JP2000316747A - 乾燥装置 - Google Patents

乾燥装置

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JP2000316747A
JP2000316747A JP11127972A JP12797299A JP2000316747A JP 2000316747 A JP2000316747 A JP 2000316747A JP 11127972 A JP11127972 A JP 11127972A JP 12797299 A JP12797299 A JP 12797299A JP 2000316747 A JP2000316747 A JP 2000316747A
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drying
working fluid
processing chamber
dried
liquid
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JP11127972A
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Joji Oshima
丈治 大島
Toshirou Tatsuya
俊郎 辰谷
Satoru Koto
悟 古藤
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 洗浄後の濡れた被乾燥物体を衛生的且つ迅速
に乾燥させるための乾燥装置を得る。 【解決手段】 被乾燥物体16を抜き差しできる処理室
2を有し、この処理室2に挿入される被乾燥物体16に
対して、高圧空気発生装置4により発生する作動流体を
吹き当て、洗浄後の水分を払拭するあるいは蒸発乾燥さ
せる乾燥装置を構成し、その筺体3内部に揮発性があ
り、消毒力あるいは殺菌力を有する乾燥促進液14を満
たした収納タンク15と、収納タンク15に貯蔵された
乾燥促進液14を処理室2内に噴出させるための促進液
放出装置と、外気の吸気口から吹出ノズルに至る通風経
路上に作動流体を加熱する加熱装置19とを設け、上記
作動流体の噴出開始から所定時間経過後に、作動流体の
噴出と並行して上記乾燥促進液14を所定期間、処理室
2内部に放出するように制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、洗浄後の濡れた
被乾燥物体を衛生的且つ迅速に乾燥させるための乾燥装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、洗浄後の手を衛生的に乾燥さ
せるために、タオルやペーパータオル等の接触式乾燥手
法の代替として、温風あるいは高速噴流を利用した非接
触式の乾燥手法が考案されていた。図9は、例えば特開
平9−135790号公報に開示された従来の手乾燥装
置であり、エアー噴出孔から高速空気を噴出させて乾燥
させるものである。図9に示す乾燥装置は、高速空気の
噴出とアルコール噴霧とを併用することによって乾燥時
間の短縮を図ろうとするものである。図9において、1
01は電動送風機、102はエアー噴出口、103は挿
入口、104はポンプ、105はアルコール噴出口であ
る。
【0003】次に図9に示す手乾燥装置の動作について
説明する。使用者が濡れた手を挿入口103内に挿入す
ると、自動的に電動送風機101とアルコール搬送用の
ポンプ104とが動作し、室内空気はそのまま電動送風
機101によりエアー噴出口102へ搬送されて高速の
噴流として吹き付けられると同時に、アルコール噴出口
105からはアルコール噴霧が吹き付けられる。する
と、手の表面上の水分はアルコール水溶液となり、沸点
が低下して蒸発が促進される。また、手を挿入した瞬間
は手表面には多量の水分が存在するため、アルコール搬
送用のポンプ104を流量制御可能な電磁ポンプとする
ことで、始動直後に多量のアルコール噴出量をさせて、
時間の経過に従って供給量を減少させるよう制御するこ
とにより、より乾燥時間を短縮可能な構成としている。
【0004】図10は、例えば特開平7−136079
号公報に開示された従来の他の手乾燥装置であり、空気
流の噴射により手の乾燥を行うとともに、手に対する消
毒や香り付けによる手の衛生環境の改善を並行して行う
ものである。図10において、1は外部に向かって開口
した挿入部、2は被乾燥物体である手を抜き差しできる
処理室、3は乾燥装置の筺体、4は筐体内部に空気流を
発生させる高圧空気発生装置、5は処理室2内に手が挿
入されているか否かを検出するセンサ、6はモータ、7
は高圧空気発生装置4へ外気を取り込む吸気ダクト、
8、9は高圧空気発生装置4により送風された空気を処
理室2内に導入する上エアーダクト及び下エアーダク
ト、10、11は高圧空気発生装置4により送風された
空気を処理室2内に噴出させる上吹出ノズル及び下吹出
ノズル、12は空気の噴出及びアルコールの放出を制御
する回路ボックスであり、図11に回路ボックス12に
おける制御動作を示す。13はドレンタンク、15はア
ルコールの収納タンク、17は霧化器、18は噴霧口で
ある。
【0005】次に、図10に示す手乾燥装置の動作につ
いて説明する。使用者が濡れた手を処理室2内に挿入す
ると、センサ5は手を検知し(図11のステップS1
1)、自動的にモータ6を駆動して、吸気ダクト7より
外気を取り込み、取り込まれた空気はそのまま吹出ノズ
ル10、11へ搬送されて高速の噴流として手の上下面
に吹き付けられ、乾燥動作を開始する(図11のステッ
プS12)。乾燥動作が一定時間行われると(図11の
ステップS13)、モータ6を切り、乾燥動作を停止
し、霧化器17を制御して消毒用アルコールの噴霧を開
始する(図11のステップS14)。アルコールの噴霧
が一定時間行われた後(図11のステップS15)、ア
ルコールの噴霧を停止する(図11のステップS1
6)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の乾燥装置は以上
のように構成されており、図9に示す乾燥装置において
は、噴出される高速空気が冷風のため、特に被乾燥物体
が手の場合、アルコール蒸発時の蒸発熱が手から奪われ
る際に耐え難い程の冷感が生じる問題があった。
【0007】また、高速空気の噴出と同時にアルコール
を噴出させているために、手に予め付着していた相当量
の水分に、さらにアルコール水溶液を加えることにな
り、沸点降下が利用できるほど高濃度のアルコール水溶
液を得るには大量のアルコール水溶液を高濃度で噴射す
る必要があり、アルコール水溶液の使用量が多すぎると
いう問題があった。さらにこの際、初期残水量と噴霧ア
ルコール水溶液の合計量を蒸発させる必要が生じ、かえ
って乾燥時間が長くなるという問題があった。
【0008】さらに、上記のような従来の乾燥装置では
高速の作動流体を用いなければ十分な乾燥能力が得られ
なかったため、噴流騒音が大きく、使用者に不快感を与
える問題があった。
【0009】また、図10、図11に示す乾燥装置にお
いては、アルコールの噴出は、消毒を目的とするもので
あり、従って、高速空気の噴出による乾燥動作の後に、
乾燥動作とは別個にアルコールの噴出が行われているた
め、乾燥時間の短縮は行われず、乾燥時間は通常の高速
空気の噴出による乾燥時間と同じであった。
【0010】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたものであり、洗浄後の濡れた被乾燥物体
を衛生的且つ迅速に乾燥させるための乾燥装置を得るこ
とを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の構成によ
る乾燥装置は、外部に向かって開口した挿入口を介して
被乾燥物体を抜き差しできる処理室を有し、この処理室
に挿入される被乾燥物体に対して作動流体を吹き当て、
洗浄後の水分を払拭あるいは蒸発乾燥させるように構成
した乾燥装置であって、上記乾燥装置本体内部に作動流
体を送風する高圧空気発生装置と、上記高圧空気発生装
置により送風された作動流体を上記処理室内に噴出させ
る吹出ノズルと、乾燥促進液を満たした収納タンクと、
上記収納タンクに貯蔵された上記乾燥促進液を上記処理
室内に放出させる乾燥促進液放出装置と、上記作動流体
の噴出開始から所定時間経過後に、上記作動流体の噴出
と並行して上記乾燥促進液を所定期間上記処理室内部に
放出するように制御する制御装置とを備えたものであ
る。
【0012】本発明の第2の構成による乾燥装置は、外
部に向かって開口した挿入口を介して被乾燥物体を抜き
差しできる処理室を有し、この処理室に挿入される被乾
燥物体に対して作動流体を吹き当て、洗浄後の水分を払
拭あるいは蒸発乾燥させるように構成した乾燥装置であ
って、上記乾燥装置本体内部に作動流体を送風する高圧
空気発生装置と、上記高圧空気発生装置により送風され
た作動流体を上記処理室内に噴出させる吹出ノズルと、
乾燥促進液を満たした収納タンクと、上記収納タンクに
貯蔵された上記乾燥促進液を上記処理室内に放出させる
乾燥促進液放出装置と、上記作動流体の噴出開始から所
定時間経過後に、上記作動流体の噴出を一旦停止させ、
上記乾燥促進液を所定期間上記処理室内部に放出し、上
記乾燥促進液の放出を終了した後、再度上記作動流体を
噴出させるように制御する制御装置とを備えたものであ
る。
【0013】また、本発明の第3の構成による乾燥装置
は、第1または第2の構成において、高圧空気発生装置
へ外気を取り込む吸気口より吹出ノズルに至る通風経路
上に、作動流体を加熱する加熱装置を設けたものであ
る。
【0014】また、本発明の第4の構成による乾燥装置
は、第1または第2の構成において、処理室に、輻射熱
により被乾燥物体を加熱する輻射ヒータを設けたもので
ある。
【0015】また、本発明の第5の構成による乾燥装置
は、第1ないし第4のいずれかの構成において、乾燥促
進液が消毒力または殺菌力を有するものである。
【0016】また、本発明の第6の構成による乾燥装置
は、第1ないし第5のいずれかの構成において、処理室
に殺菌灯を設けたものである。
【0017】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、本発明の実
施の形態1を説明する。図1は、本実施の形態1による
乾燥装置を示す断面構成図である。図1において、1は
外部に向かって開口した挿入部、2は被乾燥物体である
手を抜き差しできる処理室、3は乾燥装置の筺体、4は
筐体内部に空気流を発生させる高圧空気発生装置、5は
処理室2内に手が挿入されているか否かを検出するセン
サ、6はモータ、7は高圧空気発生装置4へ外気を取り
込む吸気ダクト、8、9は高圧空気発生装置4により送
風された空気を処理室2内に導入する上エアーダクト及
び下エアーダクト、10、11は高圧空気発生装置4に
より送風された空気を処理室2内に噴出させる上吹出ノ
ズル及び下吹出ノズル、12は空気の噴出及びアルコー
ルの放出を制御する回路ボックス、13はドレンタン
ク、14は乾燥促進液であり、ここではアルコールを用
いている。15はアルコールの収納タンク、16は被乾
燥物体である手、17は霧化器、18は噴霧口、19は
加熱装置である。
【0018】本発明の実施の形態1による乾燥装置は、
正面上部に挿入部1を有する筐体3内に高圧空気発生装
置4を組み込み、この高圧空気発生装置4により生成さ
れる高圧空気を処理室2に送り込むことにより、処理室
2内に水分を吹き飛ばすに十分な乾燥用作動流体として
の高速の風を形成するものであり、床上や壁面に設置さ
れる。
【0019】上記乾燥装置の外郭をなす筐体3の正面
は、前パネルと挿入部1を形成する挿入部パネルで構成
され、背面は背面板で構成されている。また、筐体3の
両側面は左右の側板で構成され、上面は上パネルで、さ
らに底部は門型のフレームにより構成されている。挿入
部パネルにより形成される挿入部1は、筐体3の正面上
部に、正面側と両側面側が開放し、奥側に向かって下傾
する斜めのU字状凹部として構成され、両手を自然に揃
えて差し出した状態で違和感や不安感を抱くことのな
い、目視可能の状態で自由に手を抜き差しできる開口と
高さ及び奥行きを有した処理室2を形成し、その奥側底
部には排水口が形成されている。挿入部1の開口端縁は
手触りを良くするためにすべて滑らかなR形状に加工さ
れている。
【0020】処理室2の入口側と奥側には処理室2への
被乾燥物体16の出入りを検知するセンサ5が取り付け
られている。このセンサ5は横並び配設された複数のフ
ォトLED等の赤外線発光素子と、横並びに配設された
複数のフォトトランジスタ等の赤外線受光素子により構
成され、発光側は下部側壁面に、受光側は外光の影響の
少ない上部側壁面にそれぞれ取り付けられている。
【0021】高圧空気発生装置4は、DCブラシレスモ
ータ6(通常の整流子モータであっても良い)と、DC
ブラシレスモータ6により回転するターボファンやシロ
ッコファン等の羽根車よりなるユニットとして構成さ
れ、本実施の形態では筐体3の底部を構成するフレーム
の上面部に吸気口を下向きにして取り付けられている。
高圧空気発生装置4の吸込口は、フレーム内に構成され
た吸込経路の末端構造に臨んで開口している。吸込経路
は、筐体3の底面部(側面や天面や背面であっても良
い)に機外に開口した吸込口を入口端とし、高圧空気発
生装置4の吸込口と吸気ボックスとの間は上下方向に配
設された吸気ダクト7により構成されている。高圧空気
発生装置4の排気側であるDCブラシレスモータ6側に
は上エアーダクト8と下エアーダクト9のそれぞれの一
端が接続されている。上エアーダクト8と下エアーダク
ト9の他端は扁平したラッパ状に拡開し、横長のスリッ
ト状の開口端にはそれぞれ上吹出ノズル10と下吹出ノ
ズル11が取り付けられている。上吹出ノズル10と下
吹出ノズル11には横方向に複数個のノズル穴が列をな
して形成され、高圧空気発生装置4から送られてくる高
圧空気を50m/sから150m/sの風速の風に変換
して吹き出すことができる。上吹出ノズル10は処理室
2の入口の上部に下向きに、下吹出ノズル11は処理室
2の入口の下部に上向きにそれぞれ入口から奥へ圧力勾
配形成するような傾斜をもって横方向に取り付けられ、
処理室2に挿入した被乾燥物体16を擦りあわせること
なく、被乾燥物体16に付着した水滴を排除できるよう
に、表裏面に風を同時に当てることができる。
【0022】筺体3の底部を構成しているフレームに
は、高圧空気発生装置4と吸気ボックスの間にドレンタ
ンク13が着脱可能に装着されている。ドレンタンク1
3には処理室2の最深部に形成された排水口に裏側にお
いて一端が接続されたドレンホースの他端が導水可能に
連絡され、処理室2から流下してくる液体を貯溜してお
くことができる。
【0023】また、回路ボックス12に吸気ダクト内部
の風を通風させることにより、制御回路を冷却すること
ができるよう構成されている。
【0024】筺体3の処理室2の上部には乾燥促進液放
出装置が備えられ、挿入される被乾燥物体16に対し
て、乾燥性能向上と殺菌または消毒を目的としたアルコ
ール等の揮発性且つ殺菌・消毒能力を有する乾燥促進液
14を吹き付けるように構成されている。上記乾燥促進
液放出装置は、筺体3内に設けられ、乾燥促進液14を
収納する密閉タイプの収納タンク15と、この収納タン
ク15内の乾燥促進液14を所定のタイミングで所定の
量だけ処理室2内に霧状態で吹き出させる霧化器17
と、処理室2内部に霧状のアルコールを吹き出す噴霧口
18と、それらを連通させる搬送チューブとにより構成
されている。収納タンク15は筺体3の背面上部に差し
出し入れ可能に収納され、小型電動ポンプまたは手動ポ
ンプと噴霧口18とにより構成された霧化器17とワン
タッチで接続できるようになっている。霧化器17の噴
霧口18は、被乾燥物体16の外表面へ乾燥促進液14
を満遍なく噴霧できるよう、挿入部1の上側あるいは下
側、あるいは上下双方に少なくとも1つ設置されてお
り、且つその吹き出し方向が自在に変更できるようボー
ルジョイント等で構成されていればなおよい。
【0025】なお、図1において、収納タンク15は筺
体3背面上部に着脱自在に設けられたが、前面下部ある
いは背面下部等設置場所は問わない。さらに、霧化器1
7は小型電動ポンプまたは手動ポンプと噴霧口18によ
り構成されているが、乾燥促進液14を処理室2内に霧
化して噴出させるものなら如何なる構成のものであって
もよく、例えば上吹出ノズル10及び下吹出ノズル11
の出口近傍に隣接するように噴霧口18を設けることに
より、作動流体が作り出す負圧に起因するエジェクタ効
果を利用してポンプを不要とする構成としたり、噴出口
18を吹出ノズル近傍に設置し、噴出口18よりも高い
位置に収納タンク15を設置して位置ヘッドを利用する
ことで噴出口18より乾燥促進液14を滴下し、滴下し
た乾燥促進液14を高速な作動流体の吹き出しで微粒化
するよう構成することも可能である。また、噴霧口18
にチェック弁機構を設ければ、ポンプ停止時に液垂れの
心配がなくなる。また、これと同様の機構を電磁弁と制
御回路で代用して構成してもよい。
【0026】さらに、本実施の形態1においては、上吹
出ノズル10及び下吹出ノズル11より吹き出される作
動流体を加熱するため、機外に開口した筐体3の底面部
(側面や天面や背面であっても良い)の吸込口から、上
吹出ノズル10及び下吹出ノズル11にいたる一連の吸
気風路上にセラミックヒータ等の加熱装置19が設けら
れている。この加熱装置19は、処理室2に取り付けら
れたセンサ5の出力により高圧空気発生装置4とともに
動作される。
【0027】なお、ヒータとして蓄熱式を用いると、高
圧空気発生装置の非使用時に蓄熱し、使用時はヒータの
通電を停止することにより、装置全体の最大消費電力を
抑えることができる。
【0028】次に本実施の形態1による乾燥装置の動作
について説明する。挿入部1を介して処理室2内に濡れ
た被乾燥物体16が挿入されると、被乾燥物体16の水
分は処理室2内部に形成される高速の作動流体により処
理室2の奥側へ吹き飛ばされ、被乾燥物体16を乾燥す
ることができる。即ち、処理室2に被乾燥物体16を挿
入し、入口側と奥側のセンサ5がともに被乾燥物体16
により遮られると被乾燥物体16の存在検知信号が構成
され、回路ボックス12内部に装填されている制御回路
により、高圧空気発生装置4のDCブラシレスモータ6
が始動し、これと同時に加熱装置19にも通電されて、
作動流体を加熱する。羽根車が回転すると、吸気ダクト
7とその経路上に形成された加熱装置19を経て筺体3
の底部から機外の作動流体が高圧空気発生装置4に吸い
込まれ、加熱された高圧空気が形成される。この加熱さ
れた高圧空気は高圧空気発生装置4の排気側から上エア
ーダクト8と下エアーダクト9内に送られ、処理室2の
上吹出ノズル10と下吹出ノズル11から所定の傾斜で
被乾燥物体の表裏両面に同時に高速の温風として吹き出
される。この高速の温風の吹き出し開始から所定の時間
が経過するまで(本構成においては、被乾燥物体を処理
室3の奥からゆっくりと手前に引き出す程度の時間、即
ち通常5秒程度まで)は、被乾燥物体16の表面に付着
した水滴が、高速噴流の衝突圧によってしごき落とされ
るように飛散除去され、表面の水分は、薄い液膜状に引
き延ばされて存在する。
【0029】ここで、図9に示した従来の手乾燥装置と
の相違点を明確にする。上記従来の手乾燥装置において
は、使用者が濡れた手を挿入口103内に挿入すると、
自動的に電動送風機101とアルコール搬送用のポンプ
104とが動作し、高速の噴流と同時にアルコール噴霧
が開始され、時間の経過に従って吹き付けられるアルコ
ールの量を減少させるよう構成されていた。勿論アルコ
ールを用いることにより、沸点が低下して蒸発が促進さ
れるのは事実であるが、上記噴射制御手法を用いると、
手を挿入した瞬間の表面に多量の水分が存在する段階
で、さらにアルコール水溶液を加えることになり、沸点
降下が利用できるほど高濃度のアルコール水溶液を得る
には大量のアルコール水溶液を高濃度で噴射する必要が
あり、アルコール水溶液の使用量が多すぎるばかりか、
初期残水量と噴霧アルコール水溶液の合計量を蒸発させ
る必要が生じ、かえって乾燥時間が長くなる問題があっ
た。
【0030】一方、本発明の実施の形態1においては、
処理室2内に挿入された被乾燥物体16上の残水量が時
間の経過とともに指数関数的に減少し、特に乾燥動作開
始から約5秒までで、初期残水量の30%にまで残水量
が激減することが判明している。この急激な残水量の減
少は、大型水滴が飛散除去される初期の段階に相当す
る。従って、この初期段階終了時点では、従来の手乾燥
装置と同一濃度の例えばアルコール溶液を噴霧したとし
ても、はるかに少量(1cc程度)で高濃度のアルコー
ル溶液を被乾燥物体16の表面に得ることができる。つ
まり、初期の水滴除去モードで短時間に大部分の大型水
滴を除去後に、少量の乾燥促進液14(アルコール)を
噴霧すれば全乾燥時間を低減することができるととも
に、乾燥促進液14の使用量の低減ができ、ランニング
コストを低く抑えることができる。
【0031】図2は本発明の実施の形態1による乾燥装
置の制御動作を示すフローチャートであり、図2を用い
て本実施の形態1による乾燥装置の動作をさらに詳しく
説明する。被乾燥物体16を処置室2に入れると、セン
サ5が被乾燥物体16を検知し(ステップS1)、回路
ボックス12内部に装填されている制御回路により、高
圧空気発生装置4のDCブラシレスモータ6が始動し、
これと同時に加熱装置19にも通電されて、乾燥動作を
開始する(ステップS2)。乾燥処理中に被乾燥物体1
6の表面から吹き飛ばされた水滴は、自重と風の力の双
方により処理部2の奥側底部の端に押しやられ、この部
分に形成された排水口からドレンホースに流下し、処理
室2内から逐次円滑に排水される。ドレンホースを流下
した液体はドレンタンク13に受容される。
【0032】約5秒間の水滴除去工程が概終了した時点
で(ステップS3)、霧化器17を構成するポンプに通
電し、収納タンク15からチューブを介して噴霧口18
まで乾燥促進液14を搬送し、処理室2内に噴霧する
(ステップS4)。噴霧された乾燥促進液14は、例え
ば濃度50〜90%のエタノールを主成分とした消毒用
アルコール液であり、これを所定量(約1cc)噴霧す
る(ステップS5)ことにより被乾燥物体16の表面に
付着した雑菌等を殺菌・消毒することができる。また同
時に、大きな水滴などが除去されて薄膜状に広がった少
量の残留水分と混合することにより、水をアルコール液
に置換し、沸点を降下させる。本実施の形態ではアルコ
ールの噴射時に、高速の作動流体が同時に被乾燥物体1
6に吹き付けられているため、対流熱伝達にともなう熱
移動によって、及び被乾燥物体16自体が手のように発
熱体である場合にはその発熱にともなう熱移動によっ
て、さらに気流による物質移動の促進によって、表面の
液膜が蒸発するわけであるが、水が揮発性のアルコール
液で置換されているため、沸点が低下するとともに、表
面張力が低下してさらに液膜が薄くなることで、水分の
蒸発速度が増大して、乾燥速度が増大する。
【0033】また、被乾燥物体16が特に手の場合、ア
ルコール液の蒸発に伴い手表面から奪われる熱が大きい
ため、冬場などは耐え難いほどの冷風感を伴うものであ
るが、本実施の形態1では、作動流体を加熱して吹き付
けるため冷風感はほとんどなく、快適な使用感が得られ
る上、アルコール液とその周囲の作動流体との温度差が
増大するために熱移動量も増え、蒸発をより促進する効
果が生じる。
【0034】このようにして所定量の乾燥促進液14を
噴射した後は噴射を停止し(ステップS6)、高速の作
動流体のみが被乾燥物体16に噴射された状態となる
が、ここで処理室2に挿入していた被乾燥物体16を処
理室2から引き抜くと、手の不在検知がなされて(ステ
ップS7)、高圧空気発生装置4が所定時間運転後に停
止し、加熱装置19への通電も停止して全乾燥動作を終
了する(ステップS8)。即ち、処理室2から被乾燥物
体16を再びゆっくりと抜き取る動作を行う間に乾燥促
進液14と残留水分は完全に蒸発し、処理室内に手を挿
入してから約8秒程度で洗浄後の濡れた被乾燥物体16
は乾燥することとなる。これにより、手の乾燥処理と手
の殺菌・消毒処理を同時に実施することができ、例えば
食品関係の取り扱いに従事する従業者や、医療行為に従
事する医療関係者等の衛生管理に役立つ効果がある。
【0035】なお、図2で示した制御動作は、図3に別
途示すように、乾燥動作開始から所定の時間経過後に一
旦モータ6に停止信号を送り(ステップS9)、所定量
の乾燥促進液14を被乾燥物体16に向けて噴霧したの
ち、改めてモータ6に始動信号を送って乾燥動作を再開
させるよう制御する(ステップS10)こともできる。
この場合、乾燥促進液噴射動作中には高圧空気発生装置
4が停止して慣性による惰性運転となるため、吹出ノズ
ル10及び11からの高速の噴流を利用して乾燥促進液
14を微粒化するようなエジェクタ方式、あるいは噴流
に乾燥促進液14を滴下するような方式の霧化器17を
使用するよりは、電動ポンプと微粒化ノズルのようにポ
ンプ圧を利用して乾燥促進液14を霧化する機能を有す
る霧化器17を用いることが望ましい。このように構成
した場合には、乾燥促進液14の噴射時に作動流体の噴
出速度が低下するため、微粒化された液体粒子が作動流
体の流れに乗って使用者に向かって吹き付けられる吹き
返し現象が抑制されたり、同様の高速気流に乗って液体
粒子が使用環境に広範囲にわたって拡散して使用者に不
快な臭気を感じさせたりすることを防ぎ、使用感を向上
させることができる。
【0036】また、図2で示した制御動作においては、
乾燥促進液14を所定量噴射後、被乾燥物体16が処理
室2内に検知されなくなるまで、乾燥動作を続行し、高
速の作動流体が被乾燥物体16に噴射された状態とした
が、乾燥促進液14の噴霧を停止すると同時、あるいは
乾燥促進液14の噴霧を停止後、所定時間経過後に、高
圧空気発生装置4の運転、及び加熱装置19への通電を
停止して全乾燥動作を終了するようにしてもよい。
【0037】なお、乾燥促進液14としては、クレゾー
ル液等の消毒剤や液体ハンドローション等の揮発性を有
しないものを適用することもできるが、この場合にはア
ルコール等のように揮発性を有する乾燥促進液14を使
用した場合に比べ乾燥時間は長くなるが、加熱装置19
により被乾燥物体16に吹き付けられる作動流体が温風
であることに変わりはなく、作動流体から残留水分への
熱移動量が増大して蒸発が促進されることは言うまでも
ない。さらに、不揮発性促進剤14の取り扱いは容易で
あり、耐腐食性素材を用いることに注意しさえすれば、
収納タンク15の構成を簡素化することができる。
【0038】また、噴霧される乾燥促進液14の量を使
用者が任意に調節できるような噴射量調節つまみを構成
することにより使用用途が多様化される。
【0039】以上のように、本実施の形態1による乾燥
装置は、アルコール等の乾燥促進液を用いて、冷風感を
大幅に改善した乾燥と消毒を同時に、しかも短時間で行
うことができる。また、乾燥能力が向上した分、送風量
を減らす、あるいは作動流体の噴出速度を低減すること
により、大幅な低騒音化を達成して使用感を向上させる
ことができる。
【0040】実施の形態2.図4は本発明の実施の形態
2による乾燥装置を示す断面構成図である。本実施の形
態2による乾燥装置では、形は違うものの機能的に同一
の機構については実施の形態1のものと同一符号を付す
ものとする。
【0041】本実施の形態2による乾燥装置の特徴は、
作動流体の吹出ノズルを上側の1つとした上で乾燥促進
液噴霧機構を備えたことにある。図4において、正面に
挿入部1を有する筐体3内に高圧空気発生装置4を組み
込み、この高圧空気発生装置4により生成される高圧空
気を処理室2に送り込むことにより、処理室2内に水分
を吹き飛ばすに十分な乾燥用作動流体としての高速の風
を形成する。乾燥装置の外郭をなす筐体3の正面は、前
パネルと挿入部1を形成する挿入部パネルで構成され、
背面は背面板で構成されている。また、筐体3の両側面
は左右の側板で構成され、上面は上パネルで、さらに底
部は門型のフレームにより構成されている。挿入部パネ
ルにより形成される挿入部1は、筐体3の正面に、正面
側と両側面側が開放し、奥側に向かってコの字状凹部と
して構成され、両手を自然に揃えて差し出した状態で違
和感や不安感を抱くことのない、目視可能の状態で自由
に手を抜き差し及び手揉みできる開口と高さ及び奥行き
を有した処理室2を形成し、、その底部には排水口が形
成されている。挿入部1の開口端縁には手触りを良くす
るためにすべて滑らかなR形状に加工されている。
【0042】挿入部1の上側には挿入部1への被乾燥物
体16の出入りを検知するセンサ5が取り付けられてい
る。高圧空気発生装置4は、DCブラシレスモータ6
(通常の整流子モータであっても良い)と、DCブラシ
レスモータ6により回転するターボファンやシロッコフ
ァン等の羽根車よりなるユニットとして構成され、本実
施の形態では筐体3の上部に吸気口を上向きにして取り
付けられている。高圧空気発生装置4の吸込口は、フレ
ーム内に構成された吸込経路の末端構造に臨んで開口し
ている。吸込経路は、筐体3の底面部(側面や天面や背
面であっても良い)に機外に開口した吸込口を入口端と
し、高圧空気発生装置4の吸込口と吸気ボックスとの間
は上下方向に配設された吸気ダクト7により構成されて
いる。高圧空気発生装置4の排気側であるDCブラシレ
スモータ6側にはエアーダクト24の一端が接続されて
いる。エアーダクト24の他端は扁平したラッパ状に拡
開し、横長のスリット状の開口端にはスリット型の開口
を有する吹出ノズル25が処理室2の入口の上部に下向
きに縦方向に取り付けられており、高圧空気発生装置4
から送られてくる高圧空気を50m/sから150m/
sの風速の風に変換して吹き出すことができる。
【0043】筺体3の底部を構成しているフレームに
は、ドレンタンク13が着脱可能に装着されている。ド
レンタンク13には処理室2の最深部に形成された排水
口に裏側において一端が隣接接続されており、処理室2
から流下してくる液体を貯溜しておくことができる。
【0044】また、回路ボックス12に吸気ダクト内部
の風を通風させることにより、制御回路を冷却可するこ
とができるように構成されている。
【0045】筺体3の処理室2の上部には乾燥促進液放
出装置が備えられ、挿入される被乾燥物体16に対し
て、乾燥性能向上と殺菌または消毒を目的としたアルコ
ール等の揮発性且つ殺菌・消毒能力を有する乾燥促進液
14を吹き付けるように構成されている。上記乾燥促進
液放出装置は、筺体3内に設けられ、乾燥促進液を収納
する密閉タイプの収納タンク15と、この収納タンク1
5内の乾燥促進液14を所定のタイミングで所定の量だ
け処理室2内に霧状態に吹き出させる霧化器17と、処
理室2内部に霧状のアルコールを吹き出す噴霧口18
と、それらを連通させる搬送チューブとにより構成され
ている。収納タンク15は筺体3の上部に差し出し入れ
可能に収納され、小型電動ポンプまたは手動ポンプと噴
霧口18により構成された霧化器17とワンタッチで接
続できるようになっている。霧化器17の噴霧口18
は、被乾燥物体16の外表面へ乾燥促進液14を満遍な
く噴霧できるよう、挿入部1の上側あるいは奥側、ある
いは上・奥双方に少なくとも1つ設置されており、且つ
その吹き出し方向が自在に変更できるようボールジョイ
ント等で構成されていればなおよい。
【0046】なお、図4において、収納タンク15は筺
体3上部に着脱自在に設けられたが、背面あるいは下部
等設置場所は問わない。さらに、霧化器17は小型電動
ポンプまたは手動ポンプと噴霧口18により構成されて
いるが、乾燥促進液14を処理室2内に霧化して噴出さ
せるものなら如何なる構成のものであってもよく、例え
ば吹出ノズル25の出口近傍に隣接するように噴霧口1
8を設けることにより、作動流体が作り出す負圧に起因
するエジェクタ効果を利用してポンプを不要とする構成
としたり、噴出口18を吹出ノズル25近傍に設置し、
噴出口18よりも高い位置に収納タンク15を設置して
位置ヘッドを利用することで噴出口18より乾燥促進液
14を滴下し、滴下した乾燥促進液14を高速な作動流
体の吹き出しで微粒化するよう構成することも可能であ
る。また、噴霧口18にチェック弁機構を設ければ、ポ
ンプ停止時に液垂れの心配がなくなる。また、これと同
様の機構を電磁弁と制御回路で代用して構成してもよ
い。
【0047】さらに、本実施の形態2においては、吹出
ノズル25より吹き出される作動流体を加熱するため、
機外に開口した筐体3の底面部(側面や天面や背面であ
っても良い)の吸込口から、吹出ノズル25にいたる一
連の吸気風路上にセラミックヒータ等の加熱装置19が
設けられている(図ではエアーダクト24中に設置され
ている)。この加熱装置19は、処理室2に取り付けら
れたセンサ5の出力により高圧空気発生装置4とともに
動作される。
【0048】次に本実施の形態2による乾燥装置の動作
について説明する。挿入部1を介して処理室2内に被乾
燥物体16が挿入されることにより、被乾燥物体16の
水分は処理室2内部に形成される高速の作動流体により
処理室2の底部へ吹き飛ばされ、被乾燥物体16を乾燥
することができる。即ち、処理室2に被乾燥物体16を
挿入し、入口側のセンサ5が被乾燥物体16の存在を感
知すると、存在検知信号が構成され、回路ボックス12
内部に装填されている制御回路により、高圧空気発生装
置4のDCブラシレスモータ6が始動し、これと同時に
加熱装置19にも通電されて、作動流体を加熱する。羽
根車が回転すると、吸気ダクト7を経て筺体3の底部か
ら機外の作動流体が高圧空気発生装置4に吸い込まれ、
高圧空気が形成される。この高圧空気は高圧空気発生装
置4の排気側からエアーダクト25内に送られ、その途
上に形成された加熱装置19で加熱された後、処理室2
の吹出ノズル25から所定の傾斜で被乾燥物体の表面に
高速の温風として吹き出される。この高速の温風の吹き
出し開始から所定の時間が経過するまで(本構成におい
ては、被乾燥物体を処理室3の奥からゆっくりと手前に
引き出す程度の時間、あるいは手揉み動作を行いながら
被乾燥物体16表面上の水滴をこすり落とす程度の時
間、即ち通常8秒程度まで)は、被乾燥物体16の表面
に付着した水滴が、高速噴流の衝突圧によってしごき落
とされるように飛散除去され、表面の水分は、薄い液膜
状に引き延ばされて存在する。このような乾燥処理中に
被乾燥物体16の表面から吹き飛ばされた水滴は、自重
と風の力の双方により処理部2の底部に押しやられ、こ
の部分に形成された排水口からドレンホースに流下し、
処理室2内から逐次円滑に排水される。ドレンホースを
流下した液体はドレンタンク13に受容される。
【0049】約8秒間の水滴除去工程が概終了した時点
で、実施の形態1と同様、霧化器17を構成するポンプ
に通電し、収納タンク15からチューブを介して噴霧口
18まで乾燥促進液14を搬送し、処理室2内に噴霧す
る。噴霧された乾燥促進液14は、例えば濃度50〜9
0%のエタノールを主成分とした消毒用アルコール液で
あり、これを所定量噴霧することにより被乾燥物体16
の表面に付着した雑菌等を殺菌・消毒することができ
る。また同時に、大きな水滴などが除去されて薄膜状に
広がった少量の残留水分と混合することにより、水をア
ルコール液に置換し、沸点を降下させる。本実施の形態
ではアルコールの噴射時に、高速の作動流体が同時に被
乾燥物体16に吹き付けられているため、対流熱伝達に
ともなう熱移動によって、及び被乾燥物体16自体が手
のように発熱体である場合にはその発熱にともなう熱移
動によって、さらに気流による物質移動の促進によっ
て、表面の液膜が蒸発するわけであるが、水が揮発性の
アルコール液で置換されているため、沸点が低下すると
ともに、表面張力が低下してさらに液膜が薄くなること
で、水分の蒸発速度が増大して、乾燥速度が増大する。
【0050】また、被乾燥物体16が特に手の場合、ア
ルコール液の蒸発に伴い手表面から奪われる熱が大きい
ため、冬場などは耐え難いほどの冷風感を伴うものであ
るが、本実施の形態2では、作動流体を加熱して吹き付
けるため冷風感はほとんどなく、快適な使用感が得られ
る上、アルコール液とその周囲の作動流体との温度差が
増大するために熱移動量も増え、蒸発をより促進する効
果が生じる。
【0051】このようにして所定量の乾燥促進液14を
噴射した後は噴射を停止し、高速の作動流体のみが被乾
燥物体16に噴射された状態となるが、被乾燥物体16
をすり合わせたり(被乾燥物体16が手の場合には揉み
手)、ゆっくりと手前・奥方向に移動させる動作を続行
させれば、乾燥促進液14と残留水分は完全に蒸発し、
被乾燥物体16に残らない。ここで処理室2に挿入して
いた被乾燥物体16を処理室2から引き抜くと、手の不
在検知がなされて、高圧空気発生装置4が停止し、加熱
装置19への通電も停止して全乾燥動作を終了する。こ
のようにして、処理室内に手を挿入してから約12秒程
度で洗浄後の濡れた被乾燥物体16は完全に乾燥するこ
ととなる。これにより、手の乾燥処理と手の殺菌・消毒
処理を同時に実施することができ、例えば食品関係の取
り扱いに従事する従業者や、医療行為に従事する医療関
係者等の衛生管理に役立つ効果がある。
【0052】なお、本実施の形態2においても、実施の
形態1と同様、乾燥動作開始から所定の時間経過後に一
旦モータに停止信号を送り、所定量の乾燥促進液14を
被乾燥物体16に向けて噴霧したのち、改めてモータに
始動信号を送って乾燥動作を再開させるよう制御するこ
ともできる。さらに、乾燥促進液14の噴霧を停止する
と同時、あるいは乾燥促進液14の噴霧を停止後、所定
時間経過後に、高圧空気発生装置4の運転、及び加熱装
置19への通電を停止して全乾燥動作を終了するように
してもよい。
【0053】実施の形態3.図5及び図6は本発明の実
施の形態3による乾燥装置を示す断面構成図である。本
実施の形態3による乾燥装置もその基本構成は実施の形
態1及び実施の形態2のものと同様であるので、同一部
分の説明は、図に同一符号を付しそれらの詳細な説明は
省略する。
【0054】本実施の形態3による乾燥装置における特
徴は、処理室2内壁面に被乾燥物体16を輻射熱により
非接触にて加熱するための赤外線ヒータ30が設けられ
ていることである。実施の形態1で示した2つの吹出ノ
ズル10、11を用いた乾燥装置の場合には、図5に示
すように、上吹出ノズル10及び下吹出ノズル11の奥
側に対抗するように1対の赤外線ヒータ30が設置され
ている。一方、実施の形態2で示した1つの吹出ノズル
25を用いた乾燥装置の場合には、図6に示すように、
処理室2上面(吹出ノズル25の手前でも奥でもいずれ
でも良い)、あるいは処理室2奥壁面に少なくとも1つ
の赤外線ヒータ30が設置されている。図5及び図6の
いずれの場合でも、上記赤外線ヒータ30は、それぞれ
処理室2に設けられたセンサ5の出力により高圧空気発
生装置4とともに動作されるよう制御され、通電開始と
ともに赤外線を放射して被乾燥物体16の表面温度、及
び被乾燥物体16表面上に残留する液体の温度を上昇さ
せる。この温度上昇により、被乾燥物体16から残存水
分へ熱移動量が増大するとともに、残留液体自体の温度
も上昇して蒸発が促進される。その後、実施の形態1及
び実施の形態2にて示した加熱装置19と同様に、高圧
空気発生装置4の停止とともにオフされる。
【0055】本実施の形態3による乾燥装置は、以上の
ように構成されているので、実施の形態1及び実施の形
態2と同様、乾燥時間を大幅に短縮できる。さらに、特
に被乾燥物体16が人間の手の場合には、図1及び図4
に示す加熱手段19を用いて作動流体を加熱する場合よ
りも少量の投入電力で、使用者が冷風感を感じることが
無いよう、手の表面を非接触で直接的に加熱することが
でき、省エネ性に優れている。
【0056】実施の形態4.図7及び図8は本発明の実
施の形態4による乾燥装置を示す断面構成図である。本
実施の形態4による乾燥装置もその基本構成は実施の形
態1及び実施の形態2のものと同様であるので、同一部
分の説明は、図に同一符号を付しそれらの詳細な説明は
省略する。
【0057】本実施の形態4による乾燥装置における特
徴は、処理室2内壁面に被乾燥物体16に向かって紫外
線等を輻射する非接触式の殺菌灯31が設けられている
ことである。ここで、殺菌灯31は殺菌・消毒作用を示
す対象雑菌の種類が、乾燥促進液14の殺菌・消毒対象
と重複しないものを用いることが好ましい。
【0058】なお、図7に示すように、実施の形態1で
示した2つの吹出ノズル10、11を用いた乾燥装置の
場合には、下吹出ノズル11の奥側に使用者の視界に殺
菌灯の光が入らないように、殺菌灯31が設置されてい
る。一方、図8に示すように、実施の形態2で示した1
つの吹出ノズル25を用いた乾燥装置の場合には、処理
室2上面(吹出ノズル25の手前でも奥でもいずれでも
良い)に少なくとも1つの殺菌灯31が設置されてい
る。図7、8いずれの場合でも、上記殺菌灯31は、そ
れぞれ処理室2に設けられたセンサ5の出力により高圧
空気発生装置4とともに動作されるよう制御され、通電
開始とともに紫外線等の殺菌作用を有する電磁波を放射
して被乾燥物体16の表面に付着した雑菌等を殺菌・消
毒する。その後、実施の形態1及び実施の形態2にて示
した加熱装置19と同様に高圧空気発生装置4の停止と
ともにオフされる。
【0059】また、本実施の形態4による乾燥装置は、
被乾燥物体16のみならず、殺菌灯31の電磁波が照射
される処理室2内部の壁面も同時に殺菌・消毒されるの
でより衛生的に乾燥装置を使用することができる。さら
に、殺菌灯を連続点灯すれば処置室内部をさらに衛生的
に維持できる効果がある。
【0060】なお、消毒手段としては、殺菌灯を設ける
他にも、例えばオゾン発生器を筺体3内部に設けて、処
理室内にオゾンを供給する、あるいは吸気の少なくとも
一部をオゾン発生器に導き、オゾンを含有させて吹出ノ
ズルより噴出させても同様の広範囲の消毒・殺菌効果を
得ることができる。
【0061】本実施の形態4による乾燥装置は、以上の
ように構成されているので、殺菌灯による殺菌・消毒作
用と、高速作動流体、乾燥促進液噴射及び加熱動作とを
併用でき、冷風感なく被乾燥物体16の乾燥時間を大幅
に短縮できるとともに、広範囲に渡る雑菌類に対して殺
菌・消毒作用を得ることができる。
【0062】なお、上記実施の形態1、2、及び4にお
いては、高圧空気発生装置4へ外気を取り込む吸気口よ
り吹出ノズルに至る通風経路上に、作動流体を加熱する
加熱装置19を、上記実施の形態3においては、処理室
2に、輻射熱により被乾燥物体を加熱する輻射ヒータ
(赤外線ヒータ30)を設け、被乾燥物体16に温風を
吹き付けるようにしたが、作動流体を加熱するこれらの
加熱手段を設けなくても、作動流体の噴出開始から所定
時間経過後に、作動流体の噴出と並行して乾燥促進液を
所定期間、処理室内部に放出するように制御する、ある
いは作動流体の噴出開始から所定時間経過後に、作動流
体の噴出を一旦停止させ、乾燥促進液を所定期間、処理
室内部に放出し、乾燥促進液の放出を終了した後、再
度、作動流体を噴出させるように制御すれば、従来のも
のに比べ、乾燥時間の短縮を図ることが可能である。
【0063】
【発明の効果】以上のように、この発明の第1の構成に
よれば、外部に向かって開口した挿入口を介して被乾燥
物体を抜き差しできる処理室を有し、この処理室に挿入
される被乾燥物体に対して作動流体を吹き当て、洗浄後
の水分を払拭あるいは蒸発乾燥させるように構成した乾
燥装置であって、上記乾燥装置本体内部に作動流体を送
風する高圧空気発生装置と、上記高圧空気発生装置によ
り送風された作動流体を上記処理室内に噴出させる吹出
ノズルと、乾燥促進液を満たした収納タンクと、上記収
納タンクに貯蔵された上記乾燥促進液を上記処理室内に
放出させる乾燥促進液放出装置と、上記作動流体の噴出
開始から所定時間経過後に、上記作動流体の噴出と並行
して上記乾燥促進液を所定期間上記処理室内部に放出す
るように制御する制御装置とを備えたので、乾燥と消毒
を同時に短時間で行うことができる効果がある。また、
乾燥促進液の使用量も少なくてすみ、ランニングコスト
を低く抑えることができる。また、乾燥能力が向上した
分、送風量を減らす、あるいは作動流体の噴出速度を低
減することにより、大幅な低騒音化を達成して使用感を
向上させることができる。
【0064】また、この発明の第2の構成によれば、外
部に向かって開口した挿入口を介して被乾燥物体を抜き
差しできる処理室を有し、この処理室に挿入される被乾
燥物体に対して作動流体を吹き当て、洗浄後の水分を払
拭あるいは蒸発乾燥させるように構成した乾燥装置であ
って、上記乾燥装置本体内部に作動流体を送風する高圧
空気発生装置と、上記高圧空気発生装置により送風され
た作動流体を上記処理室内に噴出させる吹出ノズルと、
乾燥促進液を満たした収納タンクと、上記収納タンクに
貯蔵された上記乾燥促進液を上記処理室内に放出させる
乾燥促進液放出装置と、上記作動流体の噴出開始から所
定時間経過後に、上記作動流体の噴出を一旦停止させ、
上記乾燥促進液を所定期間上記処理室内部に放出し、上
記乾燥促進液の放出を終了した後、再度上記作動流体を
噴出させるように制御する制御装置とを備えたので、第
1の構成と同様の効果がある。また、微粒化された液体
粒子が作動流体の流れに乗って使用者に向かって吹き付
けられる吹き返し現象を抑制したり、同様の高速気流に
乗って液体粒子が使用環境に広範囲にわたって拡散して
使用者に不快な臭気を感じさせたりすることを防ぎ、使
用感を向上させることができる。
【0065】また、この発明の第3の構成によれば、第
1または第2の構成において、高圧空気発生装置へ外気
を取り込む吸気口より吹出ノズルに至る通風経路上に、
作動流体を加熱する加熱装置を設けたので、冷風感な
く、乾燥と消毒を同時に短時間で行うことができる。
【0066】また、この発明の第4の構成によれば、第
1または第2の構成において、処理室に、輻射熱により
被乾燥物体を加熱する輻射ヒータを設けたので、冷風感
なく、乾燥と消毒を同時に短時間で行うことができると
ともに、特に被乾燥物体が人間の手の場合には、少量の
投入電力で加熱することができ、省エネ性に優れた装置
が得られる効果がある。
【0067】また、この発明の第5の構成によれば、第
1ないし第4のいずれかの構成において、乾燥促進液が
消毒力または殺菌力を有するものであるので、全乾燥時
間を低減することができるとともに、被乾燥物体あるい
は乾燥装置本体を消毒あるいは殺菌することができる。
【0068】また、この発明の第6の構成によれば、第
1ないし第5のいずれかの構成において、処理室に殺菌
灯を設けたので、広範囲に渡る雑菌類に対して殺菌・消
毒作用を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による乾燥装置を示
す断面構成図である。
【図2】 この発明の実施の形態1による乾燥装置の制
御動作を示すフローチャートである。
【図3】 この発明の実施の形態1による乾燥装置の他
の制御動作を示すフローチャートである。
【図4】 この発明の実施の形態2による乾燥装置を示
す断面構成図である。
【図5】 この発明の実施の形態3による乾燥装置を示
す断面構成図である。
【図6】 この発明の実施の形態3による他の乾燥装置
を示す断面構成図である。
【図7】 この発明の実施の形態4による乾燥装置を示
す断面構成図である。
【図8】 この発明の実施の形態4による他の乾燥装置
を示す断面構成図である。
【図9】 従来の乾燥装置を示す断面構成図である。
【図10】 従来の他の乾燥装置を示す断面構成図であ
る。
【図11】 図10に示す従来の乾燥装置の制御動作を
示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 挿入部、2 処理室、3 筺体、4 高圧空気発生
装置、5 センサ、6モータ、7 吸気ダクト、8 上
エアーダクト、9 下エアーダクト、10上吹出ノズ
ル、11 下吹出ノズル、12 回路ボックス、13
ドレンタンク、14 乾燥促進液、15 収納タンク、
16 被乾燥物体、17 霧化器、18 噴霧口、19
加熱装置、24 エアーダクト、25 吹出ノズル、
30赤外線ヒータ、31 殺菌灯、101 電動送風
機、102 エアー噴出口、103 挿入口、104
ポンプ、105アルコール噴出口。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部に向かって開口した挿入口を介して
    被乾燥物体を抜き差しできる処理室を有し、この処理室
    に挿入される被乾燥物体に対して作動流体を吹き当て、
    洗浄後の水分を払拭あるいは蒸発乾燥させるように構成
    した乾燥装置であって、上記乾燥装置本体内部に作動流
    体を送風する高圧空気発生装置と、上記高圧空気発生装
    置により送風された作動流体を上記処理室内に噴出させ
    る吹出ノズルと、乾燥促進液を満たした収納タンクと、
    上記収納タンクに貯蔵された上記乾燥促進液を上記処理
    室内に放出させる乾燥促進液放出装置と、上記作動流体
    の噴出開始から所定時間経過後に、上記作動流体の噴出
    と並行して上記乾燥促進液を所定期間上記処理室内部に
    放出するように制御する制御装置とを備えたことを特徴
    とする乾燥装置。
  2. 【請求項2】 外部に向かって開口した挿入口を介して
    被乾燥物体を抜き差しできる処理室を有し、この処理室
    に挿入される被乾燥物体に対して作動流体を吹き当て、
    洗浄後の水分を払拭あるいは蒸発乾燥させるように構成
    した乾燥装置であって、上記乾燥装置本体内部に作動流
    体を送風する高圧空気発生装置と、上記高圧空気発生装
    置により送風された作動流体を上記処理室内に噴出させ
    る吹出ノズルと、乾燥促進液を満たした収納タンクと、
    上記収納タンクに貯蔵された上記乾燥促進液を上記処理
    室内に放出させる乾燥促進液放出装置と、上記作動流体
    の噴出開始から所定時間経過後に、上記作動流体の噴出
    を一旦停止させ、上記乾燥促進液を所定期間上記処理室
    内部に放出し、上記乾燥促進液の放出を終了した後、再
    度上記作動流体を噴出させるように制御する制御装置と
    を備えたことを特徴とする乾燥装置。
  3. 【請求項3】 高圧空気発生装置へ外気を取り込む吸気
    口より吹出ノズルに至る通風経路上に、作動流体を加熱
    する加熱装置を設けたことを特徴とする請求項1または
    2記載の乾燥装置。
  4. 【請求項4】 処理室に、輻射熱により被乾燥物体を加
    熱する輻射ヒータを設けたことを特徴とする請求項1ま
    たは2記載の乾燥装置。
  5. 【請求項5】 乾燥促進液は、消毒力または殺菌力を有
    することを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記
    載の乾燥装置。
  6. 【請求項6】 処理室に、殺菌灯を設けたことを特徴と
    する請求項1ないし5のいずれかに記載の乾燥装置。
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