JP2000321491A - 撮像レンズ - Google Patents

撮像レンズ

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JP2000321491A
JP2000321491A JP12883299A JP12883299A JP2000321491A JP 2000321491 A JP2000321491 A JP 2000321491A JP 12883299 A JP12883299 A JP 12883299A JP 12883299 A JP12883299 A JP 12883299A JP 2000321491 A JP2000321491 A JP 2000321491A
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JP
Japan
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lens
back focus
focus distance
cover glass
imaging lens
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JP12883299A
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English (en)
Inventor
Tomohiro Saito
共啓 齋藤
Isamu Kaneko
勇 金子
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Enplas Corp
Original Assignee
Enplas Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 所望の光学性能を維持するとともに、バック
フォーカス距離を大きく確保した状態で、レンズを容易
に製造すること。 【解決手段】 物体側に位置する第1面を凹面としてな
るメニスカス状のレンズ1であって、バックフォーカス
距離(Bf)がレンズ系全体の焦点距離(fl)より長
く、アッベ数(νd)が50以上で、レンズ系全体の焦
点距離(fl)に対するレンズの第1面の中心曲率半径
(R1 )が−5.0より小さい範囲であることを特徴と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は撮像レンズに係り、
特に携帯型のコンピュータやテレビ電話等に搭載される
CCD、CMOS等の撮像素子を利用した撮像装置(例
えば、CCDカメラ)に用いられ、小型軽量化を図るこ
とを可能とした単玉レンズ構成の撮像レンズに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、マルチメディアの進展が著しく、
例えば、携帯型のコンピュータやテレビ電話等に搭載す
るためのCCDカメラの需要が著しく高まっている。こ
のようなCCDカメラは、限られた設置スペースに搭載
する必要があることから、小型であり、かつ、軽量であ
ることが望まれている。
【0003】そのため、このようなCCDカメラに用い
られる撮像レンズも、同様に、小型軽量であることが要
求されている。
【0004】このような撮像レンズとしては、従来か
ら、1枚のレンズを用いたいわゆる単玉レンズ系が用い
られている。
【0005】このような従来の単玉レンズ系の撮像レン
ズとして、例えば、特開平6−88939号公報等に開
示されているものがある。
【0006】この撮像レンズは、レンズの第2面の曲率
半径を焦点距離の0.5〜0.63に設定するととも
に、アッベ数を50より大きくなるように設定するよう
にしたものである。
【0007】しかし、このような従来の特開平6−88
939号公報に開示された撮像レンズは、両凸レンズを
用いていることから、バックフォーカス距離を十分に確
保することができないという問題があった。
【0008】このようにバックフォーカス距離を十分に
確保するためには、レンズ形状をメニスカス状にするこ
とが望ましい。
【0009】なお、単玉レンズ系の撮像レンズの他の例
として、特開平10−282410号公報に開示されて
いるものがある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の特開平10−282410号公報に開示された撮像
レンズにおいては、Fナンバーが2.8程度であり、レ
ンズ系としてはかなり暗いという問題を有しており、ま
た、バックフォーカス距離が焦点距離に対して短くなっ
ており、バックフォーカスを十分に確保するものではな
い。そのため、バックフォーカス距離の十分な確保と各
収差の良好な補正という問題の両者を解決するという観
点から見ると未だ十分とはいえないというのが実情であ
った。しかも、レンズの第2面の中心曲率半径が小さく
なり、短焦点化(広角化)に不向きであり、製造も困難
となるという問題を有している。
【0011】本発明は前記した点に鑑みてなされたもの
で、所望の光学性能を維持するとともに、バックフォー
カス距離を大きく確保した状態で、レンズを容易に製造
することのできる撮像レンズを提供することを目的とす
るものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1に記載の発明に係る撮像レンズは、物体側に位
置する第1面を凹面としてなるメニスカス状のレンズで
あって、 (1)Bf≧fl (2)νd≧50 (3)R1 /fl<−5.0 但し、 fl:レンズ系全体の焦点距離 Bf:バックフォーカス距離 νd:アッベ数 R1 :レンズの第1面の中心曲率半径 の条件を満足することを特徴とするものである。
【0013】この請求項1に記載の発明によれば、式
(1)、式(2)および式(3)は、所望の光学性能を
維持するとともに、バックフォーカス距離を大きく確保
した状態で、レンズを容易に製造することができるため
の条件である。式(1)において、Bfがflより小さ
いと、バックフォーカス距離を十分に確保することがで
きず、また、式(2)において、νdが50より小さく
なると、色収差が悪化してしまう。さらに、前記式
(2)によりアッベ数を大きくするための材料は、一般
に屈折率が低い特性を有するものであるが、式(3)に
おいて、R1 /flを−5.0より小さくすることによ
り、レンズの第2面にかかる屈折力の負担を軽減しつ
つ、各収差を良好に補正することができ、レンズの製造
を容易に行なうことができる。
【0014】本発明においては、前記各式の条件を満た
すことにより、所望の光学性能を維持するとともに、バ
ックフォーカス距離を大きく確保したままで、レンズを
容易に製造することができる。
【0015】また、請求項2に記載の発明は、物体側に
位置する第1面を凹面としてなるメニスカス状のレンズ
であって、 (1)Bf>fl (2)νd≧50 (3)−50<R1 /fl<−5.0 但し、 fl:レンズ系全体の焦点距離 Bf:バックフォーカス距離 νd:アッベ数 R1 :レンズの第1面の中心曲率半径 の条件を満足することを特徴とするものである。
【0016】この請求項2に記載の発明によれば、式
(1)、式(2)および式(3)は、所望の光学性能を
維持するとともに、バックフォーカス距離を大きく確保
した状態で、レンズを容易に製造することができるため
の条件である。式(1)において、Bfがfl以下であ
ると、バックフォーカス距離を十分に確保することがで
きず、また、式(2)において、νdが50より小さく
なると、色収差が悪化してしまう。さらに、前記式
(2)によりアッベ数を大きくするための材料は、一般
に屈折率が低い特性を有するものであるが、式(3)に
おいて、R1 /flを−5.0より小さくすることによ
り、レンズの第2面にかかる屈折力の負担を軽減しつ
つ、各収差を良好に補正することができ、レンズの製造
を容易に行なうことができる。また、R1 /flを−5
0より大きくすることにより、バックフォーカス距離を
十分に確保することができる。
【0017】本発明においては、前記各式の条件を満た
すことにより、所望の光学性能を維持するとともに、バ
ックフォーカス距離を大きく確保したままで、レンズを
容易に製造することができる。
【0018】また、請求項3に記載の発明は、請求項1
または請求項2において、前記第1面より物体側に絞り
が配置されていることを特徴とするものである。
【0019】この請求項3に記載の発明によれば、レン
ズの第1面より物体側に絞りを配置するようにしている
ので、光学系の結像性能がより向上し、画像の画質を一
層良好とすることができる。
【0020】さらに、請求項4に記載の発明は、請求項
1から請求項3のいずれかにおいて、前記レンズが合成
樹脂により形成されていることを特徴とするものであ
る。
【0021】この請求項4に記載の発明によれば、レン
ズを合成樹脂により形成するようにしているので、量産
性が向上するとともに、より一層の軽量化と低コスト化
を図ることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図1か
ら図9を参照して説明する。
【0023】図1は本発明に係る撮像レンズの基本構造
を示したもので、物体側に位置する第1面を凹面として
なるメニスカス状のレンズ1が配設されており、このレ
ンズ1は、例えば、アクリル系、アモルファスポリオレ
フィン系等の高いアッベ数を有する樹脂により形成され
ている。このレンズ1は、次の条件を満たすようになっ
ている。
【0024】(1)Bf≧fl、好ましくはBf>fl (2)νd≧50 (3)R1 /fl<−5.0、好ましくは−50<R1
/fl<−5.0 但し、flはレンズ系全体の焦点距離、Bfはバックフ
ォーカス距離、νdはアッベ数、R1 はレンズ1の第1
面の中心曲率半径である。
【0025】さらに、前記レンズ1の第1面側には、絞
り2およびカバーガラス3が順次配設されており、この
レンズ1の第2面側には、カバーガラス4および撮像素
子としてのCCDが実装されたCCD基板5が順次配設
されている。
【0026】なお、カバーガラス3,4は、本発明の撮
像レンズにおいて必ずしも必要とされるものではなく、
要求される撮像レンズの仕様に応じて適宜使用するか、
使用しないかを選択すればよいものである。
【0027】本実施形態において、式(1)、式(2)
および式(3)は、所望の光学性能を維持するととも
に、バックフォーカス距離を大きく確保した状態で、レ
ンズ1を容易に製造することができるための条件であ
る。
【0028】式(1)において、Bfがflより小さい
と、バックフォーカス距離を十分に確保することができ
ない。
【0029】また、式(2)において、νdが50より
小さくなると、色収差が悪化してしまう。
【0030】さらに、前記式(2)によりアッベ数の大
きな材料は、一般に屈折率が低い特性を有するものであ
るが、式(3)において、R1 /flを−5.0より小
さくすることにより、レンズ1の第2面にかかる屈折力
の負担を軽減しつつ、各収差を良好に補正することがで
き、レンズ1の製造を容易に行なうことができる。ま
た、前記式(1)において、Bf=flの場合は、レン
ズ1の第1面が平面となる場合であるが、このようにレ
ンズ1の第1面が平面の場合は、バックフォーカス距離
を大きく確保することができなくなることから、好まし
くは、R1 /flを−50より大きくすることにより、
バックフォーカス距離を十分に確保することができる。
【0031】本実施形態においては、前記各式の条件を
満たすことにより、所望の光学性能を維持するととも
に、バックフォーカス距離を大きく確保したままで、レ
ンズ1を容易に製造することができる。
【0032】
【実施例】次に、本発明の実施例について図2から図9
を参照して説明する。
【0033】ここで、本実施例において、fは全系の焦
点距離、R1 はレンズ1の第1面の中心曲率半径、R2
はレンズ1の第2面の中心曲率半径、Bfはバックフォ
ーカス距離、FはFナンバー、2ωは画角、rはレンズ
等の曲率半径、dはレンズ厚または空気間隔、ndは屈
折率を示す。
【0034】また、レンズ1の非球面の形状は、光軸方
向にZ軸、光軸と垂直方向にX軸をとり、光の進行方向
を正とし、k、a、b、c、dを非球面係数としたとき
次式で表している。
【0035】 <実施例1>図2は本発明の第1実施例を示したもの
で、本実施例においては、前記図1に示す構成の撮像レ
ンズであり、この第1実施例においてレンズ1は、アモ
ルファスポリオレフィン樹脂により形成されている。こ
の第1実施例の撮像レンズは以下の条件に設定されてい
る。
【0036】なお、本実施例におけるバックフォーカス
距離Bfは、レンズ1の第2面からCCD面(撮像面)
までの空気換算距離とする。
【0037】 f=4.700mm、F=2.20、2ω=54.7゜、 R1 =−29.369mm、R2 =−2.322mm、Bf=4.836mm 面 曲率半径r 距離d 屈折率nd アッベ数νd 1(絞り) 0.000 0.1000 2(カバーガラス第1面) 0.000 0.5000 1.51633 64.2 3(カバーガラス第2面) 0.000 0.3000 4(レンズ第1面) -29.369 2.5000 1.52000 56.0 5(レンズ第2面) -2.322 1.0000 6(カバーガラス第1面) 0.000 0.5500 1.51633 64.2 7(カバーガラス第2面) 0.000 3.4734 8(CCD面) 0.000 k a b 4 0.000000e+000 -1.826151e-002 -6.422457e-004 5 0.000000e+000 2.442633e-003 -7.195361e-007 c d 4 -3.154553e-003 0.000000e+000 5 4.490548e-005 0.000000e+000 このような条件の下で、fl=4.700mm、Bf=
4.836mmとなり、前記(1)式を満足するもので
あった。
【0038】また、νd=56.0となり、前記(2)
式を満足するものであった。
【0039】さらに、R1 /fl=−6.250とな
り、前記(3)式を満足するものであった。
【0040】この実施例1の撮像レンズにおいて、球面
収差、非点収差、歪曲収差を測定した結果を図3に示
す。
【0041】この測定結果によれば、球面収差、非点収
差、歪曲収差のいずれもほぼ満足できる値となり、十分
な光学特性を得ることができることがわかる。
【0042】<実施例2>図4は本発明の第2実施例を
示したもので、本実施例においては、前記図1に示すも
のと同様の構成とされた撮像レンズであり、この第2実
施例においてレンズ1は、アモルファスポリオレフィン
樹脂により形成されている。この第2実施例の撮像レン
ズは以下の条件に設定されている。
【0043】なお、本実施例におけるバックフォーカス
距離Bfは、レンズ1の第2面からCCD面(撮像面)
までの空気換算距離とする。
【0044】 f=4.700mm、F=2.20、2ω=54.4゜、 R1 =−42.5mm、R2 =−2.357mm、Bf=4.794mm 面 曲率半径r 距離d 屈折率nd アッベ数νd 1(絞り) 0.000 0.1000 2(カバーガラス第1面) 0.000 0.5000 1.51633 64.2 3(カバーガラス第2面) 0.000 0.3000 4(レンズ第1面) -42.500 2.5000 1.52000 56.0 5(レンズ第2面) -2.357 1.0000 6(カバーガラス第1面) 0.000 0.5500 1.51633 64.2 7(カバーガラス第2面) 0.000 3.4311 8(CCD面) 0.000 k a b 4 0.000000e+000 -2.306472e-002 4.148807e-003 5 0.000000e+000 2.450025e-003 2.381321e-005 c d 4 -4.336589e-003 0.000000e+000 5 -1.794474e-005 0.000000e+000 このような条件の下で、fl=4.700mm、Bf=
4.794mmとなり、前記(1)式を満足するもので
あった。
【0045】また、νd=56.0となり、前記(2)
式を満足するものであった。
【0046】さらに、R1 /fl=−9.044とな
り、前記(3)式を満足するものであった。
【0047】この実施例2の撮像レンズにおいて、球面
収差、非点収差、歪曲収差を測定した結果を図5に示
す。
【0048】この測定結果によれば、球面収差、非点収
差、歪曲収差のいずれもほぼ満足できる値となり、十分
な光学特性を得ることができることがわかる。
【0049】<実施例3>図6は本発明の第3実施例を
示したもので、本実施例においては、前記図1に示すも
のと同様の構成とされた撮像レンズであり、この第3実
施例においてレンズ1は、アクリル樹脂により形成され
ている。この第3実施例の撮像レンズは以下の条件に設
定されている。
【0050】なお、本実施例におけるバックフォーカス
距離Bfは、レンズ1の第2面からCCD面(撮像面)
までの空気換算距離とする。
【0051】 f=5.000mm、F=2.20、2ω=50.8゜、 R1 =−49.412mm、R2 =−2.392mm、Bf=5.084mm 面 曲率半径r 距離d 屈折率nd アッベ数νd 1(絞り) 0.000 0.0500 2(カバーガラス第1面) 0.000 0.5000 1.51633 64.2 3(カバーガラス第2面) 0.000 0.1500 4(レンズ第1面) -49.412 2.5000 1.49405 57.8 5(レンズ第2面) -2.392 1.0000 6(カバーガラス第1面) 0.000 0.5500 1.51633 64.2 7(カバーガラス第2面) 0.000 3.7209 8(CCD面) 0.000 k a b 4 0.000000e+000 -1.456329e-002 -3.784210e-003 5 0.000000e+000 5.985815e-003 -1.807784e-003 c d 4 -7.440873e-004 0.000000e+000 5 2.660505e-004 0.000000e+000 このような条件の下で、fl=5.000mm、Bf=
5.084mmとなり、前記(1)式を満足するもので
あった。
【0052】また、νd=57.8となり、前記(2)
式を満足するものであった。
【0053】さらに、R1 /fl=−9.822とな
り、前記(3)式を満足するものであった。
【0054】この実施例3の撮像レンズにおいて、球面
収差、非点収差、歪曲収差を測定した結果を図7に示
す。
【0055】この測定結果によれば、球面収差、非点収
差、歪曲収差のいずれもほぼ満足できる値となり、十分
な光学特性を得ることができることがわかる。
【0056】<実施例4>図8は本発明の第1実施例を
示したもので、本実施例においては、前記図1に示すも
のと同様の構成とされた撮像レンズであり、この第4実
施例においてレンズ1は、アクリル樹脂により形成され
ている。この第4実施例の撮像レンズは以下の条件に設
定されている。
【0057】なお、本実施例におけるバックフォーカス
距離Bfは、レンズ1の第2面からCCD面(撮像面)
までの空気換算距離とする。
【0058】 f=4.608mm、F=2.20、2ω=55.1゜、 R1 =−132.933mm、R2 =−2.252mm、Bf=4.637mm 面 曲率半径r 距離d 屈折率nd アッベ数νd 1(絞り) 0.000 0.0500 2(カバーガラス第1面) 0.000 0.5000 1.51633 64.2 3(カバーガラス第2面) 0.000 0.1500 4(レンズ第1面) -132.933 2.5000 1.49405 57.8 5(レンズ第2面) -2.252 1.0000 6(カバーガラス第1面) 0.000 0.5500 1.51633 64.2 7(カバーガラス第2面) 0.000 3.2742 8(CCD面) 0.000 k a b 4 0.000000e+000 -2.067336e-002 2.902704e-003 5 1.425976e-002 6.259501e-003 -2.698175e-003 c d 4 -6.324397e-003 1.049495e-003 5 1.634719e-003 -3.030948e-004 このような条件の下で、fl=4.608mm、Bf=
4.637mmとなり、前記(1)式を満足するもので
あった。
【0059】また、νd=57.8となり、前記(2)
式を満足するものであった。
【0060】さらに、R1 /fl=−28.85とな
り、前記(3)式を満足するものであった。
【0061】この実施例4の撮像レンズにおいて、球面
収差、非点収差、歪曲収差を測定した結果を図9に示
す。
【0062】この測定結果によれば、球面収差、非点収
差、歪曲収差のいずれもほぼ満足できる値となり、十分
な光学特性を得ることができることがわかる。
【0063】なお、本発明は前記実施形態のものに限定
されるものではなく、必要に応じて種々変更することが
可能である。
【0064】
【発明の効果】以上述べたように請求項1に記載の発明
に係る撮像レンズは、式(1)、式(2)および式
(3)の条件を満たすことにより、所望の光学性能を維
持するとともに、バックフォーカス距離を大きく確保し
たままで、レンズを容易に製造することができる。
【0065】また、請求項2に記載の発明は、式
(1)、式(2)および式(3)の条件を満たすことに
より、所望の光学性能を維持するとともに、バックフォ
ーカス距離を大きく確保したままで、レンズを容易に製
造することができる。
【0066】また、請求項3に記載の発明は、レンズの
第1面より物体側に絞りを配置するようにしたので、光
学系の結像性能がより向上し、画像の画質を一層良好と
することができる。
【0067】さらに、請求項4に記載の発明は、レンズ
を合成樹脂により形成するようにしているので、量産性
が向上するとともに、より一層の軽量化と低コスト化を
図ることができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る撮像レンズの実施の一形態を示
す概略構成図
【図2】 本発明の撮像レンズの第1実施例を示す概略
構成図
【図3】 図2の撮像レンズの球面収差、非点収差、歪
曲収差を示す説明図
【図4】 本発明の撮像レンズの第2実施例を示す概略
構成図
【図5】 図4の撮像レンズの球面収差、非点収差、歪
曲収差を示す説明図
【図6】 本発明の撮像レンズの第2実施例を示す概略
構成図
【図7】 図6の撮像レンズの球面収差、非点収差、歪
曲収差を示す説明図
【図8】 本発明の撮像レンズの第2実施例を示す概略
構成図
【図9】 図8の撮像レンズの球面収差、非点収差、歪
曲収差を示す説明図
【符号の説明】
1 レンズ 2 絞り 3,4 カバーガラス 5 CCD基板

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物体側に位置する第1面を凹面としてな
    るメニスカス状のレンズであって、 (1)Bf≧fl (2)νd≧50 (3)R1 /fl<−5.0 但し、 fl:レンズ系全体の焦点距離 Bf:バックフォーカス距離 νd:アッベ数 R1 :レンズの第1面の中心曲率半径 の条件を満足することを特徴とする撮像レンズ。
  2. 【請求項2】 物体側に位置する第1面を凹面としてな
    るメニスカス状のレンズであって、 (1)Bf>fl (2)νd≧50 (3)−50<R1 /fl<−5.0 但し、 fl:レンズ系全体の焦点距離 Bf:バックフォーカス距離 νd:アッベ数 R1 :レンズの第1面の中心曲率半径 の条件を満足することを特徴とする撮像レンズ。
  3. 【請求項3】 前記第1面より物体側に絞りが配置され
    ていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載
    の撮像レンズ。
  4. 【請求項4】 前記レンズが合成樹脂により形成されて
    いることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか
    に記載の撮像レンズ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1286186A3 (en) * 2001-08-13 2004-02-04 Enplas Corporation Image pick-up lens system
US6888687B2 (en) 2002-05-10 2005-05-03 Seiko Epson Corporation Photographic lens and camera module

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