JP3255182B2 - ダイナミック型半導体メモリ - Google Patents

ダイナミック型半導体メモリ

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ダイナミック型半導体
メモリ、特に各メモリセルが情報を記憶するキャパシタ
を備え且つメモリセルのキャパシタ酸化膜のスクリーニ
ングができるダイナミック型半導体メモリに関する。
【0002】
【従来の技術】1/2Vccセルプレート方式を採用し
た最近の大容量ダイナミック型半導体メモリ(DRA
M)においては、配線層に比較してメモリセルキャパシ
タ絶縁膜の方がバーンイン試験時の初期故障の発生率の
収束性が遅いことが確認されている。
【0003】そこで、メモリセルキャパシタ絶縁膜に実
使用条件より高い電界、温度を与えることによってエー
ジングを加え、潜在的なメモリセルキャパシタ絶縁膜不
良要因を持つデバイスの該不良要因を顕在化してそのデ
バイスを出荷品から除去するというスクリーニングが行
われる(電子情報通信学会論文誌C−II Vol.J7
3−C−II No.5 pp.302−309 199
0年5月「−論文−DRAMメモリセル絶縁膜の高速ス
クリーニング法)。
【0004】ところで、従来においてそのスクリーニン
グは下記のようにして行われていた。ある入力ピンに規
格以上の電位を与えると、電源電圧Vcc端子とプレー
ト電極との間に接続されているスクリーニング用pチャ
ンネルMOSトランジスタ(以下「p型トランジスタ」
という」。)がオンしてプレート電極が1/2Vccか
ら電源電圧Vccになり、キャパシタ絶縁膜に本来加わ
る電界の2倍の強度の電界をかけてのスクリーニングを
するのである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来におい
ては、プレート電極にはより有効なスクリーニングがで
きないという問題があった。というのは、潜在的なメモ
リセルキャパシタ絶縁膜不良要因をより完璧に顕在化す
るには、プレート電極は、本来の電圧1/2Vccの2
倍よりも更に高い電圧を加える必要があるからである。
そこで、ペレットチェック時に外部電源を用いてプレー
ト電極に電源電圧Vccよりも高い電圧(以後「スーパ
ーVcc」という。)を与えることが考えられたが、こ
れは従来においては不可能であった。
【0006】なぜならば、電源電圧Vcc端子とプレー
ト電極との間に接続されている上記スクリーニング用の
p型トランジスタは、スクリーニング時には、図2に示
すようにゲート電極と基板(p型トランジスタにとって
の基板のことであり、この場合n型ウェル)の電位が電
源電圧Vccレベルにあるので、スーパーVccを印加
されているプレート電極側(外部電源側)から電源電圧
Vcc端子に向けて貫通電流が流れ、デバイスがラッチ
アップによって破壊してしまう可能性があるからであ
る。
【0007】本発明はこのような問題を解決すべく為さ
れたもので、第1にメモリセルキャパシタのプレート電
極に加える電圧を、第1乃至第4の電源電圧の間で4段
階に変化させることによってテスト、エージングを支障
なく行えるようにすることを目的とし、第2に、電源電
圧よりも絶対値が大きな電圧をプレート電極に支障なく
印加してエージングをより強くすることを可能にするこ
とを目的とし、第3に外部電源を用いないで強いエージ
ングをかけることができるようにすることを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1のダイナミック
型半導体メモリは、プレート電極のキャパシタに、第1
の電源電位と、該第1の電源電位よりも絶対値が大きい
第2の電源電位と、上記第1の電源電位と上記第2の電
源電位の中間の電位である第3の電源電位と、上記第2
の電源電位よりも絶対値が大きい第4の電源電位の四種
類の電源電位をテスト時に与え得るようにし、且つ第4
の電源電位をつくる高電圧発生回路を有することを特徴
とする。
【0009】請求項2のダイナミック型半導体メモリ
は、プレート電極に第1の電源電位を伝える第1のトラ
ンジスタと、プレート電極に第2の電源電位を伝える第
2のトランジスタと、プレート電極に第3の電源電位を
伝える第3のトランジスタと、第2のトランジスタとプ
レート電極との間に接続され、第1、第3のトランジス
タと逆導電型であって第4の電源電位をプレート電極に
与えたとき基板とゲート電極とが同電位となる第4のト
ランジスタと、第4の電源電位をつくる高電圧発生回路
を有することを特徴とする。
【0010】
【作用】請求項1のダイナミック型半導体メモリによれ
ば、キャパシタのプレート電極に与える電位を第1乃至
第4の四種類の電源電位の間で変えることができるの
で、メモリセルキャパシタ絶縁膜に加える電界を通常使
用時の強さ、使用時の2倍程度の強さ及びそれ以上の強
さの間で変化させてエージングを行うことができる。ま
た、第1の電源電位、第2の電源電位をプレート電極に
与えることができるので、その状態でメモリを動作させ
ることにより不良セルの検出ができ、そして、ダイナミ
ック型半導体メモリ自身が第4の電源電位をつくる高電
圧発生回路を内蔵しているので、スクリーニングのとき
に第4の電源電位を発生する外部電源は必要でなく、ま
た高電圧印加パッドを設けなくて済む。また、デバイス
をパッケージングした後にもキャパシタのプレート電極
に第4の電源電位を与えて強いエージングによるスクリ
ーニングができる。
【0011】請求項2のダイナミック型半導体メモリに
よれば、プレート電極に第2の電源電位を伝える第2の
トランジスタと、プレート電極との間に、該プレート電
極に第4の電源電位を与えた時ゲート電極と基板が同電
位になる第4のトランジスタがあるので、該第4のトラ
ンジスタはプレート電極に第4の電源電位を与えたとき
オフ状態になって第2の電源電位の端子とプレート電極
との間を電気的にカットする。従って、第4の電源電位
をプレート電極に与えても第4の電源電位の端子と第2
の電源電位の端子との間に貫通電流が流れる虞れはな
い。従って、プレート電極に第2の電源電位よりも絶対
値の高い電源電位を与えて強いエージングをかけること
が支障なく行うことができ、より有効にスクリーニング
を行うことができる。
【0012】そして、ダイナミック型半導体メモリ自身
が第4の電源電位をつくる高電圧発生回路を内蔵してい
るので、スクリーニングのときに第4の電源電位を発生
する外部電源は必要でなく、また高電圧印加パッドを設
けなくて済む。また、デバイスをパッケージングした後
にもキャパシタのプレート電極に第4の電源電位を与え
て強いエージングによるスクリーニングができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明ダイナミック型半導体メモリを
図示実施例に従って詳細に説明する。図1は本発明ダイ
ナミック型半導体メモリの一つの実施例を示す回路図で
ある。尚、図中2点鎖線で示す部分は本実施例には存在
しておらず他の実施例において存在している。図面にお
いて、Cはメモリセルの情報記憶用キャパシタ、Qsは
メモリセルのスイッチングトランジスタである。そし
て、キャパシタCのプレート電極がノードAとなる。
【0014】Q1はプレート電極と接地(第1の電源電
位Vssを持つ端子)との間に接続されたnチャンネル
型の第1のMOSトランジスタ(以下nチャンネル型の
MOSトランジスタを「n型トランジスタ」という)で
あり、ゲート電極に信号Yを受ける。Q2は第2の電源
電位Vccをプレート電極(ノードA)に伝えるpチャ
ンネル型の第2のトランジスタで、p型半導体基板内に
選択的に形成されたn型ウェル内に形成されている(図
2参照)。そして、該p型トランジスタQ2の基板(n
型ウェル)はVcc(第2の電源電位)端子と接続され
たソースに接続されており、ドレインは後述するp型ト
ランジスタ(Q4)と接続されている。また、ゲート電
極には信号Xをインバータによって反転した信号を受け
る。
【0015】1はハーフVcc発生回路で、電源電圧V
ccの例えば2分の1の電圧を発生する。Q3は該ハー
フVcc発生回路1の出力端子とプレート電極との間に
接続されたn型トランジスタで、ゲート電極に信号Zを
受ける。従って、信号Zが「ハイ」レベル、即ち、Vc
cレベルになるとプレート電極にはVccの2分の1の
電圧、即ちハーフVcc(第3の電源電位)が印加され
る。つまり、メモリの通常時と同じ電圧を受ける。テス
トにはプレート電極に通常時におけると同じ電圧をかけ
てみることも必要なので、このようにハーフVcc発生
回路1が設けられているのである。
【0016】2はパッドで、電源電圧Vccよりも高い
電圧、即ちスーパーVccを外部からプレート電極にか
けられるようにするために設けられている。Q4はp型
トランジスタQ2とプレート電極との間に接続されたp
型の第4のトランジスタで、p型半導体基板内に選択的
に形成されたn型ウェル内に形成されている。そして、
該p型トランジスタQ4の基板(n型ウェル)はプレー
ト電極と接続されたソースと接続されており、ドレイン
はp型トランジスタQ2のドレインと接続されている。
このp型トランジスタQ2とQ4の接続点をノードCと
する。
【0017】Q5はp型トランジスタQ4のゲート電極
とソースとの間に接続されたp型トランジスタで、その
ゲート電極には信号Xを受ける。Q6はp型トランジス
タQ4のゲート電極と接地(第1の電源電位Vss)と
の間に接続されてn型トランジスタで、そのゲート電極
には信号Xを受ける。尚、このゲート電極をノードBと
する。
【0018】次に、本回路の動作を説明する。下記の表
1は、プレート電極に第1の電源電位であるVssを与
えるモードをモード1、第3の電源電位であるハーフV
cc、即ち1/2Vccを与えるモードをモード2、第
2の電源電位である電源電圧Vccを与えるモードをモ
ード3、第4の電源電位であるスーパーVccを与える
モードをモード4とした場合の各モードにおけるテスト
制御信号X、Y、Z及びパッドの状態と各ノードA、
B、Cの状態を示す。
【0019】
【表1】
【0020】モード1のときは、テスト用制御信号X、
Zを「ロウ」レベル、即ちVssレベルにし、信号Yを
「ハイ」レベル、即ちVccレベルにする。勿論、パッ
ド2には外部から電源電圧を与えない(パッド2に電源
電圧を加えるのはモード4の時のみである。)従って、
信号Xをゲート電極に受けるトランジスタQ5、Q6は
共にオフし、ノードBはフローティングになる。従っ
て、トランジスタQ4もオフする。また、信号Xの反転
信号、即ち「ハイ」の信号を受けるトランジスタQ2も
オフする。依って、ノードCもフローティングになる。
【0021】モード1のときオンするのは、第1のトラ
ンジスタQ1であり、このトランジスタQ1によってノ
ードAは接地(第1の電源電位Vss)される。次に、
モード2のときは、テスト用制御信号X、Yが第1の電
源電位であるVssになり、テスト用制御信号Zが第2
の電源電位であるVccになる。テスト用制御信号Zが
「ハイ」になるので、それをゲート電極に受けるn型ト
ランジスタQ3はオンし、ハーフVcc発生回路1で発
生したハーフVccがプレート電極に印加された状態に
なる。勿論、トランジスタQ1はオフする。
【0022】尚、p型トランジスタQ5はソースがゲー
ト電極よりも電位が高くなってオンし、その結果、ノー
ドBもノードAと同じ電位に、即ちハーフVccにな
る。しかしp型トランジスタQ4はその基板とゲート電
極とが共に同じハーフVccレベルであるのでオフ状態
であり、また、トランジスタQ6及びQ2もモード1の
ときと同じようのオフ状態である。従って、ノードCは
フローティングである。
【0023】モード3のときはテスト用制御信号Xが電
源電圧Vccになり、Y、ZがVssになる。従って、
先ず、Vss、ハーフVccはトランジスタQ1、Q3
によってプレート電極と電気的に切離される。また、p
型トランジスタQ2はゲートがインバータから出力され
たVssレベルを受けるのでオンし、その結果、ノード
Cは第2の電源電位である電源電圧Vccレベルにな
る。また、トランジスタQ6はゲート電極に電源電圧V
ccを受けるのでオンし、p型トランジスタQ5はゲー
ト電極に電源電圧Vccを受けるので逆にオフする。そ
の結果、p型トランジスタQ4はオンし、ノードCの電
位、即ち第2の電源電位である電源電圧Vccレベルを
プレート電極に伝える。即ち、通常の使用時の2倍の電
圧をプレート電極に印加することができる。
【0024】モード4の時は、テスト用制御信号X、
Y、ZをすべてVssレベルにし、パッド2に外部から
電源電圧Vccより相当に高いスーパーVccを印加す
る。このとき、プレート電極、即ちノードAはトランジ
スタQ1、Q3によって第1の電源電位Vss、ハーフ
Vccから分離されることはモード3のときと同じであ
る。そして、ノードAがVccよりも高いスーパーVc
cレベルになったことによるトランジスタQ2、Q4、
Q5、Q6の動作は次のとおりである。
【0025】p型トランジスタQ5はゲート電極にVs
sを受け、ソースはスーパーVccを受けるのでオンす
る。そして、n型トランジスタQ6はゲート電極にVs
sを受けるのでオフする。従って、ノードBにはp型ト
ランジスタQ5を通してノードAの電位であるスーパー
Vccがそのまま伝わる。従って、ノードBはスーパー
Vccレベルになる。ところで、ゲート電極の電位がス
ーパーVccレベルにされたp型トランジスタQ4は基
板(n型ウェル)の電位もスーパーVccにされるの
で、即ち、ゲート電極と基板が同じ電位になるのでオフ
状態になる。従って、ノードA側からノードC側への電
流の侵入はp型トランジスタQ4によって阻まれ、ノー
ドCはフローティング状態になる。従って、p型トラン
ジスタQ2は、図2に示したようにドレインにVccよ
りも高いスーパーVccを受けてVcc側に貫通電流が
流れた状態になるということがなくなるのである。
【0026】即ち、本ダイナミック型半導体メモリにお
いては、第2の電源電位であるVccをプレート電極
(ノードA)側に伝えるp型トランジスタQ2と、プレ
ート電極とを直接接続せず、その間にp型トランジスタ
Q4を介挿し、更にp型トランジスタQ4とのゲート電
極とソース(基板、即ちn型ウェル)との間にp型トラ
ンジスタQ5を接続し、プレート電極、即ちノードAが
スーパーVccになったときにp型トランジスタQ5を
オンさせてp型トランジスタQ4のゲート電極とソース
(及び基板)とを同じ電位(共にスーパーVcc)にす
ることによってp型トランジスタQ4をオフさせるよう
にしたのである。従って、ノードA側は電源電圧Vcc
よりも高くしても何等支障はなくなり、強いエージング
を支障なくかけることができる。
【0027】このように、本ダイナミック型半導体メモ
リによれば、外部からのテスト用制御信号X、Y、Z
と、パッド2を介してスーパーVccを印加するスーパ
ーVcc発生回路によってVss(第1の電源電位)、
Vcc(第2の電源電位)、1/2Vcc(第3の電源
電位)、スーパーVcc(第4の電源電位)をプレート
電極に印加することができる。従って、メモリセルキャ
パシタ絶縁膜に加える電界を、通常の使用時の強さ、通
常の使用時の2倍程度の強さ及びそれ以上の強さの間で
変化させてエージングを行うことができる。勿論、強い
エージングをかけるためにプレート電極にかける電圧を
電源電圧Vccよりも高くしたときノードA側から電源
電圧Vcc端子側に電流が流れることは、上述したよう
にp型トランジスタQ4、Q5の働きによって回避する
ことができるので、何等支障(ラッチアップ)を来さな
いこと前述のとおりである。
【0028】以上に述べた一連の動作を鑑みると、生産
時のペレットチェックはダイナミック型半導体メモリを
表1のモード4の状態にすることにより行うことがで
き、高速スクリーニングを行うことができる。また、こ
のとき、プレート電極に高電圧を加えるとキャパシタC
の容量が変化するという不良の検出も行うことができ
る。従って、ペレットチェックを冗長救済前に行えば高
速スクリーニングによりキャパシタ酸化膜が破壊したセ
ルに関してもキャパシタ容量が変化したセルに関しても
同時にリペアして良品にできるので、歩留りの向上を図
ることができる。
【0029】次に、組立終了後においては、パッド2か
ら電圧を加えることは不可能となる。しかし、テスト用
制御信号X、Y、Zによってプレート電極に与える電位
をVss、Vcc、ハーフVccの間で三通りに切換え
ることができるので、バーンイン時にはキャパシタのプ
レート電極を電源電圧Vcc又は接地(Vss)レベル
にしてスクリーニングすることができる。
【0030】そして、キャパシタ絶縁膜の不良の有無の
チェックは次のようにして行うことができる。先ず、モ
ード1(表1参照)にして(即ち、プレート電極をVs
sにして)ダイナミック型半導体メモリ(デバイス)を
動作させる。すると、不良のメモリセルは「ハイ」を書
き込んでも「ロウ」を書き込んでも「ロウ」しか読み出
せないので、その性質を利用して不良セルの有無を検出
できるのである。プレート電極に接地(Vss)レベル
を印加するモード、即ち、モード1があるのはこのため
である。
【0031】次に、プレート電極を電源電圧Vccにす
る、即ちモード3にしてデバイスを動作させる。する
と、不良のメモリセルは「ハイ」を書き込んでも「ロ
ウ」を書き込んでも「ハイ」しか読み出せないので、そ
の性質を利用して不良セルの有無を検出できるのであ
る。このモード3があるのは、一つにはエージング(ス
ーパーVccをかける場合よりも弱いエージング)をか
けられるようにするためであるが、もう一つには不良セ
ルの検出をするためである。
【0032】結局、本ダイナミック型半導体メモリによ
れば、ペレットチャック時にはプレートをスーパーVc
cにして高速スクリーニングを行うことができ、パッケ
ージング後はプレートをVcc、Vssにしてパーンイ
ン(エージング)及び不良解析を行うことができる。
【0033】尚、図1の2点鎖線で示すように、ダイナ
ミック型半導体メモリ内に昇圧回路からなるハーフVc
c発生回路を設け、任意の時にその昇圧回路を動作させ
るようにすれば、パッド2を設ける必要性はない。勿
論、スクリーニング用外部電源を用意してダイナミック
型半導体メモリとプローブで接続することも必要でな
い。また、パッケージング終了後においてもスーパーV
ccをゲート電極に印加してのスクリーニングが可能で
あり、出荷前に再度スクリーニングして不良ペレットの
除去をより確実に行うことが可能になる。
【0034】
【発明の効果】請求項1のダイナミック型半導体メモリ
は、プレート電極のキャパシタに、第1の電源電位と、
該第1の電源電位よりも絶対値が大きい第2の電源電位
と、上記第1の電源電位と上記第2の電源電位の中間の
電位である第3の電源電位と、上記第2の電源電位より
も絶対値が大きい第4の電源電位の四種類の電源電位を
テスト時に与え得るようにし、第4の電源電位を発生す
る回路を内蔵したことを特徴とするものである。従っ
て、請求項1のダイナミック型半導体メモリによれば、
キャパシタのプレート電極に与える電位を第1乃至第4
の四種類の電源電位の間で変えることができるので、メ
モリセルキャパシタ絶縁膜に加える電界を通常使用時の
強さ、使用時の2倍程度の強さ及びそれ以上の強さの間
で変化させてエージングを行うことができる。また、第
1の電源電位、第2の電源電位をプレート電極に与える
ことができるので、その状態でメモリを動作させること
により不良セルの検出ができる。更に、ダイナミック型
半導体メモリ自身が第4の電源電位をつくる高電圧発生
回路を内蔵しているので、スクリーニングのときに第4
の電源電位を発生する外部電源は必要でなく、また高電
圧印加パッドを設けなくて済む。また、デバイスをパッ
ケージングした後にもキャパシタのプレート電極に第4
の電源電位を与えて強いエージングによるスクリーニン
グができる。
【0035】請求項2のダイナミック型半導体メモリ
は、プレート電極に第1の電源電位を伝える第1のトラ
ンジスタと第2の電源電位を伝える第2のトランジスタ
と、プレート電極に第3の電源電位を伝える第3のトラ
ンジスタと、第2のトランジスタとプレート電極との間
に接続され、第1、第3のトランジスタと逆導電型であ
って第4の電源電位をプレート電極に与えたとき基板と
ゲート電極とが同電位となる第4のトランジスタとキャ
パシタのプレート電極に与える第2の電源電位よりも絶
対値の高い第4の電源電位を発生する回路を内蔵したこ
とを特徴とする。従って、請求項2のダイナミック型半
導体メモリによれば、プレート電極に第2の電源電位を
伝える第2のトランジスタと、プレート電極との間に、
該プレート電極に第4の電源電位を与えた時ゲート電極
と基板が同電位になる第4のトランジスタがあるので、
該第4のトランジスタはプレート電極に第4の電源電位
を与えたときオフ状態になって第2の電源電位の端子と
プレート電極との間を電気的にカットする。従って、第
4の電源電位をプレート電極に与えても第4の電源電位
の端子と第2の電源電位の端子との間に貫通電流が流れ
る虞れはない。従って、プレート電極に第2の電源電位
よりも絶対値の高い電源電位を与えて強いエージングを
かけることが支障なく行うことができ、より有効にスク
リーニングを行うことができる。更に、ダイナミック型
半導体メモリ自身が第4の電源電位をつくる高電圧発生
回路を内蔵しているので、スクリーニングのときに第4
の電源電位を発生する外部電源は必要でなく、また高電
圧印加パッドを設けなくて済む。また、デバイスをパッ
ケージングした後にもキャパシタのプレート電極に第4
の電源電位を与えて強いエージングによるスクリーニン
グができる。
【0036】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明ダイナミック型半導体メモリの一つの実
施例を示す回路図である。
【図2】発明が解決しようとする問題点を説明するため
のp型トランジスタの断面図である。
【符号の説明】
Vss 第1の電源電位 Vcc 第2の電源電位 1/2Vcc 第3の電源電位(ハーフVcc) スーパーVcc 第4の電源電位 Q1 第1の電源電位(Vss)を伝えるトランジスタ Q2 第2の電源電位(Vcc)を伝えるトランジスタ Q3 第3の電源電位(ハーフVcc)を伝えるトラン
ジスタ Q4 第4の電源電位がプレートに与えられたとき基板
とゲート電極が同電位になるトランジスタ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プレート電極のキャパシタに、第1の電
    源電位と、該第1の電源電位よりも絶対値が大きい第2
    の電源電位と、上記第1の電源電位と上記第2の電源電
    位との中間の電位である第3の電源電位と、上記第2の
    電源電位よりも絶対値が大きい第4の電源電位の四種類
    の電源電位をテスト時に与え得るようにし 第4の電源電位を発生する回路を内蔵した
    ことを特徴とするダイナミック型半
    導体メモリ
  2. 【請求項2】 キャパシタのプレート電極に第1の電源
    電位を伝える第1のトランジスタと、 キャパシタのプレート電極に第2の電源電位を伝える第
    2のトランジスタと、キャパシタのプレート電極に第3
    の電源電位を伝える第3のトランジスタと、 上記第2のトランジスタと上記プレート電極との間に接
    続され、上記第1、第3のトランジスタと逆導電型であ
    ってプレート電極の絶対値が第2の電源電位の絶対値よ
    りも高いとき基板とゲート電極とが略等しくなる第4の
    トランジスタと、キャパシタのプレート電極に与える、第2の電源電位よ
    りも絶対値の高い第4の電源電位を発生する回路と、 を少なくとも有することを特徴とするダイナミック型半
    導体メモリ
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