JP2000306645A - ジョイントコネクタ - Google Patents

ジョイントコネクタ

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JP2000306645A
JP2000306645A JP11113873A JP11387399A JP2000306645A JP 2000306645 A JP2000306645 A JP 2000306645A JP 11113873 A JP11113873 A JP 11113873A JP 11387399 A JP11387399 A JP 11387399A JP 2000306645 A JP2000306645 A JP 2000306645A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 端子金具とジョイント端子を支障なく接続さ
せる。 【解決手段】 ハウジング10内にジョイント端子30
を設け、ハウジング10の開口21を防水部材50で塞
ぎ、その防水部材50をカバー22で抜止めした。ハウ
ジング10に挿入した複数の端子金具40は、ジョイン
ト端子30と接続することで短絡状態とされる。端子金
具40とジョイント端子30との接触は、端子金具40
のタブ41をジョイント端子30の舌片32に対して摺
接させる形態とされているので、角筒部内にタブ片を差
し込む形態のように突き当たったりタブ片が変形したり
する虞がなく、端子金具40とジョイント端子30とを
支障なく接続させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ジョイントコネク
タに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ジョイントコネクタとして、実開
平4−27589号公報に開示されているものがある。
これは、図15及び図16に示すものがある。これは、
有底筒形のハウジング100内にジョイント端子101
をインサート成形により保持し、ハウジング100内に
複数の端子金具102を挿入してジョイント端子101
に接続させることで、端子金具102同士を短絡させる
ようにしたものである。ジョイント端子101は端子金
具102と対向するように突出する複数のタブ片101
Aを有し、端子金具102はタブ片101Aに向かって
開口する角筒部102Aを有する。そして、タブ片10
1Aが角筒部102Aに嵌入することで、端子金具10
2とジョイント端子101が接続される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のジョイント
コネクタでは、ジョイント端子101の片持ち状に突出
するタブ片101Aに対して、端子金具102の角筒部
102Aを外嵌させるようになっているので、タブ片1
01Aの保持姿勢や端子金具102の挿入方向が傾いて
いると、タブ片101Aの先端が角筒部102Aの開口
縁に突き当たり、タブ片101Aと角筒部102Aが傷
つきや変形を来す虞がある。
【0004】本願発明は上記事情に鑑みて創案され、端
子金具とジョイント端子が支障なく接続できるようにす
ることを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、一面
側のみに開口された袋小路状のハウジングと、このハウ
ジングの内部に設けられる導電性のジョイント端子と、
前記ハウジング内に挿入されて前記ジョイント端子に接
続される複数の端子金具と、弾性材料からなるとともに
前記ハウジングの開口への組付けを可能とされ、前記端
子金具の貫通を許容し且つその端子金具に接続された電
線に対して弾性的に水密状態に密着する挿通孔が形成さ
れた防水部材と、前記ハウジングに組み付けられること
で前記防水部材を抜止め保持するカバーとを備えてな
り、前記端子金具は、挿入方向に延出する形態であって
前記ジョイント端子に接触されるタブを有しており、前
記ジョイント端子は板材をなし、前端部に配されて前記
ハウジングの奥壁部に圧入される圧入部と、これより後
方において切り起こしにより撓み変形可能に形成され前
記端子金具のタブが弾性的に摺接される舌片と、この舌
片より後方において切り起こしにより撓み変形可能に形
成され前記端子金具に係止することでその端子金具を抜
止め状態とする抜止片とから構成した。
【0006】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記舌片は、前記ハウジングに対する前記端子金具
の抜き挿し方向に沿って片持ち状に延出するとともに山
形形状をなしており、その舌片の頂点部とこの頂点部と
対向する前記ハウジングの挟圧壁との隙間で前記タブが
弾性的に挟圧可能とされているとともに、前記ハウジン
グにおける前記挟圧壁と反対側の支承壁に前記舌片の先
端部を弾接させることで、前記タブが挟圧されない状態
における前記舌片の頂上部と前記挟圧壁との隙間の寸法
が規定されている構成とした。
【0007】請求項3の発明は、請求項2の発明におい
て、前記舌片は、前記ハウジングに対する前記端子金具
の挿入方向と同じ方向へ延出されている構成とした。請
求項4の発明は、請求項2又は請求項3の発明におい
て、前記支承壁において前記ジョイント端子の圧入にと
もなって前記舌片の先端部が摺接する領域には、その舌
片の先端部を誘い込む案内斜面が形成されている構成と
した。請求項5の発明は、請求項1乃至請求項4のいず
れかの発明において、前記挟圧壁には、前記タブより幅
狭で且つそのタブの挿入方向に沿って延びるリブが形成
されている構成とした。
【0008】
【発明の作用及び効果】[請求項1の発明]端子金具と
ジョイント端子との接触は、端子金具のタブをジョイン
ト端子の舌片に対して摺接させる形態とされているの
で、角筒部内にタブ片を差し込む形態のように突き当た
ったりタブ片が変形したりする虞がなく、端子金具とジ
ョイント端子とを支障なく接続させることができる。ま
た、端子金具の挿入時には、防水部材の挿通孔を弾性的
に押し広げるのであるが、本発明の端子金具の挿入端は
比較的幅狭のタブとなっているから、挿入端部が角筒形
をなしている雌型の端子金具と比較すると、挿通孔の孔
縁周りへの傷付けが緩和される。さらに、ジョイント端
子は板材に対して切り起こし加工を施すという簡素な構
成であるため、製造が容易である。
【0009】[請求項2の発明]舌片の先端部をハウジ
ングの支承壁に弾接させることで、端子金具のタブが挟
圧されていない状態での舌片の頂点部とハウジングの挟
圧壁との隙間が所定の寸法に規定されるようにしたの
で、タブと舌片とを所定の接触圧をもって接触させるこ
とができる。 [請求項3の発明]ハウジングに端子金具を挿入すると
きには、そのタブが舌片に対してその片持ち延出方向に
沿って擦るようになるため、タブが舌片に対して引っ掛
かりを生じることがない。
【0010】[請求項4の発明]案内斜面を設けたこと
により、ジョイント端子の圧入時に舌片の先端部とハウ
ジングとの干渉が回避され、組み付け作業が円滑とな
る。 [請求項5の発明]タブはこれより幅狭のリブと摺接す
るため、ハウジングとタブとの摩擦抵抗が低減され、雄
端子金具の挿入作業性がよい。
【0011】
【発明の実施の形態】[実施形態1]以下、本発明を具
体化した実施形態1を図1乃至図14を参照して説明す
る。本実施形態のジョイントコネクタは、ハウジング1
0、カバー22、ジョイント端子30、複数の端子金具
40、及び防水部材50を備えて構成される。
【0012】<ハウジング10>ハウジング10は、合
成樹脂材からなり、その内部は背面のみに開口されてい
る。ハウジング10内には、前方に向けて袋小路状に穿
設された複数のキャビティ11が横一列に並列して形成
されている。キャビティ11の内壁上面は、端子金具4
0のタブ41を挟圧するための挟圧壁12とされてい
る。この挟圧壁12におけるほぼ前半領域(ハウジング
10の奥側領域)には、各キャビティ11毎に端子金具
40の挿入方向に沿って延びるリブ13が形成されてい
る。リブ13は、タブ41よりも幅が狭く、且つタブ4
1の幅方向におけるほぼ中央位置に対応するように配さ
れている。また、リブ13における後端部(端子金具4
0の挿入方向における後方端部)には、テーパ状のガイ
ド斜面14が形成されている。キャビティ11の内壁下
面(挟圧壁12と対向する壁)におけるほぼ前半領域
は、端子金具40の舌片32の先端部32Bを弾接され
るための支承壁15とされている。この支承壁15の後
端部には、幅方向の中央部分を凹ませることにより、テ
ーパ状の案内斜面16が形成されている。また、両端に
位置するキャビティ11の外側の側壁にはジョイント端
子30の側縁を保持するガイド溝17が形成されている
とともに、隣り合うキャビティ11を仕切る隔壁18に
はジョイント端子30を嵌合させるための逃がし溝19
が上記ガイド溝17と同じ高さに形成されている。さら
に、ハウジング10の奥端面には、ガイド溝17及び逃
がし溝19と連通する圧入溝20が形成されている。ま
た、ハウジング10の開口21に近い部分は仕切のない
単一の空間とされ、ここが防水部材50の収容空間とな
っている。
【0013】<カバー22>ハウジング10の開口の下
縁にはヒンジ23を介してカバー22が連成されてい
る。このカバー22は、ヒンジ23を変形させつつハウ
ジング10の開口21を塞ぐように組み付けられるよう
になっている。組付け状態では、カバー22の側縁に形
成したロック片24と、ハウジング10に形成したロッ
ク突起25とが嵌合することで、組付け状態にロックさ
れる。また、カバー22には、各キャビティ11と対応
するように位置して端子挿入孔26が形成されている。
【0014】<ジョイント端子30>ジョイント端子3
0は、導電性の金属材料からなり、全体として方形の板
状をなす。ジョイント端子30は、その前端縁に板状を
なす複数の圧入部31が突成され、この圧入部31より
も後方の前半領域には、各キャビティ11と対応する位
置を切り起こすことにより複数の舌片32が並列して形
成されている。舌片32は、前方へ向けて片持ち状に延
出するとともに、側方から視て山形をなしている。この
舌片32の延出方向はハウジング10に対するハウジン
グ10の挿入方向と同じ方向となっている。舌片32の
頂点部32Aは上記ハウジング10の挟圧壁12との間
で端子金具40のタブ41を挟圧する。また、舌片32
の先端部32Bは、斜め上方に屈曲した形状をなしてい
るとともに、ジョイント端子30の板面よりも下方へ突
出されている。また、舌片32よりも後方においては、
各端子金具40と対応する位置を切り起こすことにより
斜め上前方に延出する複数の抜止片33が並列して形成
されている。この抜止片33は、ハウジング10内の正
規位置まで挿入された端子金具40に係止することでそ
の端子金具40を抜止めする。尚、ジョイント端子30
の成形に際しては、まず、プレス型(図示せず)におい
て舌片32と抜止片33の抜き加工を施し、その後、電
動プレス(図示せず)にて曲げ加工を施す。
【0015】<端子金具40>端子金具40は、所定形
状に打ち抜いた導電性金属板材に曲げ加工を施したもの
であり、前端部には前方へ片持ち状に突出する細長板状
のタブ41が形成され、この後方には角筒部42が連続
して形成され、その後方には電線接続部43が連続して
形成されている。角筒部42はタブ41よりも幅が広く
且つ高さ寸法も大きいが、このタブ41の後端と角筒部
42の前端との連続部分においては、下面同士及び側面
同士が滑らかなテーパ面44によって連なっている。ま
た、角筒部42には、その下面から突出する抜止部45
が形成されており、この抜止部45がジョイント端子3
0の抜止片33に係止することで端子金具40の抜け方
向の移動が規制される。また、電線接続部43には、電
線46が圧着により接続されている。
【0016】<防水部材50>防水部材50は、ゴム材
料からなり、ハウジング10の開口の内周に嵌合される
べく、全体として肉厚の長円形板状をなしている。防水
部材50の外周には周方向に延びるリップ部51が形成
されており、このリップ部51がハウジング10の開口
21の内周面に弾性密着することで、ハウジング10内
への浸水が防止される。又、防水部材50には、各キャ
ビティ11と対応するように複数の挿通孔52が前後方
向に貫通して形成されている。この挿通孔52は円形で
あってその内周にはリップ部53が形成され、このリッ
プ部53が電線46の外周に密着することで、挿通孔5
2からハウジング10内への浸水が防止される。
【0017】<各部品の組付け>組み付けに際には、ま
ず、ジョイント端子30をハウジング10内に組み付け
る。このとき、ジョイント端子30の側縁をハウジング
10内のガイド溝17に嵌めることで上下左右への遊動
を規制し、かかる状態でジョイント端子30を差し込
み、前端の圧入部31を圧入溝20に強く押し込む。こ
れにより、ジョイント端子30がハウジング10に固定
される。ジョイント端子30の組付けの際には、各舌片
32が、夫々、対応するキャビティ11内に収容される
とともに、舌片32の先端部32Bが案内斜面16上を
摺接していく。そして、この案内斜面16の傾斜によ
り、ジョイント端子30の差し込みが進むのに伴って舌
片32が上方へ弾性撓みし、舌片32の頂点部32Aが
挟圧壁12に接近する。そして、ジョイント端子30が
正規の組付け位置まで圧入されると、舌片32の先端部
32Bが支承壁15上に載置され、これにより、舌片3
2の頂点部32Aと挟圧壁12のリブ13との隙間寸法
が規制され、その隙間は端子金具40のタブ41の板厚
寸法よりも僅かに小さい寸法となる。
【0018】この後、ハウジング10の開口に防水部材
50を塞ぐように嵌合し、そのリップ部51をハウジン
グ10の開口21の内周面に密着させる。尚、このと
き、防水部材50はその周縁部をハウジング10の内周
の段差部21Aに突き当てることで前止まり、即ちハウ
ジング10の奥方への移動が規制される。次に、ヒンジ
23を変形させつつカバー22を回動させてハウジング
10の開口に組付ける。これにより、防水部材50のハ
ウジング10からの抜けが防止される。この状態では、
防水部材50の挿通孔52とカバー22の端子挿入孔2
6が、各キャビティ11に対応する。
【0019】この後、後方から端子金具40をハウジン
グ10内に挿入する。このとき、端子金具40は、その
タブ41を先に向けて端子挿入孔26に差し込むととも
に、挿通孔52を貫通させる。このとき、挿通孔52に
おいては、タブ41が通るときには弾性変形は生じない
が、タブ41よりも幅広で厚い角筒部42と電線接続部
43が通るときには、挿通孔52が拡径するように弾性
変形する。角筒部42が挿通孔52に進入するときに
は、その下面と側面がタブ41の後端から滑らかに連続
するテーパ面44となっているので、引っ掛かりを生じ
ることはない。そして、端子金具40が正規位置まで挿
入されると、電線46の外周に対して挿通孔52のリッ
プ部53が弾性的に密着することでシール状態となる。
また、端子金具40の抜止部45はジョイント端子30
の抜止片33に係止されるが、ジョイント端子30はハ
ウジング10に対して圧入により強固に固定されている
ので、端子金具40はハウジング10に対して確実に抜
止め状態に保持されることになる。
【0020】端子金具40が挿入されると、タブ41が
舌片32の頂点部32Aとハウジング10の挟圧壁12
のリブ13との間に進入する。このとき、頂点部32A
と挟圧壁12との隙間寸法はタブ41の板厚よりも小さ
く設定されているので、舌片32は下方へ弾性撓みされ
られることによる。したがって、この舌片32の弾性復
元力によりタブ41は弾性的に挟持され、舌片32と端
子金具40とが所定の接触圧で導通可能な接続状態とな
る。そして、複数の端子金具40はジョイント端子30
によって短絡状態とされる。
【0021】また、タブ41が舌片32と挟圧壁12と
の間に進入する際には、タブ41の上面がリブ13の下
面を摺接するのであるが、リブ13はタブ41の進入方
向(端子金具40の挿入方向)に沿って延び、しかもタ
ブ41よりも幅が狭いので、タブ41との摩擦抵抗が小
さく抑えられている。また、リブ13の後端部にはガイ
ド斜面14が形成されているので、タブ41は引っ掛か
りを生じることなくリブ13の下面との摺接状態に至
る。
【0022】<本実施形態の効果> 端子金具40とジョイント端子30との接触は、端子
金具40のタブ41をジョイント端子30の舌片32に
対して摺接させる形態とされているので、角筒部内にタ
ブ片を差し込む形態のようにタブ片が突き当たって変形
するといった不具合を生じることなく、端子金具40と
ジョイント端子30とを支障なく接続させることができ
る。 端子金具40の挿入時には、防水部材50の挿通孔5
2が弾性的に押し広げられるのであるが、端子金具40
の挿入端は比較的幅狭で薄いタブ41となっているか
ら、挿入端部が角筒形をなしている雌型の端子金具を挿
入する場合と比較すると、挿通孔52の孔縁周りへの傷
付けが緩和される。
【0023】ジョイント端子30は板材に対して切り
起こし加工を施すという簡素な構成であるため、製造が
容易である。 舌片32の先端部32Bをハウジング10の支承壁1
5に弾接させることで、端子金具40のタブ41が挟圧
されていない状態での舌片32の頂点部32Aとハウジ
ング10の挟圧壁12との隙間を所定寸法に規定するよ
うにしたので、タブ41を頂点部32Aと挟圧壁12と
の間に進入させたときにタブ41と舌片32とを所定の
接触圧で接触させることができる。
【0024】ハウジング10に端子金具40を挿入す
るときには、そのタブ41が舌片32に対してその片持
ち延出方向に沿って擦るようになるため、タブ41が舌
片32に対して引っ掛かったり座屈を生じたりすること
がない。 支承壁15に案内斜面16を設けたので、ジョイント
端子30の圧入時に舌片32の先端部32Bとハウジン
グ10との干渉が回避され、組み付け作業が円滑とな
る。 挟圧壁12におけるタブ41の摺接部分は、タブ41
よりも幅狭で端子金具40の挿入方向に沿って延びるリ
ブ13となっているため、ハウジング10とタブ41と
の摩擦抵抗が低減され、雄端子金具40の挿入作業性が
よい。
【0025】端子金具40の貫通部分をシールするた
めの防水部材50は、単一部品とされているので、各端
子金具毎に個別に防水部材を設ける構成と比較すると、
部品点数が少なくて済む。 本実施形態のハウジング10は、有底筒状をなすので
内部には端子金具40を抜止めするための突起や凹部を
形成することは金型成形上できないのであるが、ジョイ
ント端子30に抜止片33を形成することで端子金具4
0を抜止め保持することが可能となっている。
【0026】[他の実施形態]本発明は上記記述及び図
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。 (1)上記実施形態では防水部材を単一部品としたが、
本発明によれば、防水部材を各端子金具毎に個別に設け
てもよい。 (2)上記実施形態では舌片を端子金具の挿入方向と同
じ方向に片持ち延出する形態としたが、本発明によれ
ば、舌片の延出方向を端子金具の挿入方向とは逆の方向
としてもよい。
【0027】(3)上記実施形態では舌片の先端部をハ
ウジングの支承壁に弾接させることで舌片の頂上部とハ
ウジングの挟圧壁との隙間寸法を既定したが、本発明に
よれば、舌片の先端部をハウジングとは非接触としても
よい。 (4)上記実施形態ではジョイント端子を1個だけ設け
ているが、本発明によれば、1つのハウジングに複数の
ジョイント端子を設けてもよい。 (5)上記実施形態ではカバーがハウジングに一体に形
成されていたが、本発明によれば、カバーをハウジング
とは別体部品としてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1の分解斜視図
【図2】ハウジングの背面図
【図3】リブを示す斜視図
【図4】ジョイント端子の平面図
【図5】ジョイント端子の断面図
【図6】ジョイント端子の背面図
【図7】ジョイント端子の舌片が案内斜面に摺接してい
る状態を示す斜視図
【図8】端子金具の側面図
【図9】端子金具の正面図
【図10】ハウジングの断面図
【図11】ジョイント端子の圧入途中の状態を示す部分
断面図
【図12】防水部材とカバーを組み付ける前の状態の断
面図
【図13】端子金具を挿入する前の断面図
【図14】組付け状態の断面図
【図15】従来例の組付け状態の断面図
【図16】従来例のジョイント端子の斜視図
【符号の説明】
10…ハウジング 12…挟圧壁 13…リブ 15…支承壁 16…案内斜面 21…開口 22…カバー 30…ジョイント端子 31…圧入部 32…舌片 32A…頂点部 33…抜止片 40…防水部材 41…タブ 52…挿通孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 泉 三重県四日市市西末広町1番14号 住友電 装株式会社内 (72)発明者 梅原 龍司 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 Fターム(参考) 5E087 EE04 FF02 GG17 GG25 LL03 LL12 RR25 RR36 RR47

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一面側のみに開口された袋小路状のハウ
    ジングと、 このハウジングの内部に設けられる導電性のジョイント
    端子と、 前記ハウジング内に挿入されて前記ジョイント端子に接
    続される複数の端子金具と、 弾性材料からなるとともに前記ハウジングの開口への組
    付けを可能とされ、前記端子金具の貫通を許容し且つそ
    の端子金具に接続された電線に対して弾性的に水密状態
    に密着する挿通孔が形成された防水部材と、 前記ハウジングに組み付けられることで前記防水部材を
    抜止め保持するカバーとを備えてなり、 前記端子金具は、挿入方向に延出する形態であって前記
    ジョイント端子に接触されるタブを有しており、 前記ジョイント端子は板材をなし、前端部に配されて前
    記ハウジングの奥壁部に圧入される圧入部と、これより
    後方において切り起こしにより撓み変形可能に形成され
    前記端子金具のタブが弾性的に摺接される舌片と、この
    舌片より後方において切り起こしにより撓み変形可能に
    形成され前記端子金具に係止することでその端子金具を
    抜止め状態とする抜止片とから構成されていることを特
    徴とするジョイントコネクタ。
  2. 【請求項2】 前記舌片は、前記ハウジングに対する前
    記端子金具の抜き挿し方向に沿って片持ち状に延出する
    とともに山形形状をなしており、その舌片の頂点部とこ
    の頂点部と対向する前記ハウジングの挟圧壁との隙間で
    前記タブが弾性的に挟圧可能とされているとともに、前
    記ハウジングにおける前記挟圧壁と反対側の支承壁に前
    記舌片の先端部を弾接させることで、前記タブが挟圧さ
    れない状態における前記舌片の頂上部と前記挟圧壁との
    隙間の寸法が規定されていることを特徴とする請求項1
    記載のジョイントコネクタ。
  3. 【請求項3】 前記舌片は、前記ハウジングに対する前
    記端子金具の挿入方向と同じ方向へ延出されていること
    を特徴とする請求項2記載のジョイントコネクタ。
  4. 【請求項4】 前記支承壁において前記ジョイント端子
    の圧入にともなって前記舌片の先端部が摺接する領域に
    は、その舌片の先端部を誘い込む案内斜面が形成されて
    いることを特徴とする請求項2又は請求項3記載のジョ
    イントコネクタ。
  5. 【請求項5】 前記挟圧壁には、前記タブより幅狭で且
    つそのタブの挿入方向に沿って延びるリブが形成されて
    いることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか
    に記載のジョイントコネクタ。
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