JP2000310530A - 表面性状測定機 - Google Patents

表面性状測定機

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JP2000310530A
JP2000310530A JP11120751A JP12075199A JP2000310530A JP 2000310530 A JP2000310530 A JP 2000310530A JP 11120751 A JP11120751 A JP 11120751A JP 12075199 A JP12075199 A JP 12075199A JP 2000310530 A JP2000310530 A JP 2000310530A
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axis
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displacement amount
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敏裕 金松
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英樹 三嶋
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正信 片岡
Takafumi Kano
孝文 加納
Kazunari Ishibashi
一成 石橋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 急激な凹凸表面を有するワークでも確実に表
面性状を検出する。 【解決手段】 スタイラスを有する検出装置16をワー
ク14の表面に沿ってX軸方向に移動させ、Z軸方向の
変位を電気信号に変換してワーク14表面の凹凸を検出
する。凹凸が急激でZ軸変位量が所定値以上となった場
合には、その時点のZ軸検出値及びX軸検出値を出力す
る。また、凹凸が急激な場合には、検出装置16の移動
速度を低下させるとともに、凹凸が急激でない場合には
移動速度を増大させ、追従特性の改善と測定時間の短縮
を図る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は表面性状測定機、特
に急峻な凹凸を有する被測定物(ワーク)の測定に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、ワーク表面をスタイラスを有
する検出器で走査し、表面の凹凸(あるいは粗さ)を測
定する表面性状測定機が周知である。
【0003】表面性状測定機においては、スタイラスを
一定方向(X軸方向)に移動させ、ワークの凹凸により
生じたスタイラスの上下方向の変位(Z軸方向)を電気
信号に変換し、X軸方向のスケール信号あるいは定時間
信号によりサンプリングして移動距離(X軸方向)の関
数として表示装置に表示し、あるいは印刷装置に印刷す
る。
【0004】図4には、従来のサンプリング方法により
得られた検出値が示されている。図において、横軸はX
軸、すなわち検出器のX軸方向への移動距離(X軸方向
の位置)、縦軸はZ軸方向の変位、すなわち凹凸量であ
る。図中黒丸がサンプリングタイミングにおける検出値
であり、X軸方向の一定距離L毎にサンプリングされて
検出値(x,z)として出力する。
【0005】一方、普及型の表面性状測定機において
は、X軸方向の一定距離毎にサンプリングするのではな
く、検出器の移動速度が一定であることを考慮して一定
時間毎に検出信号のサンプリングを行うことで検出値を
得る構成が採用されている。但し、スタイラスの移動速
度は厳密には一定ではなく、移動速度の正確な校正は困
難であることから、高精度型の表面性状測定機において
は、X軸に沿ってスケールを内蔵させ、ワークに対する
スタイラス(あるいは検出器)の位置をスケールで正確
に測定してサンプリングを行っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ワーク表面に比較的穏
やかな凹凸しか存在しない場合には、X軸スケール信号
あるいは一定時間信号のいずれを用いてサンプリングを
行っても、ほぼ検出器の移動方向(X軸)に沿って等間
隔のデータサンプリングを行うことが可能であるが、ワ
ーク表面に急激な凹凸が存在する場合には、ワーク表面
に沿ったサンプリング間隔は必ずしも一定にならず、適
切なワーク表面の凹凸データが得られない問題があっ
た。
【0007】例えば、図4に示されるように一定長さL
毎にサンプリングする場合でも、ワーク表面に急激な斜
面が存在すると、位置L1の次に位置L2でサンプリン
グが行われてしまい、L1とL2の間の凹凸データが欠
落してワーク表面の正確な形状を把握することができな
い問題があった。
【0008】さらに、このようにZ軸方向の急激な変化
が存在する場合には、検出器スタイラスを一定速度で駆
動すると、検出器スタイラスの追従周波数応答の制限か
ら、スタイラスがワーク表面に沿って正確に追従するこ
とができない問題も生じるおそれがあった。
【0009】本発明は、上記従来技術の有する課題に鑑
みなされたものであり、その目的は、ワーク表面に急激
な凹凸が存在する場合においても、確実にその凹凸を検
出することができる表面性状測定機を提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、検出器を被測定物(ワーク)表面に沿っ
た第1軸方向(X軸)に相対移動させ、前記被測定物表
面の凹凸による前記第1軸方向に垂直な第2軸方向(Z
軸)への変位を検出することで、前記第1軸方向の位置
の関数として前記凹凸を検出する表面性状測定機であっ
て、前記第2軸方向への変位量が第1所定値以上となっ
た時点の前記第1軸方向の位置及び前記第2軸方向への
変位量を検出値として出力する制御手段を有することを
特徴とする。ワーク表面に急激な凹凸が存在する結果、
Z軸方向の変位量が第1所定値以上に増大した場合に
は、従来のようにX軸スケール値あるいは一定時間に基
づくサンプリング値ではなく、この時点でのX軸位置及
びZ軸変位量を検出値とすることで、データの欠落を防
止することができる。なお、「第2軸方向(Z軸)への
変位量」とは、具体的には一つ前の検出値からのZ軸変
位量を意味する。
【0011】ここで、前記制御手段は、前記第2軸方向
への変位量が前記第1所定値より小さい場合には、前記
第1軸方向への移動量が第2所定値以上となった時点の
前記第1軸方向の位置及び前記第2軸方向への変位量を
検出値として出力することが好適である。これにより、
X軸の移動量、あるいはZ軸方向の変位量のいずれかに
基づいて検出信号がサンプリングされることとなり、ワ
ーク表面の滑らかな凹凸あるいは急激な凹凸のいずれに
も対応することができる。
【0012】また、本発明は、検出器を被測定物表面に
沿った第1軸方向(X軸)に相対移動させ、前記被測定
物表面の凹凸による前記第1軸方向に垂直な第2軸方向
(Z軸)への変位量を検出することで、前記第1軸方向
の位置の関数として前記凹凸を検出する表面性状測定機
であって、前記第2軸方向への変位量が所定値以上とな
った場合に、前記相対移動の移動速度を低下させる制御
手段を有することを特徴とする。ワーク表面に急激な凹
凸が存在する結果、Z軸方向への変位量が所定値以上に
増大した場合には、X軸方向への移動速度を低下させる
ことで、スタイラスをワーク表面に沿って正確に追従さ
せ、信頼性の高い検出値を得ることができる。なお、Z
軸方向への変位量が所定値より小さい場合にはワーク表
面の凹凸が比較的穏やかであることを意味するから、移
動速度を逆に増大させることで全体として測定時間の短
縮を図ることもできる。
【0013】ここで、前記制御手段は、前記変位量に応
じて前記移動速度の低下の度合いを制御することが好適
である。具体的には、例えば変位量に反比例させて低下
の度合いを決定する。これにより、ワーク表面の凹凸が
急激であればある程、移動速度をより低下させることが
可能となり、一層確実にスタイラスをワーク表面に沿っ
て追従させることができる。
【0014】また、本発明は、検出器を被測定物表面に
沿った第1軸方向に相対移動させ、前記被測定物表面の
凹凸による前記第1軸方向に垂直な第2軸方向への変位
量を検出することで、前記第1軸方向の位置の関数とし
て前記凹凸を検出する表面性状測定機であって、前記第
2軸方向への変位量が前記第1所定値以上となった場合
に、前記相対移動の移動速度を低下させるとともに、そ
の時点の前記第1軸方向の位置及び前記第2軸方向への
変位量を検出値として出力する制御手段を有することを
特徴とする。サンプリングタイミングの制御と移動速度
制御を同時に行うことで、急激な凹凸が存在してもより
確実にワーク表面を検出することができる。
【0015】前記制御手段は、前記第2軸方向への変位
量が第1所定値より小さい場合には、前記第1軸方向へ
の移動量が第2所定値以上となった時点の前記第1軸方
向の位置及び前記第2軸方向への変位量を検出値として
出力することが好適であり、前記変位量に応じて前記移
動速度の低下の度合いを制御することもできる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の実施
形態について説明する。
【0017】図1には、本実施形態に係る表面性状測定
機の外観構成図が示されている。基台10上に載物台1
2が設けられ、この載物台12の上にワーク14が固定
される。また、基台10にはスタイラスを有する検出装
置16が駆動装置18により支柱20に設けられてい
る。検出装置16は、駆動装置18により図中X方向
(X軸方向)及びZ方向(Z軸方向)に駆動され、Z方
向の駆動によりスタイラスの先端をワーク14の表面に
接触させ、X方向の移動によりワーク14表面の凹凸を
スタイラスのZ方向変位として検出する。検出された凹
凸量は既述したように電気信号に変換され、コンピュー
タディスプレイなどの表示装置22に供給され表示され
る。
【0018】表示装置22をコンピュータディスプレイ
とした場合、コンピュータ本体の制御装置が通信装置を
介して駆動装置18を駆動制御するとともに、検出装置
16からの検出信号を処理して表示装置22上に表示す
ることができる。
【0019】図2には、本実施形態の構成ブロック図が
示されている。Z検出部24は図1における検出装置1
6に相当し、Z軸の検出、、すなわちワーク表面の凹凸
を検出してZ検出値記憶部26及びZ相対変位比較部2
8に出力する。
【0020】Z検出値記憶部26は、RAMなどで構成
され、Z軸検出値を順次記憶する。Z相対変位比較部2
8は、現在のZ軸検出値と、Z検出値記憶部26に最後
に記憶されたZ検出値、すなわち現在から一つ前のZ検
出値とを比較することでその変位量を算出し、変位量が
所定値Lz以上であるか否かを判定してその結果をX、
Z相対変位比較部36に出力する。また、変位量が所定
値Lz以上である場合には、Z検出部24、すなわち検
出装置16のX軸方向の移動速度を低下させるべく、駆
動装置18に制御信号を出力する。制御信号としては、
例えば変位量に反比例する速度係数値を生成して出力す
ることで、変位量が増大するほど速度低下の度合いを大
きくするように制御する。移動速度については、さらに
後述する。
【0021】一方、X検出部30は、Z検出部24、す
なわち検出装置16のX軸方向位置を検出するスケール
を含み、X軸検出値をX検出値記憶部32及びX相対変
位比較部34に出力する。
【0022】X検出値記憶部32は、RAMなどで構成
され、X軸検出値を順次記憶する。
【0023】X相対変位比較部34は、現在のX軸検出
値と、X検出値記憶部32に最後に記憶されたX検出
値、すなわち現在から一つ前のX軸検出値とを比較する
ことでその変位量を算出し、変位量が所定値Lx以上で
あるか否かを判定してその結果をX、Z相対変位比較部
36に出力する。
【0024】X、Z相対変位比較部36は、Z相対変位
比較部28からの判定結果と、X相対変位比較部34か
らの比較結果に基づいてサンプリング信号を生成し、Z
検出値記憶部26とX検出値記憶部32に出力する。具
体的には、X、Z相対変位比較部36は、Z軸の変位量
が所定値Lz以上であるか、あるいはX軸の変位量が所
定値Lx以上である場合に、サンプリング信号を生成す
る。Lxを図4に示された従来のサンプリング間隔Lに
等しいとすると、ワーク表面の凹凸が急激でない場合に
はX軸の変位量が所定値Lxに達した時点でサンプリン
グ信号が生成され(この場合は従来と同様になる)、ワ
ーク表面の凹凸が急激である場合にはX軸の変位量が所
定値Lxに達する前にZ軸の変位量が所定値Lzに達
し、サンプリング信号が生成されることになる。言い換
えれば、ワーク表面凹凸が急激な場合には、Z軸変位量
を基準としてサンプリングタイミングが決定され、凹凸
が急激ではない場合にはZ軸変位量ではなく従来と同様
にX軸変位量を基準としてサンプリングタイミングが決
定されることになる。サンプリング信号を入力したZ検
出値記憶部26及びX検出値記憶部32では、それぞれ
Z検出部24及びX検出部30から出力されたZ検出値
及びX検出値を入力したサンプリング信号のタイミング
で記憶する。
【0025】駆動装置18は、検出装置16をワーク1
4表面に対してX軸方向に相対的に移動させる。ここ
で、「相対的に移動」とは、ワーク14を固定して検出
装置16をワークに対して移動させる場合の他、検出装
置16を固定してワーク14自体をX軸方向に移動させ
る場合も含む意である。表面性状測定中の移動速度は、
測定条件記憶部40に記憶されている標準移動速度に、
Z相対変位比較部28から出力された速度係数値を乗じ
ることで算出される。これにより、Z軸変位量が大きい
場合には標準移動速度より減速され、凹凸が急激でもス
タイラスをワーク表面に追従させることができる。ま
た、Z軸変位量が小さい場合には、逆に標準移動速度よ
りも増速されるので、測定時間を短縮することができ
る。
【0026】測定条件記憶部40は、ユーザにより設定
された各種の測定条件と解析条件を記憶する。
【0027】表面性状解析部38は、Z検出値記憶部2
6とX検出値記憶部32に記憶された検出値(X、Z相
対変位比較部36から供給されたサンプリング信号でサ
ンプリングされた検出値)を、測定条件記憶部40に記
憶された解析条件によりワーク表面性状の解析処理、例
えばRa、Ry、Rz、Sm等の算出処理を行い、表示
印刷操作部42に出力する。表示印刷操作部42は、表
示装置22やキーボード、マウス、プリンタを含んで構
成され、ユーザに対して表面性状解析結果を表示、出力
するとともに、測定条件の設定や編集を行う。
【0028】図3には、このような構成において図4に
示されたワーク表面性状を検出した結果が示されてい
る。図において、横軸はX軸位置、縦軸はZ軸検出値で
ある。図4に示される従来の方法では、X軸の位置L1
とL2においてのみサンプリングが行われ、L1〜L2
間の検出値は得られないが、本実施形態ではX軸変位量
が所定値Lx(=L)に達していなくても、Z軸変位量
が所定値Lzに達した場合にはサンプリングが行われる
ため、図に示すように位置L1〜L2間においてもS
1、S2、S3、S4がサンプリングされて検出値とし
て出力される。したがって、ワーク表面の凹凸が急激で
も正確にその形状を把握することができる。なお、本実
施形態では、Z軸変位量が所定値Lz以上となった場合
にサンプリング信号を生成する技術と、Z軸変位量が所
定値Lz以上となった場合に検出装置16の移動速度
(あるいはワークの移動速度)を低下させる技術を組み
合わせる例について説明したが、もちろん、Z軸変位量
が所定値Lz以上となった場合にサンプリング信号を生
成する場合のみ、あるいはZ軸変位量が所定値Lz以上
となった場合に検出装置16の移動速度を低下させる技
術のみとすることもできる。前者の構成とするには、図
2においてZ相対変位比較部28が駆動装置18に制御
信号を出力することなくX、Z相対変位比較部36に判
定結果を出力すればよく、後者の構成とするには、図2
においてX、Z相対変位比較部36がX軸変位量が所定
値Lxに達した場合のみサンプリング信号を出力すれば
よい。
【0029】以上、本発明の実施形態について説明した
が、本発明の技術的思想の範囲内で種々の変形使用が可
能である。
【0030】例えば、検出装置16としてアナログ型を
用いた場合、Z相対変位比較部28ではアナログ電圧比
較を行うことになるが、A/D変換器を用いてデジタル
値に変換し、デジタル値での比較を行うことも可能であ
る。また、アナログ値での比較を行う場合でも、Z検出
値記憶部26に記憶されている一つ前のZ軸検出値をサ
ンプルホールド回路によりホールドすることで、簡易な
構成で比較処理の高速化を図ることができる。
【0031】また、Z相対変位比較部28から駆動装置
18に出力する速度係数値は、Z軸検出値の変位量に反
比例させる他に、Z軸検出値の変位量が所定のしきい値
以上の場合としきい値より小さい場合にそれぞれ割り当
てた固定値を速度係数値とすることも可能である。この
場合、駆動装置18による検出装置16の移動速度は2
段階に切り替わることになる。もちろん、しきい値を複
数個設け、各しきい値との大小比較によりそれぞれ固有
値を速度係数値として出力することもできる。一般に、
速度係数値はZ軸変位量の関数(負の相関を有する関
数)で決定することができ、具体的な関数形は、検出装
置16や測定機の特性に応じて決定することができる。
【0032】また、本実施形態では、Z軸変位量を所定
値Lzと比較することでサンプリングタイミングを決定
しているが、Z軸変位量の時間的変化の割合、すなわち
Z軸変位速度を所定値と比較してサンプリングタイミン
グを決定し、あるいは移動速度を決定することも可能で
ある。変位量を所定値と比較する技術と、変位速度を所
定値と比較する技術は等価であり、本発明の技術的範囲
に含まれる。
【0033】また、本実施形態ではX軸位置をスケール
で検出しているが、必ずしも高精度が必要でない場合に
は、スケールではなく定時間信号生成器(クロックやタ
イマ)を用いることも可能である。この場合、X相対変
位比較部34は、X軸現在時刻と、X検出値記憶部32
に最後に記憶された時刻とを比較することでX軸変位量
を算出すればよい。すなわち、X軸変位量には、X軸位
置の変位量のみならず時間変位量も含まれる。
【0034】また、本実施形態におけるZ軸検出値のサ
ンプリングタイミングは所定値Lzに依存して決定され
るので、Lzを固定とするのではなく、測定すべきワー
クに応じて適応的に変化させることも可能である。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ワーク表面に急激な凹凸が存在する場合においても、確
実にその凹凸を検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態の外観構成図である。
【図2】 実施形態の構成ブロック図である。
【図3】 実施形態のZ軸検出値説明図である。
【図4】 従来技術のZ軸検出値説明図である。
【符号の説明】
10 基台、12 載物台、14 ワーク、16 検出
装置、18 駆動装置、20 支柱、22 表示装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 片岡 正信 宮崎県宮崎市橘通東3丁目1番47号 株式 会社ミツトヨ内 (72)発明者 加納 孝文 広島県呉市広古新開6丁目8番20号 株式 会社ミツトヨ内 (72)発明者 石橋 一成 広島県呉市広古新開6丁目8番20号 株式 会社ミツトヨ内 Fターム(参考) 2F062 AA66 BB14 CC27 CC30 EE01 EE62 FF05 FF24 FF28 FG07 GG41 HH14 2F069 AA57 AA60 CC06 DD15 DD19 GG01 GG11 GG62 HH04 JJ08 JJ24 JJ28 LL03 MM38 NN12 QQ10

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検出器を被測定物表面に沿った第1軸方
    向に相対移動させ、前記被測定物表面の凹凸による前記
    第1軸方向に垂直な第2軸方向への変位を検出すること
    で、前記第1軸方向の位置の関数として前記凹凸を検出
    する表面性状測定機であって、 前記第2軸方向への変位量が第1所定値以上となった時
    点の前記第1軸方向の位置及び前記第2軸方向への変位
    量を検出値として出力する制御手段を有することを特徴
    とする表面性状測定機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の装置において、 前記制御手段は、前記第2軸方向への変位量が前記第1
    所定値より小さい場合には、前記第1軸方向への移動量
    が第2所定値以上となった時点の前記第1軸方向の位置
    及び前記第2軸方向への変位量を検出値として出力する
    ことを特徴とする表面性状測定機。
  3. 【請求項3】 検出器を被測定物表面に沿った第1軸方
    向に相対移動させ、前記被測定物表面の凹凸による前記
    第1軸方向に垂直な第2軸方向への変位量を検出するこ
    とで、前記第1軸方向の位置の関数として前記凹凸を検
    出する表面性状測定機であって、 前記第2軸方向への変位量が第1所定値以上となった場
    合に、前記相対移動の移動速度を低下させる制御手段を
    有することを特徴とする表面性状測定機。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の装置において、 前記制御手段は、前記変位量に応じて前記移動速度の低
    下の度合いを制御することを特徴とする表面性状測定
    機。
  5. 【請求項5】 検出器を被測定物表面に沿った第1軸方
    向に相対移動させ、前記被測定物表面の凹凸による前記
    第1軸方向に垂直な第2軸方向への変位量を検出するこ
    とで、前記第1軸方向の位置の関数として前記凹凸を検
    出する表面性状測定機であって、 前記第2軸方向への変位量が第1所定値以上となった場
    合に、前記相対移動の移動速度を低下させるとともに、
    その時点の前記第1軸方向の位置及び前記第2軸方向へ
    の変位量を検出値として出力する制御手段を有すること
    を特徴とする表面性状測定機。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の装置において、 前記制御手段は、前記第2軸方向への変位量が前記第1
    所定値より小さい場合には、前記第1軸方向への移動量
    が第2所定値以上となった時点の前記第1軸方向の位置
    及び前記第2軸方向への変位量を検出値として出力する
    ことを特徴とする表面性状測定機。
  7. 【請求項7】 請求項5、6のいずれかに記載の装置に
    おいて、 前記制御手段は、前記変位量に応じて前記移動速度の低
    下の度合いを制御することを特徴とする表面性状測定
    機。
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