JP2000318774A - タイムラグ式エアゾール噴霧補助具 - Google Patents
タイムラグ式エアゾール噴霧補助具Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】エアゾール装置の使用に際し、使用者が内容物
の有機溶剤等を吸い込んだりしない安全性の高いタイム
ラグ式エアゾール噴霧補助具の提供にある。 【解決手段】上端内面にロック用突起部２２を有する円
筒状支持体２０の内面で該ロック用突起部と対向位置
に、中心に噴出孔３２が穿設され円形板３０がヒンジ部
３６を介して連設し、該円形板３０の上面中心に筒体４
０を設け、該筒体４０の上端縁にイージーピール円形蓋
体５０をシールして蓄圧室１００を形成してなる噴霧補
助具１であって、前記円筒状支持体２０の下端を、頭部
天面１４ａに噴射口１６が突出する噴射ノズル部１４を
エアゾール装置１０の蓋部１２に嵌着するもので、この
嵌着時における円筒状支持体の高さＨが、噴射ノズルの
頭部天面１４ａより低いタイムラグ式エアゾール噴霧補
助具としたものである。
の有機溶剤等を吸い込んだりしない安全性の高いタイム
ラグ式エアゾール噴霧補助具の提供にある。 【解決手段】上端内面にロック用突起部２２を有する円
筒状支持体２０の内面で該ロック用突起部と対向位置
に、中心に噴出孔３２が穿設され円形板３０がヒンジ部
３６を介して連設し、該円形板３０の上面中心に筒体４
０を設け、該筒体４０の上端縁にイージーピール円形蓋
体５０をシールして蓄圧室１００を形成してなる噴霧補
助具１であって、前記円筒状支持体２０の下端を、頭部
天面１４ａに噴射口１６が突出する噴射ノズル部１４を
エアゾール装置１０の蓋部１２に嵌着するもので、この
嵌着時における円筒状支持体の高さＨが、噴射ノズルの
頭部天面１４ａより低いタイムラグ式エアゾール噴霧補
助具としたものである。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、エアゾール噴霧装
置に嵌着して使用する噴霧補助具に関するものであり、
特に人体への安全性を考慮して、その噴射開始後時間差
を設けて噴霧するタイムラグ式エアゾール噴霧補助具に
関する。
置に嵌着して使用する噴霧補助具に関するものであり、
特に人体への安全性を考慮して、その噴射開始後時間差
を設けて噴霧するタイムラグ式エアゾール噴霧補助具に
関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、エアゾール噴霧装置としては、有
効成分とともに有機溶剤、噴射剤を缶内に封入し、ノズ
ル付近の押部を押すことで噴射口より噴射し、その有効
成分により害虫等を駆除するものが種々知られている。
効成分とともに有機溶剤、噴射剤を缶内に封入し、ノズ
ル付近の押部を押すことで噴射口より噴射し、その有効
成分により害虫等を駆除するものが種々知られている。
【０００３】ところが近年、フロン等による地球環境問
題の他に、有機溶剤中毒予防規則に定められている有機
溶剤や噴射剤の噴霧による作業環境問題すなわち人体へ
の安全性がクローズアップされ、個人消費者の認識も高
まってきている中で、通常のエアゾール噴霧装置では、
そのノズル付近の押部を押すとすぐに噴射されるので、
溶剤等が目に入ったり、あるいは吸い込んだりする危惧
のあるものであり、また臭い等の不快感から生理的にも
よいものとは言えなかった。
題の他に、有機溶剤中毒予防規則に定められている有機
溶剤や噴射剤の噴霧による作業環境問題すなわち人体へ
の安全性がクローズアップされ、個人消費者の認識も高
まってきている中で、通常のエアゾール噴霧装置では、
そのノズル付近の押部を押すとすぐに噴射されるので、
溶剤等が目に入ったり、あるいは吸い込んだりする危惧
のあるものであり、また臭い等の不快感から生理的にも
よいものとは言えなかった。
【０００４】このような問題を解決するものとして種々
のシステムが考案されているが、その一事例として、例
えば実公昭６２−３１１６２号公報で開示されている噴
射システムでは、缶体の上端に缶体軸心に対して接線方
向に噴射口が向いた噴射ノズルを備えたエアゾール装置
の缶体の下端部を吊り紐に吊り下げ、噴射口からエアゾ
ール内容物が噴射されたとき、その反動でエアゾール装
置が自転し、それによりエアゾール内容物が広範囲に噴
射しうるようにしたものであり、噴射口と使用者、特に
使用者の目、口等と距離をおくことができるので、エア
ゾール内容物（溶剤等）を吸い込んだりする事故を防ぐ
ことができるというものである。
のシステムが考案されているが、その一事例として、例
えば実公昭６２−３１１６２号公報で開示されている噴
射システムでは、缶体の上端に缶体軸心に対して接線方
向に噴射口が向いた噴射ノズルを備えたエアゾール装置
の缶体の下端部を吊り紐に吊り下げ、噴射口からエアゾ
ール内容物が噴射されたとき、その反動でエアゾール装
置が自転し、それによりエアゾール内容物が広範囲に噴
射しうるようにしたものであり、噴射口と使用者、特に
使用者の目、口等と距離をおくことができるので、エア
ゾール内容物（溶剤等）を吸い込んだりする事故を防ぐ
ことができるというものである。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記噴
射システムにおいても、使用者によるエアゾール装置の
押釦等での噴射初めでは、使用者の目、口等と距離をお
くことができず、エアゾール内容物（有機溶剤等）の吸
い込みや臭い等による不快感を取り除くことができない
という問題点があった。
射システムにおいても、使用者によるエアゾール装置の
押釦等での噴射初めでは、使用者の目、口等と距離をお
くことができず、エアゾール内容物（有機溶剤等）の吸
い込みや臭い等による不快感を取り除くことができない
という問題点があった。
【０００６】本発明は、かかる従来技術の問題点を解決
するものであり、その課題とするところは、エアゾール
装置の使用に際し、使用者が内容物のうちの有機溶剤等
を吸い込んだり目に入れたりしない安全性の高いタイム
ラグ式エアゾール噴霧補助具を提供することにある。
するものであり、その課題とするところは、エアゾール
装置の使用に際し、使用者が内容物のうちの有機溶剤等
を吸い込んだり目に入れたりしない安全性の高いタイム
ラグ式エアゾール噴霧補助具を提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明に於いて上記課題
を達成するために、まず請求項１の発明では、上端内面
にロック用突起部を有する円筒状支持体の内面で、該ロ
ック用突起部と対向位置に、該円筒状支持体の内径と略
同一直径で、中心に噴出孔が穿設され、裏面に該噴出孔
の回りにドーナツ状凹部が形成された円形板がヒンジ部
を介して連設し、前記円形板の上面中心に円筒体もしく
は逆円錐台形状筒体を設け、該筒体の上端縁にイージー
ピール円形蓋体をシールして蓄圧室を形成してなるエア
ゾール噴霧補助具であって、前記円筒状支持体の下端
を、頭部天面に噴射口が突出する噴射ノズル部を頂部中
心に有するエアゾール装置の蓋部に嵌着することを特徴
とするタイムラグ式エアゾール噴霧補助具。
を達成するために、まず請求項１の発明では、上端内面
にロック用突起部を有する円筒状支持体の内面で、該ロ
ック用突起部と対向位置に、該円筒状支持体の内径と略
同一直径で、中心に噴出孔が穿設され、裏面に該噴出孔
の回りにドーナツ状凹部が形成された円形板がヒンジ部
を介して連設し、前記円形板の上面中心に円筒体もしく
は逆円錐台形状筒体を設け、該筒体の上端縁にイージー
ピール円形蓋体をシールして蓄圧室を形成してなるエア
ゾール噴霧補助具であって、前記円筒状支持体の下端
を、頭部天面に噴射口が突出する噴射ノズル部を頂部中
心に有するエアゾール装置の蓋部に嵌着することを特徴
とするタイムラグ式エアゾール噴霧補助具。
【０００８】また、請求項２の発明では、前記下端の嵌
着時における円筒状支持体の高さが、噴射ノズルの頭部
天面より低いことを特徴とする請求項１記載のタイムラ
グ式エアゾール噴霧補助具としたものである。
着時における円筒状支持体の高さが、噴射ノズルの頭部
天面より低いことを特徴とする請求項１記載のタイムラ
グ式エアゾール噴霧補助具としたものである。
【０００９】また、請求項３の発明では、前記ドーナツ
状凹部が、噴射ノズルの頭部天面を包含する大きさであ
ることを特徴とする請求項１または２記載のタイムラグ
式エアゾール噴霧補助具としたものである。
状凹部が、噴射ノズルの頭部天面を包含する大きさであ
ることを特徴とする請求項１または２記載のタイムラグ
式エアゾール噴霧補助具としたものである。
【００１０】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面を
用いて詳細に説明する。本発明のタイムラグ式エアゾー
ル噴霧補助具は、図１の側断面概略図に示すように、上
端内面にロック用突起部（２２）を有する円筒状支持体
（２０）の内面で、該ロック用突起部（２２）と対向位
置に、ヒンジ部（３６）を介して円形板（３０）が連設
していて、この円形板（３０）は、前記円筒状支持体の
内径と略同一直径でなり、その中心に噴出孔（３２）が
穿設され、裏面には図２に示すように、この噴出孔（３
２）の回りにドーナツ状凹部（３４）が形成されてい
る。さらに図１に示すように、この円形板（３０）の上
面中心に筒体（４０）（図１の事例では逆円錐台形状の
筒体）を設け、該筒体（４０）の上端縁にイージーピー
ル円形蓋体（５０）をシールして蓄圧室（１００）を形
成してなるものであって、前記円筒状支持体（２０）の
下端をエアゾール装置（１０）の蓋部（１２）に嵌着し
て使用する使い捨て方式のエアゾール噴霧補助具であ
る。
用いて詳細に説明する。本発明のタイムラグ式エアゾー
ル噴霧補助具は、図１の側断面概略図に示すように、上
端内面にロック用突起部（２２）を有する円筒状支持体
（２０）の内面で、該ロック用突起部（２２）と対向位
置に、ヒンジ部（３６）を介して円形板（３０）が連設
していて、この円形板（３０）は、前記円筒状支持体の
内径と略同一直径でなり、その中心に噴出孔（３２）が
穿設され、裏面には図２に示すように、この噴出孔（３
２）の回りにドーナツ状凹部（３４）が形成されてい
る。さらに図１に示すように、この円形板（３０）の上
面中心に筒体（４０）（図１の事例では逆円錐台形状の
筒体）を設け、該筒体（４０）の上端縁にイージーピー
ル円形蓋体（５０）をシールして蓄圧室（１００）を形
成してなるものであって、前記円筒状支持体（２０）の
下端をエアゾール装置（１０）の蓋部（１２）に嵌着し
て使用する使い捨て方式のエアゾール噴霧補助具であ
る。
【００１１】上記エアゾール噴霧補助具が嵌着されるエ
アゾール装置（１０）としては、図１に示すように、蓋
部（１２）の頂部中心に噴射ノズル部（１４）を有し、
その噴射ノズル部（１４）の頭部天面（１４ａ）に噴射
口（１６）が突出しているもので、この頭部天面（１４
ａ）を上から押し下げることによって噴射口（１６）か
らエアゾール内容物が噴射するタイプのものに適用で
き、さらにまた、その蓋部（１２）に嵌着する円筒状支
持体（２０）の形状は、市販のエアゾール装置にもある
前記のようなタイプのエアゾール装置（１０）に嵌着し
て使用しているキャップ（図示せず）と同様の円筒体と
し、市販のエアゾール装置（１０）にも適用できるよう
にしたものである。
アゾール装置（１０）としては、図１に示すように、蓋
部（１２）の頂部中心に噴射ノズル部（１４）を有し、
その噴射ノズル部（１４）の頭部天面（１４ａ）に噴射
口（１６）が突出しているもので、この頭部天面（１４
ａ）を上から押し下げることによって噴射口（１６）か
らエアゾール内容物が噴射するタイプのものに適用で
き、さらにまた、その蓋部（１２）に嵌着する円筒状支
持体（２０）の形状は、市販のエアゾール装置にもある
前記のようなタイプのエアゾール装置（１０）に嵌着し
て使用しているキャップ（図示せず）と同様の円筒体と
し、市販のエアゾール装置（１０）にも適用できるよう
にしたものである。
【００１２】また、図１に示すように、前記下端の嵌着
時における円筒状支持体（２０）の高さ（Ｈ）を、噴射
ノズル部（１４）の頭部天面（１４ａ）より低くしたも
のであり、それによって上記タイムラグ式エアゾール噴
霧補助具（１）の使用に際し、図３に示すように、ヒン
ジ部（３６）を支点として蓄圧室（１００）を形成する
円形板（３０）を下げて円筒状支持体（２０）の内面の
ロック用突起部（２２）にセットすると、その円形板
（３０）が噴射ノズル部（１４）の頭部天面（１４ａ）
を押し下げ、その押し下げによって噴射口（１６）から
エアゾール内容物が蓄圧室（１００）内に噴射されるよ
うにしたものである。
時における円筒状支持体（２０）の高さ（Ｈ）を、噴射
ノズル部（１４）の頭部天面（１４ａ）より低くしたも
のであり、それによって上記タイムラグ式エアゾール噴
霧補助具（１）の使用に際し、図３に示すように、ヒン
ジ部（３６）を支点として蓄圧室（１００）を形成する
円形板（３０）を下げて円筒状支持体（２０）の内面の
ロック用突起部（２２）にセットすると、その円形板
（３０）が噴射ノズル部（１４）の頭部天面（１４ａ）
を押し下げ、その押し下げによって噴射口（１６）から
エアゾール内容物が蓄圧室（１００）内に噴射されるよ
うにしたものである。
【００１３】さらにまた、図３に示すように、前記ドー
ナツ状凹部（３４）が、噴射ノズル部（１４）の頭部天
面（１４ａ）を包含する大きさとしたものであり、円形
板（３０）を押し下げた時に、頭部天面（１４ａ）がド
ーナツ状凹部（３４）に嵌着されることによって蓄圧室
（１００）の密封化を図ることができるようにしたもの
である。
ナツ状凹部（３４）が、噴射ノズル部（１４）の頭部天
面（１４ａ）を包含する大きさとしたものであり、円形
板（３０）を押し下げた時に、頭部天面（１４ａ）がド
ーナツ状凹部（３４）に嵌着されることによって蓄圧室
（１００）の密封化を図ることができるようにしたもの
である。
【００１４】上記本発明のタイムラグ式エアゾール噴霧
補助具を用いて、害虫等の駆除は、まず図１に示すよう
に、蓋部（１２）の頂部中心に噴射ノズル部（１４）を
有するタイプの（市販の）エアゾール装置（１０）のキ
ャップ（図示せず）を外し、その蓋部（１２）にタイム
ラグ式エアゾール噴霧補助具の円筒状支持体（２０）の
下端を嵌着する。
補助具を用いて、害虫等の駆除は、まず図１に示すよう
に、蓋部（１２）の頂部中心に噴射ノズル部（１４）を
有するタイプの（市販の）エアゾール装置（１０）のキ
ャップ（図示せず）を外し、その蓋部（１２）にタイム
ラグ式エアゾール噴霧補助具の円筒状支持体（２０）の
下端を嵌着する。
【００１５】続いて図３に示すように、ヒンジ部（３
６）を支点として蓄圧室（１００）を形成する円形板
（３０）を下に下げ、円筒状支持体（２０）の内面のロ
ック用突起部（２２）にセットする。この時円筒状支持
体（２０）の裏面に設けられたドーナツ状凹部（３４）
に噴射ノズル部（１４）の頭部天面（１４ａ）が嵌合さ
れ、同時に円筒状支持体（２０）が噴射ノズル部（１
４）の頭部天面（１４ａ）を押し下げて、噴射口（１
６）からエアゾール内容物が蓄圧室（１００）内に噴射
される。
６）を支点として蓄圧室（１００）を形成する円形板
（３０）を下に下げ、円筒状支持体（２０）の内面のロ
ック用突起部（２２）にセットする。この時円筒状支持
体（２０）の裏面に設けられたドーナツ状凹部（３４）
に噴射ノズル部（１４）の頭部天面（１４ａ）が嵌合さ
れ、同時に円筒状支持体（２０）が噴射ノズル部（１
４）の頭部天面（１４ａ）を押し下げて、噴射口（１
６）からエアゾール内容物が蓄圧室（１００）内に噴射
される。
【００１６】噴射されてから数分間経過後、蓄圧室（１
００）内が高圧となり、その圧力と噴射されたエアゾー
ルの有機溶剤等によりイージーピール円形蓋体（５０）
のシール部が溶かされイージーピール円形蓋体（５０）
が筒体（４０）の上端縁から剥がれて蓄圧室（１００）
が開放され、エアゾール内容物の噴射が行われるもの
で、すなわち使用者が遠ざかった段階で室内等に噴霧さ
れるので、有機溶剤等の臭いによる不快感に晒されるこ
とがなく、吸い込んだり目に入れたりすることのない安
全性の高いタイムラグ式エアゾール噴霧補助具（１）を
提供することができる。
００）内が高圧となり、その圧力と噴射されたエアゾー
ルの有機溶剤等によりイージーピール円形蓋体（５０）
のシール部が溶かされイージーピール円形蓋体（５０）
が筒体（４０）の上端縁から剥がれて蓄圧室（１００）
が開放され、エアゾール内容物の噴射が行われるもの
で、すなわち使用者が遠ざかった段階で室内等に噴霧さ
れるので、有機溶剤等の臭いによる不快感に晒されるこ
とがなく、吸い込んだり目に入れたりすることのない安
全性の高いタイムラグ式エアゾール噴霧補助具（１）を
提供することができる。
【００１７】上記タイムラグ式エアゾール噴霧補助具を
用いて害虫等の駆除を行うにあたり、エアゾール装置
（１０）の噴射方向に応じて、エアゾール装置（１０）
の置く位置を定めればよく、場合によってはそのセット
方向即ち噴射方向を自在に変えられるエアゾール装置セ
ット器具などがあれば好都合である。
用いて害虫等の駆除を行うにあたり、エアゾール装置
（１０）の噴射方向に応じて、エアゾール装置（１０）
の置く位置を定めればよく、場合によってはそのセット
方向即ち噴射方向を自在に変えられるエアゾール装置セ
ット器具などがあれば好都合である。
【００１８】上記タイムラグ式エアゾール噴霧補助具
（１）を構成する円筒状支持体（２０）、円形板（３
０）および筒体（４０）としては、一般的にはポリプロ
ピレン樹脂を用いらるが、他にポリエチレン、ポリスチ
レン、ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレートな
どの樹脂を用いることもでき、射出成形法により一体成
形体として得ることができる。
（１）を構成する円筒状支持体（２０）、円形板（３
０）および筒体（４０）としては、一般的にはポリプロ
ピレン樹脂を用いらるが、他にポリエチレン、ポリスチ
レン、ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレートな
どの樹脂を用いることもでき、射出成形法により一体成
形体として得ることができる。
【００１９】また、上記筒体（４０）の上端縁にシール
するイージーピール円形蓋体（５０）は、紙やアルミニ
ウム箔あるいはポリエステル等フィルムに最内層（シー
ルされる層）としてヒートシール適性のあるイージーピ
ールフィルムをラミネートした２層シートや紙やアルミ
ニウム箔でなる２層シートに最外層としてポリエステル
などのフィルムを積層した３層シート等が使用され、こ
のイージーピールフィルムとしては、ヒートシール適性
のある直鎖低密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、
高密度ポリエチレン樹脂などにこれと相溶性のあるポリ
ブデン−１樹脂を添加することで、剥離の際に凝集破壊
を引き起こす樹脂フィルムが挙げられ、噴射圧やエアゾ
ール内容物によって剥離されやすいイージーピール円形
蓋材（５０）とすることができる。
するイージーピール円形蓋体（５０）は、紙やアルミニ
ウム箔あるいはポリエステル等フィルムに最内層（シー
ルされる層）としてヒートシール適性のあるイージーピ
ールフィルムをラミネートした２層シートや紙やアルミ
ニウム箔でなる２層シートに最外層としてポリエステル
などのフィルムを積層した３層シート等が使用され、こ
のイージーピールフィルムとしては、ヒートシール適性
のある直鎖低密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、
高密度ポリエチレン樹脂などにこれと相溶性のあるポリ
ブデン−１樹脂を添加することで、剥離の際に凝集破壊
を引き起こす樹脂フィルムが挙げられ、噴射圧やエアゾ
ール内容物によって剥離されやすいイージーピール円形
蓋材（５０）とすることができる。
【００２０】したがって、上述したエアゾール内容物が
蓄圧室（１００）内に噴射されてからイージーピール円
形蓋体（５０）が剥がれるまでの時間は、エアゾール内
容物特にその溶剤の種類とイージーピール円形蓋体（５
０）を構成する最内層のイージーピールフィルムの種類
によって変わってくるので、上記イージーピールフィル
ムを構成する材料は、イージーピール円形蓋体（５０）
が剥がれるまでの時間を考慮して選定されるものであ
る。
蓄圧室（１００）内に噴射されてからイージーピール円
形蓋体（５０）が剥がれるまでの時間は、エアゾール内
容物特にその溶剤の種類とイージーピール円形蓋体（５
０）を構成する最内層のイージーピールフィルムの種類
によって変わってくるので、上記イージーピールフィル
ムを構成する材料は、イージーピール円形蓋体（５０）
が剥がれるまでの時間を考慮して選定されるものであ
る。
【００２１】
【発明の効果】本発明は以上の構成であるから、下記に
示す如き効果がある。円筒状支持体の上端内面にヒンジ
部を介して円形板とその上面中心の筒体とその筒体の上
端縁にイージーピール円形蓋体をシールして蓄圧室を形
成してなるタイムラグ式エアゾール噴霧補助具であっ
て、これを（市販を含む）エアゾール装置の蓋部に嵌着
して使用するもので、嵌着時における円筒状支持体の高
さを、噴射ノズル部の頭部天面より低くしたものとする
ことによって、上記タイムラグ式エアゾール噴霧補助具
の使用に際し、蓄圧室を形成する円形板を下げてロック
すると、エアゾール装置の噴射ノズル部の頭部天面を押
し下げて内容物が蓄圧室に噴射され、ある時間をおいて
イージーピール円形蓋体が剥離して室内等に噴射される
ので、有機溶剤等の臭いによる不快感に晒されたり、吸
い込んだり目に入れたりすることのない安全性の高いタ
イムラグ式エアゾール噴霧補助具を提供することができ
る。
示す如き効果がある。円筒状支持体の上端内面にヒンジ
部を介して円形板とその上面中心の筒体とその筒体の上
端縁にイージーピール円形蓋体をシールして蓄圧室を形
成してなるタイムラグ式エアゾール噴霧補助具であっ
て、これを（市販を含む）エアゾール装置の蓋部に嵌着
して使用するもので、嵌着時における円筒状支持体の高
さを、噴射ノズル部の頭部天面より低くしたものとする
ことによって、上記タイムラグ式エアゾール噴霧補助具
の使用に際し、蓄圧室を形成する円形板を下げてロック
すると、エアゾール装置の噴射ノズル部の頭部天面を押
し下げて内容物が蓄圧室に噴射され、ある時間をおいて
イージーピール円形蓋体が剥離して室内等に噴射される
ので、有機溶剤等の臭いによる不快感に晒されたり、吸
い込んだり目に入れたりすることのない安全性の高いタ
イムラグ式エアゾール噴霧補助具を提供することができ
る。
【００２２】従って本発明は、害虫駆除等のエアゾール
噴霧に際し、エアゾール装置に嵌着して使用する人体に
安全性の高いエアゾール噴霧補助具として、優れた実用
上の効果を発揮する。
噴霧に際し、エアゾール装置に嵌着して使用する人体に
安全性の高いエアゾール噴霧補助具として、優れた実用
上の効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明のタイムラグ式エアゾール噴霧補助具の
一実施の形態を側断面で表した説明図である。
一実施の形態を側断面で表した説明図である。
【図２】本発明のタイムラグ式エアゾール噴霧補助具を
構成する円形板の一実施の形態を裏面からみた平面図で
表した説明図である。
構成する円形板の一実施の形態を裏面からみた平面図で
表した説明図である。
【図３】本発明のタイムラグ式エアゾール噴霧補助具の
使用時の一実施の形態を側断面で表した説明図である。
使用時の一実施の形態を側断面で表した説明図である。
１‥‥タイムラグ式エアゾール噴霧補助具 １０‥‥エアゾール装置 １２‥‥エアゾール装置の蓋 １４‥‥噴射ノズル部 １４ａ‥‥噴射ノズル部の頭部天面 １６‥‥噴射口 ２０‥‥円筒状支持体 ２２‥‥ロック用突起部 ３０‥‥円形板 ３２‥‥噴出孔 ３４‥‥ドーナツ状凹部 ３６‥‥ヒンジー部 ４０‥‥筒体 ５０‥‥イージーピール円形蓋体 １００‥‥蓄圧室 Ｈ‥‥円筒状支持体の高さ
Claims (3)
- 【請求項１】上端内面にロック用突起部を有する円筒状
支持体の内面で、該ロック用突起部と対向位置に、該円
筒状支持体の内径と略同一直径で、中心に噴出孔が穿設
され、裏面に該噴出孔の回りにドーナツ状凹部が形成さ
れた円形板がヒンジ部を介して連設し、前記円形板の上
面中心に円筒体もしくは逆円錐台形状筒体を設け、該筒
体の上端縁にイージーピール円形蓋体をシールして蓄圧
室を形成してなる噴霧補助具であって、前記円筒状支持
体の下端を、頭部天面に噴射口が突出する噴射ノズル部
を頂部中心に有するエアゾール装置の蓋部に嵌着するこ
とを特徴とするタイムラグ式エアゾール噴霧補助具。 - 【請求項２】前記下端の嵌着時における円筒状支持体の
高さが、噴射ノズル部の頭部天面より低いことを特徴と
する請求項１記載のタイムラグ式エアゾール噴霧補助
具。 - 【請求項３】前記円形板の裏面に形成されたドーナツ状
凹部が、噴射ノズル部の頭部天面を包含する大きさであ
ることを特徴とする請求項１または２記載のタイムラグ
式エアゾール噴霧補助具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11129634A JP2000318774A (ja) | 1999-05-11 | 1999-05-11 | タイムラグ式エアゾール噴霧補助具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11129634A JP2000318774A (ja) | 1999-05-11 | 1999-05-11 | タイムラグ式エアゾール噴霧補助具 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000318774A true JP2000318774A (ja) | 2000-11-21 |
Family
ID=15014356
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11129634A Pending JP2000318774A (ja) | 1999-05-11 | 1999-05-11 | タイムラグ式エアゾール噴霧補助具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000318774A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1522506A1 (en) * | 2003-10-08 | 2005-04-13 | Xianyang Jin | Aerosol spray container with time delayed release actuator |
| CN102264480A (zh) * | 2008-12-15 | 2011-11-30 | 齐斯图迪奥设计和创新公司 | 具有用于自动扩散容纳在喷雾剂装置中的物质的定向喷嘴的装置 |
-
1999
- 1999-05-11 JP JP11129634A patent/JP2000318774A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1522506A1 (en) * | 2003-10-08 | 2005-04-13 | Xianyang Jin | Aerosol spray container with time delayed release actuator |
| CN102264480A (zh) * | 2008-12-15 | 2011-11-30 | 齐斯图迪奥设计和创新公司 | 具有用于自动扩散容纳在喷雾剂装置中的物质的定向喷嘴的装置 |
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