JP2012120717A - 手指洗浄乾燥装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】コンパクトに構成され、手指の洗浄と乾燥と空気清浄とができる手指洗浄乾燥装置を提供する。
【解決手段】洗浄乾燥室12に洗浄液及び空気を供給して手指を洗浄及び乾燥する一方、切替弁52により空気の流路を切り替えることで、装置外部から洗浄乾燥室12に空気を取り込み、通路管32、洗浄液トレイ33、ブロアモーター室41、ヘパフィルター46、及びオゾン発生室47を介し、清浄化された空気を装置外部に排出する。
【選択図】図7

Description

本発明は、手指の洗浄と乾燥を同じ装置内で行うことが可能な、空気清浄機能を備えた手指洗浄乾燥装置に関する。
従来、洗浄後の手指に温風等を吹き付けることで、手指に付着した水分を吹き飛ばす乾燥装置が提供されている。しかし、この装置は単に温風等を吹き付けているだけであるため、手指に付着している雑菌も同時に吹き飛ばしてしまう。そのため、乾燥装置の周りにいる人が雑菌等を吸引することもあり、好ましくない。
そこで、装置内に吸引手段とフィルターを設け、手指に付着した水を空気とともに装置内に吸引し、フィルターで濾過して雑菌を除去する乾燥装置が提案されている(特許文献1、特許文献2)。
特許文献1に記載の装置は、装置内部に外気を吸引し、フィルターを通過させた後の空気を装置外部に排出する一方、その一部をエアダクトに戻し、エアダクトに設けられた空気吐出ノズルから空気を手指に吹き付け、手指を乾燥させるように構成している。
特許文献2に記載の装置は、ブロアモーターを用いて吸引した空気を空気吐出ノズルから手指に吹き付け、その空気をフィルターを介してブロアモーターに還流させることで、空気を外部に排出することなく空気吐出量を増加させ、短時間で手指を乾燥させるように構成している。
これらの装置は洗浄後の手指に付着した水分を空気とともに吸引してフィルターで濾過し、または、その空気を外部に排出することなく還流させているため、雑菌を装置外部に撒き散らせてしまうことはない。
また、一つの装置で手指の洗浄と乾燥を行うことのできる装置が提案されている(特許文献3、特許文献4)。
特許文献3に記載の装置は、装置内部に貯留した洗浄液をミストにして洗浄乾燥室に供給することで手指の洗浄を行い、その後、手指に乾燥空気を吹き付けて乾燥させるように構成している。洗浄液は、電気ヒーターで加温された後、超音波加振器でミストとされ、送風機で洗浄液タンク内を加圧して高周波誘導加熱器に送られ、加熱されて洗浄乾燥室に供給される。洗浄液を供給する洗浄液タンクには、給水管が連結され、また、洗浄乾燥室には、手指を洗浄した後のミストを排出する排水管が連結されている。そして、洗浄乾燥室からミストを外部に逃がさないため、洗浄乾燥室の入り口に環状チューブを配設し、洗浄中はチューブを膨張させてミストの外部への拡散を防止する構造となっている。
特許文献4に記載の装置は、洗浄乾燥室の開口部に設けられた洗浄手段から洗浄液を散布することで手指を洗浄した後、乾燥空気を手指に吹き付けて乾燥させるように構成している。なお、乾燥空気は、装置内で循環し、外部に排出されることはない。
特開2001−245819号公報 特開2003−235757号公報 特開2000−60763号公報 特開2004−97741号公報 実開平4−137721号公報
しかしながら、特許文献1及び2に記載の装置は、手指を乾燥させる乾燥装置が手指を洗浄する洗面台とは別体であり、従って、手指の洗浄及び乾燥を行うためには、広いスペースが必要となる。また、手指を洗浄した後、洗面台から乾燥装置まで移動する間、手指に付着した水が床面に滴り落ちることで、雑菌が床面に撒き散らされてしまうため、好ましくない。さらに、洗面台で手指を洗浄するため、手指全体にかなりの量の水が付着することになり、本装置で手指を乾燥させる間に、装置内に相当量の水が貯留される。従って、装置内の水受けトレイに貯留した水を頻繁に排水し、あるいは、本装置に排水管を連結して水を外部に排水する必要がある。
特許文献3及び4に記載の装置は、手指の乾燥機能に加えて、洗浄機能を併せ持つため、特許文献1及び2におけるスペースや雑菌の問題を解消することができる。しかしながら、特許文献3の装置では、ミストの発生機構や手指の洗浄乾燥室の構造が複雑になるという問題がある。また、ヒーターや超音波加振器、高周波誘導加熱器などを用いるため、エネルギー消費量が多い。さらに、発生させたミストを含む空気を加圧して噴出させるため、ミストの消費量をコントロールすることが難しく、手指の洗浄に寄与しない大量のミストが消費され、かつ、ミストが洗浄乾燥室内に多量に噴出される。その結果として、洗浄液タンクには、給水管を導入して定期的に給水する必要がある。また、手指の洗浄後に大量に発生したミストを排出するため、排水管を設ける必要があり、装置の設置に手間、時間、費用がかかるという問題がある。さらに、特許文献4の装置では、洗浄液をどこからどのように供給するのかについての記載が全くなく、例えば、洗浄液を外部から供給するものとすると、特許文献3の場合と同様に、給排水の設備が必要となる。
一方、このような洗浄乾燥装置は、雑菌の除去と同時に、空気の清浄化も要求される場所、例えば、食品加工工場、クリーンルーム、病院、トイレ等に設置して使用することが想定される。この場合、洗浄乾燥装置に加えて、空気清浄機(例えば、特許文献5参照)を設置するためには、広いスペースが必要である。また、洗浄乾燥装置及び空気清浄機の導入に要する費用及びこれらを運転するための電力を確保することも必要となる。
そこで、例えば、特許文献4の洗浄乾燥装置に対して、特許文献5の空気清浄機の機能を組み込む場合を考える。特許文献4の洗浄乾燥装置は、周囲に雑菌を撒き散らすことなく、手指の乾燥を効率的に行うために、乾燥用空気を装置内で密閉状態として循環させている。一方、特許文献5の空気清浄機は、外部の空気を取り込んでフィルタリングした後、清浄化された空気を再び外部に排出している。この場合、洗浄乾燥装置では、装置内の密閉性が要求されるのに対して、空気清浄機では、取り込んだ空気を外部に排出する構成が要求されるため、これらの機能を切り替えることのできる構成とする必要がある。しかしながら、このような構成とした場合、装置構成が著しく複雑になることが懸念される。
本発明は、同じ装置内で手指の洗浄と乾燥を行うことができるとともに、空気清浄を行うことのできる簡便且つコンパクトな洗浄乾燥装置の提供を目的とする。
上記した目的を達成するために、本発明に係る手指洗浄乾燥装置は、本体ケースと、手指を洗浄乾燥させる洗浄乾燥室と、洗浄液を収容する洗浄液タンクと、前記洗浄乾燥室内に前記洗浄液を噴出する洗浄液噴出ノズルと、前記洗浄液タンクから前記洗浄液噴出ノズルに前記洗浄液を供給する洗浄液供給ポンプと、前記洗浄乾燥室内に手指を乾燥させる空気を吐出する空気吐出口と、前記空気吐出口に前記空気を供給するブロアモーターと、前記ブロアモーターと前記空気吐出口との間に配設されるヘパフィルターと、を備える手指洗浄乾燥装置において、前記洗浄乾燥室、前記ブロアモーター及び前記ヘパフィルターを順に介して前記空気吐出口に前記空気を循環させる手指乾燥流路と、前記洗浄乾燥室と前記ブロアモーターとの間の前記手指乾燥流路中に配設され、手指を洗浄した後の前記洗浄液を貯留する洗浄液トレイと、前記ヘパフィルターを通過した前記空気を装置外部へ排出する空気排出口と、前記洗浄乾燥室、前記ブロアモーター及び前記ヘパフィルターを順に介して前記空気排出口に前記空気を送給させる空気清浄流路と、前記手指乾燥流路と前記空気清浄流路とを切り替える切替手段と、を備えることを特徴とする。
本発明に係る手指洗浄乾燥装置は、前記切替手段は、前記ブロアモーターにより供給される空気の空気圧により、前記手指乾燥流路と前記空気清浄流路とを切り替える切替弁であることを特徴とする。
本発明に係る手指洗浄乾燥装置は、前記切替手段は、前記手指乾燥流路と前記空気清浄流路とを切り替える電磁弁であることを特徴とする。
本発明に係る手指洗浄乾燥装置は、手指の洗浄のために噴出する前記洗浄液の液量が0.5ccから10ccの間であることを特徴とする。
本発明に係る手指洗浄乾燥装置は、前記洗浄液が殺菌液であることを特徴とする。
本発明に係る手指洗浄乾燥装置は、1つの装置で手指の洗浄及び乾燥を行うことができるため、手洗い設備を別途必要とすることがなく、大幅な省スペースを実現することのできる洗浄乾燥装置を提供することができる。また、手指の洗浄においては、洗浄液タンク内の洗浄液を供給ポンプで洗浄液噴出ノズルまで供給し、手指の必要個所にのみ噴出させる機構であるため、洗浄液の消費量を節減することができる。そして、洗浄液タンクを装置に付属させ、かつ洗浄液の使用も少量であり、洗浄後の洗浄液も、洗浄液トレイを空気の流路上に配設することで容易に洗浄水を蒸発させることができるため、装置の外部に連結する給排水管が不要となる。さらに、手指を乾燥させるための空気の流路(手指乾燥流路)と空気清浄のための空気の流路(空気清浄流路)とを切替手段を用いて切り替えることにより、乾燥処理のための空気を吸引するブロアモーター及びヘパフィルターの機能を流用して空気清浄を行うことができる。すなわち、手指の乾燥時には装置の密閉性を担保しつつ空気を装置内で循環させ、空気清浄時には装置の外部から空気を取り込み清浄化した後に空気を排出することが可能となる。さらにまた、人体に対する安全性が高くかつ殺菌効果の高い殺菌液(弱酸性次亜塩素酸水等)を噴霧することで、少量の洗浄水(殺菌液)でも効果的な殺菌効果をもたらすことができる。
本実施形態の手指洗浄乾燥装置の全体構成斜視図である。 本実施形態の手指洗浄乾燥装置の正面図である。 本実施形態の手指洗浄乾燥装置の内部斜視図である。 本実施形態の手指洗浄乾燥装置の内部正面図である。 本実施形態の手指洗浄乾燥装置の内部側面図である。 本実施形態の手指洗浄乾燥装置の手指乾燥流路を示す図である。 本実施形態の手指洗浄乾燥装置の空気清浄流路を示す図である 本実施形態の手指洗浄乾燥装置の動作フローチャートである。 本実施形態の手指洗浄乾燥装置の手指洗浄の概念図である。 本実施形態の電磁弁を用いた変形例の説明図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
<装置構成>
図1は本実施形態の手指洗浄乾燥装置10の全体構成斜視図である。図2は本実施形態の手指洗浄乾燥装置10の正面図である。図1及び図2に示すように、手指洗浄乾燥装置10は略直方体形状からなり、工場、事業所、病院、その他、様々な場所に設置して使用することができる。手指洗浄乾燥装置10の上面には、洗浄乾燥のために手指を入れる手指挿入口13と、手指洗浄乾燥装置10を操作するための操作パネル16とが設けられている。また、手指洗浄乾燥装置10の正面の本体ケース11には、清浄化された後の空気が排出される排気口14と、後述する洗浄液トレイ34の取り出しや、洗浄液タンク36a、36bを交換するための前面扉18とが設けられている。
図3は本実施形態の手指洗浄乾燥装置10の内部斜視図である。図3に示すように、手指挿入口13に連通する洗浄乾燥室12は、手指を挿入して洗浄と乾燥を行うための空間を有し、洗浄乾燥室12から手指洗浄乾燥装置10の下部に向かって通路管32が延設され、通路管32の下端部が洗浄液トレイ室33に導入される。洗浄液トレイ室33の下には洗浄液タンク室37が設けられており、洗浄液トレイ室33の上部にはプレフィルター42が配設され、プレフィルター42の上部にブロアモーター室41が配設される。ブロアモーター室41の上部にはヘパフィルター46が配設され、ヘパフィルター46の上部にオゾン発生室47が配設される。オゾン発生室47にはダクトホース26a及び26bが接続され、ダクトホース26a及び26bは洗浄乾燥室12内に配設されるエアダクト22a及び22bへとそれぞれ連接される。
以下、各部分ごとに詳細に説明を行う。図4は本実施形態の手指洗浄乾燥装置10の内部正面図である。図4に示すように、洗浄乾燥室12の上部の手指挿入口13の両側部には手指の挿入を検知するセンサー20a及び20bが配設される。なお、センサー20aまたは20bは片側のみに設けられていても良い。洗浄乾燥室12内の上部正面側と上部背面側には、略水平方向に延在するエアダクト22a及び22bが並行して配設されており、エアダクト22a及び22bには洗浄乾燥室12内に向けて空気を吐出するための複数の空気吐出口24が対向するように設けられる。
前記エアダクト22aの下部には洗浄液を洗浄乾燥室12内に噴出するための洗浄液噴出ノズル28a〜28dが配設されており、エアダクト22bの下部には洗浄液噴出ノズル28e〜28hが配設される。また、前記洗浄液噴出ノズル28e〜28hの下部にはハロゲンランプ30が配設される。
図5は本実施形態の手指洗浄乾燥装置10の内部側面図である。図6は本実施形態の手指洗浄乾燥装置10の手指乾燥流路R1を示す図である。図7は本実施形態の手指洗浄乾燥装置10の空気清浄流路R2を示す図である。図5に示すように、洗浄乾燥室12は、手指挿入口13から下方向に向って徐々に狭まっており、その下端部が通路管32に接続される。通路管32は装置下部に延設され、洗浄液トレイ室33に接続される。洗浄液トレイ室33内には洗浄液トレイ34が設置される。洗浄液トレイ34は通路管32を介して滴下してくる洗浄液を受けることができる位置にあり、かつ通路管32から流入してくる空気の流路の延長線上に配設される。
図4、図5に示すように、洗浄液トレイ室33の下部には洗浄液タンク室37が備えられており、洗浄液タンク室37の内部には洗浄液タンク36a及び36bが配設される。洗浄液タンク36aには、手指を洗浄するための洗剤が収容され、洗浄液タンク36bには、手指を殺菌するための殺菌液が収容される。洗浄液タンク36aには供給ポンプ38a及び38bが、洗浄液タンク36bには供給ポンプ38c及び38dがそれぞれ配設される。また、供給ポンプ38aには洗浄液を供給するチューブ40aが、供給ポンプ38bにはチューブ40bが、ポンプ38cにはチューブ40cが、ポンプ38dにはチューブ40dが接続される。それぞれのチューブ40a〜40dは途中で二股に分岐しており、チューブ40aは洗浄液噴出ノズル28aと28eに、チューブ40bは洗浄液噴出ノズル28cと28gに、チューブ40cは洗浄液噴出ノズル28bと28fに、チューブ40dは洗浄液噴出ノズル28dと28hに連結される。(図9参照)
ブロアモーター室41の下部にはプレフィルター42が配設されており、洗浄液トレイ室33に流入した空気はプレフィルター42を通過してブロアモーター室41内へと流入する。そして、ブロアモーター室41内にはブロアモーター44a及び44bが設置され、空気吐出口24に空気が供給される。
ブロアモーター44a及び44bの上部にはヘパフィルター46(HEPA Filter:High Efficiency Particulate Air Filter)が配設される。ヘパフィルター46の上部にはオゾン発生室47が設けられており、オゾン発生室47内にはオゾン発生器48が配設される。すなわち、ブロアモーター室41内に流入した空気はヘパフィルター46を通過してオゾン発生室47内へと流入する。オゾン発生室47にはダクトホース26a及び26bが接続され、それぞれエアダクト22a及び22bへと連結される。
オゾン発生室47には空気排出口50が設けられるとともに、空気排出口50を開閉できる切替弁52(切替手段)が配設される。また、空気排出口50から空気をオゾン発生室47の外部へ排出するために、空気排出口50に隣接してファン54が配設されており、ファン54に近接した本体ケース11には排気口14が設けられる。
なお、手指洗浄乾燥装置10には、洗浄乾燥室12から、通路管32、洗浄液トレイ34、ブロアモーター44a、44b、ヘパフィルター46、オゾン発生器48を順に介して空気吐出口24に至る空気の循環流路である手指乾燥流路R1が構成される(図6参照)。また、手指洗浄乾燥装置10には、洗浄乾燥室12から、通路管32、洗浄液トレイ34、ブロアモーター44a、44b、ヘパフィルター46、オゾン発生器48を順に介して空気排出口50に至る空気清浄流路R2が構成される(図7参照)。
手指洗浄乾燥装置10の内部には制御部56が配設されており、制御部56は操作パネル16の制御、センサー20a及び20bによる手指の検知、ハロゲンヒーター30の制御、供給ポンプ38a〜38dの制御、ブロアモーター44a及び44bの制御、オゾン発生器48の制御、ファン54の制御、及び切替弁52の制御を行う。
<装置の使用方法>
本実施形態の手指洗浄乾燥装置10は、基本的には以上のように構成される。次に、図8に示すフローチャートに基づき、手指洗浄乾燥装置10の使用方法を説明する。
<1.手指の洗浄乾燥>
作業者が操作パネル16を操作して手指洗浄乾燥装置10を始動させると、手指洗浄乾燥装置10が初期化処理される(ステップS1)。次いで、手指挿入口13から手指を洗浄乾燥室12に入れると、センサー20a及び20bが手指を検知し(ステップS2)、制御部56は洗浄液タンク36aに備えられたポンプ38a及び38bを作動させる(ステップS3)。ポンプ38a及び38bが作動することで、洗浄液タンク36a内の洗浄液(洗剤)はチューブ40a、40bを経由して洗浄液噴出ノズル28aと28e及び28cと28gへと供給され、洗浄液噴出ノズル28a、28eから左手へ、洗浄液噴出ノズル28c、28gから右手に洗浄液(洗剤)が噴霧される(図9参照)。
この時、噴霧される洗浄液(洗剤)は0.5ccから10ccの範囲で調整される。手指に噴霧された洗浄液(洗剤)は余剰分が手指からしたたり落ち、通路管32を通って洗浄液トレイ34内に貯留されるが、噴霧される洗浄液量が微量であるために、一回の洗浄で洗浄液トレイ34に貯留される液量は多くても数cc程度である。
洗浄液噴出ノズル28a、28c、28e、28gから洗浄液(洗剤)を噴霧し所定時間経過後(ステップS4)、制御部56は、ポンプ38a及び38bを停止させる一方、洗浄液タンク36bに備えられたポンプ38c及び38dを作動させ(ステップS5)、洗浄液タンク36b内の洗浄液(殺菌液)がチューブ40c及び40dを通り洗浄液噴出ノズル28bと28d及び28fと28hへと供給され、洗浄液噴出ノズル28b、28fから左手へ、洗浄液噴出ノズル28d、28hから右手に向けて噴霧される(図9参照)。ここで、ステップ4における所定時間とは、洗浄液(洗剤)が手指に噴霧されて十分に手指の洗浄が行われる時間を指し、洗浄液(洗剤)の噴霧から次のステップに移るまでの時間であり、数秒から数分の間で任意に調整される。
またこの時、噴霧される洗浄液(殺菌液)は0.5ccから10ccの範囲で調整される。手指に噴霧された洗浄液(殺菌液)は手指を洗浄した後に少量が手指から滴下し、通路管32を通って洗浄液トレイ34内に貯留されるが、噴霧される洗浄液量が微量であるために、一回の洗浄で洗浄液トレイ34に貯留される液量は多くても数cc程度である。
ここで、殺菌液とは、手指に付着した雑菌を殺菌する溶液であれば何でも良く、例えば、洗剤、アルコール、酸化剤、マーキュロクロム液、オゾン水、アルカリ性次亜塩素酸水、酸性次亜塩素酸水、弱酸性次亜塩素酸水などが用いられるが、特に洗浄液タンク36aには洗剤を、洗浄液タンク36bには弱酸性次亜塩素酸水を入れておくことが好ましい。
弱酸性次亜塩素酸水とは、PHが6.0から7.0の殺菌消毒剤であり、人体に対する毒性もほとんど認められず、極めて安定で安全な殺菌液である。弱酸性次亜塩素酸水を0.5ccから10cc噴霧することにより、手指に付着した雑菌を効果的に除去することが可能である。また弱酸性次亜塩素酸水が噴霧されることにより、手指から滴下した弱酸性次亜塩素酸水が装置内部での菌の繁殖を防止する効果がある。従って、洗浄液タンク36aには洗剤を、洗浄液タンク36bには弱酸性次亜塩素酸水を入れておくことにより、まず手指に付着した油分を除去し、その後、手指に付着している雑菌を弱酸性次亜塩素酸水により殺菌することができる。
洗浄液噴出ノズル28b、28d、28f、28hから洗浄液(殺菌液)を噴霧し、所定の時間が経過した後(ステップS6)、制御部56はハロゲンランプ30、ブロアモーター44a及び44b、オゾン発生器48を稼働させる(ステップS7)。ステップ6における所定時間とは、洗浄液(殺菌液)が手指に噴霧されて十分に手指の殺菌が行われる時間を指し、洗浄液(殺菌液)の噴霧から次のステップに移るまでの時間であり、数秒から数分の間で任意に調整される。
ブロアモーター44a及び44bが稼働されると、洗浄液トレイ室33側から吸引された空気がブロアモーター室41からオゾン発生室47へ流入し、オゾンにより殺菌される。オゾン発生室47に流入した空気は、空気圧によって切替弁52を持ち上げ、空気排出口50を閉鎖させる。空気排出口50が閉鎖されることにより、空気はオゾン発生室47からダクトホース26a及び26bへ流出し、空気吐出口24から洗浄乾燥室12へ吐出される。吐出した空気は、その後、通路管32を経由して、洗浄液トレイ室33からブロアモーター室41へと循環する。すなわち、洗浄乾燥室12と洗浄液トレイ室33とブロアモーター室41と空気吐出口24とを循環する手指乾燥流路R1が形成され、装置内の空気は手指乾燥流路R1を循環することとなる。
手指に付着した雑菌は手指乾燥流路R1を循環する空気中に飛散するが、ヘパフィルター46によりほとんどの雑菌は補足される。また、空気中に極微量残留した雑菌もオゾン発生器48で発生したオゾンによりほぼ完全に無菌状態となり、無菌状態となった空気が空気吐出口24から吐出して手指に付着した洗浄液を吹き飛ばし、手指を乾燥させる。この時、ハロゲンランプ30が点灯することにより遠赤外線が手指に照射され、手指から水分の除去と滅菌を促進する。また、空気を加温して手指から水分を蒸発させる効果がある。
その後、所定の時間が経過した後(ステップS8)、制御部56はハロゲンランプ30、ブロアモーター44a及び44b、オゾン発生器48を停止させる(ステップS9)。ここで、ステップ8における所定時間とは、ブロアモーター44a及び44bが稼働してから手指が十分に乾燥するまでの時間を指し、数秒から数分の間で任意に設定される。
<2.装置の乾燥>
手指の洗浄及び乾燥が終了した後、所定の時間(手指の洗浄及び乾燥のためのブロアモーター44a及び44bの稼働が停止してから、数分から数時間の間で任意に調整される)が経過すると(ステップS10)、制御部56は再びハロゲンランプ30、ブロアモーター44a及び44b、オゾン発生器48を稼働させ(ステップS11)、装置内の通路管32や洗浄液トレイ34に残留した水分を除去させる。同時に、装置内部に繁殖した雑菌をヘパフィルター46及びオゾン発生器48で発生させたオゾンにより除去する。制御部56は所定の時間(ブロアモーター44a及び44bの稼働後、数分から数十分の間で任意に設定される)経過後(ステップS12)、ハロゲンランプ30、ブロアモーター44a及び44b、オゾン発生器48を停止させる(ステップS13)。
<3.空気清浄>
さらに、手指洗浄乾燥装置10は空気清浄機能を備えており、その動作を説明する。
手指洗浄乾燥装置10の乾燥運転が終了し、所定の時間(上述した装置の乾燥運転時において、ブロアモーター44a及び44bの停止後数分から数時間の間で任意に調整される)が経過すると(ステップS14)、制御部56はハロゲンランプ30、ブロアモーター44a、オゾン発生器48、ファン54を稼働させる(ステップS15)。このとき、ブロアモーター44aまたは44bのうちいずれか一方のみを低出力で運転制御することにより、切替弁52が空気排出口50を閉鎖しない程度の風量の空気をオゾン発生室47内に供給する。従って、空気排出口50は開口された状態となり、装置外部と洗浄乾燥室12と洗浄液トレイ34とブロアモーター室41とオゾン発生室47と空気排出口50との順に連結する空気清浄流路R2が形成される。
装置外部から流入した空気は、洗浄乾燥室12から空気清浄流路R2を通り、ヘパフィルター46で濾過され、オゾン発生室47に到達した後、オゾンにより浄化され、ファン54により空気排出口50から装置外部へと排気される。この繰り返しにより手指洗浄乾燥装置10の置かれた部屋全体の空気清浄を行うことができる。
この場合、洗浄乾燥室12から洗浄液トレイ34、ブロアモーター室41を介してオゾン発生室47に至る空気清浄流路R2(図7)は、図6に示す手指乾燥流路R1と大部分が共通であり、共通部分に配設されるプレフィルター42、ブロアモーター44a、ヘパフィルター46、オゾン発生器48を共有している。従って、手指洗浄乾燥装置10には、空気清浄機能を低コストかつコンパクトな構成で実現することができる。
また、空気清浄流路R2中に置かれた洗浄液トレイ34に貯留された洗浄後の洗浄液(汚水)は空気清浄流路R2を通る空気により蒸発が促進され、蒸発した水分は空気清浄流路R2を経由して装置外に排出される。その結果、洗浄液トレイ34の汚水が自動的に除去されるため、汚水を排出するための作業や排水管が不要となる。
所定の時間(ブロアモーター44aの稼働後数分から数十時間の間で任意に調整される)が経過した後、制御部56はブロアモーター44a、オゾン発生器48、ファン54を停止させる(ステップS17)。なお、空気清浄処理は、装置の乾燥運転後だけでなく、手指の洗浄乾燥が終了する毎に行うようにしてもよい。
<本実施形態の変形例>
以下に本実施形態の変形例を示す。
図10は本実施形態の電磁弁を用いた変形例の説明図である。この変形例では、空気圧により駆動される切替弁52に代えて、制御部56により駆動制御される三方弁である電磁弁58(切替手段)を用いる。電磁弁58の入口はオゾン発生器48を介してヘパフィルター46に接続され、電磁弁58の第1出口はエアダクト22a、22bに接続され、電磁弁58の第2出口はファン54に接続される。他の構成は、前述した実施形態と同様である。
手指の乾燥処理を行う場合、制御部56は電磁弁58を駆動制御し、ブロアモータ44a、44b、ヘパフィルター46、オゾン発生器48、電磁弁58及びエアダクト22a、22bを経由する手指乾燥流路R1(図6参照)を形成する。そして、この手指乾燥流路R1に従って空気を循環させることにより、手指の乾燥処理が行われる。
一方、空気の清浄処理を行う場合、制御部56は電磁弁58を駆動制御し、ブロアモータ44a、44b、ヘパフィルター46、オゾン発生器48、電磁弁58及びファン54を経由する空気清浄流路R2(図7参照)を形成する。そして、この空気清浄流路R2に従って、装置外部の空気をヘパフィルター46及びオゾン発生器48を介して排気口14から排出させることにより、空気の清浄が行われる。
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で変更することが可能である。
例えば、空気清浄機能のために装置外部に空気を排気する排気口14は手指洗浄乾燥装置10の上部、側面、あるいは背面に配置することができる。したがって、排気口14を装置上部に設け、オゾン発生室47の空気排気口50と排気口14とをダクトにより連結しても良い。
また、ブロアモーター44a、44bは十分な能力があれば1台でも良く、洗浄液タンク36a、36bも用途によって1台としたり、あるいは3台以上を設置することもできる。洗浄液を噴霧する洗浄液噴出ノズル28a〜28hの数も用途により増減させることが可能である。
洗浄液タンク36aに弱酸性次亜塩素酸水を、洗浄液タンク36bにアルコールを入れて殺菌効果を高めることもできる。あるいは、片方の洗浄液タンク36aまたは36bのみを使用して手指を洗浄することも可能である。さらに、手指の洗浄及び殺菌時間は任意に変更することができる。
さらに、空気排出口50から排気口14まで適切に空気が排出されれば、ファン54を省略しても良い。また、省コスト・省エネルギーのために、ハロゲンランプ30を省略しても良い。
10・・・手指洗浄乾燥装置
11・・・本体ケース
12・・・洗浄乾燥室
13・・・手指挿入口
14・・・排気口
16・・・操作パネル
18・・・前面扉
20a、20b・・・センサー
22a、22b・・・エアダクト
24・・・空気吐出口
26a、26b・・・ダクトホース
28a〜28d、28e〜28h・・・洗浄液噴出ノズル
30・・・ハロゲンランプ
32・・・通路管
33・・・洗浄液トレイ室
34・・・洗浄液トレイ
36a、36b・・・洗浄液タンク
37・・・洗浄液タンク室
38a、38b、38c、38d・・・供給ポンプ
40a、40b、40c、40d・・・チューブ
41・・・ブロアモーター室
42・・・プレフィルター
44a、44b・・・ブロアモーター
46・・・ヘパフィルター
47・・・オゾン発生室
48・・・オゾン発生器
50・・・空気排出口
52・・・切替弁
54・・・ファン
56・・・制御部
58・・・電磁弁
R1・・・手指乾燥流路
R2・・・空気清浄流路

Claims (5)

  1. 本体ケースと、
    手指を洗浄乾燥させる洗浄乾燥室と、
    洗浄液を収容する洗浄液タンクと、
    前記洗浄乾燥室内に前記洗浄液を噴出する洗浄液噴出ノズルと、
    前記洗浄液タンクから前記洗浄液噴出ノズルに前記洗浄液を供給する洗浄液供給ポンプと、
    前記洗浄乾燥室内に手指を乾燥させる空気を吐出する空気吐出口と、
    前記空気吐出口に前記空気を供給するブロアモーターと、
    前記ブロアモーターと前記空気吐出口との間に配設されるヘパフィルターと、
    を備える手指洗浄乾燥装置において、
    前記洗浄乾燥室、前記ブロアモーター及び前記ヘパフィルターを順に介して前記空気吐出口に前記空気を循環させる手指乾燥流路と、
    前記洗浄乾燥室と前記ブロアモーターとの間の前記手指乾燥流路中に配設され、手指を洗浄した後の前記洗浄液を貯留する洗浄液トレイと、
    前記ヘパフィルターを通過した前記空気を装置外部へ排出する空気排出口と、
    前記洗浄乾燥室、前記ブロアモーター及び前記ヘパフィルターを順に介して前記空気排出口に前記空気を送給させる空気清浄流路と、
    前記手指乾燥流路と前記空気清浄流路とを切り替える切替手段と、
    を備えることを特徴とする手指洗浄乾燥装置。
  2. 請求項1記載の手指洗浄乾燥装置において、
    前記切替手段は、前記ブロアモーターにより供給される空気の空気圧により、前記手指乾燥流路と前記空気清浄流路とを切り替える切替弁であることを特徴とする手指洗浄乾燥装置。
  3. 請求項1記載の手指洗浄乾燥装置において、
    前記切替手段は、前記手指乾燥流路と前記空気清浄流路とを切り替える電磁弁であることを特徴とする手指洗浄乾燥装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の手指洗浄乾燥装置において、
    手指の洗浄のために噴出する前記洗浄液の液量が0.5ccから10ccの間であることを特徴とする手指洗浄乾燥装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の手指洗浄乾燥装置において、
    前記洗浄液が殺菌液であることを特徴とする手指洗浄乾燥装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018064676A (ja) * 2016-10-17 2018-04-26 高橋金属株式会社 洗浄装置
CN112998564A (zh) * 2021-04-14 2021-06-22 浙江海洋大学东海科学技术学院 一种医用手指干燥装置
JP2022161931A (ja) * 2017-12-19 2022-10-21 森永乳業株式会社 ドライヤー

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