JPH08115442A

JPH08115442A - 食券販売機

Info

Publication number: JPH08115442A
Application number: JP25042894A
Authority: JP
Inventors: Kazuo Iwai; 一夫岩井; Kenji Takeuchi; 賢治竹内
Original assignee: HACHIBAN KK; SYST I KK
Current assignee: HACHIBAN KK; SYST I KK
Priority date: 1994-10-17
Filing date: 1994-10-17
Publication date: 1996-05-07

Abstract

(57)【要約】【目的】品目、個数を正確にオーダでき、オーダ順通
りに料理ができ、正確に配達でき、かつ効率的な作業を
なし得るに有効な食券販売機を提供する。【構成】本体装置１にコインメカ２、紙幣メカ３、プ
リペイドカード４、品目選択入力用のキーボード６、タ
ッチパネル付ディスプレイ８及びレシートプリンタ７を
備え、さらにキッチンプリンタ２０を備え、食券販売時
に、品目、個数及び整理番号をキッチンプリンタ２０で
印字した第３のレシートを発券し、本体装置のレシート
プリンタ７で領収書としての第２のレシートと、品目、
個数、整理番号、及びテーブル番号記入欄が印字された
第１レシートを発券する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、レストラン、食堂等
で使用される食券販売機に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、レストランや食堂で、客が料理を
オーダする場合、客がウェータに口頭で品目と個数を注
文するか、品目と単価の記載された食券を購入し、ウェ
ータに手渡していた。また、ウェータは客から口頭で注
文を受けた場合、その旨をキッチンに口頭で伝えるか、
注文伝票を記入して料理人に手渡していた。また、ウェ
ータが客から食券を受取る場合は、やはり注文内容をキ
ッチンに口頭で伝えるか、半券を手渡していた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】上記した従来のよう
に、客が口頭でオーダし、ウェータが口頭、伝票でキッ
チンに伝える方法では、注文数が多い場合、品目、個数
の伝達ミスが生じたり、同じ料理が異なるお客からオー
ダされている場合に、注文順を間違えて配達する等の誤
りが生じ、トラブルの因となっていた。また、精算はキ
ャッシュレジスタで行わねばならないので、精算の為に
人及び時間を要するという問題があった。

【０００４】また、食券を自動販売機で購入してオーダ
する方法は、自動販売により人、時間のいくらかの節約
は可能であるが、単なる品目と個数の食券なので、キッ
チンではオーダ順がわからないばかりか、テーブル番号
もわからないので、やはりオーダ順を誤って料理した
り、異なる客に配達する等のトラブルが生じていた。ま
た、口頭による注文にしろ、食券によるオーダにしろ、
ウェータが品目をキッチンに伝えるまでは、キッチンで
は料理に着手できず、特に客が多く、ウェータが少ない
場合には、オーダしてから料理着手までに時間ロスが生
じ、効率が悪いという問題があった。

【０００５】この発明は上記問題点に着目してなされた
ものであって、客が品目、個数を正確にオーダでき、ま
たキッチンではオーダ順に正確に料理を作成でき、さら
にウェータがオーダ順に正確に配達でき、店側では精算
のための手間が不要で、かつオーダから料理配達までに
効率良く作業をすすめるのに便利な食券販売機を提供す
ることを目的としている。

【０００６】

【課題を解決するための手段及び作用】この発明の食券
販売機は、本体装置とキッチンプリンタとから構成さ
れ、本体装置には、対価投入部と、品目選択入力部と、
投入された対価と選択された品目によりレシート発行の
ための所定の演算を行う演算部と、選択された品目及び
その個数、整理番号及びテーブル番号記入欄が印字され
る第１のレシートと、領収書であり、精算内容が印字さ
れる第２のレシートを発券する券出力部とを備え、前記
キッチンプリンタには、整理番号、品目及びその品目の
個数が印字される第３のレシートを発券する券出力部を
備えている。

【０００７】この食券販売機では、客が対価投入部より
プリペイドカードや現金を投入し、また品目選択入力部
より希望の品目、個数を入力すると、演算部で精算のた
めの演算が行われ、お客には領収書となる第２のレシー
トと、品目及びその個数、整理番号及びテーブル番号記
入欄が印字された第１のレシートが発行される。また、
キッチンプリンタには、本体部からのデータにより、整
理番号及び品目、個数が印字された第３のレシートが発
行される。キッチンでは、この第３のレシートを見て直
ちに料理にかかることができる。

【０００８】一方、お客はウェータに案内されてテーブ
ルに着くと、第１のレシートをウェータに渡す。ウェー
タは、その第１のレシートのテーブル番号記入欄にテー
ブル番号を記入する。キッチンで料理が出来上がると、
第３のレシートと第１のレシートの整理番号を合わせる
ことにより、オーダ順に正しいテーブル番号の客に確実
に料理を届けることができる。

【０００９】

【実施例】以下、実施例により、この発明をさらに詳細
に説明する。図１は、この発明の一実施例食券販売機の
構成を示すブロック図である。この実施例食券販売機は
本体装置１とキッチンプリンタ２０とから構成されてい
る。本体装置１には、料金を支払うためのコインメカ
２、紙幣メカ３、及びプリペイドカードユニット４、さ
らにＨＤＤ５、品目毎にキーが設けられる操作キーボー
ド６、注文用の第１のレシートと領収書としての第２の
レシートを発行するレシートプリンタ７、品目を表示
し、品目を選択操作可能なタッチパネル付ディスプレイ
８、料金の取込み、選択品目、個数等を取込み、精算演
算を行う演算部９、さらにセンタコンピュータ２１とデ
ータの授受を行うための通信モデム１０、さらに到来し
た客を検知するセンサ１１及びさらに音声回答装置１２
を備えている。

【００１０】図２は、この実施例食券販売機の外観斜視
図であり、図中の同一数値番号は、、図１のものと同様
のものである。図３は、この実施例食券販売機の本体装
置１で発行されるレシート（食券）の一例を示してい
る。図３の（ａ）は、注文用のレシート（第１レシー
ト）の一例であり、品目と個数、発券日時、シリアル一
連の整理番号の他にテーブル番号の記入欄が印字されて
いる。図３の（ｂ）は、領収書としてのレシート（第２
のレシート）の一例であり、販売品目、個数、値段合
計、預、釣の精算内容、日時、整理番号等が印字されて
いる。なお、ここでの例は、現金精算時の印字例であ
り、カードによる精算、カードと現金による精算の場合
は、それに応じて印字出力内容が異なることになる。

【００１１】図４はキッチンプリンタ２０で発券される
レシート（第３のレシート）の一例であり、発券日時、
シリアルの整理番号、品目（例：８チャンメン、焼ギョ
ウザ）、その個数が印字されている。この実施例食券販
売機では、お客が例えばコインメカ２と紙幣メカ３を用
いて￥１，０１０円を投入し、操作キーボード６の品目
ボタンを操作して、例えば￥４００の８チャンメンを１
個、￥２１０の焼ギョーザを１個注文したとすると、本
体装置１からキッチンプリンタ２０にその品目及び個数
データが伝送され、図４に示すレシートが発行され、コ
ックはその品目の料理の作成にかかる。また、本体装置
１のレシートプリンタ６で図３の（ａ）、（ｂ）のレシ
ートが発券される。客は、このレシートを持ってウェー
タに案内され、適宜なテーブルに着席する。ここで、ウ
ェータは図３の（ａ）で示す第１のレシートのテーブル
番号欄に、そのテーブルの番号を記入しておく。やが
て、キッチンで８チャンメンと焼ギョーザが出来上がる
と、ウェータは第３のレシートの整理番号に合致する第
１のレシートの整理番号をさがし、一致した第１のレシ
ートのテーブル番号のテーブルに料理を運ぶ。

【００１２】この実施例食券販売機は、メニュー選択を
行うのに操作キーボード６でも、またタッチパネル付デ
ィスプレイ８ででも可能であり、以上の説明では主とし
て操作キーボード６を用いる場合を想定して説明した
が、次にタッチパネル付ディスプレイ８によるメニュー
及び品目選択について説明する。この実施例食券販売機
では、客が接近すると、センサ１１で検出し、音声回答
装置１２で「いらっしゃいませ」の音声を発し、同時に
ディスプレイ８にシステム固有のロゴを表示する。続い
て、メニュー表示に移る。この実施例食券販売機では５
種の、つまりラーメン、セットメニュー、御飯・
餃子・唐揚、飲み物、持ち帰り、が選択できる。

【００１３】図５に、上記５種のうちの御飯・餃子・唐
揚のメニューの表示例を示しているが、各メニュー毎に
１５品目（３×５）までの登録が可能であり、５種のメ
ニューの選択は操作キーボード上のキーを使用する。も
ちろん、タッチパネル上にメニュー選択ボタンを設けて
もよい。各メニューの表示画面は、左上部にメニュー
名、その右に現金、カードの入金、合計、不足、釣銭等
が表示される。右上欄には、選択した各料理品目、単
価、数量、価格が表示されている。３×５の登録欄には
各料理名、単価、個数、料理の絵（図示省略）が表示さ
れ、一目で料理が選択できる。右下方には、注文数を変
更するタッチ入力部、品目を選ぶタッチ入力部、メニュ
ーを変更する場合のタッチ入力部が設けられ、さらに購
入ボタン、取消ボタンが設けられている。他の４つのメ
ニュー画面も同様の画面配置である。選択した品目は順
次オーダリストに登録され、画面の右上方部に表示され
る。

【００１４】この状態で一定時間操作が行われない場合
は、Ｓａｖｅｒモードとなり、焼き付き防止のため、絵
が絶えず移動する。次の来客時には、また、ロゴ表示と
「いらっしゃいませ」の音声出力の処理に戻る。操作
中、常に「不足」「釣銭」が表示されるが、購入ボタン
を押した段階で料金が不足すると、図６に示すように
「入金が不足しています」「不足分￥２，０００」「恐
れ入りますが追加入金して下さい」の表示を行う。

【００１５】取消ボタンが押されると、すべての操作を
取消し、金額を払い戻しし、図７に示すように「取り消
しました」「お返し￥５００」の表示を行う。また、購
入ボタンを押して不足が無ければ、釣銭等を計算し、出
納を行い、同時に図３、図４で示した食券を発行する。
取引終了時の表示例を図８に示す。取引終了後に、釣銭
が無くなった場合、あるいはホストからのポーリングエ
ラーが発生した場合等に、取引外エラーが表示され、そ
の後、自動的にメンテナンスモードに入る。取引中にコ
イン詰まりなどが起こると、図９に示すように取引金額
等を表示した状態で停止する。そして、復旧作業に入
る。復旧作業は、図１０に示すように入金額、出金予定
額等を表示し、必要に応じて入出金を行い、復旧する。

【００１６】在庫管理モードを選択すると、図１１に示
すように各品目毎に「属するメニュー」「名称」「写真
（絵）」「価額」「季節商品」「売り切れ」「当日販売
数」等の入力、編集が行える。

【００１７】

【発明の効果】この発明によれば、注文用、領収用、キッチン連絡用のレシートが発券さ
れるので、客にとって、オーダを口頭で伝える必要がな
い。キッチンでは、本体装置からキッチンプリンタに注文
データが伝送され、印字されるのでウェータを通じず、
すぐに調理にかかることが出来る。

【００１８】レシートには整理番号、テーブル番号欄
等があるので、店側の人為的なミスが起こらない。オーダ順通りに調理に入るために、同じメニューでの
とびこしオーダがないために、トラブルがない。オーダを早く得られ、調理に早くかかれ、全体のスピ
ードがアップするため、客に料理を早く提供できる。

【００１９】店にとっては、金銭を扱わなくてもすむ
ために、キャッシュレジスタが不要で金銭トラブルが起
きない。等の効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明の一実施例食券販売機の構成を示すブ
ロック図である。

【図２】同実施例食券販売機の外観斜視図である。

【図３】同実施例食券販売機の本体装置で発行されるレ
シートの一例を示す図である。

【図４】同実施例食券販売機のキッチンプリンタで発行
されるレシートの一例を示す図である。

【図５】同実施例食券販売機のタッチパネル付ディスプ
レイでのメニュー表示例を示す図である。

【図６】同メニュー表示を用いて注文入力する場合の入
金不足の場合の表示例を示す図である。

【図７】同メニュー表示を用いて注文入力する場合の取
り消しの場合の表示例を示す図である。

【図８】同メニュー表示を用いて注文入力する場合の取
り引き終了時の表示例を示す図である。

【図９】同メニュー表示を用いて注文入力する場合の取
り引き中エラー発生時の表示例を示す図である。

【図１０】同エラー発生時の復旧時の表示例を示す図で
ある。

【図１１】同実施例食券販売機の在庫管理リストの表示
例を示す図である。

【符号の説明】

１本体装置２コインメカ３紙幣メカ４プリペイドカードユニット６操作キーボード７レシートプリンタ８タッチパネル付ディスプレイ９制御部２０キッチンプリンタ

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】本体装置とキッチンプリンタとから構成さ
れ、本体装置には、対価投入部と、品目選択入力部と、投入
された対価と選択された品目によりレシート発行のため
の所定の演算を行う演算部と、選択された品目及びその
個数、整理番号及びテーブル番号記入欄が印字される第
１のレシートと、領収書であり、精算内容が印字される
第２のレシートを発券する券出力部とを備え、前記キッチンプリンタには、整理番号、品目及び品目の
個数が印字される第３のレシートを発券する券出力部を
備えたことを特徴とする食券発行装置。
【請求項２】前記品目選択入力部として、キーボードと
タッチパネル付ディスプレイとを備え、いずれか一方に
より、品目を選択入力できるようにした請求項１記載の
食券発行装置。