JP2000310680A - 後方乱気流検出装置および後方乱気流検出方法 - Google Patents
後方乱気流検出装置および後方乱気流検出方法Info
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- JP2000310680A JP2000310680A JP11121303A JP12130399A JP2000310680A JP 2000310680 A JP2000310680 A JP 2000310680A JP 11121303 A JP11121303 A JP 11121303A JP 12130399 A JP12130399 A JP 12130399A JP 2000310680 A JP2000310680 A JP 2000310680A
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- Optical Radar Systems And Details Thereof (AREA)
Abstract
大になる点がそれぞれ点対象に存在する速度分布の特徴
から後方乱気流の位置と強度を推定し、その精度と検出
確率の向上を図った後方乱気流検出装置および方法を提
供する。 【解決手段】 大気からの反射光を受信し周波数変換し
て出力するライダ100、ライダの出力を入力として大
気のドップラー速度分布を推定して出力する速度分布推
定手段101、後方乱気流特有の速度分布の典型例であ
る速度分布テンプレートを出力する速度分布テンプレー
ト出力手段103、速度分布推定手段と速度分布テンプ
レート出力手段の出力を入力し、上記ライダによって得
た速度分布のテンプレートとの類似度を求めてその類似
度の分布を出力する速度分布比較手段105、この速度
分布比較手段の出力を入力として、類似度の極大点を検
索して後方乱気流の位置と強度を出力する後方乱気流検
索手段107を備える。
Description
ザ・レーダ)によって気流のドップラ速度の空間分布を
計測し、雑音や様々な気流がの計測結果が含まれたこの
計測速度の空間分布から、航空機が発生する後方乱気流
の特徴をとらえて、高い検出確率で後方乱気流の中心位
置と強度を推定する機能を持つ後方乱気流検出装置およ
び後方乱気流検出方法に関するものである。
気流11の摸式図である。航空機の通過した後方に左右
対の気流が生じて、対の間に下降気流が生じる向きに渦
が構成される。例えば、航空機の周辺では後方乱気流以
外の風が吹いていない場合には、航空機の進行方向を向
いて左側からライダで気流を観測すれば、図17のよう
に、航空機が通過した位置12を中心に正負それぞれ2
つの極大・極小値を持った特徴的な風速分布が観測され
る。
半径方向の速度分布を計測し、その気流分布から渦状の
気流を個々に検出するものが従来の技術であった。
ら、個々に気流の渦が存在することを推定し、まずそれ
ぞれの渦の中心位置を推定して、次に2つの逆回転の渦
が近接して観測されれば、後方乱気流が存在すると判定
していたのが従来の技術や研究である。
方乱気流検出装置および後方乱気流検出方法において
は、個々の気流の渦の上下に発生する正と負の対の速度
分布から、渦の中心位置を推定する技術はあったが、精
度と検出確率に問題があった。
図17に示すような風速が極小・極大になる点がそれぞ
れ点対象に存在する速度分布の特徴から、後方乱気流の
位置と強度を推定して、その精度と検出確率の向上を図
った後方乱気流検出装置および後方乱気流検出方法を提
供することを目的とする。
気流のドップラー速度から観測領域内の速度分布を求
め、航空機の後方乱気流に特有な速度分布の特徴から航
空機の後方乱気流の特徴を抽出し、後方乱気流の位置と
強度を推定し、さらに、その推定精度と検出確率を向上
し、さらに、検出処理にかかる時間を低減させるように
した。また、後方乱気流以外に全体にわたって均一に吹
いている定常風を算出し、これを計測された速度分布か
ら減算して後方乱気流を算出しやすくした。
発明は、大気からの反射光を受信し周波数変換して出力
するライダと、このライダの出力を入力として大気のド
ップラー速度分布を推定して出力する速度分布推定手段
と、後方乱気流特有の速度分布の典型例である速度分布
テンプレートを出力する速度分布テンプレート出力手段
と、上記速度分布推定手段の出力と速度分布テンプレー
ト出力手段の出力とを入力して、上記ライダによって得
た速度分布のテンプレートとの類似度を求めてその類似
度の分布を出力する速度分布比較手段と、この速度分布
比較手段の出力を入力として、類似度の極大点を検索し
て後方乱気流の位置と強度を出力する後方乱気流検索手
段と、を備えたことを特徴とする後方乱気流検出装置に
ある。
ト出力手段が、±1の簡易な速度分布テンプレートを出
力することを特徴とする後方乱気流検出装置にある。
ト出力手段が、後方乱気流特有の速度分布の典型例であ
る速度分布テンプレートを線状にして出力することを特
徴とする後方乱気流検出装置にある。
ト出力手段が、±1の簡易な速度分布テンプレートを線
状にして出力することを特徴とする後方乱気流検出装置
にある。
し周波数変換して出力するライダと、このライダの出力
を入力として大気のドップラー速度分布を推定して出力
する速度分布推定手段と、この速度分布推定手段の出力
を入力として、推定された速度分布内に均一に吹く横風
の速度成分を差し引き出力する定常風除去手段と、この
定常風除去手段の出力を入力として、ある座標の左右も
しくは上下の線状の速度分布の相関を求めて相関値の分
布を出力する対象分布検出手段と、この対象分布検出手
段の出力を入力として、類似度の極大点を検索して後方
乱気流の位置と強度を出力する後方乱気流検索手段と、
を備えたことを特徴とする後方乱気流検出装置にある。
が、ある座標の左右もしくは上下の2次元の速度分布の
相関を求めて相関値の分布を出力することを特徴とする
後方乱気流検出装置にある。
とするスペクトル幅分布推定手段と、このスペクトル幅
分布推定手段の出力を入力として、これの所定の閾値と
の差分を出力とするスペクトル幅比較手段と、をさらに
備え、上記後方乱気流検索手段が、上記スペクトル幅比
較手段の出力も入力として、この入力が正の領域の後方
乱気流の検出を有効とすることを特徴とする後方乱気流
検出装置にある。
とするスペクトル幅分布推定手段と、このスペクトル幅
分布推定手段の出力を入力として、これの所定の閾値と
の差分を出力とするスペクトル幅比較手段と、をさらに
備え、上記速度分布推定手段が、上記スペクトル幅比較
手段の出力も入力として、この入力が正の領域でのみ速
度分布推定を行うことを特徴とする後方乱気流検出装置
にある。
反射光を受信し周波数変換して出力するステップと、上
記ライダの出力を入力として大気のドップラー速度分布
を推定して出力する速度分布推定ステップと、後方乱気
流特有の速度分布の典型例である速度分布テンプレート
を出力する速度分布テンプレート出力ステップと、上記
速度分布推定ステップの出力と速度分布テンプレート出
力ステップの出力とを入力して、上記ライダによって得
た速度分布のテンプレートとの類似度を求めてその類似
度の分布を出力する速度分布比較ステップと、この速度
分布比較ステップの出力を入力として、類似度の極大点
を検索して後方乱気流の位置と強度を出力する後方乱気
流検索ステップと、を備えたことを特徴とする後方乱気
流検出方法にある。
ト出力ステップで、±1の簡易な速度分布テンプレート
を出力することを特徴とする後方乱気流検出方法にあ
る。
ト出力ステップで、後方乱気流特有の速度分布の典型例
である速度分布テンプレートを線状にして出力すること
を特徴とする後方乱気流検出方法にある。
ト出力ステップで、±1の簡易な速度分布テンプレート
を線状にして出力することを特徴とする後方乱気流検出
方法にある。
反射光を受信し周波数変換して出力するステップと、こ
のライダの出力を入力として大気のドップラー速度分布
を推定して出力する速度分布推定ステップと、この速度
分布推定ステップの出力を入力として、推定された速度
分布内に均一に吹く横風の速度成分を差し引き出力する
定常風除去ステップと、この定常風除去ステップの出力
を入力として、ある座標の左右もしくは上下の線状の速
度分布の相関を求めて相関値の分布を出力する対象分布
検出ステップと、この対象分布検出ステップの出力を入
力として、類似度の極大点を検索して後方乱気流の位置
と強度を出力する後方乱気流検索ステップと、を備えた
ことを特徴とする後方乱気流検出方法にある。
プで、ある座標の左右もしくは上下の2次元の速度分布
の相関を求めて相関値の分布を出力することを特徴とす
る後方乱気流検出方法にある。
とするスペクトル幅分布推定ステップと、このスペクト
ル幅分布推定ステップの出力を入力として、これの所定
の閾値との差分を出力とするスペクトル幅比較ステップ
と、をさらに備え、上記後方乱気流検索ステップで、上
記スペクトル幅比較ステップの出力も入力として、この
入力が正の領域の後方乱気流の検出を有効とすることを
特徴とする後方乱気流検出方法にある。
とするスペクトル幅分布推定ステップと、このスペクト
ル幅分布推定ステップの出力を入力として、これの所定
の閾値との差分を出力とするスペクトル幅比較ステップ
と、をさらに備え、上記速度分布推定ステップで、上記
スペクトル幅比較ステップの出力も入力として、この入
力が正の領域でのみ速度分布推定を行うことを特徴とす
る後方乱気流検出方法にある。
施の形態では共通して、図1に示すようにライダを航空
機の滑走路の横に配置する。航空機10の後部に下降気
流を構成する向きの2対の後方乱気流11の渦が発生す
る。ライダ100は、パルス変調したレーザ光線13を
送信し仰角を上下に操作させて、気流によってドップラ
ー周波数遷移を含んだ反射光を受信して、この受信信号
を信号解析を行ない易い低い周波数まで変換させて出力
する。この周波数変換が行なわれた信号から、ドップラ
ー周波数遷移を推定し、ライダが操作した垂直断面の気
流の観測領域14内のドップラー速度分布102(図2
参照)を求めることができる。そして、所定の速度分布
102から後方乱気流の特徴抽出15を行い、後方乱気
流の中心109を出力する。
態1による後方乱気流検出装置の構成を示す図である。
なお、ライダ100以外の部分は例えばプログラムに従
って動作するコンピュータおよび表示装置、メモリ等の
周辺機器によって構成することができる。ライダ100
の出力信号は速度分布推定装置101に入力され、ライ
ダが操作した垂直断面の2次元の速度分布102を推定
し出力する。後方乱気流を計測した場合、後方乱気流以
外の風が吹いていなければ、速度分布102のように正
負の速度が航空機が通過した位置12に対して点対称状
に分布するのが観測される。
既知の情報として速度分布102の平均的な速度分布テ
ンプレート104を持ち出力するものである。このテン
プレート104は、速度分布102と同様な点対称の速
度分布形状をもっている。
2と速度分布テンプレート104とのマッチングを求め
て、分布形状の類似度を算出するものである。分布形状
の類似度を求める演算は、図3のように速度分布102
の速度分布の一部分151について、2次元平面での畳
み込み演算を行なう。
の一部分151内の速度をV1(x,y)とする。同様に
速度分布テンプレート104内の速度をV2(x,y)と
する。畳み込み演算は、(1)式で表現され、類似度W
(X,Y)を得る。h、wは図3に図示されている。
になれば、類似度W(X,Y)は正の最大値をとる。さら
に、同じ形状の気流で、速度がN倍になれば、類似度W
(X,Y)もN倍になり、乱気流の強度も併せて検出でき
る。
5は、速度分布推定装置101と速度分布テンプレート
出力装置103の出力を入力として、(1)式から類似度
W(X,Y)を出力する。後方乱気流検索装置107は、
類似度の分布W(X,Y)から最大値または極大値を検索
して、検索結果108のようにM(XM,YM)に極大点
109とその類似度W(XM,YM)を出力する。この出
力によって、乱気流の位置と強度を知ることができる。
の平均が0なので、観測領域内に横風が吹いて速度分布
102内全体にわたって一定の風速が加算されても、
(1)式で類似度W(X,Y)を求める際には横風成分は相
殺されW(X,Y)は変化しない。従って、この方法は観
測される横風の影響を最小限にとどめて、正しく後方乱
気流の中心で類似度W(X,Y)の極大値を得ることがで
きる効果もある。
態2による後方乱気流検出装置の構成を示す図である。
この実施の形態では、テンプレート104を簡略化し
て、図4の簡易速度分布テンプレート161のように±
1を用いたものにした。簡易速度分布テンプレート16
1は簡易速度分布テンプレート出力装置160によって
出力される。このテンプレートを用いれば、(1)式は単
なるV1(x、y)のものになり、演算を簡略化でき、処
理時間を低減できる効果がある。
態3による後方乱気流検出装置を説明するための図であ
る。この実施の形態では、図2に示す面状のテンプレー
ト104を線状に簡略化して、左右の速度の高度分布か
ら類似度を計算するようにした。速度分布テンプレート
出力装置103の出力を図5の垂直速度分布テンプレー
ト204のように1次元の速度分布の対にする。この方
法により、処理時間を低減できる効果がある。
平速度分布テンプレート205のように水平な速度分布
の対にするようにしてもよい。この方法も、同様に処理
時間を低減できる効果がある。
態4による後方乱気流検出装置を説明するための図であ
る。この実施の形態では、実施の形態3のテンプレート
204をさらに図7に示すように、簡易垂直速度分布テ
ンプレート206のように±1を用いたものにするよう
にした。このテンプレートを用いれば、演算は簡略化で
き、処理時間を低減できる効果がある。
8の簡易水平速度分布テンプレート207のように±1
を用いたものにするようにしてもよい。このテンプレー
トを用いれば、演算は簡略化でき、同様に処理時間を低
減できる効果がある。
態5による後方乱気流検出装置の構成を示す図である。
実施の形態1と同様に速度分布推定装置101で、速度
分布102を推定し出力する。後方乱気流を計測した場
合、後方乱気流以外の風が吹いていなければ、速度分布
102のように正負の速度が航空機が通過した位置12
に対して点対称状に分布するのが観測される。
置301は、速度分布102の全領域または後方乱気流
のない領域から横風など全体にわたって均一に吹いてい
る定常風を求めて、速度分布102全体の速度から差し
引いた速度分布302を出力する。
度分布302の座標(X,Y)の左右の速度分布の相互相
関を求めて、その相関値R(X,Y)の分布304を出力
する。
座標(X,Y)の左右の高度Y−hからY+hの間の速度
分布V(X−w,y):310とV(X+w,y):311
について(2)式に示す相互相関演算から求められる。
ば、左右の速度分布は正負逆の同じ形状の分布になるの
で、相関値R(X,Y)は極大になる。座標(X,Y)が後
方乱気流の中心を外せば、定常風成分成分を除去してお
り、乱気流外の速度は0に近づき形状の相関も小さいの
で、相関値は減少して相関値R(X,Y)は0に近づく。
そして、後方乱気流検索装置107に、相関値の分布3
04を入力して、相関値の最大値や極大値を検索するこ
とで、後方乱気流の中心の位置109が推定される。
ような座標(X,Y)の上下の水平位置X−wからX+w
の間の速度分布V(x,Y−h):312とV(x,Y+
h):313について(3)式に示す相互相関演算から求
めるようにしてもよい。
ようにテンプレート104を設定する必要が無いという
長所があり、信号処理時間を短くして装置の調整を簡単
にする効果がある。
形態6による後方乱気流検出装置を説明するための図で
ある。実施の形態5では対になっている1次元の速度の
高度分布を用いて相関値R(X,Y)を求めていたが、こ
れを2次元空間で座標(X,Y)の速度分布について、左
右(x<X側とx>X側)の対称性をマッチングによって
求めるようにしてもよい。この空間的にマッチングを行
うことで、検出確率を向上する効果がある。図12に示
すような、座標(X,Y)の左側と右側の相関値R(X,
Y)は、次の(4)式から求められる。
示す2次元空間で座標(X,Y)の上下(y<Y側とy>
Y側)の速度分布について空間的にマッチングを求める
ようにしてもよい。相関値R(X,Y)は次の(5)式から
求められる。
よりも2次元空間上での多くのサンプルでマッチングを
求めるので、速度分布に誤差が多い場合でも検出確率が
低下しにくい効果がある。
形態7による後方乱気流検出装置を説明するための図、
図14はその後方乱気流検出装置の構成を示す図であ
る。
グして、サンプル中の連続する数十サンプルをフーリエ
変換してドップラー速度を算出する。そして、この処理
によって、レンジ方向に広い領域のサンプルで速度を計
測することになり、レンジ分解能は長くなる。
かそれ以上の長さになれば、図13のように、サンプル
区間上の様々な速度成分を含んだ信号をフーリエ変換す
ることになり、スペクトル幅(=速度幅)360のように
Wiが増大する。つまり、図14のスペクトル幅分布3
75のように乱気流などの気流の速度分布の変化が大き
い領域では、スペクトル幅は大きく、逆に、広く同方向
・同風速の定常風が吹いている領域ではスペクトル幅は
小さくなる。しかし、スペクトル幅の大きい領域を検出
しても、それだけでは航空機によって発生した後方乱気
流であるのか、別の種類の乱気流なのかどうかは判別で
きない。
図14に示すようにライダ100の出力を入力とするス
ペクトル幅分布推定装置371を付加して、このスペク
トル幅分布推定装置371の出力であるスペクトル幅分
布375をスペクトル幅比較装置372に入力する。ス
ペクトル幅比較装置372では、所定の閾値Wtと入力
されたスペクトル幅Wiとを比較して、比較結果376
に示すようにWt−Wiが正になる領域のみで後方乱気
流検出の判定が有効になるようにして、負の領域では無
効になるようにする。このようにすることにより、後方
乱気流の検出確率を向上させる効果がある。
形態8による後方乱気流検出装置の構成を示す図であ
る。上記実施の形態7において、スペクトル幅が事前に
設定した閾値を越えた座標でのみ後方乱気流検出の動作
を行うようにするようにしてもよい。図15のように、
スペクトル幅分布推定装置371の出力をスペクトル幅
比較装置372に入力し、比較装置372の出力である
比較結果376を速度分布推定装置101に入力する。
そして、速度分布推定装置101で比較結果が正の領域
でのみ後方乱気流検出の処理を行うようにする。
なく、不要な計算を中止することになり、後方乱気流検
出の処理量が減少して、処理時間を低減できる効果があ
る。
らの反射光を受信し周波数変換して出力するライダと、
このライダの出力を入力として大気のドップラー速度分
布を推定して出力する速度分布推定手段と、後方乱気流
特有の速度分布の典型例である速度分布テンプレートを
出力する速度分布テンプレート出力手段と、上記速度分
布推定手段の出力と速度分布テンプレート出力手段の出
力とを入力して、上記ライダによって得た速度分布のテ
ンプレートとの類似度を求めてその類似度の分布を出力
する速度分布比較手段と、この速度分布比較手段の出力
を入力として、類似度の極大点を検索して後方乱気流の
位置と強度を出力する後方乱気流検索手段と、を備えた
ことを特徴とする後方乱気流検出装置および後方乱気流
検出方法としたので、航空機の後方乱気流に独特な風速
が極小・極大になる点がそれぞれ点対象に存在する速度
分布の特徴から、後方乱気流の位置と強度を推定するこ
とで、その精度と検出確率の向上を図ることができる。
ート出力手段が、±1の簡易な速度分布テンプレートを
出力することを特徴とする後方乱気流検出装置および後
方乱気流検出方法としたので、演算を簡略化でき、処理
時間を低減できる。
ート出力手段が、後方乱気流特有の速度分布の典型例で
ある速度分布テンプレートを線状にして出力することを
特徴とする後方乱気流検出装置および後方乱気流検出方
法としたので、演算を簡略化でき、処理時間を低減でき
る。
ート出力手段が、±1の簡易な速度分布テンプレートを
線状にして出力することを特徴とする後方乱気流検出装
置および後方乱気流検出方法としたので、演算を簡略化
でき、処理時間を低減できる。
信し周波数変換して出力するライダと、このライダの出
力を入力として大気のドップラー速度分布を推定して出
力する速度分布推定手段と、この速度分布推定手段の出
力を入力として、推定された速度分布内に均一に吹く横
風の速度成分を差し引き出力する定常風除去手段と、こ
の定常風除去手段の出力を入力として、ある座標の左右
もしくは上下の線状の速度分布の相関を求めて相関値の
分布を出力する対象分布検出手段と、この対象分布検出
手段の出力を入力として、類似度の極大点を検索して後
方乱気流の位置と強度を出力する後方乱気流検索手段
と、を備えたことを特徴とする後方乱気流検出装置およ
び後方乱気流検出方法としたので、テンプレートを設定
する必要が無いという長所があり、信号処理時間を短く
して装置の調整を簡単にすることができる。
が、ある座標の左右もしくは上下の2次元の速度分布の
相関を求めて相関値の分布を出力することを特徴とする
後方乱気流検出装置および後方乱気流検出方法としたの
で、2次元空間上での多くのサンプルでマッチングを求
めるので、速度分布に誤差が多い場合でも検出確率が低
下しにくい効果がある。
力とするスペクトル幅分布推定手段と、このスペクトル
幅分布推定手段の出力を入力として、これの所定の閾値
との差分を出力とするスペクトル幅比較手段と、をさら
に備え、上記後方乱気流検索手段が、上記スペクトル幅
比較手段の出力も入力として、この入力が正の領域の後
方乱気流の検出を有効とすることを特徴とする後方乱気
流検出装置および後方乱気流検出方法としたので、後方
乱気流の検出確率を向上させることができる。
力とするスペクトル幅分布推定手段と、このスペクトル
幅分布推定手段の出力を入力として、これの所定の閾値
との差分を出力とするスペクトル幅比較手段と、をさら
に備え、上記速度分布推定手段が、上記スペクトル幅比
較手段の出力も入力として、この入力が正の領域でのみ
速度分布推定を行うことを特徴とする後方乱気流検出装
置および後方乱気流検出方法としたので、検出確率を向
上させるだけでなく、不要な計算を中止することにな
り、後方乱気流検出の処理量が減少して、処理時間を低
減できる。
この発明における後方乱気流検出装置の位置関係を示す
図である。
出装置の構成を示す図である。
置の動作を説明するための図である。
出装置の構成を示す図である。
ンプレートを説明するための垂直な速度分布の図であ
る。
ンプレートを説明するための水平な速度分布の図であ
る。
ンプレートを説明するための垂直な速度分布の図であ
る。
ンプレートを説明するための水平な速度分布の図であ
る。
出装置の構成を示す図である。
垂直な速度分布の図である。
水平な速度分布の図である。
明するための速度分布の一部分を示す図である。
いて解説をするための図である。
検出装置の主要構成を示す図である。
検出装置の主要構成を示す図である。
ための図である。
分布を示す図である。
速度分布テンプレート出力装置、105 速度分布比較
装置、107 後方乱気流検索装置、161簡易速度分
布テンプレート出力装置、301 定常風除去装置、3
03 対象分布検出装置、371 スペクトル幅分布推
定装置、372 スペクトル幅比較装置。
Claims (16)
- 【請求項1】 大気からの反射光を受信し周波数変換し
て出力するライダと、 このライダの出力を入力として大気のドップラー速度分
布を推定して出力する速度分布推定手段と、 後方乱気流特有の速度分布の典型例である速度分布テン
プレートを出力する速度分布テンプレート出力手段と、 上記速度分布推定手段の出力と速度分布テンプレート出
力手段の出力とを入力して、上記ライダによって得た速
度分布のテンプレートとの類似度を求めてその類似度の
分布を出力する速度分布比較手段と、 この速度分布比較手段の出力を入力として、類似度の極
大点を検索して後方乱気流の位置と強度を出力する後方
乱気流検索手段と、 を備えたことを特徴とする後方乱気流検出装置。 - 【請求項2】 上記速度分布テンプレート出力手段が、
±1の簡易な速度分布テンプレートを出力することを特
徴とする請求項1に記載の後方乱気流検出装置。 - 【請求項3】 上記速度分布テンプレート出力手段が、
後方乱気流特有の速度分布の典型例である速度分布テン
プレートを線状にして出力することを特徴とする請求項
1に記載の後方乱気流検出装置。 - 【請求項4】 上記速度分布テンプレート出力手段が、
±1の簡易な速度分布テンプレートを線状にして出力す
ることを特徴とする請求項3に記載の後方乱気流検出装
置。 - 【請求項5】 大気からの反射光を受信し周波数変換し
て出力するライダと、 このライダの出力を入力として大気のドップラー速度分
布を推定して出力する速度分布推定手段と、 この速度分布推定手段の出力を入力として、推定された
速度分布内に均一に吹く横風の速度成分を差し引き出力
する定常風除去手段と、 この定常風除去手段の出力を入力として、ある座標の左
右もしくは上下の線状の速度分布の相関を求めて相関値
の分布を出力する対象分布検出手段と、 この対象分布検出手段の出力を入力として、類似度の極
大点を検索して後方乱気流の位置と強度を出力する後方
乱気流検索手段と、 を備えたことを特徴とする後方乱気流検出装置。 - 【請求項6】 上記対象分布検出手段が、ある座標の左
右もしくは上下の2次元の速度分布の相関を求めて相関
値の分布を出力することを特徴とする請求項5に記載の
後方乱気流検出装置。 - 【請求項7】 上記ライダの出力を入力とするスペクト
ル幅分布推定手段と、 このスペクトル幅分布推定手段の出力を入力として、こ
れの所定の閾値との差分を出力とするスペクトル幅比較
手段と、 をさらに備え、上記後方乱気流検索手段が、上記スペク
トル幅比較手段の出力も入力として、この入力が正の領
域の後方乱気流の検出を有効とすることを特徴とする請
求項1ないし6のいずれかに記載の後方乱気流検出装
置。 - 【請求項8】 上記ライダの出力を入力とするスペクト
ル幅分布推定手段と、 このスペクトル幅分布推定手段の出力を入力として、こ
れの所定の閾値との差分を出力とするスペクトル幅比較
手段と、 をさらに備え、上記速度分布推定手段が、上記スペクト
ル幅比較手段の出力も入力として、この入力が正の領域
でのみ速度分布推定を行うことを特徴とする請求項1な
いし6のいずれかに記載の後方乱気流検出装置。 - 【請求項9】 ライダにより大気からの反射光を受信し
周波数変換して出力するステップと、 上記ライダの出力を入力として大気のドップラー速度分
布を推定して出力する速度分布推定ステップと、 後方乱気流特有の速度分布の典型例である速度分布テン
プレートを出力する速度分布テンプレート出力ステップ
と、 上記速度分布推定ステップの出力と速度分布テンプレー
ト出力ステップの出力とを入力して、上記ライダによっ
て得た速度分布のテンプレートとの類似度を求めてその
類似度の分布を出力する速度分布比較ステップと、 この速度分布比較ステップの出力を入力として、類似度
の極大点を検索して後方乱気流の位置と強度を出力する
後方乱気流検索ステップと、 を備えたことを特徴とする後方乱気流検出方法。 - 【請求項10】 上記速度分布テンプレート出力ステッ
プで、±1の簡易な速度分布テンプレートを出力するこ
とを特徴とする請求項9に記載の後方乱気流検出方法。 - 【請求項11】 上記速度分布テンプレート出力ステッ
プで、後方乱気流特有の速度分布の典型例である速度分
布テンプレートを線状にして出力することを特徴とする
請求項9に記載の後方乱気流検出方法。 - 【請求項12】 上記速度分布テンプレート出力ステッ
プで、±1の簡易な速度分布テンプレートを線状にして
出力することを特徴とする請求項11に記載の後方乱気
流検出方法。 - 【請求項13】 ライダにより大気からの反射光を受信
し周波数変換して出力するステップと、 このライダの出力を入力として大気のドップラー速度分
布を推定して出力する速度分布推定ステップと、 この速度分布推定ステップの出力を入力として、推定さ
れた速度分布内に均一に吹く横風の速度成分を差し引き
出力する定常風除去ステップと、 この定常風除去ステップの出力を入力として、ある座標
の左右もしくは上下の線状の速度分布の相関を求めて相
関値の分布を出力する対象分布検出ステップと、 この対象分布検出ステップの出力を入力として、類似度
の極大点を検索して後方乱気流の位置と強度を出力する
後方乱気流検索ステップと、 を備えたことを特徴とする後方乱気流検出方法。 - 【請求項14】 上記対象分布検出ステップで、ある座
標の左右もしくは上下の2次元の速度分布の相関を求め
て相関値の分布を出力することを特徴とする請求項13
に記載の後方乱気流検出方法。 - 【請求項15】 上記ライダの出力を入力とするスペク
トル幅分布推定ステップと、 このスペクトル幅分布推定ステップの出力を入力とし
て、これの所定の閾値との差分を出力とするスペクトル
幅比較ステップと、 をさらに備え、上記後方乱気流検索ステップで、上記ス
ペクトル幅比較ステップの出力も入力として、この入力
が正の領域の後方乱気流の検出を有効とすることを特徴
とする請求項9ないし14のいずれかに記載の後方乱気
流検出方法。 - 【請求項16】 上記ライダの出力を入力とするスペク
トル幅分布推定ステップと、 このスペクトル幅分布推定ステップの出力を入力とし
て、これの所定の閾値との差分を出力とするスペクトル
幅比較ステップと、 をさらに備え、上記速度分布推定ステップで、上記スペ
クトル幅比較ステップの出力も入力として、この入力が
正の領域でのみ速度分布推定を行うことを特徴とする請
求項9ないし14のいずれかに記載の後方乱気流検出方
法。
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1999
- 1999-04-28 JP JP12130399A patent/JP3633363B2/ja not_active Expired - Fee Related
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