JPH0638363Y2 - カラ−プラズマデイスプレイパネル - Google Patents

カラ−プラズマデイスプレイパネル

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JPH0638363Y2
JPH0638363Y2 JP1987130642U JP13064287U JPH0638363Y2 JP H0638363 Y2 JPH0638363 Y2 JP H0638363Y2 JP 1987130642 U JP1987130642 U JP 1987130642U JP 13064287 U JP13064287 U JP 13064287U JP H0638363 Y2 JPH0638363 Y2 JP H0638363Y2
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JP
Japan
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plasma display
display panel
front substrate
color plasma
discharge
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JP1987130642U
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JPS6435648U (ja
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吉朗 鈴木
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Okaya Electric Industry Co Ltd
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Okaya Electric Industry Co Ltd
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、3原色の螢光体を配設した放電セルを複数個
近接配置して放電セルユニットを構成し、これを選択的
に放電させて紫外線を発生させ、螢光体を励起発光させ
て各種のカラー表示を行うカラープラズマディスプレイ
パネルに係り、特に、各放電セルユニットと対応させた
集光レンズを導入することによって、表示の明るさを向
上させると共に、発光色の鮮明化を図ったカラープラズ
マディスプレイパネルに関する。
[従来の技術] 従来、斯の種カラープラズマディスプレイパネルは、ガ
ラスより成る前面基板と背面基板とを所定間隔で対向さ
せ、その周縁部を封着剤で封止して気密外囲器を形成し
ており、該気密外囲器内に、放電間隙を隔てて対向させ
た複数の陰極と陽極とを放電ガスと共に封入した構造を
有している。上記陰極と陽極との対向部分近傍には放電
セルが形成され、該放電セルには3原色(赤色、青色、
緑色)に発光する螢光体が被着されると共に、複数個近
接配置されて放電セルユニットと成され、これがマトリ
クス状に配列されている。
而して、上記陰極と陽極との間に選択的に電圧を印加す
れば、選択された陰極と陽極との対向部分近傍に位置す
る放電セルにガス放電が生成し、放電により発生する紫
外線で、螢光体層が励起発光し、その光が前面基板を通
して外部へ放出されて所望パターンのカラー表示が形成
される。
[考案が解決しようとする問題点] ところで、上記気密外囲器には機械的強度が要求される
ため、この外囲器の主要構成部材である前面基板も厚さ
数mm程度の比較的厚いものが用いられている。従って、
上記放電セルからの光は、この前面基板を透過中にその
一部が基板内部へ拡散されるため、光量が減少して表示
の明るさが低下し、更に隣接する放電セルユニット間に
於いて光が干渉して混色が生じ、発光色が不鮮明になる
という問題がある。
本考案は、上述の点に鑑み案出されたもので、前面基板
内部への光の拡散を抑制することにより表示の明るさを
向上させ、しかも鮮明な発光色が得られるカラープラズ
マディスプレイパネルを実現することを目的とする。
[問題を解決するための手段] そこで、本考案者は、種々の検討及び実験を行った結
果、放電セルからの光を集光させた後、前面基板へ入射
させる構造とすることにより、上記目的を達成した。
従って、本考案のカラープラズマディスプレイパネル
は、透光部を有する前面基板と背面基板とを所定間隔で
対向させて気密外囲器を形成すると共に、複数の陰極と
陽極とを放電間隙を隔てて対向させ、これを上記気密外
囲器内に放電ガスと共に封入して、上記陰極と陽極との
対向部分近傍に放電セルを形成し、更に上記放電セルを
複数個近接配置して放電セルユニットを構成し、各放電
セルユニットにそれぞれ赤色発光、青色発光及び緑色発
光の螢光体を配設したカラープラズマディスプレイパネ
ルに於いて、その孔径が前面基板へ向かって大きくなっ
ていく切頭錐体状の透孔を上記放電セルに対応する部分
に備えたスペーサを上記陰極と陽極との間に配置すると
共に、上記前面基板内側面の各放電セルユニット対応部
分に、放電セルユニット側に向かって凸形の集光レンズ
をそれぞれ形成したことを特徴とするものである。
[作用] 本考案は、上述の如く、孔径が前面基板へ向かって大き
くなっていく切頭錐体状の透孔を上記放電セルに対応す
る部分に備えたスペーサを上記陰極と陽極との間に配置
したので、背面基板側等へ向かう放電セルの発光も全て
反射されて前面基板側へと導かれ、前面基板側へ向かっ
た発光と重畳される。重畳された発光は、集光レンズに
よって放電セルユニット毎に集光された状態で前面基板
へ入射し、該基板内部でほとんど拡散されることなく、
外部へ放出される。
[実施例] 以下、図面に基づいて本考案の一実施例を説明する。
第1図及び第2図は、本考案の一実施例に係るカラープ
ラズマディスプレイパネルを示すもので、それぞれ切欠
分解斜視図及び断面図である。
図に於いて、カラープラズマディスプレイパネル1は、
厚さ数mmのガラス板より成る前面基板2と背面基板3と
を所定間隔で対向配置し、その周縁部をフリットガラス
等の封着剤(図示せず。)で封止して気密外囲器4を形
成しており、更に、表面がLaB6やBaLaO3等のエミッタ物
質で被覆した角棒状の複数の陰極5と同じく角棒状の複
数の陽極6とを放電間隙を隔てて直交させて対向配置
し、これを、HeにXeを添加した紫外線発生用の放電ガス
と共に上記気密外囲器4内に封入している。
上記背面基板3上には、上記複数の陰極5が略等間隔で
平行に載置され、その上に陽極6が、4つの透孔7aを近
接させて開設し、これをマトリクス状に配した背面スペ
ーサ7を介して広い幅と狭い幅とが交互に繰り返される
間隔で平行に載置されており、更に、上記陽極6と前面
基板2との間に、マトリクス状に透孔8aを開設した前面
スペーサ8が介挿されている。これによって上記陰極5
と陽極6との対向部近傍に放電セル9が形成され、4つ
の放電セル9が田の字形に近接配置されて放電セルユニ
ット10が構成され、更にこれがマトリクス状に配列され
ている。
上記前面基板2の内側面には、放電セルユニット10に対
応する部分に凸形の集光レンズ11が形成され、他の部分
に黒色ガラスより成る遮光マスク12が被着されて上記前
面基板2上に形成される表示スポットの輪郭を鮮明なも
のとしている。
上記集光レンズ11を形成するには、前面基板2の内側面
に於ける放電セルユニット10と対応する部分及び外側面
にレジストを被着させ、これを弗酸等で化学エッチング
し、その蝕刻作用の等方性を利用してオーバーエッチン
グすることによって凸レンズを形成する方法や前面基板
2の内側面に於ける放電セルユニット10と対応する部分
に、低融点ガラスを被着させ、これを加熱して低融点ガ
ラスを溶融させてその表面張力を利用して凸レンズを形
成する方法等がある。
また、上記集光レンズ11は、上述の如く、単層構造を有
する前面基板2の内側面に直接形成する他、第3図に示
す如く、まず、一枚のガラス基板に集光レンズ11を形成
して内側層2bと成し、これを、外側層2aとしてのガラス
基板に接続して二層構造の前面基板2を構成しても同様
の効果が得られるものである。この場合、外側層2a及び
内側層2bは、その屈折率が等しくても異なっていても良
く、また、上述の如く、同一物質を用いる他、異なる物
質で構成することも可能である。
上記放電セルユニット10は、田の字形に配置された4つ
の放電セル9のうち、対角線上に配置された2つの放電
セル9に緑色に発光する螢光体13Gが配され、残りの放
電セル9の1つづつにそれぞれ赤色発光の螢光体13Rと
青色発光の螢光体13Bが配設されている。上記螢光体13
R,13G,13Bは、背面スペーサ7に形成された透孔7aの内
面に被着されており、4つの放電セル中、2つに緑色発
光のものを配することによって発光輝度の向上を図って
いる。
上記背面スペーサ7は、2層の薄板ガラスより成り、放
電セルに対応した部分に正面形状矩形の透孔7aが形成さ
れている。該透孔7aは、切頭錐体状と成されて前面基板
2側の孔径が大きくなっており、放電セル9の発光を前
面基板2側へ反射させるための反射器を構成している。
而して、選択した陰極5と陽極6との間に電圧を印加す
れば、両電極5,6間に生成する放電によって紫外線が発
生し、これが、背面スペーサ7に被着された螢光体13R,
13G,13Bを励起して選択された放電セル9が発光する。
このとき、上記の通り、透孔7aは、切頭錐体状と成され
て前面基板2側へ向かって孔径が大きくなっているの
で、背面基板3側等へ向かう発光も全て前面基板2側へ
と導かれ、前面基板側へ向かった発光と重畳される。そ
して、重畳された発光は、集光レンズ11によって放電セ
ルユニット10毎に集光された状態で前面基板2へ入射す
る。而して、放電セル9からの全ての光が集光された状
態で前面基板2へ入射し、前面基板2内部での拡散によ
る損失をほとんど生じることなく外部へ放出されるので
高い表示輝度を得ることができる。
[考案の効果] 以上詳述の如く、本考案のカラープラズマディスプレイ
パネルは、孔径が前面基板へ向かって大きくなっていく
切頭錐体状の透孔を上記放電セルに対応する部分に備え
たスペーサを上記陰極と陽極との間に配置したので、背
面基板側等へ向かう放電セルの発光も全て反射されて前
面基板側へと導くことができ、前面基板側へ向かった発
光と重畳される。重畳された発光は、3原色の螢光体を
配設した放電セルユニットそれぞれに対応させて形成し
た集光レンズによって放電セルユニット毎に集光された
状態で前面基板へ入射し、該基板内部でほとんど拡散さ
れることなく、外部へ放出されるため高い表示輝度を得
ることができ、しかも、隣接する放電セルユニット間の
混色を防ぐことができて、鮮明な発光色の表示が実現で
きるものである。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の一実施例を示し、第1図は切欠分解斜視
図、第2図は断面図、第3図は前面基板の構成例を示す
断面図である。 1……カラープラズマディスプレイパネル、2……前面
基板、2a……外側層、2b……内側層、3……背面基板、
4……気密外囲器、5……陰極、6……陽極、7……背
面スペーサ、7a……透孔、9……放電セル、10……放電
セルユニット、11……集光レンズ、13R……赤色螢光
体、13G……緑色螢光体、13B……青色螢光体。

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】透光部を有する前面基板と背面基板とを所
    定間隔で対向させて気密外囲器を形成すると共に、複数
    の陰極と陽極とを放電間隙を隔てて対向させ、これを上
    記気密外囲器内に放電ガスと共に封入して、上記陰極と
    陽極との対向部分近傍に放電セルを形成し、更に上記放
    電セルを複数個近接配置して放電セルユニットを構成
    し、各放電セルユニットにそれぞれ赤色発光、青色発光
    及び緑色発光の螢光体を配設したカラープラズマディス
    プレイパネルに於いて、その孔径が前面基板へ向かって
    大きくなっていく切頭錐体状の透孔を上記放電セルに対
    応する部分に備えたスペーサを上記陰極と陽極との間に
    配置すると共に、上記前面基板内側面の各放電セルユニ
    ット対応部分に、放電セルユニット側に向かって凸形の
    集光レンズをそれぞれ形成したことを特徴とするカラー
    プラズマディスプレイパネル。
  2. 【請求項2】前面基板が、単層構造を有することを特徴
    とする実用新案登録請求の範囲第1項に記載のカラープ
    ラズマディスプレイパネル。
  3. 【請求項3】前面基板が、外側層と内側層との二層構造
    を有し、上記内側層に集光レンズが形成されていること
    を特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項に記載のカ
    ラープラズマディスプレイパネル。
  4. 【請求項4】前面基板を構成する外側層と内側層とが、
    屈折率の等しい物質より成ることを特徴とする実用新案
    登録請求の範囲第3項に記載のカラープラズマディスプ
    レイパネル。
  5. 【請求項5】前面基板を構成する外側層と内側層とが、
    それぞれ屈折率の異なる物質より成ることを特徴とする
    実用新案登録請求の範囲第3項に記載のカラープラズマ
    ディスプレイパネル。
  6. 【請求項6】放電セルユニットが、4つの放電セルを田
    の字形に配置した構成を有することを特徴とする実用新
    案登録請求の範囲第1項乃至5項の何れかに記載のカラ
    ープラズマディスプレイパネル。
  7. 【請求項7】対角線上に配置された2つの放電セルに緑
    色発光の螢光体を、他の放電セル1つづつにそれぞれ赤
    色発光及び青色発光の螢光体を配設したことを特徴とす
    る実用新案登録請求の範囲第6項に記載のカラープラズ
    マディスプレイパネル。
JP1987130642U 1987-08-27 1987-08-27 カラ−プラズマデイスプレイパネル Expired - Lifetime JPH0638363Y2 (ja)

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JPS6435648U JPS6435648U (ja) 1989-03-03
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS58133746A (ja) * 1982-02-01 1983-08-09 Nippon Sheet Glass Co Ltd 像伝達面板

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