JP2000315240A - 会計伝票発行装置及び会計伝票発行システム - Google Patents

会計伝票発行装置及び会計伝票発行システム

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JP2000315240A
JP2000315240A JP12458599A JP12458599A JP2000315240A JP 2000315240 A JP2000315240 A JP 2000315240A JP 12458599 A JP12458599 A JP 12458599A JP 12458599 A JP12458599 A JP 12458599A JP 2000315240 A JP2000315240 A JP 2000315240A
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JP12458599A
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English (en)
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Toshio Sugiyama
敏男 杉山
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Original Assignee
Toshiba TEC Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 単純割勘で支払いを行う場合の1人当たりの
支払額の目安となる割勘目安金額を会計伝票に印字させ
る。 【解決手段】 1客分の商品注文データが入力される
と、その商品注文データに基づいて当該1客が注文した
商品の合計金額を算出する。この合計金額と当該1客の
人数とから割勘目安金額を算出する。この割勘目安金額
を当該1客に対して発行される会計伝票70に印字させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、居酒屋やファミリ
ーレストラン等の飲食店において飲食メニュー商品を注
文した客に対して発行される会計伝票を、オーダ入力装
置で入力された1客分の商品注文データに基づいてプリ
ンタにより自動的に印字させる会計伝票発行装置及びこ
の装置を用いた会計伝票発行システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、居酒屋やファミリーレストラン等
の飲食店向けとして、客が注文した飲食メニュー商品に
関する情報を入力する携帯型のオーダ入力装置と、この
オーダ入力装置で入力された商品注文データを客別に記
憶管理する注文管理装置とを無線で接続するとともに、
前記注文管理装置に、ディスプレイ又はプリンタを有し
た厨房装置と、所定の伝票用紙に印字を行うプリンタを
有した伝票発行機と、金銭授受内容を登録する会計装置
とをネットワークで接続した無線注文管理システムが開
発され、実用に供されている。
【0003】この無線注文管理システムにおいては、接
客担当者がオーダ入力装置を携帯して接客し、客から飲
食メニュー商品の注文を受けると、その注文に関する情
報をオーダ入力装置に入力する。そうすると、このオー
ダ入力装置で入力されたデータが1客分の商品注文デー
タとして無線送信され、注文データ管理装置に取込まれ
る。
【0004】注文データ管理装置では、オーダ入力装置
を介して入力された1客分の商品注文データが客別に記
憶管理されるとともに、厨房装置と伝票発行機とにネッ
トワークを介して送信される。これにより、厨房装置で
は、客が注文した飲食メニュー商品の品名や注文数等が
表示又は印字されるので、調理担当者はその表示又は印
字内容に基づいて注文のあった飲食メニュー商品の調理
を行う。また、伝票発行機では、客が注文した飲食メニ
ュー商品の品名,注文数及び金額や合計金額などを印字
した会計伝票が発行されるので、接客担当者はその会計
伝票の内容で配膳料理をチェックした後、その会計伝票
を客に渡す。
【0005】一方、会計担当者は、飲食を終えた客から
会計の申し出を受けると、その客より提示された会計伝
票に印字されている伝票番号を会計装置に入力する。そ
うすると、注文データ管理装置において客別に記憶管理
されている商品注文データの中から当該客の商品注文デ
ータがネットワークを介して会計装置に読込まれる。こ
れにより、会計装置では、その商品注文データに基づい
てレシート印字などの会計処理が行われる。
【0006】ところで、前記会計装置において、グルー
プ客から割勘による支払いの申し出があった場合に、そ
のグループ客全体の商品注文データの中から個別に商品
注文データを選択して会計処理できるようにした割勘会
計処理機能を具備したものは既に知られている(特開平
7−44772号公報,特開平8−16930号公報等
参照)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
会計装置が有する割勘会計処理機能は、グループ内で個
人個人がそれぞれ自分で飲食したメニュー商品の代金を
支払う個別割勘の場合にその支払金額を会計時に簡単に
算出できるので都合がよいが、グループ内で飲食したメ
ニュー商品の合計金額を人数で頭割りして支払う単純割
勘の場合には、各人の支払金額を算出することができな
かった。そこで、グループ客が単純割勘による支払を申
し出た場合には、会計担当者が電卓などを利用して1人
当たりの支払金額を計算し、客がその計算結果を基に不
足がないように各人の支払金額を決定して支払いを行っ
ていた。このため、チェックアウトカウンタで支払いを
完了するまでに長い時間を要していた。
【0008】このような問題は、単純割勘で支払いを行
うグループ客に対して会計の前に1人当たりの支払額の
目安となる割勘目安金額を知らせることができれば解決
でき、サービス性も向上する。そこで本発明は、単純割
勘で支払いを行う場合の1人当たりの支払額の目安とな
る割勘目安金額を印字した会計伝票を発行できる会計伝
票発行装置及びこの装置を用いた会計伝票発行システム
を提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本願請求項1記載の発明
は、入力される1客分の商品注文データに基づいて会計
伝票の印字データを作成しプリンタにより印字媒体に印
字させて会計伝票を発行する会計伝票発行装置におい
て、単純割勘で支払いを行う場合の1人当たりの支払額
の目安となる割勘目安金額を1客分の商品注文データが
入力されるとこの商品注文データに基づいて当該1客が
注文した商品の合計金額を算出する手段と、この手段に
より算出された合計金額と当該1客の人数とから割勘目
安金額を算出する手段と、この手段により算出された割
勘目安金額を当該1客に対して発行される会計伝票に印
字させる手段とを備えたものである。このような手段を
講じたことにより、1客が注文した商品の合計金額をそ
の客の人数で頭割りした単純割勘の目安となる割勘目安
金額が当該1客に対して発行される会計伝票に印字され
るので、グループ客は、会計の前に、会計伝票に印字さ
れた割勘目安金額から1人当りの支払金額を容易に決定
できるようになる。
【0010】また、本願請求項2記載の発明は、1客分
の商品注文データが入力されると客の人数が複数か否か
を判断する手段と、この手段により複数である判断され
た場合のみ当該1客が注文した商品の合計金額と当該1
客の人数とから割勘目安金額を算出する手段と、この手
段により算出された割勘目安金額を当該1客に対して発
行される会計伝票に印字させる手段とを備えたものであ
る。このような手段を講じたことにより、会計伝票に単
純割勘の目安となる割勘目安金額が印字されるのは、単
純割勘で支払いを行う可能性があるグループ客に限ら
れ、一人の客に対して発行される会計伝票には無用な割
勘目安金額が印字されることはない。
【0011】また、本願請求項3記載の発明は、1客分
の商品注文データを入力するオーダ入力装置と、このオ
ーダ入力装置を介して入力される1客分の商品注文デー
タに基づいて会計伝票の印字データを作成しプリンタに
より印字媒体に印字させて会計伝票を発行する会計伝票
発行装置とからなる会計伝票発行システムにおいて、オ
ーダ入力装置に、1客分の商品注文データを入力する際
に割勘目安金額の印字を行うか否かを指定する手段を設
け、かつ、会計伝票発行装置に、オーダ入力装置を介し
て入力された1客分の商品注文データに割勘目安金額の
印字を行う指定がなされているか否かを判断する手段
と、この手段により印字を行う指定がなされていると判
断された場合のみ当該1客が注文した商品の合計金額と
当該1客の人数とから割勘目安金額を算出する手段と、
この手段により算出された割勘目安金額を当該1客に対
して発行される会計伝票に印字させる手段とを設けたも
のである。このような手段を講じたことにより、会計伝
票に単純割勘の目安となる割勘目安金額が印字されるの
は、オーダ入力装置において1客分の商品注文データを
入力する際に割勘目安金額の印字を行う指定がなされた
場合であり、割勘目安金額の印字を行う指定がなされな
かった場合には同会計伝票に割勘目安金額が印字されな
い。したがって、例えば接客担当者がオーダ入力装置を
用いて1客分の商品注文データを入力する際に、当該1
客の人数や客の構成等から割勘目安金額の印字を行うか
否かを判断し指定することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面を用いて説明する。なお、この実施の形態は、居酒屋
に構築された無線注文管理システムに本発明を適用した
場合である。
【0013】図1は本実施の形態における無線注文管理
システムの全体図であり、このシステムは、無線回路を
内蔵した携帯型のオーダ入力装置(ハンディターミナ
ル)1を複数台備えている。また、各オーダ入力装置1
と無線によるデータの送受信が可能な無線部ユニット2
を有した注文管理装置(ステーション)3と、ディスプ
レイ又はプリンタを有した厨房装置(キッチンプリンタ
又はキッチンディスプレイ)4と、所定の伝票用紙に印
字を行うプリンタを有した伝票発行機(カスタマチェッ
クプリンタ)5と、金銭授受内容を登録する会計装置
(POSターミナル)6とを備えている。そして、注文
管理装置3,厨房装置4,伝票発行機5及び会計装置6
をLAN(Local Area Network)7で接続している。
【0014】前記注文管理装置3には、図2に示すよう
に、店で販売する各種の飲食メニュー商品毎にそれぞれ
付される固有のメニューコードに対応して、その飲食メ
ニュー商品のメニュー名称,単価,ステータス,品切れ
フラグ等の情報をプリセットしたメニューファイル8
と、図3に示すように、オーダ入力装置1を介して入力
された1客分の商品注文データとして伝票番号,卓番
号,担当者コード,人数,オーダデータ,合計金額及び
処理フラグからなるオーダファイルレコードを記憶管理
するオーダファイル9とを設けている。
【0015】ここで、メニューファイル8の品切れフラ
グは、対応するメニュー商品が品切れのとき“1”にセ
ットされる。また、オーダファイル9の処理フラグは、
対応するオーダデータのメニュー品目が未配膳のときに
は“0”にリセットされ、配膳を完了すると“1”にセ
ットされ、会計装置6での会計を完了すると“2”に更
新される。
【0016】図4は前記オーダ入力装置1の要部構成を
示すブロック図であり、このオーダ入力装置1は、制御
部本体としてCPU(Central Processing Unit)11
を備えている。また、このCPU11を制御するプログ
ラムなどの固定的データを予め格納したROM(Read O
nly Memory)12、設定データや後述するキーボード1
5からの入力データ等を格納するRAM(Random Acces
s Memory)13、無線によるデータの送受信機能を有す
る無線回路14、客が注文した飲食メニュー商品に関す
る情報等を入力するための各種キーが配設されたキーボ
ード15、このキーボード15から操作キーに対応した
キー信号を取込むキーボードコントローラ16、キー入
力されたデータを表示する液晶表示器などの表示部1
7、この表示部17の表示を制御する表示コントローラ
18等を備えている。そして、前記CPU11と、RO
M12,RAM13,無線回路14,キーボードコント
ローラ16及び表示コントローラ18とを、アドレスバ
ス及びデータバスなどのバスライン19で接続してい
る。
【0017】前記キーボード15は、図5に示すように
見開き型をなしており、一方の面は各種飲食メニュー商
品のメニューコードがそれぞれプリセットされたメニュ
ーキーボード15aとして機能し、他方の面はファンク
ションキーボード15bとして機能する。ファンクショ
ンキーボード15bには、「0」〜「9」の置数キー,
「C」のクリアキー,担当者コードを入力する担当キ
ー,卓番号を入力する卓番キー,客の人数を入力する人
数キー,追加注文の登録を宣言する追加キー,取消注文
の登録を宣言する取消キー,入力された商品注文データ
の伝送を指令する伝送キー等が配設されている。また、
特に、1客分の商品注文データを入力する際に割勘目安
金額の印字を行わないことを指定するキーとして割勘無
キーK1が配設されている。なお、ファンションキーボ
ード15bの余りのキーにメニューコードを割り当てて
もよいのはいうまでもないことである。
【0018】図6は前記注文管理装置3の要部構成を示
すブロック図であり、この注文管理装置3は、制御部本
体としてCPU31を備えている。また、このCPU3
1を制御するプログラムなどの固定的データを予め格納
したROM32、前記メニューファイル8やオーダファ
イル9等を格納するRAM33及び前記LAN7を介し
て行うデータ通信を制御するLANコントローラ34を
備えている。さらに、前記メニューファイル8のバック
アップファイルなどを記憶するHDD(Hard Disc Driv
e)装置35、このHDD装置35へのアクセスを制御
するHDDコントローラ36、設定データなどを入力す
るための各種キーが配設されたキーボード37、このキ
ーボード37から操作キーに対応したキー信号を取込む
キーボードコントローラ38、状態表示用LED等の表
示部39、この表示部39の表示を制御する表示コント
ローラ310、前記無線部ユニット2を接続しこの無線
部ユニット2との間でデータを送受信する無線部コント
ローラ311などを備えている。そして、CPU31
と、ROM32,RAM33,LANコントローラ3
4,HDDコントローラ36,キーボードコントローラ
38,表示コントローラ310及び無線部コントローラ
311とを、アドレスバス,データバスなどのバスライ
ン312で接続している。
【0019】このような構成の注文管理装置3及びオー
ダ入力装置1を含む本実施の形態においては、店内のパ
ントリーに注文管理装置3と伝票発行機5とが設置さ
れ、厨房に厨房装置4が設置され、チェックアウトカウ
ンターに会計装置6が設置される。また、各接客担当者
がそれぞれオーダ入力装置1を1台ずつ携帯する。そし
て、各接客担当者は、客席にて客から飲食メニュー商品
の注文を受けるとその注文内容をオーダ入力装置1のキ
ーボード15から入力する。
【0020】このとき、先ず、追加注文であれば追加キ
ーを押下し、取消注文であれば取消キーを押下する。新
規注文の場合はキーを押さない。次に、自己に対して予
め設定された担当者コードと客が着いているテーブル
(卓)の卓番号と、客の人数とをそれぞれテンキーと担
当キー,卓番キー及び人数キーとを操作して入力する。
なお、追加注文及び取消注文の場合には人数の入力を省
略可能である。さらに、客が2人以上のグループ客であ
る場合には、単純割勘で支払いをする客か否かを客の構
成等から判断する。例えば、グループ客が家族連れであ
ると思われる場合には単純割勘での支払はないと判断す
る。そして、単純割勘の支払がないと判断したときの
み、割勘無しキーK1を押下する。しかる後、客が注文
した飲食メニュー商品のメニューコードがプリセットさ
れたメニューキーを1キーずつ押下し、最後に伝送キー
を押下する。そうすると、このオーダ入力装置1におい
て図7(a)に示す伝文フォーマットの商品注文データ
伝文が作成され、この商品注文データ伝文が無線送信さ
れて、無線部ユニット2で受信される。ここで、商品注
文データ伝文の項目「区分」は、当該データが新規注文
のデータなのか追加注文のデータなのか取消注文のデー
タなのかを区別するコードである。また、商品注文デー
タ伝文の項目「割勘無しフラグ」は、割勘無しキーK1
が押下されたとき“1”にセットされ、押下されていな
いときには“0”にリセットされる。
【0021】前記無線部ユニット2で受信された商品注
文データ伝文は、注文管理装置3に入力される。これに
より、注文管理装置3のCPU31は、図8の流れ図に
示すオーダ受信処理を実行するようにプログラム構成さ
れている。すなわちCPU31は、無線部コントローラ
31を介して無線部ユニット2で受信された商品注文デ
ータ伝文を入力すると、ST1としてその伝文中の項目
「区分」から新規注文の商品注文データを入力したのか
追加注文又は取消注文の商品注文データを入力したのか
を判断する。そして、新規注文の商品注文データを入力
した場合には、ST2としてRAM33に形成している
伝票番号カウンタを1だけカウントアップする。追加注
文又は取消注文の商品注文データを入力した場合には、
ST2の処理を行わず、伝票番号カウンタを更新しな
い。
【0022】次に、ST3として入力した商品注文デー
タに基づいてオーダファイル9を更新する。具体的に
は、新規注文の商品注文データを入力した場合には、伝
票番号カウンタのカウント値に一致する伝票番号と、商
品注文データ中の卓番号,担当者コード,人数及びオー
ダデータとからオーダファイルレコードを作成し、オー
ダファイル9に追加する。追加注文の商品注文データを
入力した場合には、そのデータ中の卓番号と一致するオ
ーダファイルレコードを検索し、該当するオーダファイ
ルレコードに商品注文データのオーダデータを追加する
とともに、担当者コードを商品注文データ中の担当者コ
ードに変更する。取消注文の商品注文データを入力した
場合には、そのデータ中の卓番号と一致するオーダファ
イルレコードを検索し、該当するオーダファイルレコー
ドから商品注文データ中のオーダデータを削除するとと
もに、担当者コードを商品注文データ中の担当者コード
に変更する。
【0023】こうして、入力した商品注文データに基づ
いてオーダファイル9を更新したならば、次に、ST4
としてその更新したオーダファイルレコードのオーダデ
ータを構成するメニューコードで前記メニューファイル
8を検索して、対応する単価を読出す。なお、オーダデ
ータを構成するメニューコードが複数ある場合には、そ
れぞれの単価を読出す。
【0024】次に、ST5として前記メニューファイル
8から読出した単価にそれぞれ対応するオーダデータの
数量を乗算してメニュー毎に注文数量分の金額を算出
し、その金額を合計して1客が注文したメニューの合計
金額を算出する。そしてこの合計金額を、ST3で更新
したオーダファイルレコードにセットする。このとき、
新規注文及び追加注文の商品注文データを入力した場合
には処理フラグを“0”とし、取消注文の商品注文デー
タを入力した場合にはオーダデータに未配膳のメニュー
があるか調べ、未配膳のメニューがあれば処理フラグを
“0”とし、未配膳のメニューがなければ処理フラグを
“1”とする。なお、未配膳のメニューがあるか否か
は、オーダデータ毎に配膳済みか否かを識別するフラグ
が付加されており、このフラグから判断する。因みに、
厨房装置4から発信される調理完了データによって該当
するオーダデータのフラグが配膳済みに更新されるよう
になっている。
【0025】次に、ST6として新規注文又は追加注文
の商品注文データを入力した場合には、そのデータ中の
オーダデータに基づいて調理指示データを作成する。ま
た、取消注文の商品注文データを入力した場合には、そ
のデータ中のオーダデータに基づいて調理取消指示デー
タを作成する。そして、この指示データを、LAN7を
介して厨房装置4に送信する。
【0026】次に、ST7としてST3で更新したオー
ダファイルレコードの人数を調べる。ここで、人数デー
タが2以上の場合には、入力した商品注文データはグル
ープ客のデータなので、ST8としてそのデータの割勘
無しフラグを調べる。そして、割勘無しフラグが“0”
にリセットされていた場合には、ST9としてST3で
更新したオーダファイルレコードの合計金額と人数とか
ら1客が注文した商品の合計金額をその客の人数で頭割
りした単純割勘の目安となる割勘目安金額を算出する。
具体的には、合計金額を人数で除算し、小数点以下を切
り捨てた商を割安目安金額とする。また、この割勘目安
金額に人数を乗算した積を合計金額から減じることによ
って、各自が割安目安金額で支払った場合の余り金額を
算出する。しかる後、ST10として、入力した商品注
文データに基づいて図7(b)に示す伝文フォーマット
の伝票印字データ伝文を作成する。そして、この伝文の
割安目安データとして前記割安目安金額及び余り金額を
セットする。こうして、割安目安金額及び余り金額を含
む伝票印字データ伝文を作成したならば、この伝文をL
AN7を介して伝票発行機5に送信して、今回のオーダ
受信処理を終了する。
【0027】一方、ST7にて人数が1人であるとき、
及びST8にて割勘無しフラグが“1”にセットされて
いたときには、ST11として割勘目安データのないフ
ォーマットの伝票印字データ伝文を作成する。そして、
この伝文をLAN7を介して伝票発行機5に送信して、
今回のオーダ受信処理を終了する。
【0028】このように、本実施の形態においては、1
客分の商品注文データを入力する手段を有した複数台の
オーダ入力装置1と、このオーダ入力装置1を介して入
力される1客分の商品注文データをオーダファイル9と
して客別に記憶管理する手段を有した注文管理装置3
と、所定の伝票用紙に印字を行うプリンタを有した伝票
発行機5とを少なくとも備えてなる無線注文管理システ
ムにおいて、オーダ入力装置1に、客の人数を入力する
手段(テンキー,人数キー)と、入力された1客分の商
品注文データをその客の人数データとともに注文管理装
置3に送信する手段(CPU11,無線回路14)とを
設けている。また、注文管理装置3に、各オーダ入力装
置1から送信される1客分の商品注文データを受信して
入力する手段(無線部コントローラ311)と、入力し
た商品注文データに基づいて当該1客が注文した商品の
合計金額を算出する手段(CPU31)と、合計金額と
当該1客の人数とから割勘目安金額を算出する手段(C
PU31)と、前記伝票発行機7を制御して、当該1客
に対して発行される会計伝票に割勘目安金額を印字させ
る手段(CPU31,LANコントローラ34)とを設
けて、入力される1客分の商品注文データに基づいて会
計伝票の印字データを作成しプリンタ(伝票発行機7)
により印字媒体に印字させて会計伝票を発行する会計伝
票発行装置として機能させるようにしている。
【0029】これにより、飲食メニュー商品を注文した
客に対して実際の会計前に渡される会計伝票には、その
客が注文した飲食メニュー商品の合計金額をその客の人
数で頭割りした単純割勘の目安となる割勘目安金額が印
字されるようになる。
【0030】図9は本実施の形態において発行される会
計伝票70の一例であって、この場合、客の人数が3名
であり注文した飲食メニュー商品の合計金額が5197
円であるので、割勘目安金額1732円と端数である余
り1円とが会計伝票70の下側に印字されている。した
がって、客は会計伝票70に印字された割勘目安金額1
732円と余り1円とから、例えば客の1人が1733
円を支払い、残りの2人が1732円を支払うというよ
うに、各人の支払金額を会計の前に決定することができ
る。その結果、チェックアウトカウンタでの支払いがス
ムーズとなり、混雑する時間帯でも効率よく会計待ちの
客を捌けるようになる。
【0031】ところで、本実施の形態においては、会計
伝票発行装置として機能する注文管理装置3に、1客分
の商品注文データが入力されると客の人数が複数か否か
を判断する手段(CPU31)を設けている。そして、
複数である判断された場合のみ当該1客が注文した商品
の合計金額と当該1客の人数とから割勘目安金額を算出
し、その割勘目安金額を当該1客に対して発行される会
計伝票に印字させるようにしている。
【0032】したがって、会計伝票に単純割勘の目安と
なる割勘目安金額が印字されるのは、単純割勘で支払い
を行う可能性があるグループ客に限られ、一人の客に対
して発行される会計伝票には無用な割勘目安金額が印字
されることはない。
【0033】また、本実施の形態においては、オーダ入
力装置1に、1客分の商品注文データを入力する際に割
勘目安金額の印字を行うか否かを指定する手段として割
勘無キーK1を設けている。そして、割勘目安金額の印
字を行わないときにこの割勘無キーK1を押下すること
で割勘目安金額の印字を行わない旨を指示するようにし
ている。その一方で、会計伝票発行装置として機能する
注文管理装置3に、オーダ入力装置1を介して入力され
た1客分の商品注文データに割勘目安金額の印字を行う
指定がなされているか否かを判断する手段(CPU3
1)を設けている。そして、印字を行う指定がなされて
いると判断された場合のみ当該1客が注文した商品の合
計金額と当該1客の人数とから割勘目安金額を算出し、
その割勘目安金額を当該1客に対して発行される会計伝
票に印字させるようにしている。
【0034】これにより、会計伝票に単純割勘の目安と
なる割勘目安金額が印字されるのは、オーダ入力装置1
において1客分の商品注文データを入力する際に割勘目
安金額の印字を行う指定がなされた場合であり、割勘目
安金額の印字を行う指定がなされなかった場合には同会
計伝票に割勘目安金額が印字されない。したがって、例
えば接客担当者がオーダ入力装置1を用いて1客分の商
品注文データを入力する際に、当該1客の人数や客の構
成等から割勘目安金額の印字を行うか否かを判断し指定
することができる。
【0035】なお、前記一実施の形態では、オーダ入力
装置1に、1客分の商品注文データを入力する際に割勘
目安金額の印字を行うか否かを指定する手段として割勘
無キーK1を設けて、割勘目安金額の印字を行わないと
きにこの割勘無キーK1を押下することで割勘目安金額
の印字を行わない旨を指示するようにしたが、割勘目安
金額の印字を行うときに押下する特定のキーを設け、こ
のキーを押下することで割勘目安金額の印字を行う旨を
指示するように構成してもよいのはいうまでもないこと
である。また、上記特定キーを割勘目安金額の印字を行
わないときに押下するキーとするか、印字を行うときに
押下するキーとするかを必要に応じて設定できるように
してもよい。こうすることにより、単純割勘の客が多い
店では割勘目安金額の印字を行わないときに押下するキ
ーとして設定し、単純割勘の客が少ない店では割勘目安
金額の印字を行うときに押下するキーとして設定するこ
とによって、接客担当者の負担を軽減できる効果を奏す
る。
【0036】
【発明の効果】以上詳述したように本願請求項1記載の
発明によれば、単純割勘で支払いを行う場合の1人当た
りの支払額の目安となる割勘目安金額を印字した会計伝
票を発行でき、サービス性の向上とともに、チェックア
ウトカウンタでの会計処理に要する時間の短縮を図り得
る会計伝票発行装置できる。また、本願請求項2記載の
発明によれば、グループ客に対して発行される会計伝票
のみ割勘目安金額を印字することができ、請求項1記載
の発明と同等な効果を無駄なく達成できる会計伝票発行
装置を提供できる。
【0037】また、本願請求項3記載の発明によれば、
グループ客でかつ単純割勘で支払いを行う可能性のある
客に対して発行される会計伝票のみ割勘目安金額を印字
することができ、請求項1記載の発明と同等な効果をよ
り無駄なく達成できる会計伝票発行装置を備えた会計伝
票発行システムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態である無線注文管理シ
ステムの全体図。
【図2】 同実施の形態におけるメニューファイルの構
成図。
【図3】 同実施の形態におけるオーダファイルの構成
図。
【図4】 同実施の形態におけるオーダ入力装置の要部
構成を示すブロック図。
【図5】 同オーダ入力装置が有するキーボードの構成
を示す図。
【図6】 同実施の形態における注文管理装置の要部構
成を示すブロック図。
【図7】 同実施の形態で使用する商品注文データ伝文
及び伝票印字データ伝文のフォーマットを示す図。
【図8】 同実施の形態における注文管理装置のCPU
が実行するオーダ受信処理の要部を示す流れ図。
【図9】 同実施の形態において発行される会計伝票の
一印字例を示す図。
【符号の説明】
1…オーダ入力装置 3…注文管理装置 5…伝票発行機 8…メニューファイル 9…オーダファイル K1…割勘無キー 70…会計伝票

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力される1客分の商品注文データに基
    づいて会計伝票の印字データを作成しプリンタにより印
    字媒体に印字させて会計伝票を発行する会計伝票発行装
    置において、 前記1客分の商品注文データが入力されると、その商品
    注文データに基づいて当該1客が注文した商品の合計金
    額を算出し、この合計金額と当該1客の人数とから割勘
    目安金額を算出し、この割勘目安金額を当該1客に対し
    て発行される前記会計伝票に印字させることを特徴とす
    る会計伝票発行装置。
  2. 【請求項2】 入力される1客分の商品注文データに基
    づいて会計伝票の印字データを作成しプリンタにより印
    字媒体に印字させて会計伝票を発行する会計伝票発行装
    置において、 前記1客分の商品注文データが入力されると、その商品
    注文データに基づいて当該1客の人数が複数か否かを判
    断し、複数であると判断された場合のみ当該1客が注文
    した商品の合計金額と当該1客の人数とから割勘目安金
    額を算出し、この割勘目安金額を当該1客に対して発行
    される前記会計伝票に印字させることを特徴とする会計
    伝票発行装置。
  3. 【請求項3】 1客分の商品注文データを入力するオー
    ダ入力装置と、このオーダ入力装置を介して入力される
    1客分の商品注文データに基づいて会計伝票の印字デー
    タを作成しプリンタにより印字媒体に印字させて会計伝
    票を発行する会計伝票発行装置とからなる会計伝票発行
    システムにおいて、 前記オーダ入力装置は、1客分の商品注文データを入力
    する際に割勘目安金額の印字を行うか否かを指定する手
    段を具備し、 前記会計伝票発行装置は、前記オーダ入力装置を介して
    入力された1客分の商品注文データに前記割勘目安金額
    の印字を行う指定がなされているか否かを判断し、印字
    を行う指定がなされていると判断された場合のみ当該1
    客が注文した商品の合計金額と当該1客の人数とから割
    勘目安金額を算出し、この割勘目安金額を当該1客に対
    して発行される前記会計伝票に印字させることを特徴と
    する会計伝票発行システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006235869A (ja) * 2005-02-23 2006-09-07 Sii Data Service Kk 注文データ管理システム

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JP4593310B2 (ja) * 2005-02-23 2010-12-08 エスアイアイ・データサービス株式会社 注文データ管理システムおよびデータ制御装置

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