JP2000315400A - 半導体集積回路 - Google Patents

半導体集積回路

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JP2000315400A
JP2000315400A JP11124189A JP12418999A JP2000315400A JP 2000315400 A JP2000315400 A JP 2000315400A JP 11124189 A JP11124189 A JP 11124189A JP 12418999 A JP12418999 A JP 12418999A JP 2000315400 A JP2000315400 A JP 2000315400A
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constant voltage
terminal
semiconductor integrated
integrated circuit
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Yoichi Hida
洋一 飛田
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パッケージにCSPを使用したデバイスにお
いて、はんだ接続不良端子の特定を容易に行うことがで
きる入出力回路を備えた半導体集積回路を得る。 【解決手段】 外部から信号が入力される入力端子4よ
り印加される静電気等の過電圧から内部回路を保護する
保護回路2を構成するN−MOS11に対して、テスト
モード時に該ゲート及び/又はバックゲートに印加され
る電圧を所定のテストモード信号によって切り換える電
圧切換回路15を設け、テストモード時に所定のテスト
モード信号が入力されることによって、N−MOS11
及び該N−MOS11の寄生ダイオード12を介して入
力端子4に電流を流す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路に
関し、特にメモリモジュールに実装した際の外部端子の
はんだ接続不良の解析を容易にする入出力回路を備えた
半導体集積回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】メモリLSIの高密度実装を目的とし
て、多層構造のプリント基板上に複数のメモリLSI
(例えばDRAM)を搭載したSIMM又はDIMMと
いったメモリモジュールが実用化されている。従来、メ
モリモジュールに搭載されたDRAMのパッケージはT
SOP又はSOJが使用されていたが、最近はデバイス
の外形寸法を小さくすると共に信号の伝搬遅延時間を短
縮するために、はんだをボール状にした端子をパッケー
ジの底面に格子状に設けたボールグリッド型のCSP
(Chip Scale Package)が使用されている。図10は、
ボールグリッド型のCSPの構造を示した図であり、図
10(a)は、CSPの構造を示した斜視図であり、図
10(b)は、ボールグリッド型のCSPの構造を示し
た断面図である。
【0003】図11は、プリント基板に複数のDRAM
を搭載したメモリモジュールの従来例を示した回路ブロ
ック図である。図11では、例えば4個のDRAMを実
装した場合を例にして示している。図11において、メ
モリモジュール100には、DRAM101〜104が
実装されており、10本のアドレス信号線A0〜A9、
6本の制御信号線/RAS,/WE,/CAS0〜/C
AS3が接続され、32本のデータ入出力信号線が対応
して接続される外部端子が設けられている。アドレス信
号線A0〜A9及び制御信号線/RAS,/WEは、各
DRAM101〜104における同一名称の端子にそれ
ぞれ対応して接続されている。
【0004】図12は、従来のDRAMにおける入力回
路の例を示した回路図である。図12において、入力端
子INから入力された信号は、保護回路111を介して
入力バッファ回路112に入力され、入力バッファ回路
112で増幅されて出力される。保護回路111は、入
力端子INに静電気等の過大な電圧が印加されたとき
に、入力バッファ回路112の破壊を防止する回路であ
る。
【0005】入力端子INに例えば−1V程度の負電圧
を印加すると、Nチャネル形MOSトランジスタ(以
下、N−MOSと呼ぶ)115のゲートとソースとの間
の電圧がN−MOS115のしきい値電圧(約0.5
V)よりも絶対値で大きくなり、接地から入力端子IN
へ電流Imが流れる。同時に、寄生ダイオード116の
拡散ポテンシャル(約0.7V)より、アノードとカソ
ードとの間の電圧が大きくなるため、寄生ダイオード1
16が導通して接地から入力端子INへ電流Idが流れ
る。このことから、DRAMでは、電流Imに電流Id
を加えた電流が流れるか否かを検出することにより、半
導体チップをパッケージしたときに外部端子とチップと
の接続状態の確認を行っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、CSPを使用
したパッケージには、通常100個程度のボール状の外
部端子が設けられており、CSPを使用したメモリLS
Iを8〜16個程度メモリモジュール基板上に実装する
場合、はんだ付け時において、はんだ量やはんだ温度等
のばらつきが生じていた。このことによって、はんだ接
続がされずに動作不良となったり、又は不十分な状態で
はんだ付けされる端子が生じて動作マージン不良若しく
は信頼性の上での不良となっていた。このような不良
は、できるだけ早く発見して不良原因を解析し、その対
策を製造工程へフィードバックする必要があった。
【0007】例えば、図12のDRAM101における
アドレス端子A1ではんだ接続の不良が発生した場合、
DRAM101が動作不良であることは、テスタによっ
て判定することができる。また、DRAM101のどの
アドレス端子で接続不良が発生しているかは、いわゆる
Fail Bit Mapと呼ばれる解析ツールを使用して、Map
形状の特徴からの予測によって不良端子を特定し、最終
的には予測部分を目視することにより接続不良箇所の確
認を行っていた。しかし、パッケージがCSPの場合、
はんだ接続部がパッケージと基板との間に隠れるため、
目視することが不可能であり、接続不良箇所を確実に特
定することが困難であった。更に、制御信号線/RA
S,/WEが接続される端子で接続不良が発生した場
合、上記FailBit Mapを使用することができないという
問題があった。
【0008】図13は、メモリモジュール100におけ
る各DRAMの入力回路の接続例を示した概略図であ
る。なお、図13では、DRAM103及び104を省
略して示している。図13において、各DRAM101
〜104におけるそれぞれの入力端子INは、メモリモ
ジュール100の入力端子105に接続されている。こ
の際、DRAM101〜104の各入力端子INは、メ
モリモジュール100の接続端子C1〜C4(C3及び
C4は図示せず)に対応して接続されている。
【0009】メモリモジュール100のように、複数の
DRAM101〜104の同一端子、ここでは入力端子
INを基板上で電気的に接続した場合、例えばDRAM
101の入力端子INが接続端子C1に正常に接続され
ていない場合、他のDRAM102〜104の各入力端
子INからメモリモジュール100の入力端子105に
電流が流れる。このように、正常に接続されていない入
力端子INがあったとしても、正常に接続されている入
力端子INからメモリモジュール100の入力端子10
5に電流が流れるため、接続不良箇所を特定することが
困難であった。
【0010】本発明は、上記のような問題を解決するた
めになされたものであり、パッケージにCSPを使用し
たデバイスにおけるはんだ接続不良端子の特定を容易に
行うことができる入出力回路を備えた半導体集積回路を
得ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明に係る半導体集
積回路は、所定のパッケージ内に形成される半導体集積
回路において、外部から信号が入力される少なくとも1
つの入力端子に対応して設けられ、該入力端子と所定の
第1定電圧を供給する第1定電圧源との間に2つの入出
力電極が対応して接続される電界効果トランジスタと、
該電界効果トランジスタのバックゲート電極から、入力
端子に接続された該入出力電極へ順方向に接続されるダ
イオードと、テストモード時に外部から入力される所定
の信号に応じて、電界効果トランジスタのゲート電極及
び/又はバックゲート電極に、第1定電圧源、又は所定
の第2定電圧を供給する第2定電圧源のいずれかを接続
して、印加する電圧の切り換えを行う電圧切換回路とを
備えるものである。
【0012】また、この発明に係る半導体集積回路は、
請求項1において、上記電圧切換回路は、テストモード
時に、電界効果トランジスタのゲート電極及びバックゲ
ート電極、又はゲート電極のみを、外部から入力される
所定の信号に応じて、第1定電圧源又は第1定電圧未満
である所定の第2定電圧を供給する第2定電圧源のいず
れかに接続し、入力端子は、該第2定電圧源に接続され
るものである。
【0013】また、この発明に係る半導体集積回路は、
請求項1において、上記電圧切換回路は、テストモード
時に、電界効果トランジスタのバックゲート電極を、外
部から入力される所定の信号に応じて、第1定電圧源又
は第1定電圧を超える所定の第2定電圧を供給する第2
定電圧源のいずれかに接続し、入力端子は、第1定電圧
源に接続されるものである。
【0014】また、この発明に係る半導体集積回路は、
請求項1から請求項3のいずれかにおいて、上記電界効
果トランジスタは、MOSトランジスタであり、上記ダ
イオードは、該MOSトランジスタのバックゲート電極
と入出力電極との間に形成される寄生ダイオードであ
る。
【0015】また、この発明に係る半導体集積回路は、
所定のパッケージ内に形成される半導体集積回路におい
て、外部から信号が入力される少なくとも1つの入力端
子に対応して設けられ、該入力端子と所定の第1定電圧
を供給する第1定電圧源との間にコレクタ電極及びエミ
ッタ電極が対応して接続されるバイポーラトランジスタ
と、該バイポーラトランジスタのベース電極からコレク
タ電極へ順方向に接続されるダイオードと、テストモー
ド時に外部から入力される所定の信号に応じて、バイポ
ーラトランジスタのベース電極に、第1定電圧源、又は
所定の第2定電圧を供給する第2定電圧源のいずれかを
接続し印加する電圧の切り換えを行う電圧切換回路とを
備えるものである。
【0016】また、この発明に係る半導体集積回路は、
請求項5において、上記電圧切換回路は、テストモード
時に、バイポーラトランジスタのベース電極を、外部か
ら入力される所定の信号に応じて、第1定電圧源又は第
1定電圧未満である所定の第2定電圧を供給する第2定
電圧源のいずれかに接続し、入力端子は、該第2定電圧
源に接続されるものである。
【0017】また、この発明に係る半導体集積回路は、
請求項5において、上記電圧切換回路は、テストモード
時に、バイポーラトランジスタのベース電極を、外部か
ら入力される所定の信号に応じて、第1定電圧源又は第
1定電圧を超える所定の第2定電圧を供給する第2定電
圧源のいずれかに接続し、入力端子は、第1定電圧源に
接続されるものである。
【0018】また、この発明に係る半導体集積回路は、
請求項5から請求項7のいずれかにおいて、上記バイポ
ーラトランジスタは、ラテラルバイポーラトランジスタ
であり、ダイオードは、該ラテラルバイポーラトランジ
スタのベース電極とコレクタ電極の間に形成される寄生
ダイオードである。
【0019】また、この発明に係る半導体集積回路は、
所定のパッケージ内に形成される半導体集積回路におい
て、外部との信号の入出力が行われる少なくとも1つの
入出力端子に対応して設けられ、該入出力端子と所定の
第1定電圧を供給する第1定電圧源との間に2つの入出
力電極が対応して接続される第1電界効果トランジスタ
と、該第1電界効果トランジスタのバックゲート電極か
ら入出力端子に接続された一方の入出力電極へ順方向に
接続されるダイオードと、テストモード時に外部から入
力される所定の信号に応じて、第1電界効果トランジス
タのバックゲート電極に、第1定電圧源、又は所定の第
2定電圧を供給する第2定電圧源のいずれかを接続し
て、印加する電圧の切り換えを行う電圧切換回路と、該
電圧切換回路によって第1電界効果トランジスタのバッ
クゲート電極に印加される電圧を第1電界効果トランジ
スタのゲート電極に印加する第2電界効果トランジスタ
とを備えるものである。
【0020】また、この発明に係る半導体集積回路は、
請求項9において、上記電圧切換回路は、テストモード
時に、第1電界効果トランジスタのバックゲート電極
を、外部から入力される所定の信号に応じて、第1定電
圧源又は第1定電圧未満である所定の第2定電圧を供給
する第2定電圧源のいずれかに接続し、入力端子は、該
第2定電圧源に接続されるものである。
【0021】また、この発明に係る半導体集積回路は、
請求項9において、上記電圧切換回路は、テストモード
時に、第1電界効果トランジスタのバックゲート電極
を、外部から入力される所定の信号に応じて、第1定電
圧源又は第1定電圧を超える所定の第2定電圧を供給す
る第2定電圧源のいずれかに接続し、入出力端子は、第
1定電圧源に接続されるものである。
【0022】また、この発明に係る半導体集積回路は、
請求項9から請求項11のいずれかにおいて、上記第1
及び第2電界効果トランジスタは、MOSトランジスタ
であり、ダイオードは、該第1電界効果トランジスタの
バックゲート電極と入出力電極との間に形成される寄生
ダイオードである。
【0023】また、この発明に係る半導体集積回路は、
請求項1から請求項12のいずれかにおいて、上記所定
のパッケージは、CSP(Chip Scale Package)であ
る。
【0024】
【発明の実施の形態】次に、図面に示す実施の形態に基
づいて、本発明を詳細に説明する。 実施の形態1.図1は、本発明の実施の形態1における
半導体集積回路の例を示した概略の回路図である。な
お、図1では、DRAMの入力回路を例にして示してい
る。
【0025】図1において、入力回路1は、保護回路2
及び入力バッファ回路3で構成されており、入力端子4
は、保護回路2を介して入力バッファ回路3に接続され
ている。入力端子4から入力された信号は、保護回路2
を介して入力バッファ回路3に入力され、入力バッファ
回路3で増幅されて出力される。保護回路2は、入力端
子4に静電気等の過大な電圧が印加されたときに、入力
バッファ回路3の破壊を防止する回路である。
【0026】保護回路2は、Nチャネル形MOSトラン
ジスタ(以下、N−MOSと呼ぶ)11、寄生ダイオー
ド12、抵抗13,14、及びN−MOS11のゲート
電圧及びバックゲート電圧の切り換えを行う電圧切換回
路15で構成されている。入力端子4は、抵抗13を介
して入力バッファ回路3の入力に接続されており、抵抗
13は、入力バッファ回路3への過電圧印加を抑制する
ための保護抵抗をなしている。N−MOS11のゲート
は、抵抗14を介して電圧切換回路15の端子16に接
続されており、抵抗14は、N−MOS11のゲート絶
縁膜を保護するための保護抵抗をなしている。
【0027】N−MOS11において、ソースは入力端
子4に接続され、ドレインは接地されており、ゲートに
は、更にバックゲートが接続され、該バックゲートは、
電圧切換回路15の端子16に接続されている。また、
N−MOS11におけるバックゲートとソースとの間に
寄生ダイオード12が形成されている。電圧切換回路1
5において、端子17は接地されており、端子18は外
部より所定の負電圧−Vaが印加されている。電圧切換
回路15は、更に、外部から所定の制御信号が入力され
る制御入力端子19を有しており、制御入力端子19に
入力される制御信号に応じて端子16を、端子17又は
端子18のいずれかと接続するように接続の切り換えを
行うものである。
【0028】ここで、電圧切換回路15は、制御入力端
子19に所定のテストモード信号Tが入力されると、端
子16を端子18に接続して、端子16に所定の負電圧
−Vaを印加する。また、電圧切換回路15は、制御入
力端子19に所定のテストモード信号が入力されていな
いときは、端子16を端子17に接続して接地する。な
お、負電圧−Vaは、外部より端子18に印加するよう
にしてもよく、又はチップ上にチャージポンプ回路を設
けて発生させ、端子18に印加するようにしてもよい。
【0029】図2は、図1の電圧切換回路15の回路例
を示した図である。図2において、電圧切換回路15
は、N−MOS21〜24、Pチャネル形MOSトラン
ジスタ(以下、P−MOSと呼ぶ)25,26、及びイ
ンバータ回路27で形成されている。制御入力端子19
には、P−MOS25のゲートとインバータ回路27の
入力が接続されており、インバータ回路27の出力はP
−MOS26のゲートに接続されている。
【0030】P−MOS25及び26の各ソースは、所
定の直流電源電圧が印加される電源端子Vccにそれぞれ
接続され、P−MOS25のドレインはN−MOS21
のドレインに、P−MOS26のドレインはN−MOS
22のドレインにそれぞれ接続されている。N−MOS
21及びP−MOS25の各ドレインの接続部には、更
にN−MOS22及び23の各ゲートが接続されてお
り、N−MOS22及びP−MOS26の各ドレインの
接続部には、更にN−MOS21及び24の各ゲートが
接続されている。N−MOS21,22,24の各ソー
スは接続されて端子18に接続され、N−MOS23の
ドレインは端子17に接続されている。また、N−MO
S23及び24の各ドレインは接続され、該接続部は端
子16に接続されている。
【0031】このような構成において、制御入力端子1
9に、論理レベルでLowレベル(以下、論理Lowレ
ベルと呼ぶ)のテストモード信号Tが入力されると、P
−MOS25がオンすると共にP−MOS26がオフ
し、これに伴ってN−MOS21がオフすると共にN−
MOS22がオンする。このことから、N−MOS23
はオンすると共にN−MOS24はオフし、端子16
は、端子17と接続されて接地される。
【0032】端子16が接地された状態で入力端子4に
−Va、例えば−1Vの電圧を印加すると、N−MOS
11のゲートとソースとの間の電圧がN−MOS11の
しきい値電圧(約0.5V)よりも絶対値で大きくな
り、接地から入力端子4へ電流Imが流れる。同時に、
寄生ダイオード12の拡散ポテンシャル(約0.7V)
より、アノードとカソードとの間の電圧が大きくなるた
め、寄生ダイオード12が導通して接地から入力端子4
へ電流Idが流れる。このことから、接地から入力端子
4へ、電流Imに電流Idを加えた電流が流れる。
【0033】次に、テストモード時において、制御入力
端子19に論理レベルでHighレベル(以下、論理H
ighレベルと呼ぶ)のテストモード信号Tが入力され
ると、P−MOS25がオフすると共にP−MOS26
がオンし、これに伴ってN−MOS21がオンすると共
にN−MOS22がオフする。このことから、N−MO
S23はオフすると共にN−MOS24はオンし、端子
16は、端子18と接続されて−Vaの負電圧が印加さ
れる。
【0034】端子16に−Va、例えば−1Vが印加さ
れた状態で入力端子4に−1Vの電圧を印加しても、寄
生ダイオード12のアノードとカソードとの間の電圧差
は0Vであり、N−MOS11のゲートとソースとの間
の電圧も0Vであることから、入力端子4には電流が流
れない。これらのことから、テストモード信号Tによっ
て端子16の電圧を切り換えることにより、接続不良箇
所の特定を行うことができる。
【0035】図3は、図1及び図2の入力回路1を有す
る複数のDRAMを搭載したメモリモジュールの例を示
す回路ブロック図である。なお、図3では、メモリモジ
ュールの3つのDRAMにおける入力回路の接続例を示
している。図3において、メモリモジュール30には、
DRAM31a〜31cが搭載されており、各DRAM
31a〜31cは対応する入力回路1a〜1cを備えて
いる。入力回路1a〜1cは、図1及び図2で示した入
力回路1と同じものであり各DRAM31a〜31cに
おけるそれぞれの入力端子4a〜4cは、メモリモジュ
ール30の入力端子35に接続されている。この際、D
RAM31a〜31cの各入力端子4a〜4cは、メモ
リモジュール30の接続端子30a〜30cに対応して
接続されている。
【0036】このような構成において、例えば、DRA
M31aで接続不良が確認された場合、DRAM31a
の電圧切換回路15aにおける制御入力端子19aに入
力するテストモード信号Taによって、端子16aは端
子17aに接続されて接地されるようにする。同時に、
DRAM31bの電圧切換回路15bにおける制御入力
端子19bに入力するテストモード信号Tbによって、
端子16bは端子18bに接続され、DRAM31cの
電圧切換回路15cにおける制御入力端子19cに入力
するテストモード信号Tcによって、端子16cは端子
18cに接続される。
【0037】このような状態で、メモリモジュール30
の入力端子35に−Vaの電圧が印加されると、DRA
M31b及び31cの入力端子4b及び4cからメモリ
モジュール30の入力端子35に電流は流れない。正常
であれば、DRAM31aの入力端子4aからメモリモ
ジュール30の入力端子35に電流が流れるが、入力端
子4aと接続端子30aとの間で接続不良が発生してい
ることから、DRAM31aの入力端子4aからもメモ
リモジュール30の入力端子35に電流が流れない。こ
のことから、入力端子4aと接続端子30aとの間で接
続不良が発生していることが分かる。
【0038】なお、言うまでもなく、DRAM31bに
おける端子16bが端子17bに接続された場合、又は
DRAM31cにおける端子16cが端子17cに接続
された場合に、入力端子4b又は4cから入力端子35
に電流が流れることから、入力端子4bと接続端子30
b、及び入力端子4cと接続端子30cの接続が正常で
あることを確認することができる。また、電圧切換回路
15を有する保護回路2は、DRAMの各入力端子にそ
れぞれ設けられるものである。更に、図4で示すよう
に、N−MOS11のソースと入力端子4との間に抵抗
を挿入してもよく、このようにした場合においても同様
の効果を得ることができる。
【0039】ここで、図1から図3ではN−MOS11
のバックゲートを電圧切換回路15に接続して、該バッ
クゲートに印加される電圧の切り換えを行う場合を例に
して説明したが、図5で示すように、N−MOS11の
バックゲートを電圧切換回路15に接続せずに一定電
圧、例えば基板バイアス電圧VBBを印加するようにして
もよい。この場合、基板バイアス電圧VBBは約−1Vで
あることから、入力端子4の電圧が約−1.7Vまでは
寄生ダイオード12に電流が流れないことから、電圧切
換回路15によってN−MOS11のゲートの電圧のみ
を切り換えるようにすればよい。
【0040】また、図6で示すように、抵抗14を介し
て、N−MOS11のゲートを接地し、電圧切換回路1
5によってN−MOS11のバックゲート及び寄生ダイ
オード12のアノードの電圧を切り換えるようにしても
よい。このようにした場合、テストモード時には、入力
端子4を接地すると共に、電圧切換回路15の端子17
に所定の正電圧Vbを印加し、端子18を接地する。な
お、正電圧Vbは、外部より端子17に印加するように
してもよく、又はチップ上にチャージポンプ回路を設け
て発生させ、端子17に印加するようにしてもよい。
【0041】このようにすることによって、制御入力端
子19に、論理Lowレベルのテストモード信号Tが入
力されると、端子16は、端子17と接続されてVbの
正電圧が印加される。例えば端子16に1Vの電圧を印
加すると、寄生ダイオード12の拡散ポテンシャル(約
0.7V)より、アノードとカソードとの間の電圧が大
きくなるため、寄生ダイオード12が導通して端子16
から入力端子4へ電流Idが流れる。
【0042】次に、テストモード時において、制御入力
端子19に論理Highレベルのテストモード信号Tが
入力されると、端子16は、端子18と接続されて接地
される。このことから、寄生ダイオード12のアノード
とカソードとの間の電圧差は0Vであり、入力端子4に
は電流が流れない。これらのことから、テストモード信
号Tによって端子16の電圧を切り換えることにより、
接続不良箇所の特定を行うことができる。
【0043】なお、N−MOS11において、2つの入
出力端子は動作モードに応じてドレイン及びソースの両
機能を果たすことから、本実施の形態1では、テストモ
ード時における2つの入出力端子の働きからドレイン又
はソースの名称を付けて説明している。
【0044】このように、本実施の形態1における半導
体集積回路は、外部から信号が入力される入力端子4よ
り印加される静電気等の過電圧から内部回路を保護する
保護回路2を構成するN−MOS11に対して、テスト
モード時に該ゲート及び/又はバックゲートに印加され
る電圧を所定のテストモード信号によって切り換える電
圧切換回路15を設けた。このことから、テストモード
時に所定のテストモード信号が入力されることによっ
て、N−MOS11及び該N−MOS11の寄生ダイオ
ード12を介して入力端子4に電流を流すことができ、
パッケージにCSP等を使用したデバイスにおいて、は
んだ接続不良を起こしている入力端子の特定を容易に行
うことができる。
【0045】実施の形態2.上記実施の形態1では、保
護回路2にN−MOS11というFETを使用したが、
該N−MOS11の代わりにラテラルバイポーラトラン
ジスタを使用してもよく、このようにしたものを本発明
の実施の形態2とする。図7は、本発明の実施の形態2
における半導体集積回路の例を示した概略の回路図であ
る。なお、図7では、DRAMの入力回路を例にして示
しており、図1と同じものは同じ符号で示しており、こ
こではその説明を省略すると共に、図1との相違点のみ
説明する。
【0046】図7における図1との相違点は、図1のN
−MOS11の代わりにnpnラテラルバイポーラトラ
ンジスタ(以下、ラテラルトランジスタと呼ぶ)41を
使用したことにある。これに伴って図1の保護回路2を
保護回路43に、図1の入力回路1を入力回路45とし
たことにある。図7において、入力回路45は、保護回
路43及び入力バッファ回路3で構成されており、入力
端子4は、保護回路43を介して入力バッファ回路3に
接続されている。保護回路43は、入力端子4に静電気
等の過大な電圧が印加されたときにおける、入力バッフ
ァ回路3の破壊を防止する。
【0047】保護回路43は、ラテラルトランジスタ4
1、寄生ダイオード42及びラテラルトランジスタ41
のベース電圧の切り換えを行う電圧切換回路15で構成
されている。ラテラルトランジスタ41において、コレ
クタは入力端子4に接続され、エミッタは接地され、ベ
ースは電圧切換回路15の端子16に接続されている。
また、ラテラルトランジスタ41のベースとコレクタと
の間には、寄生ダイオード42が形成されている。
【0048】図8は、ラテラルトランジスタ41の断面
構造の例を示した断面図である。図8において、P型基
板51にNウエル52が形成されており、該Nウエル5
2内にPウエル53が形成されている。更に、Pウエル
53にN+領域54及び55が形成されており、該N+
領域54はラテラルトランジスタ41のコレクタをな
し、N+領域55はラテラルトランジスタ41のエミッ
タをなしている。更に、Pウエル53上には、P+領域
56が形成されており、該P+領域56はラテラルトラ
ンジスタ41のベースをなしている。また、Nウエル5
2には、N+領域57が形成されており、該N+領域5
7は、外部から所定の直流電源電圧が印加されるVcc端
子に接続され、P型基板51とNウエル52とが電気的
に分離される。
【0049】このような構成において、制御入力端子1
9に、論理Lowレベルのテストモード信号Tが入力さ
れると、端子16は、端子17と接続されて接地され
る。端子16が接地された状態で入力端子4に−Va、
例えば−1Vの電圧を印加すると、接地から端子16を
介して入力端子4に電流が流れる。
【0050】次に、テストモード時において、制御入力
端子19に論理Highレベルのテストモード信号Tが
入力されると、端子16は、端子18と接続されて−V
aの負電圧が印加される。端子16に−Va、例えば−
1Vが印加された状態で入力端子4に−1Vの電圧を印
加しても、入力端子4には電流が流れない。これらのこ
とから、テストモード信号Tによって端子16の電圧を
切り換えることにより、接続不良箇所の特定を行うこと
ができる。
【0051】一方、テストモード時には、入力端子4を
接地すると共に、電圧切換回路15の端子17に所定の
正電圧Vbを印加し、端子18を接地するようにしても
よい。このようにすることによって、制御入力端子19
に、論理Lowレベルのテストモード信号Tが入力され
ると、端子16は、端子17と接続されてVbの正電圧
が印加される。例えば端子16に1Vの電圧を印加する
と、端子16から入力端子4へ電流が流れる。また、制
御入力端子19に論理Highレベルのテストモード信
号Tが入力されると、端子16は、端子18と接続され
て接地されることから、入力端子4には電流が流れな
い。これらのことから、テストモード信号Tによって端
子16の電圧を切り換えることにより、接続不良箇所の
特定を行うことができる。
【0052】なお、図7の入力端子4をテストモード時
に接地するようにしてもよく、このようにした場合、電
圧切換回路15の端子17に所定の正電圧Vbを印加
し、端子18を接地する。このようにすることによっ
て、制御入力端子19に、論理Lowレベルのテストモ
ード信号Tが入力されると、端子16は、端子17と接
続されてVbの正電圧が印加される。例えば端子16に
1Vの電圧を印加すると、寄生ダイオード42の拡散ポ
テンシャル(約0.7V)より、アノードとカソードと
の間の電圧が大きくなるため、寄生ダイオード42が導
通して端子16から入力端子4へ電流が流れる。
【0053】次に、テストモード時において、制御入力
端子19に論理Highレベルのテストモード信号Tが
入力されると、端子16は、端子18と接続されて接地
される。このことから、寄生ダイオード42のアノード
とカソードとの間の電圧差は0Vであり、入力端子4に
は電流が流れない。これらのことから、テストモード信
号Tによって端子16の電圧を切り換えることにより、
接続不良箇所の特定を行うことができる。
【0054】このように、本実施の形態2における半導
体集積回路は、外部から信号が入力される入力端子4よ
り印加される静電気等の過電圧から内部回路を保護する
保護回路43をなすラテラルトランジスタ41に対し
て、テストモード時にベースに印加される電圧を所定の
テストモード信号によって切り換える電圧切換回路15
を設けた。このことから、テストモード時に所定のテス
トモード信号が入力されることによって、入力端子4に
電流を流すことができ、パッケージにCSP等を使用し
たデバイスにおいて、はんだ接続不良を起こしている入
力端子の特定を容易に行うことができる。
【0055】実施の形態3.上記実施の形態1及び実施
の形態2では、入力端子におけるはんだ不良端子の特定
を行うようにしたが、入出力端子におけるはんだ不良端
子の特定を行うようにしてもよく、このようにしたもの
を本発明の実施の形態3とする。図9は、本発明の実施
の形態3における半導体集積回路の例を示した概略の回
路図である。なお、図9では、図1と同じものは同じ符
号で示しており、DRAMの入出力回路を例にして示し
ている。
【0056】図9において、入出力回路61は、出力前
段回路62、出力バッファ回路63、入力バッファ回路
64、抵抗65及び電圧切換回路15で構成されてい
る。出力前段回路62は、出力バッファ回路63を介し
て入出力端子67に接続されており、入力バッファ回路
64は抵抗65を介して入出力端子67に接続されてい
る。抵抗65は、入力バッファ回路64への過電圧印加
を抑制するための保護抵抗をなしている。また、電圧切
換回路15は、出力前段回路62及び出力バッファ回路
63に接続されている。
【0057】出力前段回路62は、Pチャネル形MOS
トランジスタ(以下、P−MOSと呼ぶ)71及びN−
MOS72で形成されたインバータ回路をなしている。
P−MOS71及びN−MOS72の各ゲートは接続さ
れて出力前段回路62の入力端子68に接続されてい
る。P−MOS71において、ソースは所定の直流電源
電圧が印加される電源端子Vccに接続され、ドレインは
N−MOS72のソースと接続されている。N−MOS
72のドレインとバックゲートは接続され、該接続部は
電圧切換回路15の端子16に接続されている。
【0058】出力バッファ回路63は、P−MOS7
5、N−MOS76及びその寄生ダイオード77で形成
されており、入出力端子67に静電気等の過大な電圧が
印加されたときに、出力前段回路62及び入力バッファ
回路64の破壊を防止する回路保護回路をなしている。
N−MOS76において、ゲートは出力前段回路62に
おけるP−MOS71のドレインとN−MOS72のソ
ースとの接続部、すなわち出力前段回路62の出力に接
続され、ドレインは接地されている。
【0059】N−MOS76のソースは、入出力端子6
7に接続されると共にP−MOS75を介して電源端子
Vccに接続されている。P−MOS75のゲートは、論
理Highレベルの電圧が印加されている。N−MOS
76のバックゲートとソースとの間には寄生ダイオード
77が形成されており、該バックゲート及び寄生ダイオ
ード77のアノードとの接続部は、電圧切換回路15の
端子16に接続されている。
【0060】このような構成において、制御入力端子1
9に、論理Lowレベルのテストモード信号Tが入力さ
れると、端子16は、端子17と接続されて接地され
る。更に、入力端子68に論理Highレベルの信号が
入力されると、N−MOS72はオンし、N−MOS7
6のゲートはN−MOS72を介して接地される。この
ような状態で入出力端子67に−Va、例えば−1Vの
電圧を印加すると、N−MOS76のゲートとソースと
の間の電圧がN−MOS76のしきい値電圧(約0.5
V)よりも絶対値で大きくなり、接地から入出力端子6
7へ電流Im1が流れる。同時に、寄生ダイオード77
の拡散ポテンシャル(約0.7V)より、アノードとカ
ソードとの間の電圧が大きくなるため、寄生ダイオード
77が導通して接地から入出力端子67へ電流Id1が
流れる。このことから、接地から入出力端子67へ、電
流Im1に電流Id1を加えた電流が流れる。
【0061】次に、テストモード時において、制御入力
端子19に論理Highレベルのテストモード信号Tが
入力されると、端子16は、端子18と接続されて−V
aの負電圧が印加される。端子16に−Va、例えば−
1Vが印加された状態で入出力端子67に−1Vの電圧
を印加しても、寄生ダイオード77のアノードとカソー
ドとの間の電圧差は0Vであり、N−MOS76のゲー
トとソースとの間の電圧も0Vであることから、入出力
端子67に電流が流れない。これらのことから、テスト
モード信号Tによって端子16の電圧を切り換えること
により、接続不良箇所の特定を行うことができる。
【0062】このような入出力回路61を有する複数の
DRAMを搭載したメモリモジュールにおいて、図3で
示した場合と同様に、接続不良が発生しているDRAM
の電圧切換回路15のみ端子16を端子17に接続する
ようにし、他のDRAMの電圧切換回路15の端子16
を端子18に接続して所定の負電圧−Vaを印加するこ
とによって接続不良が発生しているDRAMの入出力端
子を特定することができる。
【0063】なお、図9の入出力端子67をテストモー
ド時に接地するようにしてもよく、このようにした場
合、電圧切換回路15の端子17に所定の正電圧Vbを
印加し、端子18を接地する。このようにすることによ
って、制御入力端子19に、論理Lowレベルのテスト
モード信号Tが入力されると、端子16は、端子17と
接続されてVbの正電圧が印加される。例えば端子16
に1Vの電圧を印加すると、寄生ダイオード77の拡散
ポテンシャル(約0.7V)より、アノードとカソード
との間の電圧が大きくなるため、寄生ダイオード77が
導通して端子16から入出力端子67へ電流が流れる。
【0064】次に、テストモード時において、制御入力
端子19に論理Highレベルのテストモード信号Tが
入力されると、端子16は、端子18と接続されて接地
される。このことから、寄生ダイオード77のアノード
とカソードとの間の電圧差は0Vであり、入出力端子6
7には電流が流れない。これらのことから、テストモー
ド信号Tによって端子16の電圧を切り換えることによ
り、接続不良箇所の特定を行うことができる。
【0065】なお、N−MOS72及び76において、
2つの入出力端子は動作モードに応じてドレイン及びソ
ースの両機能を果たすことから、本実施の形態3では、
テストモード時における2つの入出力端子の働きからド
レイン又はソースの名称を付けて説明している。また、
本実施の形態3では、入出力回路にCMOSタイプの出
力バッファ回路を使用した場合を例にして示したが、本
発明はこれに限定するものではなく、出力バッファ回路
をN−MOS76だけで形成されたオープンドレインタ
イプの出力バッファ回路にも適用することができる。
【0066】このように、本実施の形態3における半導
体集積回路は、外部から信号が入出力される入出力端子
67より印加される静電気等の過電圧から内部回路を保
護する出力バッファ回路63を構成するN−MOS76
に対して、テストモード時に該ゲート及びバックゲート
に印加される電圧を所定のテストモード信号によって切
り換える電圧切換回路15を設けた。このことから、テ
ストモード時に所定のテストモード信号が入力されるこ
とによって、N−MOS76及び該N−MOS76の寄
生ダイオード77を介して入出力端子67に電流を流す
ことができ、パッケージにCSP等を使用したデバイス
において、はんだ接続不良を起こしている入出力端子の
特定を容易に行うことができる。
【0067】
【発明の効果】請求項1に係る半導体集積回路は、テス
トモード時に所定のテストモード信号が入力されること
によって、電界効果トランジスタ及びダイオードを介し
て入力端子に電流を流すことができ、パッケージにCS
P等を使用したデバイスにおいて、はんだ接続不良を起
こしている入力端子の特定を容易に行うことができる。
【0068】請求項2に係る半導体集積回路は、請求項
1において、具体的には、上記電界効果トランジスタの
ゲート電極及びバックゲート電極、又はゲート電極のみ
を、外部から入力される所定のテストモード信号に応じ
て、上記第1定電圧源又は第1定電圧未満である所定の
第2定電圧を供給する第2定電圧源のいずれかに接続す
ると共に、入力端子を第2定電圧源に接続する。このよ
うにすることにより、電界効果トランジスタ及びダイオ
ードを介して入力端子に電流を流すことができ、パッケ
ージにCSP等を使用したデバイスにおいて、はんだ接
続不良を起こしている入力端子の特定を容易に行うこと
ができる。
【0069】請求項3に係る半導体集積回路は、請求項
1において、具体的には、上記電界効果トランジスタの
バックゲート電極を、外部から入力される所定のテスト
モード信号に応じて、第1定電圧源又は第1定電圧を超
える所定の第2定電圧を供給する第2定電圧源のいずれ
かに接続すると共に、上記入力端子を第1定電圧源に接
続する。このようにすることにより、電界効果トランジ
スタ及びダイオードを介して入力端子に電流を流すこと
ができ、パッケージにCSP等を使用したデバイスにお
いて、はんだ接続不良を起こしている入力端子の特定を
容易に行うことができる。
【0070】請求項4に係る半導体集積回路は、請求項
1から請求項3のいずれかにおいて、具体的には、上記
電界効果トランジスタは、MOSトランジスタであり、
上記ダイオードは、該MOSトランジスタのバックゲー
ト電極と入出力電極との間に形成される寄生ダイオード
である。このことから、ダイオードを設ける必要がな
く、コストの削減を図ることができる。
【0071】請求項5に係る半導体集積回路は、テスト
モード時に所定のテストモード信号が入力されることに
よって、バイポーラトランジスタ及びダイオードを介し
て入力端子に電流を流すことができ、パッケージにCS
P等を使用したデバイスにおいて、はんだ接続不良を起
こしている入力端子の特定を容易に行うことができる。
【0072】請求項6に係る半導体集積回路は、請求項
5において、具体的には、上記バイポーラトランジスタ
のベース電極を、外部から入力される所定のテストモー
ド信号に応じて、上記第1定電圧源又は第1定電圧未満
である所定の第2定電圧を供給する第2定電圧源のいず
れかに接続すると共に、入力端子を第2定電圧源に接続
する。このようにすることにより、バイポーラトランジ
スタ及びダイオードを介して入力端子に電流を流すこと
ができ、パッケージにCSP等を使用したデバイスにお
いて、はんだ接続不良を起こしている入力端子の特定を
容易に行うことができる。
【0073】請求項7に係る半導体集積回路は、請求項
5において、具体的には、上記バイポーラトランジスタ
のベース電極を、外部から入力される所定のテストモー
ド信号に応じて、第1定電圧源又は第1定電圧を超える
所定の第2定電圧を供給する第2定電圧源のいずれかに
接続すると共に、上記入力端子を第1定電圧源に接続す
る。このようにすることにより、バイポーラトランジス
タ及びダイオードを介して入力端子に電流を流すことが
でき、パッケージにCSP等を使用したデバイスにおい
て、はんだ接続不良を起こしている入力端子の特定を容
易に行うことができる。
【0074】請求項8に係る半導体集積回路は、請求項
5から請求項7のいずれかにおいて、具体的には、上記
バイポーラトランジスタは、ラテラルバイポーラトラン
ジスタであり、上記ダイオードは、該ラテラルバイポー
ラトランジスタのベース電極とコレクタ電極との間に形
成される寄生ダイオードである。このことから、ダイオ
ードを設ける必要がなく、コストの削減を図ることがで
きる。
【0075】請求項9に係る半導体集積回路は、テスト
モード時に所定のテストモード信号が入力されることに
よって、第1電界効果トランジスタ及びダイオードを介
して入出力端子に電流を流すことができ、パッケージに
CSP等を使用したデバイスにおいて、はんだ接続不良
を起こしている入出力端子の特定を容易に行うことがで
きる。
【0076】請求項10に係る半導体集積回路は、請求
項9において、具体的には、上記第1電界効果トランジ
スタのバックゲート電極を、外部から入力される所定の
テストモード信号に応じて、上記第1定電圧源又は第1
定電圧未満である所定の第2定電圧を供給する第2定電
圧源のいずれかに接続すると共に、入出力端子を第2定
電圧源に接続する。このようにすることにより、第1電
界効果トランジスタ及びダイオードを介して入出力端子
に電流を流すことができ、パッケージにCSP等を使用
したデバイスにおいて、はんだ接続不良を起こしている
入出力端子の特定を容易に行うことができる。
【0077】請求項11に係る半導体集積回路は、請求
項9において、具体的には、上記第1電界効果トランジ
スタのバックゲート電極を、外部から入力される所定の
テストモード信号に応じて、第1定電圧源又は第1定電
圧を超える所定の第2定電圧を供給する第2定電圧源の
いずれかに接続すると共に、上記入出力端子を第1定電
圧源に接続する。このようにすることにより、第1電界
効果トランジスタ及びダイオードを介して入出力端子に
電流を流すことができ、パッケージにCSP等を使用し
たデバイスにおいて、はんだ接続不良を起こしている入
出力端子の特定を容易に行うことができる。
【0078】請求項12に係る半導体集積回路は、請求
項9から請求項11のいずれかにおいて、具体的には、
上記第1及び第2電界効果トランジスタは、MOSトラ
ンジスタであり、上記ダイオードは、該第1電界効果ト
ランジスタのバックゲート電極と入出力電極との間に形
成される寄生ダイオードである。このことから、ダイオ
ードを設ける必要がなく、コストの削減を図ることがで
きる。
【0079】請求項13に係る半導体集積回路は、請求
項1から請求項12のいずれかにおいて、具体的には、
半導体集積回路はCSPのパッケージ内に形成される。
このことから、目視で見つけることが困難なはんだ接続
不良端子の特定を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1における半導体集積回
路の例を示した概略の回路図である。
【図2】 図1の電圧切換回路15の回路例を示した図
である。
【図3】 図1及び図2の入力回路1を有する複数のD
RAMを搭載したメモリモジュールの例を示す回路ブロ
ック図である。
【図4】 本発明の実施の形態1における半導体集積回
路の他の例を示した概略の回路図である。
【図5】 本発明の実施の形態1における半導体集積回
路の他の例を示した概略の回路図である。
【図6】 本発明の実施の形態1における半導体集積回
路の他の例を示した概略の回路図である。
【図7】 本発明の実施の形態2における半導体集積回
路の例を示した概略の回路図である。
【図8】 図7のラテラルトランジスタ41の断面構造
の例を示した断面図である。
【図9】 本発明の実施の形態3における半導体集積回
路の例を示した概略の回路図である。
【図10】 ボールグリッド型のCSPの構造を示した
図である。
【図11】 プリント基板に複数のDRAMを搭載した
メモリモジュールの従来例を示した概略の回路ブロック
図である。
【図12】 従来におけるDRAMの入力回路の例を示
した回路図である。
【図13】 図11のメモリモジュール100における
各DRAMの入力回路の接続例を示した概略図である。
【符号の説明】
1,45 入力回路、 2,43 保護回路、 3 入
力バッファ回路、 4入力端子、 11,72,76
N−MOS、 12,42,77 寄生ダイオード、
15 電圧切換回路、 19 制御入力端子、 41
ラテラルトランジスタ、 61 入出力回路、 62
出力前段回路、 63 出力バッファ回路、 67 入
出力端子。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/822

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定のパッケージ内に形成される半導体
    集積回路において、 外部から信号が入力される少なくとも1つの入力端子に
    対応して設けられ、該入力端子と所定の第1定電圧を供
    給する第1定電圧源との間に2つの入出力電極が対応し
    て接続される電界効果トランジスタと、 該電界効果トランジスタのバックゲート電極から、入力
    端子に接続された該入出力電極へ順方向に接続されるダ
    イオードと、 テストモード時に外部から入力される所定の信号に応じ
    て、上記電界効果トランジスタのゲート電極及び/又は
    バックゲート電極に、上記第1定電圧源、又は所定の第
    2定電圧を供給する第2定電圧源のいずれかを接続し
    て、印加する電圧の切り換えを行う電圧切換回路と、を
    備えることを特徴とする半導体集積回路。
  2. 【請求項2】 上記電圧切換回路は、テストモード時
    に、上記電界効果トランジスタのゲート電極及びバック
    ゲート電極、又はゲート電極のみを、外部から入力され
    る所定の信号に応じて、上記第1定電圧源又は第1定電
    圧未満である所定の第2定電圧を供給する第2定電圧源
    のいずれかに接続し、上記入力端子は、該第2定電圧源
    に接続されることを特徴とする請求項1に記載の半導体
    集積回路。
  3. 【請求項3】 上記電圧切換回路は、テストモード時
    に、上記電界効果トランジスタのバックゲート電極を、
    外部から入力される所定の信号に応じて、上記第1定電
    圧源又は第1定電圧を超える所定の第2定電圧を供給す
    る第2定電圧源のいずれかに接続し、上記入力端子は、
    第1定電圧源に接続されることを特徴とする請求項1に
    記載の半導体集積回路。
  4. 【請求項4】 上記電界効果トランジスタは、MOSト
    ランジスタであり、上記ダイオードは、該MOSトラン
    ジスタのバックゲート電極と入出力電極との間に形成さ
    れる寄生ダイオードであることを特徴とする請求項1か
    ら請求項3のいずれかに記載の半導体集積回路。
  5. 【請求項5】 所定のパッケージ内に形成される半導体
    集積回路において外部から信号が入力される少なくとも
    1つの入力端子に対応して設けられ、該入力端子と所定
    の第1定電圧を供給する第1定電圧源との間にコレクタ
    電極及びエミッタ電極が対応して接続されるバイポーラ
    トランジスタと、 該バイポーラトランジスタのベース電極からコレクタ電
    極へ順方向に接続されるダイオードと、 テストモード時に外部から入力される所定の信号に応じ
    て、上記バイポーラトランジスタのベース電極に、上記
    第1定電圧源、又は所定の第2定電圧を供給する第2定
    電圧源のいずれかを接続して、印加する電圧の切り換え
    を行う電圧切換回路と、を備えることを特徴とする半導
    体集積回路。
  6. 【請求項6】 上記電圧切換回路は、テストモード時
    に、上記バイポーラトランジスタのベース電極を、外部
    から入力される所定の信号に応じて、上記第1定電圧源
    又は第1定電圧未満である所定の第2定電圧を供給する
    第2定電圧源のいずれかに接続し、上記入力端子は、第
    2定電圧源に接続されることを特徴とする請求項5に記
    載の半導体集積回路。
  7. 【請求項7】 上記電圧切換回路は、テストモード時
    に、上記バイポーラトランジスタのベース電極を、外部
    から入力される所定の信号に応じて、第1定電圧源又は
    第1定電圧を超える所定の第2定電圧を供給する第2定
    電圧源のいずれかに接続し、上記入力端子は、第1定電
    圧源に接続されることを特徴とする請求項5に記載の半
    導体集積回路。
  8. 【請求項8】 上記バイポーラトランジスタは、ラテラ
    ルバイポーラトランジスタであり、上記ダイオードは、
    該ラテラルバイポーラトランジスタのベース電極とコレ
    クタ電極の間に形成される寄生ダイオードであることを
    特徴とする請求項5から請求項7のいずれかに記載の半
    導体集積回路。
  9. 【請求項9】 所定のパッケージ内に形成される半導体
    集積回路において、 外部との信号の入出力が行われる少なくとも1つの入出
    力端子に対応して設けられ、該入出力端子と所定の第1
    定電圧を供給する第1定電圧源との間に2つの入出力電
    極が対応して接続される第1電界効果トランジスタと、 該第1電界効果トランジスタのバックゲート電極から上
    記入出力端子に接続された一方の入出力電極へ順方向に
    接続されるダイオードと、 テストモード時に外部から入力される所定の信号に応じ
    て、上記第1電界効果トランジスタのバックゲート電極
    に、上記第1定電圧源、又は所定の第2定電圧を供給す
    る第2定電圧源のいずれかを接続して、印加する電圧の
    切り換えを行う電圧切換回路と、 該電圧切換回路によって第1電界効果トランジスタのバ
    ックゲート電極に印加される電圧を第1電界効果トラン
    ジスタのゲート電極に印加する第2電界効果トランジス
    タと、を備えることを特徴とする半導体集積回路。
  10. 【請求項10】 上記電圧切換回路は、テストモード時
    に、上記第1電界効果トランジスタのバックゲート電極
    を、外部から入力される所定の信号に応じて、上記第1
    定電圧源又は第1定電圧未満である所定の第2定電圧を
    供給する第2定電圧源のいずれかに接続し、上記入力端
    子は、該第2定電圧源に接続されることを特徴とする請
    求項9に記載の半導体集積回路。
  11. 【請求項11】 上記電圧切換回路は、テストモード時
    に、上記第1電界効果トランジスタのバックゲート電極
    を、外部から入力される所定の信号に応じて、上記第1
    定電圧源又は第1定電圧を超える所定の第2定電圧を供
    給する第2定電圧源のいずれかに接続し、上記入出力端
    子は、第1定電圧源に接続されることを特徴とする請求
    項9に記載の半導体集積回路。
  12. 【請求項12】 上記第1及び第2電界効果トランジス
    タは、MOSトランジスタであり、上記ダイオードは、
    該第1電界効果トランジスタのバックゲート電極と入出
    力電極との間に形成される寄生ダイオードであることを
    特徴とする請求項9から請求項11のいずれかに記載の
    半導体集積回路。
  13. 【請求項13】 上記所定のパッケージは、CSP(Ch
    ip Scale Package)であることを特徴とする請求項1か
    ら請求項12のいずれかに記載の半導体集積回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007179593A (ja) * 2005-12-26 2007-07-12 Toshiba Corp 半導体記憶装置
JP2016111262A (ja) * 2014-12-09 2016-06-20 パナソニックIpマネジメント株式会社 半導体装置及びその検査方法

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