JP2000309268A - 鉄道車両用の独立車輪駆動コンポーネント - Google Patents
鉄道車両用の独立車輪駆動コンポーネントInfo
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- JP2000309268A JP2000309268A JP11117745A JP11774599A JP2000309268A JP 2000309268 A JP2000309268 A JP 2000309268A JP 11117745 A JP11117745 A JP 11117745A JP 11774599 A JP11774599 A JP 11774599A JP 2000309268 A JP2000309268 A JP 2000309268A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 モータから車輪へのトルク伝達を確実にする
と共に、車輪から発生する振動が減速機やモータに伝達
するのを低減する。 【解決手段】 車輪１１は個別に回転できるようになっ
ている。モータ１２の回転力は、遊星減速機１５にて減
速され伝達部材１６を介して、車輪１１に伝達される。
車輪１１には複数の貫入孔１１ａが形成されており、伝
達部材１６のピン部材１６ｂが貫入孔１１ａに貫入して
おり、貫入孔１１ａとピン部材１６ｂとの間に、リング
状の防振部材１７が介在されている。モータ１２からの
回転力は、防振部材１７を圧縮して車輪１１に確実に伝
達される。一方、車輪１１に発生した半径方向の振動
は、防振部材１７により低減される。
と共に、車輪から発生する振動が減速機やモータに伝達
するのを低減する。 【解決手段】 車輪１１は個別に回転できるようになっ
ている。モータ１２の回転力は、遊星減速機１５にて減
速され伝達部材１６を介して、車輪１１に伝達される。
車輪１１には複数の貫入孔１１ａが形成されており、伝
達部材１６のピン部材１６ｂが貫入孔１１ａに貫入して
おり、貫入孔１１ａとピン部材１６ｂとの間に、リング
状の防振部材１７が介在されている。モータ１２からの
回転力は、防振部材１７を圧縮して車輪１１に確実に伝
達される。一方、車輪１１に発生した半径方向の振動
は、防振部材１７により低減される。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉄道車両用の独立
車輪駆動コンポーネントに関するものである。本発明で
は、モータから車輪へのトルク伝達が確実にできると共
に、車輪から発生した半径方向の振動が減速機やモータ
に伝達するのを低減することができるように工夫したも
のである。
車輪駆動コンポーネントに関するものである。本発明で
は、モータから車輪へのトルク伝達が確実にできると共
に、車輪から発生した半径方向の振動が減速機やモータ
に伝達するのを低減することができるように工夫したも
のである。
【０００２】
【従来の技術】現在の多くの鉄道車両用の動力台車で
は、右側の車輪と左側の車輪とが車軸により連結された
一体型車輪を採用しており、台車に備えたモータの駆動
力を、減速機により減速して、一体型車輪に伝達して走
行をしている。曲線軌道を走行する場合には、車輪の踏
面を利用したセルフステアリング効果により、曲線走行
が可能となっている。
は、右側の車輪と左側の車輪とが車軸により連結された
一体型車輪を採用しており、台車に備えたモータの駆動
力を、減速機により減速して、一体型車輪に伝達して走
行をしている。曲線軌道を走行する場合には、車輪の踏
面を利用したセルフステアリング効果により、曲線走行
が可能となっている。
【０００３】一方、最近では低床構造等を採用するため
に、独立車輪動力台車が開発されている。この独立車輪
動力台車では、車軸を省略して右側の車輪と左側の車輪
とを個別・独立して回転する構成にすると共に、各車輪
を個別のモータにより駆動している。かかる独立車輪動
力台車では、左右の車輪速度を同一としておけば、一体
型車輪と同様に、上記セルフステアリング効果により曲
線軌道を曲線走行することができる他、左右の車輪速度
を異ならせることによっても曲線軌道を曲線走行するこ
とができる。
に、独立車輪動力台車が開発されている。この独立車輪
動力台車では、車軸を省略して右側の車輪と左側の車輪
とを個別・独立して回転する構成にすると共に、各車輪
を個別のモータにより駆動している。かかる独立車輪動
力台車では、左右の車輪速度を同一としておけば、一体
型車輪と同様に、上記セルフステアリング効果により曲
線軌道を曲線走行することができる他、左右の車輪速度
を異ならせることによっても曲線軌道を曲線走行するこ
とができる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ところで、独立車輪動
力台車では、車輪に隣接して減速機やモータを配置して
いる。このため、車輪が軌道を走行する際に生ずる半径
方向の振動が、減速機やモータに直接伝達してしまい、
減速機やモータが大きな振動を受け、減速機やモータが
劣化し易く寿命が短かった。
力台車では、車輪に隣接して減速機やモータを配置して
いる。このため、車輪が軌道を走行する際に生ずる半径
方向の振動が、減速機やモータに直接伝達してしまい、
減速機やモータが大きな振動を受け、減速機やモータが
劣化し易く寿命が短かった。
【０００５】本発明は、上記従来技術に鑑み、モータか
ら車輪へのトルク伝達が確実にできると共に、車輪から
発生した半径方向の振動が減速機やモータに伝達するの
を低減することができ、減速機やモータの振動・劣化を
低減することができる、鉄道車両用の独立車輪駆動コン
ポーネントを提供することを目的とする。
ら車輪へのトルク伝達が確実にできると共に、車輪から
発生した半径方向の振動が減速機やモータに伝達するの
を低減することができ、減速機やモータの振動・劣化を
低減することができる、鉄道車両用の独立車輪駆動コン
ポーネントを提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の構成は、台車枠に配置した右側の車輪と左側の車輪
とが個別・独立して回転し、各車輪を個別のモータで駆
動する独立車輪動力台車に用いる独立車輪駆動コンポー
ネントであって、前記車輪に対して軸方向にずれた位置
で同軸配置されるよう前記台車枠に支持されたモータ
と、前記車輪と前記モータとの間の位置に配置されるよ
う前記台車枠に支持されて、入力側が前記モータの出力
軸に連結された減速機と、前記車輪の側面のうち回転軸
を中心とした円周上の位置に等配に形成された貫入孔
と、一端側が前記減速機の出力側に連結されると共に、
他端側には前記貫入孔にそれぞれ貫入する複数のピン部
材を有する伝達部材と、前記伝達部材のピン部材と前記
貫入孔との間に介在させた防振部材とで構成されている
ことを特徴とする。
明の構成は、台車枠に配置した右側の車輪と左側の車輪
とが個別・独立して回転し、各車輪を個別のモータで駆
動する独立車輪動力台車に用いる独立車輪駆動コンポー
ネントであって、前記車輪に対して軸方向にずれた位置
で同軸配置されるよう前記台車枠に支持されたモータ
と、前記車輪と前記モータとの間の位置に配置されるよ
う前記台車枠に支持されて、入力側が前記モータの出力
軸に連結された減速機と、前記車輪の側面のうち回転軸
を中心とした円周上の位置に等配に形成された貫入孔
と、一端側が前記減速機の出力側に連結されると共に、
他端側には前記貫入孔にそれぞれ貫入する複数のピン部
材を有する伝達部材と、前記伝達部材のピン部材と前記
貫入孔との間に介在させた防振部材とで構成されている
ことを特徴とする。
【０００７】また本発明の構成は、台車枠に配置した右
側の車輪と左側の車輪とが個別・独立して回転し、各車
輪を個別のモータで駆動する独立車輪動力台車に用いる
独立車輪駆動コンポーネントであって、前記車輪に対し
て軸方向にずれた位置で同軸配置されるよう前記台車枠
に支持されたモータと、前記車輪と前記モータとの間の
位置に配置されるよう前記台車枠に支持されて、入力側
が前記モータの出力軸に連結された減速機と、前記車輪
の側面のうち回転軸を中心とした円周上の位置に等配に
形成された円形の貫入孔と、一端側が前記減速機の出力
側に連結されると共に、他端側には前記貫入孔にそれぞ
れ貫入する複数の円柱状のピン部材を有する伝達部材
と、前記伝達部材のピン部材と前記貫入孔との間に介在
させたリング状の防振部材とで構成されていることを特
徴とする。
側の車輪と左側の車輪とが個別・独立して回転し、各車
輪を個別のモータで駆動する独立車輪動力台車に用いる
独立車輪駆動コンポーネントであって、前記車輪に対し
て軸方向にずれた位置で同軸配置されるよう前記台車枠
に支持されたモータと、前記車輪と前記モータとの間の
位置に配置されるよう前記台車枠に支持されて、入力側
が前記モータの出力軸に連結された減速機と、前記車輪
の側面のうち回転軸を中心とした円周上の位置に等配に
形成された円形の貫入孔と、一端側が前記減速機の出力
側に連結されると共に、他端側には前記貫入孔にそれぞ
れ貫入する複数の円柱状のピン部材を有する伝達部材
と、前記伝達部材のピン部材と前記貫入孔との間に介在
させたリング状の防振部材とで構成されていることを特
徴とする。
【０００８】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
に基づき詳細に説明する。
に基づき詳細に説明する。
【０００９】図１は本発明の実施の形態にかかる独立車
輪駆動コンポーネントを備えた独立車輪動力台車を示す
構成図であり、図２は本実施の形態にかかる独立車輪駆
動コンポーネントを示す断面図であり、図３は車輪の縦
断面図である。
輪駆動コンポーネントを備えた独立車輪動力台車を示す
構成図であり、図２は本実施の形態にかかる独立車輪駆
動コンポーネントを示す断面図であり、図３は車輪の縦
断面図である。
【００１０】図１に示すように、鉄道車両用の独立車輪
動力台車１の上には、空気ばね２を介して車体３が搭載
される。独立車輪動力台車１の台車枠４の右側および左
側には、個別・独立して回転する左右の車輪１１，１１
が配置されている。左右の車輪１１，１１は、台車枠４
の左側および右側に備えたモータ１２，１２により個別
に駆動される。車輪１１，１１が回転駆動することによ
り、レール５上を走行することができる。
動力台車１の上には、空気ばね２を介して車体３が搭載
される。独立車輪動力台車１の台車枠４の右側および左
側には、個別・独立して回転する左右の車輪１１，１１
が配置されている。左右の車輪１１，１１は、台車枠４
の左側および右側に備えたモータ１２，１２により個別
に駆動される。車輪１１，１１が回転駆動することによ
り、レール５上を走行することができる。
【００１１】上記車輪１１及び上記モータ１２を含め
て、独立車輪駆動コンポーネント１０が構成されてい
る。この独立車輪駆動コンポーネント１０を、図２及び
図３を参照して以下に説明する。
て、独立車輪駆動コンポーネント１０が構成されてい
る。この独立車輪駆動コンポーネント１０を、図２及び
図３を参照して以下に説明する。
【００１２】図２に示すように、台車枠４からは、車輪
支持軸１３が水平方向（車体の幅方向）の外側に向かっ
て突出している。この車輪支持軸１３には、ころがり軸
受１４を介して、車輪１１が回転自在に取り付けられて
いる。
支持軸１３が水平方向（車体の幅方向）の外側に向かっ
て突出している。この車輪支持軸１３には、ころがり軸
受１４を介して、車輪１１が回転自在に取り付けられて
いる。
【００１３】モータ１２は、台車枠４に支持されてい
る。そしてこのモータ１２は、車輪１１に対して軸方向
の外側（車幅方向の外側）にずれた位置で、車輪１１の
回転軸と同軸となるように配置されている。
る。そしてこのモータ１２は、車輪１１に対して軸方向
の外側（車幅方向の外側）にずれた位置で、車輪１１の
回転軸と同軸となるように配置されている。
【００１４】遊星減速機１５は、台車枠４に支持されて
いる。そしてこの遊星減速機１５は、車輪１１とモータ
１２との間の位置で、車輪１１及びモータ１２に対して
同軸となるように配置されている。この遊星減速機１５
は、入力側（図２では右側）がモータ１２の出力軸１２
ａに連結されている。
いる。そしてこの遊星減速機１５は、車輪１１とモータ
１２との間の位置で、車輪１１及びモータ１２に対して
同軸となるように配置されている。この遊星減速機１５
は、入力側（図２では右側）がモータ１２の出力軸１２
ａに連結されている。
【００１５】一方、図３に示すように、車輪１１の側面
には、複数個（本実施の形態では４個）の円形の貫入孔
１１ａが形成されている。各貫入孔１１ａは、車輪１１
の回転軸を中心とした円周上の位置に等配に（９０°ピ
ッチずれて）形成されている。
には、複数個（本実施の形態では４個）の円形の貫入孔
１１ａが形成されている。各貫入孔１１ａは、車輪１１
の回転軸を中心とした円周上の位置に等配に（９０°ピ
ッチずれて）形成されている。
【００１６】図２に戻り説明すると、伝達部材１６は、
遊星減速機１５と車輪１１との間の位置に配置されてい
る。この伝達部材１６は、その一端側部分（図２では右
側部分）１６ａが、遊星減速機１５の出力側に連結され
ており、その他端側（図２では左側）には、複数本（本
実施の形態では４本）の円柱状のピン部材１６ｂを有し
ている。各（４本の）ピン部材１６ｂは、９０°ピッチ
ずれて形成されており、車輪１１に形成した貫入孔１１
ａにそれぞれ貫入されている。
遊星減速機１５と車輪１１との間の位置に配置されてい
る。この伝達部材１６は、その一端側部分（図２では右
側部分）１６ａが、遊星減速機１５の出力側に連結され
ており、その他端側（図２では左側）には、複数本（本
実施の形態では４本）の円柱状のピン部材１６ｂを有し
ている。各（４本の）ピン部材１６ｂは、９０°ピッチ
ずれて形成されており、車輪１１に形成した貫入孔１１
ａにそれぞれ貫入されている。
【００１７】更に、図２及び図３に示すように、貫入孔
１１ａとピン部材１６ｂとの間には、リング状の防振部
材１７が介装されている。防振部材１７は、硬度が６０
度程度のゴム等が使用される。
１１ａとピン部材１６ｂとの間には、リング状の防振部
材１７が介装されている。防振部材１７は、硬度が６０
度程度のゴム等が使用される。
【００１８】また、車輪支持軸１３の基端部と台車枠４
との間にも、リング状の防振部材１８を介装している。
防振部材１８は、硬度が６０度程度のゴム等が使用され
る。なお、伝達部材１６と遊星減速機１５のケーシング
との間には、シール１９を介在させている。
との間にも、リング状の防振部材１８を介装している。
防振部材１８は、硬度が６０度程度のゴム等が使用され
る。なお、伝達部材１６と遊星減速機１５のケーシング
との間には、シール１９を介在させている。
【００１９】上記構成となっている独立車輪駆動コンポ
ーネント１０では、モータ１２が回転駆動すると、回転
力は遊星減速機１５にて減速され、伝達部材１６を介し
て車輪１１に伝達し、車輪１１が回転する。駆動力が伝
達部材１６から車輪１１に伝達する際には、ピン部材１
６ｂと貫入孔１１ａとの間の防振部材１７は、周方向に
圧縮される。防振部材１７は、圧縮力に対しては強いた
め、駆動力が確実に車輪１１に伝達される。
ーネント１０では、モータ１２が回転駆動すると、回転
力は遊星減速機１５にて減速され、伝達部材１６を介し
て車輪１１に伝達し、車輪１１が回転する。駆動力が伝
達部材１６から車輪１１に伝達する際には、ピン部材１
６ｂと貫入孔１１ａとの間の防振部材１７は、周方向に
圧縮される。防振部材１７は、圧縮力に対しては強いた
め、駆動力が確実に車輪１１に伝達される。
【００２０】一方、車輪１１がレール上を走行すると、
車輪１１の半径方向に振動が発生する。この半径方向の
振動は、防振部材１７により振動が低減されてから、ピ
ン部材１６ｂに伝達する。このため、半径方向の振動
は、防振部材１７にて大幅に低減されてから、伝達部材
１６、ひいては遊星減速機１５やモータ１２に伝達す
る。このため、車輪１１から発生して遊星減速機１５や
モータ１２に伝達される振動は低減し、遊星減速機１５
やモータ１２の故障・劣化が低減して寿命を延ばすこと
ができる。
車輪１１の半径方向に振動が発生する。この半径方向の
振動は、防振部材１７により振動が低減されてから、ピ
ン部材１６ｂに伝達する。このため、半径方向の振動
は、防振部材１７にて大幅に低減されてから、伝達部材
１６、ひいては遊星減速機１５やモータ１２に伝達す
る。このため、車輪１１から発生して遊星減速機１５や
モータ１２に伝達される振動は低減し、遊星減速機１５
やモータ１２の故障・劣化が低減して寿命を延ばすこと
ができる。
【００２１】また、防振部材１８によっても、車輪振動
が遊星減速機１５やモータ１２に伝達するのを低減する
ことができる。なお、防振部材１８は必須の部材ではな
く、場合によっては、これを省略することもできる。
が遊星減速機１５やモータ１２に伝達するのを低減する
ことができる。なお、防振部材１８は必須の部材ではな
く、場合によっては、これを省略することもできる。
【００２２】なお、貫入孔１１ａの形状は、円形でなく
ても良く、多角形の孔としてもよい。その場合には、ピ
ン部材１６ｂを多角柱状とすると共に、防振部材１７を
多角形のリング形状とする。
ても良く、多角形の孔としてもよい。その場合には、ピ
ン部材１６ｂを多角柱状とすると共に、防振部材１７を
多角形のリング形状とする。
【００２３】
【発明の効果】以上実施の形態と共に具体的に説明した
ように、本発明では台車枠に配置した右側の車輪と左側
の車輪とが個別・独立して回転し、各車輪を個別のモー
タで駆動する独立車輪動力台車に用いる独立車輪駆動コ
ンポーネントであって、前記車輪に対して軸方向にずれ
た位置で同軸配置されるよう前記台車枠に支持されたモ
ータと、前記車輪と前記モータとの間の位置に配置され
るよう前記台車枠に支持されて、入力側が前記モータの
出力軸に連結された減速機と、前記車輪の側面のうち回
転軸を中心とした円周上の位置に等配に形成された貫入
孔と、一端側が前記減速機の出力側に連結されると共
に、他端側には前記貫入孔にそれぞれ貫入する複数のピ
ン部材を有する伝達部材と、前記伝達部材のピン部材と
前記貫入孔との間に介在させた防振部材とで構成した。
ように、本発明では台車枠に配置した右側の車輪と左側
の車輪とが個別・独立して回転し、各車輪を個別のモー
タで駆動する独立車輪動力台車に用いる独立車輪駆動コ
ンポーネントであって、前記車輪に対して軸方向にずれ
た位置で同軸配置されるよう前記台車枠に支持されたモ
ータと、前記車輪と前記モータとの間の位置に配置され
るよう前記台車枠に支持されて、入力側が前記モータの
出力軸に連結された減速機と、前記車輪の側面のうち回
転軸を中心とした円周上の位置に等配に形成された貫入
孔と、一端側が前記減速機の出力側に連結されると共
に、他端側には前記貫入孔にそれぞれ貫入する複数のピ
ン部材を有する伝達部材と、前記伝達部材のピン部材と
前記貫入孔との間に介在させた防振部材とで構成した。
【００２４】また本発明では、台車枠に配置した右側の
車輪と左側の車輪とが個別・独立して回転し、各車輪を
個別のモータで駆動する独立車輪動力台車に用いる独立
車輪駆動コンポーネントであって、前記車輪に対して軸
方向にずれた位置で同軸配置されるよう前記台車枠に支
持されたモータと、前記車輪と前記モータとの間の位置
に配置されるよう前記台車枠に支持されて、入力側が前
記モータの出力軸に連結された減速機と、前記車輪の側
面のうち回転軸を中心とした円周上の位置に等配に形成
された円形の貫入孔と、一端側が前記減速機の出力側に
連結されると共に、他端側には前記貫入孔にそれぞれ貫
入する複数の円柱状のピン部材を有する伝達部材と、前
記伝達部材のピン部材と前記貫入孔との間に介在させた
リング状の防振部材とで構成した。
車輪と左側の車輪とが個別・独立して回転し、各車輪を
個別のモータで駆動する独立車輪動力台車に用いる独立
車輪駆動コンポーネントであって、前記車輪に対して軸
方向にずれた位置で同軸配置されるよう前記台車枠に支
持されたモータと、前記車輪と前記モータとの間の位置
に配置されるよう前記台車枠に支持されて、入力側が前
記モータの出力軸に連結された減速機と、前記車輪の側
面のうち回転軸を中心とした円周上の位置に等配に形成
された円形の貫入孔と、一端側が前記減速機の出力側に
連結されると共に、他端側には前記貫入孔にそれぞれ貫
入する複数の円柱状のピン部材を有する伝達部材と、前
記伝達部材のピン部材と前記貫入孔との間に介在させた
リング状の防振部材とで構成した。
【００２５】上記構成としたため、本発明では、車輪に
発生した半径方向の振動を、貫入孔とピン部材との間に
介装した防振部材により低減することができ、これによ
り、車輪から発生した半径方向の振動が減速機やモータ
に伝達するのを低減することができ、減速機やモータの
振動・劣化を低減することができる。この結果、減速機
やモータの寿命を延ばすことができる。
発生した半径方向の振動を、貫入孔とピン部材との間に
介装した防振部材により低減することができ、これによ
り、車輪から発生した半径方向の振動が減速機やモータ
に伝達するのを低減することができ、減速機やモータの
振動・劣化を低減することができる。この結果、減速機
やモータの寿命を延ばすことができる。
【００２６】また、駆動力が伝達部材から車輪に伝達す
る際には、ピン部材と貫入孔との間の防振部材は、周方
向に圧縮されるため、駆動力は確実に車輪に伝達され
る。
る際には、ピン部材と貫入孔との間の防振部材は、周方
向に圧縮されるため、駆動力は確実に車輪に伝達され
る。
【図１】本発明の実施の形態にかかる独立車輪駆動コン
ポーネントを備えた独立車輪動力台車を示す構成図。
ポーネントを備えた独立車輪動力台車を示す構成図。
【図２】本発明の実施の形態にかかる独立車輪駆動コン
ポーネントを示す断面図。
ポーネントを示す断面図。
【図３】車輪の縦断面を示す断面図。
１ 独立車輪動力台車 ２ 空気ばね ３ 車体 ４ 台車枠 ５ レール １０ 独立車輪駆動コンポーネント １１ 車輪 １２ モータ １２ａ 出力軸 １３ 車輪支持軸 １４ ころがり軸受 １５ 遊星減速機 １６ 伝達部材 １６ａ 一端側部分 １６ｂ ピン部材 １７ 防振部材 １８ 防振部材 １９ シール
Claims (2)
- 【請求項１】 台車枠に配置した右側の車輪と左側の車
輪とが個別・独立して回転し、各車輪を個別のモータで
駆動する独立車輪動力台車に用いる独立車輪駆動コンポ
ーネントであって、 前記車輪に対して軸方向にずれた位置で同軸配置される
よう前記台車枠に支持されたモータと、 前記車輪と前記モータとの間の位置に配置されるよう前
記台車枠に支持されて、入力側が前記モータの出力軸に
連結された減速機と、 前記車輪の側面のうち回転軸を中心とした円周上の位置
に等配に形成された貫入孔と、 一端側が前記減速機の出力側に連結されると共に、他端
側には前記貫入孔にそれぞれ貫入する複数のピン部材を
有する伝達部材と、 前記伝達部材のピン部材と前記貫入孔との間に介在させ
た防振部材とで構成されていることを特徴とする鉄道車
両用の独立車輪駆動コンポーネント。 - 【請求項２】 台車枠に配置した右側の車輪と左側の車
輪とが個別・独立して回転し、各車輪を個別のモータで
駆動する独立車輪動力台車に用いる独立車輪駆動コンポ
ーネントであって、 前記車輪に対して軸方向にずれた位置で同軸配置される
よう前記台車枠に支持されたモータと、 前記車輪と前記モータとの間の位置に配置されるよう前
記台車枠に支持されて、入力側が前記モータの出力軸に
連結された減速機と、 前記車輪の側面のうち回転軸を中心とした円周上の位置
に等配に形成された円形の貫入孔と、 一端側が前記減速機の出力側に連結されると共に、他端
側には前記貫入孔にそれぞれ貫入する複数の円柱状のピ
ン部材を有する伝達部材と、 前記伝達部材のピン部材と前記貫入孔との間に介在させ
たリング状の防振部材とで構成されていることを特徴と
する鉄道車両用の独立車輪駆動コンポーネント。
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| JP11117745A JP2000309268A (ja) | 1999-04-26 | 1999-04-26 | 鉄道車両用の独立車輪駆動コンポーネント |
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| JP11117745A JP2000309268A (ja) | 1999-04-26 | 1999-04-26 | 鉄道車両用の独立車輪駆動コンポーネント |
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