JP2000315479A - 表示用蛍光ランプおよび表示装置 - Google Patents

表示用蛍光ランプおよび表示装置

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JP2000315479A
JP2000315479A JP12488199A JP12488199A JP2000315479A JP 2000315479 A JP2000315479 A JP 2000315479A JP 12488199 A JP12488199 A JP 12488199A JP 12488199 A JP12488199 A JP 12488199A JP 2000315479 A JP2000315479 A JP 2000315479A
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Japan
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light
chamber
emitting
fluorescent lamp
light emitting
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JP12488199A
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English (en)
Inventor
Koichi Honda
宏一 本多
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Toshiba Lighting and Technology Corp
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Toshiba Lighting and Technology Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】発光小室の蛍光体層の形成が容易で、かつ蛍光
体層の膜厚の均一性を容易に向上させることができる高
輝度で明るさの均斉度の高い表示用蛍光ランプおよび表
示装置を提供する。 【解決手段】透光プレート25、カソード室、透光性プ
レートとカソード室との間にて略面一に配設されるとと
もに内面に蛍光体層29が形成された発光室24、各発
光室をその放電経路の幅方向に複数に分割してなる発光
小室26a〜26dおよび各発光小室とカソード室との
間を連通するように各発光小室毎に形成された放電孔2
7gを有し、各発光小室を臨み蛍光体層が形成されてい
る側壁を透光プレートに向けて拡開する傾斜壁に形成し
た外囲器20と;外囲器内に封入された放電媒体と;外
囲器内で対向配置されたカソードおよびアノード28
と;を具備している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は運動競技場や野球
場等の屋外設置の大型電光表示盤等に好適な表示用蛍光
ランプおよびその表示装置に係り、特に、表示素子とし
て組み込まれる多数の表示用蛍光ランプの発光室部を改
良した表示用蛍光ランプおよび表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の表示装置は、例えば図8
および図9で示す従来の表示用蛍光ランプ1の多数を、
屋外等に立設される表示盤に縦横(垂直および水平方
向)に配列して組み付けている。
【0003】そして、表示装置はこれら多数の表示用蛍
光ランプ1の点消灯を適宜制御することにより、文字や
図形、記号等を形成し、必要な情報を表示するようにな
っている。
【0004】表示用蛍光ランプ1は単管で単色または多
色を発光するものであり、図9に示すようにカソード2
を内蔵する円筒状の下部筒3上に、発光室を形成する角
筒状の上部筒4を同心状に結合し、上部筒4内を十字状
の仕切板5により4つの発光小室6a,6b,6c,6
dにほぼ等分に仕切っている。
【0005】上部筒4の各内面と仕切板5の各側面には
例えば各発光小室6a〜6d毎に、赤(R)、緑
(G)、青(B)等に発光する蛍光体層をそれぞれ被着
し、各発光小室6a〜6dにはカソード2とそれぞれ選
択的に放電を行なうアノード7a,7b,7c,7dを
内蔵している。
【0006】そして、図8にも示すように上部筒4の底
部中心部に穿設された放電孔8の図中左右両側方にて、
各発光小室6a〜6dの内方側に突出する左右一対の邪
魔板9a,9bを仕切板5に一体に突設している。
【0007】これら邪魔板9a,9bは放電孔8からア
ノード7a〜7dへ向けて直進しようとする放電を邪魔
板9a,9bにより湾曲させて、放電路長を長くし、高
輝度化を図っている。
【0008】各発光小室6a〜6dで蛍光体層を励起し
て発光した光は表示面をなす表示プレート10を透過し
て外部に出力される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の表示用蛍光ランプ1では、図9に示すよう
に、各発光小室6a〜6dの外周を囲む側壁a、邪魔板
9a,9bの側壁bおよび仕切板5の側壁cが共に放電
孔8の中心軸とほぼ平行をなす垂直壁に形成され、しか
もこれら側壁a〜cの対向面同士がほぼ平行をなすの
で、これら対向面の蛍光体層を陽光柱が励起して発光し
た光がこれら対向面同士間で反射してしまって表示プレ
ート10側へ有効に放射しきれず、表示プレート10上
の輝度が低いという課題がある。
【0010】また、発光室を形成する上部筒4が有底角
筒状に一体に形成されている上に、上部筒4内を十字状
仕切板5により4つの発光小室6a〜6dに仕切った状
態で、各発光小室6a〜6dの内側面に、赤(R)、緑
(G)、青(B)等の蛍光体塗料を各発光小室6a〜6
d毎に塗り分け、乾燥させて蛍光体層を形成する必要が
あるが、各発光小室6a〜6d自体が非常に狭いうえ
に、邪魔板9a,9bが各発光小室6a〜6d内方へ突
出してさらに狭くし、かつ複雑な形状にしているので、
各発光小室6a〜6d毎に種類の異なる蛍光塗料(R,
G,B)を塗り分ける塗布ないし乾燥させる作業の作業
性が必ずしも良好ではないうえに、塗布むむらが生じ易
く、狭い発光小室6a〜6dの隅部に蛍光体塗料の塗り
残しが発生するという課題がある。
【0011】また、これらの課題は、表示装置としての
表示精度を向上させるために表示用蛍光ランプ1の高密
度実装を図るために発光小室6a〜6dのさらなる小型
化を図る場合には、発光小室6a〜6dがさらに狭くな
るので、一層の困難性を示すようになる。
【0012】本発明はこのような事情を考慮してなされ
たもので、発光小室の蛍光体層の形成が容易で、かつ蛍
光体層の膜厚の均一性を容易に向上させることができる
高輝度で明るさの均斉度の高い表示用蛍光ランプおよび
表示装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、透光
性前面板、カソード室、透光性前面板とカソード室との
間にて略面一に配設されるとともに内面に蛍光体層が形
成された発光室、各発光室をその放電経路の幅方向に複
数に分割してなる発光小室および各発光小室とカソード
室との間を連通するように各発光小室毎に形成された放
電孔を有し、各発光小室を臨み蛍光体層が形成されてい
る側壁を透光性前面板に向けて拡開する傾斜壁に形成し
た気密容器と;気密容器内に封入された放電媒体と;気
密容器のカソード室内に配設されたカソードと;気密容
器の各発光小室内にそれぞれ配設されて発光室毎に同時
駆動され、カソードと放電路をそれぞれ形成する複数の
アノードと;を具備していることを特徴とする表示用蛍
光ランプである。
【0014】この発明によれば、各発光小室を臨み蛍光
体層が形成されている各発光小室の側壁を、透光性前面
板に向けて拡開する傾斜壁に形成しているので、これら
側壁の蛍光体層で陽光柱により励起されて発光した光が
側壁の傾斜方向である透光性前面板に向けてより多く放
射される。このために、透光性前面板から外部へ出光さ
れる光量が増加するので、透光性前面板上の輝度が向上
する。
【0015】請求項2の発明は、各発光小室は、一面に
蛍光体層を形成する一方、他面にガラス層を形成した金
属製平板の折曲げにより形成され、かつ底部に放電孔を
穿設した有底角筒体により構成されていることを特徴と
する請求項1記載の表示用蛍光ランプである。
【0016】この発明によれば、請求項1記載の発明の
作用効果に加えて、一面に蛍光体層を形成する一方、他
面にガラス層を形成した金属製平板毎に塗り分けて形成
される折曲げよりなる有底角筒体により、各発光小室を
構成するので、各発光小室毎に塗り分けられる蛍光体層
と、ガラス層とを、平板の状態で形成することができ
る。このため、各発光小室26a〜26d毎に蛍光体層
とガラス層を形成する作業の作業性を向上させると共
に、これら蛍光体層とガラス層との膜厚の均一性を向上
させることができる。その結果、蛍光体層の塗布むらに
起因する発光むらを低減できると共に、発光小室隅部へ
の蛍光体層とガラス層の塗り残しが発生するのを大幅に
低減できる。
【0017】請求項3の発明は、平板は、その折線上に
蛍光体層を形成せずに溝を形成していることを特徴とす
る請求項2記載の表示用蛍光ランプである。
【0018】この発明によれば、請求項2記載の発明の
作用効果に加えて、発光小室を形成するための金属製平
板の折線上には溝を形成しているので、平板を折線にて
高精度かつ容易に折曲げることができるので、各発光小
室の組立精度の向上を図ることができる。また、その折
線の溝には蛍光体層を形成していないので、その折線で
の折曲げを一層容易にできる。
【0019】請求項4の発明は、発光室は、4つの発光
小室用有底角筒体をマトリックス状に配列して気密容器
の開口端部内に嵌挿してなることを特徴とする請求項2
または請求項3記載の表示用蛍光ランプである。
【0020】この発明によれば、請求項2または3記載
の発明の作用効果に加えて、4つの発光小室用有底角筒
体をマトリックス状に配列して気密容器の開口端部内に
単に嵌挿することにより、発光室を簡単かつ迅速に構成
することができる。つまり表示用蛍光ランプの組立作業
性の向上を図ることができる。
【0021】請求項5の発明は、請求項1ないし4のい
ずれか一記載の表示用蛍光ランプと;複数の表示用蛍光
ランプをマトリックス状に配設した表示装置本体と;各
表示用蛍光ランプを駆動する駆動手段と;を具備してい
ることを特徴とする表示装置である。
【0022】この発明によれば、上記請求項1ないし4
のいずれか一記載の表示用蛍光ランプを備えているの
で、表示装置としても、これらとほぼ同様の作用効果を
奏することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図1〜
図7に基づいて説明する。なお、これらの図中、同一ま
たは相当部分には同一符号を付している。
【0024】図1は本発明の一実施形態に係る表示用蛍
光ランプLの平面図、図2は図1のII−II線切断部
の端面図、図3はこの表示用蛍光ランプLの分解斜視図
である。
【0025】これらの図において、蛍光ランプLは、外
囲器20を、ステンレスや鉄等の金属製薄板の例えば絞
り加工等により有底円筒状に形成して、その軸方向一端
(図2,図3中上端)を開口させている。
【0026】図2および図3に示すように外囲器20の
開口上端部は、上下方向に2段階で角筒状に順次拡幅す
ることにより、平面形状が例えば四角形の上部段部20
aと下部段部20bとにそれぞれ形成されている。
【0027】この下部段部20bの下端から外囲器20
の下底部までの全内周面にはガラス被膜(図示せず)を
絶縁のためにコーティングしており、金属製の外囲器2
0に内蔵された不純ガスの放出も防止している。
【0028】また、外囲器20の底部の中心孔20cを
ガラス製円盤状のボタンステム21により封着してお
り、このボタンステム21に一体に突設した排気管23
を中心孔20cを通して外方へ突出させている。排気管
23の外端部は図示しない排気装置に接続され、この排
気管23を通して外囲器20内の空気が外部へ排気さ
れ、その排気後、水銀と希ガスの放電媒体が封入され
る。
【0029】そして、ボタンステム21上には一対の放
電電極の一方である共通電極のカソード22が立設さ
れ、このカソード22の両端を支持する一対のリード線
22a,22bの先端部がボタンステム21の板厚方向
に貫通し、図示しない点灯回路に電気的に接続される。
【0030】図2,図3に示すように外囲器20は、そ
の下部段部20b内に、発光室を形成する発光室部24
を配設し、この発光室部24の図2中上方の上部段部2
0a内には、透光性前面板である透光プレート25を嵌
入し、フリットガラス等の接着材により気密に固着し、
この透光プレート25を蛍光ランプLの表示面とする気
密容器に構成されている。
【0031】図4にも示すように、発光室部24は4つ
の発光小室26a,26b,26c,26dをそれぞれ
個別に形成する有底角筒状の発光小室筒27を一平面上
に例えば2行2列のマトリックス状(縦横)に密に配列
して下部段部20bの矩形開口部内に嵌入固定させて構
成されている。
【0032】図5は各発光小室筒27の拡大平面図であ
り、この発光小室筒27は各発光小室26a〜26dの
外周を囲む4辺の各側壁27a,27b,27c,27
dの上端部、すなわち、透光プレート25側の端部を、
この透光プレート25側に向けて拡開するように所要角
度で傾斜するテーパ壁に形成すると共に、これらテーパ
壁の一隅角部を切り欠いて切欠部27eを形成し、この
切欠部27eにはアノード28を配設するようになって
いる。
【0033】また、各発光小室筒27は、その軸方向底
部に三角形の下部底部27fを形成し、この下部底部2
7fには例えば円形の放電孔27gを穿設し、この放電
孔27gから陽光柱が各発光小室筒27内に侵入して、
蛍光体層を励起し、所要色に発光するようになってい
る。さらに、各発光小室筒27の透光プレート25側の
上部内にはほぼ三角形の上部底部27hを形成し、これ
ら上,下部底部27h,27fと各側壁27a〜27d
の内面には各発光小室26a〜26d毎に、例えばG
(緑),R(赤),G(緑),B(青)の蛍光体層29
をそれぞれ形成し、これら4つの発光小室26a〜26
dにより1絵素を形成している。これら各発光小室筒2
7は金属製平板の折曲げにより角筒状に形成されてい
る。
【0034】図6はこれら各発光小室筒27の金属製平
板27iの展開図である。この金属製平板27iは、そ
の谷折りtと山折りyの各折線に沿って折曲げることに
より有底角筒状の発光小室筒27に形成されるものであ
る。
【0035】図7(A),(B)に示すように金属製平
板27iは、絶縁のため全面にガラス層30を形成し、
その一面全面に蛍光体層29を形成する。また金属製平
板の一面に、折線に沿って所定深さの折曲用溝31をプ
レス等により形成する一方、その外形線上の表裏両面の
同一箇所には所定深さの切断用の一対の溝32a,32
bを形成し、これら折曲用溝31と一対の切断用溝32
a,32bには蛍光体層29とガラス層30とを共に形
成せずに、その折曲げと切断の容易性の向上を図ってい
る。したがって、折曲用溝31に沿って容易に谷折りt
し、または山折りyすることができると共に、一対の切
断用溝32a,32bに沿って表裏方向に繰り返し折り
曲げることにより切断することができる。また、各発光
小室筒27の外面にはガラス層30を形成しているの
で、外囲器20内で放電が発生したときに、金属製の発
光小室筒27から内蔵の不純ガスが放出されるのを防止
できる。
【0036】なお、図2,図3中、符号28aは各アノ
ード28にそれぞれ固着されたリードピンであり、各リ
ードピン28aの先端部は外囲器20の下部段部20b
の底部をビーズを介して垂直方向に気密に貫通して外部
に延出し、図示しない点灯装置に電気的に接続され、発
光室24単位で点消灯される。
【0037】表示用蛍光ランプLは、このように構成さ
れているので、カソード22と所要のアノード28間に
所要のランプ電圧が印加されると、これらの両者間で放
電が発生し陽光柱が形成される。
【0038】この陽光柱は通電中のアノード28の発光
小室26a〜26dの放電孔27gから、その内部へ侵
入し、発光小室26a〜26dの蛍光体層29を励起し
て所要色に発光し、この発光が透光プレート25から外
部へ放射される。
【0039】そして、各発光小室26a〜26dを形成
する各発光小室筒27の各側壁27a〜27dの透光プ
レート25側上端部が透光プレート25側に向けて拡開
するテーパ壁に形成されているので、透光プレート25
の外方から各発光小室26a〜26dを見たときの蛍光
体層29の各平面積の拡大を図ることができる。このた
めに、各発光小室26a〜26dから透光プレート25
を通して外部へ放射される出光量が増大するので、透光
プレート25上の輝度が向上する。
【0040】しかも、図1に示すように、各発光小室2
6a〜26dの平面形状が表示用蛍光ランプLの中心軸
Oを図中水平方向に通る水平軸または垂直軸あるいは対
角線方向に通る対角線軸をそれぞれ対称軸として各々対
称であるので、表示用蛍光ランプLの配光の均斉度を向
上させることができる。
【0041】また、一面に蛍光体層29を形成する一
方、他面にガラス層30を形成した金属製平板27iの
折曲げよりなる有底角筒体27により、各発光小室26
a〜26dを構成するので、各発光小室26a〜26d
毎に塗り分けて形成される蛍光体層29とガラス層30
とを、平板の状態で形成することができる。このため、
各発光小室26a〜26d毎に蛍光体層29とガラス層
30を形成する作業の作業性を向上させると共に、これ
ら蛍光体層29とガラス層30との膜厚の均一性を向上
させることができる。その結果、蛍光体層29の塗布む
らに起因する発光むらを低減できると共に、発光小室2
6a〜26d隅部への蛍光体層29とガラス層30の塗
り残しが発生するのを大幅に低減できる。
【0042】さらに、発光小室26a〜26dを形成す
るための金属製平板27iの折線上には折曲用溝31を
形成しているので、平板27iを折線にて高精度かつ容
易に折曲げることができるので、各発光小室26a〜2
6dの組立精度の向上を図ることができる。また、その
折線の折曲用溝31には蛍光体層29を形成していない
ので、その折線での折曲げを一層容易にできる。
【0043】さらにまた、4つの有底角筒状の発光小室
筒27をマトリックス状に配列して外囲器20の下部段
部20bの開口端部内に単に嵌挿することにより、発光
室24を簡単かつ迅速に構成することができる。つまり
表示用蛍光ランプLの組立作業性の向上を図ることがで
きる。
【0044】表示装置はこのように構成された表示用蛍
光ランプLの複数個を表示装置本体にマトリックス状に
配設することにより構成される。例えば上記表示用蛍光
ランプLは2行(段)8列(2×8)に集合化されてモ
ジュールに構成され、さらに、このモジュールの複数組
が縦横に集合化されてユニットに構成される。そしてこ
のユニットの複数組が表示装置本体に縦横に配列されて
表示装置に構成される。
【0045】表示装置はこのように縦横に配列された多
数の蛍光ランプLの点、消灯を適宜制御することによ
り、文字や図形、記号等を形成して必要な情報を表示す
るようになっている。
【0046】この表示装置は上記表示用蛍光ランプLの
複数個を組み付けているので、表示装置としても、輝度
と明るさの均斉度とを共に向上させることができる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように本願請求項1の発明
によれば、各発光小室を臨み蛍光体層が形成されている
側壁を、透光性前面板に向けて拡開する傾斜壁に形成し
ているので、これら側壁の蛍光体層で陽光柱により励起
されて発光した光が側壁の傾斜方向である透光性前面板
に向けてより多く放射される。このために、透光性前面
板から外部へ出光される光量が増加するので、輝度が向
上する。
【0048】請求項2の発明によれば、請求項1記載の
発明の作用効果に加えて、一面に蛍光体層を形成する一
方、他面にガラス層を形成した金属製平板の折曲げより
なる有底角筒体により、各発光小室を構成するので、各
発光小室毎に塗り分けて形成される蛍光体層とガラス層
とを、平板の状態で形成することができる。このため、
各発光小室25a〜25d毎に蛍光体層とガラス層を形
成する作業の作業性を向上させると共に、これら蛍光体
層とガラス層との膜厚の均一性を向上させることができ
る。その結果、蛍光体層の塗布むらに起因する発光むら
を低減できると共に、発光小室隅部への蛍光体層とガラ
ス層の塗り残しが発生するのを大幅に低減できる。
【0049】請求項3の発明によれば、請求項2記載の
発明の作用効果に加えて、発光小室を形成するための金
属製平板の折線上には溝を形成しているので、平板を折
線にて高精度かつ容易に折曲げることができるので、各
発光小室の組立精度の向上を図ることができる。また、
その折線の溝には蛍光体層を形成していないので、その
折線での折曲げを一層容易にできる。
【0050】請求項4の発明によれば、請求項2または
3記載の発明の作用効果に加えて、4つの発光小室用有
底角筒体をマトリックス状に配列して気密容器の開口端
部内に単に嵌挿することにより、発光室を簡単かつ迅速
に構成することができる。つまり表示用蛍光ランプの組
立作業性の向上を図ることができる。
【0051】請求項5の発明によれば、上記請求項1な
いし4のいずれか一記載の表示用蛍光ランプを備えてい
るので、表示装置としても、これらとほぼ同様の作用効
果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る表示用蛍光ランプの
平面図。
【図2】図1のII−II線切断部の端面図。
【図3】図1等で示す表示用蛍光ランプの分解斜視図。
【図4】図1等で示す発光小室筒の分解斜視図。
【図5】図4で示す1つの発光小室筒の拡大平面図。
【図6】図4等で示す発光小室筒の展開図。
【図7】(A),(B)は図6で示す平板の断面図。
【図8】従来の表示用蛍光ランプの平面図。
【図9】図8のIX−IX線断面図。
【符号の説明】
20 外囲器 24 発光室部 25 透光プレート 26a,26b,26c,26d 発光小室 27 発光小室筒 27a,27b,27c,27d 発光小室側壁 27g 放電孔 28 アノード 29 蛍光体層 L 表示用蛍光ランプ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透光性前面板、カソード室、透光性前面
    板とカソード室との間にて面一に配設されるとともに内
    面に蛍光体層が形成された発光室、各発光室をその放電
    経路の幅方向に複数に分割してなる発光小室および各発
    光小室とカソード室との間を連通するように各発光小室
    毎に形成された放電孔を有し、各発光小室を臨み蛍光体
    層が形成されている側壁を透光性前面板に向けて拡開す
    る傾斜壁に形成した気密容器と;気密容器内に封入され
    た放電媒体と;気密容器のカソード室内に配設されたカ
    ソードと;気密容器の各発光小室内にそれぞれ配設され
    て発光室毎に同時駆動され、カソードと放電路をそれぞ
    れ形成する複数のアノードと;を具備していることを特
    徴とする表示用蛍光ランプ。
  2. 【請求項2】 各発光小室は、一面に蛍光体層を形成す
    る一方、他面にガラス層を形成した金属製平板の折曲げ
    により形成され、かつ底部に放電孔を穿設した有底角筒
    体により構成されていることを特徴とする請求項1記載
    の表示用蛍光ランプ。
  3. 【請求項3】 平板は、その折線上に蛍光体層を形成せ
    ずに溝を形成していることを特徴とする請求項2記載の
    表示用蛍光ランプ。
  4. 【請求項4】 発光室は、4つの発光小室用有底角筒体
    をマトリックス状に配列して気密容器の開口端部内に嵌
    挿してなることを特徴とする請求項2または請求項3記
    載の表示用蛍光ランプ。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれか一記載の表
    示用蛍光ランプと;複数の表示用蛍光ランプをマトリッ
    クス状に配設した表示装置本体と;各表示用蛍光ランプ
    を駆動する駆動手段と;を具備していることを特徴とす
    る表示装置。
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