JP2000307475A - Cdma受信装置 - Google Patents

Cdma受信装置

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JP2000307475A
JP2000307475A JP11303999A JP11303999A JP2000307475A JP 2000307475 A JP2000307475 A JP 2000307475A JP 11303999 A JP11303999 A JP 11303999A JP 11303999 A JP11303999 A JP 11303999A JP 2000307475 A JP2000307475 A JP 2000307475A
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  • Noise Elimination (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 SIRが低い状況でも正確な受信タイミング
の検出を可能とするCDMA受信装置を提供する。 【解決手段】 第1ステージ干渉推定部3111〜3131
で測定されたユーザごとのSIR情報341〜343を用
いて、受信タイミング検出部30で、受信タイミング前
後に補間したSIR情報テーブルを生成し、さらに受信
信号に対して受信タイミング検出可能区間の範囲内の各
サンプリングタイムごとに受信タイミングとすべきパイ
ロットシンボルとの相関値を格納した相関値テーブルを
設けて、最適な受信タイミングを補正するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は符号分割多元接続方
式の受信装置に係わり、詳細には受信品質の向上を図る
符号分割多元接続方式の受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、携帯電話などの移動通信システム
では、時分割多元接続(Time Division Multiple Acces
s:TDMA)方式や周波数分割多元接続(Frequency D
ivision Multiple Access:FDMA)方式といった多
重化方式が用いられていた。しかし、加入者数の増加に
よる周波数の有効利用やマルチメディア化に対する要求
が強まり、次世代の携帯電話の多重化方式として符号分
割多元接続(Code Division Multiple Access:以下、
CDMAと略す。)方式が注目されている。このCDM
A方式は、スペクトラム拡散技術により同じ周波数帯域
の信号を使って複数の通信を同時に行う技術である。こ
のような技術を適用したCDMA方式による移動通信シ
ステムでは、各ユーザは同一の周波数および時間を占有
し、各ユーザを識別するために割り当てられた拡散符号
を用いて通信データを変調する。これら各ユーザの拡散
符号はそれぞれ互いに直交するようにしているため、受
信側で全ユーザの通信データが多重された信号に、各ユ
ーザの使用する拡散符号を同位相で掛け合わせることに
よって、所望のユーザの通信データのみを取り出すこと
ができる。
【0003】このようなCDMA方式による移動通信シ
ステムにおける通信品質は、同一周波数に多重される全
ユーザの通信データ信号の直交性によって決まる。しか
し、実際には、伝搬状況の変化などの原因により、この
直交性を完全に保つことができない。したがって、所望
ユーザの信号を復調したときに、他のユーザの信号成分
が含まれてしまい、信号品質の劣化を招く。このような
信号品質の劣化を防ぐために、受信側で所望ユーザに対
して希望波受信レベルと干渉波受信レベルの比率を測定
し、ある一定の比率を満たすように送信側に対して送信
電力の増減を指示する方式が用いられている。このよう
な方式では、CDMA方式による移動通信システムにお
けるCDMA受信装置で一定の希望波レベル対干渉波レ
ベル比率(Signal-to-Interference Ratio:以下、SI
Rと略す。)を維持するため、送信側で送信レベルを上
げることが行われる。しかし、送信レベルを上げること
は、端末の低消費電力化および同一周波数への多重度の
向上の妨げとなる。このような問題点を解決するため
に、干渉除去技術が注目されている。この干渉除去技術
は、受信した通信データ信号から、干渉波となる所望ユ
ーザ以外の信号成分を除去することによって、SIRが
低い状況でも受信信号品質を向上させることができる。
【0004】以下では、この干渉除去技術を用いたCD
MA受信装置について説明する。ここでは、3ユーザに
対して3ステージに渡って干渉除去を繰り返すようにな
っているマルチステージ型の干渉除去を行うCDMA受
信装置であるものとする。
【0005】図9は従来のマルチステージで干渉除去を
行うCDMA受信装置の構成の概要を表わしたものであ
る。このCDMA受信装置は、3ユーザそれぞれの受信
タイミングを検出する受信タイミング検出部10と、こ
れら各受信タイミングに対応してステージごとに干渉推
定部を備えている。干渉推定部は、第1のユーザの受信
タイミングに対応して第1〜第3ステージ干渉推定部1
11〜1113を、第2のユーザの受信タイミングに対応
して第1〜第3ステージ干渉推定部1121〜1123を、
第3のユーザの受信タイミングに対応して第1〜第3ス
テージ干渉推定部1131〜1133を有している。さらに
CDMA受信装置は、残差信号生成部121、122を備
えている。
【0006】このようなCDMA受信装置で受信された
多重信号13は、受信タイミング検出部10と第1ステ
ージ干渉推定部1111〜1131と残差信号生成部121
に入力されている。多重信号13は、複数個のスロット
により構成されたフレーム信号であり、このフレームの
所定の位置には一定長の情報シンボルの前後に既知のデ
ータパターンであるパイロットシンボルが付加されてい
る。受信タイミング検出部10では、この多重信号13
に付加されているパイロットシンボルを検出することに
よって、所望ユーザのデータ受信タイミングを検出する
ことができるようになっている。この検出された受信タ
イミングは、受信タイミング141〜143としてユーザ
ごとに、すなわち受信タイミングごとにそれぞれ第1ス
テージ干渉推定部1111〜1131、第2ステージ干渉推
定部1112〜1132および第3ステージ干渉推定部11
13〜1133に供給されている。第1ステージ干渉推定部
1111〜1131は、それぞれ受信タイミング検出部10
によって検出されたユーザごとの受信タイミング141
〜143に同期して、多重信号13に各ユーザに割り当
てられた拡散符号を掛け合わせて所望のユーザのデータ
信号が取り出されている。これら取り出されたデータ信
号は、ユーザ信号151〜153として、次ステージの第
2ステージ干渉推定部1112〜1132に供給されてい
る。また、第1ステージ干渉推定部1111〜1131
は、それぞれ取り出したユーザデータ信号に再度ユーザ
に割り当てられた拡散符号を掛け合わせることによっ
て、多重信号13に含まれる当該ユーザの信号成分を再
生し、再生信号161〜163として残差信号生成部12
1に供給する。残差信号生成部121は、これら再生信号
161〜163の他に多重信号13が入力されており、多
重信号13から再生信号161〜163を減じた残差信号
17を生成する。この残差信号17は、第2ステージに
おける干渉除去対象の入力信号となる。
【0007】残差信号17は、第2ステージ干渉推定部
1112〜1132と、残差信号生成部122に供給されて
いる。第2ステージ干渉推定部1112〜1132では、そ
れぞれ受信タイミング検出部10によって検出されたユ
ーザごとの受信タイミング141〜143に同期して、入
力される残差信号17に、それぞれ割り当てられた拡散
符号を掛け合わせて逆拡散している。その結果得られた
信号は、その信号レベルが微小なため、復調時に必要と
なる伝送路推定時に発生する誤差をできるだけ除去する
目的で、これに第1ステージ干渉推定部1111〜1131
から供給されるユーザ信号151〜153を加算すること
で、それぞれ所望のユーザ信号成分の比率を高めた加算
ユーザ信号を生成し、所望のユーザのデータ信号が取り
出されている。これら取り出されたデータ信号は、ユー
ザ信号181〜183として、次ステージの第3ステージ
干渉推定部1113〜1133に供給されている。また、第
2ステージ干渉推定部1112〜1132では、それぞれ取
り出したユーザデータ信号から、先程加算したユーザ信
号151〜153相当分を復調信号から減算して、再度ユ
ーザに割り当てられた拡散符号を掛け合わせている。こ
れにより、残差信号17に含まれる当該ユーザの信号成
分を再生し、再生信号191〜193として残差信号生成
部122に供給する。残差信号生成部122は、これら再
生信号191〜193の他に残差信号17が入力されてお
り、残差信号17から再生信号191〜193を減じた残
差信号20を生成する。この残差信号20は、第3ステ
ージにおける干渉除去対象の入力信号となる。
【0008】同様にして第3ステージ干渉推定部1113
〜1133では、残差信号20に対して所望のユーザ信号
が取り出され、第1および第2ステージ干渉推定部11
11〜1131、1112〜1132が出力するユーザ信号16
1〜163、181〜183に対応する所望ユーザの復調信
号211〜213が出力される。この際、各残差信号1
7、20は次第に零に近づき、第3ステージ干渉推定部
1113〜1133では干渉が最大限に除去された加算ユー
ザ信号から復調信号211〜213が生成されることにな
る。
【0009】このようなCDMA受信装置に関する技術
は、例えば特開平10−190494号公報「干渉キャ
ンセラおよびチャネル推定方法」に開示されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来提案
されたCDMA受信装置は、受信タイミング検出部に入
力される多重信号そのものの干渉が除去されていない。
このため、干渉波が多く含まれる受信信号の中から、所
望ユーザの受信タイミングを検出することとなる。した
がって、正確な受信タイミングを検出することが困難で
あるという問題があった。さらに、この不正確な受信タ
イミングに基づいて、受信信号の干渉を除去することに
なるので、受信品質が劣化し、干渉除去という効果を相
殺してしまうという問題があった。
【0011】そこで本発明の目的は、SIRが低い状況
でも正確な受信タイミングの検出を可能とするCDMA
受信装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、(イ)予め行われた拡散変調に対応する拡散符号と
予め決められているパターンとを受信多重信号に掛け合
わせた相関値データを生成する相関値データ生成手段
と、(ロ)受信多重信号の復調信号の希望波レベル対干
渉波レベル比率を算出する希望波レベル対干渉波レベル
比率算出手段と、(ハ)相関値データおよび希望波レベ
ル対干渉波レベル比率に基づいて受信多重信号の受信タ
イミングを補正する受信タイミング補正手段とをCDM
A受信装置に具備させる。
【0013】すなわち請求項1記載の発明では、相関値
データ生成手段と希望波レベル対干渉波レベル比率算出
手段とを設け、前者は拡散符号と予め決められているパ
ターンとを受信多重信号に掛け合わせた相関値データを
生成する相関値データを生成させ、後者は受信多重信号
の復調信号の希望波レベル対干渉波レベル比率を算出さ
せるようにした。そして、この受信タイミングとして検
出される相関値と、その実際の復調信号におけるSIR
とに基づいて、受信多重信号の復調タイミングを補正す
るようにしたので、SIRが低くても最適な受信タイミ
ングを検出することができるようになり、受信品質を向
上させることができる。
【0014】請求項2記載の発明では、(イ)予め割り
当てられた拡散符号を生成する拡散符号生成手段と、
(ロ)この拡散符号生成手段によって生成された拡散符
号と予め決められているパターンとを受信多重信号に掛
け合わせた相関値データを生成する相関値データ生成手
段と、(ハ)受信多重信号の復調信号の希望波レベル対
干渉波レベル比率を算出する希望波レベル対干渉波レベ
ル比率算出手段と、(ニ)相関値データの最大値が所定
の第1の閾値を超え、かつ相関値データが最大値である
ときの希望波レベル対干渉波レベル比率が所定の第2の
閾値を超える受信タイミングを受信多重信号の復調タイ
ミングとして検出する受信タイミング検出手段とをCD
MA受信装置に具備させる。
【0015】すなわち請求項2記載の発明では、相関値
データ生成手段と希望波レベル対干渉波レベル比率算出
手段とを設け、前者は拡散符号と予め決められているパ
ターンとを受信多重信号に掛け合わせた相関値データを
生成する相関値データを生成させ、後者は受信多重信号
の復調信号の希望波レベル対干渉波レベル比率を算出さ
せるようにした。そして、この受信タイミングとして検
出される相関値の最大値が第1の閾値を超え、このとき
の希望波レベル対干渉波レベル比率が第2の閾値を超え
ているときに、これを受信タイミングとして検出するよ
うにした。これにより、最適な受信タイミングを非常に
簡素な方法で検出できるようになり、この方法で検出し
た受信タイミングにより、SIRが低くても最適な受信
タイミングを検出することができるようになり、受信品
質を向上させることができる。
【0016】請求項3記載の発明では、(イ)予め割り
当てられた拡散符号を生成する拡散符号生成手段と、
(ロ)この拡散符号生成手段によって生成された拡散符
号と予め決められているパターンとを受信多重信号に掛
け合わせた相関値データを一定の時間範囲内の各サンプ
リング点ごとに生成する相関値データ生成手段と、
(ハ)この相関値データ生成手段によって生成された相
関値データを各サンプリング点ごとに対応付けて記憶す
る相関値データ記憶手段と、(ニ)受信多重信号の復調
信号の希望波レベル対干渉波レベル比率を算出する希望
波レベル対干渉波レベル比率算出手段と、(ホ)この希
望波レベル対干渉波レベル比率を算出したときの受信タ
イミングを基準とした時間範囲内の各サンプリング点ご
とに希望波レベル対干渉波レベル比率算出手段によって
算出された希望波レベル対干渉波レベル比率を補間しこ
れらをサンプリング点ごとに対応付けて記憶する希望波
レベル対干渉波レベル比率記憶手段と、(ヘ)相関値デ
ータ記憶手段に記憶されている相関値データのうち最大
値の相関値データを検索する検索手段と、(ト)この検
索手段によって検索された相関値データが所定の第1の
閾値を超えているか否かを判別する相関値データ判別手
段と、(チ)この相関値データ判別手段によって相関値
データが第1の閾値を超えたと判別されたときには相関
値データのサンプリング点に対応して希望波レベル対干
渉波レベル比率記憶手段に記憶されている希望波レベル
対干渉波レベル比率が所定の第2の閾値を超えているか
否かを判別する比率判別手段と、(リ)この比率判別手
段によって希望波レベル対干渉波レベル比率が第2の閾
値を超えていると判別されたときサンプリング点に対応
する受信タイミングを受信多重信号の復調タイミングと
して検出する受信タイミング検出手段とをCDMA受信
装置に具備させる。
【0017】すなわち請求項3記載の発明では、相関値
データ生成手段と希望波レベル対干渉波レベル比率算出
手段とを設け、前者は拡散符号と予め決められているパ
ターンとを受信多重信号に掛け合わせた相関値データを
生成する相関値データを生成させ、後者は受信多重信号
の復調信号の希望波レベル対干渉波レベル比率を算出さ
せるようにした。さらに相関値データ記憶手段に一定の
時間範囲内の各サンプリング点ごとに生成した相関値デ
ータを対応付けて記憶するようにした。また、希望波レ
ベル対干渉波レベル比率記憶手段に希望波レベル対干渉
波レベル比率を算出したときの受信タイミングを基準と
した時間範囲内の各サンプリング点ごとに希望波レベル
対干渉波レベル比率算出手段によって算出された希望波
レベル対干渉波レベル比率を補間しこれらをサンプリン
グ点ごとに対応付けて記憶するようにした。そして、こ
の受信タイミングとして検出される相関値の最大値が第
1の閾値を超え、このときの希望波レベル対干渉波レベ
ル比率が第2の閾値を超えているときに、これを受信タ
イミングとして検出するようにした。これにより、テー
ブル構成された相関値データおよび希望波レベル対干渉
波レベル比率を検索するだけで良いので、最適な受信タ
イミングを非常に高速に検出することができるようにな
る。
【0018】請求項4記載の発明では、(イ)予め割り
当てられた拡散符号を生成する拡散符号生成手段と、
(ロ)この拡散符号生成手段によって生成された拡散符
号と予め決められているパターンとを受信多重信号に掛
け合わせた相関値データを生成する相関値データ生成手
段と、(ハ)この相関値データ生成手段によって生成さ
れた相関値データと受信多重信号とから希望波レベル対
干渉波レベル比率を算出する希望波レベル対干渉波レベ
ル比率算出手段と、(ニ)相関値データの最大値が所定
の第1の閾値を超え、かつ相関値データが最大値である
ときの希望波レベル対干渉波レベル比率が所定の第2の
閾値を超える受信タイミングを受信多重信号の復調タイ
ミングとして検出する受信タイミング検出手段とをCD
MA受信装置に具備させる。
【0019】すなわち請求項4記載の発明では、相関値
データ生成手段と希望波レベル対干渉波レベル比率算出
手段とを設け、前者は拡散符号と予め決められているパ
ターンとを受信多重信号に掛け合わせた相関値データを
生成する相関値データを生成させ、後者はこの相関値デ
ータ生成手段によって生成された相関値データと受信多
重信号とから希望波レベル対干渉波レベル比率を算出さ
せるようにした。そして、この受信タイミングとして検
出される相関値の最大値が第1の閾値を超え、このとき
の希望波レベル対干渉波レベル比率が第2の閾値を超え
ているときに、これを受信タイミングとして検出するよ
うにした。これにより、外部の復調データからSIR情
報を生成する必要がなくなり、装置の小型化に貢献する
ことができるようになり、マルチステージ型の干渉除去
を用いたCDMA受信装置だけでなく、他の受信装置に
も、正確な受信タイミングを通知することができる。
【0020】請求項5記載の発明では、請求項2または
請求項3記載のCDMA受信装置で、複数の受信タイミ
ングごとに受信多重信号に含まれるユーザ信号を復調す
る第1の復調手段と、この第1の復調手段の復調タイミ
ングを所定の受信タイミング情報に基づいて生成する受
信タイミング生成手段と、受信多重信号と第1の復調手
段によって復調されたユーザ信号とに基づいて希望波レ
ベル対干渉波レベル比率を算出する第1の希望波レベル
対干渉波レベル比率算出手段と、第1の復調手段によっ
て復調された信号を再拡散する第1の再拡散手段と、こ
の第1の再拡散手段によって再拡散された各受信タイミ
ングごとの再拡散信号から再生信号を合成する第1の再
生信号生成手段と、受信多重信号からこの再生信号を減
じて残差信号を生成する第1の残差信号生成手段とを備
える第1の干渉除去手段と、複数の受信タイミングごと
に残差信号生成手段によって生成された残差信号に含ま
れるユーザ信号を復調する第2の復調手段と、第2の復
調手段によって復調された信号を再拡散する第2の再拡
散手段と、この第2の再拡散手段によって再拡散された
各受信タイミングごとの再拡散信号から再生信号を合成
する第2の再生信号生成手段と、残差信号生成手段から
この再生信号を減じて残差信号を生成する第2の残差信
号生成手段とを備える第2の干渉除去手段が縦続接続さ
れた第3の干渉除去手段とを備え、希望波レベル対干渉
波レベル比率算出手段によって算出された希望波レベル
対干渉波レベル比率は第1の希望波レベル対干渉波レベ
ル比率算出手段によって算出された希望波レベル対干渉
波レベル比率であり、受信タイミング検出手段は検出し
た受信タイミングを受信タイミング情報として受信タイ
ミング発生手段に通知することを特徴としている。
【0021】すなわち請求項5記載の発明では、マルチ
ステージ型の干渉除去技術を用いたCDMA受信装置に
対して、請求項2または請求項3記載のCDMA受信装
置を適用し、希望波レベル対干渉波レベル比率算出手段
によって算出された希望波レベル対干渉波レベル比率は
第1の希望波レベル対干渉波レベル比率算出手段によっ
て算出された希望波レベル対干渉波レベル比率であり、
受信タイミング検出手段は検出した受信タイミングを受
信タイミング情報として受信タイミング発生手段に通知
するようにした。これにより、従来は干渉が除去されて
いない受信多重信号そのものから検出していた不正確な
受信タイミングによる受信品質の劣化を改善することが
でき、干渉除去という効果を相殺することなく、非常に
受信品質の優れたCDMA受信装置を提供することがで
きるようになる。
【0022】
【発明の実施の形態】
【0023】
【実施例】以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
【0024】第1の実施例
【0025】図1は本発明の第1の実施例におけるCD
MA受信装置の構成の概要を表わしたものである。ここ
で、第1の実施例におけるCDMA受信装置は、3ユー
ザに対して3ステージに渡って干渉除去を繰り返すマル
チステージ型の干渉除去技術が適用されたCDMA受信
装置であるものとする。しかし、ユーザ数あるいはステ
ージ数に限定されない。第1の実施例におけるCDMA
受信装置は、3ユーザそれぞれの受信タイミングを検出
する受信タイミング検出部30と、これら各受信タイミ
ングに対応してステージごとに干渉推定部を備えてい
る。干渉推定部は、第1のユーザの受信タイミングに対
応して第1〜第3ステージ干渉推定部31 11〜31
13を、第2のユーザの受信タイミングに対応して第1〜
第3ステージ干渉推定部3121〜3123を、第3のユー
ザの受信タイミングに対応して第1〜第3ステージ干渉
推定部3131〜3133を有している。さらにCDMA受
信装置は、残差信号生成部321、322を備えている。
【0026】このCDMA受信装置で受信された多重信
号33は、受信タイミング検出部30と、第1ステージ
干渉推定部3111〜3131と、残差信号生成部321
入力されている。多重信号33は、複数個のスロットに
より構成されたフレーム信号であり、これらスロットの
所定の位置に、一定長の情報シンボルの前後に既知のデ
ータパターンであるパイロットシンボルが、付加されて
いる。受信タイミング検出部30には、第1ステージ干
渉推定部3111〜3131それぞれから、SIR情報34
1〜343が入力されている。このSIR情報341〜3
3は、各受信タイミングに対応して測定したSIRで
ある。受信タイミング検出部30は、多重信号33に付
加されているパイロットシンボルを検出することによっ
て、所望ユーザごとに検出したデータ受信タイミング
を、それぞれ対応するSIR情報34 1〜343に基づい
て補正することができるようになっている。このように
補正された受信タイミング情報351〜353は、第1ス
テージ干渉推定部3111〜31 31、第2ステージ干渉推
定部3112〜3132および第3ステージ干渉推定部31
13〜3133に入力されている。
【0027】第1ステージ干渉推定部3111〜3131
は、予め受信タイミング検出部30の処理遅延やその他
内部の伝送遅延などを補償した受信タイミングを、生成
することができるようになっている。そしてさらに、入
力されたユーザごとの受信タイミング情報351〜353
に基づいて、復調すべきタイミングとしての受信タイミ
ングを補正することができるようになっている。第1ス
テージ干渉推定部31 11〜3131は、このように補正さ
れた受信タイミングで、多重信号33に各ユーザに割り
当てられた拡散符号を掛け合わせる等して、ユーザに対
応した多重信号33の復調処理を行う。復調されたデー
タは、所望ユーザの受信データ361〜363として、次
ステージである第2ステージ干渉推定部3112〜3132
に供給される。また、第1ステージ干渉推定部3111
3131では、再度各ユーザごとに割り当てられている拡
散符号を用いて、多重信号33に含まれる当該ユーザの
信号成分が再生される。これら再生された信号成分は、
再生信号371〜373として残差信号生成部321に対
して出力されている。残差信号生成部321は、これら
再生信号371〜373の他に多重信号33が入力されて
おり、多重信号33から再生信号371〜373を減じた
残差信号38を生成する。この残差信号38は、第2ス
テージにおける干渉除去対象の入力信号となる。
【0028】残差信号38は、第2ステージ干渉推定部
3112〜3132と、残差信号生成部322に供給されて
いる。第2ステージ干渉推定部3112〜3132では、ユ
ーザごとの受信タイミングに同期して、入力される残差
信号38に、それぞれ割り当てられた拡散符号を掛け合
わせて逆拡散している。その結果得られた信号は、その
信号レベルが微小なため、復調時に必要となる伝送路推
定時に発生する誤差をできるだけ除去する目的で、これ
に第1ステージ干渉推定部3111〜3131から供給され
る受信データ361〜363を加算することで、それぞれ
所望のユーザ信号成分の比率を高めた加算ユーザ信号を
生成し、所望のユーザのデータ信号が取り出されてい
る。これら取り出されたデータ信号は、受信データ39
1〜393として、次ステージの第3ステージ干渉推定部
3113〜3133に供給されている。また、第2ステージ
干渉推定部3112〜3132では、それぞれ取り出した受
信データから先程加算した受信データ361〜363に相
当する復調データを減算した後、ユーザデータ信号に再
度ユーザに割り当てられた拡散符号を掛け合わせること
によって、残差信号38に含まれる当該ユーザの信号成
分が再生されている。これら信号成分は、再生信号40
1〜403として残差信号生成部322に供給される。残
差信号生成部322は、これら再生信号401〜403
他に残差信号38が入力されており、残差信号38から
再生信号401〜403を減じた残差信号41を生成す
る。この残差信号41は、第3ステージにおける干渉除
去対象の入力信号となる。
【0029】同様にして第3ステージ干渉推定部3113
〜3133では、残差信号41に対して所望のユーザ信号
が取り出され、第1および第2ステージ干渉推定部31
11〜3131、3112〜3132が出力する受信データ36
1〜363、391〜393に対応する所望ユーザの復調信
号421〜423が出力される。この際、各残差信号3
8、41は次第に零に近づき、第3ステージ干渉推定部
3113〜3133では干渉が最大限に除去された加算ユー
ザ信号から復調信号421〜423が生成されることにな
る。
【0030】以下、第1の実施例におけるCDMA受信
装置の構成の要部について説明する。
【0031】図2は図1に示した第1の実施例における
CDMA受信装置の第1ステージ干渉推定部の構成要部
の概要を表わしたものである。ただし、図1では同時に
復調可能なユーザごとに検出される受信タイミングに対
応して第1ステージ干渉推定部3111〜3131を分離し
て示していたのに対して、図2ではこれらをまとめた第
1ステージ干渉推定部441として示している。第1ス
テージ干渉推定部441は、受信タイミングごとにそれ
ぞれ復調処理部451〜453と再拡散部461〜463
を有しており、さらに全受信タイミングに共通してレイ
ク(RAKE)合成部471と、再生信号生成部481
を備えている。復調処理部451〜453は、それぞれ同
一構成である。再拡散部461〜463は、それぞれ同一
構成である。ここでは3タイミングまでしか示していな
いが、装置実装上の制約が除かれれば理論的にタイミン
グ数に限定されない。以下では復調処理部については復
調処理部451、再拡散部について再拡散部461につい
て説明するものとする。
【0032】復調処理部451は、入力信号を復調する
復調部491と、この復調部491の復調タイミングを生
成する受信タイミング生成部501と、入力信号のSI
Rを測定してSIR情報を生成するSIR情報生成部5
1とを備えている。さらに復調部491は、逆拡散部5
1と、伝送路推定部541とを備えている。復調処理部
451には、多重信号33が入力されている。復調部4
1の逆拡散部531で、予め決められたユーザの拡散符
号を掛け合わせて所望のユーザ信号を取り出し、伝送路
推定部541にて受信信号に予め含まれることが既知で
あるパイロットシンボルを用いて伝送路特性情報を算出
し、それに基づいて逆拡散データを補償する。この復調
部491による復調は、受信タイミング生成部501によ
って生成された受信タイミングに同期して行われる。受
信タイミング生成部501は、予め受信タイミング検出
部30の処理遅延やその他内部の伝送遅延などを補償し
た受信タイミングを生成するが、さらに受信タイミング
情報351に基づいた受信タイミングの補正を行う。例
えば、この予め遅延等を考慮した受信タイミングを基準
に、受信タイミング情報351に基づいて補正する。S
IR情報生成部511は、復調部491によって逆拡散さ
れた逆拡散データを希望波とし、受信信号に含まれる希
望波以外の信号を干渉波として希望波レベル対干渉波レ
ベル比率を算出し、これをSIR情報として生成する。
このSIR情報は、RAKE合成部481に供給される
が、第1ステージ干渉推定部441ではさらに受信タイ
ミング検出部30にも供給される。
【0033】RAKE合成部471では、復調部491
逆拡散された逆拡散データが入力され、SIR情報生成
部511によって生成された各受信タイミングごとのS
IR情報に基づいて最大比合成が行われる。すなわち、
各ユーザの逆拡散データおよびSIR情報がそれぞれS
1〜S3、SIR0〜SIR3のとき、“SIR0×S1+S
IR1×S2+SIR2×S3”といった重み付けされた合
成処理が行われる。このRAKE合成部471による合
成出力は、再拡散部461〜463に入力されている。
【0034】再拡散部461は、拡散部551を備えてい
る。再拡散部461に入力されたRAKE合成部471
合成出力は、受信データ361としてそのまま出力され
る。拡散部551は、この合成出力に各ユーザに対応し
た拡散符号を再度掛け合わせて拡散させる。この拡散さ
れた信号は、再生信号371として再生信号生成部481
に供給される。再生信号生成部481では、各受信タイ
ミングごとに生成された再生信号371〜373が入力さ
れており、これらを合成することで、多重信号33と同
等の各タイミングを加味した信号を再生する。ここで再
生された再生信号37は、残差信号生成部321に出力
される。すなわち、残差信号生成部321では、実際に
は多重信号33から、各タイミングを加味した再生信号
37を減じることで残差信号38が生成される。
【0035】上述したように第1ステージ干渉推定部4
1は、受信タイミング情報に基づいて復調タイミング
を補正し、復調データおよび再生データを生成する。第
2および第3ステージ干渉推定部442、443は、それ
ぞれ同様の構成であり、前段の復調データが入力され、
復調タイミングの補正が行われない点で、第1ステージ
干渉推定部441と異なる。
【0036】図3は図1に示した第1の実施例における
CDMA受信装置の第2ステージ干渉推定部の構成要部
の概要を表わしたものである。ただし、図1では同時に
復調可能なユーザごとに検出される受信タイミングに対
応して第2ステージ干渉推定部3112〜3132を分離し
て示していたのに対して、図3ではこれらをまとめた第
2ステージ干渉推定部442として示している。第2ス
テージ干渉推定部442は、受信タイミングごとにそれ
ぞれ復調処理部561〜563と再拡散部571〜573
を有しており、さらに全受信タイミング共通にRAKE
合成部581と、再生信号生成部591とを備えている。
復調処理部561〜563は、それぞれほぼ同様の構成で
ある。再拡散部571〜573は、それぞれ同一構成であ
る。復調処理部561は、入力信号を復調する復調部6
1と、入力信号のSIRを測定してSIR情報を生成
するSIR情報生成部611と、加算部621とを備えて
いる。さらに復調部601は、逆拡散部631と、伝送路
推定部641とを備えている。さらに、復調処理部561
は、復調部の復調タイミングを生成する受信タイミング
生成部651を備えている。ここでは3タイミングまで
しか示していないが、装置実装上の制約が除かれれば理
論的にタイミング数に限定されない。このような第2ス
テージ干渉推定部442は、第1ステージ干渉推定部4
1とほぼ同様の構成であるため、これと異なる点につ
いてのみ説明する。
【0037】復調処理部561には、残差信号38と、
受信タイミング生成部651で生成された受信タイミン
グが入力されている。復調部601による復調は、受信
タイミング生成部651によって生成された受信タイミ
ングに同期して行われる。受信タイミング生成部651
は、予め受信タイミング検出部30の処理遅延やその他
内部の伝送遅延などを補償した受信タイミングを生成す
るが、さらに受信タイミング情報351に基づいた受信
タイミングの補正を行う。例えば、この予め遅延等を考
慮した受信タイミングを基準に、受信タイミング情報3
1に基づいて補正する。さらに復調処理部561の復調
部601では、ユーザに予め割り当てられている拡散符
号と同期がとれた状態で逆拡散され、所望のユーザ信号
が取り出されるようになっている。そして、この復調部
601で逆拡散された逆拡散データは、加算部621に入
力されている。加算部621には、第1ステージ干渉推
定部441から受信タイミングに対応した受信データ3
1が入力されており、これを加算する。これにより、
第2ステージ干渉推定部442に入力される干渉除去対
象の入力信号である微小な残差信号38に含まれる各ユ
ーザの信号成分の比率を高めて、復調信号の精度を高め
る。加算部621の加算結果は、RAKE合成部581
供給される。
【0038】再拡散部571は、減算部661と、拡散部
671と備えている。再拡散部571は、RAKE合成部
581によって最大比合成された合成出力をそのまま受
信データ391として出力する。再拡散部571の減算部
661では、RAKE合成部581によって最大比合成さ
れた合成出力と、復調処理部561の復調部601におけ
る逆拡散部631によって逆拡散された逆拡散信号681
が入力されており、最大合成比出力から逆拡散信号68
1を減算している。そして、この減算結果は拡散部671
に入力される。拡散部671では、この減算結果に対し
て各ユーザに対応した拡散符号を再度掛け合わせて拡散
される。この拡散された信号は、再生信号401として
再生信号生成部591に供給される。再生信号生成部5
1では、各受信タイミングごとに生成された再生信号
401〜403が入力されており、これらを合成すること
で、残差信号38と同等の各タイミングを加味した信号
を再生する。ここで再生された再生信号40は、残差信
号生成部322に出力される。すなわち、残差信号生成
部322では、実際には残差信号38から、各タイミン
グを加味した再生信号40を減じることで残差信号41
が生成される。
【0039】このように第2ステージ干渉推定部442
では、第1ステージからの受信データ361〜363を補
正し、第3ステージに出力する。第3ステージ干渉推定
部443でも、同様に動作することにより、各ユーザご
との受信データ421〜424を得る。
【0040】次に第1ステージ干渉推定部443で受信
タイミングの補正を行う受信タイミング検出部30の構
成要部について具体的に説明する。
【0041】図4は第1の実施例におけるCDMA受信
装置の受信タイミング検出部30の構成要部の概要を表
わしたものである。この受信タイミング検出部30は、
受信タイミングごとに設けられた相関値計算部701
703と、全受信タイミングに共通して設けられた拡散
符号遅延発生部71と拡散符号生成部72と受信タイミ
ング算出部73とを備えている。ここでは相関値計算部
701〜703については、3タイミングまでしか示して
いないが、装置実装上の制約が除かれれば理論的にタイ
ミング数に限定されない。受信タイミング算出部73
は、SIR算出部74と、相関値データ平均化部75
と、受信タイミング決定部76とを備えている。拡散符
号生成部72は、ユーザごとに予め決められた拡散符号
を出力する。拡散符号遅延発生部71では、この拡散符
号生成部72によって出力された各ユーザの拡散符号
を、多重信号33に含まれる既知の固定パターンである
パイロットシンボルとを掛け合わせる。その際、各ユー
ザごとに、所定パターン長の拡散符号から、このパイロ
ットシンボル長だけを取り出して掛け合わせるが、受信
タイミング検出可能区間の範囲内で所定のサンプリング
周期の幅で拡散符号を取り出す位置をずらすことで、拡
散符号を遅延させた既知信号再生信号771〜773を生
成する。相関値計算部701〜703では、それぞれ入力
された既知信号再生信号771〜773と、多重信号33
とを掛け合わせることで、これらの相互相関値である相
関データ781〜783を受信タイミング検出可能区間内
で計算する。この相関データ781〜783は、サンプリ
ング数分の相互相関値であり、受信タイミング算出部7
3の相関値データ平均化部75で各サンプリングごとに
一定時間に渡る平均化が行われ、相関値テーブルを生成
する。
【0042】図5は相関値データ平均化部75で生成さ
れる相関値テーブルのテーブル構成の概要を表わしたも
のである。この相関値テーブル79には、サンプリング
タイム80と、相関値レベル81とが対応付けられて格
納されている。上述したように相関値データ平均化部7
5は、相関値計算部701〜703それぞれから出力され
た相関データ781〜783を、各サンプリングごとに一
定時間に渡す平均化を行う。そこで、この相関値テーブ
ル79には、例えば受信タイミング検出可能区間内でN
個のサンプリングが可能であるとすると、各サンプリン
グタイムT1〜TNごとの一定時間に渡る相関データの平
均値であるLV0〜LVNを、各サンプリングタイムに対
応付けて格納する。
【0043】図4に戻って説明を続ける。SIR算出部
74は、第1ステージ干渉推定部441から入力される
SIR情報341〜343が受信タイミング数分しかない
ため、線形補間および平均化により、受信タイミング前
後の所定の時間範囲内のサンプリングタイムにおけるS
IR情報を算出する。そして、この算出したSIR情報
を、SIR情報テーブルに格納する。
【0044】図6はこのSIR算出部74で生成される
SIR情報テーブルのテーブル構成の概要を表わしたも
のである。このSIR情報テーブル82には、上述した
補間を行ったサンプリングタイム83ごとに、その補間
値であるSIR情報84を対応付けて格納している。受
信タイミングを時間軸上でTmの位置にあるとすると、
その前後である“Tm−tn”から“Tm+tn”までの時
間範囲における複数の補間サンプリングタイムごとに、
受信タイミング数分のSIR情報341〜343からの線
形補間および平均化によりSIR情報を算出し、それぞ
れ対応してSIR0〜SIRMを格納する。
【0045】受信タイミング算出部73の受信タイミン
グ決定部76では、上述した相関値データ平均化部75
によって生成された相関値テーブルと、SIR算出部7
4で生成されたSIR情報テーブルの格納情報に基づい
て、復調すべき受信タイミングを決定する。
【0046】図7はこの受信タイミング決定部76にお
ける受信タイミング決定処理の内容の概要を表わしたも
のである。まず受信タイミング決定部76は、図5に示
した相関値テーブル79を参照して、相関値レベルが最
大のサンプリングタイムを検索する(ステップS8
5)。次に、この最大の相関値レベルが、予め決められ
た第1の閾値以上であるか否かを判別する(ステップS
86)。この最大相関値レベルが第1の閾値以上である
と判別されたとき(ステップS86:Y)、この相関値
レベルに対応するサンプリングタイムから、図6に示し
たSIR情報テーブル82において対応する補間サンプ
リングタイムを検索する。SIR情報テーブルの作成時
に、予め受信タイミングがわかっているので、所定範囲
内におけるSIR情報の補間サンプリング83を図5の
サンプリングタイム80と対応付けることは容易であ
る。したがって、このサンプリングタイムに対応する補
間サンプリングタイム83を認識し、さらにこの補間サ
ンプリングタイムに対応して格納されているSIR情報
を検索することができる(S87)。ステップS86で
第1の閾値未満であると判別されたとき(ステップS8
6:N)には、ステップS85に戻って、次の受信タイ
ミングの検索が行われる。
【0047】ステップS87で検索されたSIR情報
は、次に予め決められた第2の閾値以上であるか否かが
判別される(ステップS88)。SIR情報が第2の閾
値以上であると判別されたとき(ステップS88:Y)
には、当該タイミングを受信タイミングとして決定する
(ステップS89)。ステップS88で、第2の閾値未
満であると判別されたとき(ステップS88:N)に
は、ステップS85に戻って、次の受信タイミングの検
索が行われる。最後に、必要数分の受信タイミングが決
定されているか、若しくは相関値テーブルをすべて検索
したかなどの検索終了判断を行い、さらに検索が必要な
いとき(ステップS90:Y)、一連の処理を終了し
(エンド)、検索が必要なときはステップS85に戻っ
て、次の受信タイミングの検索が行われる。
【0048】このように第1の実施例におけるCDMA
受信装置では、第1ステージ干渉推定部441で測定さ
れたユーザごとのSIR情報を用いて、受信タイミング
前後に補間したSIR情報テーブルを生成し、さらに受
信信号に対して受信タイミング検出可能区間の範囲内の
各サンプリングタイムごとに受信タイミングとすべきパ
イロットシンボルとの相関値を格納した相関値テーブル
を設けて、最適な受信タイミングを補正するようにし
た。これにより、マルチユーザ型のマルチステージの干
渉除去を行おうとした場合であっても、受信タイミング
から干渉波の影響を除去することができ、正確な受信タ
イミングに基づいて干渉除去を行うことができるように
なる。
【0049】第2の実施例
【0050】第1の実施例におけるCDMA受信装置で
は、マルチステージの干渉除去に適用していたが、これ
に限定されるものではない。第2の実施例では、マルチ
ステージの干渉除去に適用されいないCDMA受信装置
について示している。
【0051】図8は本発明の第2の実施例におけるCD
MA受信装置に適用した受信タイミング検出部の構成要
部の概要を表わしたものである。ただし、図4に示した
第1の実施例における受信タイミング検出部30と同一
部分には同一符号を付し、適宜説明を省略する。第2の
実施例における受信タイミング検出部100は、受信タ
イミングごとに設けられた相関値計算部701〜70
3と、全受信タイミングに共通して設けられた拡散符号
遅延発生部71と拡散符号生成部72と受信タイミング
算出部101とを備えている。さらに受信タイミング算
出部101は、SIR算出部102と、相関値データ平
均化部75と、受信タイミング決定部76とを備えてい
る。拡散符号生成部72は、ユーザごとに予め決められ
た拡散符号を出力する。拡散符号遅延発生部71では、
この拡散符号生成部72によって出力された各ユーザの
拡散符号を、多重信号33に含まれる既知の固定パター
ンであるパイロットシンボルとを掛け合わせる。その
際、各ユーザごとに、所定パターン長の拡散符号から、
このパイロットシンボル長だけを取り出して掛け合わせ
るが、受信タイミング検出可能区間の範囲内で所定のサ
ンプリング周期の幅で拡散符号を取り出す位置をずらす
ことで、拡散符号を遅延させた既知信号再生信号771
〜773を生成する。相関値計算部701〜703では、
それぞれ入力された既知信号再生信号771〜773と、
多重信号33とを掛け合わせることで、これらの相互相
関値である相関データ781〜783を受信タイミング検
出可能区間内で計算する。この相関データ781〜783
は、サンプリング数分の相互相関値であり、受信タイミ
ング算出部73の相関値データ平均化部75で各サンプ
リングごとに一定時間に渡る平均化が行われ、図5に示
した相関値テーブルを生成する。
【0052】SIR算出部102は、多重信号33と、
受信タイミング数分しかない相関値データ781〜783
から、全サンプリング点におけるSIRを計算する。そ
して、このSIRを、一定区間に渡り、線形補間および
平均化により、受信タイミング前後の所定の時間範囲内
のサンプリングタイムにおけるSIR情報を算出する。
そして、この算出したSIR情報を、第1の実施例と同
様にして、図6に示したようにSIR情報テーブルに格
納する。
【0053】受信タイミング算出部101の受信タイミ
ング決定部76では、上述した相関値データ平均化部7
5によって生成された相関値テーブルと、SIR算出部
102で生成されたSIR情報テーブルの格納情報に基
づいて、復調すべき受信タイミングを決定する。その動
作は、図7で示した処理と同様であるため説明を省略す
る。このようにして決定された受信タイミングは、例え
ば第1の実施例に示したように受信タイミング生成部に
正確な受信タイミングを生成させるための受信タイミン
グ情報という形態で出力しても良いし、そのまま受信タ
イミングとして図示しない復調装置に対して出力するよ
うにしても良く、その出力形態に限定されない。
【0054】このように第2の実施例におけるCDMA
受信装置では、受信タイミング検出部で多重信号と、相
関値データとからSIR情報テーブルを生成するように
したので、第1の実施例のように第1ステージ干渉推定
部からSIR情報を参照する必要がなくなり、装置の小
型化に貢献することができるようになる。このような受
信タイミング検出部は、上述したマルチステージ型の干
渉除去を用いたCDMA受信装置だけでなく、他の受信
装置にも、正確な受信タイミングを通知することができ
る。
【0055】なお第1の実施例では、3ユーザに対する
3ステージに渡って干渉除去を繰り返すマルチステージ
の干渉除去技術に適用する場合について説明したが、そ
のユーザ数またはステージ数に限定されるものではな
い。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、こ
の受信タイミングとして検出される相関値と、その実際
の復調信号におけるSIRとに基づいて、受信多重信号
の復調タイミングを補正するようにしたので、SIRが
低くても最適な受信タイミングを検出することができる
ようになり、受信品質を向上させることができる。ま
た、ある一定の受信品質を得るために必要となるSIR
を下げることができるようになり、CDMA移動システ
ムにおける移動局端末の送信電力をも下げることができ
るようになり、端末の小型化および低消費電力化に貢献
することができる。さらに、各ユーザの送信電力が下が
るため、同一周波数内に多重可能なユーザ数を増やすこ
とができるようになる。
【0057】さらに請求項2記載の発明によれば、最適
な受信タイミングを非常に簡素な方法で検出できるよう
になり、装置を簡素化することができるようになる。
【0058】さらにまた請求項3記載の発明によれば、
テーブル構成された相関値データおよび希望波レベル対
干渉波レベル比率を検索するだけで良いので、最適な受
信タイミングを非常に高速に検出することができるよう
になる。
【0059】さらに請求項4記載の発明によれば、外部
の復調データからSIR情報を生成する必要がなくな
り、装置の小型化に貢献することができるようになり、
マルチステージ型の干渉除去を用いたCDMA受信装置
だけでなく、他の受信装置にも、正確な受信タイミング
を通知することができる。
【0060】さらに請求項5記載の発明によれば、従来
は干渉が除去されていない受信多重信号そのものから検
出していた不正確な受信タイミングによる受信品質の劣
化を改善することができ、干渉除去という効果を相殺す
ることなく、干渉除去技術とあいまって非常に受信品質
の優れた受信装置を提供することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例におけるCDMA受信装
置の構成の概要を示す構成図である。
【図2】第1の実施例における第1ステージ干渉推定部
の構成要部の概要を示すブロック図である。
【図3】第1の実施例における第2ステージ干渉推定部
の構成要部の概要を示すブロック図である。
【図4】第1の実施例におけるCDMA受信装置の受信
タイミング検出部の構成要部の概要を示すブロック図で
ある。
【図5】第1の実施例における相関値テーブルのテーブ
ル構成の概要を示す説明図である。
【図6】第1の実施例におけるSIR情報テーブルのテ
ーブル構成の概要を示す説明図である。
【図7】第1の実施例における受信タイミング決定部の
受信タイミングの決定処理の内容の概要を示す流れ図で
ある。
【図8】第2の実施例におけるCDMA受信装置の受信
タイミング検出部の構成要部の概要を示すブロック図で
ある。
【図9】従来のCDMA受信装置の構成の概要を示す構
成図である。
【符号の説明】
10、30 受信タイミング検出部 1111〜1131、3111〜3131 第1ステージ干渉推
定部 1112〜1132、3112〜3132 第2ステージ干渉推
定部 1113〜1133、3113〜3133 第3ステージ干渉推
定部 121、122、321、322 残差信号生成部 13、33 多重信号 141〜143 受信タイミング 151〜153、181〜183 ユーザ信号 161〜163、191〜193、371〜373、401
403 再生信号 17、20、38、41 残差信号 201〜203、421〜423 復調信号 341〜343 SIR情報 351〜353 受信タイミング情報 361〜363、391〜393 受信データ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め行われた拡散変調に対応する拡散符
    号と予め決められているパターンとを受信多重信号に掛
    け合わせた相関値データを生成する相関値データ生成手
    段と、 前記受信多重信号の復調信号の希望波レベル対干渉波レ
    ベル比率を算出する希望波レベル対干渉波レベル比率算
    出手段と、 前記相関値データおよび前記希望波レベル対干渉波レベ
    ル比率に基づいて前記受信多重信号の受信タイミングを
    補正する受信タイミング補正手段とを具備することを特
    徴とするCDMA受信装置。
  2. 【請求項2】 予め割り当てられた拡散符号を生成する
    拡散符号生成手段と、 この拡散符号生成手段によって生成された拡散符号と予
    め決められているパターンとを受信多重信号に掛け合わ
    せた相関値データを生成する相関値データ生成手段と、 前記受信多重信号の復調信号の希望波レベル対干渉波レ
    ベル比率を算出する希望波レベル対干渉波レベル比率算
    出手段と、 前記相関値データの最大値が所定の第1の閾値を超え、
    かつ前記相関値データが最大値であるときの前記希望波
    レベル対干渉波レベル比率が所定の第2の閾値を超える
    受信タイミングを前記受信多重信号の復調タイミングと
    して検出する受信タイミング検出手段とを具備すること
    を特徴とするCDMA受信装置。
  3. 【請求項3】 予め割り当てられた拡散符号を生成する
    拡散符号生成手段と、 この拡散符号生成手段によって生成された拡散符号と予
    め決められているパターンとを受信多重信号に掛け合わ
    せた相関値データを一定の時間範囲内の各サンプリング
    点ごとに生成する相関値データ生成手段と、 この相関値データ生成手段によって生成された前記相関
    値データを前記各サンプリング点ごとに対応付けて記憶
    する相関値データ記憶手段と、 前記受信多重信号の復調信号の希望波レベル対干渉波レ
    ベル比率を算出する希望波レベル対干渉波レベル比率算
    出手段と、 この希望波レベル対干渉波レベル比率を算出したときの
    受信タイミングを基準とした前記時間範囲内の各サンプ
    リング点ごとに前記希望波レベル対干渉波レベル比率算
    出手段によって算出された希望波レベル対干渉波レベル
    比率を補間しこれらを前記サンプリング点ごとに対応付
    けて記憶する希望波レベル対干渉波レベル比率記憶手段
    と、 前記相関値データ記憶手段に記憶されている前記相関値
    データのうち最大値の相関値データを検索する検索手段
    と、 この検索手段によって検索された相関値データが所定の
    第1の閾値を超えているか否かを判別する相関値データ
    判別手段と、 この相関値データ判別手段によって前記相関値データが
    前記第1の閾値を超えたと判別されたときには前記相関
    値データのサンプリング点に対応して前記希望波レベル
    対干渉波レベル比率記憶手段に記憶されている希望波レ
    ベル対干渉波レベル比率が所定の第2の閾値を超えてい
    るか否かを判別する比率判別手段と、 この比率判別手段によって前記希望波レベル対干渉波レ
    ベル比率が前記第2の閾値を超えていると判別されたと
    き前記サンプリング点に対応する受信タイミングを前記
    受信多重信号の復調タイミングとして検出する受信タイ
    ミング検出手段とを具備することを特徴とするCDMA
    受信装置。
  4. 【請求項4】 予め割り当てられた拡散符号を生成する
    拡散符号生成手段と、 この拡散符号生成手段によって生成された拡散符号と予
    め決められているパターンとを受信多重信号に掛け合わ
    せた相関値データを生成する相関値データ生成手段と、 この相関値データ生成手段によって生成された相関値デ
    ータと前記受信多重信号とから希望波レベル対干渉波レ
    ベル比率を算出する希望波レベル対干渉波レベル比率算
    出手段と、 前記相関値データの最大値が所定の第1の閾値を超え、
    かつ前記相関値データが最大値であるときの前記希望波
    レベル対干渉波レベル比率が所定の第2の閾値を超える
    受信タイミングを前記受信多重信号の復調タイミングと
    して検出する受信タイミング検出手段とを具備すること
    を特徴とするCDMA受信装置。
  5. 【請求項5】 複数の受信タイミングごとに前記受信多
    重信号に含まれるユーザ信号を復調する第1の復調手段
    と、この第1の復調手段の復調タイミングを所定の受信
    タイミング情報に基づいて生成する受信タイミング生成
    手段と、前記受信多重信号と前記第1の復調手段によっ
    て復調されたユーザ信号とに基づいて前記希望波レベル
    対干渉波レベル比率を算出する第1の希望波レベル対干
    渉波レベル比率算出手段と、前記第1の復調手段によっ
    て復調された信号を再拡散する第1の再拡散手段と、こ
    の第1の再拡散手段によって再拡散された各受信タイミ
    ングごとの再拡散信号から再生信号を合成する第1の再
    生信号生成手段と、前記受信多重信号からこの再生信号
    を減じて残差信号を生成する第1の残差信号生成手段と
    を備える第1の干渉除去手段と、 複数の受信タイミングごとに前記残差信号生成手段によ
    って生成された残差信号に含まれるユーザ信号を復調す
    る第2の復調手段と、前記第2の復調手段によって復調
    された信号を再拡散する第2の再拡散手段と、この第2
    の再拡散手段によって再拡散された各受信タイミングご
    との再拡散信号から再生信号を合成する第2の再生信号
    生成手段と、前記残差信号生成手段からこの再生信号を
    減じて残差信号を生成する第2の残差信号生成手段とを
    備える第2の干渉除去手段が縦続接続された第3の干渉
    除去手段とを備え、 前記希望波レベル対干渉波レベル比率算出手段によって
    算出された希望波レベル対干渉波レベル比率は前記第1
    の希望波レベル対干渉波レベル比率算出手段によって算
    出された希望波レベル対干渉波レベル比率であり、前記
    受信タイミング検出手段は検出した受信タイミングを前
    記受信タイミング情報として前記受信タイミング発生手
    段に通知することを特徴とする請求項2または請求項3
    記載のCDMA受信装置。
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