JP2000308283A - 非接触給電装置及びこれに用いるコイルの製作方法 - Google Patents
非接触給電装置及びこれに用いるコイルの製作方法Info
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- JP2000308283A JP2000308283A JP11107241A JP10724199A JP2000308283A JP 2000308283 A JP2000308283 A JP 2000308283A JP 11107241 A JP11107241 A JP 11107241A JP 10724199 A JP10724199 A JP 10724199A JP 2000308283 A JP2000308283 A JP 2000308283A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ピックアップコア周りにピックアップコイル
を巻回して構成されたピックアップ部の耐熱性を向上さ
せる。 【解決手段】 ピックアップコア11の断面矩形をなす
背板部11d、11e周りに帯状導体13からなるピッ
クアップコイル12をその厚さ方向を巻幅方向に一致さ
せて螺旋状に巻回するエッジワイズ巻を行うと共に、各
角部毎に帯状導体13を折り返しつつ方向転換して巻き
重ねる。
を巻回して構成されたピックアップ部の耐熱性を向上さ
せる。 【解決手段】 ピックアップコア11の断面矩形をなす
背板部11d、11e周りに帯状導体13からなるピッ
クアップコイル12をその厚さ方向を巻幅方向に一致さ
せて螺旋状に巻回するエッジワイズ巻を行うと共に、各
角部毎に帯状導体13を折り返しつつ方向転換して巻き
重ねる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高周波の交流電源
に接続された一次側回路の給電線から、これと物理的に
非接触の状態で磁気結合させた二次側回路のピックアッ
プ部を介して各負荷に給電を行うようにした非接触給電
装置及びこれに用いるコイルの製作方法に関する。
に接続された一次側回路の給電線から、これと物理的に
非接触の状態で磁気結合させた二次側回路のピックアッ
プ部を介して各負荷に給電を行うようにした非接触給電
装置及びこれに用いるコイルの製作方法に関する。
【0002】
【従来の技術】通常モノレール方式の搬送設備は、自動
車等の組立工程において広く採用されているが、このよ
うな搬送設備では共用の走行線路に複数の移動体たる搬
送車を載架し、各搬送車は夫々に搭載した走行駆動用の
モータを独立に駆動制御することで被搬送物を載せて予
め定めたステーション毎に停止しつつ自動走行させるよ
うになっている。
車等の組立工程において広く採用されているが、このよ
うな搬送設備では共用の走行線路に複数の移動体たる搬
送車を載架し、各搬送車は夫々に搭載した走行駆動用の
モータを独立に駆動制御することで被搬送物を載せて予
め定めたステーション毎に停止しつつ自動走行させるよ
うになっている。
【0003】この各搬送車のモータ及び制御系等に対す
る給電法の1つとして、10kHz 〜20kHz の高周波の
交流電源に接続された給電線を共用の一次側回路として
走行線路に沿って配設し、一方各搬送車側には一次側回
路と物理的に非接触の状態で磁気結合される二次側回路
たるピックアップ部を設け、このピックアップ部を介し
てモータ及び制御系に給電を行う非接触給電システムが
採用されている。図14(a) 、図14(b) は上述した如
きモノレール方式の搬送設備に用いられている従来の非
接触給電装置のピックアップ部の構成を示す模式図であ
り、図中2は図示しない高周波の交流電源に接続された
給電線、10は各搬送車に設けられ、前記給電線2を囲
むように設けられたピックアップ部を示している。
る給電法の1つとして、10kHz 〜20kHz の高周波の
交流電源に接続された給電線を共用の一次側回路として
走行線路に沿って配設し、一方各搬送車側には一次側回
路と物理的に非接触の状態で磁気結合される二次側回路
たるピックアップ部を設け、このピックアップ部を介し
てモータ及び制御系に給電を行う非接触給電システムが
採用されている。図14(a) 、図14(b) は上述した如
きモノレール方式の搬送設備に用いられている従来の非
接触給電装置のピックアップ部の構成を示す模式図であ
り、図中2は図示しない高周波の交流電源に接続された
給電線、10は各搬送車に設けられ、前記給電線2を囲
むように設けられたピックアップ部を示している。
【0004】図14(a) に示すピックアップ部10はピ
ックアップコア11とこれに巻回したピックアップコイ
ル12とからなる。ピックアップコア11は磁性材製で
あって断面コ字形のものを、その開放された側を同方向
に向けて2個を段積みした形状に形成され、全体として
側面視でE字形に組立ててあり、上,中及び下段の各板
状部11a,11b,11c及び夫々の間を繋ぐ背板部
11d,11eにて構成され、各背板部11d,11e
にはリッツ線で構成されたピックアップコイル12が一
連に巻回されている。ピックアップコイル12の両端は
図示しない受電回路を介在させて負荷に接続されてい
る。
ックアップコア11とこれに巻回したピックアップコイ
ル12とからなる。ピックアップコア11は磁性材製で
あって断面コ字形のものを、その開放された側を同方向
に向けて2個を段積みした形状に形成され、全体として
側面視でE字形に組立ててあり、上,中及び下段の各板
状部11a,11b,11c及び夫々の間を繋ぐ背板部
11d,11eにて構成され、各背板部11d,11e
にはリッツ線で構成されたピックアップコイル12が一
連に巻回されている。ピックアップコイル12の両端は
図示しない受電回路を介在させて負荷に接続されてい
る。
【0005】図14(b) に示すピックアップ部10は磁
性材製の断面C字形に形成されたものを、その開放され
た側を同方向に向けて2個を段積みし、相互の間を接着
剤等を用いて一体化し、全体として側面視て略E字形に
組立てて構成されている。他の構成は図14(a) に示し
たものと実質的に同じ構造であり、対応する部位には同
じ番号を付して説明を省略する。
性材製の断面C字形に形成されたものを、その開放され
た側を同方向に向けて2個を段積みし、相互の間を接着
剤等を用いて一体化し、全体として側面視て略E字形に
組立てて構成されている。他の構成は図14(a) に示し
たものと実質的に同じ構造であり、対応する部位には同
じ番号を付して説明を省略する。
【0006】ところでこのような従来の非接触給電装置
にあっては二次側のピックアップコイル12はリッツ線
を密に巻回してあるから、内部に熱が蓄積され易く、絶
縁被膜の耐熱能力の限界のために供給電力を制限せざる
を得ないという問題があった。またファン等を用いた強
制空冷ではコストアップやスペースの面で問題があっ
た。
にあっては二次側のピックアップコイル12はリッツ線
を密に巻回してあるから、内部に熱が蓄積され易く、絶
縁被膜の耐熱能力の限界のために供給電力を制限せざる
を得ないという問題があった。またファン等を用いた強
制空冷ではコストアップやスペースの面で問題があっ
た。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる事情に
鑑みなされたものであって、その目的とするところは二
次側に対する非接触給電装置の供給電力を増大させるた
めに、ファン等の強制冷却手段を用いることなく、二次
側のピックアップコイルの温度上昇を抑制し得るように
した非接触給電装置及びこれに用いるコイルの製作方法
を提供することにある。
鑑みなされたものであって、その目的とするところは二
次側に対する非接触給電装置の供給電力を増大させるた
めに、ファン等の強制冷却手段を用いることなく、二次
側のピックアップコイルの温度上昇を抑制し得るように
した非接触給電装置及びこれに用いるコイルの製作方法
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者等は放熱性に優
れたピックアップコイルについての実験、研究の結果、
ピックアップコイルとして平角線をエッジワイズ巻した
ものが適用可能であることに着目した。近年丸線に代わ
って絶縁された平角線(リボン線)を、その厚さ方向を
巻幅方向に合わせて円筒形状のコアや曲面に沿って巻
く、所謂エッジワイズ巻技術が提案されている(特開昭
52−139955号公報、特開平1−176315号
公報、特開平4−75303号公報、特開平6−369
60号公報、特開平10−223427号公報)。
れたピックアップコイルについての実験、研究の結果、
ピックアップコイルとして平角線をエッジワイズ巻した
ものが適用可能であることに着目した。近年丸線に代わ
って絶縁された平角線(リボン線)を、その厚さ方向を
巻幅方向に合わせて円筒形状のコアや曲面に沿って巻
く、所謂エッジワイズ巻技術が提案されている(特開昭
52−139955号公報、特開平1−176315号
公報、特開平4−75303号公報、特開平6−369
60号公報、特開平10−223427号公報)。
【0009】図15(a) は平角線Rのエッジワイズ巻の
模式図、図15(b) は丸線Lの積層巻の模式図であり、
エッジワイズ巻技術では平角線Rをその厚み方向を巻幅
方向に一致させた状態で一層巻されているから、構造的
には丸線Lを一層巻したのと実質的に同じである。
模式図、図15(b) は丸線Lの積層巻の模式図であり、
エッジワイズ巻技術では平角線Rをその厚み方向を巻幅
方向に一致させた状態で一層巻されているから、構造的
には丸線Lを一層巻したのと実質的に同じである。
【0010】図16は図15(a) に示す平角線Rのエッ
ジワイズ巻と、図15(b) に示す丸線の積層巻との部分
拡大断面図であり、図15(a) に示す平角線Rのエッジ
ワイズ巻構造は図15(b) に示す丸線Lの積層巻と比較
して構造的には一層巻であるから巻線の内, 外の温度差
が小さく放熱性に優れ、温度の上昇を抑制出来るという
利点を有する。
ジワイズ巻と、図15(b) に示す丸線の積層巻との部分
拡大断面図であり、図15(a) に示す平角線Rのエッジ
ワイズ巻構造は図15(b) に示す丸線Lの積層巻と比較
して構造的には一層巻であるから巻線の内, 外の温度差
が小さく放熱性に優れ、温度の上昇を抑制出来るという
利点を有する。
【0011】請求項1に係る発明の非接触給電装置は、
一次側回路に流れる電流によって生ずる磁束を二次側回
路に鎖交させ、一次側回路から二次側回路に電力を供給
する非接触給電装置において、前記二次側回路には前記
一次側回路が発生する磁束を導く磁性体と、該磁性体に
エッジワイズ巻された帯状導体からなるコイルとを備え
ることを特徴とする。
一次側回路に流れる電流によって生ずる磁束を二次側回
路に鎖交させ、一次側回路から二次側回路に電力を供給
する非接触給電装置において、前記二次側回路には前記
一次側回路が発生する磁束を導く磁性体と、該磁性体に
エッジワイズ巻された帯状導体からなるコイルとを備え
ることを特徴とする。
【0012】請求項1に係る発明にあっては、導電性材
料製の帯状導体をエッジワイズ巻することとしたから、
高い放熱性が得られ、耐熱性能が増大して高い信頼性を
得る。
料製の帯状導体をエッジワイズ巻することとしたから、
高い放熱性が得られ、耐熱性能が増大して高い信頼性を
得る。
【0013】請求項2に係る発明の非接給電装置は、コ
イルを構成する帯状導体はその幅方向の一側から他側に
向けて厚さを薄くしてあることを特徴とする。
イルを構成する帯状導体はその幅方向の一側から他側に
向けて厚さを薄くしてあることを特徴とする。
【0014】請求項2に係る発明にあっては、帯状導体
を、その幅方向における一側から他側に向けて厚さを薄
くした構成としてあるから帯状導体の各ターン間に隙間
が形成され、表面積が大となって放熱性が高く、その分
耐熱性が向上する。
を、その幅方向における一側から他側に向けて厚さを薄
くした構成としてあるから帯状導体の各ターン間に隙間
が形成され、表面積が大となって放熱性が高く、その分
耐熱性が向上する。
【0015】請求項3に係る発明の非接触給電装置は、
コイルを構成する帯状導体は、エッジワイズ巻された状
態で相隣するターン間に隙間が形成されていることを特
徴とする。
コイルを構成する帯状導体は、エッジワイズ巻された状
態で相隣するターン間に隙間が形成されていることを特
徴とする。
【0016】請求項3に係る発明にあっては、帯状導体
の各ターン間に任意幅の隙間を設定出来て、空気流によ
って周囲温度が下がり放熱性が一層向上する。
の各ターン間に任意幅の隙間を設定出来て、空気流によ
って周囲温度が下がり放熱性が一層向上する。
【0017】請求項4に係る発明の非接触給電装置は、
コイルを構成する帯状導体はエッジワイズ巻されている
状態で磁性体の周面との間に隙間を形成してあることを
特徴とする。
コイルを構成する帯状導体はエッジワイズ巻されている
状態で磁性体の周面との間に隙間を形成してあることを
特徴とする。
【0018】請求項4に係る発明にあっては、磁性体の
周面と帯状導体との間に広い隙間が任意に設定すること
が出来て、空気流によって周囲温度が下がり放熱性を一
層高め得ると共に、空気層による断熱機能によって磁性
体の温度上昇を抑制し得る。
周面と帯状導体との間に広い隙間が任意に設定すること
が出来て、空気流によって周囲温度が下がり放熱性を一
層高め得ると共に、空気層による断熱機能によって磁性
体の温度上昇を抑制し得る。
【0019】請求項5に係る発明の非接触給電装置は、
コイルを構成する帯状導体はエッジワイズ巻されている
状態で磁性体の周面に対し上方に向けて傾斜させてある
ことを特徴とする。
コイルを構成する帯状導体はエッジワイズ巻されている
状態で磁性体の周面に対し上方に向けて傾斜させてある
ことを特徴とする。
【0020】請求項5に係る発明にあっては、エッジワ
イズ巻された帯状導体の各ターンを構成する部分は磁性
体表面に対し所定角度傾斜させて巻回してあるから帯状
導体間の通気が促進され、一層放熱効果を高め得る。
イズ巻された帯状導体の各ターンを構成する部分は磁性
体表面に対し所定角度傾斜させて巻回してあるから帯状
導体間の通気が促進され、一層放熱効果を高め得る。
【0021】請求項6に係る発明の非接触給電装置は、
コイルを構成する帯状導体は断面矩形をなす磁性体の周
囲に、その角部毎に折返部を形成してエッジワイズ巻さ
れていることを特徴とする。
コイルを構成する帯状導体は断面矩形をなす磁性体の周
囲に、その角部毎に折返部を形成してエッジワイズ巻さ
れていることを特徴とする。
【0022】請求項7に係る発明の非接触給電装置は、
磁性体は複数部分に分割され、各分割面に沿ってその位
置を相互にずらせた状態で一体的に固定され、その周面
とコイルとの間に隙間が形成されるようにしたことを特
徴とする。
磁性体は複数部分に分割され、各分割面に沿ってその位
置を相互にずらせた状態で一体的に固定され、その周面
とコイルとの間に隙間が形成されるようにしたことを特
徴とする。
【0023】請求項7に係る発明にあっては、磁性体を
分割して複数の構成体を得、分割面で構成体の位置をず
らせて一体的に固定したから、これらに巻回するコイル
との間に隙間を形成出来て、空気の通流が促進され、放
熱性が高められ、耐熱機能が向上する。
分割して複数の構成体を得、分割面で構成体の位置をず
らせて一体的に固定したから、これらに巻回するコイル
との間に隙間を形成出来て、空気の通流が促進され、放
熱性が高められ、耐熱機能が向上する。
【0024】請求項8に係る発明の非接触給電装置に用
いるコイルの製作方法は、一次側回路に流れる電流によ
って生ずる磁束を二次側回路のコイルに鎖交させ、一次
側回路から二次側回路に電力を供給する非接触給電装置
における前記二次側回路のコイルの製作方法であって、
断面矩形をなす磁性体の周囲に帯状導体をその厚さ方向
を巻幅方向に一致させて前記磁性体の角部毎に折り返し
て磁性体の周囲に沿うよう方向転換しつつ、エッジワイ
ズ巻することを特徴とする。
いるコイルの製作方法は、一次側回路に流れる電流によ
って生ずる磁束を二次側回路のコイルに鎖交させ、一次
側回路から二次側回路に電力を供給する非接触給電装置
における前記二次側回路のコイルの製作方法であって、
断面矩形をなす磁性体の周囲に帯状導体をその厚さ方向
を巻幅方向に一致させて前記磁性体の角部毎に折り返し
て磁性体の周囲に沿うよう方向転換しつつ、エッジワイ
ズ巻することを特徴とする。
【0025】請求項6、8に係る発明にあっては、磁性
体の各角部毎に折り返すことで帯状導体を方向転換して
磁性体の周面に沿わせつつ巻回するから巻回作業を効率
的に行い得る。
体の各角部毎に折り返すことで帯状導体を方向転換して
磁性体の周面に沿わせつつ巻回するから巻回作業を効率
的に行い得る。
【0026】
【発明の実施の形態】以下本発明をその実施の形態を示
す図面に基づき具体的に説明する。 (実施の形態1)図1は本発明に係る非接触給電装置を
モノレール方式の搬送設備に用いた場合を示すブロック
図であり、図中1は高周波交流電源、2は給電線、3は
電力の供給を受ける移動体たる搬送車を示している。搬
送車3には非接触給電装置4が搭載されており、この非
接触給電装置4は磁気結合部5及び受電回路6を備え、
給電線2との磁気結合部5を介して起電力を得、受電回
路6を通じて搬送車3のモータを含む動力回路7及び制
御回路8に対する給電が行われるようにしてある。
す図面に基づき具体的に説明する。 (実施の形態1)図1は本発明に係る非接触給電装置を
モノレール方式の搬送設備に用いた場合を示すブロック
図であり、図中1は高周波交流電源、2は給電線、3は
電力の供給を受ける移動体たる搬送車を示している。搬
送車3には非接触給電装置4が搭載されており、この非
接触給電装置4は磁気結合部5及び受電回路6を備え、
給電線2との磁気結合部5を介して起電力を得、受電回
路6を通じて搬送車3のモータを含む動力回路7及び制
御回路8に対する給電が行われるようにしてある。
【0027】図2は磁気結合部5の拡大斜視図、図3は
ピックアップ部の模式的平面図、図4は同じく模式的側
面図、図5は同じく模式的背面図であり、磁気結合部5
は給電線2とこれを囲うように形成されたピックアップ
部10とからなり、またピックアップ部10は磁性材製
のピックアップコア11と、これに装着したピックアッ
プコイル12とからなる。
ピックアップ部の模式的平面図、図4は同じく模式的側
面図、図5は同じく模式的背面図であり、磁気結合部5
は給電線2とこれを囲うように形成されたピックアップ
部10とからなり、またピックアップ部10は磁性材製
のピックアップコア11と、これに装着したピックアッ
プコイル12とからなる。
【0028】ピックアップコア11は上、中、下段に相
互に平行となるよう配した各長方形をなす板状部11
a,11b,11cとその片側の長辺間に渡すよう各板
状部11aと11bとの間、板状部11bと11cとの
間を繋ぐ背板部11d,11eからなり、全体として側
面視で断面E字形をなすよう、各板状部11a,11
b,11cと各背板部11d及び11eとは通常接着剤
等を用いて一体的に組立てられている。
互に平行となるよう配した各長方形をなす板状部11
a,11b,11cとその片側の長辺間に渡すよう各板
状部11aと11bとの間、板状部11bと11cとの
間を繋ぐ背板部11d,11eからなり、全体として側
面視で断面E字形をなすよう、各板状部11a,11
b,11cと各背板部11d及び11eとは通常接着剤
等を用いて一体的に組立てられている。
【0029】図6は帯状導体13の巻回態様を示す説明
図、図7は部分拡大断面図であり、各背板部11d,1
1eにピックアップコイル12を構成するための帯状導
体13が巻回されている。帯状導体13は導体の表面に
絶縁材料の被膜を形成して構成されており、これを図7
に示す如くその幅方向の一側端面をピックアップコア1
1の背板部11d,11eにその面と直角に当接させつ
つ、これに沿わせ、背板部11d,11eの角部では図
6に示す如く帯状導体13を上側に折り返すことで90
°向きを変え、同様に一側端面を背板部11d,11e
の側面にこれと直角に当接させつつこれに沿わせ、この
ような操作を背板部11d,11eの各角部及び側面毎
に繰り返すことで厚さ方向を巻幅方向に一致させた状態
で帯状導体13のエッジワイズ巻を行い、各ターン間の
表, 裏面同士が重ね合わさるようにして巻回する。
図、図7は部分拡大断面図であり、各背板部11d,1
1eにピックアップコイル12を構成するための帯状導
体13が巻回されている。帯状導体13は導体の表面に
絶縁材料の被膜を形成して構成されており、これを図7
に示す如くその幅方向の一側端面をピックアップコア1
1の背板部11d,11eにその面と直角に当接させつ
つ、これに沿わせ、背板部11d,11eの角部では図
6に示す如く帯状導体13を上側に折り返すことで90
°向きを変え、同様に一側端面を背板部11d,11e
の側面にこれと直角に当接させつつこれに沿わせ、この
ような操作を背板部11d,11eの各角部及び側面毎
に繰り返すことで厚さ方向を巻幅方向に一致させた状態
で帯状導体13のエッジワイズ巻を行い、各ターン間の
表, 裏面同士が重ね合わさるようにして巻回する。
【0030】帯状導体13が剛性の高い材料で作成され
ている場合は、背板部11d,11eの各角部で帯状導
体13が折り返されるとこの部分13aの厚さが2倍と
なるから、背板部11d,11eの各側面では帯状導体
13の各ターン間の対向面間にその厚さ相当の隙間が形
成されることとなる。一方剛性の低い材料で形成されて
いる場合は背板部11d,11eの各側面では自重等に
よって帯状導体13の各ターン毎の対向面同士が接合さ
れ、隙間が塞がれた状態となる。
ている場合は、背板部11d,11eの各角部で帯状導
体13が折り返されるとこの部分13aの厚さが2倍と
なるから、背板部11d,11eの各側面では帯状導体
13の各ターン間の対向面間にその厚さ相当の隙間が形
成されることとなる。一方剛性の低い材料で形成されて
いる場合は背板部11d,11eの各側面では自重等に
よって帯状導体13の各ターン毎の対向面同士が接合さ
れ、隙間が塞がれた状態となる。
【0031】そして上部に位置する帯状導体13の巻始
端と下部に位置する帯状導体13の巻終端とは板状部1
1bの背面に配した図5に示す如き接続板15にて相互
に接続されている。接続板15は図5に示す如く矩形を
なす絶縁板の表面の両端寄りの位置に、帯状導体13、
13の端部を接合するパッド15aを形成すると共に、
これら両パッド15a,15a同士を1又は複数の導線
15bにて接続して構成されており、板状部11bの背
面に接着剤等を用いて固定されている。そして下方の帯
状導体13の巻終端と上方の帯状導体13の巻始端とを
半田付け又は導電性接着剤等にてパッド15a,15a
に接続せしめてある。
端と下部に位置する帯状導体13の巻終端とは板状部1
1bの背面に配した図5に示す如き接続板15にて相互
に接続されている。接続板15は図5に示す如く矩形を
なす絶縁板の表面の両端寄りの位置に、帯状導体13、
13の端部を接合するパッド15aを形成すると共に、
これら両パッド15a,15a同士を1又は複数の導線
15bにて接続して構成されており、板状部11bの背
面に接着剤等を用いて固定されている。そして下方の帯
状導体13の巻終端と上方の帯状導体13の巻始端とを
半田付け又は導電性接着剤等にてパッド15a,15a
に接続せしめてある。
【0032】このような実施の形態1にあっては、ピッ
クアップコイル12を構成する帯状導体13はエッジワ
イズ巻にてピックアップコア11の背板部11d,11
e周面に巻回される結果、放熱性に優れ、温度上昇を抑
制することが出来る。
クアップコイル12を構成する帯状導体13はエッジワ
イズ巻にてピックアップコア11の背板部11d,11
e周面に巻回される結果、放熱性に優れ、温度上昇を抑
制することが出来る。
【0033】(実施の形態2)図8は本発明の実施の形
態2の構成を示す斜視図、図9は同じくその模式的平面
図である。この実施の形態2にあってはピックアップコ
ア21をその幅方向に等間隔で奇数個(偶数個でもよ
い)に分割し、側面視でE字形をなす略同形等大のピッ
クアップコアの構成体21a〜21eを作成し、この構
成体21a〜21eを夫々の分割面に沿って同一平面上
で片側から2、4番目の構成体21b,21dを相対的
に前側へ、また構成体21a,21c、21eを相対的
に後側へ夫々所定寸法D(1〜3mm)だけずらせた状態
で接着剤等を用いて一体的に固定してピックアップコア
21を構成してある。
態2の構成を示す斜視図、図9は同じくその模式的平面
図である。この実施の形態2にあってはピックアップコ
ア21をその幅方向に等間隔で奇数個(偶数個でもよ
い)に分割し、側面視でE字形をなす略同形等大のピッ
クアップコアの構成体21a〜21eを作成し、この構
成体21a〜21eを夫々の分割面に沿って同一平面上
で片側から2、4番目の構成体21b,21dを相対的
に前側へ、また構成体21a,21c、21eを相対的
に後側へ夫々所定寸法D(1〜3mm)だけずらせた状態
で接着剤等を用いて一体的に固定してピックアップコア
21を構成してある。
【0034】そしてピックアップコア21に実施の形態
1におけるのと同様の帯状導体13、13をエッジワイ
ズ巻にしてある。このような実施の形態2にあっては図
9に示す如く構成体21b、21dの背面と巻回した帯
状導体13の一側面との間、並びに構成体21a、21
c、21eと帯状導体13、13との間に夫々縦向きの
隙間23a〜23eが形成され、これらの隙間23a〜
23eを流れる空気流により放熱機能が高められ、ピッ
クアップ部10としての耐熱性が大きくなる。他の構成
は実施の形態1のそれと実質的に同じであり、対応する
部分に同じ番号を付して説明を省略する。
1におけるのと同様の帯状導体13、13をエッジワイ
ズ巻にしてある。このような実施の形態2にあっては図
9に示す如く構成体21b、21dの背面と巻回した帯
状導体13の一側面との間、並びに構成体21a、21
c、21eと帯状導体13、13との間に夫々縦向きの
隙間23a〜23eが形成され、これらの隙間23a〜
23eを流れる空気流により放熱機能が高められ、ピッ
クアップ部10としての耐熱性が大きくなる。他の構成
は実施の形態1のそれと実質的に同じであり、対応する
部分に同じ番号を付して説明を省略する。
【0035】(実施の形態3)図10は実施の形態3の
構成を示す部分拡大断面図であり、この実施の形態3に
あっては帯状導体13の厚さを均一とする代わりに幅方
向の一側で厚く、他側で薄く、中間部は前記一側から他
側に向けて漸次薄くなるテーパ面になるようにする。こ
のような帯状導体13をピックアップコア11の背板部
(11d,11e)にエッジワイズ巻した場合、背板部
11d(又は11e)の背面、正面側ではピックアップ
コア11の表面側から外方に向けて間隔が広くなるくさ
び状の隙間24が形成される。
構成を示す部分拡大断面図であり、この実施の形態3に
あっては帯状導体13の厚さを均一とする代わりに幅方
向の一側で厚く、他側で薄く、中間部は前記一側から他
側に向けて漸次薄くなるテーパ面になるようにする。こ
のような帯状導体13をピックアップコア11の背板部
(11d,11e)にエッジワイズ巻した場合、背板部
11d(又は11e)の背面、正面側ではピックアップ
コア11の表面側から外方に向けて間隔が広くなるくさ
び状の隙間24が形成される。
【0036】なおこの場合、背板部11d、11eの
左,右側面では帯状導体13の薄い側がピックアップコ
ア11の側面と対向するように位置するが、これらの隙
間を伝って空気流が形成されるから放熱性は高められ
る。なおピックアップコア11の周面に巻回する際、折
り曲げによって厚さの薄い側が常にピックアップコア1
1の外方に位置するよう帯状導体13の厚さを折り返し
位置毎に一側から他側、他側から一側に向けて交互に薄
くなるように加工を行なっておいてもよい。このような
実施の形態3にあっては、帯状導体13は放熱フィンと
しての機能を果たすこととなり、放熱性が高められ、耐
熱性が向上する。他の構成は実施の形態1のそれと実質
的に同じであり、対応する部分に同じ番号を付して説明
を省略する。
左,右側面では帯状導体13の薄い側がピックアップコ
ア11の側面と対向するように位置するが、これらの隙
間を伝って空気流が形成されるから放熱性は高められ
る。なおピックアップコア11の周面に巻回する際、折
り曲げによって厚さの薄い側が常にピックアップコア1
1の外方に位置するよう帯状導体13の厚さを折り返し
位置毎に一側から他側、他側から一側に向けて交互に薄
くなるように加工を行なっておいてもよい。このような
実施の形態3にあっては、帯状導体13は放熱フィンと
しての機能を果たすこととなり、放熱性が高められ、耐
熱性が向上する。他の構成は実施の形態1のそれと実質
的に同じであり、対応する部分に同じ番号を付して説明
を省略する。
【0037】(実施の形態4)図11は実施の形態4の
構成を示す部分拡大断面図であり、この実施の形態4に
あっては、ピックアップコア11の周面に帯状導体13
の幅方向の一側面が接した状態でエッジワイズ巻される
と共に、帯状導体13の各ターン間には隙間25が形成
されている。このような実施の形態4にあっては帯状導
体13間の空気の流通がより促進され、放熱フィンとし
ての機能が向上する。他の構成は実施の形態1のそれと
実質的に同じであり、対応する部分に同じ番号を付して
説明を省略する。
構成を示す部分拡大断面図であり、この実施の形態4に
あっては、ピックアップコア11の周面に帯状導体13
の幅方向の一側面が接した状態でエッジワイズ巻される
と共に、帯状導体13の各ターン間には隙間25が形成
されている。このような実施の形態4にあっては帯状導
体13間の空気の流通がより促進され、放熱フィンとし
ての機能が向上する。他の構成は実施の形態1のそれと
実質的に同じであり、対応する部分に同じ番号を付して
説明を省略する。
【0038】(実施の形態5)図12は実施の形態5の
構成を示す部分拡大断面図であり、この実施の形態5に
あっては帯状導体13はピックアップコア11の背板部
11d (又は11e)にエッジワイズ巻されているが、
ピックアップコア11の周面と帯状導体13との間は所
定の隙間26aで隔てられると共に、帯状導体13の各
ターン間にも所定の隙間26bが形成されている。この
ような実施の形態5にあってはピックアップコア11と
これに巻回した帯状導体13との間及び帯状導体13の
各ターン間に隙間26a、26bが形成される結果、空
気の通流が促進され、放熱性が一層向上し、耐熱性も向
上する。他の構成は実施の形態1のそれと実質的に同じ
であり、対応する部分に同じ番号を付して説明を省略す
る。
構成を示す部分拡大断面図であり、この実施の形態5に
あっては帯状導体13はピックアップコア11の背板部
11d (又は11e)にエッジワイズ巻されているが、
ピックアップコア11の周面と帯状導体13との間は所
定の隙間26aで隔てられると共に、帯状導体13の各
ターン間にも所定の隙間26bが形成されている。この
ような実施の形態5にあってはピックアップコア11と
これに巻回した帯状導体13との間及び帯状導体13の
各ターン間に隙間26a、26bが形成される結果、空
気の通流が促進され、放熱性が一層向上し、耐熱性も向
上する。他の構成は実施の形態1のそれと実質的に同じ
であり、対応する部分に同じ番号を付して説明を省略す
る。
【0039】(実施の形態6)図13は実施の形態6の
構成を示す部分拡大断面図であり、この実施の形態6に
あってはピックアップコア11に巻回した帯状導体13
とピックアップコア11の背板部11d (又は11e)
の側面との間に隙間27aが形成されると共に、帯状導
体13の各ターン間にも隙間27bが形成され、しかも
各ターンの帯状導体13は外方向に向けてピックアップ
コア11の周面に対し斜め上方を向くよう所定角度θだ
け傾斜した構成としてある。このような実施の形態6に
あっては、帯状導体13の放熱フィンとしての機能が一
層向上し、放熱性、耐熱性が向上する。他の構成は実施
の形態1のそれと実質的に同じであり、対応する部分に
同じ番号を付して説明を省略する。
構成を示す部分拡大断面図であり、この実施の形態6に
あってはピックアップコア11に巻回した帯状導体13
とピックアップコア11の背板部11d (又は11e)
の側面との間に隙間27aが形成されると共に、帯状導
体13の各ターン間にも隙間27bが形成され、しかも
各ターンの帯状導体13は外方向に向けてピックアップ
コア11の周面に対し斜め上方を向くよう所定角度θだ
け傾斜した構成としてある。このような実施の形態6に
あっては、帯状導体13の放熱フィンとしての機能が一
層向上し、放熱性、耐熱性が向上する。他の構成は実施
の形態1のそれと実質的に同じであり、対応する部分に
同じ番号を付して説明を省略する。
【0040】(実施の形態7)この実施の形態7にあっ
ては、実施の形態1〜6において用いた帯状導体13が
一本にて構成してあるのに代わって複数の帯状導体を用
いる。即ち、一の帯状導体を1又は複数ターン分磁性体
の周りにエッジワイズ巻をする毎に、他の帯状導体を1
又は複数ターン分エッジワイズ巻させて、その巻幅方向
に順次磁性体の周りに積層してゆき、後に各帯状導体が
直列に接続されるように各帯状導体の端部同士を接続板
等を用いて、又は半田付けにて接続する。
ては、実施の形態1〜6において用いた帯状導体13が
一本にて構成してあるのに代わって複数の帯状導体を用
いる。即ち、一の帯状導体を1又は複数ターン分磁性体
の周りにエッジワイズ巻をする毎に、他の帯状導体を1
又は複数ターン分エッジワイズ巻させて、その巻幅方向
に順次磁性体の周りに積層してゆき、後に各帯状導体が
直列に接続されるように各帯状導体の端部同士を接続板
等を用いて、又は半田付けにて接続する。
【0041】このような実施の形態7にあっては短い帯
状導体であっても無駄なく利用することが出来、また途
中で破断した場合にも、引続いて他の帯状導体を巻き重
ねてエッジワイズ巻することが可能となる。
状導体であっても無駄なく利用することが出来、また途
中で破断した場合にも、引続いて他の帯状導体を巻き重
ねてエッジワイズ巻することが可能となる。
【0042】
【発明の効果】請求項1に係る発明にあっては、磁性体
に対して導電性材料製の帯状導体をエッジワイズ巻する
こととしたから、高い放熱性が得られ、耐熱性能が増大
して信頼性が高め得る。
に対して導電性材料製の帯状導体をエッジワイズ巻する
こととしたから、高い放熱性が得られ、耐熱性能が増大
して信頼性が高め得る。
【0043】請求項2に係る発明にあっては、帯状導体
を、その幅方向における一側から他側に向けて厚さを薄
くした構成としてあるから巻回した場合に帯状導体の各
ターン間に隙間が形成され、放熱性が高く、その分耐熱
性が向上する。
を、その幅方向における一側から他側に向けて厚さを薄
くした構成としてあるから巻回した場合に帯状導体の各
ターン間に隙間が形成され、放熱性が高く、その分耐熱
性が向上する。
【0044】請求項3に係る発明にあっては、帯状導体
の各ターン間に任意幅の隙間を設定出来て、放熱性が一
層向上する。
の各ターン間に任意幅の隙間を設定出来て、放熱性が一
層向上する。
【0045】請求項4に係る発明にあっては、磁性体の
周面と帯状導体との間に広い隙間を任意に設定すること
が出来て、放熱性を一層高め得る。
周面と帯状導体との間に広い隙間を任意に設定すること
が出来て、放熱性を一層高め得る。
【0046】請求項5に係る発明にあっては、エッジワ
イズ巻された帯状導体の各ターンを構成する部分は磁性
体側面に対し所定角度傾斜させて巻回してあるから帯状
導体間の通気が促進され、一層放熱効果を高め得る。
イズ巻された帯状導体の各ターンを構成する部分は磁性
体側面に対し所定角度傾斜させて巻回してあるから帯状
導体間の通気が促進され、一層放熱効果を高め得る。
【0047】請求項6、8に係る発明にあっては、帯状
導体は磁性体の各角部毎に折り返すことで方向転換して
磁性体の周面に沿うよう巻回するから巻回作業を効率的
に行い得る。
導体は磁性体の各角部毎に折り返すことで方向転換して
磁性体の周面に沿うよう巻回するから巻回作業を効率的
に行い得る。
【0048】請求項7に係る発明にあっては、磁性体を
複数部分に分割して構成体を得、分割面で構成体の位置
をずらせて一体的に固定したから、これらに巻回するコ
イルとの間に隙間を形成出来て、空気の通流が促進さ
れ、放熱性が高められ、耐熱機能が向上する。
複数部分に分割して構成体を得、分割面で構成体の位置
をずらせて一体的に固定したから、これらに巻回するコ
イルとの間に隙間を形成出来て、空気の通流が促進さ
れ、放熱性が高められ、耐熱機能が向上する。
【図1】本発明の実施の形態1の構成を示すブロック図
である。
である。
【図2】図1に示す磁気結合部の拡大斜視図である。
【図3】ピックアップ部の模式的平面図である。
【図4】ピックアップ部の模式的側面図である。
【図5】ピックアップ部の模式的背面図である。
【図6】ピックアップ部の帯状導体の巻回態様を示す説
明図である。
明図である。
【図7】ピックアップ部の部分拡大説明図である。
【図8】本発明の実施の形態2の構成を示す斜視図であ
る。
る。
【図9】図8に示すピックアップ部の模式的平面図であ
る。
る。
【図10】本発明の実施の形態3の構成を示す部分拡大
断面図である。
断面図である。
【図11】本発明の実施の形態4の構成を示す部分拡大
断面図である。
断面図である。
【図12】本発明の実施の形態5の構成を示す部分拡大
断面図である。
断面図である。
【図13】本発明の実施の形態6の構成を示す部分拡大
断面図である。
断面図である。
【図14】従来の非接触給電装置におけるピックアップ
部の構成を示す模式図である。
部の構成を示す模式図である。
【図15】コイルとして平角線を用いたエッジワイズ巻
と平角線の倒し巻と、丸線の積層巻とを示す模式図であ
る。
と平角線の倒し巻と、丸線の積層巻とを示す模式図であ
る。
【図16】エッジワイズ巻と丸線の積層巻との部分拡大
断面図である。
断面図である。
1 高周波交流電源 2 給電線 3 搬送車 4 非接触給電装置 5 磁気結合部 6 受電回路 7 動力回路 8 制御回路 10 ピックアップ部 11,21 ピックアップコア 12 ピックアップコイル 13 帯状導体 15 接続板
Claims (8)
- 【請求項1】 一次側回路に流れる電流によって生ずる
磁束を二次側回路に鎖交させ、一次側回路から二次側回
路に電力を供給する非接触給電装置において、前記二次
側回路には前記一次側回路が発生する磁束を導く磁性体
と、該磁性体にエッジワイズ巻された帯状導体からなる
コイルとを備えることを特徴とする非接触給電装置。 - 【請求項2】 前記コイルを構成する帯状導体はその幅
方向の一側から他側に向けて厚さを薄くしてあることを
特徴とする請求項1記載の非接触給電装置。 - 【請求項3】 前記コイルを構成する帯状導体は、エッ
ジワイズ巻された状態で相隣するターン間に隙間が形成
されていることを特徴とする請求項1又は2記載の非接
触給電装置。 - 【請求項4】 前記コイルを構成する帯状導体はエッジ
ワイズ巻されている状態で磁性体の周面との間に隙間を
形成してあることを特徴とする請求項1乃至3のいずれ
かに記載の非接触給電装置。 - 【請求項5】 前記コイルを構成する帯状導体はエッジ
ワイズ巻されている状態で磁性体の周面に対し上方に向
けて傾斜させてあることを特徴とする請求項1乃至4の
いずれかに記載の非接触給電装置。 - 【請求項6】 前記コイルを構成する帯状導体は断面矩
形をなす磁性体の周囲に、その角部毎に折返部を形成し
てエッジワイズ巻されていることを特徴とする請求項1
乃至5のいずれかに記載の非接触給電装置。 - 【請求項7】 前記磁性体は複数部分に分割され、各分
割面に沿ってその位置を相互にずらせた状態で一体的に
固定され、その周面とコイルとの間に隙間が形成される
ようにしたことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか
に記載の非接触給電装置。 - 【請求項8】 一次側回路に流れる電流によって生ずる
磁束を二次側回路のコイルに鎖交させ、一次側回路から
二次側回路に電力を供給する非接触給電装置における前
記二次側回路のコイルの製作方法であって、 断面矩形をなす磁性体の周囲に帯状導体をその厚さ方向
を巻幅方向に一致させて前記磁性体の角部毎に折り返し
て磁性体の周囲に沿うよう方向転換しつつ、エッジワイ
ズ巻することを特徴とするコイルの製作方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11107241A JP2000308283A (ja) | 1999-04-14 | 1999-04-14 | 非接触給電装置及びこれに用いるコイルの製作方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11107241A JP2000308283A (ja) | 1999-04-14 | 1999-04-14 | 非接触給電装置及びこれに用いるコイルの製作方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000308283A true JP2000308283A (ja) | 2000-11-02 |
Family
ID=14454068
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11107241A Pending JP2000308283A (ja) | 1999-04-14 | 1999-04-14 | 非接触給電装置及びこれに用いるコイルの製作方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000308283A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008098505A (ja) * | 2006-10-13 | 2008-04-24 | Sumida Corporation | アンテナ用コイル装置 |
JP2013089860A (ja) * | 2011-10-20 | 2013-05-13 | Toyota Motor Corp | 受電装置、送電装置および電力伝送システム |
-
1999
- 1999-04-14 JP JP11107241A patent/JP2000308283A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008098505A (ja) * | 2006-10-13 | 2008-04-24 | Sumida Corporation | アンテナ用コイル装置 |
JP2013089860A (ja) * | 2011-10-20 | 2013-05-13 | Toyota Motor Corp | 受電装置、送電装置および電力伝送システム |
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