JP2000306012A - 会計データ処理システムおよび会計データ処理方法 - Google Patents

会計データ処理システムおよび会計データ処理方法

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JP2000306012A
JP2000306012A JP11116292A JP11629299A JP2000306012A JP 2000306012 A JP2000306012 A JP 2000306012A JP 11116292 A JP11116292 A JP 11116292A JP 11629299 A JP11629299 A JP 11629299A JP 2000306012 A JP2000306012 A JP 2000306012A
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Tomohisa Hikita
知久 疋田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 会計データ処理システムにおいて、整理処
理、振り戻し処理の入力を容易化し、データ管理を改善
したシステムを提供する。 【解決手段】 入力済みの仕訳データに基づく逆仕訳デ
ータを入出力装置に表示し、ユーザがその表示を確認し
ながら、推移残整理、消込残整理、仕訳整理等の整理処
理を進める構成とし、新たな逆仕訳入力処理を省略可能
とした。また、仕訳入力時の振り戻し日等、振り戻し処
理設定を入力可能とし、振り戻しの逆仕訳処理を自動実
行する構成とした。また各処理により発生する新たな仕
訳データと元の仕訳データに互いのデータ識別子を設定
してデータ関連づけをして入力履歴把握を容易化した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、会計データ処理シ
ステムおよび会計データ処理方法に関する。さらに詳し
くは、会計データの処理を実行する会計データ処理シス
テムにおいて、推移残整理、消し込み残整理、仕訳整理
等、入力済みデータに基づく修正等の処理を伴う整理処
理、および振り戻し仕訳処理を効率化した会計データ処
理システムおよび会計データ処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】会計処理分野においては、コンピュータ
を用いた会計データ処理システムが多数開発されてお
り、ユーザ端末から入力された各種の会計データに対す
る会計処理を各種のプログラムによって実行し、入力デ
ータあるいは処理データをデータベースに格納し、伝
票、請求書、決算書等、様々な会計書類の生成、出力を
自動化したシステムが使用されている。さらに、ネット
ワークによって企業の本店、支店等を結び多数のユーザ
端末を接続し、多数の端末からデータ入力、出力が可能
なネットワーク型会計システムも普及している。このよ
うな会計データ処理システムでは、複数のユーザが各ユ
ーザ端末から会計データを逐次入力し、入力データをデ
ータベースに蓄積し、所定の処理プログラムによって蓄
積データの会計処理を実行して損益計算書、残高試算
表、資金繰り表等、各種の会計データを作成する。
【0003】一般的な会計データ処理システムは、振替
伝票、入金伝票、出金伝票等、伝票単位での会計データ
を入力データとし、これらを所定の会計規則に従い仕訳
処理を実行し、仕訳日記帳、総勘定元帳、残高試算表、
損益計算書等、各種の帳票データを生成する。例えば日
々発生する売上げによる入金処理、経費の支出による出
金処理、給与の支給等による振り替え処理等をユーザ端
末から逐次入力し、データ処理手段がこれら入力された
データの処理を実行して各種の帳表データの生成を行
う。さらに、月ごとあるいは年度ごと等、所定の会計期
間ごとの会計処理の締め処理および決算処理を行い各種
の帳票、集計表等を出力する。
【0004】このような会計データ処理システムにおい
て、例えば入力データの訂正、修正処理等、補助元帳の
整理入力が必要となる場合がある。補助元帳の整理入力
とは例えば各種勘定科目の推移残整理、消し込み残整
理、仕訳整理等である。これらの整理入力は新規データ
の入力、仕訳入力とは異なり、すでに過去に入力されデ
ータベースに格納された会計データに基づくデータ修正
等を伴う処理となる。従ってこれら整理入力が、先に入
力済みのどの仕訳データに基づくものであるかの識別、
また個々の仕訳データについての推移残整理、消し込み
残整理、仕訳整理等の各種整理入力が実行済みであるか
否か等、入力履歴を明確にすることが要請される。
【0005】また、会計処理においては、月次決算の早
期化、月次費用の平準化を目的として引当金の計上等の
管理会計的要素の仕訳を計上することがある。これらの
処理を行なった後に財務会計上の正規の仕訳処理を行な
う場合は、上記の引当金の計上等の管理会計的要素の仕
訳の取消処理を行なうことが必要となる場合がある。こ
の取消処理についても、上述の整理入力と同様、すでに
入力、すなわち仕訳処理されたデータに基づいて行われ
る処理となり、取消処理の入力がどの仕訳入力に基づく
ものであるのかを明確にすることが必要となる。
【0006】さらに、上述のような月次決算の早期化、
月次費用の平準化を目的とする引当金計上等の管理会計
的要素の仕訳を計上した後、これらの取消処理を行なう
場合、元データの仕訳入力日と取り消し処理による振り
戻し仕訳実行日である振り戻し日のデータ上での関連づ
けができていないと、振り戻し仕訳データのみを表示し
ても、その振り戻し仕訳データがどの仕訳データに基づ
くものであるのかが不明確となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の会計データ処
理システムおよび会計データ処理方法は、すでに入力さ
れデータベースに格納された会計データの修正等を伴う
処理、例えば補助元帳の整理入力、具体的には例えば各
種勘定科目の推移残整理、消し込み残整理、仕訳整理等
の整理入力を行なう場合において、これら整理入力が既
に入力済みのどの仕訳データに基づくものであるかを容
易に識別可能とし、また推移残整理、消し込み残整理、
仕訳整理等の各種整理入力が実行済みであるか否か等の
入力履歴を容易に把握することを可能とした会計データ
処理システムおよび会計データ処理方法を提供すること
を目的とする。
【0008】さらに、引当金の計上等の管理会計的要素
の仕訳の取消処理がどの仕訳入力に基づくものであるの
かを明確にし、元データの仕訳入力日と取り消し処理に
よる振り戻し仕訳実行日である振り戻し日のデータ上で
の関連づけを可能として、振り戻し仕訳データの履歴を
容易に把握可能とした会計データ処理システムおよび会
計データ処理方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに本発明の会計データ処理システムは、会計データを
格納するデータベースと、該データベースに対して会計
データを入出力する入出力装置と、会計データの処理を
実行するデータ処理装置とを有する会計データ処理シス
テムにおいて、データ処理装置は、入出力装置からのデ
ータベースに格納済みの仕訳データに関するデータ修正
要求に応答して、該仕訳データの貸借を逆にした逆仕訳
データを入出力装置に出力表示する構成を有することを
特徴とする。
【0010】さらに、本発明の会計処理システムにおい
て、データ処理装置は、データベースに格納済みの仕訳
データである訂正元仕訳データと、入出力装置からの修
正要求に応じて新たに生成された訂正先仕訳データの各
々のデータについて、訂正元仕訳データには訂正先仕訳
データ識別子を設定し、訂正先仕訳データには訂正元仕
訳データ識別子を設定することにより、修正履歴の把握
可能なデータ関連付けを実行してデータベースに格納す
る構成を有することを特徴とする。
【0011】さらに、本発明の会計処理システムにおい
て、入出力装置からの仕訳データに関するデータ修正要
求は、推移残データに関する修正である推移残整理処
理、消込残データに関する修正である消込残整理処理、
仕訳データに関する修正である仕訳整理処理いずれかの
整理処理要求であることを特徴とする。
【0012】さらに、本発明の会計処理システムは、会
計データを格納するデータベースと、該データベースに
対して会計データを入出力する入出力装置と、会計デー
タの処理を実行するデータ処理装置とを有する会計デー
タ処理システムにおいて、データ処理装置は、入出力装
置における振り戻し処理設定に応じて、該振り戻し処理
設定に基づく逆仕訳データを生成してデータベースに格
納する構成を有することを特徴とする。
【0013】さらに、本発明の会計処理システムにおい
て、入出力装置における振り戻し処理設定は、仕訳デー
タ入力画面において実行される仕訳データについての振
り戻し日の設定を含み、データ処理装置は、設定された
振り戻し日の計上データとして逆仕訳データを計上する
構成を有することを特徴とする。
【0014】さらに、本発明の会計処理システムにおい
て、データ処理装置は、入出力装置における振り戻し処
理設定に応じて生成される振り戻し先仕訳データと、該
振り戻し先仕訳データの生成元の仕訳データである振り
戻し元仕訳データの各々の会計データについて、振り戻
し元仕訳データには振り戻し先仕訳データ識別子を設定
し、振り戻し先仕訳データには振り戻し元仕訳データ識
別子を設定してデータ関連付けを実行してデータベース
に格納する構成を有することを特徴とする。
【0015】さらに、本発明の会計処理方法は、会計デ
ータを格納するデータベースと、該データベースに対し
て会計データを入出力する入出力装置と、会計データの
処理を実行するデータ処理装置とを有する会計データ処
理システムにおける会計データ処理方法において、デー
タ処理装置は、入出力装置からのデータベースに格納済
みの仕訳データに関するデータ修正要求に応答して、該
仕訳データの貸借を逆にした逆仕訳データを入出力装置
に出力表示し、データベースに格納済みの仕訳データで
ある訂正元仕訳データと、入出力装置からの修正要求に
応じて新たに生成された訂正先仕訳データの各々のデー
タについて、相互のデータを関連付ける識別子データを
設定してデータベースに格納することを特徴とする。
【0016】さらに、本発明の会計処理方法は、会計デ
ータを格納するデータベースと、該データベースに対し
て会計データを入出力する入出力装置と、会計データの
処理を実行するデータ処理装置とを有する会計データ処
理システムにおける会計データ処理方法において、デー
タ処理装置は、入出力装置における入力仕訳データにつ
いての振り戻し日設定を含む振り戻し処理設定に応じ
て、設定された振り戻し日のデータとして逆仕訳データ
を計上し、振り戻し処理設定に応じて生成される振り戻
し先仕訳データと、該振り戻し先仕訳データの生成元の
仕訳データである振り戻し元仕訳データの各々の会計デ
ータについて、相互のデータを関連付ける識別子データ
を設定してデータベースに格納することを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】図1に本発明の会計データ処理シ
ステムを適用したシステム構成例を示す。図1に示す例
は入出力装置101,102,103、アプリケーショ
ンサーバ104、およびデータベースサーバ105がネ
ットワーク106に接続されたネットワーク型の会計デ
ータ処理システムである。
【0018】本発明の会計データ処理システムは図1に
示すネットワーク型の会計データ処理システムを例とし
てその詳細を説明するが、本発明の会計データ処理シス
テムおよび会計データ処理方法はネットワーク型のシス
テムに限らず、1つの入出力端末を有する独立型の会計
データ処理システムにおいても適用可能である。
【0019】入出力装置101,102,103は、会
計データ処理システムを利用するユーザ端末装置であ
り、ユーザが所定の会計データを入力する。例えば、売
上げに関する入金伝票の入力、交通費発生に伴う出金伝
票の入力等、それぞれの入出力装置が配置された事業
所、部署、個人等において発生した会計データを入力す
る。入出力装置101,102,103の各々は、例え
ば各事業所単位、各部署単位、あるいは、ユーザ単位
等、所定の単位に対して割り当てられた装置であり、そ
れぞれの割り当てられた範囲で発生した会計処理データ
が入力される。入出力装置101、102、103は、
入出力装置103に代表して記載したがGUI機能を有
し、後段で説明するようにディスプレイ上に各種のデー
タ入力画面、データ表示画面を出力可能であり、表示さ
れた画面上で会計データの入力が可能である。
【0020】これら入出力装置101,102,103
は、ネットワーク106を介して会計データの処理を実
行するデータ処理装置として機能するアプリケーション
サーバ104、およびデータベースサーバ105に接続
されている。
【0021】アプリケーションサーバ104は、ハード
ウェアとして例えばPCサーバによって構成されるサー
バ1041、1042を有し、各種の会計データ処理を
サーバ1041、1042内のアプリケーションプログ
ラムに従って実行する。データベースサーバ105は、
サーバ1051、データベース1052を有する。サー
バ1051は例えばUNIXマシンあるいはPCサーバ
によって構成される。データベース1052には入出力
装置101,102,103において入力されたデー
タ、およびアプリケーションサーバ104、およびデー
タベースサーバ105において処理されたデータが格納
される。
【0022】アプリケーションサーバ104、データベ
ースサーバ105では入力データの処理、すなわち各入
力データの仕訳処理、各会計帳簿への計上、総勘定元帳
への転記処理等、さまざまな会計データ処理を実行す
る。アプリケーションサーバ104ではそれぞれのアプ
リケーションプログラムに従った処理を中心として実行
し、データベースサーバ105はデータベース内のデー
タ入出力管理等を中心とした処理を実行する。
【0023】入出力装置101,102,103は、す
べての入出力装置が同一のデータ入力またはデータアク
セスが可能な構成として設定する必要はなく、例えば管
理者用の特定入出力装置と、一般入出力装置とを区別し
て設け、特定入出力装置に対しては、一般入出力装置か
らのデータ入力が禁止された後、一定条件の元にデータ
の入力および修正が可能なように設定することが可能で
ある。
【0024】次に本発明の会計データ処理システムにお
けるデータベース1052内の会計データのデータ構成
を図2を用いて説明する。図2はデータベース1052
を構成する複数のデータベースにおいて本発明の間連部
分を中心として示した図であり、複数のデータベース相
互の間連を示したブロック図である。データベース相互
の結線は、データベース間でのリンク、または相互のデ
ータベース間でのデータ転送処理が発生するデータベー
ス関係を示すものである。
【0025】図1における入出力装置101〜103に
おいて入力された会計データは、一般会計用受信データ
201として受信され、正常データは仕訳インプットデ
ータベース204に入力される。入出力装置からの受信
データ中のエラー分については一般会計用受信データ
(エラー分)202として格納され、一般会計用エラー
内訳203によってエラーのカテゴリー判別を可能とし
た構成を持つ。仕訳インプットデータベース204は、
各入出力装置101〜103において入力された伝票
(仕訳データ)を一時的に保管するためのデータベース
である。入出力装置101〜103からの入力データ
は、本会計システムでは、入力時点においては会計上正
規の仕訳としては認定されず、所定の承認処理を行なっ
た後、正規の仕訳として会計帳簿に記帳される構成とな
っている。
【0026】図3に仕訳インプットデータベース204
に入力されるデータ項目を示す仕訳インプットテーブル
を示す。図3に示すように仕訳インプットデータを構成
するデータフィールドとしては、例えば会社コード、仕
訳No.、明細No.、貸借区分、伝票種類区分、計上
会計単位コード他の各フィールドがある。
【0027】仕訳インプットデータベース204には定
型仕訳インプットデータベース205、仕訳パターンイ
ンプットデータベース206が接続されている。これら
は仕訳入力の支援機能を実行するためのデータベースで
ある。定型仕訳インプットデータベース205は例えば
リース料支払等、毎月定期的に発生する仕訳データを登
録したデータベースであり、毎月の設定日に自動仕訳デ
ータを作成するためのデータを登録したデータベースで
ある。仕訳パターンインプットデータベース206は、
仕訳入力の際、発生頻度の高い仕訳パターンを登録した
データベースであり、入力者の入力負荷、入力ミスの軽
減を図る機能を提供する。
【0028】仕訳データベース207は、仕訳インプッ
トデータベース204に入力され、その後、承認処理を
経た正規の仕訳データを登録したデータベースである。
図4に仕訳データベース207に入力されるデータ項目
を示す仕訳テーブルを示す。図4に示すように仕訳デー
タを構成するデータフィールドとしては、例えば会社コ
ード、仕訳No.、明細No.、貸借区分、伝票種類区
分、計上会計単位コード他の各フィールドがある。
【0029】次に、仕訳データベースに連結された推移
残データベース208、消込残データベース209、T
B残データベース210、消費税残データベース211
について説明する。
【0030】推移残とは、本発明の会計データ処理シス
テムにおいて保有する残高の一種であり補助元帳の残高
に相当する。入力端末101〜103から入力された各
会計データには会社コード、会計年度、会計単位コー
ド、会計制度区分、勘定科目コード、セグメントコー
ド、負担部門コード、相手先コード、プロジェクトコー
ド、取引通貨コード他の各種コードが設定される。推移
残データベース208は、これら各コードをキーとして
期首及び第1会計月〜12会計月までの借方金額、貸方
金額の合計額を記帳通貨(例えば円)および取引金額
(例えば外貨額)で保有したデータベースである。この
推移残データベース208のデータフィールド構成を示
す推移残テーブルを図5に示す。図5に示すように推移
残テーブルはフィールドとして会社コード、会計年度、
会計単位コード、会計制度区分、勘定科目コード等のフ
ィールド、さらに借方、貸方の各会計月毎の金額フィー
ルドを有する。
【0031】消込残とは、会計上正規の勘定、すなわち
資産/負債勘定、あるいは費用/収益勘定等が確定する
間の経過勘定として発生する仮払金、仮受金、前払金、
前受金等について、経過勘定の発生から消滅まで、識別
可能な形で管理するための残高として設定されるもので
ある。消込残データベース207は、会社コード、会計
単位コード、勘定科目コード、会計制度区分、消込N
o.、取引通貨コード、相手先コード、負担部門コード
をキーとして借方、貸方金額を記帳通貨及び取引通貨で
保有したデータベースである。この消込残データベース
207のデータフィールド構成を示す消込残テーブルを
図6に示す。図6に示すように消込残テーブルはフィー
ルドとして会社コード、会計年度、会計単位コード、会
計制度区分、勘定科目コード等のフィールド、さらに借
方、貸方の取引及び記帳金額フィールドを有する。
【0032】TB残は、本発明の会計システムにおいて
保有する残高の一種であり、残高試算表レベルの残高に
相当する。TB残データベース210は会社コード、会
計年度、会計単位コード、会計制度区分、勘定科目コー
ドをキーとして期首及び第1会計月〜12会計月までの
借方金額、貸方金額の合計額を記帳通貨(例えば円)で
保有したデータベースである。消費税残データベースは
本発明の会計システムにおいて保有する各会計データの
消費税の残高データを保有するデータベースである。
【0033】上述した各データベースにおいて同一のデ
ータフィールド名を持つフィールドは相互にリンクした
データであり、各データベース対するデータ入力は、同
一フィールドを持つ他のデータベース中のデータとして
反映される。また、各フィールドを指定してのデータ検
索、抽出が可能な構成を持つ。
【0034】次に図7を用いて、本発明の会計データ処
理システムの特徴的処理である整理処理について説明す
る。図7は、本発明の会計データ処理システムにおける
整理処理において使用されるデータベースと各整理処理
との関係を説明する図である。本発明の会計データ処理
システムにおいて実行される代表的整理処理としては、
推移残整理、消込残整理、仕訳整理がある。
【0035】推移残整理とは、先に説明した推移残(補
助元帳残高)に対して行われる入力データ修正等の処理
である。例えば伝票入力時のコードの誤りに対する訂
正、あるいは部門等の組織変更が後日発生した場合の入
力コードの訂正等、すでに推移残データベース208に
格納されたデータについて行われる修正処理が推移残整
理である。例えば仕訳ミス、仕訳漏れ、管理メッシュの
見直し、組織変更に伴う修正処理である。管理メッシュ
とは、会計処理において管理される部門、相手先、セグ
メント等の管理単位であり、これらがデータ入力後に変
更された場合には、すでに推移残データベース208に
格納されたデータについての修正が必要となる。会計シ
ステムでは帳簿残高の変更を直接実施することは監査上
好ましくなく、データの修正はすべて仕訳というトラン
ザクションにおいて変更履歴等を遡及できるようになさ
れる必要がある。推移残整理とは、このような推移残高
の訂正のために行われる振替仕訳入力を伴う処理として
位置づけられる。
【0036】消込残整理とは、先に説明した消込残に対
して行われる入力データ修正等の処理である。例えば上
述の推移残整理と同様、伝票入力時のコードの誤りに対
する訂正、あるいは部門等の組織変更が後日発生した場
合の入力コードの訂正等、すでに消込残データベース2
09に格納されたデータについて行われる修正等の処理
が消込残整理である。
【0037】上述の推移残整理、消込残整理がそれぞれ
推移残データベース、消込残データベース等の残高デー
タベースを対象とするデータ修正処理であるのに対し、
仕訳整理は仕訳トランザクションを直接指定して、指定
した仕訳データの取消、修正等を行なう処理である。一
般的に会計処理における訂正処理は、赤黒訂正と呼ば
れ、赤で貸借逆にした仕訳を作成して取消を示し、黒で
正しい仕訳を示すことで仕訳修正を示すようにするが、
このような修正処理を実行する処理を仕訳整理と位置付
ける。本発明の会計データ処理システムは、このような
入力済みのデータ修正を伴う各種整理処理における処理
容易化およびデータ関連付けによる修正履歴の管理を簡
易化したものである。これら推移残整理、消込残整理、
仕訳整理等の各整理処理において処理された処理データ
は図7に示すように仕訳インプットデータベースに格納
される。
【0038】本発明の会計データ処理システムにおける
推移残整理処理について説明する。図8に推移残整理処
理の処理フローを示す。
【0039】まず、図8に示すステップ801におい
て、推移残高照会条件を入力する。これら入力は、図1
に示すにユーザ端末である入出力装置101〜103に
おいて行われる。推移残高照会条件入力表示画面例を図
9に示す。推移残高データベース208に格納された推
移残データ中から修正対象となる推移残データを取得す
るための条件として、図5で説明した推移残テーブルに
設定されたフィールドに相当するデータを入力して検索
が実行される。修正対象となるデータの持つ条件を図9
の「会計単位」、「勘定科目」等の入力欄に入力し、検
索ボタンをクリックすることにより、データ処理装置で
ある例えば図1のアプリケーションサーバ104が入力
条件に基づいて推移残データベースから該当データを抽
出し、図8のステップ802に進む。
【0040】ステップ802はステップ801で指定し
た条件に該当する推移残データベース208中のデータ
をユーザ端末に一覧表示するステップである。一覧表示
例を図10に示す。この図10の例では4件の推移残デ
ータが一覧表示されている。ステップ803は、図10
で示す推移残一覧表示から推移残整理の対象となるデー
タを選択するステップであり、整理対象データを選択
し、図10の右側に示された推移残整理ボタンをクリッ
クすると、ユーザ端末には貸借逆仕訳入力画面表示が出
力(図8、ステップ804、805)される。この貸借
逆仕訳入力画面表示を図11に示す。
【0041】図11に示す貸借逆仕訳データは、データ
処理装置であるアプリケーションサーバが抽出された元
の仕訳データの貸方データと借方データとを、該当する
仕訳データのフィールドから取り出して夫々のデータを
貸借逆に設定して生成するデータである。
【0042】図11は、図10の4件の推移残データ一
覧表示から、推移残整理対象として、No.1〜No.
3を一括して選択した場合の貸借逆仕訳入力画面表示で
ある。図11の中段の表示は、図10のNo.1〜N
o.3のデータ中のNo.1のデータについての表示、
すなわち借方16,200,000のデータ明細が記録
され、さらにその下に貸方に16,200,000を設
定した貸借逆仕訳データがデフォルトで表示されてい
る。図11の中段の左上隅の001はデータがNo.1
に対応するものであることを示し、ページをクリックし
て進めることにより図10のNo2,No.3のデータ
の詳細、および逆仕訳として貸借逆にした金額データが
表示される。図11の最下段の借方合計、貸方合計の欄
には図10で推移残整理対象として選択したNO.1〜
No.3のデータについての合計金額として貸方合計1
6,320,000が表示されている。
【0043】図11に示す表示画面の右側にある一覧表
示ボタンをクリックすると図12に示す一覧表示画面が
出力される。この図12の一覧表示画面は、図10の一
覧表示から選択されたNo.1〜No.3の残高データ
を貸借逆にした仕訳データである。この図12の一覧表
示に対して、図13に示すように仕訳行「004」を追
加することで貸借を一致させて仕訳データを完成させる
(図8、ステップ806)。この完成した仕訳データを
仕訳インプットデータベースに格納し、推移残高整理処
理を終了する。
【0044】以上、図8〜図13において説明したよう
に、本発明の会計データ処理システムはデータを推移残
データベースの各データに付与されたフィールドデータ
を指定して検索を行ない、推移残高整理の対象となるデ
ータを推移残データベースから抽出し、ユーザが抽出し
たデータについて推移残整理の指定を行なうのみで、対
象データに関する貸借逆の逆仕訳データが自動的に生成
されてユーザ端末上に表示されるので、貸借逆仕訳デー
タの再入力に伴うデータ入力誤りが発生する恐れがな
い。
【0045】次に、本発明の会計データ処理システムに
おける消込残整理処理について説明する。図14に消込
残整理処理の処理フローを示す。
【0046】まず、図14に示すステップ1401にお
いて、消込残高照会条件を入力し、ステップ1402に
おいて照会条件に合致した消込残データを消込残高デー
タベースから抽出する。これらステップ1401、14
02は、図8で説明した推移残整理におけるステップ8
01,802と同様の処理である。消込残高データベー
ス209に格納された消込残データ中から修正対象とな
る消込残データを取得するための条件として、図6で説
明した消込残テーブルに設定されたフィールドに相当す
るデータを入力して検索する。
【0047】ステップ1402で得られた一覧表示デー
タから整理対象となるデータを選択し、この整理対象デ
ータの仕訳データを仕訳データベース207から取り出
して、ステップ1403において一覧表示する。一覧表
示画面のサンプルを図15に示す。図15は仕訳データ
ベース207から抽出された消込残整理対象となる仕訳
データである。この仕訳データから消込残整理対象デー
タを選択、例えば該当データの行をクリックして反転表
示させ、図15の上部の消込残整理ボタンをクリックす
る。この処理により、選択した仕訳データの貸借逆仕訳
表示がユーザ端末に表示される(ステップ1404〜1
406)。
【0048】ステップ1406において表示される貸借
逆仕訳表示の表示例を図16に示す。図15で表示した
仕訳データは勘定科目が「仮払金」であり、貸借区分
「1」、すなわち図4の仕訳テーブルから理解されるよ
うに借方データである。図16ではこの「仮払金」につ
いて貸方に金額が表示され、貸借逆仕訳としたデータ、
すなわち「借方:仮払金」から「貸方:仮払金」とした
逆仕訳データが表示される。図16の右側のボタン「追
加」は、仕訳データを追加する処理を行なう場合のボタ
ンであり、「削除」は、仕訳データの削除を行なうボタ
ンであり、「一覧編集」は一覧表示して編集を行なうボ
タンである。図16の表示画面において修正(ステップ
1407)を行なって登録ボタンをクリックすると仕訳
データベース207に修正データが登録される。
【0049】「追加」ボタンのクリックにより図17に
示す画面が表示される。この図17の画面では、先に説
明した図16で設定されている「貸方:仮払金、50,
000」に対し、「借方:事務用品費、50,000」
を設定したものである。この図17の表示画面において
仕訳データを追加(ステップ1407)し、登録ボタン
をクリックすると追加仕訳データが仕訳インプットデー
タベースへ入力される。
【0050】なお、ステップ1407において行われた
仕訳データの修正、追加において消込残整理の対象とな
った仕訳データ(整理元)と、消込残整理により新たに
発生した仕訳データ(整理先)のそれぞれの仕訳データ
は相互に関連づけられるので訂正履歴の管理が容易とな
る。具体的には訂正元仕訳データに訂正先仕訳No.を
付与し、訂正先仕訳データに訂正元仕訳No.を付与す
ることで相互のデータを関連づける。この訂正履歴の管
理に関する具体的構成については後段の仕訳整理に関す
る説明中で説明する。
【0051】次に本発明の会計データ処理システムにお
ける仕訳整理処理について説明する。図18に仕訳整理
処理の処理フローを示す。
【0052】図18に示す処理フローは基本的に図8に
示す推移残整理処理フローとほぼ同様の処理フローとな
る。ステップ1801で仕訳照会条件を入力して、ステ
ップ1802で条件に合致するデータ一覧を仕訳データ
ベースから得て、ユーザ端末に表示し、ステップ180
3で仕訳整理の対象データを選択し、ステップ180
4、1805で貸借逆仕訳画面を表示し、ステップ18
06で必要なデータ修正、追加処理を実行する。この
際、仕訳データの修正あるいは追加データは、直接仕訳
データベースに格納される場合と、仕訳インプットデー
タベース204に格納された後、必要な承認処理を経た
後、仕訳データベース207に格納される場合とがあ
る。
【0053】仕訳整理処理におけるステップ1805で
表示される逆仕訳表示画面は、消込残整理処理における
逆仕訳表示画面である図16と同様のものとなる。図1
6の逆仕表示画面で必要なデータの修正が可能であり、
さらに追加データがある場合は、消込処理の場合と同様
に図17の画面においてデータを入力することができ
る。
【0054】上述の各処理において行われた仕訳データ
の修正、追加において各整理処理の対象となった仕訳デ
ータ(整理元)と、各整理処理により新たに発生した仕
訳データ(整理先)のそれぞれの仕訳データは相互に関
連づけられる。
【0055】この関連付けを実現するためのデータ構成
を図19に示す。図19の(a)は各整理処理を実行す
る前の訂正前の仕訳データであり、(b)は訂正後の訂
正元データ、(c)は訂正後の訂正先データである。
(a)〜(c)の各仕訳データには「訂正済区分」、
「訂正区分」、「訂正仕訳No.」の各フィールドが設
定されている。訂正前の仕訳データ(a)にはこれら各
フィールドにはデータが入力されず、訂正、すなわち整
理処理の対象とはなっていないことを示す。一方、訂正
処理が行なわれた(b)、(c)のデータでは、「訂正
済区分」に訂正済、「訂正区分」にそれぞれ訂正元、訂
正先が入力され、「訂正仕訳No.」として、それぞれ
訂正元、または訂正先の仕訳No.が設定されている。
このように何らかの整理処理等により仕訳データの訂正
が行なわれた場合、訂正元となった仕訳データ、および
訂正後に生成された仕訳データの双方に相手方の仕訳デ
ータの仕訳No.の設定がなされ、データ間の間連づけ
がなされて訂正履歴の管理が容易化される。
【0056】以上、本発明の会計データ処理システムに
おける整理処理として、推移残整理処理、消込残整理処
理、仕訳整理処理について説明してきたが、他のデータ
ベース、例えばTB残、消費税残データベース等、会計
処理システムに応じて設けられる各種のデータについて
の整理処理についても上述の整理処理と同様の処理が可
能である。本発明の会計データ処理システムでは、各整
理処理において既に入力した仕訳データに基づく逆仕訳
データを入出力装置に表示して、ユーザがその表示を確
認しながら、整理処理を進めることが可能となるので、
新たな逆仕訳入力処理を省略することが可能となり、新
たな逆仕訳入力に伴う入力エラーが防止できるととも
に、各整理処理により発生する新たな仕訳データと訂正
元である過去の入力仕訳データとの関連づけが自動的に
なされるので、入力履歴の把握が容易になる。
【0057】次に、本発明の会計処理システムにおける
振戻仕訳処理について説明する。会計システムでは、期
間損益(月次、半期、年次)を正確に把握するため、引
当金の計上を行なったり、概算計上を行なったりする必
要がある場合がある。これらの計上のための仕訳は期間
損益を計上するための仮の仕訳であり、後日、正規の仕
訳が計上された場合に取り消しの処理を行なう必要があ
る。逐次、新たな仕訳入力により対応することも可能で
あるが、仕訳データの再入力、振戻仕訳対象データの検
索等、処理が煩雑になる。本発明の会計データ処理シス
テムにおいては、この振り戻し処理を容易にかつ正確に
実行することを可能とした。
【0058】図20は仕訳データの入力画面において、
振り戻し仕訳を自動的に作成し、かつ振り戻し日を設定
することを可能とした本発明の会計データ処理システム
における仕訳設定画面表示を示す。
【0059】図20の画面は振り替え仕訳入力画面であ
り、例えば、月末締め日である3月31日において、
「借方:繰越商品、20,000円/貸方:仕入、2
0,000円」の振り替え仕訳を入力し、図20の「振
戻日」フィールドに例えば「4月1日」、「振戻仕訳」
フィールドに「貸借逆に作成」を設定する。この設定に
より、例えば図1のアプリケーションサーバ104は、
例えばバッチ処理等の一括処理により、「振戻日」フィ
ールドに設定された「4月1日」の仕訳データとして
「振戻仕訳」フィールドに設定された「貸借逆に作成」
に従い、上記仕訳の逆仕訳として「借方:仕入、20,
000円/貸方:繰越し商品、20,000円」の振り
替え仕訳を生成し登録する。
【0060】図21に振り戻し仕訳データを自動生成
し、仕訳インプットデータベースに入力するまでの処理
フローを示す。これらの処理は、上述のように一定期間
のデータをまとめて一括処理するバッチ処理形式で例え
ば図1のアプリケーションサーバ104において実行さ
れる。図21において、ステップ2101で、仕訳イン
プットデータベースから順次、仕訳データを読み出し、
ステップ2102でデータ末尾でない場合は、ステップ
2103で振り戻し仕訳を作成すべき仕訳データである
かが判定される。これは、後述する図21で説明するが
仕訳データに設定された振り戻し区分の設定が「振り戻
しする」との設定であるか否かに基づいて判定され、振
り戻し作成の必要な仕訳データであると判定された場合
はステップ2104に進む。
【0061】ステップ2104では、振り戻し仕訳デー
タの作成対象期間であるか否かが判定される。これは、
例えば当月開始日≦振り戻し日≦当月終了日の条件を満
足するか否かに基づいて判定される。振り戻し仕訳デー
タの作成対象期間であると判定されると、ステップ21
05において振り戻し仕訳の編集が実行される。これ
は、指定された振り戻し日のデータとして上述の図20
で説明した逆仕訳等の仕訳処理データを生成する処理で
ある。
【0062】次にステップ2106において、ステップ
2105で生成された振り戻し仕訳データが仕訳インプ
ットデータベースに入力追加される。次にステップ21
07において振り戻し元仕訳データの編集が実行され
る。これは振り戻し元仕訳データと振り戻し先仕訳デー
タの関連付けを行なうための処理である。この具体例に
ついては後述する。ステップ2107の振り戻し元仕訳
データの編集処理が終了するとステップ2108におい
て処理データに基づく仕訳インプットデータベースの更
新処理がなされ、振り戻し仕訳処理が終了する。
【0063】上述の振り戻し処理において振り戻し処理
の対象となった仕訳データ(振り戻し元)と、振り戻し
仕訳により新たに発生した仕訳データ(振り戻し先)の
それぞれの仕訳データは相互に関連づけられる。
【0064】この関連付けを実現するデータ構成を図2
2に示す。図22の(a)は振り戻し処理を実行する前
の振り戻し元の仕訳データであり、(b)は振り戻し後
の振り戻し元データ、(c)は振り戻し後の振り戻し先
データである。(a)〜(c)の各仕訳データには「振
戻区分」、「振戻日」、「振戻済区分」、「訂正済区
分」、「訂正区分」、「訂正仕訳No.」の各フィール
ドが設定されている。振り戻し前の仕訳データ(a)に
は「振戻区分」に「振戻する」が設定されている。これ
はこの仕訳データが振り戻し処理を必要とする仕訳デー
タであることを示している。「振戻日」は振り戻し仕訳
日を示す。「振戻済区分」の「未」は振り戻し処理が実
行済みでないことを示す。
【0065】振り戻し処理が行なわれた振り戻し元デー
タ(b)は、「振戻済区分」が「済」と書き換えられ、
「訂正区分」に訂正元、「訂正仕訳No.」として、振
戻先の仕訳No.が設定されている。振り戻し先の仕訳
データである(c)のデータでは、「訂正区分」に訂正
先、「訂正仕訳No.」として、振戻元の仕訳No.が
設定されている。このように振り戻し処理が行なわれた
場合、振り戻し元となった仕訳データ、および振り戻し
先の仕訳データの双方に双方の仕訳No.の設定がなさ
れ、データ間の関連づけがなされるので、振り戻し履歴
の管理が容易となる。
【0066】以上、特定の実施例を参照しながら、本発
明について詳解してきた。しかしながら、本発明の要旨
を逸脱しない範囲で当業者が該実施例の修正や代用を成
し得ることは自明である。すなわち、例示という形態で
本発明を開示してきたのであり、限定的に解釈されるべ
きではない。本発明の要旨を判断するためには、冒頭に
記載した特許請求の範囲の欄を参酌すべきである。
【0067】
【発明の効果】以上、本発明の会計データ処理システム
および会計データ処理方法によれば、既に入力した仕訳
データに基づく逆仕訳データを入出力装置に表示して、
ユーザがその表示を確認しながら、整理処理を進めるこ
とが可能となるので、新たな逆仕訳入力処理を省略する
ことが可能となり、新たな逆仕訳入力に伴う入力エラー
が防止できるとともに、各整理処理により発生する新た
な仕訳データと訂正元である過去の入力仕訳データとの
関連づけが自動的になされるので、入力履歴の把握が容
易になる。
【0068】さらに、本発明の会計データ処理システム
および会計データ処理方法によれば、仕訳入力の際に振
り戻し日等の振り戻し処理設定を入力することにより、
自動的に振り戻しの処理を逆仕訳処理により実行するの
で、振り戻し処理時の新たな逆仕訳入力処理を省略する
ことが可能となり、新たな入力に伴う入力エラーが防止
できるとともに、振り戻し処理により発生する振り戻し
先仕訳データと振り戻し元である過去の入力仕訳データ
との関連づけが自動的になされるので、振り戻し処理履
歴の把握が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の会計データ処理システムの構成例を
示す図である。
【図2】 本発明の会計データ処理システムにおけるデ
ータベース構造を示すブロック図である。
【図3】 本発明の会計データ処理システムにおける仕
訳インプットテーブルのデータフィールドを説明する図
である。
【図4】 本発明の会計データ処理システムにおける仕
訳テーブルのデータフィールドを説明する図である。
【図5】 本発明の会計データ処理システムにおける推
移残テーブルのデータフィールドを説明する図である。
【図6】 本発明の会計データ処理システムにおける消
込残テーブルのデータフィールドを説明する図である。
【図7】 本発明の会計データ処理システムにおける各
整理処理において実行される処理とデータベースとの関
連を説明する図である。
【図8】 本発明の会計データ処理システムにおける推
移残整理処理の処理フローを示す図である。
【図9】 本発明の会計データ処理システムにおける推
移残整理処理で使用される推移残指定のためのディスプ
レイ表示例(その1)を示す図である。
【図10】 本発明の会計データ処理システムにおける
推移残整理処理で使用される推移残指定のためのディス
プレイ表示例(その2)を示す図である。
【図11】 本発明の会計データ処理システムにおける
推移残整理処理で使用される推移残整理のためのディス
プレイ表示例(その1)を示す図である。
【図12】 本発明の会計データ処理システムにおける
推移残整理処理で使用される推移残整理のためのディス
プレイ表示例(その2)を示す図である。
【図13】 本発明の会計データ処理システムにおける
推移残整理処理で使用される推移残整理のためのディス
プレイ表示例(その3)を示す図である。
【図14】 本発明の会計データ処理システムにおける
消込残整理処理の処理フローを示す図である。
【図15】 本発明の会計データ処理システムにおける
消込残整理処理において使用される消込明細のディスプ
レイ表示例を示す図である。
【図16】 本発明の会計データ処理システムにおける
消込残整理処理で使用される消込残整理のためのディス
プレイ表示例(その1)を示す図である。
【図17】 本発明の会計データ処理システムにおける
消込残整理処理で使用される消込残整理のためのディス
プレイ表示例(その2)を示す図である。
【図18】 本発明の会計データ処理システムにおける
仕訳整理処理の処理フローを示す図である。
【図19】 本発明の会計データ処理システムにおける
仕訳データの訂正元と訂正後のデータの関連付け構成に
ついて説明する図である。
【図20】 本発明の会計データ処理システムにおける
振戻処理を指定する際の振替え仕訳入力画面例を示す図
である。
【図21】 本発明の会計データ処理システムにおける
振り戻し仕訳作成の処理フローを示す図である。
【図22】 本発明の会計データ処理システムにおける
振り戻しデータの振り戻し元と振り戻し先のデータの関
連付け構成について説明する図である。
【符号の説明】 101,102,103 入出力装置 104 アプリケーションサーバ 105 データベースサーバ 106 ネットワーク 1041,1042 サーバ 1051 データベース管理サーバ 1052 データベース 204 仕訳インプットデータベース 205 定型仕訳インプットデータベース 206 仕訳パターンデータベース 207 仕訳データベース 208 推移残データベース 209 消込残データベース 210 TB残データベース 211 消費税残データベース
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】会計データを格納するデータベースと、該
    データベースに対して会計データを入出力する入出力装
    置と、会計データの処理を実行するデータ処理装置とを
    有する会計データ処理システムにおいて、 前記データ処理装置は、前記入出力装置からの前記デー
    タベースに格納済みの仕訳データに関するデータ修正要
    求に応答して、該仕訳データの貸借を逆にした逆仕訳デ
    ータを前記入出力装置に出力表示する構成を有すること
    を特徴とする会計データ処理システム。
  2. 【請求項2】前記データ処理装置は、前記データベース
    に格納済みの仕訳データである訂正元仕訳データと、前
    記入出力装置からの修正要求に応じて新たに生成された
    訂正先仕訳データの各々のデータについて、訂正元仕訳
    データには訂正先仕訳データ識別子を設定し、訂正先仕
    訳データには訂正元仕訳データ識別子を設定することに
    より、修正履歴の把握可能なデータ関連付けを実行して
    前記データベースに格納する構成を有することを特徴と
    する請求項1に記載の会計データ処理システム。
  3. 【請求項3】前記入出力装置からの仕訳データに関する
    データ修正要求は、推移残データに関する修正である推
    移残整理処理、消込残データに関する修正である消込残
    整理処理、仕訳データに関する修正である仕訳整理処理
    いずれかの整理処理要求であることを特徴とする請求項
    1または2に記載の会計データ処理システム。
  4. 【請求項4】会計データを格納するデータベースと、該
    データベースに対して会計データを入出力する入出力装
    置と、会計データの処理を実行するデータ処理装置とを
    有する会計データ処理システムにおいて、 前記データ処理装置は、前記入出力装置における振り戻
    し処理設定に応じて、該振り戻し処理設定に基づく逆仕
    訳データを生成して前記データベースに格納する構成を
    有することを特徴とする会計データ処理システム。
  5. 【請求項5】前記入出力装置における振り戻し処理設定
    は、仕訳データ入力画面において実行される仕訳データ
    についての振り戻し日の設定を含み、 前記データ処理装置は、前記設定された振り戻し日の計
    上データとして前記逆仕訳データを計上処理する構成を
    有することを特徴とする請求項4に記載の会計データ処
    理システム。
  6. 【請求項6】前記データ処理装置は、前記入出力装置に
    おける振り戻し処理設定に応じて生成される振り戻し先
    仕訳データと、該振り戻し先仕訳データの生成元の仕訳
    データである振り戻し元仕訳データの各々の会計データ
    について、振り戻し元仕訳データには振り戻し先仕訳デ
    ータ識別子を設定し、振り戻し先仕訳データには振り戻
    し元仕訳データ識別子を設定してデータ関連付けを実行
    して前記データベースに格納する構成を有することを特
    徴とする請求項4または5に記載の会計データ処理シス
    テム。
  7. 【請求項7】会計データを格納するデータベースと、該
    データベースに対して会計データを入出力する入出力装
    置と、会計データの処理を実行するデータ処理装置とを
    有する会計データ処理システムにおける会計データ処理
    方法において、 前記データ処理装置は、前記入出力装置からの前記デー
    タベースに格納済みの仕訳データに関するデータ修正要
    求に応答して、該仕訳データの貸借を逆にした逆仕訳デ
    ータを前記入出力装置に出力表示し、 前記データベースに格納済みの仕訳データである訂正元
    仕訳データと、前記入出力装置からの修正要求に応じて
    新たに生成された訂正先仕訳データの各々のデータにつ
    いて、相互のデータを関連付ける識別子データを設定し
    て前記データベースに格納することを特徴とする会計デ
    ータ処理方法。
  8. 【請求項8】会計データを格納するデータベースと、該
    データベースに対して会計データを入出力する入出力装
    置と、会計データの処理を実行するデータ処理装置とを
    有する会計データ処理システムにおける会計データ処理
    方法において、 前記データ処理装置は、前記入出力装置における入力仕
    訳データについての振り戻し日設定を含む振り戻し処理
    設定に応じて、前記設定された振り戻し日のデータとし
    て前記逆仕訳データを計上処理し、 前記振り戻し処理設定に応じて生成される振り戻し先仕
    訳データと、該振り戻し先仕訳データの生成元の仕訳デ
    ータである振り戻し元仕訳データの各々の会計データに
    ついて、相互のデータを関連付ける識別子データを設定
    して前記データベースに格納することを特徴とする会計
    データ処理方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019109756A (ja) * 2017-12-19 2019-07-04 株式会社オービック 債権債務遡及修正処理装置、債権債務遡及修正処理方法および債権債務遡及修正処理プログラム
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