JP2000311612A - プラズマディスプレイパネル - Google Patents

プラズマディスプレイパネル

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JP2000311612A
JP2000311612A JP11770199A JP11770199A JP2000311612A JP 2000311612 A JP2000311612 A JP 2000311612A JP 11770199 A JP11770199 A JP 11770199A JP 11770199 A JP11770199 A JP 11770199A JP 2000311612 A JP2000311612 A JP 2000311612A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 隔壁の縦壁および横壁によって放電空間を区
画する面放電方式交流型プラズマディスプレイパネルに
おいて、基板の反りや隔壁の破損により放電セルの形状
が変形するのを防止することが出来るプラズマディスプ
レイパネルを提供する。 【解決手段】 前面基板10の背面側に、行方向に延び
列方向に並設されてそれぞれ表示ラインLを形成する複
数の行電極対(X,Y)とこの行電極対(X,Y)を被
覆する誘電体層11とが設けられ、背面基板13の前面
基板10と放電空間Sを介して対向する側に、列方向に
延び行方向に並設されて行電極対(X,Y)と交差する
位置においてそれぞれ放電空間Sに放電セルCを構成す
る複数の列電極が設けられたプラズマディスプレイパネ
ルにおいて、前面基板10と背面基板13との間に配置
されて列方向に延びる縦壁15aと行方向に延びる横壁
15bによって放電空間Sを各表示ラインLにおいて放
電セルC毎に行方向と列方向に区画する隔壁15を備
え、各表示ラインL間に設けられた隙間によって隔壁1
5の横壁15bが列方向に分離されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、面放電方式交流
型のプラズマディスプレイパネルに関し、特に、このプ
ラズマディスプレイパネルの放電空間を区画する隔壁の
構成に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、大型で且つ薄型のカラー画面表示
装置として面放電方式交流型プラズマディスプレイパネ
ルが注目を集めており、その普及が図られて来ている。
【0003】図22は、この面放電方式交流型プラズマ
ディスプレイパネルの従来のセル構造を模式的に示す平
面図であり、図23は、図22のV−V線における断面
図、図24は、図22のW−W線における断面図であ
る。
【0004】この図22ないし24において、プラズマ
ディスプレイパネル(以下、PDP)の表示面となる前
面ガラス基板1側には、その裏面に、複数の行電極対
(X’,Y’)と、この行電極対(X’,Y’)を被覆
する誘電体層2と、この誘電体層2の裏面を被覆するM
gOからなる保護層3が順に設けられている。
【0005】各行電極X’,Y’は、それぞれ、幅の広
いITO等の透明導電膜からなる透明電極Xa’,Y
a’と、その導電性を補う幅の狭い金属膜からなるバス
電極Xb’,Yb’とから構成されている。
【0006】そして、行電極X’とY’とが放電ギャッ
プg’を挟んで対向するように列方向に交互に配置され
ており、各行電極対(X’,Y’)によって、マトリク
ス表示の1表示ライン(行)Lが構成される。
【0007】一方、希ガスが封入された放電空間S’を
介して前面ガラス基板1に対向する背面ガラス基板4に
は、行電極対X’,Y’と直交する方向に延びるように
配列された複数の列電極D’と、この列電極D’間にそ
れぞれ平行に延びるように形成された帯状の隔壁5と、
この隔壁5の側面と列電極D’を被覆するそれぞれR,
G,Bに色分けされた蛍光体層6とが設けられている。
【0008】そして、各表示ラインLにおいて、列電極
D’と行電極対(X’,Y’)が交差し、隔壁5によっ
て放電空間S’が区画されることにより形成された単位
発光領域に、放電セルC’がそれぞれ画定されている。
【0009】上記の面放電方式交流型PDPにおける画
像の表示は、以下のようにして行われる。すなわち、先
ず、アドレス操作により、各放電セルC’において行電
極対(X’,Y’)と列電極D’との間で選択的に放電
が行われ、点灯セル(誘電体層2に壁電荷が形成された
放電セルC’)と消灯セル(誘電体層2に壁電荷が形成
されなかった放電セルC’)とが、表示する画像に対応
してパネル上に分布される。
【0010】このアドレス操作の後、全表示ラインLに
おいて一斉に、行電極対(X’,Y’)に対して交互に
放電維持パルスが印加され、この放電維持パルスが印加
される毎に、点灯セルにおいて面放電が発生される。
【0011】以上のようにして、点灯セルにおける面放
電により紫外線が発生され、放電空間S’内のR,G,
Bの蛍光体層6がそれぞれ励起されて発光することによ
り、表示する画面が形成される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記のような面放電方
式交流型PDPにおいては、図24に示されるように蛍
光体層6を帯状の隔壁5の側面にも形成して、放電セル
C’内の発光面積を増大させることにより、表示画面の
輝度の増加を図っている。
【0013】しかしながら、上述した従来のPDPの構
造では、各放電セルC’のサイズを小さくして画面の精
細度を上げようとすると、それに伴って、蛍光体層6の
表面積が減少し、輝度が低下してしまうという問題が生
じる。
【0014】さらに、この画面の高精細化に対応するた
めに、行電極対(X’,Y’)のピッチを狭めてゆく
と、上下方向に隣接する放電セルC’に放電の干渉が生
じ、誤放電が発生し易くなるという問題が生じる。
【0015】そこで、本発明の出願人は、先に、図25
〜29に示されるような新規な面放電方式交流型PDP
の提案を行っている。このPDPは、図25ないし29
において、表示面である前面ガラス基板10の背面に、
複数の行電極対(X,Y)が、前面ガラス基板10の行
方向(図25の左右方向)に延びるように平行に配列さ
れている。
【0016】行電極Xは、T字形状に形成されたITO
等の透明導電膜からなる透明電極Xaと、前面ガラス基
板10の行方向に延びて透明電極Xaの狭小の基端部に
接続された金属膜からなるバス電極Xbによって構成さ
れている。
【0017】行電極Yも同様に、T字形状に形成された
ITO等の透明導電膜からなる透明電極Yaと、前面ガ
ラス基板10の行方向に延びて透明電極Yaの狭小の基
端部に接続された金属膜からなるバス電極Ybによって
構成されている。
【0018】この行電極XとYは、前面ガラス基板10
の列方向(図25の上下方向)に交互に配列されてお
り、バス電極XbとYbに沿って並列されたそれぞれの
透明電極XaとYaが、互いに対となる相手の行電極側
に延びて、透明電極XaとYaの幅広部の頂辺が、それ
ぞれ所要の幅の放電ギャップgを介して互いに対向され
ている。
【0019】バス電極Xb,Ybは、それぞれ表示面側
の黒色導電層Xb’,Yb’と背面側の主導電層X
b”,Yb”の二層構造に形成されている。前面ガラス
基板10の背面には、さらに、行電極対(X,Y)を被
覆するように誘電体層11が形成されており、この誘電
体層11の背面には、互いに隣接する行電極対(X,
Y)の隣り合うバス電極XbおよびYbと対向する位置
及び隣り合うバス電極Xbとバス電極Ybの間の領域と
対向する位置に、誘電体層11の背面側に突出する嵩上
げ誘電体層11Aが、バス電極Xb,Ybと平行に延び
るように形成されている。
【0020】そして、この誘電体層11と嵩上げ誘電体
層11Aの背面側には、MgOからなる保護層12が形
成されている。一方、前面ガラス基板10と平行に配置
された背面ガラス基板13の表示側の面上には、列電極
Dが、各行電極対(X,Y)の互いに対となった透明電
極XaおよびYaに対向する位置において行電極対
(X,Y)と直交する方向(列方向)に延びるように、
互いに所定の間隔を開けて平行に配列されている。
【0021】背面ガラス基板13の表示側の面上には、
さらに、列電極Dを被覆する白色の誘電体層14が形成
され、この誘電体層14上に、隔壁15が形成されてい
る。この隔壁15は、互いに平行に配列された各列電極
Dの間の位置において列方向に延びる縦壁15aと、嵩
上げ誘電体層11Aに対向する位置において行方向に延
びる横壁15bとによって井桁状に形成されている。
【0022】そして、この井桁状の隔壁15によって、
前面ガラス基板10と背面ガラス基板13の間の空間
が、各行電極対(X,Y)において対となった透明電極
XaとYaに対向する部分毎に区画されて、それぞれ方
形の放電空間Sが形成されている。
【0023】この隔壁15は、その表示面側に形成され
たが黒色層(光吸収層)15’と背面側の白色層(光反
射層)15”の二層構造に形成されており、放電空間S
に面する側壁面がほぼ白色(すなわち、光反射層)にな
るように構成されている。
【0024】隔壁15の縦壁15aの表示側の面は保護
層12に当接されておらず(図28参照)、その間に隙
間rが形成されているが、横壁15bの表示側の面が、
保護層12の嵩上げ誘電体層11Aを被覆している部分
に当接されていて(図26および27参照)、列方向に
おいて隣接する放電空間Sとの間がそれぞれ遮蔽されて
いる。
【0025】放電空間Sに面する隔壁15の縦壁15a
および横壁15bの側面と誘電体層14の表面には、こ
れらの五つの面を全て覆うように蛍光体層16が、それ
ぞれ順に形成されている。この蛍光体層16の色は、各
放電空間S毎にR,G,Bの色が行方向に順に並ぶよう
に設定される。そして、放電空間S内には、希ガスが封
入されている。
【0026】このPDPは、行電極対(X,Y)がそれ
ぞれマトリクス表示画面の1表示ライン(行)Lを構成
し、また、井桁状の隔壁15によって区画された放電空
間Sが、それぞれ一つの放電セルCを画定している。こ
のPDPにおける画像表示は、図22〜24のPDPと
同様に、先ず、アドレス操作による行電極対(X,Y)
と列電極Dとの間の選択的な放電によって、全表示ライ
ンLに点灯セルと消灯セルとが、表示する画像に対応し
てパネル上に分布され、この後、全表示ラインLにおい
て一斉に、行電極対(X,Y)に対して交互に放電維持
パルスが印加されて、各点灯セルにおいて面放電が発生
される。
【0027】そして、この点灯セルにおける面放電によ
り紫外線が発生され、放電空間S内のR,G,Bの各蛍
光体層16がそれぞれ励起されて発光することにより、
表示画面が形成される。
【0028】上記PDPは、各放電セルCにおいて、蛍
光体層16が、放電空間Sに面する隔壁15の四面の側
壁と列電極Dを被覆する誘電体層14の表示側の面の五
面に形成されていることにより、蛍光体層16の表面積
すなわち発光面積が図22〜24のPDPと比較して拡
大されているので、放電セルCの一個当たりの輝度がそ
れぞれ増大されて、表示画面の輝度を向上させることが
出来る一方、画面の精細度を上げるために各放電セルC
のサイズを小さくしても、表示画面の輝度が従来のもの
と比べて低下してしまうことがないという特徴を備えて
いる。
【0029】さらに、行電極X,Yの透明電極Xa,Y
aが、バス電極Xb,Ybから互いに対となる相手の行
電極側に延びて、それぞれ放電セルC毎に島状に独立す
るように構成されているために、画面の精細度を上げる
ために各放電セルCのサイズを小さくしても、表示ライ
ンL方向(水平方向)において隣接する放電セルCヘの
放電の干渉が生じる虞が無いという特徴を備えている。
【0030】さらにまた、誘電体層11に嵩上げ誘電体
層11Aが形成され、この嵩上げ誘電体層11Aを被覆
する保護層12が隔壁15の横壁15bの表示側の面に
当接されて列方向(垂直方向)において隣接する放電セ
ルCの放電空間Sが互いに遮蔽されている(図26およ
び27参照)ことにより、この列方向において隣接する
放電セルC間で放電の干渉が生じるのが防止され、その
一方で、隔壁15の縦壁15aの表示側の面が、誘電体
層11の嵩上げ誘電体層11Aが形成されていない部分
に対向されていて、この縦壁15aの表示側の面と保護
層12との間に隙間rが形成されている(図28および
29参照)ことにより、行方向(表示ライン方向)にお
いて互いに隣接する放電セルCの放電空間Sが隙間rを
介して僅かに連結されて、放電を連鎖的に生じさせるプ
ライミング効果が発生し、放電動作の安定化を図ること
が出来るという特徴を備えている。
【0031】さらに、このPDPは、バス電極Xb,Y
bの表示面側にそれぞれ黒色導電層Xb’,Yb’が設
けられているとともに隔壁15の表示側の面に黒色層1
5’が形成されていることにより、前面ガラス基板10
を通して入射してくる外光が反射されるのを防止して、
表示画面のコントラストを向上させることが出来る等、
種々の特徴を備えているものである。
【0032】ところが、図25から分かるように、放電
空間Sを区画する隔壁15の縦壁15aは、その幅が放
電空間Sの面積を広くするために出来るだけ小さくなる
ように形成されるのに対し、横壁15bの幅は、バス電
極Xb,Ybの設置スペースを確保するために縦壁15
aの幅よりも広くならざるお得ない。
【0033】このため、この隔壁15の縦壁15aと横
壁15bの幅の違いによって、その焼成時の収縮にばら
つきが生じ、これによって、前面ガラス基板10や背面
ガラス基板13の反りおよび隔壁15の破損など、放電
セル形状の変形の原因になるという新たな問題が発生し
ている。
【0034】この発明は、上記のような面放電方式交流
型プラズマディスプレイパネルにおける問題点を解決す
るために為されたものである。すなわち、この発明は、
隔壁の縦壁および横壁によって放電空間を区画する面放
電方式交流型プラズマディスプレイパネルにおいて、基
板の反りや隔壁の破損により放電セルの形状が変形する
のを防止することが出来るプラズマディスプレイパネル
を提供することを目的とする。
【0035】
【課題を解決するための手段】第1の発明によるプラズ
マディスプレイパネルは、上記目的を達成するために、
前面基板の背面側に、行方向に延び列方向に並設されて
それぞれ表示ラインを形成する複数の行電極対とこの行
電極対を被覆する誘電体層とが設けられ、背面基板の前
面基板と放電空間を介して対向する側に、列方向に延び
行方向に並設されて行電極対と交差する位置においてそ
れぞれ放電空間に単位発光領域を構成する複数の列電極
が設けられたプラズマディスプレイパネルにおいて、前
記前面基板と前記背面基板との間に配置されて列方向に
延びる縦壁部と行方向に延びる横壁部によって前記放電
空間を前記単位発光領域毎に行方向と列方向に区画する
隔壁を備え、互いに隣接する行に沿って並ぶ前記単位発
光領域の間の横壁部が行方向と平行な隙間によって分離
されていることを特徴としている。
【0036】この第1の発明によるプラズマディスプレ
イパネルは、列方向に延びる縦壁部と行方向に延びる横
壁部を有する隔壁によって、前面基板と背面基板の間の
放電空間が、単位発光領域毎に区画される。そして、互
いに隣接する行に沿って並ぶ単位発光領域の間の横壁部
が行方向と平行な隙間によって分離されていることによ
って、分離された各横壁部の列方向の幅が縮小される。
【0037】上記第1の発明によれば、前面基板と背面
基板の間の放電空間が隔壁によって発光領域毎に行方向
および列方向においてそれぞれ区画されているので、こ
の列方向において隣接する単位発光領域間で放電の干渉
が生じて誤放電が発生するのを防止することが出来、こ
れによって、画面の高精細化を図ることが可能になると
ともに、隔壁の横壁部が隙間によって上下方向に分離さ
れているので、分離されている各横壁部の列方向の幅が
縮小されるので、それぞれの幅と隔壁の縦壁部の幅との
差が小さくなり、これによって、隔壁の焼成時の収縮に
ばらつきが少なくなって、前面基板や背面基板の反りお
よび隔壁の破損などによる単位発光領域の放電空間の形
状が変形したりする虞がない。
【0038】第2の発明によるプラズマディスプレイパ
ネルは、前記目的を達成するために、第1の発明の構成
に加えて、前記第1スリットによって上下に分割された
隔壁の横壁部の各部分の列方向の幅が、隔壁の列方向に
延びる縦壁部の行方向の幅とほぼ同一になっていること
を特徴としている。
【0039】この第2の発明によるプラズマディスプレ
イパネルは、隙間によって分離された隔壁の各部分の幅
が、それぞれ縦壁部の幅と同一になるように設定されて
いる。
【0040】この第2に発明によれば、隔壁の焼成時の
収縮にばらつきがほとんどなくなるので、前面基板や背
面基板の反りおよび隔壁の破損などによる単位発光領域
の放電空間の形状の変形がさらに確実に防止される。
【0041】第3の発明によるプラズマディスプレイパ
ネルは、前記目的を達成するために、第1の発明の構成
に加えて、前記誘電体層の前記隔壁の横壁部に対向する
部分に、横壁部側に張り出すように形成されて横壁部と
の間を閉じる嵩上げ部が形成されていることを特徴とし
ている。
【0042】この第3の発明によるプラズマディスプレ
イパネルは、誘電体層の隔壁の横壁部に対向する部分に
横壁部側に張り出すように形成された嵩上げ部によっ
て、隔壁によって単位発光領域毎に区画されて列方向に
配列された放電空間の間が、対向する隔壁の横壁部との
間で遮蔽される。
【0043】したがって、この第3の発明によれば、列
方向に並ぶ放電空間の間が誘電体層の嵩上げ部によって
遮蔽されているので、この列方向において隣接する単位
発光領域間で放電の干渉が生じて誤放電が発生するのを
防止することが出来、これによって、画面の高精細化を
図ることが可能になる。
【0044】第4の発明によるプラズマディスプレイパ
ネルは、前記目的を達成するために、第1の発明の構成
に加えて、前記隔壁の一部に、隣接する前記単位発光領
域毎の放電空間を互いに連通する第2スリットが形成さ
れていることを特徴としている。
【0045】この第4の発明によるプラズマディスプレ
イパネルは、隔壁の表面が前面基板側に接触して放電空
間を遮蔽している場合に、隔壁の一部に形成されたスリ
ットを介して、行方向または列方向において互いに隣接
する単位発光領域毎の放電空間が連通される。
【0046】したがって、この第4の発明によれば、放
電空間内に封入されている放電ガスおよびプライミング
粒子の隣接する放電空間への移動が可能になり、これに
よって、隣接する単位発光領域毎の放電空間の間におい
て連鎖的に放電が行われるようになる。
【0047】第5の発明によるプラズマディスプレイパ
ネルは、前記目的を達成するために、第4の発明の構成
に加えて、前記スリットは、前記隔壁の縦壁部に形成さ
れていることを特徴としている。この第5の発明による
プラズマディスプレイパネルは、隔壁の表面が前面基板
側に接触して放電空間を遮蔽している場合に、隔壁の縦
壁部に形成されたスリットを介して、行方向において互
いに隣接する単位発光領域毎の放電空間が連通される。
【0048】したがって、この第5の発明によれば、放
電空間内に封入されている放電ガスおよびプライミング
粒子の隣接する放電空間への移動が可能になり、これに
よって、行方向において隣接する単位発光領域毎の放電
空間の間において連鎖的に放電が行われるようになる。
【0049】第6の発明によるプラズマディスプレイパ
ネルは、前記目的を達成するために、第4の発明の構成
に加えて、前記スリットは、前記隔壁の横壁部に形成さ
れていることを特徴としている。この第6の発明による
プラズマディスプレイパネルは、隔壁の表面が前面基板
側に接触して放電空間を遮蔽している場合に、隔壁の横
壁部に形成されたスリットを介して、列方向において互
いに隣接する単位発光領域毎の放電空間が連通される。
【0050】したがって、この第6の発明によれば、放
電空間内に封入されている放電ガスおよびプライミング
粒子の隣接する放電空間への移動が可能になり、これに
よって、列方向において隣接する単位発光領域毎の放電
空間の間において連鎖的に放電が行われるようになる。
【0051】第7の発明によるプラズマディスプレイパ
ネルは、前記目的を達成するために、第1の発明の構成
に加えて、前記前面基板の前記隙間に対向する部分に、
第1光吸収層が設けられていることを特徴としている。
【0052】この第7の発明によるプラズマディスプレ
イパネルは、前面基板の隔壁の横壁部に対向する部分
に、黒色や暗褐色等の光を吸収する暗色に色付けされた
光吸収層が形成され、さらに、行電極の電極本体部の前
面基板側の面がこの光吸収層によってカバーされてい
る。
【0053】上記第7の発明によれば、前面基板を通し
て前面基板の隔壁の横壁部間の隙間に対向する部分に入
射してくる外光が、光吸収層によって吸収されるので、
反射が防止されて、表示画面のコントラストを向上させ
ることができる。
【0054】第8の発明によるプラズマディスプレイパ
ネルは、前記目的を達成するために、第1の発明の構成
に加えて、前記前面基板の背面側の前記隔壁の縦壁部に
対向する部分に、第2光吸収層が設けられていることを
特徴としている。この第8の発明によるプラズマディス
プレイパネルは、前面基板の背面側の隔壁の縦壁部に対
向する部分に、黒色や暗褐色等の光を吸収する暗色に色
付けされた光吸収層が形成され、さらに、行電極の電極
本体部の前面基板側の面がこの光吸収層によってカバー
されている。
【0055】上記第8の発明によれば、前面基板を通し
て前面基板の隔壁の横壁部に対向する部分に入射してく
る外光が、光吸収層によって吸収されるので、反射が防
止されて、表示画面のコントラストを向上させることが
できる。
【0056】第9の発明によるプラズマディスプレイパ
ネルは、前記目的を達成するために、第1の発明の構成
に加えて、前記隔壁の少なくとも縦壁部が、その表示面
側に形成された光吸収層と背面側に形成された光反射層
の二層構造になっていることを特徴としている。
【0057】この第9の発明によるプラズマディスプレ
イパネルは、放電空間を区画する隔壁の少なくとも縦壁
部の前面基板に対向する面に、黒色や暗褐色等の光を吸
収する暗色に色付けされた光吸収層が形成され、他の部
分が光反射層になっている。
【0058】上記第9の発明によれば、前面基板を通し
て入射してくる外光が隔壁の少なくとも縦壁部に形成さ
れた光吸収層によって吸収されて反射が防止されるの
で、表示画面のコントラストを向上させることができ
る。そして、他の部分が光反射層になっているので、放
電空間内における放電の際の発光を反射して、画面の輝
度を増加させることができる。
【0059】第10の発明によるプラズマディスプレイ
パネルは、前記目的を達成するために、第1の発明の構
成に加えて、前記一対の行電極は、それぞれ、行方向に
伸びる本体部と、この本体部から列方向に突出して前記
単位発光領域毎に放電ギャップを介して互いに対向する
突出部とを有し、前記本体部が金属膜によって形成さ
れ、前記突出部が透明導電膜によって形成されて、その
基端部が前記本体部に接続されるとともに前記単位発光
領域毎に島状に独立して設けられていることを特徴とし
ている。
【0060】この第10の発明によるプラズマディスプ
レイパネルは、行電極対を構成するそれぞれの行電極
が、行方向に延びる電極の金属膜によって形成された本
体部から単位発光領域毎に対となる他の行電極の方向に
張り出して所要の放電ギャップを介して互いに対向する
透明導電膜によって形成された突出部を備え、それぞれ
単位発光領域毎に島状に独立するように構成されてい
る。
【0061】上記第10の発明によれば、行電極対を構
成するそれぞれの行電極が単位発光領域毎に島状に独立
するように構成されているために、画面の精細度を上げ
るために各単位発光領域のサイズを小さくしても、行方
向において隣接する単位発光領域ヘの放電の干渉が生じ
る虞は無い。
【0062】第11の発明によるプラズマディスプレイ
パネルは、前記目的を達成するために、第10の発明の
構成に加えて、前記本体部の表示面側に光吸収層が設け
られていることを特徴としている。この第11の発明に
よるプラズマディスプレイパネルは、行電極の本体部の
前面基板に対向する面に、黒色や暗褐色等の光を吸収す
る暗色に色付けされた光吸収層が形成されている。
【0063】上記第11の発明によれば、前面基板を通
して入射してくる外光が行電極の本体部に形成された光
吸収層によって吸収されることにより、反射が防止され
るので、表示画面のコントラストを向上させることがで
きる。
【0064】第12の発明によるプラズマディスプレイ
パネルは、前記目的を達成するために、第10の発明の
構成に加えて、前記一対の行電極のうち少なくとも一方
の行電極が、互いに隣接する表示ライン間において前記
本体部を共用していることを特徴としている。この第1
2の発明によるプラズマディスプレイパネルは、行電極
対を構成する一対の行電極が表示ライン毎に交互に入れ
替えられて隣接する表示ラインにおいて同じ極の行電極
が互いに背中合わせに配置されている状態で、少なくと
も一方の極の行電極が同一の本体部を共用している。
【0065】上記第12の発明によれば、隣接する表示
ラインにおいて互いに背中合わせに配置される行電極が
同一の本体部を共用していることによって、この本体部
の設置面積を小さくすることが出来、これによって、本
体部に対向する隔壁の横壁部の幅を小さくできるので、
その分、単位発光領域のサイズを大きくしてこの単位発
光領域内に形成される蛍光体層の表面積を増加させるこ
とができ、表示画面の輝度が増加される。さらに、本体
部の共用によって、放電電流を低減することが出来る。
【0066】第13の発明によるプラズマディスプレイ
パネルは、前記目的を達成するために、第1の発明の構
成に加えて、前記隔壁によって区画された前記単位発光
領域が、列方向において直線状に配置され、各単位発光
領域内に蛍光体層が形成され、この蛍光体層の色が行方
向において赤,緑,青の順に設定されるとともに、同じ
色の蛍光体層を有する単位発光領域が列方向において直
線状に配置され、行方向に並ぶ赤,緑,青に色分けされ
た三つの単位発光領域によって一つの画素が構成される
ことを特徴としている。
【0067】この第13の発明によるプラズマディスプ
レイパネルは、隔壁によって区画された単位発光領域が
マトリクス状に配置され、各単位発光領域の色が行方向
において赤,緑,青の順に設定されるとともに、同じ色
の蛍光体層を有する単位発光領域が列方向において直線
状に配置されるように設定されている。そして、表示画
面を構成する画素が、行方向に並ぶ赤,緑,青に色分け
された三つの単位発光領域を単位として構成される。
【0068】第14の発明によるプラズマディスプレイ
パネルは、前記目的を達成するために、第1の発明の構
成に加えて、前記隔壁によって区画された前記単位発光
領域が、列方向において直線状に配置され、各単位発光
領域内に蛍光体層が形成され、この蛍光体層の色が行方
向において赤,緑,青の順に設定されるとともに、この
蛍光体層の色が隣接する二つの表示ラインの互いに行方
向に一つ分ずつずれる単位発光領域において同じになる
ように設定され、行方向に並ぶ赤,緑,青に色分けされ
た三つの単位発光領域によって一つの画素が構成される
ことを特徴としている。
【0069】この第14の発明によるプラズマディスプ
レイパネルは、隔壁によって区画された単位発光領域が
マトリクス状に配置され、各単位発光領域の色が行方向
において赤,緑,青の順に設定されるとともに、蛍光体
層の色が行方向において赤,緑,青の順に設定されると
ともに、同じ色の単位発光領域が隣接する二つの表示ラ
インにおいて互いに行方向に一つ分ずつずれるように設
定されている。そして、表示画面を構成する画素が、行
方向に並ぶ赤,緑,青に色分けされた三つの単位発光領
域を単位として構成される。
【0070】上記第14の発明によれば、画素が、表示
ライン毎に行方向に単位発光領域放電の一個分ずつずれ
るように配置されることによって、表示画面の解像度を
向上させることが出来る。
【0071】第15の発明によるプラズマディスプレイ
パネルは、前記目的を達成するために、第1の発明の構
成に加えて、前記隔壁によって区画された前記単位発光
領域が、隣接する二つの表示ラインにおいて互いに行方
向に単位発光領域の幅方向の寸法の半分ずつずれるよう
に配置され、各単位発光領域内に蛍光体層が形成され、
この蛍光体層の色が行方向において赤,緑,青の順に設
定されるとともに、この蛍光体層の色が隣接する二つの
表示ラインの互いに行方向に幅方向の寸法の半分ずつず
れる単位発光領域において同じになるように設定され、
行方向に並ぶ赤,緑,青に色分けされた三つの単位発光
領域によって一つの画素が構成されることを特徴として
いる。
【0072】この第15の発明によるプラズマディスプ
レイパネルは、隔壁によって区画された単位発光領域が
隣接する二つの表示ラインにおいて互いに行方向に半分
ずつずれるように配置され、各単位発光領域の色が行方
向において赤,緑,青の順に設定されるとともに、同じ
色の単位発光領域が隣接する二つの表示ラインにおいて
互いに行方向に半分ずつずれる位置に位置されるように
設定されている。
【0073】そして、表示画面を構成する画素が、行方
向に並ぶ赤,緑,青に色分けされた三つの単位発光領域
を単位として構成される。上記第15の発明によれば、
画素が、表示ライン毎に行方向に単位発光領域放電の半
分ずつずれるように配置されることによって、表示画面
の解像度を向上させることが出来る。
【0074】第16の発明によるプラズマディスプレイ
パネルは、前記目的を達成するために、第1の発明の構
成に加えて、前記隔壁によって区画された前記単位発光
領域が、隣接する二つの表示ラインにおいて互いに行方
向に単位発光領域の幅方向の寸法の半分ずつずれるよう
に配置され、各単位発光領域内に蛍光体層が形成され、
この蛍光体層の色が行方向において赤,緑,青の順に設
定されるとともに、この蛍光体層の色が隣接する二つの
表示ラインの互いに行方向に幅方向の寸法の1.5倍ず
つずれる単位発光領域において同じになるように設定さ
れ、隣接する二つの表示ライン行方向に跨ってデルタ状
に配置される赤,緑,青に色分けされた三つの単位発光
領域によって一つの画素が構成されることを特徴として
いる。
【0075】この第16の発明によるプラズマディスプ
レイパネルは、隔壁によって区画された単位発光領域が
隣接する二つの表示ラインにおいて互いに行方向に半分
ずつずれるように配置され、各単位発光領域の色が行方
向において赤,緑,青の順に設定されるとともに、同じ
色の単位発光領域が隣接する二つの表示ラインにおいて
互いに行方向に一つと半分ずつずれる位置に位置される
ように設定されている。
【0076】そして、表示画面を構成する画素が、列方
向において隣接する二つの表示ラインにまたがってデル
タ状に位置する赤,緑,青に色分けされた三つの単位発
光領域を単位として構成される。上記第16の発明によ
れば、一つの画素を構成する三つの単位発光領域がデル
タ状に配置されることによって、表示画面の解像度を向
上させることができる。
【0077】第17の発明によるプラズマディスプレイ
パネルは、前記目的を達成するために、第1の発明の構
成に加えて、行方向に沿って並ぶ前記単位発光領域の最
も外側に位置する単位発光領域を区画する隔壁の外側角
部に面取りが施されていることを特徴としている。
【0078】この第17の発明によるプラズマディスプ
レイパネルは、行方向に一列に並ぶ単位発光領域のそれ
ぞれ最も外側に位置する単位発光領域を区画している隔
壁の外側角部に面取りが施されることによって、隔壁の
角部に盛り上がりが生じるのが防止される。
【0079】これによって、隔壁の角部に盛上がりが生
じや場合には前面基板と背面基板を重ね合せたときに前
面基板が盛り上がり部(すなわち、基板の周辺部)にの
み接触してその他の部分(中央部分)が浮いた状態にな
りプラズマディスプレイパネルの駆動時に基板に振動が
生じて振動音が発生するが、隔壁の角部に施された面取
りによる隔壁の角部の盛上がりの防止により、基板と隔
壁とが一様に接することになり、上記のような振動の発
生が防止される。
【0080】
【発明の実施の形態】以下、この発明の最も好適と思わ
れる実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説
明を行う。
【0081】図1ないし5は、この発明によるプラズマ
ディスプレイパネル(以下、PDPという)の実施形態
の第1の例を示すものであって、図1はこの第1の例に
おけるPDPを模式的に表す平面図であり、図2は図1
のV3−V3線における断面図、図3は図1のV4−V
4線における断面図、図4は図1のW3−W3線におけ
る断面図、図5は図1のW4−W4線における断面図で
ある。
【0082】この図1ないし5に示されるPDPは、表
示面である前面ガラス基板10の背面に、複数の行電極
対(X,Y)が、前面ガラス基板10の行方向(図1の
左右方向)に延びるように平行に配列されている。行電
極Xは、T字形状に形成されたITO等の透明導電膜か
らなる透明電極Xaと、前面ガラス基板10の行方向に
延びて透明電極Xaの狭小の基端部に接続された金属膜
からなるバス電極Xbによって構成されている。
【0083】行電極Yも同様に、T字形状に形成された
ITO等の透明導電膜からなる透明電極Yaと、前面ガ
ラス基板10の行方向に延びて透明電極Yaの狭小の基
端部に接続された金属膜からなるバス電極Ybによって
構成されている。
【0084】この行電極XとYは、前面ガラス基板10
の列方向(図1の上下方向)に交互に配列されており、
バス電極XbとYbに沿って並列されたそれぞれの透明
電極XaとYaが、互いに対となる相手の行電極側に延
びて、透明電極XaとYaの幅広部の頂辺が、それぞれ
所要の幅の放電ギャップgを介して互いに対向されてい
る。
【0085】バス電極Xb,Ybは、それぞれ表示面側
の黒色導電層Xb’,Yb’と背面側の主導電層X
b”,Yb”の二層構造に形成されている。前面ガラス
基板10の背面には、列方向において隣接する行電極対
(X,Y)のそれぞれの互いに背中合わせになったバス
電極XbとYbの間に、このバス電極Xb,Ybに沿っ
て行方向に延びる黒色の光吸収層(遮光層)30が形成
されており、さらに、隔壁35の縦壁35aに対向する
部分に、光吸収層(遮光層)31が形成されている。
【0086】前面ガラス基板10の背面には、さらに、
行電極対(X,Y)を被覆するように誘電体層11が形
成されており、この誘電体層11の背面には、互いに隣
接する行電極対(X,Y)の隣り合うバス電極Xbおよ
びYbと対向する位置及び隣り合うバス電極Xbとバス
電極Ybの間の領域と対向する位置に、誘電体層11の
背面側に突出する嵩上げ誘電体層11Aが、バス電極X
b,Ybと平行に延びるように形成されている。
【0087】そして、この誘電体層11と嵩上げ誘電体
層11Aの背面側には、MgOからなる保護層12が形
成されている。一方、前面ガラス基板10と平行に配置
された背面ガラス基板13の表示側の面上には、列電極
Dが、各行電極対(X,Y)の互いに対となった透明電
極XaおよびYaに対向する位置において行電極対
(X,Y)と直交する方向(列方向)に延びるように、
互いに所定の間隔を開けて平行に配列されている。背面
ガラス基板13の表示側の面上には、さらに、列電極D
を被覆する白色の誘電体層14が形成され、この誘電体
層14上に、隔壁35が形成されている。
【0088】隔壁35は、互いに平行に配列された各列
電極Dの間の位置において列方向に延びる縦壁35a
と、嵩上げ誘電体層11Aに対向する位置において行方
向に延びる横壁35bとによって梯子状に形成されてい
る。そして、この梯子状の隔壁35によって、前面ガラ
ス基板10と背面ガラス基板13の間の空間が、各行電
極対(X,Y)において対となった透明電極XaとYa
に対向する部分毎に区画されて、それぞれ方形の放電空
間Sが形成されている。
【0089】隔壁35の縦壁35aの表示側の面は保護
層12に当接されておらず(図4参照)、その間に隙間
rが形成されているが、横壁35bの表示側の面が、保
護層12の嵩上げ誘電体層11Aを被覆している部分に
当接されていて(図2および5参照)、列方向において
隣接する放電空間Sとの間がそれぞれ遮蔽されている。
【0090】放電空間Sに面する隔壁35の縦壁35a
および横壁35bの側面と誘電体層14の表面には、こ
れらの五つの面を全て覆うように蛍光体層16が、それ
ぞれ順に形成されている。
【0091】この蛍光体層16の色は、各放電空間S毎
にR,G,Bの色が行方向に順に並ぶように設定される
(図4参照)。そして、放電空間S内には、希ガスが封
入されている。この放電空間Sを区画する隔壁35の横
壁35bは、表示ライン間の光吸収層30と重なる位置
に設けられた隙間SLによって列方向に分離されてい
る。
【0092】すなわち、隔壁35は、表示ライン(行)
L方向に沿って梯子状に形成され、列方向において表示
ラインLに沿って延びる隙間SLを介して互いに平行に
なるように配置されている。この表示ラインL間に設け
られた隙間SLによって分割された横壁35bの各部分
35b’の幅は、それぞれ縦壁35aの幅と略同一にな
るように隙間SLの幅が設定されている。
【0093】上記のPDPは、行電極対(X,Y)がそ
れぞれマトリクス表示画面の1表示ライン(行)Lを構
成し、また、梯子状の隔壁35によって区画された放電
空間Sが、それぞれ一つの放電セルCを画定している。
【0094】このPDPにおける画像表示は、先ず、ア
ドレス操作により、各放電セルCにおいて行電極対
(X,Y)と列電極Dとの間で選択的に放電が行われ、
全表示ラインLに点灯セル(誘電体層11に壁電荷が形
成された放電セルC)と消灯セル(誘電体層11に壁電
荷が形成されなかった放電セルC)とが、表示する画像
に対応して、パネル上に分布される。
【0095】このアドレス操作の後、全表示ラインLに
おいて一斉に、行電極対(X,Y)に対して交互に放電
維持パルスが印加され、この放電維持パルスが印加され
る毎に、各点灯セルにおいて面放電が発生される。
【0096】以上のようにして、点灯セルにおける面放
電により紫外線が発生され、放電空間S内のR,G,B
の各蛍光体層16がそれぞれ励起されて発光することに
より、表示画面が形成される。上記PDPは、放電空間
Sを区画する隔壁35の横壁35bを表示ラインL間に
設けられた隙間SLによって列方向に分離し、この分離
された各部分35b’の幅を、それぞれ縦壁35aの幅
と略同一になるように設定することによって、隔壁35
の焼成時の収縮にばらつきが少なくなり、これによっ
て、前面ガラス基板10や背面ガラス基板13の反りお
よび隔壁35の破損などによる放電セル形状の変形が生
じる虞がない。
【0097】さらに、上記PDPは、前面ガラス基板1
0の背面の放電空間Sに対向する部分以外の部分が、光
吸収層30,31および二層構造に形成されたバス電極
Xb,Ybの黒色導電層Xb’,Yb’によってカバー
されていることにより、前面ガラス基板10を通して入
射してくる外光が反射されるのを防止して、表示画面の
コントラストを向上させることができる。
【0098】なお、この例において、光吸収層30と3
1のうち何れか一方のみを形成するようにしてもよい。
また、前面ガラス基板10の背面に、対向する放電空間
S内の蛍光体層16の色(R,G,B)に対応する色の
カラーフィルタ層(図示せず)を、各放電セルC毎に形
成することも出来る。
【0099】この場合、光吸収層30,31は、各放電
空間Sに対向するように島状に形成されたカラーフィル
タ層の間隙またはこの間隙に対応する位置に形成され
る。
【0100】次に、この発明の実施形態における第2の
例を、図6ないし8に基づいて説明する。図6はこの第
2の例のPDPを模式的に表す平面図であり、図7は図
6のV5−V5線における断面図、図8は図6のV6−
V6線における断面図である。
【0101】この図6ないし8に示されるPDPは、前
面ガラス基板10の背面に行電極対(Xo,Yo)が図
1ないし5の第1の例のPDPと同様の態様で配列され
ている。そして、前面ガラス基板10の背面には、梯子
状の隔壁35および隙間SLの表示側の面に対向する部
分に、全て、黒色の光吸収層(遮光層)40が形成され
ている。
【0102】行電極Xo,Yoのそれぞれのバス電極X
ob,Yobは、主導電層のみの一層構造に形成されて
おり、光吸収層(遮光層)40の背面に位置するように
配置されている。他の構造は図1ないし5の第1の実施
例と同様であり、放電空間Sを区画する隔壁35の横壁
35bは、表示ラインL間に設けられた間隙SLにより
列方向に分離され、この分離された横壁35bの各部分
35b’の幅が、それぞれ縦壁35aの幅と略同一にな
っている。
【0103】上記PDPも、図1ないし5の例の場合と
同様に、間隙SLによって列方向に分離された各部分3
5b’の幅が、それぞれ縦壁35aの幅と略同一になっ
ているので、隔壁35の焼成時の収縮にばらつきが少な
くなり、これによって、前面ガラス基板10や背面ガラ
ス基板13の反りおよび隔壁35の破損などによる放電
セル形状の変形が生じる虞がない。
【0104】さらにこのPDPは、前面ガラス基板10
の背面の放電空間Sに対向する部分以外の部分が、光吸
収層(遮光層)40によってカバーされていることによ
り、前面ガラス基板10を通して入射してくる外光が反
射されるのを防止して、表示画面のコントラストを向上
させることができる。
【0105】次に、この発明の実施形態における第3の
例を、図9に基づいて説明する。図9は、この第3の例
におけるPDPの行電極対と隔壁との関係を模式的表す
平面図である。
【0106】この第3の例のPDPは、列方向に配列さ
れた表示ラインLi-1’,Li’,Li+1 ’…において、
行電極が、(Yi-1’,Xi-1’’),(Xi’,Y
i’),(Yi+1’,Xi+1’)…というように、表示ラ
イン毎に交互にその配置が入れ替えられて配列されてお
り、さらに、隣接する表示ラインにおいて、互いに背中
合わせに配置される行電極Xi-1’とXi’の透明電極X
ai-1’とXai’のそれぞれの基端部が連結されて一体的
に形成され、さらに、行電極Yi’とYi+1’ のそれぞ
れの透明電極Yai’とYai+1’の基端部が連結されて一
体的に形成されている。
【0107】そして、上記の配置によって、列方向にお
いて隣接する表示ラインにおいて、互いに背中合わせに
配置される行電極Xi-1’とXi’のそれぞれ透明電極X
ai-1’とXai’とが、共通のバス電極Xbj’に接続
されており、さらに、列方向において隣接する表示ライ
ンにおいて、互いに背中合わせに配置される行電極Y
i’とYi+1’ のそれぞれ透明電極Yai’とYai+1’
とが、共通のバス電極Ybj’に接続されている。
【0108】この例においても、前述した第1および第
2の例と同様に、放電空間Sを区画する隔壁35の横壁
35bには、表示ラインL間に設けられた隙間によって
列方向に分離され、この分離された横壁35bの各部分
35b’の幅が、それぞれ縦壁35aの幅と略同一にな
っている。
【0109】上記PDPも、隙間SLによって列方向に
分離された各部分35b’の幅が、それぞれ縦壁35a
の幅と同一になっているので、隔壁35の焼成時の収縮
にばらつきが少なくなり、これによって、前面ガラス基
板や背面ガラス基板の反りおよび隔壁35の破損などに
よる放電セル形状の変形が生じる虞がない。
【0110】また、このPDPは、隣接する表示ライン
において、互いに背中合わせに配置される行電極Xi’
とXi+1’ が、バス電極Xbj’を共用しており、さら
に、互いに背中合わせに配置される行電極Yi'’とYi+
1’が、バス電極Ybj’を共用していることにより、こ
のバス電極Xbj’とYbj’の設置面積が、図1ない
し5のPDPのバス電極の設置面積よりもさらに小さく
なる。
【0111】従って、バス電極Xbj’およびYbj’
に対向する隔壁25’の横壁25b’の幅をそれぞれ図
1ないし5のPDPと比べてさらに小さくでき、その
分、放電空間S1’の容積を大きくして、この放電空間
S1’内に形成される蛍光体層の表面積をさらに増加さ
せることができるので、表示画面の輝度が増加される。
【0112】さらに、バス電極Xbj’およびYbj’
の共用によって、放電電流を低減することが出来る。こ
こで、バス電極Xbj’およびYbj’をそれぞれ黒色
導電層と主導電層の二層にするか、または、バス電極X
bj’,Ybj’は一層構造にして、このバス電極Xb
j’,Ybj’と前面ガラス基板との間にバス電極Xb
j’,Ybj’の表側に位置するように黒色の光吸収層
を形成することにより、前面ガラス基板を通して入射し
てくる外光が反射されるのを防止して、表示画面のコン
トラストを向上させることができる。
【0113】次に、この発明の実施形態における第4の
例を、図10に基づいて説明する。この図10は、この
第4の例におけるPDPの行電極対と隔壁との関係を模
式的に表す平面図である。この第4の例のPDPは、図
1ないし5の第1の例におけるPDPの行電極XとYが
列方向に交互に配置されていたのに対し、列方向に配列
された表示ラインLi,Li+1…において、行電極が、
(Yi,Xi),(Xi+1,Yi+1)…というように、表示
ライン毎に交互にその配置が入れ替えられて配列されて
いる。
【0114】そして、上記の配置によって、列方向にお
いて隣接する表示ラインLi,Li+1において、行電極対
(Yi, Xi)と(Xi+1,Yi+1)の互いに背中合わせに
配置される行電極XiとXi+1 のそれぞれ透明電極Xai
とXai+1 とが、共通のバス電極Xbjに接続されてい
る。
【0115】この例においても、前述した各例と同様
に、放電空間Sを区画する隔壁45の横壁45b1およ
び45b2は、表示ラインL間に設けられた隙間SL
1,SL2によって列方向に分離され、この隙間SL
1,SL2によって分離された横壁45b1,45b2
の各部分45b1’,45b2’の幅が、それぞれ縦壁
45aの幅と略同一になっている。
【0116】上記PDPも、隙間SL1,SL2によっ
て列方向に分離された横壁45b1,45b2の各部分
45b1’,45b2’の幅が、それぞれ縦壁45aの
幅と略同一になっているので、隔壁45の焼成時の収縮
にばらつきが少なくなり、これによって、前面ガラス基
板や背面ガラス基板の反りおよび隔壁45の破損などに
よる放電セル形状の変形が生じる虞がない。
【0117】さらに、この第4の例におけるPDPは、
隣接する表示ラインにおいて、互いに背中合わせに配置
される行電極XiとXi+1 が、バス電極Xbjを共用し
ており、このバス電極Xbjの設置面積が小さくなる。
従って、バス電極Xbjに対向する隔壁45の横壁45
b1の幅を小さくでき、その分、放電空間S1の容積を
大きくして、この放電空間S1内に形成される蛍光体層
の表面積を増加させることができるので、表示画面の輝
度が増加される。
【0118】さらに、バス電極Xbjの共用によって、
放電電流を低減することが出来る。
【0119】次に、この発明の実施形態における第5の
例を、図11ないし15に基づいて説明する。ここで、
図11はこの第5の例におけるPDPを模式的に表す平
面図であり、図12は図11のV7−V7線における断
面図、図13は図11のV8−V8線における断面図、
図14は図11のW7−W7線における断面図、図15
は図11のW8−W8線における断面図である。
【0120】この図11ないし15に示されるPDP
は、表示面である前面ガラス基板10の背面に、複数の
行電極対(X,Y)が、前面ガラス基板10の行方向
(図11の左右方向)に延びるように平行に配列されて
いる。行電極Xは、T字形状に形成されたITO等の透
明導電膜からなる透明電極Xaと、前面ガラス基板10
の行方向に延びて透明電極Xaの狭小の基端部に接続さ
れた金属膜からなるバス電極Xbによって構成されてい
る。
【0121】行電極Yも同様に、T字形状に形成された
ITO等の透明導電膜からなる透明電極Yaと、前面ガ
ラス基板10の行方向に延びて透明電極Yaの狭小の基
端部に接続された金属膜からなるバス電極Ybによって
構成されている。この行電極XとYは、前面ガラス基板
10の列方向(図11の上下方向)に交互に配列されて
おり、バス電極XbとYbに沿って並列されたそれぞれ
の透明電極XaとYaが、互いに対となる相手の行電極
側に延びて、透明電極XaとYaの幅広部の頂辺が、そ
れぞれ所要の幅の放電ギャップgを介して互いに対向さ
れている。
【0122】バス電極Xb,Ybは、それぞれ表示面側
の黒色導電層Xb’,Yb’と背面側の主導電層X
b”,Yb”の二層構造に形成されている。前面ガラス
基板10の背面には、列方向において隣接する行電極対
(X,Y)のそれぞれの互いに背中合わせになったバス
電極XbとYbの間に、このバス電極Xb,Ybに沿っ
て行方向に延びる黒色の光吸収層(遮光層)30が形成
されており、さらに、梯子状の隔壁35の縦壁35aに
対向する部分に、光吸収層(遮光層)31が形成されて
いる。以上の構成については、第1の例のPDPの構造
とほぼ同様である。
【0123】前面ガラス基板10の背面には、さらに、
行電極対(X,Y)を被覆するように誘電体層61が形
成されている。この誘電体層61には、第1の例の嵩上
げ誘電体層に相当する構成は備えていない。この誘電体
層61の背面側には、MgOからなる保護層62が形成
されている。
【0124】一方、前面ガラス基板10と平行に配置さ
れた背面ガラス基板13の表示側の面上には、列電極D
が、各行電極対(X,Y)の互いに対となった透明電極
XaおよびYaに対向する位置において行電極対(X,
Y)と直交する方向(列方向)に延びるように、互いに
所定の間隔を開けて平行に配列されている。背面ガラス
基板13の表示側の面上には、さらに、列電極Dを被覆
する白色の誘電体層14が形成され、この誘電体層14
上に、隔壁65が形成されている。
【0125】この隔壁65は、互いに平行に配列された
各列電極Dの間の位置において列方向に延びる縦壁65
aと、行方向に延びる横壁65bとによって梯子状に形
成されており、その表面が保護層62の背面側に接触し
ている。
【0126】そして、この梯子状の隔壁65によって、
前面ガラス基板10と背面ガラス基板13の間の空間
が、各行電極対(X,Y)において対となった透明電極
XaとYaに対向する部分毎に区画されて、それぞれ方
形の放電空間Sが形成されている。
【0127】そして、この放電空間Sを区画する隔壁6
5の縦壁65aには、隣接する放電空間Sを連通させる
スリットslが形成されている。また、この隔壁65の
横壁65bは、表示ラインL間の光吸収層30と対向す
る位置に設けられた隙間SLによって列方向に分離され
ている。この隙間SLによって分離された横壁65bの
各部分65b’の幅は、それぞれ縦壁65aの幅と略同
一になるようにスリットSLの幅が設定されている。
【0128】放電空間Sに面する隔壁65の縦壁65a
および横壁65bの側面と誘電体層14の表面には、こ
れらの五つの面を全て覆うように蛍光体層16が、それ
ぞれ順に形成されている。
【0129】この蛍光体層16の色は、各放電空間S毎
にR,G,Bの色が行方向に順に並ぶように設定される
(図14参照)。そして、放電空間S内には、放電ガス
が封入されている。上記のPDPは、行電極対(X,
Y)がそれぞれマトリクス表示画面の1表示ライン
(行)Lを構成し、また、梯子状の隔壁35によって区
画された放電空間Sが、それぞれ一つの放電セルCを画
定している。
【0130】このPDPにおける画像表示は、先ず、ア
ドレス操作により、各放電セルCにおいて行電極対
(X,Y)と列電極Dとの間で選択的に放電が行われ、
全表示ラインLに点灯セル(誘電体層11に壁電荷が形
成された放電セルC)と消灯セル(誘電体層11に壁電
荷が形成されなかった放電セルC)とが、表示する画像
に対応して、パネル上に分布される。
【0131】このアドレス操作の後、全表示ラインLに
おいて一斉に、行電極対(X,Y)に対して交互に放電
維持パルスが印加され、この放電維持パルスが印加され
る毎に、各点灯セルにおいて面放電が発生される。
【0132】以上のようにして、点灯セルにおける面放
電により紫外線が発生され、放電空間S内のR,G,B
の各蛍光体層16がそれぞれ励起されて発光することに
より、表示画面が形成される。
【0133】上記PDPは、隔壁65の表面が保護層6
2の背面に接触して放電空間Sを遮蔽しているが、縦壁
65aに形成されたスリットslによって互いに隣接す
る放電空間Sが連通されていることによって、封入され
ている放電ガスおよびプライミング粒子の隣接する放電
空間Sへの移動が可能になっており、これによって、隣
接する放電セルC間において連鎖的に放電が行われるよ
うになる。
【0134】さらに、放電空間Sを区画する隔壁65の
横壁65bが隙間SLによって列方向に分離され、この
分離された各部分65b’の幅が、それぞれ縦壁65a
の幅と略同一になるように設定されているので、隔壁6
5の焼成時の収縮にばらつきが少なくなり、これによっ
て、前面ガラス基板10や背面ガラス基板13の反りお
よび隔壁65の破損などによる放電セル形状の変形が生
じる虞がない。
【0135】次に、この発明の実施形態における第6の
例を、図16に基づいて説明する。この第6の例による
PDPは、上記第5の例のPDPにおいて互いに隣接す
る放電空間Sを連通するスリットが隔壁の縦壁に形成さ
れていたのに対し、隔壁65の横壁65bの透明電極X
a,Yaとバス電極Xb,Ybがそれぞれ重なっている
位置とは別の位置に、スリットsl’が形成されてい
て、列方向において隣接する放電空間Sが互いに連通さ
れるようになっている。他の構成は、第5の例のPDP
と同様である。
【0136】このスリットsl’が隔壁65の横壁65
bの透明電極Xa,Yaとバス電極Xb,Ybがそれぞ
れ重なっている位置とは別の位置に設けられるのは、隔
壁65の横壁65bによって押さえて放電の広がりを抑
制しているためである。上記第1ないし6の各例におい
ては、梯子状の隔壁を白色の一層構造にした例を示した
が、少なくとも縦壁部分を、表側を黒色層に背面側を白
色層にした二層構造にしてもよい。さらにまた、それぞ
れの例において、二層構造のバス電極の黒色導電層およ
び光吸収層を黒色の他、暗褐色等の光を吸収する暗色に
色付けするようにしても良い。
【0137】次に、この発明の実施形態における第7の
例を、図17に基づいて説明する。図17は、この第7
の例のPDPにおいて、RGBの三色に色分けされた三
個の放電セルCによって構成される画素の構成を模式的
に表す平面図である。この図17において、梯子状の隔
壁15Aによって区画される放電セルCは、列方向にお
いて直線状に配置され、列電極DAは直線状に形成され
ている。
【0138】そして、各放電セルCの蛍光体層の色が、
表示ラインL方向(行方向)においてR,G,Bの順に
並ぶように設定されており、さらに、表示ラインL方向
に対して直角な方向(列方向)において同じ色の放電セ
ルCが並ぶように配列されている。
【0139】この例におけるPDPは、図に示されるよ
うに、表示ラインL方向に並ぶR,G,Bの三個の放電
セルCによって一つの画素GAが構成され、従って、列
方向において画素GAが直線上に配列される。
【0140】そして、隔壁15Aの横壁15Abは、表
示ラインL間に設けられた隙間SLによって分離され、
この分離された各部分15Ab’の幅が、それぞれ縦壁
15Aaの幅と略同一になるように設定されているの
で、隔壁15Aの焼成時の収縮にばらつきが少なくな
り、これによって、PDPを構成する前面ガラス基板や
背面ガラス基板の反りおよび隔壁15Aの破損などによ
る放電セル形状の変形が生じる虞がない。
【0141】次に、この発明の実施形態における第8の
例を、図18に基づいて説明する。図18は、この第8
の例のPDPにおいて、RGBの三色に色分けされた三
個の放電セルCによって構成される画素の構成を模式的
に表す平面図である。この図18において、放電セルC
は、上述した第7の例の場合と同様に梯子状の隔壁15
Bによって区画されて列方向において直線状に配置さ
れ、列電極DBも直線状に形成されているが、各放電セ
ルCの蛍光体層のR,G,Bの色が、列方向において隣
接する二つの表示ラインLにおいて互いに一個ずつ表示
ラインL方向にずれるように、設定されている。
【0142】一つの画素GBは、図に示されるように、
表示ラインL方向に並ぶR,G,Bの三個の放電セルC
によって構成され、従って、画素GBは、列方向におい
て隣接する二つの表示ラインLにおいて、互いに放電セ
ルCが一個ずつ表示ラインL方向にずれるように配列さ
れる。
【0143】この例におけるPDPは、上記のように画
素GBが表示ラインL毎に放電セルCが一個ずつずれる
ように配置されることによって、表示画面の解像度を向
上することが出来る。そして、隔壁15Bの横壁15B
bは、表示ラインL間に設けられた隙間SLによって列
方向に分離され、この分離された各部分15Bb’の幅
が、それぞれ縦壁15Baの幅と略同一になるように設
定されているので、隔壁15Bの焼成時の収縮にばらつ
きが少なくなり、これによって、PDPを構成する前面
ガラス基板や背面ガラス基板の反りおよび隔壁15Bの
破損などによる放電セル形状の変形が生じる虞がない。
【0144】次に、この発明の実施形態における第9の
例を、図19に基づいて説明する。図19は、この第9
の例のPDPにおいて、RGBの三色に色分けされた三
個の放電セルCによって構成される画素の構成を模式的
に表す平面図である。この図19において、列方向にお
いて隣接する二つの表示ラインLに配列される放電セル
Cは、梯子状の隔壁15Cによって、互いに放電セルC
の幅方向の寸法の半分ずつ表示ラインL方向にずれるよ
うに区画されている。
【0145】そして、各放電セルCの蛍光体層のR,
G,Bの色が、列方向において隣接する二つの表示ライ
ンLの互いに半分ずつ表示ラインL方向にずれるように
配置された放電セルCにおいて同じになるように、設定
されている。このため、列電極DCは、列方向において
隣接する二つの表示ラインLにおいて半分ずつ表示ライ
ンL方向にずれるように配置された放電セルCに対応し
て、ジグザグに屈曲する形状に形成されている。
【0146】一つの画素GCは、図に示されるように、
表示ラインL方向に並ぶR,G,Bの三個の放電セルC
によって構成され、従って、画素GCは、列方向におい
て隣接する二つの表示ラインLにおいて、互いに放電セ
ルCが半分ずつ表示ラインL方向にずれるように配列さ
れる。
【0147】この例におけるPDPは、上記のように画
素GCが表示ラインL毎に放電セルCが半分ずつずれる
ように配置されることによって、表示画面の解像度を向
上することが出来る。そして、梯子状の隔壁15Cが、
表示ラインL間に設けられた隙間SLによって列方向に
分離され、この分離された各部分15Cb’の幅が、そ
れぞれ縦壁15Caの幅と略同一になるように設定され
ているので、隔壁15Cの焼成時の収縮にばらつきが少
なくなり、これによって、PDPを構成する前面ガラス
基板や背面ガラス基板の反りおよび隔壁15Cの破損な
どによる放電セル形状の変形が生じる虞がない。
【0148】次に、この発明の実施形態における第10
の例を、図20に基づいて説明する。 図20は、この
第10の例のPDPにおいて、RGBの三色に色分けさ
れた三個の放電セルCによって構成される画素の構成を
模式的に表す平面図である。この図20において、列方
向において隣接する二つの表示ラインLに配列される放
電セルCは、隔壁15Dによって、上記第9の例の場合
と同様に、互いに放電セルCの幅方向の寸法の半分ずつ
表示ラインL方向にずれるように区画されている。
【0149】そして、各放電セルCの蛍光体層のR,
G,Bの色が、列方向において隣接する表示ラインLに
おいて互いに放電セルCの幅方向の寸法の1.5倍の寸
法ずつ表示ラインL方向にずれるように、設定されてい
る。このため、列電極DDは、列方向において隣接する
二つの表示ラインLにおいて幅方向の寸法の半分ずつ表
示ラインL方向にずれるように配置された放電セルCに
対応して、ジグザグに屈曲する形状に形成されている。
【0150】一つの画素GDは、図に示されるように、
列方向において隣接する二つの表示ラインLにまたがっ
てデルタ状に位置するR,G,Bの三個の放電セルCに
よって構成される。
【0151】この例におけるPDPは、上記のように、
一つの画素GDがデルタ状に位置する三個の放電セルC
によって構成されることによって、表示画面の解像度を
向上することができる。そして、梯子状の隔壁15Dが
表示ラインL間に設けられた隙間SLを介して互いに平
行になるように配置され、この各横壁15Dbの各部分
15Db’の幅が、それぞれ縦壁15Daの幅と略同一
になるように設定されているので、隔壁15Dの焼成時
の収縮にばらつきが少なくなり、これによって、PDP
を構成する前面ガラス基板や背面ガラス基板の反りおよ
び隔壁15Dの破損などによる放電セル形状の変形が生
じる虞がない。
【0152】図21は、図1ないし20の各例における
隔壁の形状と配置を示すものである。 この隔壁15A
は、それぞれ、梯子状に形成された縦壁15Aaと横壁
15Abによって、放電セルCが一列に並ぶように放電
空間を区画している。そして、各隔壁15Aが表示ライ
ンLに沿って互いに平行に延びるように、かつ、互いに
隣接する隔壁15Aの横壁15Abが隙間SLを挟んで
対向するように列方向に配置されている。
【0153】この隔壁15Aの右端および左端に位置す
る放電セルC’は、それぞれダミーセルとなっている。
そして、このダミーセルC’を区画している隔壁15A
の外側の角部に、それぞれ面取り15Acが施されてい
る。この面取り15Acは、図に示されるように直線状
でも良いが、曲線状に施しても良い。
【0154】この面取り15Acは、隔壁15Aの角部
の盛り上がりを防止するためのものである。すなわち、
隔壁15Aの角部に盛り上がりが生じると、前面基板と
背面基板を重ね合せたとき、前面基板が盛り上がり部
(すなわち、基板の周辺部)にのみ接触してその他の部
分(中央部分)が浮いた状態になるため、プラズマディ
スプレイパネルの駆動時に基板に振動が生じて振動音が
発生するが、隔壁15Aの角部に施された面取り15A
cによって盛り上がりが防止されることにより、基板と
隔壁15Aとが一様に接することになり、上記のような
振動の発生が防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の例を模式的に表す平面図であ
る。
【図2】図1のV3−V3線における断面図である。
【図3】図1のV4−V4線における断面図である。
【図4】図1のW3−W3線における断面図である。
【図5】図1のW4−W4線における断面図である。
【図6】この発明の第2の例を模式的に表す平面図であ
る。
【図7】図6のV5−V5線における断面図である。
【図8】図6のV6−V6線における断面図である。
【図9】この発明の第3の例におけるPDPの行電極対
と隔壁との関係を模式的に表す平面図である。
【図10】この発明の第4の例を模式的に表す平面図で
ある。
【図11】この発明の第5の例を模式的に表す平面図で
ある。
【図12】図11のV7−V7線における断面図であ
る。
【図13】図11のV8−V8線における断面図であ
る。
【図14】図11のW7−W7線における断面図であ
る。
【図15】図11のW8−W8線における断面図であ
る。
【図16】この発明の第6の例を模式的に表す平面図で
ある。
【図17】この発明の第7の例を模式的に表す平面図で
ある。
【図18】この発明の第8の例を模式的に表す平面図で
ある。
【図19】この発明の第9の例を模式的に表す平面図で
ある。
【図20】この発明の第10の例を模式的に表す平面図
である。
【図21】この発明における隔壁の形状と配置を示す平
面図である。
【図22】従来のPDPの構成を模式的に表す平面図で
ある。
【図23】図21のV−V線における断面図である。
【図24】図21のW−W線における断面図である。
【図25】出願人の提案にかかるPDPを模式的に表す
平面図である。
【図26】図24のV1−V1線における断面図であ
る。
【図27】図25のV2−V2線における断面図であ
る。
【図28】図24のW1−W1線における断面図であ
る。
【図29】図24のW2−W2線における断面図であ
る。
【符号の説明】
10 …前面ガラス基板(前面基板) 11 …誘電体層 11A …嵩上げ誘電体層(嵩上げ部) 12 …保護層 13 …背面ガラス基板(背面基板) 14 …誘電体層 15,35,45,65,15A…隔壁 15a,35a,45a,65a,15Aa…縦壁(縦
壁部) 15b,35b,45b,65b,15Ab…横壁(横
壁部) 15b,35b,45b,65b…分割部分 15A,15B,15C,15D…隔壁 15Aa,15Ba,15Ca,15Da…縦壁 15Ab,15Bb,15Cb,15Db…横壁 15Ac…面取り 16 …蛍光体層 30 …光吸収層 31 …光吸収層 40 …光吸収層 X …行電極 Y …行電極 Xa …透明電極 Ya …透明電極 Xb …バス電極(本体部) Yb …バス電極(本体部) Xb’,Yb’…黒色層(光吸収層) Xb”,Yb”…白色層(光反射層) D,DA,DB,DC,DD…列電極 S …放電空間 SL,SL1,SL2…隙間 sl,sl’…スリット C …放電セル(単位発光領域) C’ …ダミーセル GA,GB,GC,GD…画素 L …表示ライン g …ギャップ r …隙間
フロントページの続き Fターム(参考) 5C040 FA01 GA02 GA03 GD02 GF03 GF16 MA23 5C058 AA11 AB01 BA02 BA05 BA25 5C094 AA05 AA06 AA08 AA10 AA22 AA36 AA42 AA43 AA53 BA12 BA31 CA19 CA20 EA04 EA05 EA07 EA10 EB02 EC02 EC03 EC04 ED15 FA01 FA02 JA01

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前面基板の背面側に、行方向に延び列方
    向に並設されてそれぞれ表示ラインを形成する複数の行
    電極対とこの行電極対を被覆する誘電体層とが設けら
    れ、背面基板の前面基板と放電空間を介して対向する側
    に、列方向に延び行方向に並設されて行電極対と交差す
    る位置においてそれぞれ放電空間に単位発光領域を構成
    する複数の列電極が設けられたプラズマディスプレイパ
    ネルにおいて、 前記前面基板と前記背面基板との間に配置されて列方向
    に延びる縦壁部と行方向に延びる横壁部によって前記放
    電空間を前記単位発光領域毎に行方向と列方向に区画す
    る隔壁を備え、 互いに隣接する行に沿って並ぶ前記単位発光領域の間の
    横壁部が行方向と平行な隙間によって分離されている、 ことを特徴とするプラズマディスプレイパネル。
  2. 【請求項2】 前記隙間によって分離された隔壁の横壁
    部の幅が、隔壁の列方向に延びる縦壁部の行方向の幅と
    ほぼ同一になっている請求項1に記載のプラズマディス
    プレイパネル。
  3. 【請求項3】 前記誘電体層の前記隔壁の横壁部に対向
    する部分に、横壁部側に張り出すように形成されて横壁
    部との間を閉じる嵩上げ部が形成されている請求項1に
    記載のプラズマディスプレイパネル。
  4. 【請求項4】 前記隔壁の一部に、隣接する前記単位発
    光領域毎の放電空間を互いに連通するスリットが形成さ
    れている請求項1に記載のプラズマディスプレイパネ
    ル。
  5. 【請求項5】 前記スリットは、前記隔壁の縦壁部に形
    成されている請求項4に記載のプラズマディスプレイパ
    ネル。
  6. 【請求項6】 前記スリットは、前記隔壁の横壁部に形
    成されている請求項4に記載のプラズマディスプレイパ
    ネル。
  7. 【請求項7】 前記前面基板の前記隙間に対向する部分
    に、第1光吸収層が設けられている請求項1に記載のプ
    ラズマディスプレイパネル。
  8. 【請求項8】 前記前面基板の背面側の前記隔壁の縦壁
    部に対向する部分に、第2光吸収層が設けられている請
    求項1に記載のプラズマディスプレイパネル。
  9. 【請求項9】 前記隔壁の少なくとも縦壁部が、その表
    示面側に形成された光吸収層と背面側に形成された光反
    射層の二層構造になっている請求項1に記載のプラズマ
    ディスプレイパネル。
  10. 【請求項10】 前記一対の行電極は、それぞれ、行方
    向に伸びる本体部と、この本体部から列方向に突出して
    前記単位発光領域毎に放電ギャップを介して互いに対向
    する突出部とを有し、 前記本体部が金属膜によって形成され、 前記突出部が透明導電膜によって形成されて、その基端
    部が前記本体部に接続されるとともに前記単位発光領域
    毎に島状に独立して設けられている、 請求項1に記載のプラズマディスプレイパネル。
  11. 【請求項11】 前記本体部の表示面側に光吸収層が設
    けられている請求項10に記載のプラズマディスプレイ
    パネル。
  12. 【請求項12】 前記一対の行電極のうち少なくとも一
    方の行電極が、互いに隣接する表示ライン間において前
    記本体部を共用している請求項10に記載のプラズマデ
    ィスプレイパネル。
  13. 【請求項13】 前記隔壁によって区画された前記単位
    発光領域が、列方向において直線状に配置され、各単位
    発光領域内に蛍光体層が形成され、この蛍光体層の色が
    行方向において赤,緑,青の順に設定されるとともに、
    同じ色の蛍光体層を有する単位発光領域が列方向におい
    て直線状に配置され、行方向に並ぶ赤,緑,青に色分け
    された三つの単位発光領域によって一つの画素が構成さ
    れる請求項1に記載のプラズマディスプレイパネル。
  14. 【請求項14】 前記隔壁によって区画された前記単位
    発光領域が、列方向において直線状に配置され、各単位
    発光領域内に蛍光体層が形成され、この蛍光体層の色が
    行方向において赤,緑,青の順に設定されるとともに、
    この蛍光体層の色が隣接する二つの表示ラインの互いに
    行方向に一つ分ずつずれる単位発光領域において同じに
    なるように設定され、行方向に並ぶ赤,緑,青に色分け
    された三つの単位発光領域によって一つの画素が構成さ
    れる請求項1に記載のプラズマディスプレイパネル。
  15. 【請求項15】 前記隔壁によって区画された前記単位
    発光領域が、隣接する二つの表示ラインにおいて互いに
    行方向に単位発光領域の幅方向の寸法の半分ずつずれる
    ように配置され、各単位発光領域内に蛍光体層が形成さ
    れ、この蛍光体層の色が行方向において赤,緑,青の順
    に設定されるとともに、この蛍光体層の色が隣接する二
    つの表示ラインの互いに行方向に幅方向の寸法の半分ず
    つずれる単位発光領域において同じになるように設定さ
    れ、行方向に並ぶ赤,緑,青に色分けされた三つの単位
    発光領域によって一つの画素が構成される請求項1に記
    載のプラズマディスプレイパネル。
  16. 【請求項16】 前記隔壁によって区画された前記単位
    発光領域が、隣接する二つの表示ラインにおいて互いに
    行方向に単位発光領域の幅方向の寸法の半分ずつずれる
    ように配置され、各単位発光領域内に蛍光体層が形成さ
    れ、この蛍光体層の色が行方向において赤,緑,青の順
    に設定されるとともに、この蛍光体層の色が隣接する二
    つの表示ラインの互いに行方向に幅方向の寸法の1.5
    倍ずつずれる単位発光領域において同じになるように設
    定され、隣接する二つの表示ライン行方向に跨ってデル
    タ状に配置される赤,緑,青に色分けされた三つの単位
    発光領域によって一つの画素が構成される請求項1に記
    載のプラズマディスプレイパネル。
  17. 【請求項17】 行方向に沿って並ぶ前記単位発光領域
    の最も外側に位置する単位発光領域を区画する隔壁の外
    側角部に面取りが施されている請求項1に記載のプラズ
    マディスプレイパネル。
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