JP2000309406A - 塵芥収集車の塵芥積込方法 - Google Patents

塵芥収集車の塵芥積込方法

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JP2000309406A
JP2000309406A JP11116526A JP11652699A JP2000309406A JP 2000309406 A JP2000309406 A JP 2000309406A JP 11116526 A JP11116526 A JP 11116526A JP 11652699 A JP11652699 A JP 11652699A JP 2000309406 A JP2000309406 A JP 2000309406A
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JP11116526A
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English (en)
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Toshio Takase
瀬 俊 男 高
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Subaru Corp
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Fuji Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 塵芥収容箱内に十分圧縮された塵芥が収容さ
れる塵芥車の積込方法を提供する。 【解決手段】 掻込板20を積込板7の上昇位置におい
て反転させる工程と、上昇位置にある積込板7をディフ
レクタ5に沿って下降させる工程と、反転した掻込板2
0を積込板7の下降位置において掻き込み方向に回動さ
せる工程と、下降位置にある積込板7をディフレクタ5
に沿って上昇させる工程と、積込板7が上昇位置に達し
た時に排出板12をディフレクタ5の方向に動かす工程
とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、塵芥投入箱内に投
入される塵芥を塵芥収容箱内に効率よく収容し得る塵芥
収集車の塵芥積込方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に用いられている塵芥収集車は、図
7に示すように、車体1と、この車体1に搭載された塵
芥収容箱2と、この塵芥収容箱2の後端開口部に傾動自
在に連接された塵芥投入箱3と、この塵芥投入箱3の内
部に配設された塵芥積込装置4とを有する。
【0003】上記塵芥積込装置4は、図7に示すよう
に、塵芥投入箱3の内部上方に固定されたディフレクタ
5と、塵芥投入箱3の両側壁にディフレクタ5に沿うよ
うに設けられたガイドレール6,6と、これらガイドレ
ール6,6にローラ7aを介して昇降自在に支持された
積込板7と、この積込板7の下部に枢着された掻込板8
とを有する。
【0004】上記塵芥積込装置4は、積込板7に枢着さ
れた掻込板8を積込板7の上昇位置で点線位置から後方
の実線位置に揺動させ、掻込板8を積込板7の下降位置
で2点鎖線位置から1点鎖線位置に揺動させ、そのまま
積込板7を上昇させることで、塵芥投入箱3の後面に設
けた塵芥投入口9から塵芥投入箱3のサンプ10に投げ
込まれた塵芥11を塵芥収容箱2内に押し込むように作
用する。
【0005】また、塵芥収容箱2の内部には、図7に示
すように、前後方向に移動自在に排出板12が設けられ
ている。この排出板12は、積込板7の上昇時に、積込
板に過度な圧縮力が作用して停止しないように、積込板
の作動圧力がある値に達したとき積込板7から離れる方
向(前方)に動かされるように設定されている。積込板
7の上昇時に、排出板12を積込板7から離れる方向に
動かすことにより、積込板7の上昇途中に積込板7に無
理な圧縮力が発生し、塵芥積込装置4がリリーフ状態で
停止することがない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記塵芥積込装置は、
積込板の下降工程で塵芥の一次圧縮を行ない、積込板に
枢着された掻込板の掻き込み工程で塵芥の二次圧縮を行
ない、積込板の上昇工程で塵芥の三次圧縮を行なうこと
で、塵芥投入箱のサンプに投げ込まれた塵芥を塵芥収容
箱内に圧縮しながら押し込むようにしている。
【0007】しかし、上記塵芥積込装置は、積込作動が
塵芥満載前にリリーフ状態で停止しないようにするため
に、塵芥の三次圧縮において、積込板を作動させる油圧
が所定値に達したときに排出板を積込板から離れる方向
に動かすようにしているので、塵芥の三次圧縮における
塵芥の圧縮を十分に行うことができず、塵芥収容箱内に
収容される塵芥の量に制限があるという問題点がある。
【0008】本発明は上記した点に鑑みてなされたもの
で、塵芥の圧縮を十分に行うことで、多量の塵芥を塵芥
収容箱内に収容できる塵芥収集車の塵芥積込方法を提供
することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の塵芥収集車の塵
芥積込制御方法は、掻込板を積込板の上昇位置において
反転させる工程と、上昇位置にある積込板をディフレク
タに沿って下降させる工程と、反転した掻込板を積込板
の下降位置において掻き込み方向に回動させる工程と、
下降位置にある積込板をディフレクタに沿って上昇させ
る工程と、積込板が上昇位置に達した時に排出板をディ
フレクタの方向に動かす工程とを有し、塵芥を効率よく
圧縮させることで、従来のものよりより多量の塵芥を塵
芥収容箱内に収容することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面を
参照して説明する。なお、図1において図7と同一部材
については同一符号を付す。図1において符号20は掻
込板を示す。この掻込板20は、排出板12側を向く爪
先21を有し、爪先21側の上部を枢軸22により積込
板7に枢着されている。また、塵芥収容箱2の内部に
は、前後方向に移動自在に排出板12が配設されてい
る。この排出板12は、油圧シリンダ装置23により積
込板7に近付く方向および積込板7から離れる方向に移
動自在である。掻込板20はシリンダ24により枢軸2
2を中心に回動する。
【0011】図6に塵芥積込制御回路を示す。図6に示
す塵芥積込制御回路には、上昇完了感知スイッチにより
作動するタイマ34と、このタイマ34の作動中閉じる
接点38とを設け、タイマ34の作動中は排出板12が
車体後方へ後退するように構成する。また、掻込板20
が上昇位置で後方に揺動するときには排出板12が後退
しないように、掻込板20の反転ソレノイド36と共に
作動するリレー37と、リレー37により開かれる接点
38への通電を停止するB接点39とが設けられてい
る。
【0012】上記塵芥積込制御回路は、積込板上昇完了
感知スイッチ33が積込板7の上昇が完了したことを感
知すると、積込板上昇完了感知スイッチ33が発する感
知信号でタイマ34が作動し、タイマ接点38が通電す
ることで、排出板押しソレノイド35が作動し、排出板
12が油圧シリンダ装置23により積込板7に近づく方
向に移動し、排出板12により塵芥収容箱2内の塵芥が
圧縮される、排出板12による圧縮作動は、タイマ34
に設定された時間だけ続けられる。
【0013】なお、排出板反転ソレノイド36の回路に
リレー37を設け、タイマ接点38の上流にB接点39
を設けたことで、積み込み工程が開始した時、いわゆる
掻込板20の反転時に、排出板12が押し作動すること
はない。
【0014】つぎに塵芥収集車の塵芥積込方法を図2な
いし図5により説明する。積込板7および掻込板20
は、作動前の段階では、図2(イ)で示す上昇位置にあ
り、図示しない積込作業開始スイッチを押すことで、掻
込板20は、図2(イ)で示す位置から図2(ロ)で示
す実線位置に反転する。
【0015】掻込板20の反転が完了すると、積込板7
は、反転した掻込板20とともに、ディフレクタ5に沿
って、図3(イ)位置から図3(ロ)位置に下降し、塵
芥投入箱3の後面に設けた塵芥投入口9から塵芥投入箱
3のサンプ10に投げ込まれた塵芥11の一次圧縮を行
なう。
【0016】ついで、積込板7の下降位置において、掻
込板20は、図3(ロ)位置から図4(イ)位置に動
き、ついで、図4(イ)位置から図4(ロ)位置に動く
ことでサンプ10内の塵芥の掻き込み、塵芥11の二次
圧縮を行なう。
【0017】掻込板20の掻込が完了すると、積込板7
は、掻き込み位置の掻込板20とともに、ディフレクタ
5に沿って,図4(ロ)位置から図5(イ)位置まで上
昇し、塵芥の三次圧縮を行なう。
【0018】積込板7が図5(イ)位置に達すると、図
6に示す制御回路の積込板上昇完了感知スイッチ33が
積込板7の上昇完了位置を感知し、その感知信号によ
り、排出板12が図5(イ)位置から図5(ロ)位置ま
でディフレクタ5に近づく方向に移動し、排出板12に
よる塵芥11の四次圧縮が行なわれる。この排出板12
による塵芥の四次圧縮は、タイマ34により設定された
時間だけ続けられる。これにより、塵芥積込方法の1サ
イクルが終了し、つぎの塵芥積込方法のサイクルが開始
される。
【0019】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、排出
板を積込板が上昇位置に達した時に積込板の方向に動か
す工程を設けたことで、塵芥を効率よく圧縮することが
でき、従来のものよりより多量の塵芥を塵芥収容箱内に
収容することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に用いられる塵芥収集車の塵芥積込装置
の一部を断面で示す図。
【図2】本発明による塵芥収集車の塵芥積込方法の掻込
板の反転段階を示す図。
【図3】本発明による塵芥収集車の塵芥積込方法の積込
板の下降段階を示す図。
【図4】本発明による塵芥収集車の塵芥積込方法の掻込
板の掻き込み段階を示す図。
【図5】本発明による塵芥収集車の塵芥積込方法の排出
板の押圧段階を示す図。
【図6】本発明による塵芥収集車の塵芥積込方法の排出
板の電気回路図。
【図7】従来の塵芥収集車の塵芥積込装置の一部を断面
で示す図。
【符号の説明】
2 塵芥収容箱 3 塵芥投入箱 5 ディフレクタ 7 積込板 12 排出板 20 掻込板 22 枢軸

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体上に搭載された塵芥収容箱と、塵芥収
    容箱に連接された塵芥投入箱と、塵芥収容箱の内部に進
    退自在に配設された排出板と、塵芥収容箱の後端開口部
    の上部を遮蔽するディフレクタとディフレクタに沿って
    昇降する積込板と積込板の下部に枢着された掻込板とを
    備え、塵芥投入箱の内部に配置された塵芥積込装置とを
    有する塵芥収集車において、掻込板を積込板の上昇位置
    において反転させる工程と、上昇位置にある積込板をデ
    ィフレクタに沿って下降させる工程と、反転した掻込板
    を積込板の下降位置において掻き込み方向に回動させる
    工程と、下降位置にある積込板を沿って上昇させる工程
    と、積込板が上昇位置に達した時に排出板をディフレク
    タの方向に動かす工程とを有することを特徴とする塵芥
    収集車の塵芥積込方法。
JP11116526A 1999-04-23 1999-04-23 塵芥収集車の塵芥積込方法 Pending JP2000309406A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016030663A (ja) * 2014-07-28 2016-03-07 新明和工業株式会社 塵芥収集車
JP2016183027A (ja) * 2015-03-26 2016-10-20 新明和工業株式会社 塵芥収集車

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016030663A (ja) * 2014-07-28 2016-03-07 新明和工業株式会社 塵芥収集車
JP2016183027A (ja) * 2015-03-26 2016-10-20 新明和工業株式会社 塵芥収集車

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