JP3463243B2 - 泡立て具 - Google Patents

泡立て具

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗顔クリーム、ボ
ディーシャンプー、石鹸等の洗剤を泡立て、泡により顔
や体を洗うときに使用する泡立て具に関する。
【0002】
【従来の技術】洗顔クリーム、石鹸等の洗剤を泡立て、
得られた泡を顔に付けて洗顔している。洗剤を泡立てる
道具として、一体成型プラスチックネットからなる洗顔
用泡立てネットが市販されている。この洗顔用泡立てネ
ットは、特開平10−276928号公報に記載されて
いるように、数ミリ程度の目を有するポリエチレンのよ
うな合成樹脂を原料とした一体成形プラスチックネット
を筒状にしたもので、クリーミーあるいはシルキーな泡
ができるというものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記の洗顔用泡立てネ
ットにより得られる泡の大きさは、測定の結果、目が約
1mmのネットでは、図3(b)に示すように100μ
m以上の大粒のものが大半であって均一でなく、顔に泡
を塗ると泡の延びが弱く、また、泡が消えやすく、滑ら
かさに欠けていた。
【0004】そこで、本発明は、顔や体を洗う際に使用
する泡の粒が細かく、消えにくくて肌に付けた際に延び
もよく、滑らかな泡を均一に形成することができる泡立
て具を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の泡立て具は、縦
糸と横糸で織られた縦横の長さが300μm以下の織り
目を有する織物で形成された袋からなり、表面に凹凸を
形成した球体を収納したことを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明において、織物には、縦糸
と横糸が交互に上下に位置している平織りの織物を使用
することが好ましい。縦糸及び横糸は伸縮しにくい繊維
がよく、合成樹脂繊維や絹等が適している。特に伸縮し
にくい合成樹脂繊維、例えばポリエステルが適してい
る。
【0007】また、本発明の泡立て具は、前記の袋内
に、表面に凹凸を形成した球体を収納してもよい。球体
は、直径が20〜35mmで、且つ球体表面の凸部の高
さが2〜3mm、隣り合う凸部の間隔が2〜3mmが好
ましく、さらに、隣り合う凸部の間に1〜1.5mmの
凹部を形成してもよい。また、凹凸は溝で形成してもよ
い。
【0008】
【実施例】実施例1 図1は本発明の泡立て具の一実施例を示す図、図2
(a)は本発明の泡立て具の編み目の大きさを示す拡大
図、(b)は比較のための従来の洗顔用ネットの目の拡
大図である。
【0009】本実施例の泡立て具を構成する袋1は、ポ
リエステルからなる合成樹脂繊維で織った織物を使用す
る。袋1は、織物を折り曲げて、開口部2を残して縁を
縫製あるいは溶着して袋1を形成する。袋1の開口部2
は、紐3で結んで閉じる。袋とすることにより、洗剤と
空気が分散して泡立ちがよくなる。
【0010】織物は、図2(a)に示すように、縦糸4
と横糸5が交互に上下に織られた平織りが適している。
平織りにすることにより使用中に揉んでも編み目が変形
しにくく、細かい均一な泡を形成することができる。こ
れに対して、図2(b)に示す一体成形された従来の平
らなネットは、使用中に揉むと、ネットの目が変形して
均一な泡を形成しにくい。また、織物は、縦糸4と横糸
5で凹凸が形成されるため、空気と洗剤との混合を促進
することができる。なお、袋は、織物の色や柄を変える
ことによりカラフルなものとすることができる。
【0011】織物の網み目6は、従来のネットの数ミリ
程度の目より大幅に細かくする必要があり、延びがよ
く、且つ消えにくい泡を形成するには、少なくとも縦横
の長さを300μm以下にする必要があり、好ましくは
250μm以下が適している。編み目が大きくなり、従
来のネットのように1mm近くになると、泡の粒が大き
くなり、延びがなくなり、消え易い泡しか得られない。
なお、網み目の縦横の長さの下限は、洗剤が通過すると
ともに、通気性が確保される大きさが限界である。形成
された袋1は、300μm以下のミクロン単位の細かい
編み目6の織物を利用するので、ふんわりとしたソフト
な感じのものとなる。
【0012】図3(a)は本発明の泡立て具で得られた
泡の拡大図、(b)は市販されている従来の一体成形プ
ラスチックからなる洗顔用ネットで得られた泡の拡大図
であり、いずれも50倍の倍率で撮影したものを模写し
たものである。図3(a)から、本発明の泡立て具で得
られた泡は50μm以下の細かい粒が多量に形成されて
いるのに対して、図3(b)の従来の洗顔用ネットで得
られた泡は、粒が大きく不揃いであり、本発明の泡立て
具で得られた泡が従来の洗顔用ネットで得られた泡に比
べてきわめて細かく、しかもそろっていることが分か
る。
【0013】また、得られた泡をプレート上に載せて比
較したが、従来の洗顔用ネットで得られた泡は時間の経
過とともに、徐々に消えて崩れていくのに対して、本発
明の泡立て具で得られた泡はそのままの状態を長く保っ
ていた。また、本発明の泡立て具で得られた泡を指で摘
んで上げると、かなり延びるのに対して、従来の洗顔用
ネットで得られた泡は延びに欠けていた。
【0014】本実施例で得られる泡は、従来のネットに
比べて、泡が細かいので肌へののりがよく、また毛穴に
浸透しやすくなるので、汚れをより一層落とすことがで
きる。
【0015】実施例2 図4は本発明の別実施例の泡立て具の図、図5は袋内に
収納する球体を示す図である。本実施例は、実施例1の
泡立て具の袋1の中にゴム、合成樹脂等からなる球体7
を収納することにより、袋1を手のひらの間で揉みやす
くすることができ、また、袋1内に空間が形成され空気
及び洗剤が通りやすくなり、泡立ちが促進される。
【0016】図5(a)に示すように、球体7の表面に
は凹凸を形成し、袋1が球体7の表面で滑るのを防止し
て、袋1をより揉みやすくする。球体7の直径は20〜
35mmが手のひらに収まりやすく、且つ球体表面の凸
部8の高さが2〜3mm、隣り合う凸部8の間隔が2〜
3mmとすることにより、揉み易くなる。なお、図5
(a)に示すように、隣り合う凸部8の間に1〜1.5
mmの凹み9を形成してもよい。
【0017】さらに、球体の表面の凹凸は、袋1をより
揉みやすくするため、溝10により形成してもよい。溝
10は、例えば、縦方向と横方向に交差するように形成
し、溝10の深さ及び幅は、図5(a)に示す凹凸部と
同様に、2〜3mmが適している。
【0018】
【発明の効果】本発明による泡立て具は、縦糸と横糸で
織られた縦横の長さが300μm以下の織り目を有する
織物で形成された袋からなり、表面に凹凸を形成した球
体を収納したことにより袋が揉み易く、しかも袋内に空
間が形成されて空気及び洗剤が通りやすくなり、泡立ち
が促進される。そして、泡の粒が極めて小さく、延びが
あり且つ消えにくい均一の泡が得られ、従来の洗顔用ネ
ットに比べてよりクリーミーな泡が得られ、肌に泡を付
けると、均一に延び、肌へののりがよく、しっとりした
感じが得られる。また、泡が細かいので、毛穴に入りや
すくなり、より汚れを落として、肌を清潔にすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の泡立て具の一実施例を示す図である。
【図2】(a)は本発明の泡立て具の編み目の大きさを
示す拡大図で、(b)は比較のための従来の洗顔用ネッ
トの編み目の拡大図である。
【図3】(a)は本発明の泡立て具で得られた泡の拡大
図、(b)は従来の洗顔用ネットで得られた泡の拡大図
である。
【図4】本発明の別実施例の泡立て具の図である。
【図5】本発明の泡立て具の袋内に収納する球体を示す
図である。
【符号の説明】
1:袋 2:開口部 3:紐 4:縦糸 5:横糸 6:編み目 7:球体 8:凸部 9:凹み 10:溝

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】縦糸と横糸で織られた縦横の長さが300
    μm以下の織り目を有する織物で形成された袋からな
    り、表面に凹凸を形成した球体を収納したことを特徴と
    する洗剤の泡立て具。
  2. 【請求項2】球体の表面に溝が形成されていることを特
    徴とする請求項1記載の洗剤の泡立て具。
  3. 【請求項3】球体の直径が20〜35mmで、且つ球体
    表面の凸部の高さが2〜3mm、隣り合う凸部の間隔が
    2〜3mmであることを特徴とする請求項1記載の洗剤
    の泡立て具。
  4. 【請求項4】隣り合う凸部の間に1〜1.5mmの凹部
    を形成したことを特徴とする請求項3記載の洗剤の泡立
    て具。
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JP3062588U (ja) 1999-03-30 1999-10-08 有限会社オオツカ企画 石鹸の泡立てネット

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