののディジタル変換された信号を生ずるアナログ・
    ディジタル変換器と、 リ. 前記アナログ・ディジタル変換器のおのおのに接
    続されて前記アナログ・ディジタル変換器からの信号の
    前記デイジタル変換された信号を受け取りかつ処理を行
    なうマイクロコンピュータと、 ヌ. 前記マイクロコンピュータに接続されて前記アナ
    ログ・ディジタル変換器からの前記信号の前記ディジタ
    ル変換された信号を時間の関数として表示する監視装置
    と、 ル. 前記信号の前記ディジタル変換された信号を記憶
    しかつ前記マイクロコンピュータに接続された装置と、
    を有する前記装置。
  6. 【請求項6】 請求項5において、 イ. 前記マイクロプロセッサに接続されて前記マイク
    ロプロセッサからディジタル信号を受け取りかつ前記デ
    ィジタル信号をアナログ信号に変換するディジタル・ア
    ナログ変換器と、 ロ. 前記ディジタル・アナログ変換器に接続されて前
    記アナログ信号を受け取りかつ増幅する増幅器と、 ハ. 前記増幅器に接続されて前記増幅されたアナログ
    信号を可聴音声に変換するスピーカと、 を有する前記装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008008924A (ja) * 2006-06-27 2008-01-17 Yamaha Corp 電気弦楽器システム
JP2013186215A (ja) * 2012-03-07 2013-09-19 Casio Comput Co Ltd 習熟度判定装置、習熟度判定方法及びプログラム
WO2023243293A1 (ja) * 2022-06-15 2023-12-21 ヤマハ株式会社 演奏モーション推定方法および演奏モーション推定装置

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