JP2000318484A - 車両用走行制御装置 - Google Patents

車両用走行制御装置

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JP2000318484A
JP2000318484A JP12741199A JP12741199A JP2000318484A JP 2000318484 A JP2000318484 A JP 2000318484A JP 12741199 A JP12741199 A JP 12741199A JP 12741199 A JP12741199 A JP 12741199A JP 2000318484 A JP2000318484 A JP 2000318484A
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JP
Japan
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vehicle
shift
control
transmission
time
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JP12741199A
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Inventor
Akito Adachi
章人 安達
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車間距離制御において、アクセルペダル操作
によるシフトハンチングを防止する。 【解決手段】 レーダ装置10で先行車との車間距離を
検出し、一定距離以下となった場合に走行制御ECU1
4は変速機16のシフト段をダウンしてエンジンブレー
キにより減速する。アクセル開度センサ12からの信号
により、運転者が一定時間以上アクセルペダルを操作し
た場合にシフトダウン制御を中止してシフトアップし、
それ以外はシフト段を維持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両用走行制御装
置、特に先行車との車間距離に応じて自車の変速機を制
御する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、先行車との車間距離を検出
し、安全な車間距離を維持するように自車の車速を制御
する技術が公知である。
【0003】例えば、特開昭60−163733号公報
には、先行車との車間距離が一定値以下となった場合
に、変速機をシフトダウンし、いわゆるエンジンブレー
キにより減速するとともに、車間距離制御中に運転者が
アクセルペダルを操作した場合には減速制御を中止する
技術が記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、車間距
離制御中に運転者がアクセルペダルを操作した場合に一
律に減速制御、具体的には変速機のシフトダウン制御を
中止する構成では、走行状況によってはドライバビリテ
ィが低下する問題があった。
【0005】図4には、従来技術の制御の様子がタイミ
ングチャートで示されている。図において、(A)は先
行車との車間距離、(B)は自車の車速、(C)は変速
機のシフト段、(D)はアクセル開度の時間変化であ
る。
【0006】先行車との車間距離がしきい値Lth以下
となった場合に、シフトダウンして減速する制御を行う
場合、時刻t1において車間距離がLth以下になる
と、(C)に示されるようにシフト段を4速から3速に
ダウンさせ、エンジンブレーキにより減速する。この状
態で、運転者が何らかの理由(例えば他の車両に割り込
まれたくない等)で加速の必要を感じ、時刻t2におい
てアクセルペダルを操作した場合には、制御機構は変速
機の制御を中止するため、通常の走行時と同様に変速機
は3速から4速にシフトアップする。そして、時刻t3
でアクセルペダルの操作を中止すると、先行車との車間
距離が依然としてしきい値Lth以下であるため制御機
構は再び変速機を制御して4速から3速にシフトダウン
する。この状態で運転者が再び時刻t4においてアクセ
ルペダルを操作すると、再び変速機は3速から4速にシ
フトアップする。
【0007】このように、従来技術の制御アルゴリズム
では変速機のシフトアップ、シフトダウンが頻繁に生じ
(シフトハンチング)、運転者は不快感を感じる問題が
あった。
【0008】本発明は、上記従来技術の有する課題に鑑
みなされたものであり、その目的は、シフトハンチング
を防止しつつ、真に必要な場合には変速機のシフトアッ
プも許容できる制御装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、先行車との車間距離に基づいて自車の変
速機を制御する装置であって、アクセル開度を検出する
検出手段と、前記アクセル開度の開時間に基づいて前記
変速機を制御する制御手段とを有することを特徴とす
る。従来技術のように、単にアクセルのON/OFFだ
けで制御するのではなく、アクセル開度の開時間に基づ
いて制御することで、真に運転者が加速を必要としてい
る場合のみ変速機のシフトアップを許容することがで
き、シフトハンチングを防止することができる。
【0010】ここで、前記制御手段は、前記アクセル開
度の開時間が所定時間以上である場合に、前記変速機を
シフトアップ制御する。アクセル開度の開時間が所定時
間以上継続すれば、運転者の加速意思ありと推認するこ
とができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の実施
形態について説明する。
【0012】図1には、本実施形態の構成ブロック図が
示されている。レーダ装置10は、先行車との車間距離
を検出して走行制御ECU(電子制御装置)14に供給
する。レーダ装置10は、電波、レーザ光、ミリ波、超
音波のいずれを用いてもよい。もちろん、カメラなどで
得られた画像に基づいて車間距離を検出することもでき
る。
【0013】アクセル開度センサ12は、運転者のアク
セルペダルの操作量を検出して走行制御ECU14に供
給する。
【0014】走行制御ECU14は、先行車との車間距
離及びアクセル開度(より正確にはアクセルの開時間)
に基づいて変速機16を制御し、先行車との間に安全車
間距離を維持しつつ走行を行う。走行制御ECU14
は、具体的にはマイクロコンピュータで構成することが
できる。
【0015】なお、走行制御ECU14は、変速機16
のみならずスロットルアクチュエータも制御して車速を
制御することもできる。
【0016】図2には、車間距離はしきい値Lth以下
となった場合における走行制御ECU14の制御の様子
がタイミングチャートで示されている。図において、
(A)は変速機16のシフト段、(B)はアクセル開度
である。変速機が4速から3速にシフトダウンされた
後、時刻t1において運転者がアクセルペダルを操作
し、時刻t2においてアクセル操作を中止したとする。
この場合、アクセルの開時間Tacon=t2−t1で
あり、走行制御ECU14は、このアクセル開時間Ta
conを所定のしきい時間Taと比較し、しきい時間T
aより小さければ(Tacon<Ta)、現在のシフト
段(3速)を維持する。また、時刻t3において再び運
転者がアクセルペダルを操作し、時刻t4においてアク
セル操作を中止したとすると、アクセル開時間Taco
n=t4−t3であり、この開時間が所定のしきい時間
Ta以上(Tacon≧Ta)である場合には、しきい
時間Ta以上となった時点で走行制御ECU14は変速
機16を3速から4速にシフトアップさせる。
【0017】なお、(A)において、比較のため従来技
術の制御機構によるシフト段の変化を一点鎖線で示す。
従来技術においては、時刻t1で3速から4速にシフト
アップし、時刻t2で4速から3速にシフトダウンし、
さらに時刻t3において3速から4速にシフトアップし
ているのに対し、本実施形態の制御アルゴリズムによれ
ば、時刻t1〜t3において3速の状態が維持され、シ
フトハンチングが防止されていることが分かる。
【0018】図3には、走行制御ECU14のより詳細
な制御フローチャートが示されている。まず、車間距離
制御条件が成立するか否かを判定する(S101)。例
えば、運転者が車間制御スイッチをONしている場合に
はこの条件が成立し、走行制御ECU14は車間制御モ
ードに移行する。
【0019】次に、アクセルONによる増速要求がある
か否かを判定する(S102)。運転者がアクセルペダ
ルを操作していない場合には、アクセル開時間を示す変
数Taconを0にリセットする(S103)。そし
て、現在の車速に対する先行車との安全車間距離Lsを
算出する(S104)。安全車間距離については公知で
あるのでその説明は省略する。安全車間距離を算出した
後、現在の車間距離Lと安全車間距離Lsとの差ΔLを
算出する(S105)。このΔLの値に応じて制御のモ
ードを決定する。
【0020】すなわち、ΔLの絶対値がしきい値L1よ
り小さい場合(S106)、すなわち現在の車間距離が
安全車間距離にほぼ一致している場合には、駆動力を変
更する必要がなく、現在の状態を維持する。このとき、
シフトダウンフラグSDをOFFにセットする(S10
7)。
【0021】また、ΔLの絶対値がしきい値L1以上の
場合には、次にΔLの符号を判定する(S108)。そ
してΔLが負、すなわち現在の車間距離が安全車間距離
よりも小さい場合には、減速制御が必要と判定され、さ
らにΔLの絶対値がしきい値L2以上か否かを判定する
(S109)。しきい値L2以上である場合には、急減
速が必要と判定されて、シフトダウンフラグSDをON
にするとともに、変速機16をシフトダウンしてエンジ
ンブレーキを印加する(S110)。また、スロットル
アクチュエータを閉とし、効果的に減速する(S11
3)。しきい値L2より小さい場合には、急減速ではな
く微減速が必要と判定し、シフトダウンフラグSDをO
FFにする(シフト段は現状維持)とともに、スロット
ルアクチュエータのみを閉制御する(S111、S11
3)。
【0022】また、ΔLの絶対値がしきい値L1以上の
場合で、ΔLの符号が正の場合には、現在の車間距離が
安全車間距離より大きいことを意味するから、増速制御
が必要と判定し、フラグSDをOFFにするとともに
(S112)、スロットルアクチュエータを開制御する
(S114)。
【0023】一方、運転者がアクセルペダルを操作した
場合には、S102でYESと判定され、次にフラグS
DがONで、かつアクセル開時間Taconがしきい時
間Taより小さいか否かを判定する(S115)。そし
て、Tacon<Taである場合には、既述したように
走行制御ECU14は変速機16をシフトアップするの
ではなく現在のシフト段を保持し(S116)、スロッ
トルアクチュエータは通常走行時の制御、すなわちアク
セル操作量に応じた開制御を行う(S118)。
【0024】また、Tacon≧Taである場合には、
車間制御用シフトダウンを中止してシフトアップを行
い、フラグSDをOFFにする(S117)。また、ス
ロットルアクチュエータをアクセル操作量に応じて制御
する。
【0025】このように、本実施形態では、アクセル開
時間が所定値以上の場合のみにシフトダウン制御を中止
してシフトアップし、それ以外はシフト段を維持するの
で、真に増速が必要と考えられる場合のみシフトアップ
して不要なシフトハンチングを防止することができる。
【0026】なお、本実施形態において、アクセル開時
間ではなく、アクセル操作量(開度量)に基づいてシフ
ト制御することも可能である。具体的には、アクセル操
作量が所定値以上(運転者のアクセルペダル踏み込み量
が所定量以上)である場合のみシフトアップし、それ以
外はシフト段を維持することもできる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によればシ
フトハッチングを防止し、ドライバビリティを向上させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態の構成ブロック図である。
【図2】 実施形態のタイミングチャートである。
【図3】 実施形態の処理フローチャートである。
【図4】 従来技術のタイミングチャートである。
【符号の説明】 10 レーダ装置、12 アクセル開度センサ、14
走行制御ECU、16変速機。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先行車との車間距離に基づいて自車の変
    速機を制御する装置であって、 アクセル開度を検出する検出手段と、 前記アクセル開度の開時間に基づいて前記変速機を制御
    する制御手段と、 を有することを特徴とする車両用走行制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の装置において、 前記制御手段は、前記アクセル開度の開時間が所定時間
    以上である場合に、前記変速機をシフトアップ制御する
    ことを特徴とする車両用走行制御装置。
JP12741199A 1999-05-07 1999-05-07 車両用走行制御装置 Withdrawn JP2000318484A (ja)

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20040212