JP2000315541A - 配線器具 - Google Patents

配線器具

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JP2000315541A JP11269562A JP26956299A JP2000315541A JP 2000315541 A JP2000315541 A JP 2000315541A JP 11269562 A JP11269562 A JP 11269562A JP 26956299 A JP26956299 A JP 26956299A JP 2000315541 A JP2000315541 A JP 2000315541A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 配線器具の組み立て作業を容易にする。 【解決手段】 筐体本体16とカバー体17とを止め金具18
で連結する。カバー体17の両端部に両側一対の係合突部
59を設け、これら係合突部59間に止め金具18のカバー体
係合部61の係合片部65を係合して、位置決めして仮固着
する。止め金具18のカバー体係合部61の両側部を曲げて
筐体本体係合部62を筐体本体16に係合する際の力が係合
突部59と係合片部65との係合部分に加わりにくくなり、
寸法のむらの発生を抑制し、組み立ての作業性を良好に
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、配線が接続される
配線金具を筐体に収納した配線器具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コンセント、スイッチ、及び端子
台など、配線が接続される配線金具を筐体に収納した配
線器具が用いられている。
【0003】そして、筐体は、正面側を開口した筐体本
体と、この筐体本体の開口を覆うカバー体とを備え、互
いに止め金具により連結固定されている。そして、カバ
ー体には、プラグの刃が挿入される刃挿入孔が設けら
れ、あるいは、揺動するスイッチハンドルが設けられて
いる。一方、筐体本体の底面部には、配線金具に接続さ
れる配線が挿入される複数の配線孔が形成されている。
【0004】また、筐体本体とカバー体とを連結固定す
る止め金具は、カバー体に当接するカバー体係合部と、
このカバー体係合部の両側部から屈曲され、筐体本体に
係合する筐体本体係合部とを備えている。しかしなが
ら、この構成では、筐体本体係合部の曲げ加工の際に、
寸法むらが生じ、がたつきなどが生じやすく、作業性の
向上が困難になる問題を有している。
【0005】また、筐体本体に配線金具やカバー体を組
み合わせる工程においては、筐体本体の向きを確認して
所定の方向に揃えることが必要であるが、ほぼ対称形状
に形成された筐体本体の向きの確認は必ずしも容易でな
く、自動化による製造コストの低減が容易でない問題を
有している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、筐体本
体とカバー体とを連結固定する止め金具について、カバ
ー体に当接するカバー体係合部と、このカバー体係合部
の両側部から屈曲され、筐体本体に係合する筐体本体係
合部とを備えた構成では、筐体本体係合部の曲げ加工の
際に、寸法むらが生じ、がたつきなどが生じやすく、作
業性の向上が困難になる問題を有している。また、筐体
本体に配線金具やカバー体を組み合わせる工程において
は、筐体本体の向きを確認して所定の方向に揃えること
が必要であるが、ほぼ対称形状に形成された筐体本体の
向きの確認は必ずしも容易でなく、自動化による製造コ
ストの低減が容易でない問題を有している。
【0007】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、組み立ての作業性を良好にできる配線器具を提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の配線器具
は、配線金具と;筐体本体と、筐体本体に組み合わされ
るカバー体と、止め金具とを有し、カバー体は、互いに
離間して突設された対をなす係合突部を備え、止め金具
は、係合突部間に係合する係合片部を設けたカバー体係
合部、このカバー体係合部の両側部から屈曲され、筐体
本体に係合する筐体本体係合部を備え、配線金具を収納
する筐体と;を具備したものである。
【0009】そして、この構成では、カバー体に対をな
す係合突部を互いに離間して突設し、これら係合突部内
に止め金具の係合片部を係合することにより、止め金具
が仮止めなどされる。そして、止め金具のカバー体係合
部の両側部から対をなす係合片部を突設しこれら係合片
部間にカバー体の係合突部を係合する構成に比べ、係合
する係合片部と屈曲される筐体本体係合部との距離が確
保しやすくなるため、カバー体係合部の両側部に設けた
筐体本体係合部を屈曲する際の力が係合突部に加わりに
くくなり、寸法のむらの発生が抑制され、組み立ての作
業性が良好になる。さらに、係合部分と止め金具の屈曲
部分との距離が離間すると同時に、係合突部の機械的強
度が確保しやすくなる。
【0010】なお、本発明及び以下の発明において、配
線器具とは、コンセント、スイッチ、及び端子台など、
配線が接続される配線金具を筐体に収納した器具を広く
含む意味である。
【0011】請求項2記載の配線器具は、配線金具と;
配線金具を収納するとともに、断面積が変化する部分の
一側面に傾斜面を形成し他側面に段部を形成した筐体本
体を備えた筐体と;を具備したものである。
【0012】そして、この構成では、配線器具の組み立
て工程において、筐体本体の側面の断面積が大きくなる
部分の状態を測定することにより、筐体本体の向きが確
認され、筐体本体への配線金具の組込作業が容易にな
り、特に、配線器具の組み立ての自動化が容易になり、
製造コストが低減される。また、段部及び傾斜面は、筐
体本体の断面積が変化する部分に設けることにより、デ
ザインが簡略化されるとともに、成形が比較的容易にな
り、製造コストが低減される。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の配線器具の一実施
の形態を図面を参照して説明する。
【0014】図1は本発明の配線器具の一実施の形態を
示す斜視図、図2は同上配線器具の断面図、図3は同上
配線器具の平面図、図4は同上配線器具の側面図、図5
は同上配線器具の端面図、図6は同上配線器具の底面
図、図7は同上筐体本体の側面図である。
【0015】図1ないし図6において、11は配線器具
で、この配線器具11は、サポートと呼ばれる取付枠に単
数あるいは複数連設されたうえで壁面などの造営物に設
置される連用配線器具である大角連用配線器具で、電源
線に接続され、プラグPが電気的および機械的に着脱可
能に接続されるコンセントを構成している。なお、以
下、正面側を上側、底面側を下側として説明する。ま
た、取付枠及び配線器具11の寸法は規格化されたもの
で、取付枠は、中間部に細長で長手方向に3個の器具取
付手段を有する器具取付孔を備えている。そして、配線
器具11は、取付枠の器具取付孔の任意の器具保持手段に
取り付けられる1モジュールの大きさに形成され、すな
わち、短方向の外形寸法は器具取付孔の長手方向の略1
/3に形成されている。
【0016】そして、この配線器具11は、筐体12と、こ
の筐体12に収納される配線金具14となどを備えている。
【0017】そして、筐体12は、筐体本体16と、カバー
体17と、止め金具18となどを備えている。そして、筐体
本体16及びカバー体17は、それぞれ絶縁性を有する白色
あるいは乳白色などの合成樹脂にて一体に形成され、互
いに組み合わせて止め金具18で連結固定された状態で、
内側に配線金具14を収納する収納空間が構成されてい
る。そして、筐体本体16は、図1ないし図7に示すよう
に、上側を開口した略箱状をなし、内側には、仕切板部
21を中心として、刃受け金具装着部22と、鎖状端子装着
部23とが形成されている。さらに、各鎖状端子装着部23
から下側に貫通して、図6に示すように、それぞれ一対
の配線孔25が形成されているとともに、対をなす配線孔
25同士の間に位置して、リリース孔26が形成されてい
る。また、筐体本体16の底部31には、略平面状の底面部
32の両端部から、下側に向かい突出部33が突設され、こ
の突出部33に、配線孔25及びリリース孔26が形成されて
いる。さらに、1カ所の配線孔25に隣接し、底面部32か
ら下側に表示台部35が突設され、さらに、この表示台部
35から下側に表示部36が突設されている。そして、この
表示部36は、注意表示などを示すもので、本実施の形態
では接地側極を示す「W」の文字が突設されている。さ
らに、この表示部36は、筐体本体16の他の部分とは異な
る表面状態である異なる色彩に着色され、本実施の形態
では、青色の塗料で印刷されている。また、底面部32に
は、種々の表示が突設あるいは凹設されて一体に形成さ
れている。また、筐体本体16の両側の側部には、それぞ
れ上側の両端部に位置して、係合受部41が一体に形成さ
れている。そして、この係合受部41には、上下に延びる
案内溝部42と、この案内溝部42の下端部の両側に位置す
る係止段部43とが設けられている。
【0018】また、この筐体本体16は、開口した上側が
底部31側より面積が大きく、両側にそれぞれテーパ状の
傾斜面44が形成されている。
【0019】また、カバー体17は、平面略矩形状のカバ
ー本体部46と、このカバー本体部46の両端の下端部から
前後に延設されたフランジ部47とを備えている。そし
て、カバー本体部46の下側には、仕切板部51を中心とし
て、一対の刃受け金具収納部52が形成され、この刃受け
金具収納部52から上側に貫通して、一対のプラグ差込孔
54が形成されている。さらに、カバー本体部46の上面に
は、各プラグ差込孔54を囲み、差込孔凹部55が曲面状に
凹設されている。また、この差込孔凹部55の幅寸法は、
図3に示すように、装着されるプラグPの幅寸法より大
きく形成され、プラグPを装着した状態で、差込孔凹部
55の一部が外部に露出するようになっている。また、各
フランジ部47の両側部には、カバー側案内溝部57が形成
されている。さらに、カバー本体部46の両端面には、フ
ランジ部47から受け板部58が突設され、この受け板部58
の両側部から両端方向に向かい、上下方向に延びるリブ
である係合突部59が突設されている。
【0020】また、各止め金具18は、例えばステンレス
板を打ち抜き屈曲などして、カバー体係合部61と、この
カバー体係合部61の両側部から延設された筐体本体係合
部62とが形成されている。そして、カバー体係合部61
は、基板部64と、この基板部64の長手方向に沿った一端
部から屈曲され直角に起立された係合片部65とを備えて
いる。そして、係合片部65の略中央部には、矩形状の孔
部66が形成されている。また、この孔部66に向かい、基
板部64から切起部67が延設されている。さらに、係合片
部65の反体側に位置して、基板部64から取付爪部68が形
成されている。また、筐体本体係合部62は、屈曲可能に
幅狭に形成された屈曲部71と、この屈曲部71に続く腕部
72と、この腕部72の先端部から略V字状に拡開して形成
された係止部73とを備えている。
【0021】一方、筐体12に収納される配線金具14は、
例えば、スズ(Sn)入りの銅合金など導電性の良好な金属
にて、筐体本体16の刃受け金具装着部22に装着される略
U字状に屈曲された刃受部81と、この刃受部81から延設
され、鎖状端子装着部23に装着される略L字状の鎖状接
続部82とが形成されている。さらに、鎖状端子装着部23
には、ステンレス製などの弾性を有する部材で形成され
た板ばねなどの付勢手段84が装着されるとともに、例え
ば、筐体本体16と同じ材質の合成樹脂などにて形成され
たリリースボタン86が進退可能に収納されている。
【0022】そして、この配線器具11の組み立ては、ま
ず、筐体本体16の内側に、リリースボタン86、付勢手段
84、及び配線金具14を装着し、筐体本体16の上側にカバ
ー体17を被せる。この状態で、止め金具18の基板部64を
カバー体17のフランジ部47上に位置させるとともに、カ
バー体17の係合突部59間に止め金具18の係合片部65を挿
入して係合し、止め金具18を仮止めして横ずれを防止す
る。そして、この状態から、自動機により止め金具18の
筐体本体係合部62に曲げの力を加え、屈曲部71などを屈
曲し、腕部72をカバー側案内溝部57及び案内溝部42に嵌
入するとともに、先端の係止部73を係止段部43の下側に
係止する。この状態で、止め金具18により筐体本体16と
カバー体17とが連結固定され、配線器具11が完成する。
【0023】そして、この配線器具11は、図示しない取
付枠などを用いて壁面などの造営物に設置された状態
で、各配線孔25から電源線などの配線の芯線を挿入する
ことにより、この芯線が配線金具14の鎖状接続部82と付
勢手段84との間に挟持され電気的に接続されるとともに
機械的に鎖状接続される。そして、プラグ差込孔54から
プラグの刃を挿入することにより、この刃は刃受部81に
挟持され、電気的に及び機械的に接続され、配線金具14
を介して、プラグに接続された電気機器に電力を供給で
きる。また、配線器具11の交換などの際は、リリース孔
26からドライバなどの治具を挿入することにより、付勢
手段84を後退させ、配線を取り外しできるようになって
いる。
【0024】そして、本実施の形態によれば、カバー体
17に対をなす係合突部59を互いに離間して突設し、これ
ら係合突部59内に止め金具18の係合片部65を係合するこ
とにより、止め金具18を仮止めできる。そして、止め金
具のカバー体係合部の両側部から対をなす係合片部を突
設しこれら係合片部間にカバー体の係合突部を係合する
構成に比べ、係合する係合片部65と屈曲される筐体本体
係合部62との距離が確保しやすくなるため、カバー体係
合部61の両側部に設けた筐体本体係合部62を屈曲する際
の力が係合片部65に加わりにくくなり、寸法のむらの発
生を抑制し、組み立ての作業性を良好にできる。さら
に、係合部分と止め金具18の屈曲部分との距離が離間す
ると同時に、係合突部59の機械的強度を容易に確保でき
る。
【0025】また、本実施の形態では、配線器具11の底
部31の表示部36を、底面部32から突出させ、加えて文字
部分のみをさらに突出させ、かつ、本体色すなわち底面
部32と異なる色彩で印刷して着色したため、注意などの
表示を目立たせて分かりやすくでき、設置作業を容易に
できる。
【0026】また、表示部36は、底部31で最も突出して
形成するのではなく、この表示部36を挟んで、一対の突
出部33を表示部36よりも突設させたため、配線器具11の
組み立て作業の際に表示部36が他の部材などに摺接して
印刷した着色が剥がれることなどを防止でき、組み立て
の作業性を良好にできる。
【0027】さらに、この表示部36を突出部33に隣接さ
せたため、さらに表示部36を他の部材に接触しにくくで
きる。
【0028】また、文字部分を突出部33に近い高さまで
突設させることにより、印刷が行いやすくなり、特に、
転写による印刷を行いやすくできる。
【0029】さらに、底面部32の一部分のみを突出部33
に近い位置まで突出させることにより、底面部32の全体
を突出させる構成に比べて、材料費を軽減できる。
【0030】また、突出部33に配線孔25を設けたため、
電線の挿入時に、この電線が文字部分に触れにくくな
り、印刷を剥がれにくくできる。なお、突出部33に配線
孔25が設けられていることは必須ではない。
【0031】なお、表示部36の表面状態を底面部32と異
ならせる構成は、種々の方法で可能であり、着色すなわ
ちペイントのほか、2色成形とし、あるいはしぼ加工な
ど表面処理、あるいはこれらの組み合わせとすることも
できる。
【0032】また、表示部36は、必要に応じて、底面部
32あるいは表示台部35よりも低くすなわち凹設し、この
凹部の内側あるいは外側に着色することもできる。そし
て、凹部内に着色する構成では、こすれによる印刷塗料
の剥がれを防止できる。
【0033】また、図6に示すように、接地側極に位置
する突出部33に設けた配線孔25の周囲の凹設部分25a に
ついても、着色などして表面状態を他方と異ならせるこ
とにより、注意などの表示を目立たせて分かりやすくで
き、設置作業を容易にできる。
【0034】また、上記の実施の形態では、配線器具と
して、単相100Vの一般タイプのコンセントを説明し
たが、本発明は種々の配線器具に適用可能であり、例え
ば、コンセントとしては、単相100Vのほか、単相2
00V、三相200Vが可能であり、また、複数のプラ
グを装着できるいわゆるダブルコンセントの構成や、接
地極付きの構成、あるいは、引掛形のタイプに適用する
こともできる。また、コンセントのほか、片切、両切、
3路、4路、タイマー付きなどの種々のスイッチに適用
することもできる。
【0035】図8は本発明の筐体本体の他の実施の形態
を示す底面図である。
【0036】すなわち、この図8に示す配線器具11は、
筐体12の内部にスイッチ機構を収納するとともに、図示
しないカバー体に操作部として揺動可能なスイッチハン
ドルを設けた3路スイッチで、底部31には、一対の配線
孔25に隣接して、それぞれ表示台部35が突設され、さら
に、これら表示台部35に「1」及び「3」の表示が突出
部33より低く突設されかつ着色され、表示部36が形成さ
れ、上記のコンセントである配線器具11と同様の効果を
奏している。そして、この「1」及び「3」の表示は、
例えば、階段の上下に配線器具11を設置する際に、同じ
番号同士を結ぶように電気接続することにより、所用の
配線を容易に行えるようになっている。
【0037】また、例えば、上記の筐体12の筐体本体16
などはほぼ幅方向に対称に形成されており、例えば、筐
体本体16の両側面にはそれぞれ傾斜面44が形成されてい
るが、この形状を非対称とすることにより、筐体12の筐
体本体16の向きを容易に確認でき、機械による確認も容
易になって、製造コストを低減できる。
【0038】図9は本発明の配線器具の他の実施の形態
を示す図3のI−I相当位置の断面の説明図である。
【0039】すなわち、この図9に示す実施の形態で
は、例えば、壁面に埋め込まれて使用される配線器具な
どに関し、一面に開口を有し、この開口を有する一面が
対向する底面部32より大きな面積を有する筐体本体(ケ
ース体)16と、この筐体本体16の開口を覆うカバー体17
と、これら筐体本体16とカバー体17とで構成される筐体
12に収納される配線金具とを備えた配線器具について、
筐体本体16の底面部32から一面にかけて断面積が大きく
なる部分について、一側は傾斜面44とする一方、この傾
斜面44に対向する他の側面は段状の段部91などとして、
両側面の形状が互いに異なるように形成している。
【0040】そこで、この構成では、配線器具11の組み
立て工程において、筐体本体16の側面の断面積が大きく
なる部分にこの側面と垂直にレーザ光線Lを照射し、こ
のレーザ光線Lの反射光Rの有無をセンサで測定するこ
となどにより、筐体本体16向きを確認できる。すなわ
ち、段状に断面積が大きくなる段部91では、レーザ光線
Lを入射方向に反射する一方、テーパ状の傾斜面44は、
レーザ光線Lを入射方向に反射しないため、反射光線の
有無で、筐体本体16の向きを識別できる。
【0041】そして、配線器具11の組み立てを自動化し
た際には、筐体本体16を所定の向きに揃えることによ
り、端子などの配線金具を筐体本体16の内部の所定の位
置に所定の向きで挿入でき、製造コストを低減できる。
【0042】また、これら段部91や傾斜面44は、筐体本
体16の断面積が変化する部分に設けることにより、デザ
インを簡略化できるとともに、樹脂による一体成形など
の成形を比較的容易にでき、製造コストを低減できる。
【0043】
【発明の効果】請求項1記載の配線器具によれば、カバ
ー体に対をなす係合突部を互いに離間して突設し、これ
ら係合突部内に止め金具の係合片部を係合することによ
り、止め金具を仮止めなどできる。そして、止め金具の
カバー体係合部の両側部から対をなす係合片部を突設し
これら係合片部間にカバー体の係合突部を係合する構成
に比べ、係合する係合片部と屈曲される筐体本体係合部
との距離が確保しやすくなるため、カバー体係合部の両
側部に設けた筐体本体係合部を屈曲する際の力が係合突
部に加わりにくくなり、寸法のむらの発生を抑制し、組
み立ての作業性を良好にできる。さらに、係合部分と止
め金具の屈曲部分との距離が離間すると同時に、係合突
部の機械的強度を容易に確保できる。
【0044】請求項2記載の配線器具によれば、配線金
具を収納する筐体の筐体本体に、断面積が変化する部分
の一側面に傾斜面を形成し他側面に段部を形成したた
め、配線器具の組み立て工程において、筐体本体の側面
の断面積が大きくなる部分の状態を測定することによ
り、筐体本体の向きを確認でき、筐体本体への配線金具
の組込作業を容易にでき、特に、配線器具の組み立ての
自動化を容易にでき、製造コストを低減できる。また、
段部及び傾斜面は、筐体本体の断面積が変化する部分に
設けることにより、デザインを簡略化できるとともに、
成形を比較的容易にでき、製造コストを低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の配線器具の一実施の形態を示す斜視図
である。
【図2】同上配線器具の断面図である。
【図3】同上配線器具の平面図である。
【図4】同上配線器具の側面図である。
【図5】同上配線器具の端面図である。
【図6】同上配線器具の底面図である。
【図7】同上筐体本体の側面図である。
【図8】本発明の筐体本体の他の実施の形態を示す底面
図である。
【図9】本発明の配線器具の他の実施の形態を示す図3
のI−I相当位置の断面の説明図である。
【符号の説明】
11 配線器具 12 筐体 14 配線金具 16 筐体本体 17 カバー体 18 止め金具 44 傾斜面 59 係合突部 61 カバー体係合部 62 筐体本体係合部 65 係合片部 91 段部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長島 義和 東京都品川区東品川四丁目3番1号 東芝 ライテック株式会社内 Fターム(参考) 5E023 AA02 BB02 BB03 EE12 FF07 GG02 GG09 HH18 HH22 HH27 HH28 5E087 EE02 EE10 FF06 GG06 HH01 MM09 QQ03 RR06 RR25 RR29 RR47

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配線金具と;筐体本体と、筐体本体に組
    み合わされるカバー体と、止め金具とを有し、カバー体
    は、互いに離間して突設された対をなす係合突部を備
    え、止め金具は、係合突部間に係合する係合片部を設け
    たカバー体係合部、このカバー体係合部の両側部から屈
    曲され、筐体本体に係合する筐体本体係合部を備え、配
    線金具を収納する筐体と;を具備したことを特徴とする
    配線器具。
  2. 【請求項2】 配線金具と;配線金具を収納するととも
    に、断面積が変化する部分の一側面に傾斜面を形成し他
    側面に段部を形成した筐体本体を備えた筐体と;を具備
    したことを特徴とする配線器具。
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