JP2000305584A - 音声合成装置 - Google Patents

音声合成装置

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JP2000305584A
JP2000305584A JP11113518A JP11351899A JP2000305584A JP 2000305584 A JP2000305584 A JP 2000305584A JP 11113518 A JP11113518 A JP 11113518A JP 11351899 A JP11351899 A JP 11351899A JP 2000305584 A JP2000305584 A JP 2000305584A
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voice
combination
speech
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parameter
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JP11113518A
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Osamu Ishikawa
修 石川
Hiroyuki Fujimoto
博之 藤本
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Denso Ten Ltd
Original Assignee
Denso Ten Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 合成音声の質の変更を簡単にでき、かつ適切
な合成音声を得ることができる音声合成装置を提供する
こと 【解決手段】 音声合成における各音声パラメータのパ
ラメータ値を組み合わせて記憶し、その組み合わせを選
択することにより各音声パラメータのパラメータ値が音
声合成処理に使用されるように設定する。また、ある音
声パラメータのパラメータ値を変更した場合には、同じ
組み合わせにおける他のパラメータ値が、他の組み合わ
せのパラメータ値を参考にして自動的調整されるように
して、適切なパラメータ値の組み合わせに変更されるよ
うにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は音声合成装置に係
り、特に合成音声の質を状況に応じて変更することがで
きる音声合成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近では、多くの電子機器において音声
合成装置が利用され、機器操作等の案内が音声で行われ
ている。特に、自動車に搭載されるナビゲーションシス
テムでは、走行中に画面を見ることが困難であるため、
通常音声合成装置を用いた音声案内が行われている。
【0003】音声合成装置の合成音声の質は、入力文字
データを処理する音声パラメータのパラメータ値により
変わる。そして、音声パラメータとしては、音声の抑揚
に関するピッチ周波数、喋る速さに関する発声速度、息
継ぎ部分(無音部分)の長さに関するポーズ長、音声波
形や、周波数特性、エコー等の音響特性値がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ある音声パラ
メータのパラメータ値を変化させると、他の音声パラメ
ータとのバランスがくずれ、おかしな合成音声となるこ
とがある。このため、合成音声の質を変更するには、複
数の音声パラメータにおけるパラメータ値を調整する必
要があり、非常に面倒なものとなる。
【0005】例えば、その調整作業は、複数のパラメー
タ値を調整しては合成音声を出力して聴き、そしてその
結果に応じて再度パラメータ値を調整するということを
繰り返すといったものとなり、非常に面倒で、なれない
者にとっては困難なものとなる。
【0006】本発明は、このような課題に鑑みなされた
ものであって、合成音声の質の変更を簡単にでき、かつ
適切な合成音声を得ることができる音声合成装置を提供
することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段及びその効果】上記課題を
解決するため、本発明に係る音声合成装置(1)は、入
力文字データを複数種類の音声パラメータのパラメータ
値に応じて処理し音声出力する音声合成装置において、
各音声パラメータのパラメータ値の組み合わせを記憶す
る記憶手段と、該記憶手段から音声合成処理に用いる音
声パラメータ値の組み合わせを選択する選択手段とを備
えていることを特徴としている。
【0008】上記音声合成装置(1)によれば、合成音
声の声質を変える場合に、前記選択手段により、適した
組み合わせで各音声パラメータのパラメータ値が選択、
設定されるので、簡単な操作で適切な声質の合成音声を
得ることが可能となる。
【0009】また、本発明に係る音声合成装置(2)
は、上記音声合成装置(1)において、前記選択手段
が、入力文字データの情報種別に応じて音声パラメータ
値の組み合わせを選択するものであることを特徴として
いる。上記音声合成装置(2)によれば、音声再生する
情報の種別に即した声質で、例えばニュースはニュース
に適した聞き取り易いはっきりした声質で、娯楽情報の
場合にはその内容にマッチした雰囲気の明るい音声再生
が行われるので、特別な声質の調整操作を行うことな
く、情報の種別に応じた快適な声質での案内等を聞くこ
とが可能となる。
【0010】また、本発明に係る音声合成装置(3)
は、上記音声合成装置(1)において、前記選択手段
が、使用者のマニュアルによる選択操作に応じて音声パ
ラメータ値の組み合わせを選択するものであることを特
徴としている。上記音声合成装置(3)によれば、使用
者による簡単な操作により、使用者好みの声質での音声
出力が可能となる。
【0011】また、本発明に係る音声合成装置(4)
は、上記音声合成装置(1)〜(3)のいずれかにおい
て、調整する音声パラメータを指定する指定手段と、該
指定手段により指定された音声パラメータのパラメータ
値を変更する変更手段とを備えていることを特徴として
いる。上記音声合成装置(4)によれば、ある音声パラ
メータのパラメータ値だけを調整可能であるため、使用
者の好みによる細かな調整が可能となる。
【0012】また、本発明に係る音声合成装置(5)
は、上記音声合成装置(4)において、前記変更手段に
より音声パラメータ値が変更された場合、同じ組み合わ
せ中の他の音声パラメータのパラメータ値を、前記変更
手段による変更内容に応じて調整する調整手段を備えて
いることを特徴としている。上記音声合成装置(5)に
よれば、ある音声パラメータのパラメータ値を変更した
場合に、その変更に適合するように他の音声パラメータ
も自動的に調整されるので、ある音声パラメータの調整
によって声質が不適切な声質になるのを防止することが
できる。
【0013】また、本発明に係る音声合成装置(6)
は、上記音声合成装置(5)において、前記調整手段
が、前記変更手段により変更された音声パラメータ値に
類似する音声パラメータ値を含む音声パラメータ値の組
み合わせを、前記記憶手段から検索する類似検索手段
と、該類似検索手段により検索された音声パラメータ値
の組み合わせから、変更前の音声パラメータ値の組み合
わせに最も類似する音声パラメータ値の組み合わせを検
索する組合せ検索手段と、該組合せ検索手段により検索
された組み合わせの音声パラメータ値を、前記変更手段
により音声パラメータ値が変更された組み合わせ中の他
の音声パラメータのパラメータ値として設定する設定手
段とを備えていることを特徴としている。上記音声合成
装置(6)によれば、適切な声質となるパラメータ値の
組み合わせを参照してパラメータ値が決定されるので、
声質は適切なものとなる。
【0014】また、本発明に係る音声合成装置(7)
は、上記音声合成装置(4)〜(6)のいずれかにおい
て、前記変更手段により音声パラメータ値が変更された
場合、その変更時の各音声パラメータ値の組み合わせを
前記記憶手段に記憶する登録手段を備えていることを特
徴としている。上記音声合成装置(7)によれば、前記
登録手段により、適切なパラメータ値の組み合わせが記
憶されるので、使用者が好みに応じて調整した声質を後
に前記記憶手段から呼び出して簡単に再現することがで
きる。
【0015】また、本発明に係る音声合成装置(8)
は、上記音声合成装置(4)において、前記変更手段に
より音声パラメータ値が変更された場合、前記記憶手段
に記憶された組み合わせ中の変更された音声パラメータ
のパラメータ値を、前記変更手段による変更内容に応じ
て変更する全変更手段を備えていることを特徴としてい
る。上記音声合成装置(8)によれば、あるパラメータ
値の組み合わせのあるパラメータ値が変更されると、そ
の変更内容に即して他のパラメータ値の組み合わせにお
ける対応するパラメータ値が調整されるので、使用者が
直接調整した内容が他の組み合わせのパラメータ値にも
反映され、全体的に使用者の好みに即した声質となる。
【0016】また、本発明に係る音声合成装置(9)
は、上記音声合成装置(8)において、前記変更手段に
より音声パラメータ値が変更された場合、前記記憶手段
に記憶された組み合わせ中の変更された音声パラメータ
以外のパラメータのパラメータ値を、前記変更手段によ
る変更内容に応じて調整する全調整手段を備えているこ
とを特徴としている。上記音声合成装置(9)によれ
ば、ある音声パラメータのパラメータ値を変更した場合
に、その変更に適合するように他の音声パラメータも自
動的に前記全調整手段により調整されるので、ある音声
パラメータの調整によって声質が不適切な声質になるの
を防止することができる。
【0017】また、本発明に係る音声合成装置(10)
は、上記音声合成装置(9)において、前記全調整手段
が、前記全変更手段により変更された音声パラメータ値
に類似する音声パラメータ値を含む音声パラメータ値の
組み合わせを、前記記憶手段から検索する類似検索手段
と、該類似検索手段により検索された音声パラメータ値
の組み合わせから、変更前の音声パラメータ値の組み合
わせに最も類似する音声パラメータ値の組み合わせを検
索する組合せ検索手段と、該組合せ検索手段により検索
された組み合わせの音声パラメータ値を、前記全変更手
段により音声パラメータ値が変更された組み合わせ中の
他の音声パラメータのパラメータ値として設定する設定
手段とを備えていることを特徴としている。
【0018】上記音声合成装置(10)によれば、前記
組合せ検索手段により、前記類似検索手段により検索さ
れた音声パラメータ値の組み合わせから、変更前の音声
パラメータ値の組み合わせに最も類似する音声パラメー
タ値の組み合わせが検索され、前記設定手段により、前
記組合せ検索手段により検索された組み合わせの音声パ
ラメータ値が、前記全変更手段により音声パラメータ値
が変更された組み合わせ中の他の音声パラメータのパラ
メータ値として設定されるので、適切な声質となるパラ
メータ値の組み合わせを参照してパラメータ値が決定さ
れることとなり、声質は適切なものとなる。
【0019】また、本発明に係る音声合成装置(11)
は、上記音声合成装置(1)または(2)において、前
記選択手段が、時刻に応じて前記記憶手段から音声合成
処理に用いる音声パラメータ値の組み合わせを選択する
ものであることを特徴としている。上記音声合成装置
(11)によれば、朝、昼、夕、夜や深夜等の時間帯に
即した適切な声質での音声案内等を自動的に行わせるこ
とができる。
【0020】また、本発明に係る音声合成装置(12)
は、上記音声合成装置(1)または(2)において、時
刻に応じて音声合成処理に用いる音声パラメータ値を補
正する補正手段を備えていることを特徴としている。上
記音声合成装置(12)によれば、前記補正手段によ
り、朝、昼、夕、夜や深夜等の時間帯に応じた補正が加
えられ、時間帯に適した声質での音声案内等を自動的に
行わせることができる。
【0021】また、本発明に係る音声合成装置(13)
は、上記音声合成装置(1)または(2)において、前
記選択手段が、日時に応じて前記記憶手段から音声合成
処理に用いる音声パラメータ値の組み合わせを選択する
ものであることを特徴としている。上記音声合成装置
(13)によれば、前記選択手段により、日時に応じて
前記記憶手段から音声合成処理に用いる音声パラメータ
値の組み合わせが選択され、春、夏、秋、冬の季節や、
平日、休日等、日時に即した適切な声質での音声案内等
が自動的に行われることとなる。
【0022】また、本発明に係る音声合成装置(14)
は、上記音声合成装置(1)または(2)において、日
時に応じて音声合成処理に用いる音声パラメータ値を補
正する補正手段を備えていることを特徴としている。上
記音声合成装置(14)によれば、前記補正手段によ
り、日時に応じて音声合成処理に用いる音声パラメータ
値が補正され、例えば、春、夏、秋、冬の季節や、平
日、休日等、日時に即した補正が加えられた適切な声質
での音声案内等が自動的に行われることとなる。
【0023】また、本発明に係る音声合成装置(15)
は、上記音声合成装置(1)または(2)において、前
記選択手段が、搭載された車両の走行状態に応じて前記
記憶手段から音声合成処理に用いる音声パラメータ値の
組み合わせを選択するものであることを特徴としてい
る。上記音声合成装置(15)によれば、前記選択手段
により、搭載された車両の走行状態に応じて前記記憶手
段から音声合成処理に用いる音声パラメータ値の組み合
わせが選択され、車両の走行状態に即した適切な声質で
の音声案内等が自動的に行われることとなる。
【0024】また、本発明に係る音声合成装置(16)
は、上記音声合成装置(1)または(2)において、搭
載された車両の走行状態に応じて音声合成処理に用いる
音声パラメータ値を補正する補正手段を備えていること
を特徴としている。上記音声合成装置(16)によれ
ば、前記補正手段により、搭載された車両の走行状態に
応じて音声合成処理に用いる音声パラメータ値が補正さ
れ、車両の走行状態に即した補正が加えられた適切な声
質での音声案内等が自動的に行われることとなる。
【0025】また、本発明に係る音声合成装置(17)
は、上記音声合成装置(15)または(16)におい
て、前記車両の走行状態が、車両の走行速度であること
を特徴としている。上記音声合成装置(17)によれ
ば、車両の走行速度に即した適切な声質での音声案内等
が自動的に行われることとなる。
【0026】また、本発明に係る音声合成装置(18)
は、上記音声合成装置(15)または(16)におい
て、前記車両の走行状態が、車両の走行し始めてからの
走行時間であることを特徴としている。上記音声合成装
置(18)によれば、車両の走行し始めてからの走行時
間に即した適切な声質での音声案内等が自動的に行われ
ることとなる。
【0027】また、本発明に係る音声合成装置(19)
は、上記音声合成装置(15)または(16)におい
て、前記車両の走行状態が、車両の停車せずに走行して
いる連続走行距離であることを特徴としている。上記音
声合成装置(19)によれば、車両の停車せずに走行し
ている連続走行距離に即した適切な声質での音声案内等
が自動的に行われることとなる。
【0028】また、本発明に係る音声合成装置(20)
は、上記音声合成装置(1)または(2)において、前
記選択手段が、搭載された車両が走行中の道路の渋滞状
況に応じて前記記憶手段から音声合成処理に用いる音声
パラメータ値の組み合わせを選択するものであることを
特徴としている。上記音声合成装置(20)によれば、
走行中の道路の渋滞状況に即した適切な声質での音声案
内等が自動的に行われることとなる。
【0029】また、本発明に係る音声合成装置(21)
は、上記音声合成装置(1)または(2)において、搭
載された車両が走行中の道路の渋滞状況に応じて音声合
成処理に用いる音声パラメータ値を補正する補正手段を
備えていることを特徴としている。上記音声合成装置
(21)によれば、走行中の道路の渋滞状況に即した補
正が加えられた適切な声質での音声案内等が自動的に行
われることとなる。
【0030】また、本発明に係る音声合成装置(22)
は、上記音声合成装置(1)または(2)において、前
記選択手段が、搭載された車両が走行中の道路の道路種
別に応じて前記記憶手段から音声合成処理に用いる音声
パラメータ値の組み合わせを選択するものであることを
特徴としている。上記音声合成装置(22)によれば、
走行中の道路の道路種別に即した適切な声質での音声案
内等が自動的に行われることとなる。
【0031】また、本発明に係る音声合成装置(23)
は、上記音声合成装置(1)または(2)において、搭
載された車両が走行中の道路の道路種別に応じて音声合
成処理に用いる音声パラメータ値を補正する補正手段を
備えていることを特徴としている。上記音声合成装置
(23)によれば、走行中の道路の道路種別に即した補
正が加えられた適切な声質での音声案内等が自動的に行
われることとなる。
【0032】また、本発明に係る音声合成装置(24)
は、上記音声合成装置(1)または(2)において、前
記選択手段が、搭載された車両が走行中の位置の地区種
別に応じて前記記憶手段から音声合成処理に用いる音声
パラメータ値の組み合わせを選択するものであることを
特徴としている。上記音声合成装置(24)によれば、
走行中の位置の地区種別に即した適切な声質での音声案
内等が自動的に行われることとなる。
【0033】また、本発明に係る音声合成装置(25)
は、上記音声合成装置(1)または(2)において、搭
載された車両が走行中の位置の地区種別に応じて音声合
成処理に用いる音声パラメータ値を補正する補正手段を
備えていることを特徴としている。上記音声合成装置
(25)によれば、走行中の位置の地区種別に即した補
正が加えられた適切な声質での音声案内等が自動的に行
われることとなる。
【0034】また、本発明に係る音声合成装置(26)
は、上記音声合成装置(1)または(2)において、前
記選択手段が、搭載された車両における座席調整位置に
応じて前記記憶手段から音声合成処理に用いる音声パラ
メータ値の組み合わせを選択するものであることを特徴
としている。上記音声合成装置(26)によれば、座席
調整位置に即した適切な声質での音声案内等が自動的に
行われることとなる。
【0035】また、本発明に係る音声合成装置(27)
は、上記音声合成装置(1)または(2)において、搭
載された車両における座席調整位置に応じて音声合成処
理に用いる音声パラメータ値を補正する補正手段を備え
ていることを特徴としている。上記音声合成装置(2
7)によれば、座席調整位置に即した補正が加えられた
適切な声質での音声案内等が自動的に行われることとな
る。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る音声合成装置
の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は実施の
形態に係る音声合成装置が装備されたナビゲーションシ
ステムの概略構成を示すブロック図である。
【0037】GPSセンサ1は、GPS衛星からの信号
を受信して、その信号から位置を算出して、ナビゲーシ
ョンシステム制御用のマイクロコンピュータ(ナビマイ
コン)5に出力するもので、GPSアンテナ(図示せ
ず)を備え、ナビマイコン5に接続されている。ジャイ
ロセンサ2は、車両の向きの変化を検出するセンサでジ
ャイロにより構成され、ナビマイコン5に接続され、ナ
ビマイコン5に検出信号を出力する。ナビマイコン5で
は、このジャイロセンサ2からの検出信号を積算して車
両の方向を算出する。車速パルス入力部3は、車両側に
設置された車速センサ(図示せず)から所定走行距離毎
に発っせられるパルス( 所定期間におけるパルス数が車
速に比例する) からなるパルス信号を取り込み、このパ
ルス信号にノイズ除去、波形整形処理等を施した後、ナ
ビマイコン5に車速パルス信号として出力する。
【0038】尚、車両側に設置された車速センサは、車
両の駆動系の制御、例えば燃料噴射制御や点火時期制御
にも用いられるもので、車両に既設のものである。この
車速センサとしては、例えば車軸と同期して回転する磁
石と、この磁石の回転位置により変化する磁場の状態に
応じて接断状態が変わるリードスイッチからなる磁気セ
ンサや、あるいは車軸と同期して回転する遮蔽板と、こ
の遮蔽板の回転位置によりその光路の遮断状態が変化す
る受光素子、発光素子からなる光センサ等が挙げられ
る。
【0039】CD−ROMプレーヤ4は、地図データ等
が記憶されたCD−ROM(光ディスク)(図示せず)
から必要なデータを、ナビマイコン5からの制御信号に
応じて読み込み、ナビマイコン5に出力するように構成
されている。CD−ROMは交換可能となっており、地
図の更新(地図CD−ROMのバージョンアップ)等に
対応可能になっている。
【0040】操作スイッチ6は、ナビゲーションシステ
ム操作用のスイッチで、ナビゲーションシステム本体に
設置された押しボタンスイッチや、赤外線リモコン等に
より構成され、ON−OFFスイッチやジョイスティッ
ク等の方向指定用スイッチ等を含んで構成されている。
【0041】ナビマイコン5は、ジャイロセンサ2によ
る検出信号と車速パルス入力部3からの車速パルス信号
とに基づいて自立航法により自車位置を算出し、算出し
た自車位置と、GPSセンサ1からの電波航法による位
置信号とを補完処理して、自車位置を決定するようにな
っている。また、ナビマイコン5は、この決定された自
車位置、操作スイッチ6の操作状態に応じてCD−RO
Mプレーヤ4を制御し、必要な地図データ等をCD−R
OMから読み込んだり、目的地までの経路を演算する処
理等を行い、液晶表示装置等で構成されたディスプレイ
7に、対応する地図、経路、各種案内、そして操作案内
表示等も行うようになっている。ナビマイコン5には、
各種データ、プログラムの記憶、また演算処理のために
用いるRAM、ROMが内蔵されている。
【0042】また、ナビマイコン5には、文字データに
よる情報を受信する情報受信機14が接続されており、
ナビマイコン5は情報受信機14が受信したニュース、
交通情報、天気予報、娯楽情報をディスプレイ7に表示
したり、音声合成するために後述の音声合成部8にその
データを出力することも行っている。情報受信機14は
文字データと共に、情報の種別を示すデータ(ニュー
ス、交通情報、天気予報、娯楽情報等の種別を示すデー
タ)を受信し、ナビマイコン5に出力するようになって
いる。
【0043】音声合成部8はマイコンにより構成されて
おり、ナビマイコン5からの文字データを処理して合成
音声信号を生成し、増幅器12に出力するようになって
いる。そして増幅器12は合成音声信号を増幅し、車室
内に設けられたスピーカ13は増幅器12からの電気信
号を受けて音声に変換して出力するようになっている。
音声合成部8では、ナビマイコン5からの文字データ
を、音声の抑揚に関する平均ピッチ周波数、喋る速さに
関する発声速度、息継ぎ部分(無音部分)の長さに関す
るポーズ長、音声波形種別や、周波数特性、エコー等の
音響特性、等の音声パラメータのパラメータ値に応じて
処理し、合成音声信号を生成する。そして、これら処理
のためのデータが、音声合成部8に接続された音声合成
用メモリ9に記憶されている。音声合成用メモリ9は、
記憶内容が保持されるROM、EEPROM、電源バッ
クアップされたRAMで構成され、また一部は書き込み
が可能なEEPROMで構成されている。
【0044】また、音声合成部8には、ナビマイコン5
から、車速データ、走行距離データ、停車状態を示す停
車信号、走行中の道路種別(高速道路、山岳路等)デー
タ、走行中の位置の地区種別(市街地、郊外等)デー
タ、日時・時刻データ(内蔵時計あるいはGPSセンサ
1からの時刻データ)、道路交通情報(渋滞情報で、車
速変化や停車状態との関係、あるいは情報受信機からの
渋滞情報と車両位置とにより検出可能)等のデータが入
力されるようになっている。シートセンサ11は、車両
のシート位置を検出するセンサで、ポテンショメータ等
で構成され、シート位置を示すデータを音声合成部8に
出力する。そして、音声合成部8では、これらのデータ
に基づき、車速、出発してからの走行距離、停車せずに
走行し続けている連続走行距離、時間帯、季節、道路種
別、渋滞状況、シート位置等を判断し、その結果に応じ
て、各音声パラメータのパラメータ値を決定し、そのパ
ラメータ値に応じた合成音声信号を生成する。また、音
声合成部8には、音声パラメータの調整等の操作を行う
ための操作スイッチ10が接続されている。尚、操作ス
イッチ10は操作スイッチ6に一体化させることも可能
である。
【0045】次に、本実施の形態におけるナビゲーショ
ンシステムに搭載された音声合成装置における音声合成
動作について説明する。ナビマイコン5は、情報受信機
14が受信したデータを音声出力する必要や、交差点に
接近する等して音声による経路案内を行う必要が生じた
場合、音声合成に必要な文字データ、情報の種別を示す
情報種別データを音声合成部8に出力する。そして音声
合成部8は、この情報種別データおよび使用者による操
作スイッチ10の操作状態に応じて各音声パラメータの
パラメータ値を決定する。その後決定したパラメータ値
に基づき入力された文字データを処理して合成音声信号
を生成し、増幅器12を介してスピーカ13から合成音
声を再生する。
【0046】次にこの動作を実現するために音声合成部
8の行う処理を説明する。図2は、音声合成部8の行う
処理を示す説明図であり、(A)は、音声合成用メモリ
9に記憶された情報種別データと各音声パラメータのパ
ラメータ値の記憶状態を示すテ−ブルで、(B)は音声
合成部8の行う音声パラメータの選択処理を示すフロー
チャートである。尚、図2(B)の処理は、合成音声生
成時、つまりナビマイコン5から音声合成に必要な文字
データ、情報の種別を示す情報種別データを入力された
時に行われる。
【0047】ステップS1では、ナビマイコン5から情
報の種別を示す情報種別データを取り込み、あるいは操
作スイッチ10により指定された情報種別データを取り
込み、ステップS2に移る。ステップS2では、該当す
る情報種別に対応して設定されている音声パラメータの
設定番号を操作スイッチ10の状況から取り込み、ステ
ップS3に移る。ステップS3では、入力された情報種
別及び設定番号に対応した各音声パラメータのパラメー
タ値を音声合成用メモリ9から検索して、音声合成に用
いるパラメータ値として設定し、処理を終える。そして
この後、設定されたパラメータ値を用いて合成音声の生
成処理が行われる。音声合成用メモリ9には、図2
(A)に示すように、ニュース等の情報種別及び情報種
別に設定された設定番号別に対応させて、各音声パラメ
ータのパラメータ値が記憶されており、情報種別及び設
定番号により、各音声パラメータのパラメータ値を検索
できるようになっている。例えば、情報種別がニュース
で、設定番号が1の場合には、ピッチ周波数は低周波
数、発話速度は普通、ポーズ長は長い、音声波形(使用
する音声波形辞書)は男声、そして音響処理は高域強調
となる。
【0048】次に、本実施の形態におけるナビゲーショ
ンシステムに搭載された音声合成装置における音声パラ
メータのパラメータ値の変更動作について説明する。音
声パラメータのパラメータ値を変更する場合、使用者が
操作スイッチ10を用いて音声パラメータのパラメータ
値の変更を開始する操作をする。その後変更する音声パ
ラメータ(情報種別と設定番号及び音声パラメータ種
別)を指定し、調整値つまり設定したいパラメータ値を
設定する。すると、新たに設定された調整値が音声合成
用メモリ9に記憶され、後の音声合成処理に用いられ
る。
【0049】次にこの動作を実現するために音声合成部
8の行う処理を説明する。図3は、音声合成部8の行う
パラメータ値変更処理を示すフローチャートである。
尚、この処理は、操作スイッチ10により音声パラメー
タのパラメータ値の変更を開始する操作が行われた時に
行われる。
【0050】ステップS11では、操作スイッチ10の
操作状態より、変更する音声パラメータ(情報種別と設
定番号及び音声パラメータ種別)を取り込み、ステップ
S12に移る。ステップS12では、操作スイッチ10
により設定されているパラメータ値の調整値を取り込
み、ステップS13に移る。ステップS13では、ステ
ップS11で入力された変更する音声パラメータのパラ
メータ値として、ステップS12で入力された調整値を
設定し、これら設定したデータを音声合成用メモリ9に
記憶して処理を終える。
【0051】次に、音声合成動作における環境に応じた
音声パラメータの補正動作について説明する。ナビマイ
コン5は、情報受信機14が受信したデータを音声出力
する必要や、交差点に接近する等して音声による経路案
内を行う必要が生じた場合、音声合成に必要な文字デー
タ、情報の種別を示す情報種別データを音声合成部8に
出力する。そして音声合成部8は、この情報種別データ
および使用者が操作した操作スイッチ10の操作状況に
応じて各音声パラメータのパラメータ値を決定する。そ
の後決定したパラメータ値に基づき入力された文字デー
タを処理して合成音声を生成し、増幅器12を介してス
ピーカ13から合成音声を再生する。
【0052】この基本的動作は上述の音声合成動作と同
様であるが、本音声パラメータの補正動作では、ナビマ
イコン5からの、時刻・日時データ、道路のデータ、走
行速度データ等の走行状態に関するデータやシート位置
等のデータから、車両の走行速度、車両の走行し始めて
からの走行時間、車両の停車せずに走行している連続走
行距離、車両が走行中の道路の渋滞状況、車両が走行中
の道路の道路種別、車両が走行中の位置の地区種別、車
両の座席の位置等を検出し、この検出結果に応じて各音
声パラメータのパラメータ値を補正する。例えば、渋滞
中であればゆったりとした合成音声が出力されるよう
に、また座席の位置がスピーカ13に近い位置に調整さ
れている場合には音量を下げる等、合成音声の補正が行
われる。
【0053】次にこの動作を実現するために音声合成部
8の行う処理を説明する。図4は、音声合成部8の行う
処理を示す説明図であり、(A)は、音声合成用メモリ
9に記憶された走行速度等の環境条件と音声合成パラメ
ータのパラメータ値の記憶状態をテ−ブルで、(B)は
音声合成部8の行う音声パラメータの補正処理を示すフ
ローチャートである。尚、図4(B)の処理は、情報種
別に応じた音声パラメータの選択動作が行われた後に行
われる。
【0054】ステップS21では、ナビマイコン5から
のデータ、シートセンサ11の検出信号に基づき車両の
走行速度、車両の走行し始めてからの走行時間、車両の
停車せずに走行している連続走行距離、車両が走行中の
道路の渋滞状況、車両が走行中の道路の道路種別、車両
が走行中の位置の地区種別、車両の座席の位置等の環境
条件を検出し、ステップS22に移る。ステップS22
では、検出した環境条件に対応した各音声パラメータの
補正値を音声合成用メモリ9から検索する。この音声合
成用メモリ9には、図4(A)に示すように、時間帯
(朝、昼、夜)、季節、道路種別(走行コース:市街
地、郊外)等の環境条件に対応付けて、各音声パラメー
タの補正値(音声パラメータによっては補正方法が記憶
されている)が記憶されており、環境条件により補正値
を検索できるようになっている。例えば、時間帯が朝の
場合には、ピッチ周波数はa1、発話速度はb1、ポー
ズ長はc1、使用する波形辞書はd1(選択する波形辞
書:情報種別と環境条件により波形辞書を選択する)、
そして音響処理はe1(周波数特性や音量の補正値(複
数))となる。ステップS23では、検索した補正値を
用いて各音声パラメータのパラメータ値を補正して、処
理を終える。
【0055】次に、音声パラメータのパラメータ値の他
の選択方法として、情報種別と環境条件に応じて音声パ
ラメータのパラメータ値を選択する選択方法について説
明する。この方法による動作は、基本的には上述の動作
と同様であるが、情報種別に応じて選択された音声パラ
メータを環境条件に応じて補正するのではなく、情報種
別と環境条件とに応じて音声パラメータを選択するもの
である。
【0056】この動作を実現するために音声合成部8の
行う処理を説明する。図5は、音声合成部8の行う処理
を示す説明図であり、(A)は、音声合成用メモリ9に
記憶された情報種別と環境条件と音声合成パラメータの
パラメータ値の記憶状態を示すテ−ブル(一部を表示)
で、(B)は音声合成部8の行う音声パラメータの選択
処理を示すフローチャートである。尚、図5(B)の処
理は、合成音声生成時、つまりナビマイコン5から音声
合成に必要な文字データ、情報の種別を示す情報種別デ
ータが入力された時に行われる。
【0057】ステップS25では、ナビマイコン5から
の情報の種別を示す情報種別データを取り込み、ステッ
プS26に移る。ステップS26では、走行速度等の環
境条件を検出し、ステップS27に移る。ステップS2
7では、取り込んだ情報種別及び環境条件に対応した各
音声パラメータのパラメータ値を音声合成用メモリ9か
ら検索して、音声合成に用いるパラメータ値として設定
し、処理を終える。この音声合成用メモリ9には、図5
(A)に示すように、ニュース等の情報種別及び時間帯
や走行速度等の環境条件とに対応付けて、各音声パラメ
ータのパラメータ値が記憶されており、情報種別及び環
境条件により、各音声パラメータのパラメータ値を検索
できるようになっている。例えば、情報種別がニュース
で、時間帯が朝の場合には、ピッチ周波数は低周波数、
発話速度は普通、ポーズ長は長い、音声波形(使用する
音声波形辞書)は男声、そして音響処理は高域強調とな
る。
【0058】次に、本実施の形態におけるナビゲーショ
ンシステムに搭載された音声合成装置における変更した
パラメータ値の音声合成用メモリ9への記憶動作につい
て説明する。音声パラメータのパラメータ値を変更した
場合、その変更したパラメータ値と同じ組み合わせであ
った他の音声パラメータのパラメータ値が新たな組み合
わせとして音声合成用メモリ9に記憶される。ただし、
他の音声パラメータをそのまま新たな組み合わせとして
用いると適切でないパラメータ値の組み合わせとなる可
能性があるので、音声合成用メモリ9に記憶されている
組み合わせ(適切なパラメータ値の組み合わせのみが記
憶されている)から、変更したパラメータ値が略同じ
で、他のパラメータ値が最も近い(類似した)パラメー
タ値の組み合わせを検索し、その検索されたパラメータ
値を変更されたパラメータ値と組み合わせて新たなパラ
メータ値の組み合わせとして、音声合成用メモリ9に記
憶する。
【0059】また、パラメータ値の変更が他の全てのパ
ラメータ値の組み合わせにも反映するように設定されて
いる場合には、全てのパラメータ値の組み合わせにおけ
る変更したパラメータ値と同じ音声パラメータのパラメ
ータ値を、変更したパラメータ値と同方向に変化させる
(例えば発話速度を速くすれば、他のパラメータ値の組
み合わせも発話速度を速くする)。また、他のパラメー
タ値については、上述の方法と同様の方法で、適切なパ
ラメータ値の組み合わせとなるように処理を施す。
【0060】次にこの動作を実現するために音声合成部
8の行う処理を説明する。図6は、音声合成部8の行う
パラメータ値変更処理を示すフローチャートである。
尚、この処理は、操作スイッチ10により音声パラメー
タのパラメータ値が変更された後に行われる。
【0061】ステップS31では、変更されたパラメー
タ値と同じ組み合わせの他のパラメータ値を記憶し、ス
テップS32に移る。ステップS32では、変更された
パラメータ値と(略)同じパラメータ値を持つパラメー
タ値の組み合わせを検索し、ステップS33に移る。ス
テップS33では、ステップS32で検索されたパラメ
ータ値の組み合わせから、ステップS31で記憶した他
のパラメータ値と最も差の少ないパラメータ値の組み合
わせを選択し、ステップS34に移る。ステップS34
では、変更されたパラメータ値とステップS33で選択
した組み合わせにおける他のパラメータ値とを新たな組
み合わせとして音声合成用メモリ9に記憶し、ステップ
S35に移る。ステップS35では、パラメータ値の変
更が他の全てのパラメータ値の組み合わせにも反映する
ように設定されているかどうかを操作スイッチ10の操
作状況から判断し、反映するように設定されていればス
テップS36に移り、反映するように設定されていなけ
れば処理を終える。
【0062】ステップS36では、あるパラメータ値の
組み合わせを処理対象の組み合わせとして記憶し、ステ
ップS37に移る。ステップS37では、処理対象の組
み合わせにおける変更された音声パラメータと同じ音声
パラメータのパラメータ値を変更された音声パラメータ
の変更方向と同じ方向に変更し、ステップS38に移
る。ステップS38では、ステップS37で変更された
パラメータ値と(略)同じパラメータ値を持つパラメー
タ値の組み合わせを検索し、ステップS39に移る。ス
テップS39では、ステップS38で検索されたパラメ
ータ値の組み合わせから、処理対象の組み合わせにおけ
る他のパラメータ値と最も差の少ないパラメータ値の組
み合わせを選択し、ステップS40に移る。ステップS
40では、処理対象の組み合わせにおける変更されたパ
ラメータ値とステップS39で選択した組み合わせにお
ける他のパラメータ値とを新たな組み合わせとして音声
合成用メモリ9に記憶し、ステップS41に移る。ステ
ップS41では、全ての組み合わせにおいて処理が行わ
れたか否かを判断し、行われていなければステップS4
2に移り、行われていれば処理を終える。ステップS4
2では、処理対象の組み合わせを次の組み合わせとし
て、ステップS36に戻る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るナビゲーションシス
テムの構成を示す概略ブロック図である。
【図2】(A)(B)は音声パラメータの選択動作を説
明するためのテ−ブル及びフローチャートを示す図であ
る。
【図3】音声パラメータの変更動作を説明するためのフ
ローチャートである。
【図4】(A)(B)は音声パラメータの補正動作を説
明するためのテ−ブル及びフローチャートを示す図であ
る。
【図5】(A)(B)は音声パラメータの変更動作を説
明するためのテ−ブル及びフローチャートを示す図であ
る。
【図6】音声パラメータの変更処理を示すフローチャー
トである。
【符号の説明】
5 … ナビマイコン 6,10 … 操作スイッチ 7 … ディスプレイ 8 … 音声合成部 9 … 音声合成用メモリ

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力文字データを複数種類の音声パラメ
    ータのパラメータ値に応じて処理し音声出力する音声合
    成装置において、 各音声パラメータのパラメータ値の組み合わせを記憶す
    る記憶手段と、 該記憶手段から音声合成処理に用いる音声パラメータ値
    の組み合わせを選択する選択手段とを備えていることを
    特徴とする音声合成装置。
  2. 【請求項2】 前記選択手段が、入力文字データの情報
    種別に応じて音声パラメータ値の組み合わせを選択する
    ものであることを特徴とする請求項1記載の音声合成装
    置。
  3. 【請求項3】 前記選択手段が、使用者のマニュアルに
    よる選択操作に応じて音声パラメータ値の組み合わせを
    選択するものであることを特徴とする請求項1記載の音
    声合成装置。
  4. 【請求項4】 調整する音声パラメータを指定する指定
    手段と、 該指定手段により指定された音声パラメータのパラメー
    タ値を変更する変更手段とを備えていることを特徴とす
    る請求項1〜3のいずれかの項に記載の音声合成装置。
  5. 【請求項5】 前記変更手段により音声パラメータ値が
    変更された場合、同じ組み合わせ中の他の音声パラメー
    タのパラメータ値を、前記変更手段による変更内容に応
    じて調整する調整手段を備えていることを特徴とする請
    求項4記載の音声合成装置。
  6. 【請求項6】 前記調整手段が、 前記変更手段により変更された音声パラメータ値に類似
    する音声パラメータ値を含む音声パラメータ値の組み合
    わせを、前記記憶手段から検索する類似検索手段と、 該類似検索手段により検索された音声パラメータ値の組
    み合わせから、変更前の音声パラメータ値の組み合わせ
    に最も類似する音声パラメータ値の組み合わせを検索す
    る組合せ検索手段と、 該組合せ検索手段により検索された組み合わせの音声パ
    ラメータ値を、前記変更手段により音声パラメータ値が
    変更された組み合わせ中の他の音声パラメータのパラメ
    ータ値として設定する設定手段とを備えていることを特
    徴とする請求項5記載の音声合成装置。
  7. 【請求項7】 前記変更手段により音声パラメータ値が
    変更された場合、その変更時の各音声パラメータ値の組
    み合わせを前記記憶手段に記憶する登録手段を備えてい
    ることを特徴とする請求項4〜6のいずれかの項に記載
    の音声合成装置。
  8. 【請求項8】 前記変更手段により音声パラメータ値が
    変更された場合、前記記憶手段に記憶された組み合わせ
    中の変更された音声パラメータのパラメータ値を、前記
    変更手段による変更内容に応じて変更する全変更手段を
    備えていることを特徴とする請求項4記載の音声合成装
    置。
  9. 【請求項9】 前記変更手段により音声パラメータ値が
    変更された場合、前記記憶手段に記憶された組み合わせ
    中の変更された音声パラメータ以外のパラメータのパラ
    メータ値を、前記変更手段による変更内容に応じて調整
    する全調整手段を備えていることを特徴とする請求項8
    記載の音声合成装置。
  10. 【請求項10】 前記全調整手段が、 前記全変更手段により変更された音声パラメータ値に類
    似する音声パラメータ値を含む音声パラメータ値の組み
    合わせを、前記記憶手段から検索する類似検索手段と、 該類似検索手段により検索された音声パラメータ値の組
    み合わせから、変更前の音声パラメータ値の組み合わせ
    に最も類似する音声パラメータ値の組み合わせを検索す
    る組合せ検索手段と、 該組合せ検索手段により検索された組み合わせの音声パ
    ラメータ値を、前記全変更手段により音声パラメータ値
    が変更された組み合わせ中の他の音声パラメータのパラ
    メータ値として設定する設定手段とを備えていることを
    特徴とする請求項9記載の音声合成装置。
  11. 【請求項11】 前記選択手段が、時刻に応じて前記記
    憶手段から音声合成処理に用いる音声パラメータ値の組
    み合わせを選択するものであることを特徴とする請求項
    1または請求項2記載の音声合成装置。
  12. 【請求項12】 時刻に応じて音声合成処理に用いる音
    声パラメータ値を補正する補正手段を備えていることを
    特徴とする請求項1または請求項2記載の音声合成装
    置。
  13. 【請求項13】 前記選択手段が、日時に応じて前記記
    憶手段から音声合成処理に用いる音声パラメータ値の組
    み合わせを選択するものであることを特徴とする請求項
    1または請求項2記載の音声合成装置。
  14. 【請求項14】 日時に応じて音声合成処理に用いる音
    声パラメータ値を補正する補正手段を備えていることを
    特徴とする請求項1または請求項2記載の音声合成装
    置。
  15. 【請求項15】 前記選択手段が、搭載された車両の走
    行状態に応じて前記記憶手段から音声合成処理に用いる
    音声パラメータ値の組み合わせを選択するものであるこ
    とを特徴とする請求項1または請求項2記載の音声合成
    装置。
  16. 【請求項16】 搭載された車両の走行状態に応じて音
    声合成処理に用いる音声パラメータ値を補正する補正手
    段を備えていることを特徴とする請求項1または請求項
    2記載の音声合成装置。
  17. 【請求項17】 前記車両の走行状態が、車両の走行速
    度であることを特徴とする請求項15または請求項16
    記載の音声合成装置。
  18. 【請求項18】 前記車両の走行状態が、車両の走行し
    始めてからの走行時間であることを特徴とする請求項1
    5または請求項16記載の音声合成装置。
  19. 【請求項19】 前記車両の走行状態が、車両の停車せ
    ずに走行している連続走行距離であることを特徴とする
    請求項15または請求項16記載の音声合成装置。
  20. 【請求項20】 前記選択手段が、搭載された車両が走
    行中の道路の渋滞状況に応じて前記記憶手段から音声合
    成処理に用いる音声パラメータ値の組み合わせを選択す
    るものであることを特徴とする請求項1または請求項2
    記載の音声合成装置。
  21. 【請求項21】 搭載された車両が走行中の道路の渋滞
    状況に応じて音声合成処理に用いる音声パラメータ値を
    補正する補正手段を備えていることを特徴とする請求項
    1または請求項2記載の音声合成装置。
  22. 【請求項22】 前記選択手段が、搭載された車両が走
    行中の道路の道路種別に応じて前記記憶手段から音声合
    成処理に用いる音声パラメータ値の組み合わせを選択す
    るものであることを特徴とする請求項1または請求項2
    記載の音声合成装置。
  23. 【請求項23】 搭載された車両が走行中の道路の道路
    種別に応じて音声合成処理に用いる音声パラメータ値を
    補正する補正手段を備えていることを特徴とする請求項
    1または請求項2記載の音声合成装置。
  24. 【請求項24】 前記選択手段が、搭載された車両が走
    行中の位置の地区種別に応じて前記記憶手段から音声合
    成処理に用いる音声パラメータ値の組み合わせを選択す
    るものであることを特徴とする請求項1または請求項2
    記載の音声合成装置。
  25. 【請求項25】 搭載された車両が走行中の位置の地区
    種別に応じて音声合成処理に用いる音声パラメータ値を
    補正する補正手段を備えていることを特徴とする請求項
    1または請求項2記載の音声合成装置。
  26. 【請求項26】 前記選択手段が、搭載された車両にお
    ける座席調整位置に応じて前記記憶手段から音声合成処
    理に用いる音声パラメータ値の組み合わせを選択するも
    のであることを特徴とする請求項1または請求項2記載
    の音声合成装置。
  27. 【請求項27】 搭載された車両における座席調整位置
    に応じて音声合成処理に用いる音声パラメータ値を補正
    する補正手段を備えていることを特徴とする請求項1ま
    たは請求項2記載の音声合成装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006010845A (ja) * 2004-06-23 2006-01-12 Nippon Hoso Kyokai <Nhk> 合成音声発話装置およびそのプログラムならびに音声合成用データセット生成装置およびそのプログラム
JP2007206522A (ja) * 2006-02-03 2007-08-16 Toyota Motor Corp 音声出力装置
JP2020064368A (ja) * 2018-10-15 2020-04-23 トヨタ自動車株式会社 車両

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