JP2013186215A - 習熟度判定装置、習熟度判定方法及びプログラム - Google Patents

習熟度判定装置、習熟度判定方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】仮想の楽器演奏を行う場合に、演奏の習熟度を分かりやすく示すことのできる楽音発生装置を提供する。
【解決手段】楽音発音装置1に、演奏者が保持可能なスティック部10と、演奏者がスティック部10を用いて演奏操作を行う毎に、所定の楽音の発生を指示する発音制御部311と、演奏操作がなされる毎に、当該各演奏操作の状態を検知する検知するカメラユニット部20と、このカメラユニット部20により検知された各演奏操作の状態のばらつき度合を検出するばらつき検出部312と、このばらつき検出部312による検出結果に基づいて、演奏者の演奏操作の習熟度を判定する習熟度判定部313と、この習熟度判定部313による判定結果を報知する表示装置351と、を備えた。
【選択図】図8

Description

本発明は、楽音発生装置に関するものである。
従来、演奏者(ユーザ)の演奏操作を検知すると、演奏操作に応じた電子音(楽音)を発音する楽音発生装置(楽器ゲーム装置)が提案されている(例えば、特許文献1参照)。また、こうした電子音を発音させる装置において、演奏者が打楽器のスティックに相当する部材(コントローラ)を手に持って振る動作を行うと、それに応じて打楽器音を発音する装置(バーチャルドラム装置)も知られている(例えば、特許文献2参照)。このような装置では、コントローラにセンサを設け、演奏者がこの部材を手で保持して振ると、センサがその動作を検知し、この検知結果に応じた打楽器音を発音させるように構成されている。
例えば打楽器等の現実の楽器は、重量も重く、設置に広いスペースを要することから、自宅等で手軽に演奏や練習を行うことが難しい。
この点、演奏者の演奏操作を検知し、これに応じた楽音を発生させて、仮想の楽器演奏を行う楽音発生装置によれば、現実の楽器を必要とせずに当該楽器の楽音を発音させることができるため、演奏場所や演奏スペースに制約を受けずに手軽に演奏を楽しむことができる。
特許3599115号公報 特許4586525号公報
しかしながら、このような仮想の楽器演奏を行う装置は、現実には何も存在しない空間で所定の演奏エリアを叩く等の演奏操作を行うことで所定の楽音を発生させるものである。このため、演奏に慣れるまでは、どこで操作を行えば所望の音を発音させることができるのか、自分が正しい演奏エリアで操作することができているのか否か等が分かりにくく、適切な演奏操作を習得することが難しいという問題がある。
本発明は以上のような事情に鑑みてなされたものであり、仮想の楽器演奏を行う場合に、演奏の習熟度を分かりやすく示すことのできる楽音発生装置を提供することを目的とするものである。
前記課題を解決するために、本発明の楽音発生装置は、
演奏者が保持可能な演奏操作子と、
演奏者が前記演奏操作子を用いて演奏操作がなされる毎に、所定の楽音の発生を指示する楽音発生指示手段と、
前記演奏操作がなされる毎に、当該各演奏操作の状態を検知する検知する検知手段と、
この検知手段により検知された各演奏操作の状態のばらつき度合を検出するばらつき検出手段と、
このばらつき検出手段による検出結果に基づいて、前記演奏者の演奏操作の習熟度を判定する習熟度判定手段と、
この習熟度判定手段による判定結果を報知する報知手段と、
を備えていることを特徴としている。
本発明によれば、仮想の楽器演奏を行う場合に、演奏者に演奏の習熟度を分かりやすく示すことができるとの効果を奏する。
(A)は、本発明に係る楽音発生装置の一実施形態の概要を示す図であり、(B)は、本実施形態における仮想のドラムセットを示した図である。 図1に示すスティック部のハードウェア構成を示すブロック図である。 図1に示すスティック部の斜視図である。 図1に示すカメラユニット部のハードウェア構成を示すブロック図である。 図1に示すセンターユニット部のハードウェア構成を示すブロック図である。 モーションセンサ部の垂直方向の加速度の変化を表わした図である。 (A)は、スティック部で仮想の打楽器の打面の操作目標位置を打撃した様子を示す模式図であり、(B)は、仮想の打楽器の打面をスティック部で複数回打撃した場合の操作位置を示す模式図である。 (A)は、仮想の打楽器の打面をスティック部で10回打撃した場合の操作位置を示す模式図であり、(B)は、(A)に示す演奏操作が行われた場合の表示装置の習熟度表示の一例を示す平面図である。 (A)から(C)は、仮想の打楽器の打面をスティック部で複数回打撃した場合の表示装置の操作位置の表示例を示す平面図である。 スティック部の処理の流れを示すフローチャートである。 カメラユニット部の処理の流れを示すフローチャートである。 センターユニット部の処理の流れを示すフローチャートである。 スティック部の表示装置に習熟度表示が行われる例を示す斜視図である。
[第1の実施形態]
以下、本発明の第1の実施形態について、図面を用いて説明する。なお、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。
[楽音発生装置の概要]
まず、図1(A)及び図1(B)を参照して、本発明に係る楽音発生装置の一実施形態の概要について説明する。
図1(A)は、本実施形態に係る楽音発生装置の装置構成の概要を示す図である。
図1(A)に示すように、本実施形態の楽音発生装置1は、スティック部10A、10Bと、カメラユニット部20と、センターユニット部30と、を含んで構成されている。なお、本実施形態の楽音発生装置1は、2本のスティックを用いた仮想的なドラム演奏を実現するため、2つのスティック部10A、10Bを備えることとしているが、スティック部の数はこれに限られず、1つとしてもよく、3つ以上としてもよい。なお、以下では、スティック部10A、10Bを区別しない場合には、両者を総称して「スティック部10」と称する。
スティック部10は、長手方向に延在する棒状の部材であり、演奏者が保持可能である演奏操作子として機能する。すなわち、演奏者は、スティック部10の一端(根元側)を手に持ち、手首等を中心とした振り上げ振り下ろし動作を行うことにより、演奏操作を行う。
このような演奏者の演奏操作を検知するため、本実施形態では、スティック部10の他端(先端側)に、加速度センサなどの各種センサ(後述のモーションセンサ部14、図2参照)が設けられている。
各種センサによって検知された検知結果(例えば各種センサによって取得された生データ等)が、センターユニット部30に送信されるようになっている。
また、スティック部10の先端側には、マーカー部15が設けられており、撮像時にカメラユニット部20がスティック部10の先端を容易に判別可能であるように構成されている。
カメラユニット部20は、スティック部10を保持して演奏操作を行う演奏者の動画を所定のフレームレートで撮像する撮像部24(例えば光学式のカメラ、図4参照)等を備える撮像装置であり、本実施形態において、カメラユニット部20は、演奏操作がなされる毎に、当該各演奏操作の状態を検知する検知する検知手段として機能する。
本実施形態では、検知手段としてのカメラユニット部20は、演奏操作子であるスティック部10(より具体的にはスティック部10のマーカー部15)を被写体とする撮像画像を撮像部24によって撮像するとともに、スティック部10(演奏操作子)が演奏操作がなされるタイミング毎に、当該撮像画像平面上におけるスティック部10(演奏操作子)の位置座標を検知する位置検知手段としてのカメラ制御部21を有し、当該検知された演奏操作毎のスティック部10(演奏操作子)の位置座標夫々を、各演奏操作の状態として検知するようになっている。
センターユニット部30は、スティック部10から各種センサ(後述のモーションセンサ部14)によって検知された検知結果を受信すると、この検知結果及び当該検知結果受信時におけるマーカー部15の位置座標データに応じて、所定の楽音を発音手段である発音部36のスピーカ等の音声出力部362から発音させる。
具体的には、センターユニット部30は、その記憶手段であるROM(後述する)等に、カメラユニット部20の撮像空間に対応付けて、図1(B)に示すような仮想のドラムセットDの位置座標データを記憶している。センターユニット部30は、当該仮想のドラムセットDの位置座標データとモーションセンサ部14による検知結果受信時におけるマーカー部15の位置座標データとに基づいて、スティック部10が打撃した楽器を特定し、当該楽器に対応する所定の楽音を発音させる。
また、本実施形態では、検知手段としてのカメラユニット部20により検知された各演奏操作の状態のばらつき度合を検出し、この検出結果に基づいて、演奏者の演奏操作の習熟度を判定する。
以下、本実施形態に係る楽音発生装置1について具体的に説明する。
[楽音発生装置1の構成]
まず、図2から図5を参照して、本実施形態における楽音発生装置1を構成するスティック部10、カメラユニット部20及びセンターユニット部30の構成について詳細に説明する。
図2は、スティック部10のハードウェア構成を示すブロック図であり、図3は、スティック部10の斜視図であり、図4は、カメラユニット部20のハードウェア構成を示すブロック図であり、図5は、センターユニット部30のハードウェア構成を示すブロック図である。
[スティック部10の構成]
図2に示すように、スティック部10は、CPU(Central Processing Unit)等で構成されるスティック制御部11と、ROM(Read Only Memory)12と、RAM(Random Access Memory)13と、モーションセンサ部14と、マーカー部15と、データ通信部16と、を含んで構成されている。また、スティック部10は、各部に電源を供給する図示しない電源部を備えている。
ROM12は、スティック制御部11の実行する各種処理の処理プログラムを格納している。
また、ROM12は、マーカー部15の発光制御に用いるマーカー特徴情報を格納している。
ここで、マーカー特徴情報とは、同じ撮像空間に複数のマーカー部15が存在している場合に、各マーカー部15(本実施形態では、スティック部10Aの第1マーカーとスティック部10Bの第2マーカー)を区別するための情報であり、例えば、発光時の形状、大きさ、色相、彩度、あるいは輝度に加え、発光時の点滅スピードなどを用いることができる。スティック部10が複数ある場合には、各スティック部10はそれぞれ異なるマーカー特徴情報を有しており、各マーカー特徴情報にしたがった発光制御が行われるようになっている。
RAM13は、モーションセンサ部14が出力した各種センサ値等、処理において取得され又は生成された値を格納する。
スティック制御部11は、スティック部10全体の制御を実行するものである。
例えば、モーションセンサ部14から検知結果としてのセンサ値(以下、これを「モーションセンサデータ」と称する。)が出力されると、このモーションセンサデータを、データ通信部16を介してセンターユニット部30に送信する等、センターユニット部30との間の通信制御を行う。
また、スティック制御部11は、マーカー特徴情報をROM12から読み出し、当該マーカー特徴情報にしたがって、マーカー部15の発光制御を行う。前述のように、複数のスティック部10A,10Bがある場合には、各スティック部10A,10Bはそれぞれ異なるマーカー特徴情報にしたがった発光制御が行われる。これは、カメラユニット部20の撮像部24によって撮像された画像から、スティック部10Aのマーカー部15(第1マーカー)と、スティック部10Bのマーカー部15(第2マーカー)とを区別して検出できるようにするためである。すなわち、スティック部10が複数ある場合に、マーカー部15が同じように発光すると、カメラユニット部20で撮影した際に、各マーカー部15がいずれのスティック部10のものであるか判別できないおそれがある。このため、スティック部10Aのスティック制御部11及びスティック部10Bのスティック制御部11がそれぞれ異なるマーカー特徴情報を読み出し、これにしたがってマーカー部15の発光制御を行うことで、各マーカー部15の発光を異ならせ、両者の区別を容易としている。
なお、スティック制御部11によって行われる制御はこれに限定されず、例えば、センターユニット部30からの指示又はモーションセンサ部14による検知結果であるセンサ値(モーションセンサデータ)等に基づいて、マーカー部15の点灯/消灯等の発光制御を行うようにしてもよい。
モーションセンサ部14は、例えばスティック部10の内部に設けられ、スティック部10の状態(例えば、振り下ろし位置、振り下ろし速度、振り下ろし角度等)を検知するための各種センサであり、モーションセンサ部14は、検知結果として所定のセンサ値(モーションセンサデータ)を出力する。モーションセンサ部14によって検知された検知結果(モーションセンサデータ)は、データ通信部16を介してセンターユニット部30に送信される。
ここで、モーションセンサ部14を構成するセンサとしては、例えば、加速度センサ、角速度センサ及び磁気センサ等を用いることができる。
加速度センサとしては、X軸、Y軸、Z軸の3つの軸方向のそれぞれに生じた加速度を出力する3軸センサを用いることができる。なお、X軸、Y軸、Z軸については、図3に示すように、スティック部10の長手方向の軸と一致する軸をY軸とし、加速度センサが配置された基板(図示せず)と平行で、かつ、Y軸と直交する軸をX軸とし、X軸及びY軸と直交する軸をZ軸とすることができる。加速度センサは、X軸、Y軸、Z軸のそれぞれの成分の加速度を取得するとともに、それぞれの加速度を合成したセンサ合成値を算出することとしてもよい。
本実施形態において、楽音発生装置1を用いて演奏を行う場合、演奏者は、スティック部10の一端(根元側)を保持し、手首などを中心としてスティック部10の他端(先端側)を上下動させる振り上げ振り下ろし動作を行うことで、スティック部10に対して回転運動を生じさせる。ここで、スティック部10が静止している場合には、加速度センサは、センサ合成値として重力加速度1Gに相当する値を算出し、スティック部10が回転運動をしている場合には、加速度センサは、センサ合成値として重力加速度1Gよりも大きな値を算出する。なお、センサ合成値は、例えば、X軸、Y軸、Z軸の成分の加速度のそれぞれの2乗の総和の平方根を算出することで得られる。
また、角速度センサとしては、例えば、ジャイロスコープを備えたセンサを用いることができる。本実施形態において、角速度センサは、図3に示すように、スティック部10のY軸方向の回転角501やスティック部10のX軸方向の回転角511を出力するようになっている。
ここで、Y軸方向の回転角501は、演奏者がスティック部10を持ったとき、演奏者から見た前後軸の回転角であるため、ロール角と称することができる。ロール角は、X−Y平面が、どの程度X軸に対して傾けられたかを示す角度502に対応し、演奏者がスティック部10を手に持って、手首を軸にして左右に回転させることにより生じる。
また、X軸方向の回転角511は、演奏者がスティック部10を持ったとき、演奏者から見た左右軸の回転角であるため、ピッチ角と称することができる。ピッチ角は、X−Y平面が、どの程度Y軸に対して傾けられたかを示す角度512に対応し、演奏者がスティック部10を手に持って、手首を上下方向に振ることにより生じる。
なお、図示は省略しているが、角速度センサは、Z軸方向の回転角も併せて出力することとしてもよい。このとき、Z軸方向の回転角は、基本的にはX軸方向の回転角511と同じ性質を有し、演奏者がスティック部10を手に持って、手首を左右方向に振ることにより生じるピッチ角である。
また、磁気センサとしては、図3に示すX軸、Y軸、Z軸の3軸方向の磁気センサ値を出力可能なセンサを用いることができる。このような磁気センサからは、磁石による北(磁北)を示すベクトルが、X軸方向、Y軸方向、Z軸方向のそれぞれについて出力される。出力される各軸方向の成分は、スティック部10の姿勢(向き)によって異なるため、これらの成分から、スティック制御部11は、スティック部10のロール角やX軸方向及びZ軸方向の回転角を算出することができる。
ここで、図6を参照しつつ、モーションセンサ部14によって検知される検知結果(モーションセンサデータ)について説明する。なお、ここでは、上記各種センサのうち加速度センサによる検知結果を示す。
演奏者がスティック部10を用いて演奏を行う場合、一般には、現実の楽器(例えば、ドラム)を打つ動作と同様の動作を行う。このような(演奏)動作では、演奏者は、まずスティック部10を振り上げ、それから仮想的な楽器の打面(演奏面)に向かって振り下ろす。そして実際には打面が存在していないため、演奏者は、スティック部10を仮想的な楽器に打ちつける寸前に、スティック部10の動作を止めようとする力を働かせる。
図6は、このようなスティック部10を用いて演奏操作を行った場合のモーションセンサ部14の垂直方向の加速度の変化を表わした図であり、スティック部10からセンターユニット部30に送信されるモーションセンサデータの一例を示すものである。
なお、垂直方向の加速度とは、水平面に対する垂直方向の加速度を意味し、Y軸成分の加速度から分解し算出することとしてもよく、Z軸方向の加速度(ロール角によってはX軸方向の加速度)から分解し算出することとしてもよい。また、図6において、マイナスの加速度は、スティック部10に加わる下向き方向の加速度を示し、プラスの加速度は、スティック部10に加わる上向き方向の加速度を示す。
スティック部10が静止している状態(図6中aで示される部分)であっても、スティック部10には重力加速度が加わっているため、重力加速度に逆らう形で静止するスティック部10のモーションセンサ部14は、垂直下向き、つまりマイナス方向の一定の加速度を検出する。なお、スティック部10に加わる加速度が0となるのは、スティック部10が自由落下している状態のときである。
次に、図6中bで示す区間のように、スティック部10が静止している状態において、振り上げ動作に伴い演奏者がスティック部10を持ち上げると、重力加速度に対してより逆らう方向に動作することになるため、スティック部10に加わる加速度はマイナス方向に増加する。その後静止させようとして持ち上げる速度を減少させると、加速度は、マイナス方向からプラスの方向に転換し、振り上げ動作が最高速に到達した時点(図6中のp1参照)での加速度は重力加速度のみ(すなわち、重力加速度1G)になる。
次に、図6中cで示す区間のように、振り上げ動作によりスティック部10が頂点に達すると、演奏者はスティック部10の振り下ろし動作を行う。振り下ろし動作では、スティック部10は、重力加速度に従う方向に動作することになるため、スティック部10に加わる加速度は、重力加速度よりもプラス方向に増加する。その後、振り下ろし動作が最高速に到達すると、スティック部10には、再び重力加速度のみ(すなわち、重力加速度1G)が加わる状態となる(図6中のp2参照)。
この後、図6中dで示す区間のように、再びスティック部10に対して振り上げ動作を行うと、加わる加速度はマイナス方向に増加し、振り上げ動作を静止させようとすると、加わる加速度はマイナス方向からプラス方向に転じる。
演奏操作が続いている間、演奏者によるスティック部10の振り上げ振り下ろし動作にしたがって、図6に示したような加速度の変化が繰り返され、この加速度の変化がモーションセンサ部14によって検知される。
図2に戻り、マーカー部15は、スティック部10の先端側に設けられた、例えば、LEDなどの発光体であり、スティック制御部11からの制御に応じて発光及び消灯する。
具体的には、マーカー部15は、スティック制御部11がROM12から読み出したマーカー特徴情報に基づいて発光する。前述のように、スティック部10Aのマーカー特徴情報と、スティック部10Bのマーカー特徴情報とは異なるように設定されている。このため、後述するように、カメラユニット部20は、スティック部10Aのマーカー部(第1マーカー)とスティック部10Bのマーカー部(第2マーカー)とを判別することができ、それぞれの位置座標を、いずれのスティック部10のものかを区別して取得することができる。
データ通信部16は、少なくともセンターユニット部30との間で所定の無線通信を行う。所定の無線通信は、任意の方法で行うこととしてよく、本実施形態では、赤外線通信によりセンターユニット部30との間での無線通信を行う。なお、データ通信部16は、カメラユニット部20との間で無線通信を行うこととしてもよく、また、スティック部10A及びスティック部10Bとの間で無線通信を行うこととしてもよい。また、データ通信部16による通信方式は無線通信に限定されない。例えばスティック部10とセンターユニット部30等とをケーブルにより接続し、データ通信部16により有線通信を行う構成としてもよい。
[カメラユニット部20の構成]
次に、図4を参照して、カメラユニット部20の構成について説明する。
カメラユニット部20は、CPU等で構成されるカメラ制御部21と、ROM22と、RAM23と、撮像部24と、データ通信部25と、を含んで構成される。また、カメラユニット部20は、各部に電源を供給する図示しない電源部を備えている。
ROM22は、カメラ制御部21の実行する各種処理の処理プログラムを格納している。
RAM23は、撮像部24により得られたマーカー部15の位置を示すデータ(演奏操作を行う演奏者の画像等)、この位置を示すデータから算出されたスティック部10A、10Bのマーカー部15(第1マーカー及び第2マーカー)のそれぞれの位置座標のデータ等、処理において取得され又は生成された値を格納する。
また、RAM23は、センターユニット部30から送信されるマーカー検出条件情報を格納する。マーカー検出条件情報とは、スティック部10A,10Bのマーカー部15のそれぞれを区別して検出するための条件であり、センターユニット部30の本体制御部31によりマーカー特徴情報から生成されるものである。
カメラ制御部21は、カメラユニット部20全体の制御を実行するものである。
本実施形態では、カメラ制御部21は、例えば、撮像部24により得られたマーカー部15の位置を示すデータ(すなわち、スティック部10を持って演奏操作を行う演奏者の画像等、少なくともマーカー部15を含むスティック部10周辺を撮像した画像のデータ)及びマーカー検出条件情報に基づいて、スティック部10A、10Bのマーカー部15(第1マーカー及び第2マーカー)のそれぞれの位置座標を算出するマーカー位置検出処理を行う。
すなわち、カメラ制御部21は、スティック部10(演奏操作子)が演奏操作がなされるタイミング毎に、撮像部24によって得られた画像からスティック部10のマーカー部15を検出して、当該撮像画像平面上における前記演奏操作子の位置座標(撮像空間内におけるスティック部10のマーカー部15の位置座標)を検知する位置検知手段として機能し、撮影部24とともに検知手段を構成する。また、複数のスティック部10A,10Bのマーカー部15が検出された場合には、カメラ制御部21は、RAM23からマーカー検出条件情報を読み出して、各マーカー部15がスティック部10Aのマーカー部15(第1マーカー)であるか、スティック部10Bのマーカー部15(第1マーカー及び第2マーカー)であるかを判別する。そして、当該検知された演奏操作毎のスティック部10(演奏操作子)の位置座標夫々を、各演奏操作の状態として検知する。
また、カメラ制御部21は、算出されたスティック部10A、10Bのマーカー部15(第1マーカー及び第2マーカー)のそれぞれの位置座標のデータ(すなわち、第1マーカー及び第2マーカーの判別結果を伴う各マーカー部15の位置座標のデータ。以下、これを「マーカー検出位置情報」という。)を、データ通信部25を介してセンターユニット部30に送信する通信制御を行う。
撮像部24は、例えば、光学式のカメラであり、スティック部10を持って演奏操作を行う演奏者の動画等、少なくともマーカー部15を含むスティック部10(演奏操作子)を被写体とする撮像画像を所定のフレームレートで撮像する。
本実施形態において、撮像部24は、演奏者の演奏操作がなされる毎に、当該各演奏操作の状態を検知する検知する検知手段を構成する。
ここで、撮像部24によって検知される演奏者の演奏操作に基づく演奏操作子の状態とは、スティック部10(演奏操作子)の演奏操作時における操作位置である。
スティック部10(演奏操作子)の演奏操作時における操作位置とは、演奏操作時において仮想の楽器の演奏面(例えばドラムであればスティック部10による打撃の対象である打面)としてスティック部10が振り下ろされた位置であり、後述するショットタイミングにおけるスティック部10の先端部のマーカー部15の位置である。
撮像部24により撮像されたフレームごとの撮像データはカメラ制御部21に出力される。なお、カメラユニット部20は、撮像空間内におけるスティック部10のマーカー部15の位置座標を特定することとしているが、マーカー部15の位置座標の特定(すなわち、マーカー位置検出処理、図15参照)については、撮像部24で行うこととしてもよいし、カメラ制御部21が行うこととしてもよい。同様に、撮像した画像内のマーカー部15がいずれのスティック部10A,10Bのマーカー部15(第1マーカー及び第2マーカー)であるかの判別についても、撮像部24において行ってもよいし、カメラ制御部21において行うこととしてもよい。
データ通信部25は、少なくともセンターユニット部30との間で所定の無線通信(例えば、赤外線通信)を行う。本実施形態では、データ通信部25は、センターユニット部30からマーカー検出条件情報を受信する。また、データ通信部25は、マーカー検出位置情報をセンターユニット部30に送信する。
なお、データ通信部16は、スティック部10との間で無線通信を行うこととしてもよい。また、データ通信部25による通信方式は無線通信に限定されない。例えばカメラユニット部20とセンターユニット部30等とをケーブルにより接続し、データ通信部25により有線通信を行う構成としてもよい。
[センターユニット部30の構成]
次に、図5を参照して、センターユニット部30の構成について説明する。
センターユニット部30は、CPU等で構成される本体制御部31と、ROM32と、RAM33と、スイッチ操作検出回路34と、表示回路35と、発音部36と、データ通信部37と、を含んで構成される。また、センターユニット部30は、各部に電源を供給する図示しない電源部を備えている。
ROM32は、本体制御部31の実行する各種処理の処理プログラムを格納している。
また、ROM32は、種々の音色の波形データ(すなわち各楽器の音源データ)、例えば、バスドラム、ハイハット、スネア、シンバル、タムなど本実施形態において想定される仮想のドラムセットD(図1(B)参照)を構成する打楽器の波形データを、各楽器の空間上の演奏エリア5(図2等参照)の位置座標等と対応付けて格納している。なお、ROM32に格納されている音色の波形データは、これら打楽器に限定されず、例えばフルート、サックス、トランペットなどの管楽器、ピアノなどの鍵盤楽器、ギターなどの弦楽器の音色の波形データがROM32に格納されていてもよい。
RAM33は、スティック部10から受信したスティック部10の状態に関する情報、すなわち、スティック部10のモーションセンサ部14によって検知されたスティック部10(演奏操作子)の動きに関する検知結果(モーションセンサデータ)等や、検知手段であるカメラユニット部20から受信したスティック部10A、10Bのマーカー部15(第1マーカー及び第2マーカー)のそれぞれの位置座標のデータ(第1マーカー検出位置情報及び第2マーカー検出位置情報)等を格納する。
また、RAM33は、スティック部10A,10Bから送信されたスティック部10Aのマーカー部15(第1マーカー)、スティック部10Bのマーカー部15(第1マーカー及び第2マーカー)のそれぞれのマーカー特徴情報を格納している。
本体制御部31は、センターユニット部30全体の制御を実行するものである。
本実施形態では、本体制御部31は、機能的に見た場合、発音制御部311、ばらつき検出部312、習熟度判定部313等を備えている。これら発音制御部311、ばらつき検出部312、習熟度判定部313等としての機能は、CPUとROM32等に記憶されたプログラムとの共働によって実現される。
発音制御部311は、演奏者によりスティック部10(演奏操作子)を用いて演奏操作がなされる毎に、所定の楽音の発生を指示する楽音発生指示手段である。発音制御部311は、演奏操作子であるスティック部10の演奏操作時における操作位置が所定の演奏エリア5内である場合に、所定の楽音を発音する発音手段である発音部36に対して発音指示を与える。
すなわち、発音制御部311は、検知手段であるモーションセンサ部14によって検知されたスティック部10(演奏操作子)の動きに関する検知結果(モーションセンサデータ)及びカメラユニット部20から送られるマーカー検出位置情報に対応して、発音手段である発音部36に対して所定の楽音を発音するように発音指示の信号(ノートオンイベント)を与える。ここで、ノートオンイベント(発音指示信号)には、ショットタイミング(発音タイミング)、音量、音色(すなわち楽器の種類)等の情報が含まれる。
具体的には、まず、モーションセンサ部14によって検知されたスティック部10(演奏操作子)の動きに関する検知結果(モーションセンサデータ)が各スティック部10(演奏操作子)から送信されると、発音制御部311は、これに基づいて、演奏者が持っているスティック部10の向きや角度等の状態(演奏者の演奏状態と換言することもできる)を検知する。また、発音制御部311は、加速度センサが出力する加速度(又はセンサ合成値)に基づいて、スティック部10による仮想的な楽器の打撃タイミング(ショットタイミング)を検知する。
ここで、図6を参照しつつ、発音制御部311によるショットタイミングの検出について説明する。
前述のように、図6は、スティック部10を用いて演奏操作を行った場合のモーションセンサ部14の垂直方向の加速度の変化を表わした図である。
演奏者は、仮想的な楽器にスティック部10を打ちつけた瞬間に楽音が発生することを想定しているため、楽音発生装置1においても、演奏者が想定するタイミングで楽音を発生できるのが望ましい。そこで、本実施形態では、演奏者が仮想的な楽器の打面にスティック部を打ちつける瞬間又はそのわずかに手前で楽音を発音させることとしている。
すなわち、本実施形態においては、センターユニット部30の発音制御部311は、演奏者が仮想的な楽器の打面にスティック部10を打ちつける瞬間として、振り下ろし動作が行われた後、振り上げ動作が開始された瞬間を検出する。つまり、発音制御部311は、図6中dで示す区間において、静止状態から、言い換えれば加わる加速度が重力加速度のみとなる時点(図6中のp2参照)から、さらにマイナス方向に所定値だけ増加したA点を、ショットタイミング(発音タイミング)として検出する。
そして、発音制御部311は、このショットタイミングが検出されたときに発音を行うようにノートオンイベント(発音指示信号)を生成する。
また、発音制御部311は、モーションセンサ部14によって検知されたスティック部10(演奏操作子)の動きに関する検知結果(モーションセンサデータ)に基づいて、演奏者によるスティック部10の振り下ろし動作の速さや強さ、スティック部10を振り下ろした位置や角度等を検知する。また、本実施形態では、発音制御部311は、発音部36に対する発音制御を行うにあたって、モーションセンサ部14によって検知されたスティック部10(演奏操作子)の動きに関する検知結果(センサ値)のみでなく、カメラユニット部20から受信したスティック部10A、10Bのマーカー部15(第1マーカー及び第2マーカー)それぞれのマーカー検出位置情報も加味する。
そして、発音制御部311は、こうした演奏者の演奏操作に応じたノートオンイベントを生成する。すなわち、モーションセンサデータ及びマーカー検出位置情報に基づいて、どの楽器が、どの程度の速さ、強さで、どのタイミングで叩かれたか等を判断し、この判断結果に合致する楽器種類(音色)に対応する波形データをROM33から読み出すとともに、この所定の楽音を、叩かれた速さや強さに対応する音量で、所定のショットタイミングで発音させるように発音指示信号(ノートオンイベント)を発音部36に出力する。
ばらつき検出部312は、カメラユニット部20の撮像部24により検知されたスティック部10(演奏操作子)の状態に基づいて、演奏操作のばらつき度合を検出するばらつき検出手段である。
本実施形態の楽音発生装置1は、通常の演奏モードの他に演奏者の習熟度を判定する習熟度判定モードを選択可能となっており、この習熟度判定モードが選択されたときには、ばらつき検出部312は、カメラユニット部20から受信した第1マーカー及び第1マーカーのマーカー検出位置情報によって表されるスティック部10(演奏操作子)の状態に基づいて、演奏操作のばらつき度合を検出する。
本実施形態において、ばらつき検出部312は、スティック部10(演奏操作子)の演奏操作時における操作位置が、所定の演奏エリア5内に設定されている操作目標位置からどの程度ずれているかのずれ量のばらつきを、演奏操作のばらつき度合として検出するようになっている。
ここで、操作目標位置とは、例えば図7(A)等に示すように所定の演奏エリア5の中心点cpである。
また、スティック部10(演奏操作子)の演奏操作時における操作位置とは、前述のように、例えばカメラユニット部20から受信した第1マーカー及び第1マーカーのマーカー検出位置情報により特定されるショットタイミングにおけるスティック部10(演奏操作子)の先端部の位置であり、図7(B)等において操作位置spとして示す。
操作位置が操作目標位置からどの程度ずれているかのずれ量は、例えば操作目標位置である演奏エリア5の中心点cpから操作位置spまでの直線距離である。
ばらつき検出部312は、検知手段による検知結果から、各ショットについて、その操作位置spが操作目標位置である演奏エリア5の中心点cpからどの程度ずれているかをそれぞれ検出し、RAM33等に記憶させる。ずれ量の検出は、例えば中心点cpの位置座標と操作位置spの位置座標とを比較することによって行われる。
習熟度判定部313は、ばらつき検出手段であるばらつき検出部312による検出結果に基づいて、演奏者の演奏操作の習熟度を判定する習熟度判定手段である。
習熟度判定部313は、例えば10回等、所定回数のショットについて、ばらつき検出部312により検出された各ショットの中心点cpからのずれ量を合計し、この合計値が所定の閾値を超えるか否かを判断する。閾値は例えば4つ用意され、習熟度判定部313は、第1の閾値以下なら最も習熟度の高いレベル5、第1の閾値を超えて第2の閾値以下ならレベル4、第2の閾値を超えて第3の閾値以下ならレベル3、第3の閾値を超えて第4の閾値以下ならレベル2、第4の閾値を超えたら最も習熟度の低いレベル1と判断する。
なお、閾値の数や判定される習熟度のレベル数は、ここに例示したものに限定されない。例えば閾値を1つ設けて、ずれ量の合計値がこの閾値以下なら習熟度が高く、所定の閾値を超えたら習熟度が低いと判断してもよい。
また、習熟度判定部313による演奏操作の習熟度を判定する手法はこれに限定されない。例えば、ばらつき検出部312により検出された各ショットの中心点cpからのずれ量の平均値を算出し、これが所定の閾値を超えるか否か等により習熟度の判定を行ってもよい。
また、本体制御部31は、データ通信部37を介して、スティック部10及びカメラユニット部20との間の通信制御を行う。
本実施形態では、本体制御部31は、データ通信部37を介して、スティック部10からモーションセンサデータを受信するとともに、カメラユニット部20から第1マーカー及び第1マーカーのマーカー検出位置情報を受信する。
また、本体制御部31は、マーカー特徴情報に基づいてマーカー検出条件情報を生成し、データ通信部37を介して、カメラユニット部20に対して、マーカー検出条件情報を送信する。
スイッチ操作検出回路34は、スイッチ341と接続され、当該スイッチ341を介した入力情報を受け付ける。入力情報としては、例えば、発音する楽音の音量や発音する楽音の音色の変更、表示装置351の表示の切り替えなどが含まれる。また、本実施形態では、前述のように、通常の演奏モードの他に習熟度判定モードを選択可能となっており、スイッチ341からは、モード切り替えの指示を入力することができる。スイッチ341を介してモード切り替えの入力情報が入力されると、スイッチ操作検出回路34はこの入力情報を受け付けて、本体制御部31において入力情報にしたがったモードの切り替えが行われる。
また、データ通信部37は、スティック部10及びカメラユニット部20との間で所定の無線通信(例えば、赤外線通信)を行う。
また、表示回路35は、表示装置351と接続され、表示装置351の表示制御を行う。
表示装置351は、例えば液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)等で構成された表示手段である。
本実施形態において、表示装置351には、習熟度判定部313による判定結果等が表示されるようになっており、表示装置351は、習熟度判定手段による判定結果を報知する報知手段として機能する。
例えば、演奏者により10回の演奏操作(ショット)が行われ、演奏者の各ショットの操作位置spが仮想の演奏エリア5との位置関係上、図8(A)に示すように位置する場合、習熟度判定部313がこれをレベル3と判定したときは、図8(B)のように表示装置351に5段階中3段階目までランプが点灯したインジケータ画面が表示される。なお、判定結果の表示のさせ方はこれに限定されない。例えば、「あなたは習熟度3です」等の文字を表示装置351に表示させてもよい。
また、習熟度判定モードが選択されたときは、演奏者による各演奏操作(各ショット)における操作位置spを随時表示装置351に表示させてもよい。
例えば、図9(A)に示すように、演奏エリア5(打撃エリア)に操作目標位置である演奏エリア5の中心点cpを中心とした同心円を描いた画像に、マーカー検出位置情報により特定される各演奏操作における操作位置spを重畳して平面座標として表示装置351に表示させてもよい。
また、図9(B)に示すように、演奏エリア5(打撃エリア)を、その中心点cpを中心としたドーナツ状に立体的に表現した画像に、マーカー検出位置情報により特定される各演奏操作における操作位置spを重畳して表示装置351に表示させてもよい。
また、図9(C)に示すように、仮想のドラムセットDを上方向から平面的に見た画像を表示装置351に表示させ、演奏者による演奏操作が行われると、当該演奏操作に対応する楽器(例えばフロアタム)の演奏エリア5(打撃エリア)の色が変化したり、当該仮想のドラムセットDの画像に、マーカー検出位置情報により特定される各演奏操作における操作位置spを重畳させた画像等を表示装置351に表示させてもよい。
発音部36は、所定の楽音を発音する発音手段であり、楽音データ生成部361と、音声出力部362とを含んでいる。
楽音データ生成部361は、発音制御部311からの発音指示にしたがって、ROM32から波形データを読み出し、楽音データを生成するとともに、生成した楽音データをアナログ信号に変換する機能部である。
音声出力部362は、例えばスピーカ等であり、楽音データ生成部361において生成された楽音データに基づく楽音を発音させるものである。なお、音声出力部362は、スピーカに限定されず、ヘッドホン等に音声を出力させる出力端子等であってもよい。
[楽音発生装置1の処理]
次に、図10から図12を参照して、楽音発生装置1の処理について説明する。
図10は、スティック部10の処理を示すフローチャートであり、図11は、カメラユニット部20の処理を示すフローチャートであり、図12は、センターユニット部30の処理を示すフローチャートである。
[スティック部10の処理]
図10に示すように、スティック部10のスティック制御部11は、ROM12に格納されているマーカー特徴情報を読み出す(ステップS1)。この処理では、スティック部10A,10Bのスティック制御部11は、それぞれ異なるマーカー特徴情報を読み出す。異なるマーカー特徴情報の読み出しは、任意の方法で行うことができ、例えば、スティック部10A、10Bが直接又はセンターユニット部30を介して通信することで行うこととしてもよく、また、個々のスティック部10毎に予め1のマーカー特徴情報を対応付けておき、スティック部10A、10Bのスティック制御部11は、それぞれ対応付けられた独自のマーカー特徴情報を読み出すこととしてもよい。
スティック制御部11は、マーカー特徴情報を読み出すと、当該マーカー特徴情報をRAM13に格納するとともに、データ通信部16を介してセンターユニット部30に送信する(ステップS2)。このとき、スティック制御部11は、スティック部10A、10Bをそれぞれ区別可能な識別情報(スティック識別情報)と対応付けて、マーカー特徴情報をセンターユニット部30に送信する。
また、スティック制御部11は、マーカー特徴情報にしたがってマーカー部15を点灯させる(ステップS3)。
続いて、スティック制御部11は、モーションセンサ部14からモーションセンサデータ、すなわち、各種センサが出力するセンサ値(検知結果)を読み出して、RAM13に格納する(ステップS4)。その後、スティック制御部11は、読み出したモーションセンサデータをスティック識別情報と対応付けて、データ通信部16を介してセンターユニット部30に送信する(ステップS5)。
スティック制御部11は、一連の演奏動作が終了したか否かを判断し(ステップS6)、演奏動作が終了したと判断する場合(ステップS6;YES)には、マーカー部15を消灯させる(ステップS7)。なお、スティック制御部11が演奏動作終了と判断するのは、例えばモーションセンサ部14が出力するセンサ値に一定以上の変化があるか否かや、スティック部のスイッチ(図示せず)がOFFとされた場合、センターユニット部30から演奏終了の信号が送信された場合等である。他方、スティック制御部11が、演奏動作が終了していないと判断する場合(ステップS6;NO)には、ステップS4に戻って処理を繰り返す。
[カメラユニット部20の処理]
図11に示すように、カメラユニット部20のカメラ制御部21は、センターユニット部30から送信されるマーカー検出条件情報を取得して、RAM23に格納する。(ステップS11)。なお、マーカー検出条件情報とは、スティック部10A,10Bのマーカー部15のそれぞれを検出するための条件であり、マーカー特徴情報から生成される(図12のステップS22,ステップS23参照)。マーカー特徴情報としては、上述のように、例えば、マーカーの形状、大きさ、色相、彩度、あるいは輝度を用いることができる。
続いて、カメラ制御部21は、マーカー検出条件情報に基づいて、撮像部24の各種設定を行う(ステップS12)。
続いて、カメラ制御部21は、撮像部24のカメラによってスティック部10のマーカー部15等を含む画像を撮像させて、第1マーカー位置検出処理(ステップS13)及び第2マーカー位置検出処理(ステップS14)を行う。これらの処理では、カメラ制御部21は、撮像部24によって撮像された画像から、スティック部10Aのマーカー部15(第1マーカー)及びスティック部10Bのマーカー部15(第2マーカー)それぞれの位置座標、サイズ、角度等のマーカー検出位置情報(本実施形態における演奏操作子の演奏操作時における操作位置の情報)を取得し、RAM23に格納する。
続いて、カメラ制御部21は、ステップS13及びステップS14で取得したマーカー検出位置情報を、データ通信部25を介してセンターユニット部30に送信する(ステップS15)。
カメラ制御部21は、一連の演奏動作が終了したか否かを判断し(ステップS16)、演奏動作が終了したと判断する場合(ステップS16;YES)には、処理を終了し、演奏動作が終了していないと判断する場合(ステップS16;NO)には、ステップS13に戻って処理を繰り返す。
[センターユニット部30の処理]
図12に示すように、まず、スイッチ341からの入力操作によって通常の演奏モード又は習熟度判定モードが設定される。なお、モード設定はスイッチ341からの入力で行われる場合に限定されない。また、モード設定について何も入力がない場合には通常の演奏モードとし、習熟度判定モードとする場合のみその旨の入力操作が行われるようにしてもよい。
センターユニット部30の本体制御部31は、マーカー特徴情報をスティック部10から受信し、RAM33に格納する(ステップS22)。続いて、本体制御部31は、マーカー特徴情報及びスイッチ341を介して設定された検出条件から、マーカー検出条件情報を生成し、データ通信部37を介して、カメラユニット部20に送信する(ステップS23)。
続いて、本体制御部31は、カメラユニット部20から、第1マーカー及び第2マーカーそれぞれのマーカー検出位置情報を受信し、RAM33に格納する(ステップS24)。また、本体制御部31は、スティック部10A、10Bのそれぞれから、スティック識別情報と対応付けられた姿勢情報、ショット情報及びアクション情報等のモーションセンサデータを受信し、RAM33に格納する(ステップS25)。
続いて、発音制御部311は、受信したモーションセンサデータに基づいて、ショットタイミングを検出する(ステップS26)。すなわち、例えば図6に示すようなモーションセンサデータである場合、図6に示すA点、すなわち、演奏操作子であるスティック部10を一旦振り上げた後に振り下ろす動作がある場合、当該振り下ろし動作が行われた後、振り上げ動作が開始された瞬間の時点をショットタイミング(発音タイミング)として検出する。そして、ショットタイミングが検出されると、発音制御部311は、モーションセンサデータやマーカー検出位置情報に基づいて、当該ショットの操作位置sp(すなわち、ショット時におけるマーカー部15の位置)が所定の演奏エリア5(打撃エリア)内か否かを判断する(ステップS27)。当該ショットの操作位置spが所定の演奏エリア5であると判断した場合(ステップS27;YES)には、発音制御部311は、当該ショットタイミングで演奏エリア5に対応する楽器の楽音を発音させるように発音指示信号(ノートオンイベント)を発音部36に出力する。これにより、スピーカ等の音声出力部362から所定の楽音が発音される(ステップS28)。他方当該ショットの操作位置spが所定の演奏エリア5でないと判断した場合(ステップS27;NO)には、発音指示を行わずに次の処理に進む。
本体制御部31は、モード設定として習熟度判定モードが設定されているか否かを判断し(ステップS29)、習熟度判定モードが設定されていると判断した場合(ステップS29;YES)には、当該ショットにおけるマーカー検出位置情報(すなわち、スティック部10の操作位置の座標)をRAM33等に記憶させる(ステップS30)。そして、本体制御部31は、RAM33等に記憶されているマーカー検出位置情報が所定数(例えば10回)あるか否か、すなわち、習熟度判定モードになってから所定数のショットが行われ所定数の操作位置spが記憶されたか否か、を判断する(ステップS31)。所定数のマーカー検出位置情報(操作位置sp)が記憶されていない場合(ステップS31;NO)には、本体制御部31は、ステップS24に戻って処理を繰り返す。
他方、所定数(例えば10回)のマーカー検出位置情報(操作位置sp)が記憶されている場合(ステップS31;YES)には、習熟度判定処理に移行する(ステップS32)。
具体的には、まず、ばらつき検出手段であるばらつき検出部312によって各ショットにおける操作位置spの中心点cpからのずれ量が検出される。そして、習熟度判定部313は、このばらつき検出部312により検出されたずれ量を合計し、この合計値が所定の閾値を超えるか否かを判断する。閾値は例えば4つ用意され、習熟度判定部313は、第1の閾値以下なら最も習熟度の高いレベル5、第1の閾値を超えて第2の閾値以下ならレベル4、第2の閾値を超えて第3の閾値以下ならレベル3、第3の閾値を超えて第4の閾値以下ならレベル2、第4の閾値を超えたら最も習熟度の低いレベル1と判断する。
習熟度判定部313により演奏者の習熟度が判定されると、この判定結果に基づく報知画面が表示装置351に表示され、判定結果が演奏者に報知される(ステップS33)。
習熟度判定部313により所定回数分(例えば10回分)のショットについて習熟度の判定が行われると、判定に用いられた操作位置spの位置座標のデータ(すなわちマーカー検出位置情報)がRAM33から消去される(ステップS34)。
習熟度判定モードでない場合(すなわち、通常の演奏モードである場合、ステップS29;NO)及び習熟度判定モードにおいて習熟度判定処理が終了し、判定処理に用いられたマーカー検出位置情報の消去が完了した場合(ステップS34)には、本体制御部31は、常に演奏動作が終了したか否かを判断し(ステップS35)、演奏動作が終了したと判断した場合(ステップS35;YES)には、楽音発生処理を終了する。また、演奏動作が終了していないと判断した場合(ステップS35;NO)には、ステップS24に戻って処理を繰り返す。
以上のように、本実施形態の楽音発生装置1によれば、演奏者の演奏操作に基づくスティック部10(演奏操作子)の状態を検知する検知手段である撮像部24により検知されたスティック部10(演奏操作子)の状態に基づいて、演奏操作のばらつき度合を検出し、検出された演奏操作のばらつき度合に基づいて、演奏者の演奏操作の習熟度を判定する。これにより、現実には何も存在しない空間を叩くことで演奏を行う仮想の楽器演奏を行う装置において、演奏に慣れていない初心者であっても自分の演奏操作がどの程度理想の演奏に近づいているか、その習熟度を客観的に知ることができ、適切な演奏操作の習得を補助することができる。
また、習熟度の判定結果は表示装置351への表示等により演奏者に報知されるため、演奏者は簡易に自らの習熟度を確認することができる。
また、本実施形態では、検知手段は、演奏者の演奏操作に基づくスティック部10(演奏操作子)の状態としてスティック部10の演奏操作時における操作位置spを検出するものであり、ばらつき検出部312は、この演奏操作時における操作位置sp所定の演奏エリア5内に設定されている操作目標位置(中心点cp)からどの程度ずれているかのずれ量のばらつきを、演奏操作のばらつき度合として検出する。このため、演奏者は判定結果をみれば自分が適切な位置を叩いているか否かを容易に知ることができ、操作位置spをどの程度修正すればよいか等、自らの習熟度を上げるためにどうすべきかを知ることができる。
また、本実施形態では、習熟度判定モードのみでなく、通常の演奏を行うモードも備え、スティック部10(演奏操作子)の演奏操作時における操作位置spが所定の演奏エリア5内である場合には、発音部36のスピーカ等から演奏操作に対応した所定の楽音が発音される。このため、通常の楽器としても楽しむことができる。
なお、本実施形態では、撮像部24、カメラ制御部21等で構成されるカメラユニット部20が演奏操作がなされる毎に、当該各演奏操作の状態を検知する検知手段として機能する場合を例としたが、検知手段はカメラユニット部20に限定されない。
例えば、スティック部10の各種センサ(モーションセンサ部14)が、カメラユニット部20に代わって、又はカメラユニット部20とともに、演奏操作がなされる毎に、当該各演奏操作の状態を検知する検知手段として機能してもよい。この場合には、例えば、磁気センサ等のモーションセンサ部14は、スティック部10の先端が向いている方向や角度等から、演奏者の演奏操作に基づくスティック部10(演奏操作子)の状態としてスティック部10の演奏操作時における操作位置を検知する。
撮像部24に代わってスティック部10の各種センサ(モーションセンサ部14)が検知手段として機能する場合には、楽音発生装置1が撮像部24を含むカメラユニット部20を備えない構成とすることも可能である。
また、本実施形態では、操作目標位置を演奏エリア5の中心点cpとしたが、操作目標位置は演奏エリア5の中心点cpに限定されない。例えば、中心点cpを含む一定の領域(実際の楽器であれば適切に音が発音される領域)を操作目標位置としてもよい。この場合には、例えばばらつき検出部312は、各操作位置が操作目標位置とされた領域内か否かを検出し、操作目標位置から外れたショットの数をRAM33等に記憶させておく。そして、習熟度判定部313は、例えば、ばらつき検出部312によって検出された操作目標位置から外れたショット数が所定の閾値以上である場合に習熟度が低いと判定する等、に基づいて、ばらつき検出部312による検出結果に基づいて演奏の習熟度を判定する。
また、本実施形態では、操作目標位置を演奏エリア5の中心点cpとしたが、例えば習熟度判定のレベルを複数段階設けて、初級レベルでの判定では中心点cpを含む一定の領域(実際の楽器であれば適切に音が発音される領域)を操作目標位置とし、上級レベルの判定では中心点cpのみを操作目標位置としてより厳しい基準で習熟度の判定を行う等してもよい。
また、本実施形態では、1つの演奏エリア5について1つの操作目標位置(例えば中心点cp)がある場合を例としたが、1つの演奏エリア5について2以上の操作目標位置を設定して、それぞれについて習熟度の判定を行うことができるようにしてもよい。
実際の楽器であれば、同じ打面でも中心部を叩くのと周縁部を叩くのとでは音が異なり、上級者では、この叩く位置による音の違いまで意識して演奏操作を行う。この点、1つの演奏エリア5に複数の操作目標位置を設定し、それぞれについて習熟度の判定を行うこととすれば、このような実際の楽器に近い演奏の習熟度を判定することも可能となる。
[第2の実施形態]
次に、本発明に係る楽音発生装置の第2の実施形態について説明する。なお、本実施形態は、習熟度判定処理の手法が第1の実施形態と異なるものであるため、以下においては、特に第1の実施形態と異なる点について説明する。
本実施形態における楽音発生装置は、第1の実施形態と同様に、スティック部10、カメラユニット部20、センターユニット部30を備えている。
本実施形態において、演奏操作がなされる毎に、当該各演奏操作の状態を検知する検知する検知手段は、スティック部10に設けられているモーションセンサ部14であり、この検知手段としてのモーションセンサ部14は、スティック部10(演奏操作子)内に設けられ、かつ演奏者の演奏操作がなされる毎にスティック部10(演奏操作子)本体に加えられる移動速度を検知する移動速度検知手段を有し、当該検知された演奏操作毎の移動速度夫々を、各演奏操作の状態として検知する。
スティック部10の演奏操作毎の移動速度とは、例えばスティック部10の振り下ろし動作毎のスティック部10の移動速度であり、例えば加速度センサによって検知される加速度等から検出することができる。
また、本実施形態において、ばらつき検出手段としてのばらつき検出部は、モーションセンサ部14(加速度センサ)等の検知手段によって検知されたスティック部10の各演奏操作の状態のばらつき度合を検出するものである。
具体的には、ばらつき検出部は、加速度センサによって検知される加速度等、演奏操作時のスティック部10の移動状態を示す計測データが所定の値の範囲内にあるか否かを判断し、所定の値の範囲内にある計測データがいくつあるかを演奏操作のばらつき度合いとして検出する。ここで所定の値の範囲とは、当該範囲内にあれば、ほぼ同じ演奏操作を行ったとみなすことができるような範囲であり、具体的な値は適宜設定される。
なお、ばらつき検出部におけるばらつき度合いの検出手法はこれに限定されない。例えば、予め所定の値を定めるのではなく、10回等の所定の回数演奏操作を行った場合に、当該10回の演奏操作における加速度等の計測データ同士を比較して、各計測データのずれ幅を検出してもよい。
習熟度判定手段としての習熟度判定部は、ばらつき検出部によって検出された検出結果(演奏操作時のスティック部10の移動状態を示す計測データのばらつき度合い)に基づいて、演奏者の演奏操作の習熟度を判定するものである。
演奏者の演奏の習熟度が高い場合には、同じ楽器を演奏する際、演奏操作時のフォームや力加減等が一定であり、加速度センサによって検知される加速度等、演奏操作時のスティック部10の移動状態を示す計測データは一定レベルの値に揃う傾向にある。このため、複数回演奏操作を行った場合に、その移動速度に対応する計測データ(例えば加速度センサの計測値)がどの程度揃っているかを見ることにより、当該演奏者の演奏操作の習熟度を判定することができる。
具体的には、習熟度判定部は、例えば、ばらつき検出部によって検出された所定の値の範囲内にある計測データの数が所定の閾値を超えるか否かによって演奏操作の習熟度を判定する。第1の実施形態で示したように、閾値は1つでもよいし、複数でもよい。複数の閾値が設けられている場合には、習熟度判定部は、例えば、所定の値の範囲内にある計測データの数が7回以上であれば上級レベル、4回以上7回未満であれば中級レベル、4回未満であれば初級レベルというように、習熟度のレベルを複数段階に分けて、演奏者の演奏操作がいずれに当たるかを判定する。
なお、その他の構成は、第1の実施形態と同様であることから、同一部材には同一の符号を付して、その説明を省略する。
次に、本実施形態における楽音発生装置1の作用について説明する。
なお、本実施形態では、習熟度判定に関する処理(図12のステップS30からステップS34参照)以外の処理は第1の実施形態と同様であるため、その説明を省略する。
本実施形態において習熟度判定モードが設定されている場合には、本体制御部は各ショットにおけるスティック部10の移動速度に関するデータ(例えば加速度センサによって取得される加速度の計測データ)をRAM等に記憶させる。
本体制御部は、記憶された計測データが所定数あるか否かを判断し、所定数(例えば10回)分の演奏操作における計測データがあると判断されると、習熟度判定処理に移行する。
習熟度判定処理では、まずばらつき検出部において、各計測データが所定の値の範囲内にあるか否かが判断され、所定の値の範囲内にないデータ数が検出(カウント)される。次に習熟度判定部は、このばらつき検出部による検出結果に基づき、所定の値の範囲内にないデータ数が所定の閾値を超えているか否かを判断する。そして、閾値以下であれば習熟度が高く、閾値を超えていれば習熟度が低いと判定する。
習熟度が判定されると、判定結果が表示装置に表示される等により演奏者に報知される。
習熟度の判定処理及び判定結果の報知が完了すると、当該習熟度判定処理に用いられた計測データをRAM等から消去し、一連の演奏動作が終了していれば、そのまま処理を終了し、演奏動作が続行している場合には、カメラユニット部及びスティック部から新たなデータ(マーカー検出位置情報やモーションセンサデータ)を受信して処理を繰り返す。
以上のように、本実施形態の楽音発生装置1によれば、演奏者の演奏操作に基づくスティック部10(演奏操作子)の状態を検知する検知手段であるモーションセンサ部14により検知されたスティック部10(演奏操作子)の状態に基づいて、演奏操作のばらつき度合を検出し、検出された演奏操作のばらつき度合に基づいて、演奏者の演奏操作の習熟度を判定する。これにより、第1の実施形態と同様に、現実には何も存在しない空間を叩くことで演奏を行う仮想の楽器演奏を行う装置において、演奏に慣れていない初心者であっても自分の演奏操作がどの程度理想の演奏に近づいているか、その習熟度を客観的に知ることができ、適切な演奏操作の習得を補助することができる。
また、スティック部10のモーションセンサ部14が演奏操作がなされる毎に、当該各演奏操作の状態を検知する検知する検知手段として機能するため、別途カメラユニット部20等を設けなくても習熟度判定処理を行うことができる。
なお、本実施形態では、スティック部10の各種センサ(モーションセンサ部14)が演奏者の演奏操作に基づくスティック部10(演奏操作子)の状態としてスティック部10の演奏操作時における移動速度を検出する検知手段として機能する場合を例としたが、検知手段はモーションセンサ部14に限定されない。
例えば、カメラユニット部20の撮像部24が、モーションセンサ部14に代わって、又はモーションセンサ部14とともに、演奏者の演奏操作に基づく演奏操作子の状態を検知する検知手段として機能してもよい。この場合には、例えば、連続的に撮影された画像からスティック部10の移動速度を検知する。
なお、以上本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記各実施形態に限定されず、その要旨を逸脱しない範囲で、種々変形が可能であることは言うまでもない。
例えば、上記実施形態でスティック部10、カメラユニット部20及びセンターユニット部30で行うこととしている処理のうちの任意の処理は、他のユニット(スティック部10、カメラユニット部20及びセンターユニット部30)で行うこととしてもよい。
すなわち、例えば、スティック部10(演奏操作子)のスティック制御部11が楽音発声指示手段、ばらつき検出手段、習熟度判定手段として機能し、スティック制御部11において各種センサの検知結果の分析等が行われてもよい。この場合には、検知手段としてのモーションセンサ部14の検知結果(各種センサの生データ等)ではなく、各種センサの検知結果に基づいたノートオンイベント(発音指示の信号)がセンターユニット部30に送信される。
また、例えばセンターユニット部30のCPU31において、カメラユニット部20の撮像部24が検出したマーカー部15の位置を示すデータ(すなわち、演奏者等を撮像した画像のデータ)及びマーカー特徴情報に基づいて、スティック部10A、10Bのマーカー部15(第1マーカー及び第2マーカー)のそれぞれの位置座標を算出する処理を行ってもよい。この場合には、カメラユニット部20は、単に画像を撮像してセンターユニット部30に送信すれば足りるため、カメラユニット部20のRAM23にスティック部10A、10Bのそれぞれのマーカー部15を識別するためのマーカー検出条件情報を格納しておく必要はない。
また、本実施形態では、表示装置351が習熟度判定手段による判定結果を報知する報知手段として機能する場合を例としたが、報知手段は表示装置351に限定されない。
例えば、ランプの点灯の数や色等により習熟度の判定結果を表示させるインジケータを表示装置351とは別に設けてもよい。
また、図13に示すように、スティック部10に習熟度の判定結果を表示させるインジケータ17等を設けてもよい。
さらに、表示装置351に代わって、又は表示装置351とともに、判定結果を発音部36の音声出力部362等から音声出力させるようにしてもよい。
また、本実施形態では、楽音発生装置1が習熟度判定モードの他に通常の演奏を行うモードも備えている場合を例としたが、楽音発生装置1は、習熟度判定モードのみを行う練習専用装置であってもよい。この場合には、発音部36を備える必要はない。
また、本実施形態では、習熟度判定モードが選択された際にも、演奏操作に応じた発音処理を行うものとしたが、習熟度判定モードが選択された場合には、表示又は音声による習熟度の判定結果の報知のみを行い、発音処理を行わないようにしてもよい。
また、本実施形態では、検知手段としてのモーションセンサ部14により取得されるモーションセンサデータとして、加速度センサにより計測された加速度のデータのみを例示したが、モーションセンサデータの内容はこれに限定されず、例えば、ジャイロにより角加速度を計測してその計測値を用いるようにしてもよい。
また、本実施形態では、スティック部10に平行な軸の回りの回転はしないものとして説明したが、これらの回転等についても角加速度センサ等により計測して対応するようにしてもよい。
本実施形態では、楽音発生装置1が、演奏者の演奏操作に基づくスティック部10(演奏操作子)の状態(例えば、振り下ろし位置、振り下ろし速度、振り下ろし角度等)を検知する検知手段として、スティック部10のモーションセンサ部14とカメラユニット部20の撮像部24とを備えている構成としたが、検知手段はここに例示したものに限定されず、例えばモーションセンサ部14として、圧力センサ等を備えていてもよいし、マーカー部15を検出する手段として、撮像部24に設けられるような各種イメージセンサの他、レーザー、超音波、その他距離や角度を計測することができる各種センサを用いた検出手段を適用してもよい。
また、本実施形態では、仮想的な打楽器として仮想のドラムセットD(図1(B)参照)を例にとって説明したが、これに限られるものではなく、本発明は、スティック部10の振り下ろし動作で楽音を発音する木琴など他の楽器に適用することができる。
また、本実施形態では、発音手段である発音部36がセンターユニット部30内に設けられている場合を例として説明したが、発音手段はセンターユニット部30とは別体として構成されていてもよい。この場合には、発音手段とセンターユニット部30とを有線又は無線で接続し、センターユニット部30からの指示信号にしたがって発音手段が所定の発音を行うように構成する。
また、本実施形態では、演奏操作子が棒状のスティック部10である場合を例としたが、演奏操作子はこれに限定されない。箱型等、スティック以外の形状のものでもよく、例えば携帯電話機等の携帯端末装置を演奏操作子として用いてもよい。
楽音発生装置1は、演奏操作子で空間を叩く演奏操作を行うことで所定の楽器の音を発音させるものであり、実際に演奏操作子を楽器の打面に打ち付けるものではないため、携帯端末装置等の精密な電子機器を演奏操作子として用いた場合でも、演奏操作子が破損するおそれがない。
また、本実施形態では、スティック部10、カメラユニット部20、センターユニット部30が、いずれも内部に電源部を備えている構成としたが、スティック部10、カメラユニット部20、センターユニット部30を外部の電源と接続し、外部電源から電源供給を行う構成としてもよい。
以上本発明のいくつかの実施形態を説明したが、本発明の範囲は、上述の実施の形態に限定するものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲とその均等の範囲を含む。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
〔付記〕
<請求項1>
演奏者が保持可能な演奏操作子と、
演奏者が前記演奏操作子を用いて演奏操作がなされる毎に、所定の楽音の発生を指示する楽音発生指示手段と、
前記演奏操作がなされる毎に、当該各演奏操作の状態を検知する検知する検知手段と、
この検知手段により検知された各演奏操作の状態のばらつき度合を検出するばらつき検出手段と、
このばらつき検出手段による検出結果に基づいて、前記演奏者の演奏操作の習熟度を判定する習熟度判定手段と、
この習熟度判定手段による判定結果を報知する報知手段と、
を備えていることを特徴とする楽音発生装置。
<請求項2>
前記検知手段は、前記演奏操作子を被写体とする撮像画像を撮像するとともに、前記演奏操作子が演奏操作がなされるタイミング毎に、当該撮像画像平面上における前記演奏操作子の位置座標を検知する位置検知手段を有し、当該検知された演奏操作毎の演奏操作子の位置座標夫々を、各演奏操作の状態として検知することを特徴とする請求項1記載の楽音発生装置。
<請求項3>
前記検知手段は、前記演奏操作子内に設けられ、かつ前記演奏者の演奏操作がなされる毎に前記演奏操作子本体に加えられる移動速度を検知する移動速度検知手段を有し、当該検知された演奏操作毎の移動速度夫々を、各演奏操作の状態として検知することを特徴とする請求項1記載の楽音発生装置。
1 楽音発生装置
10 スティック部
14 モーションセンサ部
15 マーカー部
20 カメラユニット部
24 撮像部
30 センターユニット部
31 本体制御部
36 発音部
311 発音制御部
312 ばらつき検出部
313 習熟度判定部
351 表示装置
D ドラムセット
本発明は、習熟度判定装置、習熟度判定方法及びプログラムに関するものである。
本発明は以上のような事情に鑑みてなされたものであり、仮想の楽器演奏を行う場合に、演奏の習熟度を分かりやすく示すことのできる習熟度判定装置、習熟度判定方法及びプログラムを提供することを目的とするものである。
前記課題を解決するために、本発明の習熟度判定装置は、
演奏操作子を用いて演奏操作がなされる毎に、所定の楽音の発生を指示する楽音発生指示手段と、
前記演奏操作がなされる毎に、当該各演奏操作の状態を検知する状態センサと、
この状態センサにより検知された各演奏操作の状態のばらつき度合を検出するばらつきセンサと、
このばらつきセンサによる検出結果に基づいて、前記演奏操作の習熟度を判定する習熟度判定手段と、
この習熟度判定手段による判定結果を報知する報知手段と、
を備えたことを特徴とする。
また、本発明の習熟度判定方法は、
演奏操作子を用いて演奏操作がなされる毎に、所定の楽音の発生を指示し、
前記演奏操作がなされる毎に、状態センサにより当該各演奏操作の状態を検知し、
検知された各演奏操作の状態のばらつき度合をばらつきセンサにより検出し、
このばらつきセンサによる検出結果に基づいて、前記演奏操作の習熟度を判定し、
この習熟度の判定結果を報知する、ことを特徴とする。
さらに、本発明のプログラムは、
演奏操作子を用いて演奏操作がなされる毎に、所定の楽音の発生を指示するステップと、
前記演奏操作がなされる毎に、当該各演奏操作の状態を状態センサにより検知するステップと、
この状態センサにより検知された各演奏操作の状態のばらつき度合をばらつきセンサにより検出するステップと、
このばらつきセンサによる検出結果に基づいて、前記演奏操作の習熟度を判定するステップと、
この習熟度の判定結果を報知するステップと、
を、コンピュータに実行させることを特徴とする。

Claims (3)

  1. 演奏者が保持可能な演奏操作子と、
    演奏者が前記演奏操作子を用いて演奏操作がなされる毎に、所定の楽音の発生を指示する楽音発生指示手段と、
    前記演奏操作がなされる毎に、当該各演奏操作の状態を検知する検知する検知手段と、
    この検知手段により検知された各演奏操作の状態のばらつき度合を検出するばらつき検出手段と、
    このばらつき検出手段による検出結果に基づいて、前記演奏者の演奏操作の習熟度を判定する習熟度判定手段と、
    この習熟度判定手段による判定結果を報知する報知手段と、
    を備えていることを特徴とする楽音発生装置。
  2. 前記検知手段は、前記演奏操作子を被写体とする撮像画像を撮像するとともに、前記演奏操作子が演奏操作がなされるタイミング毎に、当該撮像画像平面上における前記演奏操作子の位置座標を検知する位置検知手段を有し、当該検知された演奏操作毎の演奏操作子の位置座標夫々を、各演奏操作の状態として検知することを特徴とする請求項1記載の楽音発生装置。
  3. 前記検知手段は、前記演奏操作子内に設けられ、かつ前記演奏者の演奏操作がなされる毎に前記演奏操作子本体に加えられる移動速度を検知する移動速度検知手段を有し、当該検知された演奏操作毎の移動速度夫々を、各演奏操作の状態として検知することを特徴とする請求項1記載の楽音発生装置。
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