JP5861517B2 - 演奏装置及びプログラム - Google Patents

演奏装置及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP5861517B2
JP5861517B2 JP2012061217A JP2012061217A JP5861517B2 JP 5861517 B2 JP5861517 B2 JP 5861517B2 JP 2012061217 A JP2012061217 A JP 2012061217A JP 2012061217 A JP2012061217 A JP 2012061217A JP 5861517 B2 JP5861517 B2 JP 5861517B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
performance
unit
hand
position coordinates
performance member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012061217A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013195582A5 (ja
JP2013195582A (ja
Inventor
由紀 吉濱
由紀 吉濱
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP2012061217A priority Critical patent/JP5861517B2/ja
Publication of JP2013195582A publication Critical patent/JP2013195582A/ja
Publication of JP2013195582A5 publication Critical patent/JP2013195582A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5861517B2 publication Critical patent/JP5861517B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Electrophonic Musical Instruments (AREA)

Description

本発明は、演奏装置及びプログラムに関する。
従来、演奏者の演奏動作を検知すると、演奏動作に応じた電子音を発音する演奏装置が提案されている。例えば、スティック上の部材のみで打楽器音を発音する演奏装置(エアドラム)が知られている。この演奏装置では、演奏者が、センサを内蔵するスティック状の部材を手で保持して振るといった、あたかもドラムを打撃するような演奏動作をすると、センサが当該演奏動作を検知し、打楽器音が発音される。
このような演奏装置によれば、現実の楽器を必要とせずに当該楽器の楽音を発音することができるため、演奏者は、演奏場所や演奏スペースに制約を受けずに演奏を楽しむことができる。
このような演奏装置として、例えば、特許文献1には、演奏者のスティック状の部材を用いた演奏動作を撮像すると共に、当該演奏動作の撮像画像と、楽器セットを示す仮想画像とを合成した合成画像をモニタに表示し、スティック状の部材と仮想的な楽器セットとの位置情報に応じて所定の楽音を発音するように構成された楽器ゲーム装置が提案されている。
特許第3599115号公報
しかしながら、特許文献1に記載の楽器ゲーム装置をそのまま適用した場合、仮想的な楽器セットの配置などのレイアウト情報は予め定められているため、演奏者の熟練度に応じてレイアウト情報を変更することはできなかった。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、仮想的な楽器セットの配置などのレイアウト情報を、演奏者の熟練度に応じて変更できる演奏装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一態様の演奏装置は、
演奏部材を被写体とする撮像画像を撮像すると共に、前記撮像画像平面上の前記演奏部材の位置座標を検出する撮像装置と、
前記撮像画像平面に配置された領域を規定するレイアウト情報を記憶する記憶手段と、
特定の演奏操作がなされたタイミングでの前記撮像画像平面上の前記演奏部材の位置座標を検出する特定操作位置検出手段と、
前記特定操作位置検出手段により検出された前記演奏部材の位置座標が、前記レイアウト情報に基づいて配置された領域に属するか否かを判別する判別手段と、
この判別手段により領域に属すると判別された場合に、当該領域に対応する楽音の発音を指示する発音指示手段と、
前記検出された前記演奏部材の位置座標の、前記領域における分布度合を算出する分布算出手段と、
前記分布算出手段により算出された分布度合に応じて前記領域を変更させるために、前記記憶手段に記憶されたレイアウト情報を更新する更新手段と、
を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、仮想的な楽器セットの配置などのレイアウト情報を、演奏者の熟練度に応じて変更できる。
本発明の演奏装置の一実施形態の概要を示す図である。 上記演奏装置を構成するスティック部のハードウェア構成を示すブロック図である。 上記スティック部の斜視図である。 上記演奏装置を構成するカメラユニット部のハードウェア構成を示すブロック図である。 上記演奏装置を構成するセンターユニット部のハードウェア構成を示すブロック図である。 本発明の演奏装置の一実施形態に係るセットレイアウト情報を示す図である。 上記セットレイアウト情報が示す概念を仮想平面上で可視化した図である。 上記スティック部の処理の流れを示すフローチャートである。 上記カメラユニット部の処理の流れを示すフローチャートである。 上記センターユニット部の処理の流れを示すフローチャートである。 上記センターユニット部のレベル判定処理の流れを示すフローチャートである。 仮想パッドの設定例を示す図である。 仮想パッドの設定例を示す図である。 上記実施形態に係るセットレイアウト情報を示す図である。 レベル報知の具体的表示例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。
[演奏装置1の概要]
初めに、図1を参照して、本発明の一実施形態としての演奏装置1の概要について説明する。
図1(1)に示すように、本実施形態の演奏装置1は、スティック部10R,10Lと、カメラユニット部20と、センターユニット部30と、を含んで構成される。本実施形態では、スティック部10Rを、以下、「右手用スティック部10R」と適宜呼び、スティック部10Lを、以下、「左手用スティック部10L」と適宜呼ぶ。本実施形態の演奏装置1は、2本のスティックを用いた仮想的なドラム演奏を実現するため、2つのスティック部10R,10Lを備えることとしているが、スティック部の数は、これに限られず1つとしてもよく、3つ以上としてもよい。なお、以下では、右手用スティック部10R及び左手用スティック部10Lを個々に区別する必要がない場合には、両者を総称して「スティック部10」と呼ぶ。
スティック部10は、長手方向に延びるスティック状の演奏部材である。演奏者は、スティック部10の一端(根元側)を手に持ち、手首などを中心として振り上げたり振り下ろしたりする動作を、演奏動作として行う。このような演奏者の演奏動作を検知するため、スティック部10の他端(先端側)には、加速度センサ及び角速度センサなどの各種センサが設けられている(後述のモーションセンサ部14)。スティック部10は、これらの各種センサにより検知された演奏動作に基づいて、センターユニット部30にノートオンイベントを送信する。
また、スティック部10の先端側には、後述するマーカー部15(図2参照)が設けられており、撮像時にカメラユニット部20がスティック部10の先端を判別可能に構成されている。
カメラユニット部20は、光学式の撮像装置として構成され、スティック部10を保持して演奏動作を行う演奏者を被写体として含む空間(以下、「撮像空間」と呼ぶ)を、所定のフレームレートで撮像し、動画像のデータとして出力する。カメラユニット部20は、撮像空間内における発光中のマーカー部15の位置座標を特定し、当該位置座標を示すデータ(以下、「位置座標データ」と呼ぶ)をセンターユニット部30に送信する。
センターユニット部30は、スティック部10からノートオンイベントを受信すると、受信時のマーカー部15の位置座標データに応じて、所定の楽音を発音する。具体的には、センターユニット部30は、カメラユニット部20の撮像空間に対応付けて、図1(2)に示す仮想ドラムセットDの位置座標データを記憶しており、当該仮想ドラムセットDの位置座標データと、ノートオンイベント受信時のマーカー部15の位置座標データとに基づいて、スティック部10が仮想的に打撃した楽器を特定し、当該楽器に対応する楽音を発音する。
次に、このような本実施形態の演奏装置1の構成について具体的に説明する。
[演奏装置1の構成]
初めに、図2〜図5を参照して、本実施形態の演奏装置1の各構成要素、具体的には、スティック部10、カメラユニット部20及びセンターユニット部30の構成について説明する。
[スティック部10の構成]
図2は、スティック部10のハードウェア構成を示すブロック図である。
図2に示すように、スティック部10は、CPU11(Central Processing Unit)と、ROM(Read Only Memory)12と、RAM(Random Access Memory)13と、モーションセンサ部14と、マーカー部15と、データ通信部16と、スイッチ操作検出回路17と、を含んで構成される。
CPU11は、スティック部10全体の制御を実行し、例えば、モーションセンサ部14から出力されるセンサ値に基づいて、スティック部10の姿勢の検知、ショット検出及びアクション検出に加え、マーカー部15の発光・消灯などの制御を実行する。このとき、CPU11は、マーカー特徴情報をROM12から読み出し、当該マーカー特徴情報に従い、マーカー部15の発光制御を実行する。また、CPU11は、データ通信部16を介して、センターユニット部30との間の通信制御を実行する。
ROM12は、CPU11により各種処理が実行されるための処理プログラムを格納する。また、ROM12は、マーカー部15の発光制御に用いるマーカー特徴情報を格納する。ここで、カメラユニット部20は、右手用スティック部10Rのマーカー部15(以下、「右マーカー」と適宜呼ぶ)と、左手用スティック部10Lのマーカー部15(以下、「左マーカー」と適宜呼ぶ)とを区別する必要がある。マーカー特徴情報とは、右マーカーと左マーカーとをカメラユニット部20が区別するための情報であり、例えば、発光時の形状、大きさ、色相、彩度、あるいは輝度に加え、発光時の点滅スピードなどを用いることができる。
右手用スティック部10RのCPU11及び左手用スティック部10LのCPU11は、夫々異なるマーカー特徴情報を読み出し、夫々のマーカーの発光制御を実行する。
RAM13は、モーションセンサ部14が出力した各種センサ値など、処理において取得され又は生成された値を格納する。
モーションセンサ部14は、スティック部10の状態を検知するための各種センサであり、所定のセンサ値を出力する。ここで、モーションセンサ部14を構成するセンサとしては、例えば、加速度センサ、角速度センサ及び磁気センサなどを用いることができる。
図3は、スティック部10の斜視図であり、外部にはスイッチ部171とマーカー部15が配置されている。
演奏者は、スティック部10の一端(根元側)を保持し、手首などを中心とした振り上げ振り下ろし動作を行うことで、スティック部10に対して運動を生じさせる。その際にこの運動に応じたセンサ値がモーションセンサ部14から出力されるようになっている。
モーションセンサ部14からのセンサ値を受け付けたCPU11は、演奏者が持っているスティック部10の状態、を検知する。一例としては、CPU11は、スティック部10による仮想的な楽器の打撃タイミング(以下、「ショットタイミング」とも呼ぶ)を検知する。ショットタイミングは、スティック部10が振り下ろされてから停止される直前のタイミングであり、スティック部10にかかる振り下ろし方向とは逆向きの加速度の大きさがある閾値を超えたタイミングである。
図2に戻り、マーカー部15は、スティック部10の先端側に設けられた発光体であり 、例えばLEDなどで構成され、CPU11からの制御に応じて発光及び消灯する。具体的には、マーカー部15は、CPU11によってROM12から読み出されたマーカー特徴情報に基づいて発光する。このとき、右手用スティック部10Rのマーカー特徴情報と、左手用スティック部10Lのマーカー特徴情報とは異なるため、カメラユニット部20は、右手用スティック部10Rのマーカー部(右マーカー)の位置座標と、左手用スティック部10Lのマーカー部(左マーカー)の位置座標とを個々に区別し取得することができる。
データ通信部16は、少なくともセンターユニット部30との間で所定の無線通信を行う。所定の無線通信は、任意の方法で行うこととしてよく、本実施形態では、赤外線通信によりセンターユニット部30との間での無線通信を行う。なお、データ通信部16は、カメラユニット部20との間で無線通信を行うこととしてもよく、また、右手用スティック部10R及び左手用スティック部10Lとの間で無線通信を行うこととしてもよい。
スイッチ操作検出回路17は、スイッチ171と接続され、当該スイッチ171を介した入力情報を受け付ける。
[カメラユニット部20の構成]
スティック部10の構成についての説明は、以上である。続いて、図4を参照して、カメラユニット部20の構成について説明する。
図4は、カメラユニット部20のハードウェア構成を示すブロック図である。
カメラユニット部20は、CPU21と、ROM22と、RAM23と、イメージセンサ部24と、データ通信部25と、を含んで構成される。
CPU21は、カメラユニット部20全体の制御を実行し、例えば、イメージセンサ部24が検出したマーカー部15の位置座標データ及びマーカー特徴情報に基づいて、右手用スティック部10R及び左手用スティック部10Lのマーカー部15(右マーカー及び左マーカー)の夫々の位置座標を算出し、夫々の算出結果を示す位置座標データを出力する制御を実行する。また、CPU21は、データ通信部25を介して、算出した位置座標データなどをセンターユニット部30に送信する通信制御を実行する。
ROM22は、CPU21により各種処理が実行されるための処理プログラムを格納する。RAM23は、イメージセンサ部24が検出したマーカー部15の位置座標データなど、処理において取得され又は生成された値を格納する。また、RAM23は、センターユニット部30から受信した右手用スティック部10R及び左手用スティック部10Lの夫々のマーカー特徴情報も併せて格納する。
イメージセンサ部24は、例えば、光学式のカメラであり、スティック部10を持って演奏動作を行う演奏者の動画を所定のフレームレートで撮像する。また、イメージセンサ部24は、フレームごとの撮像データをCPU21に出力する。なお、撮像画像内におけるスティック部10のマーカー部15の位置座標の特定については、イメージセンサ部24が行うこととしてもよく、CPU21が行うこととしてもよい。同様に、撮像したマーカー部15のマーカー特徴情報についても、イメージセンサ部24が特定することとしてもよく、CPU21が特定することとしてもよい。
データ通信部25は、少なくともセンターユニット部30との間で所定の無線通信(例えば、赤外線通信)を行う。なお、データ通信部16は、スティック部10との間で無線通信を行うこととしてもよい。
[センターユニット部30の構成]
カメラユニット部20の構成についての説明は、以上である。続いて、図5を参照して、センターユニット部30の構成について説明する。
図5は、センターユニット部30のハードウェア構成を示すブロック図である。
センターユニット部30は、CPU31と、ROM32と、RAM33と、スイッチ操作検出回路34と、表示回路35と、音源装置36と、データ通信部37と、を含んで構成される。
CPU31は、センターユニット部30全体の制御を実行し、例えば、スティック部10から受信したショット検出及びカメラユニット部20から受信したマーカー部15の位置座標に基づいて、所定の楽音を発音する制御などを実行する。また、CPU31は、データ通信部37を介して、スティック部10及びカメラユニット部20との間の通信制御を実行する。
ROM32は、CPU31の実行する各種処理の処理プログラムを格納する。また、ROM32は、種々の音色の波形データ、例えば、フルート、サックス、トランペットなどの管楽器、ピアノなどの鍵盤楽器、ギターなどの弦楽器、バスドラム、ハイハット、スネア、シンバル、タムなど打楽器の波形データ(音色データ)を、位置座標などと対応付けて格納する。
音色データ等の格納方法としては、例えば、図6にセットレイアウト情報として示すように、セットレイアウト情報は、第1パッド〜第nパッドまでのn個のパッド情報を有しており、さらに各パッド情報にパッドの有無(後述する仮想平面における仮想パッドの存在の有無)、位置(後述する仮想平面における位置座標)、サイズ(仮想パッドの形状及び径など)、及び音色(波形データ)などが対応づけられて格納されている。
ここで、図7を参照して、具体的なセットレイアウトについて説明する。図7は、センターユニット部30のROM32に格納されたセットレイアウト情報(図6参照)が示す概念を仮想平面上で可視化した図である。
図7は、4個の仮想パッド81,82,83,84が仮想平面上に配置されている様子を示しており、仮想パッド81,82,83,84には、第1パッド〜第nパッドのうち、パッド有無データが「パッド有」となっているものが対応している。例えば、第2パッド、第3パッド、第5パッド、第6パッドの4つが対応している。さらに、位置データとサイズデータに基づいて仮想パッド81,82,83,84が配置されている。さらにまた、各仮想パッド81に音色データが対応付けられている。したがって、ショット検出時におけるマーカー部15の位置座標が仮想パッド81,82,83,84に対応する領域に属した場合、仮想パッド81,82,83,84に対応する音色が発音される。
なお、CPU31は、この仮想平面を仮想パッド81配置と共に後述する表示装置351に表示してもよい。
また、本実施形態において、この仮想平面での位置座標は、カメラユニット部20の撮像画像での位置座標と一致するものとする。
図5に戻って、RAM33は、スティック部10から受信したスティック部10の状態(ショット検出など)、カメラユニット部20から受信したマーカー部15の位置座標、及び、ROM32から読み出されたセットレイアウト情報など、処理において取得され又は生成された値を格納する。
ショット検出時(すなわち、ノートオンイベント受信時)にマーカー部15の位置座標が属する領域の仮想パッド81に対応する音色データ(波形データ)を、RAM33に格納されたセットレイアウト情報から、CPU31が読み出すことで、演奏者の演奏動作に応じた楽音が発音される。
スイッチ操作検出回路34は、スイッチ341と接続され、当該スイッチ341を介した入力情報を受け付ける。入力情報としては、例えば、発音する楽音の音量や発音する楽音の音色の変更、セットレイアウト番号の設定及び変更、表示装置351の表示の切り替えなどが含まれる。
また、表示回路35は、表示装置351と接続され、表示装置351の表示制御を実行する。
音源装置36は、CPU31からの指示にしたがって、ROM32から波形データを読み出して、楽音データを生成すると共に、楽音データをアナログ信号に変換し、図示しないスピーカから楽音を発音する。
また、データ通信部37は、スティック部10及びカメラユニット部20との間で所定の無線通信(例えば、赤外線通信)を行う。
[演奏装置1の処理]
以上、演奏装置1を構成するスティック部10、カメラユニット部20及びセンターユニット部30の構成について説明した。続いて、図8〜図11を参照して、演奏装置1の処理について説明する。
[スティック部10の処理]
図8は、スティック部10が実行する処理(以下、「スティック部処理」と呼ぶ)の流れを示すフローチャートである。
図8を参照して、スティック部10のCPU11は、モーションセンサ部14からモーションセンサ情報、すなわち、各種センサが出力するセンサ値を読み出し、RAM13に格納する(ステップS1)。その後、CPU11は、読み出したモーションセンサ情報に基づいて、スティック部10の姿勢検知処理を実行する(ステップS2)。姿勢検知処理では、CPU11は、モーションセンサ情報に基づいて、スティック部10の姿勢、例えば、スティック部10のロール角及びピッチ角などを算出する。
続いて、CPU11は、モーションセンサ情報に基づいて、ショット検出処理を実行する(ステップS3)。ここで、演奏者がスティック部10を用いて演奏を行う場合、一般には、現実の楽器(例えば、ドラム)を打撃する動作と同様の演奏動作を行う。このような演奏動作では、演奏者は、まずスティック部10を振り上げ、それから仮想的な楽器に向かって振り下ろす。そしてスティック部10を仮想的な楽器に打撃する寸前に、スティック部10の動作を止めようとする力を働かせる。このとき、演奏者は、仮想的な楽器にスティック部10を打撃した瞬間に楽音が発生することを想定しているため、演奏者が想定するタイミングで楽音を発生できるのが望ましい。そこで、本実施形態では、演奏者が仮想的な楽器の面にスティック部10を打撃する瞬間又はそのわずかに手前のタイミングで楽音を発音することとしている。
本実施形態においては、ショット検出のタイミングは、スティック部10が振り下ろされてから停止される直前のタイミングであり、スティック部10にかかる振り下ろし方向とは逆向きの加速度の大きさがある閾値を超えたタイミングである。
このショット検出のタイミングを発音タイミングとし、発音タイミングが到来したと判断されると、スティック部10のCPU11は、ノートオンイベントを生成し、センターユニット部30に送信する。これにより、センターユニット部30において、発音処理が実行されて、楽音が発音される。
ステップS3に示すショット検出処理では、モーションセンサ情報(例えば、加速度センサのセンサ合成値)に基づいて、ノートオンイベントを生成する。このとき、生成するノートオンイベントには、発音する楽音の音量を含めることとしてもよい。なお、楽音の音量は、例えば、センサ合成値の最大値から求めることができる。
続いて、CPU11は、ステップS1乃至ステップS3の処理で検出した情報、すなわち、モーションセンサ情報、姿勢情報及びショット情報を、データ通信部16を介してセンターユニット部30に送信する(ステップS4)。このとき、CPU11は、スティック識別情報と対応付けて、モーションセンサ情報、姿勢情報及びショット情報をセンターユニット部30に送信する。
これにより、処理はステップS1に戻され、それ以降の処理が繰り返される。
[カメラユニット部20の処理]
図9は、カメラユニット部20が実行する処理(以下、「カメラユニット部処理」と呼ぶ)の流れを示すフローチャートである。
図9を参照して、カメラユニット部20のCPU21は、イメージデータ取得処理を実行する(ステップS11)。この処理では、CPU21は、イメージセンサ部24からイメージデータを取得する。
続いて、CPU21は、右マーカー検出処理(ステップS12)及び左マーカー検出処理(ステップS13)を実行する。これらの処理では、CPU21は、イメージセンサ部24が検出した、右手用スティック部10Rのマーカー部15(右マーカー)及び左手用スティック部10Lのマーカー部15(左マーカー)の位置座標、サイズ、角度などのマーカー検出情報を、取得しRAM23に格納する。このとき、イメージセンサ部24は、発光中のマーカー部15について、マーカー検出情報を検出する。
続いて、CPU21は、ステップS12及びステップS13で取得したマーカー検出情報を、データ通信部25を介してセンターユニット部30に送信し(ステップS14)、ステップS11に処理を移行させる。
[センターユニット部30の処理]
図10は、センターユニット部30が実行する処理(以下、「センターユニット部処理」と呼ぶ)の流れを示すフローチャートである。
図10を参照して、センターユニット部30のCPU31は、ショット対象となる仮想パッドを演奏者に報知する(ステップS21)。この処理では、CPU31は、仮想パッド81,82,83,84のうち、ショット対象とする仮想パッドを選択して、演奏者に報知する。仮想パッドは、ランダムに選択されてもよいし、演奏者によるスイッチ341の操作に基づいて選択されてもよい。報知の方法として、CPU31は、例えば、選択された仮想パッドを一定周期で点滅させる画像を、表示回路35を介して表示装置351に表示する。このとき、CPU31は、演奏者が仮想パッドをショットすべきショット回数を報知してもよいし、予め定められたショットすべき時間を報知してもよい。
続いて、CPU31は、カメラユニット部20から、右マーカー及び左マーカー夫々のマーカー検出情報を受信し、RAM33に格納する(ステップS22)。また、CPU31は、右手用スティック部10R及び左手用スティック部10Lの夫々から、スティック識別情報と対応付けられたモーションセンサ情報、姿勢情報及びショット情報を受信し、RAM33に格納する(ステップS23)。さらに、CPU31は、スイッチ341の操作により入力された情報を取得する(ステップS24)。
続いて、CPU31は、ショットありか否かを判断する(ステップS25)。この処理では、CPU31は、スティック部10からノートオンイベントを受信したか否かにより、ショットの有無を判断する。このとき、ショットありと判断した場合には、CPU31は、ショット情報処理を実行する(ステップS26)。ショットなしと判断した場合には 、CPU31は、処理をステップS22に移行させる。
ショット情報処理では、CPU31は、RAM33に読み出されたセットレイアウト情報から、右マーカー及び左マーカー夫々のマーカー検出情報に含まれる位置座標が属する領域の仮想パッド81,82,83,84のいずれかに対応する音色データ(波形データ)を読み出し、ノートオンイベントに含まれる音量データと共に音源装置36に出力する。すると、音源装置36は、受け取った波形データに基づいて該当する楽音を発音する。
続いて、CPU31は、ショット位置を記憶する(ステップS27)。この処理では、CPU31は、右マーカー及び左マーカー夫々のマーカー検出情報に含まれる位置座標をRAM33に記憶する。
続いて、CPU31は、演奏が終了したか否かを判断する(ステップS28)。この処理では、CPU31は、仮想パッドをショットすべきショット回数が所定回数に到達したか否かを判断する。なお、CPU31は、ステップS21での報知を行ってから所定時間が経過したか否かを判断してもよい。演奏が終了でないと判断されると、CPU31は、処理をステップS22に移行させる。
演奏が終了した判断されると、CPU31は、図11を参照して後述するレベル判定処理を実行する(ステップS29)。
ステップS29の処理が終了すると、CPU31は、センターユニット部処理を終了する。
[センターユニット部30のレベル判定処理]
図11は、図10のセンターユニット部処理のうち、ステップS29のレベル判定処理の詳細な流れを示すフローチャートである。
図11を参照して、CPU31は、ショット位置のばらつき度合を算出する(ステップS31)。具体的には、CPU31は、図10のステップS27で取得した、右マーカー及び左マーカー夫々のマーカー検出情報に含まれる位置座標のうち、図10のステップS21で選択された仮想パッドの領域に属する全ての位置座標の平均位置座標を算出し、その平均位置座標から、当該選択された仮想パッドの領域に属する全ての位置座標夫々に対する距離を算出し、算出した距離の自乗をすべて加算した後、ショット回数で除算することで平均偏差を算出する。CPU31は、この平均偏差を両手用ばらつき度合としてRAM33に格納する。また、CPU31は、右マーカーのマーカー検出情報に含まれる位置座標と、左マーカーのマーカー検出情報に含まれる位置座標とについて、別々にばらつき度合を上述した方法と同様に算出し、右手用ばらつき度合及び左手用ばらつき度合としてRAM33に格納する。本実施例では上記ばらつき度合を平均偏差を用いたが、これの平方根である標準偏差をばらつき度合い(分布度合い)として用いてもよい。
続いて、CPU31は、レベル判定を行う(ステップS32)。この処理では、CPU31は、ステップS31でRAM33に格納された両手用ばらつき度合に応じて、演奏者の演奏の熟練度を示すレベルを判定する。このとき、CPU31は、両手用ばらつき度合が所定の閾値より大きい場合に、レベルを初心者と判定し、所定の閾値以下の場合に、上級者と判定する。なお、閾値を複数設けて、レベルを複数段階に分けてもよい。
また、CPU31は、RAM33に格納された右手用ばらつき度合及び左手用ばらつき度合の夫々に応じて、演奏者の演奏の熟練度を示すレベルを判定してもよい。例えば、右手用ばらつき度合が所定の閾値以下である一方、左手用ばらつき度合が所定の閾値より大きい場合には、初心者と判定するという方法で当該レベルを判定する。なお、閾値を複数設けて、レベルを複数段階に分けてもよい。
続いて、CPU31は、仮想パッド設定を行う(ステップS33)。この処理では、CPU31は、ステップS31で算出されたばらつき度合に基づいて、仮想平面上における仮想パッドの位置及びサイズを設定する。例えば、ショット対象が仮想パッド81であった際の両手用ばらつき度合が所定の閾値より大きい場合には、図12に示すように、CPU31は、仮想パッド81のサイズを大きくして、大きくした後のサイズをRAM33に格納されているレイアウト情報のサイズ情報に書き込む。また、CPU31は、仮想平面上の位置を変更してもよい。なお、両手用ばらつき度合が所定の閾値以下である場合には、仮想パッド81の位置及びサイズは変更されない。さらに、閾値が複数設けられている場合には、当該複数の閾値に基づいて決定される夫々のレベルに応じた位置及びサイズが決定される。
また、右手用ばらつき度合及び左手用ばらつき度合の夫々に基づいて、右手用スティック部10R用及び左手用スティック部10L夫々に対して仮想パッド81の領域を別々に設定してもよい。例えば、右手用ばらつき度合が所定の閾値以下の場合であり、左手用ばらつき度合が所定の閾値より大きい場合には、図13に示すように、CPU31は、仮想パッド81に右手用スティック部10R用の右手用領域91を、位置及びサイズを変更せずに設定し、左手用スティック部10L用の左手用領域92を、サイズを大きくして設定する。この際位置を変更してもよい。なお、ショットタイミングにおける右マーカーのマーカー検出情報に含まれる位置座標が右手用領域91に属した場合、仮想パッド81に対応する音色で発音され、ショットタイミングにおける左マーカーのマーカー検出情報に含まれる位置座標が左手用領域92に属した場合も、仮想パッド81に対応する音色で発音される。
この場合、図14に示すように、RAM33に格納されたセットレイアウト情報の各パッド情報において、CPU31は、右手用領域91の位置及びサイズを、夫々、位置(右)及びサイズ(右)の格納領域に書き込み、左手用領域92の位置及びサイズを、夫々、位置(左)及びサイズ(左)の格納領域に書き込む。
続いて、CPU31は、レベル報知を行う(ステップS34)。この処理では、CPU31は、ステップS32で判定したレベルを、表示回路35を介して表示装置351に表示することで報知する。報知の具体的表示例を図15に示す。ステップS34の処理が終了すると、CPU31は、レベル判定処理を終了する。
以上、本実施形態の演奏装置1の構成及び処理について説明した。
本実施形態においては、CPU31は、仮想パッド81〜84のうち、ショットタイミングにおいてスティック部10がショットされるべき領域を指定し、ショットタイミングでのスティック部10の位置座標を検出し、検出された位置座標が、仮想パッド81〜84のいずれかに属する場合に、対応する音色の楽音の発音を指示し、ショットタイミングにおけるスティック部10の位置座標の指定された仮想パッドにおける分布度合を算出し算出された分布度合に応じて、指定された仮想パッドの配置を設定する。
よって、指定された仮想パッドをショットした際のばらつき度合、すなわち、演奏者の熟練度に応じて、レイアウト情報の仮想パッドの配置を変更できる。
また、本実施形態においては、スティック部10は、右手用スティック部10Rと、左手用スティック部10Lとの一対の演奏部材であり、セットレイアウト情報は、仮想パッド81〜84夫々の領域について、右手用スティック部10Rに対する領域と左手用スティック部10Lに対する領域とを有している。さらに、CPU31は、右手用スティック部10Rの位置座標と、左手用スティック部10Lの位置座標とを別々に検出し、右手用スティック部10Rの位置座標の分布度合と、左手用スティック部10Lの位置座標の分布度合とを別々に算出し、算出された右手用スティック部10Rの分布度合に応じて、指定された仮想パッドの右手用スティック部10Rに対する領域の配置を設定すると共に、算出された左手用スティック部10Lの分布度合に応じて、指定された仮想パッドの左手用スティック部10Lに対する領域の配置を設定する。
よって、演奏者の左右夫々のスティック操作の熟練度に応じて、一の仮想パッドに対して、右手用の領域と左手用の領域とを別々に設定できる。
また、本実施形態においては、CPU31は、算出された分布度合に応じて、演奏者の演奏技術レベルを判定し、判定された演奏技術レベルを報知する。
よって、演奏者は、報知された演奏技術レベルを見ることで自身の演奏技術レベルを客観的に知ることができる。
また、本実施形態においては、CPU31は、算出された右手用スティック部10Rの位置座標の分布度合と、左手用スティック部10Lの位置座標の分布度合とに応じて、演奏者の演奏技術レベルを判定し、判定された演奏技術レベルを報知する。
よって、演奏者は、報知された演奏技術レベルを見ることで自身の演奏技術レベルを客観的に知ることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、実施形態は例示に過ぎず、本発明の技術的範囲を限定するものではない。本発明はその他の様々な実施形態を取ることが可能であり、さらに、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、省略や置換など種々の変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、本明細書などに記載された発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
上記実施形態では、仮想的な打楽器として仮想ドラムセットD(図1参照)を例にとって説明したが、これに限られるものではなく、本発明は、スティック部10の振り下ろし動作で楽音を発音する木琴など他の楽器に適用することができる。
また、上記実施形態では、ショット対象として指定された仮想パッドのみに対して領域を設定したが、これに限られず、ショット対象以外の仮想パッドも含めて領域を設定してもよい。
以下に、本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[付記1]
演奏者が保持可能な演奏部材と、
前記演奏部材を被写体とする撮像画像を撮像すると共に、前記撮像画像平面上の前記演奏部材の位置座標を検出する撮像装置と、
前記撮像画像平面に配置された領域を規定するレイアウト情報を記憶する記憶手段と、
前記特定の演奏操作がなされたタイミングでの前記撮像画像平面上の前記演奏部材の位置座標を検出する特定操作位置検出手段と、
前記特定操作位置検出手段により検出された前記演奏部材の位置座標が、前記レイアウト情報に基づいて配置された領域に属するか否かを判別する判別手段と、
この判別手段により領域に属すると判別された場合に、当該領域に対応する楽音の発音を指示する発音指示手段と、
前記検出された前記演奏部材の位置座標の、前記領域における分布度合を算出する分布算出手段と、
前記分布算出手段により算出された分布度合に応じて前記領域を変更させるために、前記記憶手段に記憶されたレイアウト情報を更新する更新手段と、
を備えたことを特徴とする演奏装置。
[付記2]
前記分布算出手段により算出された前記分布度合に応じて、前記演奏者の演奏技術レベルを判定するレベル判定手段と、
前記レベル判定手段により決定された前記演奏者の演奏技術レベルを報知する報知手段と、をさらに備える、ことを特徴とする付記1に記載の演奏装置。
[付記3]
前記演奏部材は、右手用演奏部材と左手用演奏部材との一対からなり、
前記レイアウト情報は、前記右手用演奏部材に対する領域と前記左手用演奏部材に対する領域とを規定し、
前記特定操作位置検出手段は、前記右手用演奏部材の位置座標と、前記左手用演奏部材の位置座標とを別々に検出し、
前記分布算出手段は、前記右手用演奏部材の位置座標の前記分布度合と、前記左手用演奏部材の位置座標の前記分布度合とを別々に算出し、
前記更新手段は、前記算出された右手用演奏部材の分布度合に応じて、前記右手用演奏部材に対する領域を変更させ、前記算出された左手用演奏部材の分布度合に応じて、前記左手用演奏部材に対する領域を変更させるために、前記記憶手段に記憶されたレイアウト情報を更新することを特徴とする付記1に記載の演奏装置。
[付記4]
前記算出された右手用演奏部材の位置座標の分布度合と、前記算出された左手用演奏部材の位置座標の前記分布度合とに応じて、前記演奏者の演奏技術レベルを判定するレベル判定手段と、
前記レベル判定手段により決定された前記演奏者の演奏技術レベルを報知する報知手段と、をさらに備える、
ことを特徴とする付記3に記載の演奏装置。
[付記5]
演奏者が保持可能な演奏部材と、前記演奏部材を被写体とする撮像画像を撮像すると共に、前記撮像画像平面上の前記演奏部材の位置座標を検出する撮像装置と、前記撮像画像平面に配置された領域を規定するレイアウト情報を記憶する記憶手段と、を有する演奏装置として用いられるコンピュータに、
前記特定の演奏操作がなされたタイミングでの前記撮像画像平面上の前記演奏部材の位置座標を検出する特定操作位置検出ステップと、
検出された前記演奏部材の位置座標が、前記レイアウト情報に基づいて配置された領域に属するか否かを判別する判別ステップと、
前記領域に属すると判別された場合に、当該領域に対応する楽音の発音を指示する発音指示ステップと、
前記検出された前記演奏部材の位置座標の、前記領域における分布度合を算出する分布算出ステップと、
前記算出された分布度合に応じて前記領域を変更させるために、前記記憶手段に記憶されたレイアウト情報を更新する更新ステップと、
を実行させることを特徴とするプログラム。
1・・・演奏装置、10R・・・右手用スティック部、10L・・・左手用スティック部、11・・・CPU、12・・・ROM、13・・・RAM、14・・・モーションセンサ部、15・・・マーカー部、16・・・データ通信部、17・・・スイッチ操作検出回路、171・・・スイッチ、20・・・カメラユニット部、21・・・CPU、22・・・ROM、23・・・RAM、24・・・イメージセンサ部、25・・・データ通信部、30・・・センターユニット、31・・・CPU、32・・ROM、33・・・RAM、34・・・スイッチ操作検出回路、341・・・スイッチ、35・・・表示回路、351・・・表示装置、36・・・音源装置、37・・・データ通信部、81〜84・・・仮想パッド、91・・・右手用領域、92・・・左手用領域

Claims (5)

  1. 演奏部材を被写体とする撮像画像を撮像すると共に、前記撮像画像平面上の前記演奏部材の位置座標を検出する撮像装置と、
    前記撮像画像平面に配置された領域を規定するレイアウト情報を記憶する記憶手段と、
    特定の演奏操作がなされたタイミングでの前記撮像画像平面上の前記演奏部材の位置座標を検出する特定操作位置検出手段と、
    前記特定操作位置検出手段により検出された前記演奏部材の位置座標が、前記レイアウト情報に基づいて配置された領域に属するか否かを判別する判別手段と、
    この判別手段により領域に属すると判別された場合に、当該領域に対応する楽音の発音を指示する発音指示手段と、
    前記検出された前記演奏部材の位置座標の、前記領域における分布度合を算出する分布算出手段と、
    前記分布算出手段により算出された分布度合に応じて前記領域を変更させるために、前記記憶手段に記憶されたレイアウト情報を更新する更新手段と、
    を備えたことを特徴とする演奏装置。
  2. 前記分布算出手段により算出された前記分布度合に応じて、演奏者の演奏技術レベルを判定するレベル判定手段と、
    前記レベル判定手段により決定された前記演奏者の演奏技術レベルを報知する報知手段と、をさらに備える、ことを特徴とする請求項1に記載の演奏装置。
  3. 前記演奏部材は、右手用演奏部材と左手用演奏部材との一対からなり、
    前記レイアウト情報は、前記右手用演奏部材に対する領域と前記左手用演奏部材に対する領域とを規定し、
    前記特定操作位置検出手段は、前記右手用演奏部材の位置座標と、前記左手用演奏部材の位置座標とを別々に検出し、
    前記分布算出手段は、前記右手用演奏部材の位置座標の前記分布度合と、前記左手用演奏部材の位置座標の前記分布度合とを別々に算出し、
    前記更新手段は、前記算出された右手用演奏部材の分布度合に応じて、前記右手用演奏部材に対する領域を変更させ、前記算出された左手用演奏部材の分布度合に応じて、前記左手用演奏部材に対する領域を変更させるために、前記記憶手段に記憶されたレイアウト情報を更新することを特徴とする請求項1に記載の演奏装置。
  4. 前記算出された右手用演奏部材の位置座標の分布度合と、前記算出された左手用演奏部材の位置座標の前記分布度合とに応じて、演奏者の演奏技術レベルを判定するレベル判定手段と、
    前記レベル判定手段により決定された前記演奏者の演奏技術レベルを報知する報知手段と、をさらに備える、
    ことを特徴とする請求項3に記載の演奏装置。
  5. 演奏部材を被写体とする撮像画像を撮像すると共に、前記撮像画像平面上の前記演奏部材の位置座標を検出する撮像装置と、前記撮像画像平面に配置された領域を規定するレイアウト情報を記憶する記憶手段と、を有する演奏装置として用いられるコンピュータに、
    特定の演奏操作がなされたタイミングでの前記撮像画像平面上の前記演奏部材の位置座標を検出する特定操作位置検出ステップと、
    検出された前記演奏部材の位置座標が、前記レイアウト情報に基づいて配置された領域に属するか否かを判別する判別ステップと、
    前記領域に属すると判別された場合に、当該領域に対応する楽音の発音を指示する発音指示ステップと、
    前記検出された前記演奏部材の位置座標の、前記領域における分布度合を算出する分布算出ステップと、
    前記算出された分布度合に応じて前記領域を変更させるために、前記記憶手段に記憶されたレイアウト情報を更新する更新ステップと、
    を実行させることを特徴とするプログラム。
JP2012061217A 2012-03-16 2012-03-16 演奏装置及びプログラム Active JP5861517B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012061217A JP5861517B2 (ja) 2012-03-16 2012-03-16 演奏装置及びプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012061217A JP5861517B2 (ja) 2012-03-16 2012-03-16 演奏装置及びプログラム

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2013195582A JP2013195582A (ja) 2013-09-30
JP2013195582A5 JP2013195582A5 (ja) 2015-04-30
JP5861517B2 true JP5861517B2 (ja) 2016-02-16

Family

ID=49394626

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012061217A Active JP5861517B2 (ja) 2012-03-16 2012-03-16 演奏装置及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5861517B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023157186A1 (ja) * 2022-02-17 2023-08-24 ヤマハ株式会社 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3599115B2 (ja) * 1993-04-09 2004-12-08 カシオ計算機株式会社 楽器ゲーム装置
JP2001166681A (ja) * 1999-12-10 2001-06-22 Honda Motor Co Ltd 作業習熟支援装置
US7889170B2 (en) * 2004-07-15 2011-02-15 Nippon Telegraph And Telephone Corporation Inner force sense presentation device, inner force sense presentation method, and inner force sense presentation program
JP2006220938A (ja) * 2005-02-10 2006-08-24 Yamaha Corp 音響制御装置
JP2007121355A (ja) * 2005-10-25 2007-05-17 Rarugo:Kk 演奏システム
JP4374010B2 (ja) * 2006-10-04 2009-12-02 株式会社コナミスポーツ&ライフ 運動動作評価システム、運動動作評価方法及びそのプログラム
JP2008197360A (ja) * 2007-02-13 2008-08-28 Crimson Technology Inc 電子装置
JP2010237882A (ja) * 2009-03-30 2010-10-21 Namco Bandai Games Inc プログラム、情報記憶媒体及び画像生成システム
JP5533915B2 (ja) * 2012-03-07 2014-06-25 カシオ計算機株式会社 習熟度判定装置、習熟度判定方法及びプログラム
JP5549698B2 (ja) * 2012-03-16 2014-07-16 カシオ計算機株式会社 演奏装置、方法及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013195582A (ja) 2013-09-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6024136B2 (ja) 演奏装置、演奏方法及びプログラム
JP6127367B2 (ja) 演奏装置及びプログラム
JP5966465B2 (ja) 演奏装置、プログラム及び演奏方法
JP5598490B2 (ja) 演奏装置、方法及びプログラム
JP5533915B2 (ja) 習熟度判定装置、習熟度判定方法及びプログラム
JP2013182195A (ja) 演奏装置及びプログラム
US8710345B2 (en) Performance apparatus, a method of controlling the performance apparatus and a program recording medium
JP5573899B2 (ja) 演奏装置
US20090318227A1 (en) Game controller case and sound output control method
JP5549698B2 (ja) 演奏装置、方法及びプログラム
JP2013040991A (ja) 操作子、操作方法及びプログラム
JP5861517B2 (ja) 演奏装置及びプログラム
JP6398291B2 (ja) 演奏装置、演奏方法及びプログラム
JP6111526B2 (ja) 楽音発生装置
JP5942627B2 (ja) 演奏装置、方法及びプログラム
JP6094111B2 (ja) 演奏装置、演奏方法及びプログラム
JP6098081B2 (ja) 演奏装置、演奏方法及びプログラム
JP6098083B2 (ja) 演奏装置、演奏方法及びプログラム
JP5974567B2 (ja) 楽音発生装置
JP5935399B2 (ja) 楽音発生装置
JP6098082B2 (ja) 演奏装置、演奏方法及びプログラム
JP2013195626A (ja) 楽音発生装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150311

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150311

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20151112

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20151124

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20151207

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5861517

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150