JP2000315773A - 半導体回路のテスト装置およびテスト方法 - Google Patents

半導体回路のテスト装置およびテスト方法

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JP2000315773A
JP2000315773A JP11125986A JP12598699A JP2000315773A JP 2000315773 A JP2000315773 A JP 2000315773A JP 11125986 A JP11125986 A JP 11125986A JP 12598699 A JP12598699 A JP 12598699A JP 2000315773 A JP2000315773 A JP 2000315773A
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Mikio Asai
幹生 浅井
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体回路の複数ピンをテスタの1つのピン
に対応させて半導体回路をテストする際に、複数ピンの
なかで活性化されるのは1ピンだけであり、複数ピンを
同時に活性化してテストを行えずテスト効率が悪いとい
う課題があった。 【解決手段】 出力段用電源5,15、nMOSトラン
ジスタ3,13、pMOSトランジスタ4,14および
グランド10を直列接続した回路を内蔵する2つのバッ
ファについて、nMOSトランジスタ3,13とpMO
Sトランジスタ4,14との接続点を互いに短絡してテ
スタの1つの信号ピン31に接続し、信号ピン31の電
圧値を検出することで、出力線2および出力線12の出
力状態を判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、多数の信号ピン
を有する半導体回路を、半導体回路の信号ピン数より少
ないピン数を有するテスタを用いてテストするための半
導体回路のテスト装置およびテスト方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体回路のテストは、半導体回路の信
号ピン数と同数かそれ以上の信号ピン数を有するテスタ
を用いて、1ピン毎のバッファのDC/AC特性をテス
トするのが一般的である。しかし、近年、LSI化が進
展して、半導体回路が備えるピン数が増加の一途をたど
る現状においては、半導体回路の多ピン化に対応したピ
ン数を有するテスタを用意するには膨大なテストコスト
がかかってしまう。また、テスタのコスト高に対処する
ために、逆に入手可能なテスタのピン数により、半導体
回路のピン数自体が制限される場合もある。
【0003】したがって、半導体回路の信号ピン数より
少ないピン数を有するテスタを用いて低コストでテスト
するための半導体回路のテスト装置およびテスト方法が
求められている。
【0004】図3は、特開昭60−261147号公報
に示された従来の半導体回路テスト装置を示す回路図で
ある。図において、50は半導体集積回路装置、51は
機能論理部、52は出力選択制御回路、I1 ,I
…,Iは入力信号ピン、OUT,OUT
…,OUTは出力回路、O,O,…,O
出力信号ピン、O,Oはテスタ用信号ピン、SI
は出力選択情報入力線、OCは出力選択制御回路制御
線、b,b,bは出力回路制御線である。
【0005】Gは出力回路OUT,OUT
よびOUTから構成される出力回路グループ、G
は出力回路OUT,OUTおよびOUTから
構成される出力回路グループである。また、出力回路制
御線bは出力回路OUTおよびOUTに接続さ
れ、出力回路制御線bは出力回路OUTおよびO
UTに接続され、出力回路制御線bは出力回路O
UTおよびOUT に接続される。なお、出力回路
OUT等はトライ・ステート構造を有し、出力回路
制御線b等により選択されていない場合には高イン
ピーダンス状態となり、選択されていない出力信号ピン
等はフローティング状態となる。
【0006】次に動作について説明する。出力状態の機
能テストを実施する際には、出力選択情報入力線SIを
介して出力選択情報を出力選択制御回路52に入力し、
各グループのなかでチェックする出力回路をそれぞれ1
つ選択する。例えば、出力回路グループGから出力
回路OUTを選択し、出力回路グループGから出
力回路OUTを選択する場合には、出力回路制御線
の電圧レベルのみが変更されて、出力回路グルー
プG内では出力回路OUTに入力される出力信号
のみが出力信号ピンOを介してテスタ用信号ピンO
に現れるとともに、出力回路グループG 内では出
力回路OUTに入力される出力信号のみが出力信号
ピンOを介してテスタ用信号ピンOに現れる。
【0007】テストを実行する際には、通常どおりテス
トパターンを入力して、例えば最初に出力回路OUT
およびOUTを選択して出力状態をチェックす
る。次に、出力選択制御回路52を用いて選択される出
力回路を出力回路OUTおよびOUTに切り換え
るとともに再び同じ入力パターンを入力して出力状態を
チェックする。最後に、同様にして出力回路OUT
およびOUTの出力状態をチェックする。すなわ
ち、3回同じテストパターンの入力を繰り返して、出力
選択制御回路52により順次出力回路を切り換えること
で、全出力状態をチェックすることができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の半導体回路のテ
スト装置は以上のように構成されているので、グループ
における複数のピンのなかで活性化されるのは1ピンだ
けであり、複数ピンを同時に活性化してテストを行うこ
とができず、テスト効率が悪いという課題があった。
【0009】また、選択されていない被測定ピンを高イ
ンピーダンス状態におく必要があり、このために出力回
路をトライ・ステート構造を有するように構成する必要
があって装置構成が複雑になるという課題があった。
【0010】さらに、上記の半導体回路のテスト装置で
は、テスタの出力用信号ピン数を削減できるのみで、テ
スタの入力用信号ピン数を削減することができないとい
う課題があった。
【0011】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、複数ピンを同時に活性化してテス
トを行うことができる比較的構造が簡単な半導体回路の
テスト装置および該装置を用いたテスト方法を得ること
を目的とする。
【0012】また、この発明は、テスタの入出力用信号
ピン数を削減することができる半導体回路のテスト装置
および該装置を用いたテスト方法を得ることを目的とす
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明に係る半導体回
路のテスト装置は、電圧源、ゲートがテスト対象の半導
体回路の出力線に接続され抵抗値が可変であるプルアッ
プ抵抗を有する第1の半導体スイッチ、ゲートがテスト
対象の半導体回路の出力線に接続され抵抗値が可変であ
るプルダウン抵抗を有する第2の半導体スイッチ、およ
びグランドを直列接続した回路を内蔵する複数のバッフ
ァと、2つのバッファから構成されるそれぞれのバッフ
ァ対について、バッファ対を構成する一方のバッファに
おける第1の半導体スイッチと第2の半導体スイッチと
の接続部と、バッファ対を構成する他方のバッファの該
接続部とを短絡するとともに測定用テスタの1つの信号
ピンに接続するためのテスト治具とを備えるようにした
ものである。
【0014】この発明に係る半導体回路のテスト装置
は、バッファ対に対応した信号ピンからの出力電圧と基
準電圧との比較信号を出力する1つまたは一対の差動ア
ンプと、それぞれのバッファ対に対応して一対ずつ設け
られ、上記1つまたは一対の差動アンプの出力信号を入
力として受けるとともに半導体回路のそれぞれ異なる入
力線に信号を出力する入力データ用ラッチとを備え、そ
れぞれのラッチ対について、該ラッチ対を構成する一方
の入力データ用ラッチはクロックの立ち上がりエッジで
データをラッチし、該ラッチ対を構成する他方の入力デ
ータ用ラッチはクロックの立ち下がりエッジでデータを
ラッチするようにしたものである。
【0015】この発明に係る半導体回路のテスト装置
は、半導体回路の入力線に出力部が接続された複数の入
力データ用ラッチと、2つの該入力データ用ラッチから
構成されるそれぞれのラッチ対について、ラッチ対を構
成する一方の入力データ用ラッチの入力部とラッチ対を
構成する他方の入力データ用ラッチの入力部とを短絡す
るとともに測定用テスタの1つの信号ピンに接続するた
めのテスト治具とを備え、それぞれの入力データ用ラッ
チ対について、該ラッチ対を構成する一方の入力データ
用ラッチはクロックの立ち上がりエッジでデータをラッ
チし、該ラッチ対を構成する他方の入力データ用ラッチ
はクロックの立ち下がりエッジでデータをラッチするよ
うにしたものである。
【0016】この発明に係る半導体回路のテスト方法
は、測定用テスタからクロック周期の前半と後半とで異
なる信号を出力し、この出力信号を半導体回路のそれぞ
れ異なる入力線に接続された一対の入力データ用ラッチ
に入力し、ラッチ対の一方の入力データ用ラッチではク
ロックの立ち上がりエッジでデータをラッチし、ラッチ
対の他方の入力データ用ラッチではクロックの立ち下が
りエッジでデータをラッチするようにしたものである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1は、この発明の実施の形態1による
半導体回路のテスト装置を示す回路図である。図1にお
いて、1はテスト対象の半導体回路とテスタとの間に設
けられたバッファのパッド、2は当該バッファに接続さ
れる出力線である。3は、ゲートが出力線2に接続され
プルアップ抵抗を有するpMOSトランジスタ(第1の
半導体スイッチ)である。このpMOSトランジスタ3
には、図示されない制御回路によりオン・オフ制御され
る他のMOSトランジスタが接続されて、全体的な抵抗
が可変となっている。以後、この全体的な可変抵抗をp
MOSトランジスタ3のプルアップ抵抗とみなす。4
は、ゲートが出力線2に接続されプルダウン抵抗を有す
るnMOSトランジスタ(第2の半導体スイッチ)であ
る。このnMOSトランジスタ4には、図示されない制
御回路によりオン・オフ制御される他のMOSトランジ
スタが接続されて、全体的な抵抗が可変となっている。
以後、この全体的な可変抵抗をnMOSトランジスタ4
のプルダウン抵抗とみなす。5はバッファにおける出力
段用電源(電圧源)、10はグランドである。プルアッ
プ抵抗を有するpMOSトランジスタ3およびプルダウ
ン抵抗を有するnMOSトランジスタ4は、当該バッフ
ァに内蔵されている。
【0018】また、11はテスト対象の半導体回路とテ
スタとの間に設けられた上記のバッファとは異なるバッ
ファのパッド、12は当該異なるバッファに接続される
出力線である。13はゲートが出力線12に接続されp
MOSトランジスタ3と同様に可変のプルアップ抵抗を
有するpMOSトランジスタ(第1の半導体スイッ
チ)、14はゲートが出力線12に接続されnMOSト
ランジスタ4と同様に可変のプルダウン抵抗を有するn
MOSトランジスタ(第2の半導体スイッチ)である。
15はバッファにおける出力段用電源(電圧源)、31
はテスタに備えられた信号ピン、40はテスト対象の半
導体回路、41はDUTボード(テスト治具)、42は
測定用テスタである。プルアップ抵抗を有するpMOS
トランジスタ13およびプルダウン抵抗を有するnMO
Sトランジスタ14は、当該異なるバッファに内蔵され
ている。なお、pMOSトランジスタ3,13およびn
MOSトランジスタ4,14に対して、それぞれ可変抵
抗器を直列接続することによっても上記の全体的なプル
アップ抵抗およびプルダウン抵抗を可変とすることが可
能である。
【0019】pMOSトランジスタ3,13はそれぞれ
出力段用電源5,15に接続され、nMOSトランジス
タ4,14はグランド10に接続される。pMOSトラ
ンジスタ3とnMOSトランジスタ4とは直列接続され
て、その接続部はパッド1に接続される。pMOSトラ
ンジスタ13とnMOSトランジスタ14とは直列接続
されて、その接続部はパッド11に接続される。また、
パッド1とパッド11とはDUTボード41上で短絡さ
れるとともに、測定用テスタ42の信号ピン31に接続
される。パッド1を具備するバッファとパッド11を具
備するバッファとは、同じ種類のバッファである必要が
ある。
【0020】なお、この実施の形態1では、ファンクシ
ョンテストを実施するに際しての数値設定の一例とし
て、抵抗値等を以下のように設定する。すなわち、pM
OSトランジスタ3のプルアップ抵抗およびnMOSト
ランジスタ4のプルダウン抵抗の抵抗値を50Ωに、p
MOSトランジスタ13のプルアップ抵抗およびnMO
Sトランジスタ14のプルダウン抵抗の抵抗値を25Ω
に、出力段用電源5および15の電源電圧を1.5Vと
する。
【0021】次に動作について説明する。出力線2を介
してHレベルの信号が出力されるとともに、出力線12
を介してHレベルの信号が出力される場合には、pMO
Sトランジスタ3および13がオフされ、nMOSトラ
ンジスタ4および14がオンされる。この場合には、電
流が流れないので、信号ピン31の電圧はグランド10
の電位である0Vに等しくなる。
【0022】次に、出力線2を介してLレベルの信号が
出力され、出力線12を介してHレベルの信号が出力さ
れる場合には、pMOSトランジスタ3がオンされると
ともにnMOSトランジスタ4がオフされ、またpMO
Sトランジスタ13がオフされるとともにnMOSトラ
ンジスタ14がオンされる。この場合には、出力段用電
源5から、pMOSトランジスタ3、パッド1、パッド
11およびnMOSトランジスタ14を介して、グラン
ド10へ電流が流れる。ここで、pMOSトランジスタ
3のプルアップ抵抗値が50ΩでnMOSトランジスタ
14のプルダウン抵抗値が25Ωであることから、抵抗
分圧により信号ピン31の電圧は0.5Vとなる。
【0023】次に、出力線2を介してHレベルの信号が
出力され、出力線12を介してLレベルの信号が出力さ
れる場合には、pMOSトランジスタ3がオフされると
ともにnMOSトランジスタ4がオンされ、またpMO
Sトランジスタ13がオンされるとともにnMOSトラ
ンジスタ14がオフされる。この場合には、出力段用電
源15から、pMOSトランジスタ13、パッド11、
パッド1およびnMOSトランジスタ4を介して、グラ
ンド10へ電流が流れる。ここで、pMOSトランジス
タ13のプルアップ抵抗値が25ΩでnMOSトランジ
スタ4のプルダウン抵抗値が50Ωであることから、抵
抗分圧により信号ピン31の電圧は1.0Vとなる。
【0024】最後に、出力線2を介してLレベルの信号
が出力されるとともに、出力線12を介してLレベルの
信号が出力される場合には、pMOSトランジスタ3お
よび13がオンされ、nMOSトランジスタ4および1
4がオフされる。この場合には、電流が流れないので、
信号ピン31の電圧は出力段用電源5および15の電源
電圧である1.5Vに等しくなる。
【0025】以上のように、出力線2を介して出力され
る信号レベルと出力線12を介して出力される信号レベ
ルとの組み合せ(Hレベル−Hレベル、Lレベル−Hレ
ベル、Hレベル−Lレベル、Lレベル−Lレベル)毎
に、信号ピン31を介して測定用テスタ42により検出
される電圧値が異なり、これらをまとめると下記の表1
のようになる。
【0026】
【表1】
【0027】すなわち、1つの信号ピン31のみの電圧
値を測定することで、出力線2を介して出力される信号
の信号レベルと出力線12を介して出力される信号の信
号レベルとを同時に判定することができる。
【0028】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、出力段用電源、pMOSトランジスタ、nMOSト
ランジスタおよびグランドを直列に接続するとともにp
MOSトランジスタおよびnMOSトランジスタのゲー
トを出力線に接続することでバッファの出力段を構成
し、2つのバッファにおけるpMOSトランジスタとn
MOSトランジスタとの接続点を互いに短絡するととも
にテスタの1つの信号ピンに接続するようにしたので、
プルアップ抵抗およびプルダウン抵抗の抵抗値を適宜選
定することで2つの出力線の信号レベルの組み合せ毎に
テスタの信号ピンにおける電圧値を異なるように設定す
ることができるので、テスタの1つの信号ピンの電圧値
を測定するのみで2つの出力線の出力状態を判定するこ
とができるから、テスタの信号ピン数を削減できるとと
もに複数のピンを同時に活性化してテストを行いテスト
効率を向上できるという効果を奏する。
【0029】また、バッファの出力段にpMOSトラン
ジスタおよびnMOSトランジスタを主要構成要素とし
て設けることで回路を構成できるので、トライ・ステー
ト構造等を用いる必要もなく、装置構成を簡略化できる
という効果を奏する。
【0030】実施の形態2.図2は、この発明の実施の
形態2による半導体回路のテスト装置を示す回路図であ
る。図において、図1と同一符号は同一または相当部分
を示すのでその説明を省略する。6はパッド1の電圧と
基準電圧とを比較する差動アンプ、7は差動アンプ6の
出力信号をクロックの立ち上がりエッジでラッチする入
力データ用ラッチ、8は入力データ用ラッチ7によりラ
ッチされた入力データを半導体回路40の信号ピンに入
力するための入力線、16はパッド11の電圧と基準電
圧とを比較する差動アンプ、17は差動アンプ16の出
力信号をクロックの立ち下がりエッジでラッチする入力
データ用ラッチ、18は入力データ用ラッチ17により
ラッチされた入力データを半導体回路40の信号ピンに
入力するための入力線、32は差動アンプ6および差動
アンプ16に対して基準電圧を入力するためのパッド、
33はパッド32に対応する測定用テスタ42側のパッ
ド、34はクロック信号入力線、35は測定用テスタ4
2において半導体回路40をテストするためにクロック
周期の前半と後半とで異なる信号を出力する信号出力変
換手段である。
【0031】次に動作について説明する。出力モード時
の動作は実施の形態1と同様であるので、その説明を省
略する。入力線8を介してデータの入力を行う場合に
は、クロック信号入力線34から入力されるクロックが
立ち上がる時点までに入力すべき信号電圧を測定用テス
タ42側の信号ピン31に印加する。パッド1と信号ピ
ン31とは同電位であるので、基準電圧入力用パッド3
2から印加される基準電圧と比較してパッド1の電圧が
高い場合には入力用差動アンプ6からHレベルの出力が
なされ、基準電圧と比較してパッド1の電圧が低い場合
には入力用差動アンプ6からLレベルの出力がなされ
る。そして、クロックの立ち上がりエッジで入力用差動
アンプ6の出力信号がラッチされて入力線8を介して半
導体回路40の信号ピンに入力される。
【0032】また、入力線18を介してデータの入力を
行う場合には、クロック信号入力線34から入力される
クロックが立ち下がる時点までに入力すべき信号電圧を
測定用テスタ42側の信号ピン31に入力する。パッド
11と信号ピン31とは同電位であるので、基準電圧入
力用パッド32から印加される基準電圧と比較してパッ
ド11の電圧が高い場合には入力用差動アンプ16から
Hレベルの出力がなされ、基準電圧と比較してパッド1
1の電圧が低い場合には入力用差動アンプ16からLレ
ベルの出力がなされる。そして、クロックの立ち下がり
エッジで入力用差動アンプ16の出力信号がラッチされ
て入力線18を介して半導体回路40の信号ピンに入力
される。すなわち、クロックの立ち上がり時点までに入
力線8を介して入力する信号電圧を信号ピン31に印加
し、クロックの立ち下がり時点までに入力線18を介し
て入力する信号電圧を信号ピン31に印加するように、
測定用テスタ42の信号ピン31の信号電圧をクロック
周期の前半・後半で変化させるように信号出力変換手段
35を用いて制御する。
【0033】なお、入力モード時に、pMOSトランジ
スタ3、pMOSトランジスタ13等がオンしている場
合には、パッド1、パッド11の電圧が不安定となるこ
とがあるので、これを考慮してパッド32から入力する
基準電圧の電圧値を適切に決定する必要がある。
【0034】以上のように、実施の形態2によれば、ク
ロックの立ち上がりエッジでデータをラッチする入力デ
ータ用ラッチ7とクロックの立ち下がりエッジでデータ
をラッチする入力データ用ラッチ17とを設け、クロッ
ク周期の前半・後半で変化する信号をテスタの1つの信
号ピン31から出力するようにしたので、テスタの1つ
の信号ピン31からテスト対象の半導体回路40の複数
のピンへ信号を入力することができるから、テスタの入
出力用信号ピン数を削減できるという効果を奏する。
【0035】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、電圧
源、ゲートがテスト対象の半導体回路の出力線に接続さ
れ抵抗値が可変であるプルアップ抵抗を有する第1の半
導体スイッチ、ゲートがテスト対象の半導体回路の出力
線に接続され抵抗値が可変であるプルダウン抵抗を有す
る第2の半導体スイッチ、およびグランドを直列接続し
た回路を内蔵するバッファを形成し、一対のバッファに
おける第1の半導体スイッチと第2の半導体スイッチと
の接続点を互いに短絡するとともにテスタの1つの信号
ピンに接続するように構成したので、プルアップ抵抗お
よびプルダウン抵抗の抵抗値を適宜選定することで半導
体回路の一対の出力線の信号レベルの組み合せ毎にテス
タの1つの信号ピンにおける電圧値を異なるように設定
することができるから、テスタの1つの信号ピンの電圧
値を測定するのみで2つの出力線の出力状態を判定する
ことができるので、テスタの信号ピン数を削減できると
ともに複数のピンを同時に活性化してテストを行いテス
ト効率を向上できるという効果を奏する。また、半導体
スイッチを主要構成要素として回路を構成できるので、
トライ・ステート構造等を用いる必要もなく、装置構成
を簡略化できるという効果を奏する。
【0036】この発明によれば、半導体回路の入力線に
接続されクロックの立ち上がりエッジでデータをラッチ
する入力データ用ラッチの入力部と、半導体回路の別の
入力線に接続されクロックの立ち下がりエッジでデータ
をラッチする入力データ用ラッチの入力部に対して、共
通に、クロック周期の前半・後半で変化する信号をテス
タの1つの信号ピンから出力するようにしたので、テス
タの1つの信号ピンからテスト対象の半導体回路の複数
の信号ピンへ信号を入力することができるから、テスタ
の入出力用信号ピン数を削減できるという効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による半導体回路の
テスト装置の構成を示す回路図である。
【図2】 この発明の実施の形態2による半導体回路の
テスト装置の構成を示す回路図である。
【図3】 従来の半導体回路のテスト装置の構成を示す
回路図である。
【符号の説明】
2,12 出力線、3,13 pMOSトランジスタ
(第1の半導体スイッチ)、4,14 nMOSトラン
ジスタ(第2の半導体スイッチ)、5,15 出力段用
電源(電圧源)、6,16 差動アンプ 7,17 入
力データ用ラッチ、8,18 入力線、31 信号ピ
ン、34 クロック信号入力線、40 半導体回路、4
1 DUTボード(テスト治具)、42 測定用テス
タ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電圧源、ゲートがテスト対象の半導体回
    路の出力線に接続され抵抗値が可変であるプルアップ抵
    抗を有する第1の半導体スイッチ、ゲートがテスト対象
    の半導体回路の出力線に接続され抵抗値が可変であるプ
    ルダウン抵抗を有する第2の半導体スイッチ、およびグ
    ランドを直列接続した回路を内蔵する複数のバッファ
    と、 2つのバッファから構成されるそれぞれのバッファ対に
    ついて、バッファ対を構成する一方のバッファにおける
    第1の半導体スイッチと第2の半導体スイッチとの接続
    部と、バッファ対を構成する他方のバッファの該接続部
    とを短絡するとともに測定用テスタの1つの信号ピンに
    接続するためのテスト治具とを備えたことを特徴とする
    半導体回路のテスト装置。
  2. 【請求項2】 バッファ対に対応した信号ピンからの出
    力電圧と基準電圧との比較信号を出力する1つまたは一
    対の差動アンプと、 それぞれのバッファ対に対応して一対ずつ設けられ、上
    記1つまたは一対の差動アンプの出力信号を入力として
    受けるとともに半導体回路のそれぞれ異なる入力線に信
    号を出力する入力データ用ラッチとを備え、 それぞれのラッチ対について、該ラッチ対を構成する一
    方の入力データ用ラッチはクロックの立ち上がりエッジ
    でデータをラッチし、該ラッチ対を構成する他方の入力
    データ用ラッチはクロックの立ち下がりエッジでデータ
    をラッチすることを特徴とする請求項1記載の半導体回
    路のテスト装置。
  3. 【請求項3】 半導体回路の入力線に出力部が接続され
    た複数の入力データ用ラッチと、 2つの該入力データ用ラッチから構成されるそれぞれの
    ラッチ対について、ラッチ対を構成する一方の入力デー
    タ用ラッチの入力部とラッチ対を構成する他方の入力デ
    ータ用ラッチの入力部とを短絡するとともに測定用テス
    タの1つの信号ピンに接続するためのテスト治具とを備
    え、 それぞれのラッチ対について、該ラッチ対を構成する一
    方の入力データ用ラッチはクロックの立ち上がりエッジ
    でデータをラッチし、該ラッチ対を構成する他方の入力
    データ用ラッチはクロックの立ち下がりエッジでデータ
    をラッチすることを特徴とする半導体回路のテスト装
    置。
  4. 【請求項4】 測定用テスタからクロック周期の前半と
    後半とで異なる信号を出力し、この出力信号を半導体回
    路のそれぞれ異なる入力線に接続された一対の入力デー
    タ用ラッチに入力し、ラッチ対の一方の入力データ用ラ
    ッチではクロックの立ち上がりエッジでデータをラッチ
    し、ラッチ対の他方の入力データ用ラッチではクロック
    の立ち下がりエッジでデータをラッチすることを特徴と
    する半導体回路のテスト方法。
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