JP2000322650A - 買上商品管理システム - Google Patents

買上商品管理システム

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JP2000322650A
JP2000322650A JP12707399A JP12707399A JP2000322650A JP 2000322650 A JP2000322650 A JP 2000322650A JP 12707399 A JP12707399 A JP 12707399A JP 12707399 A JP12707399 A JP 12707399A JP 2000322650 A JP2000322650 A JP 2000322650A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 買上後に加工される商品の加工進捗状況を、
商品引き渡し場所以外の場所からも客自身が容易に確認
できるようにする。 【解決手段】 商品販売登録処理装置と照会端末とを通
信手段で接続して買上商品管理システムを構築する。商
品販売登録処理装置は、商品登録手段により登録処理さ
れた各客買上商品のうち加工宣言手段により買上後に加
工する商品であると宣言された客買上商品の加工進捗状
況を管理する。照会端末は、商品販売登録処理装置に通
信手段を介して所望する客買上商品の加工進捗状況を問
い合わせる。これに応じて、商品販売登録処理装置から
客買上商品の加工進捗状況が通知されると、その内容を
表示部に表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、商品の買上後に客
からの要望に応じてサイズ直しやネーム入れなどの加工
を施すことがある衣料品等を取り扱う店舗または売場に
構築されるPOS(Point Of Sales:販売時点情報管
理)システムを利用した買上商品管理システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば従来の衣料品店又は百貨店やスー
パーマーケット等の衣料品売場では、客からズボンのす
そ上げやスーツのネーム入れ等の買上商品の加工依頼を
受けると、店員がチェックアウトカウンタにてPOS端
末にその客買上商品の販売データを登録処理するととも
に、複写用紙を用いてその客買上商品の品名,加工内
容,加工完了予定時間,客の氏名等を記述した引換券を
作成する。そして、そのうちの1枚を加工する商品に付
し、他の1枚をレシートとともに客に渡していた。
【0003】こうすることにより、引換券を受け取った
客は、加工完了予定時間を経過するまで店内等で待機
し、加工完了予定時間が過ぎると同じチェックアウトカ
ウンタ又は所定のサービスカウンタの店員に引換券を提
示する。すると、客から引換券の提示を受けた店員が、
その引換券の内容に基づいて加工依頼された商品の加工
が完了しているか調べ、完了していたならば引換券と引
換えにその商品を客に渡していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、買上後に
加工される客買上商品の売上から引き渡しまでを管理す
る従来のシステムにおいては、商品の加工進捗状況を、
商品の引き渡しが可能な売場やサービスカウンタ以外で
は把握することができなかった。このため、客が商品を
受け取りに売場やサービスカウンタまで出向いても加工
が完了していなかった場合には商品を引き渡すことがで
きず、客に迷惑をかけることがあった。
【0005】また、客から加工依頼を受けた店員は、そ
の客買上商品の品名,加工内容,加工完了予定時間,客
の氏名等を記述した引換券を手書きで作成するという面
倒で手間のかかる作業を行わなければならず、店員の負
担になっていた。
【0006】本発明はこのような事情に基づいてなされ
たもので、その目的とするところは、買上後に加工され
る商品の加工進捗状況を、商品引き渡し場所以外の場所
からも客自身が容易に確認することができる買上商品管
理システムを提供しようとするものである。また、上記
目的に加えて、客から加工依頼を受けた店員の負担を軽
減できる買上商品管理システムを提供しようとするもの
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願請求項1記載の発明
は、商品販売登録処理装置と照会端末とを通信手段で接
続してなる買上商品管理システムである。そして、商品
販売登録処理装置は、客買上商品の販売データを登録処
理する商品登録手段と、客買上商品が買上後に加工する
商品であることを宣言する加工宣言手段と、商品登録手
段により登録処理された各客買上商品のうち加工宣言手
段により買上後に加工する商品であると宣言された客買
上商品の加工進捗状況を管理する加工状況管理手段と、
この加工状況管理手段により管理される客買上商品の加
工進捗状況を問合せに応じて通知する加工状況通知手段
の各手段を備えている。一方、照会端末は、商品販売登
録処理装置に通信手段を介して所望する客買上商品の加
工進捗状況を問い合わせる加工状況問合せ手段と、この
加工状況問合せ手段による問合せに対して商品販売登録
処理装置から通知される客買上商品の加工進捗状況を表
示する加工状況表示手段の各手段を備えている。因み
に、加工状況管理手段は、例えば買上後に加工する商品
であると宣言された客買上商品のコードと加工中である
ことを示すステータスデータとを対応付けて記憶する手
段と、加工を完了した商品のコードを入力する手段と、
この入力手段によりコードが入力された商品のステータ
スデータを加工中であることを示すデータから加工済み
であることを示すデータに更新する手段とで構成すると
よい。
【0008】このような構成の請求項1記載の発明であ
れば、店員は客から客買上商品の加工依頼を受けると、
その客買上商品の販売データを商品登録手段により商品
販売登録処理装置に登録処理するとともに、加工宣言手
段によって当該客買上商品が買上後に加工する商品であ
ることを宣言する。そうすると、当該客買上商品の加工
進捗状況が商品販売登録処理装置の加工状況管理手段に
よって管理される。一方、買上商品の加工を依頼した客
は、適当な時間に照会端末の加工状況問合せ手段を利用
して加工を依頼した買上げ商品の加工進捗状況を問い合
わせる。そうすると、商品販売登録処理装置から照会端
末に当該客買上商品の加工進捗状況が通知され、照会端
末の表示部に表示される。これにより、客は加工を依頼
した買上商品の加工進捗状況を確認できる。この場合に
おいて、照会端末は、通信手段を介して商品販売登録処
理装置と接続可能な場所であればどこでも設置できるの
で、商品引き渡し場所以外の場所であっても照会端末さ
え設置されていれば客自身で容易に確認できるようにな
る。
【0009】本願請求項2記載の発明は、上記請求項1
記載の発明における商品販売登録処理装置に、1商取引
として売上げられる客買上商品の登録終了を宣言する登
録締め手段と、この登録締め手段により登録終了が宣言
された1商取引で売上げられた客買上商品の中に加工宣
言手段により買上後に加工すると宣言された商品が有る
か否かを判断する商品判断手段と、この商品判断手段に
より買上後に加工すると宣言された商品有りと判断され
ると当該1商取引を識別する識別データを記録した記録
媒体を発行する媒体発行手段とを設けるとともに、加工
状況管理手段を、買上後に加工すると宣言された客買上
商品の加工進捗状況をその客買上商品が売上げられた1
商取引の識別データをキーとして管理する手段とする。
また、照会端末に、記録媒体に記録される識別データを
入力する識別データ入力手段を設けるとともに、加工状
況問合せ手段を、入力手段により入力された識別データ
をキーとして管理された客買上商品の加工進捗状況を問
い合わせる手段としたものである。このような手段を講
じたことにより、店員は客から客買上商品の加工依頼を
受けると、その客買上商品の販売データを商品登録手段
により商品販売登録処理装置に登録処理するとともに、
加工宣言手段によって当該客買上商品が買上後に加工す
る商品であることを宣言する。その後、その客が買上げ
る全商品の登録処理を終了すると、登録締め手段により
登録終了を宣言する。そうすると、当該1商取引を識別
する識別データを記録した記録媒体が発行される。そこ
で、この記録媒体を客に渡す。一方、この記録媒体を受
け取った客は、適当な時間に照会端末の入力手段を介し
てその記録媒体に記録されている識別データを入力す
る。そうすると、照会端末から商品販売登録処理装置
に、当該識別データをキーとして管理された客買上商品
の加工進捗状況問合せが行われ、当該客買上商品の加工
進捗状況が通知されて照会端末の表示部に表示される。
したがって、識別データを記録した記録媒体が従来の引
換券としての機能を果たすので、店員が引換券を手書き
で作成する必要がなくなる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面を参照して説明する。なお、この実施の形態では、衣
料品売場を含む百貨店やスーパーマーケットなどに構築
されるPOSシステムに、本発明の買上商品管理システ
ムとしての機能を付加した場合を説明する。
【0011】図1はこの実施の形態におけるシステム構
成図であって、商品販売データの登録処理機能を有する
複数台のPOS端末1と、各POS端末1でそれぞれ登
録処理された各商品の販売データを通信手段を介して収
集し、その収集した商品販売データに基づいて店舗全体
の売上管理や商品管理等を行うストアプロセッサ2と
を、LAN(Local Area Network)等の第1の通信回線
3でネットワーク接続して、POSシステム4を構築し
ている。
【0012】本実施の形態では、かかる構成のPOSシ
ステム4を、本発明の商品販売登録処理装置として機能
させている。そして、前記ストアプロセッサ2に、本発
明の照会端末5を第2の通信回線6を介して複数台接続
することによって、買上商品管理システム7を構築して
いる。なお、第1の通信回線3と第2の通信回線6と
は、別々のネットワークで構成してもよいし、共通のネ
ットワークとしてもよい。
【0013】前記ストアプロセッサ2は、図2に示すよ
うに、制御部本体を構成するCPU(Central Processi
ng Unit)20、プログラム等の固定的データを予め格
納するROM(Read Only Memory)21、可変的データ
を記憶するための各種メモリエリアを形成するRAM
(Random Access Memory)22、日時を計時する時計部
23、キーボード,ディスプレイ等の入出力機器とのデ
ータインタフェースを制御するI/O(Input/Output)
部24、ハードディスクに対してデータの書込み及び読
出しを行うHDD(Hard Disc Drive)装置25、フロ
ッピーディスクに対してデータの書込み及び読出しを行
うFDD(Floppy Disk Drive)装置26、前記第1の
通信回線3で接続された各POS端末1とのデータ送受
信を制御する第1の通信制御部27、前記第2の通信回
線6で接続された各照会端末5とのデータ送受信を制御
する第2の通信制御部28等を備え、前記CPU20
と、ROM21,RAM22,時計部23,I/O部2
4,HDD装置25,FDD装置26,第1の通信制御
部27及び第2の通信制御部28とを、アドレスバス,
データバス等のバスライン29で接続して構成したもの
である。
【0014】前記各照会端末5は同一構成で、図3に示
すように、CPU50,ROM51,RAM52及び時
計部53の他、前記第2の通信回線6で接続されたスト
アコンピュータ2とのデータ送受信を制御する通信制御
部54、情報記憶カードに記憶されたデータを読取るカ
ードリーダ55、1商取引を識別する識別データである
加工管理番号等を入力するための各種キーが配設された
キーボード56、客買上商品の加工進捗状況等を表示す
るCRTディスプレイ等の表示器57等を備え、CPU
50と、ROM51,RAM52,時計部53,通信制
御部54,カードリーダ55,キーボード56,表示器
57とを、バスライン58で接続して構成したものであ
る。なお、カードリーダ55,キーボード56及び表示
器57は、図示しないコントロール回路をそれぞれ介し
てバスライン58に接続している。
【0015】前記各POS端末1は同一構成で、図4に
示すように、CPU10,ROM11,RAM12及び
時計部13の他、前記第1の通信回線3で接続されたス
トアコンピュータ2とのデータ送受信を制御する通信制
御部14、商品販売データ等を入力するための各種キー
が配設されたキーボード15、販売登録された商品の品
名,値段や1商取引の合計金額等を表示するオペレータ
用及び客用の表示器16、商品に付されたバーコードな
どを光学的に読取るスキャナ17、レシート印字などを
行うプリンタ18等を備え、CPU10と、ROM1
1,RAM12,時計部13,通信制御部14,キーボ
ード15,表示器16,スキャナ17,プリンタ18と
を、バスライン19で接続して構成したものである。な
お、キーボード15,表示器16,スキャナ17及びプ
リンタ18は、図示しないコントロール回路をそれぞれ
介してバスライン19に接続している。
【0016】各POS端末1のキーボード15には、図
5に示すように、数値データを置数入力する「00」及
び「0」〜「9」の置数キー151、数値データのクリ
アやエラー状態の解除を指令する「C」のクリアキー1
52,数値データが乗数であることを指令する「×」の
乗算キー153、1商取引として販売登録された商品の
小計金額出力を指令する小計キー154、1商取引とし
て売上げられる客買上商品の登録終了を宣言する登録締
め手段としての預/現計キー155等の従来周知のキー
の他、特に、客買上商品が買上後に加工する商品である
ことを宣言する加工宣言手段としての加工キー156、
及び加工を終了した客買上商品の登録モードを宣言する
加工終了宣言手段としての加工完了キー157を配設し
ている。
【0017】なお、登録締め手段,加工宣言手段及び加
工終了宣言手段は、それぞれキーに限定されるものでは
なく、例えば登録締め情報,加工宣言情報,加工終了宣
言情報のコードを読取るスキャナや、表示器16の画面
に表示された登録締めボタン,加工宣言ボタン,加工終
了宣言ボタンのタッチ入力を検知するタッチパネル等で
あってもよい。
【0018】各POS端末1のRAM12には、図6に
示すように、各商品毎にそれぞれ設定された商品コード
別に商品名,単価等のデータを予め記憶した商品テーブ
ル121を形成している。また、同図に示すように、買
上後の商品に対して実施される加工の種類毎にそれぞれ
設定された加工コード別にその加工に要する1点当たり
の平均的な所要時間を基に算出した加工時間と加工の内
容を表す文字データとを予め記憶した加工テーブル12
2を形成している。そして、前記商品テーブル121に
加工コードエリアを設け、各商品のうち買上後に加工が
可能な商品に対してその加工の種類に対応した加工コー
ドをプリセットしている。ここで、本実施の形態では、
商品に対して実施される加工の種類として、ズボン類の
すそ上げ(加工コード=1,加工時間60分)と、スー
ツやワイシャツ等へのネーム入れ(加工コード=2,加
工時間30分)とを例示する。因みに、加工の種類とし
ては、すそ上げ以外のサイズ直しや贈呈用の包装などを
含む。
【0019】前記各POS端末1のRAM12には、そ
の他、図7に示すように、商品コード,商品名,単価,
点数,金額,加工コード並びに後述する処理ステータス
からなる登録商品レコードを蓄積記憶する登録商品バッ
ファ123と、後述する加工管理番号の最新値を常に記
憶する加工管理番号メモリ124と、1商取引の商品登
録中に“1”にセットされる登録中フラグ及び登録商品
が加工対象商品であるとき“1”にセットされる加工フ
ラグを記憶するフラグメモリ125とを形成している。
【0020】前記登録商品バッファ123中の処理ステ
ータスは、該当する登録商品レコードの商品が買上後に
加工されない商品なのか、加工中の商品なのか、加工済
みの商品なのかを区別するデータであって、例えば加工
されない商品の処理ステータスを“0”とし、加工中の
商品の処理ステータスを“1”とし、加工済みの商品の
処理ステータスを“2”とする。前記加工管理番号メモ
リ124に記憶される加工管理番号は、買上後に加工さ
れる商品が売上げられた商取引を識別する識別データで
あって、例えば「xxnnnn」の6桁とし、上位2桁
のコード「xx」をPOS端末1毎に予め設定される売
場コードとし、下位4桁のコード「nnnn」を000
0から9999までの連続番号とする。
【0021】しかして、かかる構成の各POS端末1
は、CPU10が、図10乃至図13の各処理を実行す
るようにプログラムを構成している。図10は商品登録
手段により商品販売データが登録された際に実行する単
品登録処理を示す流れ図であって、スキャナ17により
スキャニングされたバーコードが各商品にそれぞれ付さ
れる商品コードのバーコードであるとき、CPU10
は、この単品登録処理を開始する。
【0022】先ず、ST(ステップ)1としてフラグメ
モリ125の登録中フラグを調べる。ここで、登録中フ
ラグが“0”にリセットされていた場合には、1商取引
として売上げられる商品の1点目の販売登録なので、S
T2として登録商品バッファ123のデータをクリアす
る。また、ST3として登録中フラグを“1”にセット
する。ST1にて登録中フラグが“1”にセットされて
いた場合には、1商取引として売上げられる商品の2点
目以降の販売登録なので、ST2,ST3の処理は行わ
ない。
【0023】次に、ST4としてフラグメモリ125の
加工フラグを調べる。そして、“1”にセットされてい
たならば、直前の登録商品が加工対象商品であったか加
工キー156が入力されず当該商品の加工希望がなかっ
たので、ST5として“0”にリセットする。“0”に
リセットされていたならば、ST5の処理は行わない。
【0024】次に、ST6としてスキャニング入力され
た商品コードで商品テーブル121を検索し、この商品
コードに対応する商品名,単価,加工コードなどの商品
データを読出す。そして、単価に販売点数(商品コード
のスキャニング入力の直前に置数キー151と乗算キー
153とで乗数が入力されている場合にはその乗数,乗
数が入力されていない場合には「1」)を乗算して販売
金額を算出する。そして、商品コード,商品名,単価,
販売点数,販売金額及び加工コードに処理ステータス=
0を付加して登録商品レコードを作成し、登録商品バッ
ファ123に格納する。また、ST7として商品名及び
金額の登録商品情報をオペレータ用及び客用の表示器1
6に表示させる。
【0025】次に、ST8として商品テーブル121か
ら読出した商品データ中の加工コードから、登録商品が
加工対象商品か否か、つまり買上後に加工できる商品か
否かを判断する。そして、加工コードが「0」,つまり
登録商品が買上後に加工できない加工対象外商品の場合
には、この単品登録処理を終了する。これに対し、加工
コードが「0」以外,つまり登録商品が加工対象商品の
場合には、ST9としてフラグメモリ125の加工フラ
グを“1”にセットする。また、ST10として当該加
工コードで加工テーブル122を検索し、この加工コー
ドに対応する加工内容の文字データを読出す。そして、
その文字データをオペレータ用の表示器16に表示させ
る。以上で、この単品登録処理を終了する。
【0026】図11はキーボード15の加工キー156
が入力された際に実行する加工キー処理を示す流れ図で
あって、キーボード15からの信号が加工キー156の
操作に応じて発生した信号であるとき、CPU10は、
この加工キー処理を開始する。
【0027】先ず、ST1としてフラグメモリ125の
登録中フラグを調べる。そして、登録中フラグが“1”
にセットされていたならば、次に、ST2としてフラグ
メモリ125の加工フラグを調べる。そして、加工フラ
グも“1”にセットされていたならば、直前に販売登録
された商品が加工対象商品であり、加工キー156の入
力によって買上後に加工されることが宣言されたので、
ST3として登録商品バッファ123に格納された最新
の登録商品レコードの処理ステータスを、加工中を示す
「1」に更新する。しかる後、ST4としてオペレータ
用の表示器16に表示されている加工内容の表示を消去
したならば、この加工キー処理を終了する。なお、ST
1にて登録中フラグが“0”にリセットされていた場
合,及びST2にて加工フラグが“0”にリセットされ
ていた場合には、加工キー156の操作エラーとしてキ
ー入力を無視する。
【0028】図12はキーボード15の預/現計キー1
55が入力された際に実行する預/現計キー処理を示す
流れ図であって、キーボード15からの信号が預/現計
キー155の操作に応じて発生した信号であるとき、C
PU10は、この預/現計キー処理を開始する。
【0029】先ず、ST1としてフラグメモリ125の
登録中フラグを調べる。そして、登録中フラグが“1”
にセットされていたならば、1商取引として売上げられ
る商品の登録終了が宣言されたので、ST2として釣銭
演算処理を実行する。この釣銭演算処理は、登録商品バ
ッファ123に格納されている各登録商品レコードの金
額データに基づいて1商取引の合計金額を算出し、その
合計金額と預かり金額とから釣銭額を算出する処理であ
る。なお、預かり金額は、預/現計キー155の入力直
前に置数キー151によって数値データが置数されてい
る場合にはその数値となり、置数されていない場合には
当該1商取引の合計金額となる。しかして、ST3とし
てこの釣銭額をオペレータ用及び客用の表示器16に表
示させる。
【0030】次に、ST4として登録商品バッファ12
3に格納されている登録商品レコードの処理ステータス
を調べ、処理ステータス=1のレコード有無を判断する
(商品判断手段)。ここで、処理ステータス=1のレコ
ード有りと判断されると、1商取引として販売登録され
た商品の中に加工キー156によって買上後に加工する
と宣言された商品が有るので、ST5として加工完了予
測時刻を計算する。具体的には、処理ステータス=1の
登録商品レコードの加工コードに対応する加工時間を加
工テーブル122から読込み、時計部13にて計時され
ている現時刻から上記加工時間を経過した時刻を加工完
了予測時刻として算出する。なお、処理ステータス=1
の登録商品レコードが複数有る場合には、それぞれの加
工コードに対応する加工時間を加工テーブル122から
読込み、その中の最大加工時間を選択して上記と同様に
加工完了予測時刻を算出すればよい。また、ストアプロ
セッサ2において、加工依頼された商品の加工進捗状況
が管理されているので、その管理内容から加工作業の混
雑度を自動的に判定し、その混雑度により加工時間の調
整を行って、加工完了予測時刻を算出してもよい。こう
することにより、より正確な加工完了予測時刻を自動的
に算出できるようになる。
【0031】次に、CPU10は、ST6として登録商
品バッファ123に格納されている登録商品レコードの
うち処理ステータス=1のレコードを抽出する。そし
て、この抽出したレコードに基づいて図8に示すデータ
構成の加工商品一覧テーブル80を作成する。なお、加
工商品一覧テーブル80の商品コード,商品名,点数及
び処理ステータスは、登録商品バッファ123から抽出
した登録商品レコードの商品コード,商品名,点数及び
処理ステータスである。また、加工管理番号は、加工管
理番号メモリ124に格納されている加工管理番号のう
ち連続番号nnnnに「1」を加算した番号であり、加
工管理番号メモリ124のデータも「1」を加算した最
新値に更新する。
【0032】こうして、加工商品一覧テーブル80を作
成したならば、CPU10は、ST7として通信制御部
14を動作させ、上記加工商品一覧テーブル80を第1
の通信回線3を介してストアプロセッサ2に送信する。
また、ST8として上記加工商品一覧テーブル80のデ
ータを基に、加工管理番号,加工商品の商品名及び数
量,加工内容,加工完了予定時間等が記録される加工商
品リスト(店用及び客用の2枚)の印字データを作成し
て、プリンタ18によりレシート用紙に印字させる(媒
体発行手段)。
【0033】その後、ST9として登録商品バッファ1
23のデータを基に買上商品の商品名,数量,単価及び
金額と、1商取引の合計金額,預かり金額及び釣銭額と
が記録される買上レシートの印字データを作成して、プ
リンタ18によりレシート用紙に印字させる。また、S
T10として現金などが収容されているドロワ(不図
示)を開放させる。さらに、ST11としてフラグメモ
リ125の登録中フラグを“0”にリセットしたなら
ば、この預/現計キー処理を終了する。
【0034】一方、ST4にて登録商品バッファ123
に格納されている登録商品レコードの中に処理ステータ
ス=1のレコードが存在しない場合には、1商取引とし
て売上げられる商品の中に買上後に加工する商品が存在
しないので、ST5乃至ST8の各処理を実行せずにS
T9に進む。そして、買上レシートを印字発行し、ドロ
ワを開放させ、登録中フラグを“0”にリセットしたな
らば、この預/現計キー処理を終了する。なお、ST1
にて登録中フラグが“0”にリセットされてた場合に
は、預/現計キー155の操作エラーとしてキー入力を
無視する。
【0035】図13はキーボード15の加工完了キー1
57が入力された際に実行する加工完了キー処理を示す
流れ図であって、キーボード15からの信号が加工完了
キー157の操作に応じて発生した信号であるとき、C
PU10は、この加工完了キー処理を開始する。
【0036】先ず、ST1としてフラグメモリ125の
登録中フラグを調べる。ここで、登録中フラグが“1”
にセットされていた場合には、1商取引として売上げら
れる商品の販売登録中に他の商取引で売上げられた加工
商品の加工完了が宣言された誤操作なので、キー入力を
無視とする。
【0037】これに対し、ST1にて登録中フラグが
“0”にリセットされていた場合には、買上後に加工依
頼された商品の加工完了が宣言されたので、ST2とし
てその商品が売上げられた1商取引を識別する加工管理
番号のスキャニング入力を促すメッセージ,例えば「加
工管理番号をスキャニングしてください」をオペレータ
用の表示器16に表示させる。そして、ST3としてス
キャナ17により加工管理番号のバーコードがスキャニ
ングされるのを待機する。なお、前記預/現計キー処理
においてプリンタ18により印字発行される店用の加工
商品リストには、加工管理番号がバーコード化されて印
字されている。ST3にてスキャナ17により加工管理
番号のバーコードがスキャニングされたことを確認する
と、CPU10は、ST4としてそのスキャニングされ
たバーコードから加工管理番号を取得し、RAM12の
ワークエリアに一時格納する。
【0038】次に、ST5として加工を完了した商品に
付されたバーコードのスキャニングを促すメッセージ,
例えば「加工を完了した商品のバーコードをスキャニン
グしてください」をオペレータ用の表示器16に表示さ
せる。そして、ST6としてスキャナ17により商品コ
ードのバーコードがスキャニングされるのを待機する。
なお、各商品にはバーコード化された商品コードが印刷
されたラベル又はタグが付されている。ST6にてスキ
ャナ17により商品コードのバーコードがスキャニング
されたことを確認すると、ST7としてそのスキャニン
グされたバーコードから商品コードを取得し、RAM1
2のワークエリアに一時格納する。
【0039】次に、ST8として加工完了モードの終了
を宣言する小計キー154が入力されたか否かを判断
し、小計キー154が入力されていない場合にはST6
に戻って、同一の商取引で加工依頼され加工を完了した
別商品のバーコードがスキャニングされるのを待機す
る。
【0040】ST8にて小計キー154の入力を検知す
ると、CPU10は、ST9としてRAM12のワーク
エリアに格納したデータに基づいて図9に示すデータ構
成の加工完了商品テーブル90を作成する。なお、加工
完了商品テーブル90の加工管理番号はST4の処理で
記憶した加工管理番号であり、商品コードはST7の処
理で記憶した商品コードである。また点数は、対応する
商品コードのスキャニング前に置数キー151と乗算キ
ー153とによって乗数が入力されていた場合にはその
乗数となり、乗数が入力されていない場合には「1」と
なる。
【0041】こうして、加工完了商品テーブル90を作
成したならば、CPU10は、ST10として通信制御
部14を動作させ、上記加工完了商品テーブル90を第
1の通信回線3を介してストアプロセッサ2に送信す
る。以上で、この加工完了キー処理を終了する。
【0042】ストアプロセッサ2のCPU20は、図1
4に示すように、第1の通信回線3を介して各POS端
末1からテーブルデータを受信すると、そのテーブルデ
ータが加工商品一覧テーブル80なのか、加工完了商品
テーブル90なのかを判断する。そして、加工商品一覧
テーブル80を受信した場合には、その加工商品一覧テ
ーブル80をRAM22に格納する。また、加工完了商
品テーブル90を受信した場合には、RAM22に格納
している加工商品一覧テーブル80のなかから加工管理
番号と商品コードとが一致するレコードを探し、該当す
るレコードの処理ステータスを加工済であることを示す
「2」に更新するものとなっている(加工状況管理手
段)。
【0043】一方、各照会端末5は、CPU50が、図
16の流れ図に示す照会処理を実行するようにプログラ
ムを構成している。すなわちCPU50は、ST1とし
てカードリーダ55に情報記憶カードが挿入されるか、
ST2としてキーボード56がキー入力されるのを待機
する。そして、カードリーダ55に情報記憶カードが挿
入された場合には、ST3としてそのカードがいずれか
の加工管理番号を記憶した加工管理カードであるか否か
を判断する。そして、加工管理カードであった場合に
は、ST4としてそのカードに記憶された加工管理番号
を読込み、この加工管理番号を含む処理状況照会コマン
ドを作成する。また、キー入力された場合には、ST5
としてそのキー入力データが加工管理番号か否かを判断
する。そして、加工管理番号であった場合には、ST6
としてそのキー入力された加工管理番号を含む処理状況
照会コマンドを作成する。
【0044】こうして、ST4またはST6の処理にて
加工管理番号を含む処理状況照会コマンドを作成したな
らば、CPU50は、ST7として通信制御部54を動
作させて、上記処理状況照会コマンドを第2の通信回線
6を介してストアプロセッサ2に送信する。
【0045】ストアプロセッサ2のCPU20は、図1
5に示すように、第2の通信回線6を介して各照会端末
5からコマンドデータを受信すると、そのコマンドデー
タが処理状況照会コマンドであるか否かを判断し、処理
状況照会コマンドであればそのコマンド中の加工管理番
号が一致する加工商品一覧テーブル80の情報をコマン
ド送信元の照会端末5に返信するようになっている。
【0046】そこで、前記処理状況照会コマンドをスト
アプロセッサ2に送信した照会端末5のCPU50は、
ST8としてストアプロセッサ2から加工商品一覧テー
ブル80の正常応答があるか否かを監視する。そして、
一定時間内に加工商品一覧テーブル80が正常応答され
た場合には、ST9としてその加工商品一覧テーブル8
0の情報から加工依頼した商品の加工進捗状況を示す加
工商品処理状況画面を編集する。そして、ST10とし
てこの加工商品処理状況画面を表示器57に表示させた
ならば、この照会処理を終了する。
【0047】さて、上記の如く構成される複数台のPO
S端末1と1台のストアプロセッサ2と複数台の照会端
末5とを第1,第2の通信回線3,6でネットワーク接
続してなる本実施の形態においては、ストアプロセッサ
2を店の事務所等に設置する。また、各POS端末1を
それぞれ売場のチェックアウトカウンタに設置して、買
物客が買上げる商品の販売データを店員がPOS端末1
に登録可能とする。なお、チェックアウトカウンタに
は、そのカウンタに設置されたPOS端末1の売場コー
ドを基にした加工管理番号を記憶した多数枚の加工管理
カードを用意しておく。また、各照会端末5を売場の各
所に設置して、加工依頼をした商品の加工進捗状況を客
自身で確認できるようにする。
【0048】しかして、チェックアウトカウンタの店員
は、買物客から買上商品の代金支払いの申し出を受ける
と、その客買上商品に付されているバーコード(商品コ
ード)をPOS端末1のスキャナ17でスキャニングし
て登録を行う。そうすると、この客買上商品の商品コー
ド,商品名,単価,点数,金額及び加工コードが処理ス
テータス=0の情報とともに登録商品レコードとして登
録商品バッファ123に格納される。
【0049】ここで、客買上商品が加工コード>0,つ
まり買上後に加工が可能な商品であった場合には、PO
S端末1の表示器16にその加工の種類を示すコメント
が表示される。例えば、客買上商品がスラックスであっ
た場合には「すそ上げしますか?」が表示される。ま
た、スーツであった場合には「ネーム入れしますか?」
が表示される。そこで店員は、買物客に商品の加工が必
要か尋ね、買物客が加工を依頼した場合のみキーボード
15の加工キー156を押下する。そうすると、登録商
品バッファ123に格納された当該客買上商品の登録商
品レコードの処理ステータスが「1」に更新される。
【0050】その後、買物客が買上げる全商品の販売登
録を終了し、代金を買物客から預かると、店員はその預
かり金額を置数後、預/現計キー155を押下する。そ
うすると、登録商品バッファ123に格納されている登
録商品レコードに処理ステータスが「1」のレコードが
あるか否かが判断される。ここで、処理ステータスが
「1」の登録商品レコードがある場合には、そのレコー
ドの加工コードに対応する加工時間が加工テーブル12
2から読出される。そして、時計部13で計時されてい
る現時刻と加工時間とから加工完了予測時間が計算され
る。また、加工管理番号メモリ124に記憶されている
前回の加工管理番号が読出され、この加工管理番号の連
続番号nnnnに1が加算されてこの今回の買物客に対
する加工管理番号が発番される。そして、この加工管理
番号と処理ステータスが「1」の登録商品レコードとか
ら加工商品一覧テーブル80が作成され、この加工商品
一覧テーブル80が第1の通信回線3を介してストアプ
ロセッサ2に送信される。
【0051】これにより、ストアプロセッサ2のRAM
22に上記加工商品一覧テーブル80が記憶保持され
る。また、上記加工商品一覧テーブル80のデータを基
に店用及び客用の加工商品リストがプリンタ18により
レシート用紙に印字されて発行される。
【0052】図17は店用及び客用の加工商品リストの
1印字例であって、同図(a)が店用の加工商品リスト
であり、同図(b)が客用の加工商品リストである。図
示するように、店用及び客用の加工商品リストには、そ
れぞれ現在の日付及び時刻、客買上商品の販売データを
登録したPOSターミナル1を特定する売場コード、客
買上商品を販売登録した店員を特定する担当者コード、
買物客に対して発番された加工管理番号であるお客様番
号、加工依頼された商品の品名と数量、加工内容及び加
工完了予測時刻が印字されている。また、店用の加工商
品リストにはお客様番号を示すバーコードが印字されて
おり、客用の加工商品リストにはメッセージ「照会端末
で加工状況を確認することができます。」が印字されて
いる。
【0053】その後、POS端末1においては買上レシ
ートが印字発行されるので、店員は、客用の加工商品リ
ストと、その加工商品リストに印字されているお客様番
号を記憶した加工管理カードとを、買上レシートととも
に客に渡す。また、店用の加工商品リストを加工依頼さ
れた商品に付し、この商品を加工作業室に移す。
【0054】これにより、加工作業室では加工依頼され
た商品の加工が行われる。そして加工が完了し、商品が
チェックアウトカウンタに戻されると、店員は、先ずP
OSターミナル1のキーボード15に設けられている加
工完了キー157を押下する。そうすると、表示器16
に加工管理番号のスキャニングを要求するメッセージが
表示されるので、店員は、加工された商品に付されてい
る加工商品リストのバーコード(お客様番号)をスキャ
ナ17でスキャニングする。そうすると、表示器に加工
完了商品のスキャニングを要求するメッセージが表示さ
れるので、店員は、加工された商品に付されているラベ
ルまたはタグのバーコード(商品コード)をスキャナ1
7でスキャニングする。しかる後、小計キー154を押
下すると、スキャニングされた加工管理番号(お客様番
号)と商品コードとから加工完了商品テーブル90が作
成され、この加工完了商品テーブル90が第1の通信回
線3を介してストアプロセッサ2に送信される。これに
より、ストアプロセッサ2のRAM22に記憶されてい
る加工商品一覧テーブル80のレコードのうち、上記加
工完了商品テーブル90の加工管理番号と商品コードと
が一致するレコードの処理ステータスが加工中を示す
「1」から加工済を示す「2」に更新される。
【0055】一方、加工商品リストを受け取った客は、
加工が完了するまで待つ。このとき、店内のどの売場で
待っていてもよい。そして、適当な時刻,例えば加工商
品リストに印字されている加工完了予測時刻になったな
らば、客は近くの売場に設置されている照会端末5のカ
ードリーダ55に、店員から受け取った加工管理カード
を挿入して、その加工管理カードに記憶されている加工
管理番号を読取らせる。若しくは、照会端末5のキーボ
ード56を操作して、加工商品リストに印字されている
加工管理番号(お客様番号)を手入力する。
【0056】そうすると、この照会端末5からストアプ
ロセッサ2に対し、第2の通信回線6を介して処理状況
照会コマンドが送信される。これに応じて、ストアプロ
セッサ2からは、加工管理カードから読取られた加工管
理番号若しくはキー入力された加工管理番号で管理され
ている加工商品一覧テーブル80のデータが当該照会端
末5に返信され、この返信されたデータに基づいて加工
商品処理状況画面が編集されて、当該照会端末5の表示
器57に表示される。
【0057】図18は上記加工商品処理状況画面の一表
示例であって、同図(a)は加工商品が加工中の場合,
つまり処理ステータスが「1」の場合であり、同図
(b)は加工商品が加工済の場合,つまり処理ステータ
スが「2」の場合である。図示するように、加工商品処
理状況画面には、現日付及び時刻の他、客自身が入力し
た加工管理番号(お客様番号)と、加工依頼した商品の
品名,数量及び加工進捗状況と、その加工進捗状況に適
合したメッセージ、例えば加工進捗状況が加工中の場合
には「もうしばらくお待ちください」、加工進捗状況が
加工済の場合には「所定のレジでお受け取りください」
が表示される。
【0058】そこで買物客は、加工商品処理状況画面か
ら商品の加工が完了していることを確認すると、商品を
買上げた売場または所定のサービスカウンタに出向い
て、商品を受け取ることになる。
【0059】このように本実施の形態によれば、商品の
買上後にすそ上げやネーム入れなどの加工を依頼した買
物客は、商品引き渡し場所以外の売場からも、照会端末
5を利用することで加工を依頼した商品の加工進捗状況
を容易に確認することができる。したがって、買物客は
加工が完了したことを確認してから商品引き渡し場所に
出向けばよいので、加工が完了するまで規定の場所に束
縛されることがなく、また、商品引渡し場所まで出向い
ても加工がまだ完了していないということがない。その
結果、顧客へのサービス性を高めることができる上、店
に対する信頼性も向上できる。
【0060】また、本実施の形態においては、店員が買
物客から商品の加工依頼を受けた際に、その商品の販売
登録時に加工キー156を押下することで加工依頼を受
諾したことになる。そしてその場合には、加工管理番
号,加工商品の商品名及び数量,加工内容,加工完了予
定時間等が記録される加工商品リスト(店用及び客用)
が自動的に印字され発行されるので、引換券を手書きで
作成する手間も不要となる。したがって、店員の負担を
大幅に軽減でき、作業効率も向上される。
【0061】また、加工完了予定時間が自動的に算出さ
れて加工商品リストに印字されるので、新人やアルバイ
トなどの業務に不慣れな店員でも加工完了予定時間を客
に間違えて教えることがなく、この点からも店に対する
信頼性を向上できる効果を奏する。
【0062】さらに、加工依頼された商品の加工進捗状
況を管理するために加工完了時にその商品に付された加
工管理リストの加工管理番号を店員が入力するが、本実
施の形態では店用の加工商品リストに加工管理番号(お
客様番号)をバーコードでも印字したので、本来、PO
Sターミナル1が具備しているスキャナ17を利用して
加工管理番号を簡単かつ正確に入力することができ、店
員の負担増加にはならない。
【0063】なお、POSターミナル1にカードリーダ
ライタを接続し、図12に示した預/現計キー処理のS
T8において上記カードリーダライタに挿入されたカー
ドに今回の加工管理番号を上書きする処理を付加するこ
とによって、前もって所定の加工管理番号を記憶した加
工管理カードをチェックアウトカウンタに用意しておく
必要がなくなる。
【0064】また、ストアプロセッサ2において、各照
会端末5から加工進捗状況の問合せがある毎に、その問
合せがあった商品を加工している加工作業室に問合せが
あったことを通知する機能を設けてもよい。また、スト
アプロセッサ2において問合せがあった回数を商品別に
計数し加工作業室に表示するようにしてもよい。一般
に、買物客が加工進捗状況を問合せるということは、加
工依頼した商品の出来上がりを待ち焦がれていると考え
られる。したがって、加工作業担当者が問合せのあった
商品さらには問合せの多い商品を優先的に加工すること
で、より一層サービス性を高められるようになる。
【0065】また、商品テーブル121において各商品
コード別に設定記憶される加工コードは、必ずしも1種
類に限定されるものではない。複数種類の加工コードを
設定可能とした場合には、図10のST10の処理で複
数種の加工内容を加工コードともに表示し、加工キー1
56のキー処理時に加工コードを置数入力することによ
って選択できるようにするとよい。この他、本発明の要
旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能であるのは勿論
である。
【0066】
【発明の効果】以上詳述したように、本願請求項1記載
の発明によれば、買上後に加工される商品の加工進捗状
況を、商品引き渡し場所以外の場所からも客自身が容易
に確認することができる買上商品管理システムを提供で
きる。また、本願請求項2記載の発明によれば、上記請
求項1記載の発明の効果に加えて、客から加工依頼を受
けた店員の負担を軽減できる買上商品管理システムを提
供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態のシステム構成を示す
ブロック図。
【図2】 同実施の形態におけるストアプロセッサの要
部構成を示すブロック図。
【図3】 同実施の形態における照会端末の要部構成を
示すブロック図。
【図4】 同実施の形態におけるPOS端末の要部構成
を示すブロック図。
【図5】 同実施の形態におけるPOS端末のキーボー
ドを示す平面図。
【図6】 同実施の形態におけるPOS端末のRAMに
形成する主要なメモリエリアを示す図。
【図7】 同実施の形態におけるPOS端末のRAMに
形成するその他の主要なメモリエリアを示す図。
【図8】 同実施の形態においてPOS端末で作成する
加工商品一覧テーブルの構成図。
【図9】 同実施の形態においてPOS端末で作成する
加工完了商品テーブルの構成図。
【図10】 同実施の形態においてPOS端末のCPU
が実行する単品登録処理の要部を示す流れ図。
【図11】 同実施の形態においてPOS端末のCPU
が実行する加工キー処理の要部を示す流れ図。
【図12】 同実施の形態においてPOS端末のCPU
が実行する預/現計キー処理の要部を示す流れ図。
【図13】 同実施の形態においてPOS端末のCPU
が実行する加工完了キー処理の要部を示す流れ図。
【図14】 同実施の形態においてストアプロセッサの
CPUが実行するテーブル受信処理の要部を示す流れ
図。
【図15】 同実施の形態においてストアプロセッサの
CPUが実行するコマンド受信処理の要部を示す流れ
図。
【図16】 同実施の形態において照会端末のCPUが
実行するメイン処理の要部を示す流れ図。
【図17】 同実施の形態においてPOS端末から印字
発行される加工商品リストの一例を示す図。
【図18】 同実施の形態において照会端末の表示器に
表示される加工商品処理状況画面の一例を示す図。
【符号の説明】
1…POS端末 2…ストアプロセッサ 3,6…第1,第2の通信回線 5…照会端末 10,20,50…CPU 80…加工商品一覧テーブル 90…加工完了商品テーブル 121…商品テーブル 122…加工テーブル 156…加工キー 157…加工完了キー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 客買上商品の販売データを登録処理する
    商品登録手段、前記客買上商品が買上後に加工する商品
    であることを宣言する加工宣言手段、前記商品登録手段
    により登録処理された各客買上商品のうち前記加工宣言
    手段により買上後に加工する商品であると宣言された客
    買上商品の加工進捗状況を管理する加工状況管理手段、
    及びこの加工状況管理手段により管理される客買上商品
    の加工進捗状況を問合せに応じて通知する加工状況通知
    手段の各手段を備えた商品販売登録処理装置と、 前記商品販売登録処理装置に通信手段を介して客買上商
    品の加工進捗状況を問い合わせる加工状況問合せ手段、
    及びこの加工状況問合せ手段による問合せに対して前記
    商品販売登録処理装置から通知される客買上商品の加工
    進捗状況を表示する加工状況表示手段の各手段を備えた
    照会端末と、からなることを特徴とする買上商品管理シ
    ステム。
  2. 【請求項2】 前記商品販売登録処理装置は、1商取引
    として売上げられる客買上商品の登録終了を宣言する登
    録締め手段、この登録締め手段により登録終了が宣言さ
    れた1商取引で売上げられた客買上商品の中に加工宣言
    手段により買上後に加工すると宣言された商品が有るか
    否かを判断する商品判断手段、この商品判断手段により
    買上後に加工すると宣言された商品有りと判断されると
    当該1商取引を識別する識別データを記録した記録媒体
    を発行する媒体発行手段を備えるとともに、前記加工状
    況管理手段を、買上後に加工すると宣言された客買上商
    品の加工進捗状況をその客買上商品が売上げられた1商
    取引の識別データをキーとして管理する手段とし、 前記照会端末は、前記記録媒体に記録される識別データ
    を入力する識別データ入力手段を備えるとともに、前記
    加工状況問合せ手段を、前記入力手段により入力された
    識別データをキーとして管理された客買上商品の加工進
    捗状況を問い合わせる手段としたことを特徴とする請求
    項1記載の買上商品管理システム。
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