JP2000308597A - 洗顔用洗剤等の泡立具 - Google Patents

洗顔用洗剤等の泡立具

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JP2000308597A
JP2000308597A JP11972699A JP11972699A JP2000308597A JP 2000308597 A JP2000308597 A JP 2000308597A JP 11972699 A JP11972699 A JP 11972699A JP 11972699 A JP11972699 A JP 11972699A JP 2000308597 A JP2000308597 A JP 2000308597A
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foaming
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JP11972699A
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Sadayori Mori
貞頼 森
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TOOTEKKUSU KK
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TOOTEKKUSU KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】手指で挟み持ち、揉み込むことにより、洗顔用
洗剤を、洗浄効果が高く、肌にやさしいといわれている
微細な泡に泡立てることのできる泡立具を得ること。 【解決手段】合成繊維の5〜40デニール程度のフィラ
メントを用い糸間の組織間隙が0.1〜0.3ミリメートル程
度の布帛の小片とし、該小片を中心部分で絞縮してお
く。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として顔洗用洗
剤等をクリーミーな泡体に泡立てる際に使用する布帛製
の泡立具の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】洗顔用洗剤(以下洗剤と略称)を温湯と
共に含浸させ、手指で揉んで泡立てる器具として細かい
網目の網地を主材としたものが知られているが、該網地
がレース製品等の繊細な衣料品の洗濯ネットとか、小型
蝶採取用ネット等を転用しているため、目合いが比較的
大きく、手指による揉み込みによって形成される泡粒も
直径1ミリメートル程度であり、泡粒破裂時に、洗浄効
果を増大させるといわれている超音波を含む振動を生起
させる程に小径の泡粒は形成し得ない問題を有してい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術の有する
問題に鑑み、泡立具の布帛を、泡粒破裂時に、肌にやさ
しく、かつ洗浄効果を増大させるといわれている超音波
を含む振動を生起させるに足りる小粒径の泡を主として
形成できる組織間隙を有する布帛とすることにより、温
湯と洗剤とを含浸させた該布帛を、手指により揉み込む
のみで前記肌にやさしく、かつ洗浄効果を十分に発現さ
せうる粒径の泡を多量に形成でき、造泡時、乾燥時の取
扱いも容易な泡立具を提供することを課題としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明では、前
記課題を解決するため、造泡のための布帛を、ナイロン
に代表される合成繊維の、5デニールないし40デニー
ル程度の太さのマルチフィラメントまたはモノフィラメ
ントのうちから選ばれた糸を用い、織成、編成等の手段
により、糸間に0.1ミリメートルないし0.3ミリメートル
程度の組織間隙部が形成された薄地布帛とし、この布帛
を円形、正多角形等の所定面積に裁断して主体布地と
し、中心部で絞縮すると共に、前記中心部の外面から吊
り具を突出させた構成とした。
【0005】前記主体布地の構成糸とその組織間隙との
寸法により、洗剤と温湯とを含浸させて手指で揉み込む
と、著しく微細な泡を造泡でき、肌をいためることなく
洗浄効果を向上させることができた。
【0006】請求項2の発明では、主体布地を、5デニ
ールないし40デニール程度の太さの異形糸のマルチフ
ィラメントで構成し、糸自体内に多数の空隙が形成され
ていることにより、前記細かい泡の発生を助長させた。
【0007】請求項3の発明では、主体布地の中心部の
内面に小塊体を配置し、該小塊体を包んで主体布地が絞
縮し、小塊体に吊り具が固定するという構成としたの
で、主体布地の絞縮形状が一定で強固なものとなり、一
方の手指で小塊体を挟み、両手指で揉むことができるの
で使い勝手を著しく向上させ得た。
【0008】請求項4の発明では、小塊体に上下方向の
貫通孔を穿設し、この貫通孔に二つ折した紐条を挿通
し、主体布地内面側で結束して主体布地外面側に輪奈部
を位置させ、前記紐条の結束部と小塊体との間で主体布
地を絞縮する構成としたので、輪奈部をフック等に掛け
ることにより泡立具の乾燥、保管あるいは主体布地の絞
縮等の作業が簡便に行いうるようになった。
【0009】
【発明の実施の形態】図1、図2および図3は、請求項
1ないし請求項4の各発明を併せ適用した第1の実施例
であり、図1に示される泡立具1の主体布地2は、図3
に示されるごとく、所定面積の円形に裁断された主体布
地2である。
【0010】図示例の主体布地2は、ナイロン、ポリエ
ステル等に代表される合成繊維の30デニールの異形糸
のマルチフィラメントが緯糸に用いられているが、経緯
両糸とも異形糸でもよく、5デニールないし40デニー
ル程度の太さの普通形状のマルチフィラメントまたはモ
ノフィラメントのうちから選ばれた糸であってもよい。
【0011】前記主体布地2は、経緯糸が1インチ当た
り100本前後から150本前後打込まれた平織り組織の織布
とされているが、主体布地2の生地としては5デニール
ないし40デニール程度の太さのマルチフィラメントま
たはモノフィラメントのうちから選ばれた糸を用い、機
械による織成あるいは経編機による編成等の手段で、構
成糸間の組織間隙が0.1ミリメートルないし0.3ミリメー
トル程度となる平織生地、綾織生地あるいは経メリヤス
生地に織成、編成した薄地布帛であればよい。なお、図
示例では、該薄地布帛を直径25〜30センチメートル
の円形に裁断して主体布帛2としてある。
【0012】前記糸の材質、太さ、組織間隙は、本発明
の主目的である泡破裂時に発生する超音波を含む振動に
より、人体皮膚面の汚れを肌を痛めることなく荒い落と
すと言われている泡径の泡が造泡される条件を洗浄効果
の面から実験的に求めて選定されるが、前記各数値の上
限以上では本発明の目的達成の泡が造泡されず、各数値
の下限以下では織成、編成が不可能ではないとしても製
造コスト的に著しく不利であり生産ベースに乗らない不
利がある。
【0013】前記主体布地2は中心部の内面に小塊体
3、図示例では中心部に貫通孔4を穿設された球体たる
小塊体3が配置されている。
【0014】前記小塊体3の貫通孔4内には二つ折りさ
れた紐条5が挿通され、主体布地2の内面側で結束6さ
れ、主体布地2の中心部に開口された穴7から外側へ引
き出された吊り具たる輪奈部8とされている。
【0015】主体布地2は、中心部内側に小塊体3を配
置され、該小塊体3を包み込んだ状態で小塊体3の下端
と紐条5の結束6部分との間において、外面から細紐等
で絞縮9されることにより図1に示されるごとく静置の
状態でランダムな閉じ傘形状とされている。
【0016】前記小塊体3は、球体のほか、ラグビーボ
ール形状、そろばん玉形状、中空短管形状等の任意の形
状が選定できるし、吊り具たる輪奈部8に相当する部材
は、金属またはプラスチック製のくさり等任意の材質、
形状、構造のものを採用することができ、小塊体3へネ
ジ込み、打ち込み等で取り付ける構造のものでもよい。
【0017】図4は第2の実施例の主体布地10を示し
ており6角の正多角形に裁断されているが、後述するご
とく手指による揉み動作で泡立てが良好に行いうる限り
は円、正多角形等に限定されるものではなく任意の形状
を採用できることは勿論である。なお図中、符号11、
12はほつれ防止の縁かがり部である。
【0018】図1、図2に示す実施例の場合、温湯で湿
らせた泡立具1を小塊体3の下で指間に挟み、洗剤を含
浸させ、両手で揉み込むことにより、繊維間隙、組織間
隙に存在し、また揉み込み中に該間隙に取り込まれた空
気が微小に分散されて洗剤中に微小な泡を形成する。
【0019】多数の泡が破裂する際の超音波を含む振動
による肌にやさしく、かつ洗浄効果が向上する理由なら
びにその泡の粒径等は詳かでないが、泡の粒径が小さい
程、洗浄効果が向上することは事実である。
【0020】前記超音波を含む振動を泡の破裂によって
生起させうる粒径の泡は、洗剤の種類によって若干の相
違は存するものの、通常5デニールないし40デニール
程度のマルチフィラメントまたはモノフィラメントを用
い、組織間隙が0.1ミリメートルないし0.3ミリメートル
程度に編織した薄地布帛に前記洗剤の水溶液を含浸さ
せ、手指によって揉み込むことにより容易に多量に発生
させうる。
【0021】特に、請求項2の発明によると、マルチフ
ィラメントに構成されている異形糸間の空隙も、当該泡
の生成に有効に作用する。
【0022】マルチフィラメントまたはモノフィラメン
トの太さが0.5デニール以下となると、織成、編成等の
作業が著しく困難となり、生産効率、コスト等の面で日
常的な生活用品として不適格になるし、40デニール以
上の太さとなると洗浄効果の向上が期待できない欠点を
生ずる。
【0023】また組織間隙が0.1ミリメートル以下とな
ると造泡作用が不十分となり、0.3ミリメートル以上と
なると洗浄効果を向上させうる細かい泡の生成が不可能
となる。
【0024】前記主体布地2は、織成または編成後に合
成樹脂によるセット仕上げあるいはヒートセット仕上げ
を施され、組織がセットされ、繰り返し使用によっても
組織間隙が乱れないように加工されている。
【0025】また主体布地2は、全体あるいは中心部寄
りの半径方向の半部程度が二重構造とされてもよく、こ
の二重構造により、揉み込み時の空気の混入量が増大
し、微細な泡を多量に生成することができる。
【0026】
【発明の効果】請求項1の発明によると、手指による揉
み込みのみで、洗顔用洗剤等の洗浄効果を向上させるこ
とができ、かつ肌にやさしいといわれている微細な泡を
簡単に、多量に生成させうる効果を奏する。
【0027】請求項2の発明によると、マルチフィラメ
ントを構成している個々の異形糸間に空隙を存すること
により、造泡される泡がより微細なクリーミィな洗剤層
となり、洗浄効果を著しく向上させうる。
【0028】請求項3の発明によると主体布地の一定形
状の成形が可能となり、その絞縮構造も強固なものとな
ると共に、一方の手指による泡立具の保持も確実とな
り、使い勝手が向上する効果を奏する。
【0029】請求項4の発明によると、泡立具の乾燥、
保管あるいは主体布地の絞縮作業等を簡便に行いうる効
果を奏する。
【0030】
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の一例の側面図である。
【図2】 図1に示すものの要部の拡大縦断面図であ
る。
【図3】 図1に示すものの主体布地の展開図である。
【図4】 別の実施例の主体布地の展開図である。
【符号の説明】
1 泡立具 2 主体布地 3 小塊体 4 貫通孔 5 紐条 6 結束 7 穴 8 輪奈部 9 絞縮

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ナイロンに代表される合成繊維の、5デニ
    ールないし40デニール程度の太さのマルチフィラメン
    トまたはモノフィラメントのうちから選ばれた糸を用
    い、織成、編成等の手段により、糸間に0.1ミリメート
    ルないし0.3ミリメートル程度の組織間隙部が形成され
    た薄地布帛を、円形、正多角形等の所定面積に裁断した
    主体布地を、中心部で絞縮し、前記中心部の外面から吊
    り具を突出させた洗顔用洗剤等の泡立具。
  2. 【請求項2】経緯糸の少なくともいずれか一方のごと
    く、使用糸の一部が、5デニールないし40デニール程
    度の太さの異形糸のマルチフィラメントである請求項1
    記載の洗顔用洗剤等の泡立具。
  3. 【請求項3】主体布地の中心部の内面に小塊体が配置さ
    れ、該小塊体を包んで主体布地が絞縮され、該小塊体に
    吊り具が固定されている請求項1記載の洗顔用洗剤等の
    泡立具。
  4. 【請求項4】小塊体に上下方向の貫通孔が穿設され、該
    貫通孔に二つ折りされた紐条が挿通され主体布地内面側
    で結束され、主体布地外面側に輪奈部が位置させられ、
    前記紐条の結束部と小塊体との間で主体布地が絞縮され
    ている請求項1または請求項2記載の洗顔用洗剤等の泡
    立具。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006026235A (ja) * 2004-07-20 2006-02-02 Junko Kajiwara 泡立具

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006026235A (ja) * 2004-07-20 2006-02-02 Junko Kajiwara 泡立具
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