JP2000305100A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JP2000305100A
JP2000305100A JP11311174A JP31117499A JP2000305100A JP 2000305100 A JP2000305100 A JP 2000305100A JP 11311174 A JP11311174 A JP 11311174A JP 31117499 A JP31117499 A JP 31117499A JP 2000305100 A JP2000305100 A JP 2000305100A
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秀史 吉田
Takashi Sasabayashi
貴 笹林
Yohei Nakanishi
洋平 仲西
Yasutoshi Tasaka
泰俊 田坂
Hiroyasu Inoue
弘康 井上
Takemune Mayama
剛宗 間山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液晶表示装置に関し、ディスクリネーション
のない、視角特性の良好な液晶表示装置を提供すること
を目的とする。 【解決手段】 一対の基板12、14と、該一対の基板
の間に封入されている液晶16と、一方の基板に形成さ
れた複数のストライプ状の電極22と、他方の基板に該
他方の基板を実質的に全面的に覆うように形成された透
明電極18とを備えた構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は斜め電界方式の液晶
表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】TN型液晶表示装置は例えばパーソナル
コンピュータの表示装置等として広く用いられている。
しかし、TN型液晶表示装置は、画面を斜め方向に見る
ときにコントラストが低下し、あるいは表示の明暗が反
転するという問題がある。従って、斜め視角方向でコン
トラストが低下することのない液晶表示装置が求められ
ている。
【0003】例えば特開平10−153782号公報及
び特開平10−186351号公報は、斜め視角方向で
コントラストが低下することのない液晶表示装置とし
て、IPS(In-Plane Switching)型液晶表示装置を開
示している。IPS型液晶表示装置では、液晶が一対の
基板の間に挟持され、一方の基板が第1の電極と第2の
電極とを有し、第1の電極と第2の電極との間に電圧を
印加するようになっている。他方の基板は電極をもたな
い。従って、第1の電極と第2の電極との間で基板面に
ほぼ平行な方向に横電界が形成される。液晶はこの横電
界によって駆動される。この公報に記載の液晶表示装置
では、垂直配向型の正の誘電率異方性をもった液晶が使
用される。液晶分子は、電圧無印加時には基板面に対し
て垂直に配向し、電圧印加時には横電界に平行に配向す
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記したIPS型液晶
表示装置では、第1及び第2の電極は一方の基板にスト
ライプ状に互いに平行に延びるメタルによって形成され
る。電圧印加時には、横電界の電気力線は第1の電極か
ら第2の電極へ向かって円弧状に延びる。第1の電極が
第2の電極の左側に位置するとすると、第1の電極の近
傍に位置する液晶分子は電気力線に沿って右上がりに配
向し、第2の電極の近傍に位置する液晶分子は電気力線
に沿って左上がりに配向する。第1の電極と第2の電極
との中間に位置する液晶分子は電気力線に沿って基板面
と平行に配向する。
【0005】しかし、第1の電極と第2の電極との中間
に位置する液晶分子は、左上がりに配向する液晶分子と
右上がりに配向する液晶分子との影響を受け、基板面と
平行にスムーズに配向することができず、配向が安定せ
ずにディスクリネーションが生じる。その結果、第1の
電極と第2の電極との中間に黒い線が生じ、透過率が低
くなる。ディスクリネーションは電圧あるいは外乱によ
って発生したり消えたりし、表示むらを生じさせ、ある
いは残像を生じさせるという問題があった。
【0006】本発明の目的は、視角特性の優れた、ディ
スクリネーションのない液晶表示装置を提供することで
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明による液晶表示装
置は、一対の基板と、該一対の基板の間に封入されてい
る液晶と、一方の基板に形成された1画素当り複数のス
トライプ状の電極と、他方の基板に該他方の基板を実質
的に全面的に覆うように(少くとも表示領域をカバーす
るように)形成された透明電極とを備えたことを特徴と
するものである。
【0008】上記構成においては、電界が1つのストラ
イプ状の電極とベタの透明電極との間に形成される。こ
の電界は、各ストライプ状の電極からベタの透明電極に
向かって斜め方向に走る斜め電界である。従って、液晶
分子は、電圧無印加時には基板面に対して垂直に配向
し、電圧印加時には斜め電界に平行に配向する。従っ
て、ほとんどの液晶分子が斜め電界に沿ってスムーズに
配向し、ディスクリネーションが生じることがない。
【0009】好ましくは、複数のストライプ状の電極が
互いに隣接する第1及び第2のグループのストライプ状
の電極を有し、第1のグループのストライプ状の電極は
第1の電圧を受け、第2のグループのストライプ状の電
極は第1の電圧とは異なった第2の電圧を受ける。この
場合、第1のグループのストライプ状の電極はデータ電
圧を印加され、第2のグループのストライプ状の電極は
異なる電圧が印加される。
【0010】好ましくは、複数のストライプ状の電極が
形成されている基板はTFTを有する。液晶は正の誘電
率異方性を有し、かつ、電圧が印加されていない初期配
向状態が垂直配向である。好ましくは、誘電体層が透明
電極と液晶層との間に設けられる。この場合、誘電体層
は透明電極に接して設けられ、液晶を配向させる配向膜
が該誘電体層の上に形成されている。該誘電体層が光硬
化樹脂、熱硬化樹脂、レジスト、エポキシ樹脂、アクリ
レート樹脂、SiO、SiO2 、SiNのグループの1
つからなる。また、該誘電体層はカラーフィルター層か
らなる。
【0011】好ましくは、液晶の初期配向が垂直配向で
あって、該一対の基板を含む液晶パネルがクロスニコル
の偏光子で挟まれている。複数のストライプ状の電極は
第1及び第2のグループのストライプ状の電極からな
り、第1のグループのストライプ状の電極は互いに平行
な直線部分を有し、第2のグループのストライプ状の電
極は互いに平行な直線部分を有し、第1のグループのス
トライプ状の電極の直線部分は第2のグループのストラ
イプ状の電極の直線部分に対して平行である。また、第
1及び第2のグループのストライプ状の電極の各々は2
以上のサブグループの直線部分に分けられ、各サブグル
ープの直線部分は互いに平行であって、一つのグループ
内の2つのサブグループの直線部分は互いに90度をな
している。該一対の基板はポリイミド、ポリアミック
酸、シランカップリング剤のグループの1つからなる配
向膜を含む。
【0012】好ましくは、吸収軸が互いに直交するよう
に配置された一対の偏光子が該一対の基板を含む液晶パ
ネルの両側に配置され、少なくとも1つの位相差層が少
なくとも一方の偏光子と液晶パネルとの間に配置されて
いる。この場合、液晶パネルの液晶の初期配向が垂直配
向であり、位相差層の主屈折率nx 、ny 、nz のう
ち、位相差層の面方向の屈折率をnx 、ny 、位相差層
の法線方向の屈折率をn z 、隣接する偏光子の吸収軸に
直交する方向の屈折率をnx 、平行な方向の屈折率をn
y としたとき、 nx ≧nz 、ny ≧nz (ただし、nx =ny =nz を除く) (1) の関係が成り立つ。
【0013】好ましくは、液晶パネルの液晶の初期配向
が垂直配向であり、位相差層の主屈折率nx 、ny 、n
z のうち、位相差層の面方向の屈折率をnx 、ny 、位
相差層の法線方向の屈折率をnz 、隣接する偏光子の吸
収軸に直交する方向の屈折率をnx 、平行な方向の屈折
率をny としたとき、 nx ≧nz 、ny ≧nz (ただし、nx =ny =nz を除く) (1) の関係が成り立つN個の位相差層を備え、位相差層の厚
さをd、液晶パネルのΔndLCをRLC、R=(nx −n
y )d、Rt = ((nx +ny )/2−nz )dと
し、N個の位相差層のRをR1 、R 2 …RN とし、Rt
をRt1、Rt2…RtNとしたとき、 −130nm≦R1 ≦230nm (2) … −130nm≦RN ≦230nm Rt1+Rt2+…RtN≦1.6×RLC (3) が同時に満たされる。
【0014】あるいは、好ましくは、液晶パネルの液晶
の初期配向が垂直配向であり、位相差層の主屈折率
x 、ny 、nz のうち、位相差層の面方向の屈折率を
x 、n y 、位相差層の法線方向の屈折率をnz 、隣接
する偏光子の吸収軸に直交する方向の屈折率をnx 、平
行な方向の屈折率をny としたとき、 nx ≧nz 、ny ≧nz (ただし、nx =ny =nz を除く) (1) の関係が成り立つN個の位相差層を備え、位相差層の厚
さをd、液晶パネルのΔndLCをRLC、R=(nx −n
y )d、Rt = ((nx +ny )/2−nz )dと
し、N個の位相差層のRをR1 、R 2 …RN とし、Rt
をRt1、Rt2…RtNとしたとき、 −50nm≦R1 ≦150nm (4) … −50nm≦RN ≦150nm Rt1+Rt2+…RtN≦1.3×RLC (5) が同時に満たされる。
【0015】さらに、本発明は、一対の基板と、該一対
の基板の間に封入されている液晶と、一方の基板に形成
された複数のストライプ状の電極及び配向膜と、他方の
基板に形成された配向膜とを備え、該複数のストライプ
状の電極が互いに平行な第1及び第2のグループのスト
ライプ状の電極を含み、第1のグループのストライプ状
の電極は第1の電圧を受け、第2のグループのストライ
プ状の電極は第1の電圧とは異なった第2の電圧を受
け、絶縁体層が第1及び第2のグループのストライプ状
の電極の少なくとも一方を覆い且つ配向膜の下に設けら
れていることを特徴とする液晶表示装置を提供する。
【0016】さらに、本発明は、一対の基板と、該一対
の基板の間に封入されている液晶と、一方の基板に形成
された複数のストライプ状の電極及び配向膜と、他方の
基板に形成された配向膜とを備え、該複数のストライプ
状の電極が互いに平行な第1及び第2のグループのスト
ライプ状の電極を含み、第1のグループのストライプ状
の電極は第1の電圧を受け、第2のグループのストライ
プ状の電極は第1の電圧とは異なった第2の電圧を受
け、一領域にある第1及び第2のグループのストライプ
状の電極の各々は一方向に向いた形状を有し、他の領域
にある第1及び第2のグループのストライプ状の電極の
各々は前記一領域にある電極の形状と同じで且つ該一方
向とは反対方向に向いた形状を有することを特徴とする
液晶表示装置を提供する。
【0017】さらに、本発明は、一対の基板と、該一対
の基板の間に封入されている液晶と、一方の基板に形成
された複数のストライプ状の電極及び配向膜と、他方の
基板に形成された配向膜とを備え、該複数のストライプ
状の電極が互いに平行な第1及び第2のグループのスト
ライプ状の電極を含み、第1のグループのストライプ状
の電極は第1の電圧を受け、第2のグループのストライ
プ状の電極は第1の電圧とは異なった第2の電圧を受
け、一画素内において、画素の周辺部に設けられた第1
の接続電極が第1のグループのストライプ状の電極を一
緒に接続し、画素の周辺部に設けられた第2の接続電極
が第2のグループのストライプ状の電極を一緒に接続
し、第1の接続電極は第2の接続電極と絶縁体層を介し
て少なくとも部分的にオーバーラップしていることを特
徴とする液晶表示装置を提供する。
【0018】さらに、本発明は、一対の基板と、該一対
の基板の間に封入されている液晶と、一方の基板に形成
された複数のストライプ状の電極及び配向膜と、他方の
基板に形成された配向膜と、ゲートバスラインと、デー
タバスラインと、TFTとを備え、該複数のストライプ
状の電極が互いに平行な第1及び第2のグループのスト
ライプ状の電極を含み、第1のグループのストライプ状
の電極は第1の電圧を受け、第2のグループのストライ
プ状の電極は第1の電圧とは異なった第2の電圧を受
け、一画素内において、画素の周辺部に設けられた第1
の接続電極が第1のグループのストライプ状の電極を一
緒に接続し、画素の周辺部に設けられた第2の接続電極
が第2のグループのストライプ状の電極を一緒に接続
し、第1の接続電極は第2の接続電極と絶縁体層を介し
て少なくとも部分的にオーバーラップし、第1及び第2
のグループのストライプ状の電極のうちの一方のグルー
プの1つのストライプ状の電極と直角または鋭角で交差
する駆動用補正電極部分を含み、該駆動用補正電極部分
は、該1つのストライプ状の電極が属するグループとは
異なったグループの1つのストライプ状の電極に接続さ
れ、且つ該第1及び第2の接続電極のうちで、該異なっ
たグループの1つのストライプ状の電極のための接続電
極と同じ層にあることを特徴とする液晶表示装置を提供
する。
【0019】好ましくは、ゲートバスラインと、データ
バスラインと、TFTとを備え、第1のグループのスト
ライプ状の電極はTFTに接続され、第1のグループの
ストライプ状の電極のうちの1つがデータバスラインに
平行な第1の接続電極の部分に接続され、該第1の接続
電極の部分は該1つのストライプ状の電極と該第1の接
続電極の部分との接続部から一方向に延び、該駆動用補
正電極部分はデータバスラインに平行に該第1の接続電
極の部分とは反対方向に延び且つ最も近い第2のグルー
プのストライプ状の電極の1つとオーバーラップする位
置で終端する。
【0020】好ましくは、該駆動用補正電極部分は、オ
ーバーラップした第1及び第2の接続電極の部分の一方
と同層にあり、且つオーバーラップした第1及び第2の
接続電極の部分の他方から内側へ突出している。さら
に、本発明は、一対の基板と、該一対の基板の間に封入
されている液晶と、一方の基板に形成された複数のスト
ライプ状の電極及び配向膜と、他方の基板に形成された
配向膜とを備え、該複数のストライプ状の電極が互いに
平行な第1及び第2のグループのストライプ状の電極を
含み、第1のグループのストライプ状の電極は第1の電
圧を受け、第2のグループのストライプ状の電極は第1
の電圧とは異なった第2の電圧を受け、絶縁体層が第1
及び第2のグループのストライプ状の電極を覆い且つ配
向膜の下に設けられ、該絶縁体層は第1及び第2のグル
ープのストライプ状の電極の少なくとも1つの近傍にお
いて部分的に除去されていることを特徴とする液晶表示
装置を提供する。
【0021】さらに、本発明は、一対の基板と、該一対
の基板の間に封入されている液晶と、一方の基板に形成
された複数のストライプ状の電極及び配向膜と、他方の
基板に形成された全面的に広い透明電極と配向膜とを備
え、該複数のストライプ状の電極が互いに平行な第1及
び第2のグループのストライプ状の電極を含み、第1の
グループのストライプ状の電極は第1の電圧を受け、第
2のグループのストライプ状の電極は第1の電圧とは異
なった第2の電圧を受け、該全面的に広い透明電極は抵
抗の高い領域と抵抗の低い領域と有することを特徴とす
る液晶表示装置を提供する。全面的に広い透明電極は少
くとも幾つかのストライプ状の電極を覆う領域よりも広
い。
【0022】さらに、本発明は、一対の基板と、該一対
の基板の間に封入されている液晶と、一方の基板に形成
された複数のストライプ状の電極及び配向膜と、他方の
基板に該他方の基板を実質的に全面的に覆うように形成
された透明電極と配向膜と、封鎖された液晶の注入口と
を備え、誘電体層が該透明電極と液晶層との間に設けら
れ、該誘電体層は液晶の注入口とは反対側にある液晶表
示装置の辺の近傍の領域で部分的に除去されていること
を特徴とする液晶表示装置を提供する。
【0023】さらに、本発明は、一対の基板と、該一対
の基板の間に封入されている液晶と、一方の基板に形成
された複数のストライプ状の電極及び配向膜と、他方の
基板に該他方の基板を実質的に全面的に覆うように形成
された透明電極と配向膜と、封鎖された液晶の注入口と
を備え、絶縁体層が該複数のストライプ状の電極を覆い
且つ該配向膜の下に設けられ、該絶縁体層は液晶の注入
口とは反対側にある液晶表示装置の辺の近傍の領域で部
分的に除去されていることを特徴とする液晶表示装置を
提供する。
【0024】さらに、本発明は、一対の基板と、該一対
の基板の間に封入されている液晶と、一方の基板に形成
された複数のストライプ状の電極及び配向膜と、他方の
基板に形成された配向膜と、TFTを備え、該複数のス
トライプ状の電極が互いに平行な第1及び第2のグルー
プのストライプ状の電極を含み、第1のグループのスト
ライプ状の電極は第1の電圧を受け、第2のグループの
ストライプ状の電極は第1の電圧とは異なった第2の電
圧を受け、一画素内において、画素の周辺部に設けられ
た第1の接続電極が第1のグループのストライプ状の電
極を一緒に接続し、画素の周辺部に設けられた第2の接
続電極が第2のグループのストライプ状の電極を一緒に
接続し、第1の接続電極はTFTに接続され、第2の接
続電極は複数の一画素のコモンバスラインにより隣接す
る画素の第2の接続電極と接続されていることを特徴と
する液晶表示装置を提供する。
【0025】
【発明の実施の形態】図1は本発明の第1実施例の電圧
無印加時の液晶表示装置10を示す断面図、図2は図1
の液晶表示装置10の電圧印加時を示す断面図である。
図1及び図2において、本発明の液晶表示装置10は、
第1及び第2の対向する透明なガラス基板12、14
と、第1及び第2の基板12、14の間に封入された液
晶層16とを備える。第1の基板12はカラーフィルタ
(図示せず)を含むカラーフィルタ基板であり、第2の
基板14はTFTを含むTFT基板である。液晶パネル
は一対の基板12、14及び液晶層16によって形成さ
れる。
【0026】第1の基板12は該第1の基板12を実質
的に全面的に覆うように形成されたベタの透明電極18
と垂直配向膜20とを有する。第2の基板14は複数の
(図1では1つのみ示される)互いに平行に延びるスト
ライプ状の電極22と垂直配向膜24とを有する。液晶
層16の液晶は垂直配向され、正の誘電率異方性を有す
る。一対の偏光子26、28が液晶パネルの両側に配置
される。
【0027】図3は第2の基板14に形成されるアクテ
ィブマトリクスの一部を示す。アクティブマトリクス
は、ゲートバスライン30、データバスライン32、及
びTFT34を有する。ゲートバスライン30とデータ
バスライン32とで囲まれる領域が1画素に相当する。
2つのストライプ状の電極22はTFT34に接続さ
れ、データバスライン32のACのデータ電圧を受け
る。図3においては、2つのストライプ状の電極22が
1画素に設けられている。ベタの透明電極18はITO
やNESA等の実質的に透明になる材料で形成される
が、ストライプ状の電極22はゲートバスライン30又
はデータバスライン32と同じメタルで形成される。
【0028】図4は偏光子26、28の吸収軸26a、
28aの関係を示す。吸収軸26a、28aはクロスニ
コルの関係で、すなわち互いに直交するように配置され
る。吸収軸26a、28aは図3に示されるゲートバス
ライン30、データバスライン32、及びストライプ状
の電極22に対して45度の角度をなすように配置され
る。
【0029】この構成においては、図1に示されるよう
に、電圧を印加していないときには、液晶分子は基板面
に対してほぼ垂直に配向する。図2に示されるように、
電圧が印加されると(例えば、ベタの透明電極18はグ
ランドに接続され、ストライプ状の電極22はデータの
電圧が交流で印加される)、各ストライプ状の電極22
からベタの透明電極18へ向かう電界(電気力線)が形
成される。多くの電界(電気力線)は矢印FO で示され
るように各ストライプ状の電極22からベタの透明電極
18へ向かって斜めに走る。従って、正の誘電率異方性
を有する液晶分子は、電圧印加時には斜め電界FO に平
行に配向する。
【0030】このため、液晶分子は基板面に対して斜め
方向に傾くようになり、複屈折が生じて、入射光の偏光
状態を変化させる。従って、ほとんどの液晶分子が斜め
電界に沿ってスムーズに配向し、ディスクリネーション
が生じることがない。偏光子26、28はクロスニコル
の関係で配置されているので、電圧印加時には白表示が
実現される。ストライプ状の電極22の直ぐ近くにおい
ては電界(電気力線)は矢印FN で示されるように基板
面に対して垂直になっているが、ストライプ状の電極2
2はメタルであるので遮光性があり、この部分の液晶の
挙動は問題ではない。なお、このような構造の液晶表示
装置の視角特性はTN液晶表示装置の視角特性よりも良
好である。
【0031】図5は液晶表示装置の比較例を示す図であ
る。図5においては、第1の基板12には電極がなく、
第1の電極23a及び第2の電極23bが第2の基板1
4のみに設けられている。液晶層16は垂直配向型で且
つ正の比誘電率の異方性を有する液晶を含む。従って、
電圧が印加されないときには、液晶分子は基板面に対し
てほぼ垂直に配向する。電圧が印加されると、図5
(B)に矢印で示されるように、第1の電極23aから
第2の電極23bへ向かう横電界が形成される。液晶分
子は横電界に平行になるように配向する。しかし、2つ
の電極23a、23b間の中間部に位置する液晶分子
は、右端部側の液晶分子の配向方向に従うのか左端部側
の液晶分子の配向方向に従うのか不明確であり、液晶の
配向が不安定になる。従って、図5(C)に示されるよ
うに、液晶表示装置の1画素領域10bの中央部にディ
スクリネーションDが生じる。なお、C領域はメタルか
らなる第1の電極23a及び第2の電極23bで遮光さ
れた領域である。本願の発明は、ディスクリネーション
Dを低減する。
【0032】図6は本発明の第2実施例の電圧無印加時
の液晶表示装置10を示す断面図、図7は図6の液晶表
示装置10の電圧印加時を示す断面図である。液晶表示
装置10は、図1及び図2の実施例と同様に、第1及び
第2の対向する透明なガラス基板12、14と、第1及
び第2の基板12、14の間に封入された液晶層16
と、偏光子26、28を備える。
【0033】第1の基板12は該第1の基板12を実質
的に全面的に覆うように形成されたベタの透明電極18
と垂直配向膜20とを有する。第2の基板14は複数の
互いに平行に且つ交互に延びる第1及び第2のグループ
のストライプ状の電極22a、22bと垂直配向膜24
とを有する。第1及び第2のグループのストライプ状の
電極22a、22bは互いに異なった電圧を印加される
ようになっている。実施例では、第1のグループのスト
ライプ状の電極22aは交流のデータの電圧(例えば±
5V)を印加され、第2のグループのストライプ状の電
極22bはベタの透明電極18と同じ電圧を印加され
る。この場合、ベタの透明電極18はACのデータ電圧
のほぼ中間の電圧(グランド)を印加される。
【0034】さらに、誘電体層(絶縁体層)36がベタ
の透明電極18と垂直配向膜20との間に配置されてい
る。ベタの透明電極18は第1の基板12の内面に設け
られ、誘電体層36はベタの透明電極18の上に設けら
れる。基本的には、誘電体層36はベタの透明電極18
と液晶層16との間に設けられる。好ましくは、誘電体
層36が光硬化樹脂、熱硬化樹脂、ポリ型又はネガ型の
レジスト、ポリアミック酸、その他の有機樹脂(例えば
エポキシ樹脂、アクリル樹脂、フッ素樹脂等)、Si
O、SiO2 、SiNのグループの1つからなる。
【0035】この構成においては、図6に示されるよう
に、電圧を印加していないときには、液晶分子は基板面
に対してほぼ垂直に配向する。図7に示されるように、
電圧が印加されると、第1のグループのストライプ状の
電極22aの各々からベタの透明電極18へ向かう電界
(電気力線)が形成される。多くの電界(電気力線)は
矢印FO で示されるように第1のグループのストライプ
状の電極22aの各々からベタの透明電極18へ向かっ
て斜めに走る。従って、正の誘電率異方性を有する液晶
分子は、電圧印加時には斜め電界FO に平行に配向す
る。
【0036】さらに、第1のグループのストライプ状の
電極22aの各々から第2のグループのストライプ状の
電極22bの各々へ向かって横電界FT が形成される。
この横電界FT は第1のグループの各ストライプ状の電
極22aからベタの透明電極18へ向かう斜め電界FO
の形成を助ける作用をする。すなわち、図2の構成にお
いては、斜め電界FO はストライプ状の電極22からの
横方向の距離が大きくなるにつれて急激に弱くなるが、
図7においては、斜め電界FO はストライプ状の電極2
2aからの距離が大きくなってもあまり弱くならない。
【0037】液晶分子は斜め電界FO に平行になるよう
に配向し、基板面に対して斜め方向に傾くようになり、
複屈折が生じて、入射光の偏光状態を変化させる。従っ
て、ほとんどの液晶分子が斜め電界に沿ってスムーズに
配向し、例えば図5のディスクリネーションDがかなり
防止できる。そして、誘電体層36がベタの透明電極1
8と液晶層16との間に設けられると、斜め電界FO
形成がさらに助けられ、良好な表示を実現することがで
きる。誘電体層36の効果を図8及び図9を参照して説
明する。
【0038】図8及び図9は誘電体層36の作用を説明
する図である。図8は誘電体層36がない場合の電界の
形成を示す図であり、図9は誘電体層36がある場合の
電界の形成を示す図である。図8及び図9においては、
ストライプ状の電極22aのまわりに形成される等電位
線が示されている。図8においては、電界が第1のグル
ープのストライプ状の電極22aの各々の近傍に集中し
すぎてしまい、等電位線が液晶層16内に留まってい
る。従って、液晶層16内においては透明電極18の法
線方向に向かう電界の作用が強く、斜め電界は法線方向
の成分が強いものになり、十分に斜めにならない。従っ
て、液晶は十分に複屈折性を発揮しない。
【0039】図9においては、等電位線が液晶層16か
ら誘電体層36へ広がり、液晶層16内での電界の集中
を緩和している。従って、液晶層16内においては透明
電極18の法線方向に向かう電界の作用が弱くなる。そ
のため、斜め電界は法線方向の成分が弱いものになり、
十分に斜めになる。従って、液晶分子は十分に横に倒れ
る。
【0040】図10(A)は誘電体層36がないことを
除くと図6の液晶表示装置と同様の液晶表示装置を示す
図である。図10(B)は図10(A)の液晶表示装置
による表示の例を示す図である。この例では、ディスク
リネーションはなくなるが、表示は比較的に全体的に暗
い。図11(A)は透明電極18を有する基板12を逆
にして取り付けた液晶表示装置を示す図である。図11
(B)は図11(A)の液晶表示装置による表示の例を
示す図である。ハッチングのある領域は暗い部分を示
し、ハッチングのない領域は明るい部分を示す。この例
では、ハッチングのない明るい部分の中に、線状のディ
スクリネーションがある。
【0041】図12(A)は誘電体層36がある図6の
液晶表示装置と同様の液晶表示装置を示す図である。図
12(B)は図12(A)の液晶表示装置による表示の
例を示す図である。この例では、ディスクリソーション
もなく、表示は全体的に明るくなっている。従って、図
12の構成によれば、より小さい駆動電圧でより明る
い、ディスクリソーションのない表示を実現することが
できる。
【0042】図13は誘電体層36及び透明電極18が
ない液晶表示装置に6Vの電圧を印加した場合の透過率
(T)を示す図である。図13から図16において、横
軸xは位置であり、曲線の谷はストライプ状の電極22
a、22b、23a、23b、あるいはディスクリネー
ションDの位置に相当する。図14は誘電体層36及び
透明電極18がない液晶表示装置に10Vの電圧を印加
した場合の透過率(T)を示す図である。図13及び図
14においては、透過率の高い領域にディスクリネーシ
ョンがある。
【0043】図15は誘電体層36及び透明電極18が
ある液晶表示装置に6Vの電圧を印加した場合の透過率
(T)を示す図である。図16は誘電体層36及び透明
電極18がある液晶表示装置に10Vの電圧を印加した
場合の透過率(T)を示す図である。図15及び図16
においては、ディスクリネーションがない。
【0044】図17は誘電体層36の厚さと透過率(輝
度)との関係を示す図である。誘電体層36の厚さが0
の場合には、透過率が低いが、誘電体層36の厚さが大
きくなるにつれて透過率が高くなる。しかし、誘電体層
36の厚さが3〜4μm程度で透過率が最も高く、誘電
体層36の厚さが4μmより大きくなると透過率は次第
に低くなっていく。誘電体層36の厚さが4μmより大
きくなると、ベタの透明電極18の影響が薄れてしま
う。基本的には、誘電体層36の厚さは3μm±3μm
の範囲内にあるのが望ましい。
【0045】誘電体層36の厚さは誘電体層36の比誘
電率に依存する。誘電体層36の比誘電率が3±1の範
囲にある場合には、誘電体層36の厚さが0.1μm以
上5μm以下であるのがよい。また、誘電体層36の比
誘電率が5±1の範囲にある場合には、誘電体層36の
厚さが0.5μm以上10μm以下であるのがよい。す
なわち、誘電体層36の比誘電率が3程度の場合には、
誘電体層36の厚さが1μm〜4μmであるのがよい。
また、誘電体層36の比誘電率が7程度の場合には、誘
電体層36の厚さが3μm〜6μmであるのがよい。こ
れは図9の等電位線の形成の仕方に係わる。
【0046】図18から図21は誘電体層36の種々の
例を示す。図18では、第1の基板12の内面にカラー
フィルタ38が設けられ、カラーフィルタ38の上にベ
タの透明電極18が設けられ、ベタの透明電極18の上
に誘電体層36が設けられ、誘電体層36の上に垂直配
向膜20が設けられている。図19では、第1の基板1
2の内面にカラーフィルタ38が設けられ、カラーフィ
ルタ38の上にベタの透明電極18が設けられ、ベタの
透明電極18の上に誘電体層36兼垂直配向膜20が設
けられている。この場合、通常の垂直配向膜20を厚く
形成して、上記した誘電体層36に適した厚さにする。
【0047】図20では、第1の基板12の内面にベタ
の透明電極18が設けられ、ベタの透明電極18の上に
誘電体層36兼カラーフィルタ38が設けられ、カラー
フィルタ38の上に垂直配向膜20が設けられている。
図21では、第1の基板12の内面にベタの透明電極1
8が設けられ、ベタの透明電極18の上に誘電体層36
兼カラーフィルタ38兼垂直配向膜20が設けられてい
る。この場合、カラーフィルタ38の母材として垂直配
向性を示すポリイミド等を用いることにより、このよう
て構成が可能になる。図18の構成では、別に誘電体層
36を追加する必要があるが、図19から図21の構成
では、別に誘電体層36を追加する必要がない。別に誘
電体層36を追加する場合には、ベタの透明電極18を
第2の基板14の取り出し電極に接続するためのトラン
スファー電極を設けるために誘電体層36をパターニン
グする工程が増加する。さらに、誘電体層36が後で説
明する位相差フィルムの性質を備えていると好都合であ
る。
【0048】図22は第2の基板14に形成される第1
及び第2のストライプ状の電極22a、22b及びアク
ティマトリクスの一例を示す図である。アクティブマト
リクスは、ゲートバスライン30、データバスライン3
2、及びTFT34を有する。ゲートバスライン30と
データバスライン32とで囲まれる領域が1画素に相当
する。第1のグループの2つのストライプ状の電極22
aは接続電極22cによってTFT34に接続され且つ
互いに接続され、データバスライン32のACのデータ
電圧を受ける。さらに、ゲートバスライン30と平行に
コモンバスライン40が設けられ、第2のグループの3
つのストライプ状の電極22bは接続電極22dによっ
てコモンバスライン40に接続され且つ互いに接続され
る。第1の2つのストライプ状の電極22aと第2の3
つのストライプ状の電極22bとは交互に配置され、横
電界を形成する。図6及び図7を参照して説明したよう
に、この横電界は第1のグループのストライプ状の電極
22aと第1の基板12のベタの透明電極18との間に
形成される斜め電界の形成を助けるものである。
【0049】図23は第2の基板14に形成される第1
及び第2のグループのストライプ状の電極22a、22
b及びアクティブマトリクスの他の例を示す図である。
この例でも、第1のグループのストライプ状の電極22
aは接続電極22cによってTFT34に接続され、第
2のグループのストライプ状の電極22bは接続電極2
2dによってコモンバスライン40に接続される。第1
のグループのストライプ状の電極22aと第2のグルー
プのストライプ状の電極22bとは交互に配置され、横
電界を形成する。ストライプ状の電極22a、22b
は、ゲートバスライン30及びデータバスライン32に
対して45度の角度で形成されている。さらに、第1及
び第2のグループのストライプ状の電極22a、22b
はそれぞれ延びる方向が互いに90度異なる二つのサブ
グループの直線部分に分けられている。すなわち、接続
電極22cは、ゲートバスライン30と平行に延びる接
続電極部分22cxと、データバスライン32と平行に
且つ画素の中心線に沿って延びる接続電極部分22cy
とを有する。接続電極22dは、同様に、接続電極部分
22dx、22dyを有する。第1及び第2のグループ
のストライプ状の電極22a、22bは接続電極部分2
2cyの両側で2つのサブグループに分けられている。
各サブグループ内では、第1のグループのストライプ状
の電極22a各々の両側にある液晶分子は互いに反対方
向に向かって倒れ(図7参照)、液晶の配向が異なるよ
うになる。このため、画素は2×2の4つの領域に分け
られる。この構成によれば、液晶分子の傾く方向が4方
向となるため、視角特性はさらによくなる。
【0050】図22及び図23に示した第2の基板は図
18から図21に示した第1の基板12と組み合わせる
ことができる。図24は図6及び図7(及び図18から
図23まで)の液晶表示装置10を簡単化して示す図で
ある。液晶表示装置10を液晶層16を挟持した一対の
ガラス基板12、14からなる液晶パネルと、液晶パネ
ルの両側に配置される一対の偏光子26、28とを備え
る。偏光子26、28の吸収軸26a、28aは互いに
直交するように配置される。吸収軸26a、28aはゲ
ートバスライン30、データバスライン32、及びスト
ライプ状の電極22に対して45度の角度をなすように
配置されることができる。
【0051】図25は図24の構成に少なくとも1つの
位相差フィルム42を加えた液晶表示装置10を示す図
である。少なくとも1つの位相差フィルム42は一対の
偏光子26、28の間のあらゆる位置に設けられること
ができる。この実施例における位相差フィルム42は、
位相差フィルム42の主屈折率n x 、ny 、nz のう
ち、フィルム面方向の屈折率をnx 、ny (隣接する偏
光子の吸収軸に直交する方向の屈折率をnx 、平行な方
向の屈折率をny )、フィルム法線方向の屈折率をnz
としたとき、 nx ≧nz 、ny ≧nz (ただし、nx =ny =nz を除く)(1) の関係が成り立つ性質を備えているものとする。屈折率
x 、ny の間に例えばnx >ny の関係が成り立つと
き、x方向を遅相軸と言う。ここで、位相差フィルム4
2の厚さをdとしたとき、RxZ=(nx −nz )d、R
YZ=(nY −nz)dと定義する。
【0052】図26は典型的な偏光子44の構成を示す
図である。偏光子44は偏光機能を有するPVA(ポリ
ビニルアルコール)フィルムを支持フィルムであるTA
C(トリアセチルセルロース)フィルム等により挟んだ
偏光フィルムとして構成される。図27に示すように、
このような偏光子44が液晶表示装置10の偏光子2
6、28として用いられるとき、PVAフィルムのみを
実際の偏光子26、28とみなし、PVAフィルムより
も内側に位置するTACフィルムが上記nx ≧n z 、n
y ≧nz の関係を満たすとき、そのTACフィルムは一
対の偏光子26、28の間に挿入された位相差フィルム
とみなす。また、本発明では、位相差を有する層として
形成されたものであれば、位相差フィルムの代りに用い
ることができる。位相差を有する層はフィルム状の物質
として形成されるのが好ましく、カラーフィルタ層、あ
るいは樹脂層、あるいは配向膜層も含まれることができ
る。
【0053】図28は図24の液晶表示装置の視角特性
を示す図である。曲線46は液晶パネルをあらゆる方位
で見たときのコントラスト10となる等コントラスト曲
線である。この等コントラスト曲線46から、TN型液
晶表示装置の視角特性よりも広い視角で良好なコントラ
ストが得られることが分かる。この等コントラスト曲線
46では、45度、135度、225度、315度の方
位でコントラスト10となる視角は、38度である。
【0054】図29は図25の液晶表示装置の視角特性
を示す図である。曲線48は液晶パネルをあらゆる方位
で見たときのコントラスト10となる等コントラスト曲
線である。この等コントラスト曲線48では、45度、
135度、225度、315度の方位でコントラスト1
0となる視角は、約70度である。従って、位相差フィ
ルム42を挿入することによって良好な視角特性を得る
ことができる。
【0055】まず、図25の構成において、1枚の位相
差フィルム42を挿入し、RxZ、R YZをさまざまに変化
させて視角特性を調べた。RxZ、RYZを変化させて、4
5度の方位においてコントラストが10となる視角を求
めた。図30はコントラストが10となる等視角曲線を
示す図である。視角が70度、60度、50度、40度
になる曲線がRxZ−RYZ座標にプロットされている。図
23のストライプ状の電極22a、22bを有する液晶
表示装置では、四方向の視角特性は同じであるので、1
35度、225度、315度の方位でも同様の結果が得
られる。
【0056】上記したように、図28において、45度
の方位でコントラストが10になる視角は38度であ
る。従って、図30においてコントラストが10になる
視角が38度以上となる範囲では、位相差フィルム42
を追加した効果がある、ということになる。図30にお
いてコントラストが10になる視角が38度以上となる
のは、RxZ、RYZについて下記の条件が満たされるとき
である。
【0057】RYZ≧RxZ−230nm RYZ≦RxZ+130nm RYZ≦−RxZ+1060nm これらの条件を書き換えると、以下のようになる。 −130nm≦(nx −ny )d≦230nm ((nx +ny )/2−nz )d≦530nm ここで、 R=(nx −ny )d、Rt = ((nx
y )/2−nz )dとすると、位相差フィルム42の
満たすべき条件は、 −130nm≦R≦230nm (2) Rt ≦530nm になる。
【0058】液晶パネルのΔndLC(dLCは液晶層の厚
さ)を変化させて同様にR、Rt の最適条件を求めた結
果、Rの最適条件は液晶パネルのΔndLCに依らずに常
に、 −130nm≦R≦230nm (2) であることが分かった。一方、Rt の最適条件は液晶パ
ネルのΔndLCに依存する。ΔndLCとRt の最適条件
の上限との関係を調べたところ、図31に示す関係が得
られた。液晶パネルのΔndLC=RLCとすると、Rt
最適条件の上限は1.6×RLCの関係がある。従って、
t はこの上限よりも下の範囲にあればよい。すなわ
ち、 Rt ≦1.6×RLC である。
【0059】以上は、一対の偏光子26、28の間に1
枚の位相差フィルム42を挿入した場合の考察である。
この考察は、一対の偏光子26、28の間に複数の位相
差フィルムを挿入した場合にも拡張される。例えば、図
26及び図27を参照して説明したように、偏光子2
6、28がPVCフィルムとTACフィルムとを積層し
た構造のものである場合には、内側のTACフィルムが
本願の式(1)で定義した位相差フィルムの作用をす
る。従って、図27の構成の場合には、3枚の位相差フ
ィルムが一対の偏光子26、28の間に挿入されている
ことになる。
【0060】そこで、N枚の位相差フィルムが一対の偏
光子26、28の間に挿入されている場合について、上
記と同様にして検討した。N個の位相差フィルムのRを
1、R2 、・・・RN とし、Rt をRt1、Rt2、・・
・RtNとすると、最適条件は以下の関係が同時に満たさ
れるときであることが分かった。 −130nm≦R1 ≦230nm (2) … −130nm≦RN ≦230nm Rt1+Rt2+・・・RtN≦1.6×RLC (3) 以上は、コントラストが10になる視角が38度以上と
なる条件についてであった。これをさらに拡大して、コ
ントラストが10になる視角が50度以上となる条件に
ついて検討すると、下記の関係が同時に満たされるとき
であることが分かった。
【0061】 nx ≧nz 、ny ≧nz (ただし、nx =ny =nz を除く)(1) −50nm≦R1 ≦150nm (4) … −50nm≦RN ≦150nm Rt1+Rt2+・・・RtN≦1.3×RLC (5) 図29は、図27に示される構成において、ΔndLC
LC=330nm、R=(nx −ny )d=50nm、
t =200nmとしたときの等コントラスト曲線を示
している。位相差フィルム42は日本合成ゴム製のAR
TONフィルム(R=50nm、Rt =200nm)を
用い、その遅相軸が隣接する偏光子の吸収軸と直交とな
るように配置した。
【0062】図32は本発明の第3実施例の液晶表示装
置を示す断面図である。液晶表示装置10は、対向する
第1及び第2のガラス基板12、14と、これらの基板
12、14の間に封入された液晶層16とを有する。第
1のガラス基板12はカラーフィルタ基板であり、第2
の基板14はTFT基板である。第1のガラス基板12
は全面ベタの透明電極18と、誘電体層36と、垂直配
向膜20とを有する。第2のガラス基板14は、互いに
平行に延びる第1及び第2のグループのストライプ状の
電極22a、22bと、絶縁体層50と、垂直配向膜2
4とを有する。偏光子26、28は示されていないが、
図1及び図6に示されるように設けられることができ
る。なお、以後に説明する実施例は、図1から図4に示
される実施例ばかりでなく、図5に示される横電界のみ
を利用する液晶表示装置にも適用することができる。
【0063】絶縁体層50は、第1及び第2のグループ
のストライプ状の電極22a、22bを覆い且つ配向膜
24の下に設けられている。絶縁体層50は図面に示さ
れる単一の絶縁体層とは限らず、複数の絶縁体層の組み
合わせとすることができる。例えば、絶縁体層50は次
の第1及び第2の絶縁体層の組み合わせとすることがで
きる。コモン電圧を供給される第2のグループのストラ
イプ状の電極22bはガラス基板14の上に形成され、
第1の絶縁体層がTFTのゲート絶縁体層と同層に第2
のグループのストライプ状の電極22bを覆って形成さ
れ、データ電圧を供給される第1のグループのストライ
プ状の電極22aが第1の絶縁体層の上に形成され、第
2の絶縁体層がTFTの保護層と同層とに第1のグルー
プのストライプ状の電極22aを覆って形成される。絶
縁体層50又は第1及び第2の絶縁体層はSiNx、S
iO2 、レジスト、樹脂、アクリル樹脂、などの絶縁物
質からなる。
【0064】図33は図32の液晶表示装置の変形例を
示す図である。この例では、絶縁体層50は、第2のグ
ループのストライプ状の電極22bを覆い且つ配向膜2
4の下に設けられている。第1のグループのストライプ
状の電極22aは絶縁体層50の上で且つ配向膜24の
下に設けられている。図32及び図33の絶縁体層50
は例えばSiNによりTFTの形成工程の間に設けられ
ることができる。
【0065】図34は図32の液晶表示装置の比較例を
示す図である。図34では、図32及び図33の絶縁体
層50は設けられていない。図32から図34に示され
るような第1及び第2のグループのストライプ状の電極
22a、22bを有する液晶表示装置では、第1のスト
ライプ状の電極22aはTFTに接続されてデータ電圧
を供給され、第2のストライプ状の電極22bはコモン
電圧を供給される。
【0066】図34の液晶表示装置では、第1のグルー
プのストライプ状の電極22aと第2のグループのスト
ライプ状の電極22bとの間に直流電圧成分が長くかか
ると、画面の焼きつきが生じる可能性がある。しかし、
図32及び図33の液晶表示装置では、絶縁体層50を
設けることによって、直流電圧成分によって生じる画面
の焼きつきを防止することができる。
【0067】図44は液晶表示装置に印加される電圧の
例を示し、VG はゲート電圧を示し、V Dはデータ電圧
を示し、VC はコモン電圧を示す。液晶にかかる電圧V
LCはデータ電圧VD に等しいが、ゲートがオフになった
直後に容量結合による電圧降下があるので、データ電圧
D よりも少し低くなる。コモン電圧VC はこの電圧降
下分を見込んで液晶にかかる電圧VLCの平均値となるよ
うに決定される。液晶は交流で駆動されるので、通常
は、第1のストライプ状の電極22aと第2のストライ
プ状の電極22bとの間に直流電圧成分が長い時間かか
ることはない。しかし、コモン電圧VC が液晶にかかる
電圧VLCの平均値からずれていると、第1のストライプ
状の電極22aと第2のストライプ状の電極22bとの
間に直流電圧がかかることになる。そのために、図34
の液晶表示装置では、直流電圧成分のために画面の焼き
つきの生じる可能性がある。
【0068】図35は電圧印加時の図32の液晶表示装
置を示す図である。図35は、第1のグループのストラ
イプ状の電極22aに1ボルトを印加し、第2のグルー
プのストライプ状の電極22bに0ボルトを印加した直
後の電位分布を示している。図35内の曲線は等電位線
である。V1 は第1のストライプ状の電極22aの上方
において液晶層16と配向膜22との間の界面における
電圧、V1 ′は第1のストライプ状の電極22aの上方
においてと配向膜22と絶縁体層50との間の界面にお
ける電圧を示す。同様に、V2 は第2のストライプ状の
電極22bの上方において液晶層16と配向膜22との
間の界面における電圧、V2 ′は第2のストライプ状の
電極22bの上方においてと配向膜22と絶縁体層50
との間の界面における電圧を示す。
【0069】図36(A)、(B)、(C)は図32か
ら図34の液晶表示装置の第1及び第2のグループのス
トライプ状の電極間に1ボルトの直流電圧が印加された
場合の電圧の変化を示す図である。図36(A)は図3
2の液晶表示装置に関し、図36(B)は図33の液晶
表示装置に関し、図36(C)は、図34の液晶表示装
置に関する。
【0070】図36(A)及び図36(B)において
は、V1 とV2 との電圧の差、つまり液晶層16に印加
される直流電圧成分は時間の経過とともに小さくなり、
10秒〜20秒経過後に0に収束する。従って、絶縁体
層50が設けられていると、直流電圧成分があっても、
画面の焼きつきの生じる可能性は小さくなる。図36
(C)においては、V1 とV2 との電圧の差は時間が経
過しても小さくならず、画面の焼きつきの生じる可能性
がある。
【0071】画面の焼きつきを防止するためには、絶縁
体層50を設けるとともに、次のことに留意するのがよ
い。(a)V1 とV2 との電圧の差、つまり液晶層16
に印加される直流電圧成分が0に収束するまでの時間
が、数秒から数100秒であること。V1 とV2 との電
圧の差が0に収束するまでの時間が短いほど、液晶層1
6に直流電圧成分が印加される時間が短くなり、画面の
焼きつきを防止するのにきわめて有利である。ただし、
収束する時間があまりにも短いと、液晶の電圧保持率が
低下するので、収束する時間は数秒から数100秒がよ
い。(b)V1 とV1 ′との電圧の差、及びV2
2 ′との電圧の差、つまり配向膜22の近傍の電界の
強さができまだけ0に近いこと。これにより、液晶層1
6と配向膜22との界面において、イオン吸着等による
残留DC電圧を低減することができる。これらの2つの
条件は、液晶セルの構成部材の体積抵抗率を適切に選択
することにより満足することができる。
【0072】図37(A)〜(F)は、図32の液晶表
示装置10の配向膜22の体積抵抗率を1010Ωmとし
て、液晶層16の体積抵抗率を変えた場合の電圧の変化
を示す図である。図37(A)は液晶層16の体積抵抗
率VRLCが108 Ωmの場合であり、図37(B)は液
晶層16の体積抵抗率VRLCが109 Ωmの場合であ
り、図37(C)は液晶層16の体積抵抗率VRLCが1
10Ωmの場合であり、図37(D)は液晶層16の体
積抵抗率VRLCが1011Ωmの場合であり、図37
(E)は液晶層16の体積抵抗率VRLCが1012Ωmの
場合であり、図37(F)は液晶層16の体積抵抗率V
LCが1013Ωmの場合である。
【0073】図38(A)〜(F)は、同様に配向膜2
2の体積抵抗率を1012Ωmとして、液晶層16の体積
抵抗率を変えた場合の電圧の変化を示す図である。図3
8(A)はVRLCが108 Ωm、図38(B)はVRLC
が109 Ωm、図38(C)はVRLCが1010Ωm、図
38(D)はVRLCが1011Ωm、図38(E)はVR
LCが1012Ωm、図38(F)はVRLCが1013Ωmの
場合である。
【0074】図39(A)〜(F)は、同様に配向膜2
2の体積抵抗率を1014Ωmとして、液晶層16の体積
抵抗率を変えた場合の電圧の変化を示す図である。図3
9(A)はVRLCが108 Ωm、図39(B)はVRLC
が109 Ωm、図39(C)はVRLCが1010Ωm、図
39(D)はVRLCが1011Ωm、図39(E)はVR
LCが1012Ωm、図39(F)はVRLCが1013Ωmの
場合である。
【0075】図37から図39においては、配向膜22
の体積抵抗率が一定であれば、液晶の体積抵抗率VRLC
が小さいほど、V1 とV2 との電圧の差が0に収束する
までの時間が小さくなる。液晶の体積抵抗率VRLCは1
9 Ωm以上で1012Ωm以下であるのが好ましく、1
9 Ωm以上で1010Ωm以下であるのがより好まし
い。
【0076】さらに、図37から図39においては、配
向膜22の体積抵抗率が小さいほど、V1 とV2 との電
圧の差が0に収束するまでの時間が小さくなり、かつ、
1とV1 ′との電圧の差及びV2 とV2 ′との電圧の
差は小さくなる。従って、配向膜22の体積抵抗率はで
きるだけ小さいほうがよく、配向膜22の体積抵抗率が
液晶層16の体積抵抗率VRLCよりも低い方がよい。配
向膜22の体積抵抗率が1010Ωm以上で1012Ωm以
下であるのがよく、特に配向膜22の体積抵抗率が10
10Ωm以上で1011Ωm以下であるのが好ましい。
【0077】絶縁体層50の体積抵抗率は液晶層16及
び配向膜22の体積抵抗率よりも大きいのがよい。図4
0(A)〜(D)は図32の液晶表示装置10の液晶層
16及び配向膜22の体積抵抗率を1010Ωmとして、
絶縁体層50の体積抵抗率を変えた場合の電圧の変化を
示す図である。図40(A)は絶縁体層50の体積抵抗
率が1012Ωm、図40(B)は絶縁体層50の体積抵
抗率が1013Ωm、図40(C)は絶縁体層50の体積
抵抗率が1014Ωm、図40(D)は絶縁体層50の体
積抵抗率が1016Ωmである。
【0078】図41(A)〜(D)図32の液晶表示装
置10の液晶層16及び配向膜22の体積抵抗率を10
11Ωmとして、絶縁体層50の体積抵抗率を変えた場合
の電圧の変化を示す図である。図41(A)は絶縁体層
50の体積抵抗率が1012Ωm、図41(B)は絶縁体
層50の体積抵抗率が1013Ωm、図41(C)は絶縁
体層50の体積抵抗率が1014Ωm、図41(D)は絶
縁体層50の体積抵抗率が1016Ωmである。
【0079】図40及び図41において、絶縁体層50
の体積抵抗率が大きいほど、V1 とV2 との電圧の差が
0に収束するまでの時間が小さくなる。絶縁体層50の
体積抵抗率は1013Ωm以上であるのが好ましいことが
分かった。図42は図32の液晶表示装置10の絶縁体
層50の体積抵抗率が1014Ωmの場合に第1のストラ
イプ状の電極22a上にある絶縁体層50の部分の厚さ
1 を変えた場合の電圧の変化を示す図である。第1の
ストライプ状の電極22a上にある絶縁体層50の部分
の厚さT1 が第2のストライプ状の電極22bと第1の
ストライプ状の電極22aとの間にある絶縁体層50の
部分の厚さと等しい場合には、絶縁体層50の全体の厚
さは2T1 になる。
【0080】図42(A)は絶縁体層50の部分の厚さ
1 が0.2μm、図42(B)は絶縁体層50の部分
の厚さT1 が0.4μm、図42(C)は絶縁体層50
の部分の厚さT1 が0.8μmの場合である。図42
(A)〜(C)では、絶縁体層50の部分の厚さT1
直流電圧成分を低減させるのに十分な厚さをもってお
り、絶縁体層50の各部分の厚さT1 はもっと小さくて
もよい。絶縁体層50の部分の厚さT1 は50nm以上
であるのが好ましいことが分かった。
【0081】図43は図33の液晶表示装置10の絶縁
体層50の体積抵抗率が1014Ωmの場合に第2のスト
ライプ状の電極22b上にある絶縁体層50の部分の厚
さT 2 を変えた場合の電圧の変化を示す図である。図3
3では絶縁体層50は第2のストライプ状の電極22b
のみを覆っており、第1のストライプ状の電極22aは
絶縁体層50で覆われていない。
【0082】図43においてV1 とV2 との電圧の差が
0に収束するまでの時間は図42(A)においてV1
2 との電圧の差が0に収束するまでの時間とほぼ等し
い。従って、画面の焼きつきを防止する効果から見て、
図43の絶縁体層50の厚さは図42(A)の絶縁体層
50の厚さと同等ということができる。言い換えると、
図42(A)において第1のストライプ状の電極22a
上にある絶縁体層50の部分の厚さT1 と、第2のスト
ライプ状の電極22b上にある絶縁体層50の部分の厚
さT1 との平均の厚さは、図43において第1のストラ
イプ状の電極22a上にある絶縁体層50の部分の厚さ
(この場合には0)と、第2のストライプ状の電極22
b上にある絶縁体層50の部分の厚さT2 との平均の厚
さと等しい。そして、絶縁体層50の厚さT2 は50n
m以上であるのが好ましい。
【0083】図45は一定のパターンで配置された第1
及び第2のグループのストライプ状の電極を含む画素を
もつ液晶表示装置の例を示す平面図である。液晶表示装
置10は縦横にマトリクス状に並んだ画素52を有し、
各画素52は、一方の基板に設けられた第1のグループ
のストライプ状の電極22aと第2のグループのストラ
イプ状の電極22bとを含む。このような電極構成を有
する液晶表示装置はこれまでに説明した実施例と基本的
に同様の作用を行う。
【0084】各画素52内において、第1及び第2のグ
ループのストライプ状の電極22a、22bの各々は、
図45において左側を向いた屈曲部を有する形状に形成
されている。全ての画素52の全ての第1及び第2のグ
ループのストライプ状の電極22a、22bは左側を向
いた屈曲部を有する。従って、図45の液晶表示装置で
は、画面全体にわたって、第1及び第2のグループのス
トライプ状の電極22a、22bは左側を向いて屈曲し
ている。
【0085】図46(A)は図45の第1及び第2のグ
ループのストライプ状の電極22a、22bをもった液
晶表示装置の画面54の例を示す図である。画面54内
には電圧を印加することにより画像54aが形成されて
いる。図46(B)は図46(A)の画面54を全体的
に灰色に表示したときに画面の焼きつき54bが生じた
例を示す図である。画面の焼きつき54bは同じ画像5
4aを長い時間形成した後に画像54aの一部の跡とし
て生じることが多い。
【0086】このような画面の焼きつき54bは、画素
構成の非対称性に起因して生じることが多い。すなわ
ち、図46(A)の画面54は図45の第1及び第2の
ストライプ状の電極22a、22bをもった画素52で
形成されており、第1及び第2のストライプ状の電極2
2a、22bは左側を向いて屈曲している。このような
非対称性をもった液晶表示装置では、液晶が図46
(A)に矢印で示されるように非対称性に従って流れ、
画像54aの外形部分において液晶の流れの度合いが異
なるために液晶に含まれる不純物の滞留が生じ、駆動電
圧に違いが生じ、画面の焼きつき54bとして観察され
るようになる。
【0087】図47は図45及び図46を参照して説明
した問題点を解決するために本発明の第4実施例による
パターンで配置された第1及び第2のグループのストラ
イプ状の電極22a、22bの画素をもつ液晶表示装置
を示す平面図である。液晶表示装置10は図1、図5、
図6と同様の基本的な構成を有する。液晶表示装置10
は縦横にマトリクス状に並んだ画素52を有し、各画素
52は、一方の基板に設けられた第1のグループのスト
ライプ状の電極22aと第2のグループのストライプ状
の電極22bとを含む。第1のストライプ状の電極22
aはデータ電圧を受け、第2のグループのストライプ状
の電極22bはコモン電圧を受ける。従って、このよう
な電極構成を有する液晶表示装置はこれまでに説明した
実施例と基本的に同様の作用を行う。
【0088】各画素52内において、第1及び第2のグ
ループのストライプ状の電極22a、22bの各々は、
一方向に向いた形状を有する。つまり、第1及び第2の
グループのストライプ状の電極22a、22bの各々
は、90度に曲げられた屈曲部を有する形状に形成され
ている。しかし、1つの領域において、例えば図47で
1段目の行にある画素52では、第1及び第2のグルー
プのストライプ状の電極22a、22bの各々は、左側
を向いて屈曲している。他の領域において、例えば図4
7で2段目の行にある画素52では、第1及び第2のグ
ループのストライプ状の電極22a、22bの各々は、
右側を向いて屈曲している。画面全体にわたって見る
と、電極が左側を向いて屈曲している前記一領域と電極
が右側を向いて屈曲している前記他の領域とは交互に配
置されている。
【0089】従って、図47では、図45を参照して説
明したような非対称性がなくなり、図46を参照して説
明した画素構成の非対称性に起因して生じる画面の焼き
つき54bが改善される。図48及び図49は図47の
液晶表示装置の変形例を示す図である。これらの図にお
いても、液晶表示装置10は縦横にマトリクス状に並ん
だ画素52を有し、各画素52は、一方の基板に設けら
れた第1及び第2のグループのストライプ状の電極22
a、22bを含む。第1及び第2のグループのストライ
プ状の電極22a、22bの各々は、90度に曲げられ
た屈曲部を有する形状に形成されている。
【0090】図48においては、各画素52内におい
て、1つの領域において、例えば図48で1番右の列に
ある画素52では、第1及び第2のストライプ状の電極
22a、22bの各々は、左側を向いて屈曲している。
他の領域において、例えば図48で右から2番目の列に
ある画素52では、第1及び第2のストライプ状の電極
22a、22bの各々は、右側を向いて屈曲している。
画面全体にわたって見ると、電極が左側を向いて屈曲し
ている一領域と電極が右側を向いて屈曲している他の領
域とは交互に配置されている。
【0091】図49においては、1つの領域において、
例えば図47で右上に位置する画素52と、上から2段
目で右から2番目に位置する画素52では、第1及び第
2のストライプ状の電極22a、22bの各々は、右側
を向いて屈曲している。他の領域において、例えば図4
8で上から1段目で右から2番目に位置する画素52
と、上から2段目で右から1番目に位置する画素52で
は、第1及び第2のストライプ状の電極22a、22b
の各々は、左側を向いて屈曲している。画面全体にわた
って見ると、電極が左側を向いて屈曲している前記一領
域と電極が右側を向いて屈曲している前記他の領域とは
交互に配置されている。つまり、画素52は市松模様で
配置されている。
【0092】従って、図48及び図49でも、画素構成
が対称的になり、図46を参照して説明した画素構成の
非対称性に起因して生じる画面の焼きつき54bが改善
される。図50は図47から図49の液晶表示装置の1
画素の例を示す平面図である。図51は図50の第1の
ストライプ状の電極22aを示す平面図である。図52
は図50の第2のストライプ状の電極22bを示す平面
図である。この画素の特徴は他の実施例にも適用可能で
ある。
【0093】液晶表示装置10では、図23にも示され
ているように、一方の基板14が、ゲートバスライン3
0と、データバスライン32と、TFT34とを含むア
クティブマトリクスを有する。さらに、コモンバスライ
ン40がある。ゲートバスライン30とデータバスライ
ン32とで囲まれた概略矩形状の画素52内には、第1
及び第2のグループのストライプ状の電極22a、22
bが設けられている。第1のグループのストライプ状の
電極22aは第1の接続電極22cによってTFT34
に接続されている。第2のグループのストライプ状の電
極22bは第2の接続電極22dによってコモンバスラ
イン40に接続されている。
【0094】図50及び図51において、第1のグルー
プのストライプ状の複数の電極22aは、互いに平行な
第1のサブグループの直線部分(図50及び図51の水
平な中央線よりも上の要素)と、互いに平行で該第1の
サブグループの直線部分に対して角度をなした第2のサ
ブグループの直線部分(図50及び図51の水平な中央
線よりも下の要素)を含む。全ての直線部分はデータバ
スライン32に対して2度から88°の角度をなす。好
ましくは、全ての直線部分はデータバスライン32に対
して45度の角度をなす。
【0095】第1のサブグループの直線部分と第2のサ
ブグループの直線部分とは互いに90度をなすように配
置されている。つまり、第1のグループのストライプ状
の電極22aは直角の屈曲部を有する。第1のサブグル
ープの直線部分は図50及び図51の水平な中央線に関
して第2のサブグループの直線部分と線対称に配置され
る。第1のサブグループの直線部分は第2のサブグルー
プの直線部分と点対称に配置されることもできる。第1
及び第2のサブグループの直線部分の幾つかは概ね矩形
形状の画素の一方の長辺から対向する長辺へ折れ曲がり
なくまっすぐに延びる。
【0096】図50及び図52において、第2のグルー
プのストライプ状の複数の電極22bは、互いに平行な
第3のサブグループの直線部分(図50及び図52の水
平な中央線よりも上の要素)と、互いに平行で該第3の
サブグループの直線部分に対して角度をなした第4のサ
ブグループの直線部分(図50及び図52の水平な中央
線よりも下の要素)を含む。第3のサブグループの直線
部分と第4のサブグループの直線部分とは互いに90度
をなすように配置されている。第3のサブグループの直
線部分は図50及び図52の水平な中央線に関して第4
のサブグループの直線部分と線対称に配置される。第3
及び第4のサブグループの直線部分の幾つかは概ね矩形
形状の画素の一方の長辺から対向する長辺へ折れ曲がり
なくまっすぐに延びる。
【0097】一画素内において、第1の接続電極22c
は画素52の周辺部(画素52を規定するゲートバスラ
イン30とデータバスライン32のわずかに内寄りの領
域)に設けられ、第1のグループのストライプ状の電極
22aを一緒に接続し、そして、第2の接続電極22d
が画素52の周辺部に設けられ、第2のグループのスト
ライプ状の電極22bを一緒に接続する。第1の接続電
極22cは第2の接続電極22dと絶縁体層56を介し
て少なくとも部分的にオーバーラップしている(図55
参照)。この絶縁体層56は図32及び図33の絶縁体
層50と同じである。
【0098】図50に示されるように、第2の接続電極
22dの幅は第1の接続電極22cの幅よりも大きく、
第1の接続電極22cは第2の接続電極22dの内方エ
ッジに載るように位置し、短絡を防止するために第1の
接続電極22cがゲートバスライン30及びデータバス
ライン32から少しでも離れるようになっている。第1
の接続電極22cの詳細について説明する。第1の接続
電極22cは第1のグループのストライプ状の電極22
aの第1及び第2の直線部分の端部を一緒に接続する接
続電極部分22cp、22cqを含む。接続電極部分2
2cpは画素52の周辺部においてゲートバスライン3
0と平行に延び、該第1及び第2の直線部分の端部同志
を接続する。接続電極部分22cqは画素52の周辺部
においてデータバスライン32と平行に断片的に延び、
第1のグループのストライプ状の電極22aの第1及び
第2の直線部分のうちの少なくとも2つの直線部分の端
部同志を接続する。
【0099】特に、接続電極部分22cqが画素52の
周辺部においてデータバスライン32と平行に設けられ
る構成により、例えば図23に示される画素の中央を長
手方向に延びる接続電極部分22cyをなくすことがで
きる。画素の中央を長手方向に延びる接続電極部分22
cyは画素の開口率をかなり低下させるが、画素52の
周辺部に接続電極部分22cqを設けることによって画
素の開口率を改善することができる。
【0100】接続電極部分22cqをゲートバスライン
30と平行に断片的に設けることにより、ゲートバスラ
イン30の近くにある接続電極部分22cqの量を少な
くし、接続電極部分22cqとゲートバスライン30と
の短絡の可能性を低減する。第1の接続電極22cはさ
らに画素52の水平な中央線に沿って断片的に設けられ
た接続電極部分22crを有する。この接続電極部分2
2crは特に必要ではないが、接続電極部分22crは
第1及び第2のストライプ状の電極22a、22bの屈
曲部において液晶の配向が乱れてディストリネーション
が生じるのを防止することができる。
【0101】第1のグループのストライプ状の電極22
aの1つの直線部分の端部(図51にaで示される)が
画素の短辺の角に位置し、もう1つの直線部分の端部
(図51にbで示される)が画素のもう1つの短辺の角
に位置している。端部aを有する直線部分から、その他
のほとんどの直線部分及び第1の接続電極の接続電極部
分22cqを通って、端部bを有するもう1つの直線部
分へいたる実質的に連続的なシリーズの電気経路が形成
されている。つまり、第1の接続電極の接続電極部分2
2cqは第1のグループのストライプ状の電極22aの
電気的な接続を達成するのに必要な最小の部分にのみ設
けられる。
【0102】第2の接続電極22dは第2のグループの
ストライプ状の電極22bの第3及び第4の直線部分の
端部を一緒に接続するために画素52の周辺部において
ゲートバスライン30と平行に延びる接続電極部分22
dpと、画素52の周辺部においてデータバスライン3
2と平行に延びる接続電極部分22dqとを有する。第
2の接続電極22dはさらに画素の水平な中央線に沿っ
て配置された補助容量電極として作用する接続電極部分
22drを有する。接続電極部分22drは第1及び第
2のストライプ状の電極22a、22bの屈曲部におい
て液晶の配向が乱れてディストリネーションが生じるの
を防止することもできる。接続電極部分22drはなく
てもよい。第2の接続電極22dはさらに複数の点にお
いて隣接の画素の同様の接続電極と接続するための外方
突起22dsを有する。これらの外方突起22dsは図
50のコモンバスライン40の一部である。つまり、1
画素の第2の接続電極22dは複数のコモンバスライン
40により隣接の画素の第2の接続電極に接続される。
【0103】図53は第1及び第2のグループのストラ
イプ状の電極22a、22b及び第1及び第2の接続電
極22c、22dの変形例を示す平面図である。図54
は第1及び第2のグループのストライプ状の電極22
a、22b及び第1及び第2の接続電極22c、22d
の変形例を示す平面図である。図53及び図54におい
ては、第1及び第2の接続電極22c、22dの接続電
極部分22cq、22dqは画素の周辺部にのみ設けら
れ、画素の内部には接続電極部分はない。従って、開口
率の大きな明るい液晶表示装置を実現することができ
る。
【0104】画素周辺部に設けられ、第1のグループの
ストライプ状の電極22aを接続する電極接続部分22
cqのうち、一方のデータバスライン32と平行な電極
接続部分22cqの合計の長さと、対向するもう一方の
データバスライン32と平行な電極接続部分22cqの
合計の長さとが、ほぼ同じになるように配置されている
のが好ましい。こうすれば、一方のデータバスライン3
2と電極接続部分22cqとの間のクロストークの可能
性を減少できる。
【0105】一画素内で、データバスライン32に対し
て2度から88°の角度をなす第1のグループのストラ
イプ状の電極22aの第1の直線部分が設けられた領域
の面積と、その補角をなす角度をなす第2の直線部分が
設けられた領域の面積とが、ほぼ等しいのが好ましい。
図55(A)は図56の実施例の比較例を示す図であ
る。図55(B)は図55(A)の線55B−55Bを
通る断面図である。前に説明したように、第1及び第2
のグループのストライプ状の電極22a、22bを有す
る液晶表示装置では、第1のグループのストライプ状の
電極22aと第2のグループのストライプ状の電極22
bとの間に横電界FT が形成される。これは、対向基板
12の全面ベタの透明電極18がある場合でも、対向基
板12の全面ベタの透明電極18がない場合でも同様で
ある。
【0106】ところが、第1のグループのストライプ状
の電極22aの1つが第1の接続電極22cの接続電極
部分22cqとが鋭角又は直角で交差する位置では、第
1のグループのストライプ状の電極22aは第1の接続
電極22cの接続電極部分22cqとは同電位であるた
めに、これらの2つの部材の間には横電界FT が形成さ
れず、液晶が十分に駆動されないという問題が生じた。
同様に、第2のグループのストライプ状の電極22bの
1つが第2の接続電極22dの接続電極部分22dqと
が鋭角又は直角で交差する位置では、第2のグループの
ストライプ状の電極22bは第2の接続電極22dの接
続電極部分22dqとは同電位であるために、これらの
2つの部材の間には横電界FT が形成されず、液晶が十
分に駆動されないという問題が生じた。従って、横電界
T が形成されず、液晶が十分に駆動されないために、
液晶表示装置の輝度が低下し、開口率が低下する。また
は、第2の接続電極22dの接続電極部分22dqが第
1の接続電極22cの接続電極部分22cqとオーバー
ラップする関係で存在していれば、第1のグループのス
トライプ状の電極22aと第2の接続電極22dの接続
電極部分22dqとの間に横電界が形成されることにな
るが、第1の接続電極22cの接続電極部分22cqが
この横電界の形成の妨げになることが分かった。
【0107】図56(A)は本発明の第5実施例による
液晶表示装置の一部を示す図である。図56(B)は図
56(A)の線56B−56Bを通る断面図である。こ
の例では、図55(A)において第1のグループのスト
ライプ状の電極22aの1つが第1の接続電極22cの
接続電極部分22cqとが鋭角又は直角で交差するよう
な場合に、接続電極部分22cqのあった位置に、駆動
用補正電極部分22mが設けられる。これを一般的に表
現すると、次のようになる。第1及び第2のグループの
ストライプ状の電極22a、22bのうちの一方のグル
ープの1つのストライプ状の電極22aと直角または鋭
角で交差する駆動用補正電極部分22mを含み、該駆動
用補正電極部分22mは、該1つのストライプ状の電極
22aが属するグループとは異なったグループの1つの
ストライプ状の電極22bに接続され、且つ該第1及び
第2の接続電極のうちで、該異なったグループの1つの
ストライプ状の電極22bのための接続電極22dと同
じ層にある。
【0108】つまり、第1のストライプ状の電極22a
と、第1のストライプ状の電極22aとは異なった層に
ある第2のストライプ状の電極22bと同じ層にある駆
動用補正電極部分22mとが、鋭角又は直角で交差し、
第1のグループのストライプ状の電極22aと駆動電極
部分22mとは異なった電位にあり、これらの2つの部
材の間には横電界FT が形成されるので、液晶を駆動す
ることができ、開口率を改善することができる。
【0109】図57は図55の構成及び図56の液晶表
示装置の透過率を示す図である。曲線Nは図55の液晶
表示装置の透過率を示す図であり、曲線Oは図56の液
晶表示装置の透過率を示す図である。図56の液晶表示
装置によれば、液晶の駆動できる部分が増加するので明
るい表示を得ることができるようになる。図58は図5
6の原理に基づいた第1及び第2のグループのストライ
プ状の電極22a、22b及び第1及び第2の接続電極
22c、22dをもつ液晶表示装置を示す平面図であ
る。この例では、接続電極22cyは画素の中央に形成
され、駆動用補正電極部分22mは画素の周辺部に配置
されている。駆動用補正電極部分22mは、第2の接続
電極22dの接続電極部分22dqに相当するように見
えるが、駆動用補正電極部分22mは第2のグループの
ストライプ状の電極22b同志を接続していない。
【0110】図59は画素が接続電極22cyによって
長手方向に4分割された例を示す。図58と同様に、駆
動用補正電極部分22mは画素の周辺部に配置されてい
る。図58及び図59の構成では接続電極を画素の周辺
部に設けることはできないが、次に説明する例では、接
続電極を画素の周辺部に設け、且つ駆動用補正電極部分
22mも画素の周辺部に配置することができる。
【0111】図60は第1及び第2のグループのストラ
イプ状の電極22a、22bが第1及び第2の接続電極
22c、22dと鋭角で交差し、そして、駆動補正用電
極部分22mを含む例を示す図である。図60は画素の
周辺部のデータバスライン32に平行な第1及び第2の
接続電極22c、22dの接続電極部分22cq、22
dqの近傍の部分を示している。
【0112】図60から図66の実施例においては、第
1のグループのストライプ状の電極22a及び第1の接
続電極22cが第2のグループのストライプ状の電極2
2b及び第2の接続電極22dの上の層に位置するの
で、第1のグループのストライプ状の電極22a及び第
1の接続電極22cが実線で示され、第2のグループの
ストライプ状の電極22b及び第2の接続電極22dが
破線で示されている。
【0113】図60においては、2つの駆動補正用電極
部分22m1、22m2が示されている。図61は駆動
補正用電極部分22m1を詳細に示している。図62は
22m1を通り、図61の線62─62に沿った断面図
である。図63は駆動補正用電極部分22m2を通り、
図60の線63─63に沿った断面図である。図60、
61、62において、第1のグループのストライプ状の
電極22aの第1及び第2の直線部分のうちの2つがデ
ータバスライン32に平行な第1の接続電極22cの接
続電極部分22cqで接続されている。駆動用補正電極
部分20m1はこの接続電極部分22cqと一体的にこ
の接続電極部分22cqと一直線上に延びる。
【0114】図60の中央に位置する第1のグループの
ストライプ状の電極22aの直線部分の1つ(かりに中
央の直線部分と呼ぶ)から見ると、接続電極部分22c
qはこの中央の直線部分とその上に位置する直線部分と
を接続し、駆動補正用電極部分22m1は中央の直線部
分とその下に位置する直線部分とを接続していない。駆
動補正用電極部分22m1は中央の直線部分の下に位置
する第2のグループのストライプ状の電極22bの直線
部分とともに鋭角を形成している。駆動補正用電極部分
22m1とその下に位置する第2のグループのストライ
プ状の電極22bの直線部分とは、異なった電圧を供給
される。
【0115】言い換えると、第1のグループのストライ
プ状の電極22aの第1及び第2の直線部分のうちの1
つがデータバスライン32に平行な第1の接続電極22
cの接続電極部分22cqに接続され、第1の接続電極
22cの接続電極部分22cqは該1つの直線部分と該
接続電極部分との接続部から一方向に延び、駆動用補正
電極部分20m1はデータバスライン32に平行に該接
続電極部分22cqとは反対方向に延び且つ最も近い第
2のストライプ状の複数の電極22bの1つの直線部分
とオーバーラップする位置で終端する。従って、第2の
グループのストライプ状の電極22bの1つの直線部分
と駆動用補正電極部分20m1とは鋭角で交差するが、
互いに異なった電圧を印加されるので、液晶の駆動でき
る部分が増加するので明るい表示を得ることができるよ
うになる。
【0116】図62に示されるように、駆動用補正電極
部分22m1は上から見て第2の接続電極22dの接続
電極部分22dqよりも突出量Lだけ内側に突出してい
る。このように駆動用補正電極部分22m1を第2の接
続電極22dの接続電極部分22dqよりも内側に突出
させることは、鋭角をなす駆動用補正電極部分20m1
と第2のグループのストライプ状の電極22bの直線部
分との間で横電界FTを有効にする上で重要である。実
施例では、第1の接続電極22cの接続電極部分22c
qも駆動用補正電極部分22m1とともに第2の接続電
極22dの接続電極部分22dqよりも内側に突出して
いる。
【0117】図60及び図63において、第2のグルー
プのストライプ状の電極22bの1つの直線部分がゲー
トバスライン32に平行な第2の接続電極22dの接続
電極部分22dqに接続され、駆動用補正電極部分22
m2は第2の接続電極22dの接続電極部分22dqの
内側に接続される。従って、第1のグループのストライ
プ状の電極22aの1つの直線部分と駆動用補正電極部
分20m2とは鋭角で交差するが、互いに異なった電圧
を印加されるので、液晶の駆動できる部分が増加し、明
るい表示を得ることができるようになる。図63に示さ
れるように、駆動用補正電極部分20m2は上から見て
第1のグループのストライプ状の電極22aの直線部分
よりも突出量Lだけ内側に突出している。このように駆
動用補正電極部分20m2を突出させることは横電界F
T を有効にする上で重要である。
【0118】図64は図61と同様に駆動補正用電極部
分22m1が第1のグループのストライプ状の電極22
aから延長され、第1の接続電極22cの接続電極部分
22cqの内側エッジは第2の接続電極22dの接続電
極部分22dqの内側エッジと同一垂直平面内にくるよ
うになっている。しかし、駆動補正用電極部分22m1
の位置する第2の接続電極22dの接続電極部分22d
qの部分の内側エッジが窪ませられている。従って、駆
動補正用電極部分22m1は第2の接続電極22dの接
続電極部分22dqよりも横に突出することになる。
【0119】図65では、第1のグループのストライプ
状の電極22aの直線部分のテーパーを駆動補正用電極
部分22m1のデータバスライン32側の外側エッジま
で延ばし、データバスライン32と同層にある駆動補正
用電極部分22m1のデータバスライン32と近接する
部分の面積をできるだけ減少するようにしている。それ
によって、駆動補正用電極部分22m1がデータバスラ
イン32と短絡する可能性を減少させる。
【0120】図66は駆動補正用電極部分22m3が第
1の接続電極22dの接続電極部分22cpが窪ませら
れ、よって第2の接続電極22dの接続電極部分22c
pが第1の接続電極22dの接続電極部分22cpより
も内側に突出していることによって形成されている例を
示す図である。第1のグループのストライプ状の電極2
2aの直線部分が駆動補正用電極部分22m3と鋭角で
交差する。
【0121】駆動補正用電極部分22m1、駆動補正用
電極部分22m2、駆動補正用電極部分22m3は、図
50にも示されている。図50にはさらに、駆動補正用
電極部分22m4も示されている。図67は図61の構
成において図62の駆動補正用電極部分22m1の突出
量Lが0の場合の液晶表示装置の透過率を示す図であ
る。第2のグループのストライプ状の電極22bと駆動
補正用電極部分22m1とが鋭角で交差する位置にMで
示す透過率の落ち込みが見られる。
【0122】図68は図61の構成において図62の突
出量Lが2μmの場合の液晶表示装置の透過率を示す図
である。図67の位置Mの透過率の落ち込みが解消され
ている。図69は図60の構成において図63の駆動補
正用電極部分22m2の突出量Lが0の場合の液晶表示
装置の透過率を示す図である。第1のグループのストラ
イプ状の電極22aと駆動補正用電極部分22m2とが
鋭角で交差する位置にNで示す透過率の落ち込みが見ら
れる。
【0123】図70は図60の構成において図63の突
出量Lが4μmの場合の液晶表示装置の透過率を示す図
である。図69の位置Nの透過率の落ち込みが解消され
ている。図71は駆動補正用電極部分22m1の突出量
Lと駆動補正用電極部分22m2の突出量Lと液晶表示
装置の光の透過率との関係を示す図である。駆動補正用
電極部分22m1の突出量Lは0.5μm以上であるの
が好ましいことが分かった。また、駆動補正用電極部分
22m2の突出量L1は3μm以上であるのが好ましい
ことが分かった。
【0124】図72は図73の液晶表示装置の比較例を
示す図である。図72は図32の実施例と同様な液晶表
示装置10を示している。ただし、図72では、配向膜
及び偏光子は省略されている。図32を参照して説明し
たように、絶縁体層50があると、画面の焼きつきを防
止することができる。しかし、絶縁体層50があると、
印加電圧が絶縁体層50で分圧され、液晶にかかる電圧
が低下するので、液晶の駆動電圧を高くしなければなら
なという問題がある。
【0125】図72には、電圧印加時の液晶分子の配向
が示されている。斜め電界が第1のグループのストライ
プ状の電極22aと全面ベタの透明電極18との間で形
成され、前記斜め電界を助ける横電界が第1のグループ
のストライプ状の電極22aと第2のグループのストラ
イプ状の電極22bとの間に形成される。図73は本発
明の第6実施例による液晶表示装置10を示す断面図で
ある。図73は図32及び図72の液晶表示装置と同様
に絶縁体層50を設けた液晶表示装置10を示してい
る。この絶縁体層50は、コモン電圧を供給される第2
のグループのストライプ状の電極22bを覆う第1の絶
縁体層50aと、データ電圧を供給される第1のグルー
プのストライプ状の電極22aを覆う第2の絶縁体層5
0bとの合計である。
【0126】図73では、絶縁体層50を設けた後で、
絶縁体層50の一部を局部的に除去している。すなわ
ち、第2のグループのストライプ状の電極22bの周辺
の絶縁体層50の部分がドライエッチングにより除去さ
れている。図78は図73の第2のストライプ状の電極
22bの近傍を示す平面図である。絶縁体層50は第2
のストライプ状の電極22bを露出させる開口部50x
を有する。従って、第1のグループのストライプ状の電
極22aと第2のグループのストライプ状の電極22b
との間に形成される横電界が絶縁体層50によって邪魔
される程度が小さくなり、液晶の駆動電圧が低下するの
を防止することができる。
【0127】図74は図73の液晶表示装置10の変形
例を示す図である。図74では、絶縁体層50を設けた
後で、絶縁体層50の一部を局部的に除去している。す
なわち、第1のグループのストライプ状の電極22aの
周辺の絶縁体層50(第2の絶縁体層50b)の部分が
ドライエッチングにより除去されている。従って、第1
のグループのストライプ状の電極22aと全面ベタの透
明電極18との間で形成される斜め電界が絶縁体層50
によって邪魔されなくなり、液晶の駆動電圧が低下する
のを防止することができる。
【0128】絶縁体層50を設けた後で、第1のグルー
プのストライプ状の電極22aの周辺の絶縁体層50の
部分及び第2のグループのストライプ状の電極22bの
周辺の絶縁体層50の部分をともに除去するのも有効で
ある。図75から図77はそれぞれ図72から図74の
液晶表示装置の光の透過率を示す図である。図75では
例えば電圧が6ボルトのときに光の透過率は約15%で
ある。図76では例えば電圧が6ボルトのときに光の透
過率は約15%であり、図75の結果とあまり変わらな
かった。図76では例えば電圧が6ボルトのときに光の
透過率は約20%であり、図74の結果と大きな差があ
り、駆動電圧を低下することができることが分かる。
【0129】図72に示す液晶表示装置では、第1のス
トライプ状の電極22aから対向基板12の全面ベタの
透明電極18へ向かって斜め電界が形成されるが、電界
は第1のストライプ状の電極22aの近傍では全面ベタ
の透明電極18に対してほとんど垂直になる。そこで、
図79に示すように、全面ベタの透明電極18の代わり
に、第2のグループのストライプ状の電極22bと対向
する対向基板12の位置に、第3のグループのストライ
プ状の電極18aを設ける。こうすれば、第1のストラ
イプ状の電極22aと第3のグループのストライプ状の
電極18aとの間で効率よく斜め電界を形成することが
できる。しかしながら、図79の構成では、両基板1
2、14の間で位置ずれが生じると、電極間の位置ずれ
が生じ、電圧と透過率との関係が大きくずれてしまうと
いう問題があった。
【0130】図80は本発明の第7実施例による液晶表
示装置を示す断面図である。この実施例では、一方の基
板14は第1のグループのストライプ状の電極22aと
第2のグループのストライプ状の電極22bとを有し、
もう一方の基板12は全面ベタの透明電極18と第2の
グループのストライプ状の電極22bと対向する位置に
第3のグループのストライプ状の電極18aとを有す
る。つまり、全面ベタの透明電極18だけの部分は抵抗
の高い電極部分18xを構成し、全面ベタの透明電極1
8と第3のグループのストライプ状の電極18aとが重
なった部分は抵抗の低い電極部分18yを構成する。全
面ベタの透明電極18は例えばITOを200〜300
オングストロームの厚さにスパッタリングし、エッチン
グ液で取れないように熱処理する。次に第3のグループ
のストライプ状の電極18aを例えばITOを2000
オングストロームの厚さにスパッタリングし、マスクを
用いてエッチングを行った。
【0131】電圧を印加すると、抵抗の低い電極部分1
8yに最初に電荷が蓄積され、抵抗の低い電極部分18
yと第1のグループのストライプ状の電極22aとの間
で電界が形成され、液晶はまずこの電界に応じて動く。
抵抗の高い電極部分18xは実際には抵抗の低い電極部
分18yと電位が同じであるため、時間が経過するとと
もに、抵抗の高い電極部分18xにも電荷が溜まり、す
なわち電界が形成されて液晶が応答する。従って、図7
9の液晶表示装置は図79の液晶表示装置と同様に低い
駆動電圧で作用することができる。そして、図80の液
晶表示装置は全面ベタの透明電極18を含んでいるた
め、基板間の位置ずれがあっても、電圧─透過率特性が
大きく変わることはない。
【0132】図81から図84は図80の液晶表示装置
の変形例を示す図である。これらの例では、図81に示
されるように、全面ベタの透明電極を利用するのではな
く、同一の抵抗を有する複数の透明なストライプ状の線
を含むストライプ状あるいはメッシュ状の構造により、
抵抗の高い電極部分18xと、抵抗の低い電極部分18
yを構成している。抵抗の低い電極部分18yは線幅の
太い線とし、抵抗の低い電極部分18yは線幅の狭い線
とする。
【0133】図82及び図83はストライプ状の線構造
により、抵抗の高い電極部分18xと、抵抗の低い電極
部分18yとを構成した例を示す。線幅の狭い線からな
る構造を第1のグループのストライプ状の電極22aを
覆うように設け、線幅の太い線からなる構造を第2のグ
ループのストライプ状の電極22bに合わせて対向させ
る。幅が太い線は、第2のグループのストライプ状の電
極22bと同程度の太さが望ましい。具体的には、幅が
太い線は、第2のグループのストライプ状の電極22b
の太さの1/2以上、2倍以下に設定することが有効で
あった。
【0134】図84はメッシュ状の線構造により、抵抗
の高い電極部分18xと、抵抗の低い電極部分18yと
を構成した例を示す。図83及び図84において、波線
より上の図は対向基板上のパターンを示しており、波線
より下の図はTFT基板上のパターンを示している。第
2のグループのストライプ状の電極22bに対応する部
分には太いストライプ状の電極を設けて、抵抗として低
くなるように設定している。一方、その間には細いスト
ライプ状の電極が設けられているが、細いために抵抗が
高くなり、直ぐには電荷が溜まらないので、電界がなか
なか形成されない。図84のメッシュ状の線構造は、図
83のストライプ状の線構造よりもより均一に電界を印
加することができるようになる。抵抗の高い電極部分1
8xにおいては、ストライプ状又はメッシュ状の線構造
の線幅は3μm以下とし、抵抗の低い電極部分18yに
おいては、ストライプ状又はメッシュ状の線構造の線幅
は3μm以上とするのがよい。
【0135】図85は図86の液晶表示装置の問題点を
説明するための液晶表示装置を示す略図である。液晶表
示装置は第1及び第2の基板12、14(例えば図1参
照)が周辺シール66によって張り合わせられている。
周辺シール66は一端部に液晶注入口68を有し、液晶
注入口68は液晶を注入した後で閉じられる。液晶注入
口68から液晶が注入され、液晶注入口68とは反対側
の端部に向かって流れる際に、配向膜に付着していた不
純物が液晶とともに流れ、液晶注入口68とは反対側の
端部に集まる。このため、液晶注入口68とは反対側の
領域70には、電圧保持率の低下により、表示不良領域
となることがある。
【0136】図86及び図87は本発明の第8実施例に
よる液晶表示装置を示す断面図である。一方の基板12
は誘電体層36を有し、他方の基板14は絶縁体層50
を有する。誘電体層36及び絶縁体層50は液晶注入口
68とは反対側の領域70において除去され、液晶注入
口68とは反対側の領域70は液晶セルのセル空間の広
い領域となっている。さらに、ブラックマトリクス72
が液晶注入口68とは反対側の領域70を覆い、この領
域を表示領域外に設定している。
【0137】誘電体層36はJSR製のPC403の樹
脂であり、その厚さは3μmから5μmであった。絶縁
体層50はSiNである。従って、液晶層16の厚さが
4μmであるのに対して、液晶注入口68とは反対側の
領域70のセル空間の間隙の距離は約8μmになる。こ
のため、液晶注入口68とは反対側の領域70の幅を4
mmから2mmに減少させることができた。それによっ
て、表示領域の面積を変えることなく、液晶注入口68
とは反対側の領域70をブラックマトリクス72で覆う
ことができるようになった。なお、液晶注入口68とは
反対側の領域70は、液晶注入口68のある辺に対向す
る辺に隣接し、及びこの辺に隣接する辺の近傍にするこ
とができる。
【0138】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ディスクリネーションのない、視角特性の良好な液晶表
示装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の電圧無印加時の液晶表示
装置を示す断面図である。
【図2】図1の液晶表示装置の電圧印加時を示す断面図
である。
【図3】一方の基板に形成されるアクティブマトリクス
の一部を示す図である。
【図4】図1の偏光子の吸収軸の関係を示す図である。
【図5】比較例の液晶表示装置及び白表示の画像を示す
図である。
【図6】本発明の第2実施例の電圧無印加時の液晶表示
装置を示す断面図である。
【図7】図6の液晶表示装置の電圧印加時を示す断面図
である。
【図8】誘電体層がない場合の電界の形成を示す図であ
る。
【図9】誘電体層がある場合の電界の形成を示す図であ
る。
【図10】誘電体層がないことを除くと図6の液晶表示
装置と同様の液晶表示装置及びそれによる表示の例を示
す図である。
【図11】透明電極を有する基板を逆にして取り付けた
液晶表示装置及びそれによる表示の例を示す図である。
【図12】図6の液晶表示装置と同様の液晶表示装置及
びそれによる表示の例を示す図である。
【図13】誘電体層がない液晶表示装置に6Vの電圧を
印加した場合の透過率を示す図である。
【図14】誘電体層がない液晶表示装置に10Vの電圧
を印加した場合の透過率を示す図である。
【図15】誘電体層がある液晶表示装置に6Vの電圧を
印加した場合の透過率を示す図である。
【図16】誘電体層がある液晶表示装置に10Vの電圧
を印加した場合の透過率を示す図である。
【図17】誘電体層の厚さと透過率との関係を示す図で
ある。
【図18】誘電体層の一例を示す液晶表示装置の断面図
である。
【図19】誘電体層の他の例を示す液晶表示装置の断面
図である。
【図20】誘電体層の他の例を示す液晶表示装置の断面
図である。
【図21】誘電体層の他の例を示す液晶表示装置の断面
図である。
【図22】一方の基板に形成される第1及び第2のスト
ライプ状の電極及びアクティマトリクスの一例を示す図
である。
【図23】一方の基板に形成される第1及び第2のスト
ライプ状の電極及びアクティマトリクスの他の例を示す
図である。
【図24】図6及び図7の液晶表示装置を簡単化して示
す図である。
【図25】図24の構成に位相差フィルムを加えた液晶
表示装置を示す図である。
【図26】典型的な偏光フィルムの例を示す断面図であ
る。
【図27】図26の偏光フィルムを使用した液晶表示装
置を示す構成図である。
【図28】図24の液晶表示装置の視角特性を示す図で
ある。
【図29】図25の液晶表示装置の視角特性を示す図で
ある。
【図30】RxZ−RYZ座標上でコントラストが10とな
る等視角曲線を示す図である。
【図31】RLC−Rt の関係を示す図である。
【図32】本発明の第3実施例の液晶表示装置を示す断
面図である。
【図33】図32の液晶表示装置の変化例を示す断面図
である。
【図34】図32の液晶表示装置の比較例を示す断面図
である。
【図35】電圧印加時の図32の液晶表示装置を示す断
面図である。
【図36】図32から図34の液晶表示装置の第1及び
第2のグループのストライプ状の電極に1ボルトの直流
電圧が印加された場合の電圧の変化を示す図である。
【図37】図32の液晶表示装置の配向膜の体積抵抗率
を1010Ωmとして液晶の体積抵抗率を変えた場合の電
圧の変化を示す図である。
【図38】図32の液晶表示装置の配向膜の体積抵抗率
を1012Ωmとして液晶の体積抵抗率を変えた場合の電
圧の変化を示す図である。
【図39】図32の液晶表示装置の配向膜の体積抵抗率
を1014Ωmとして液晶の体積抵抗率を変えた場合の電
圧の変化を示す図である。
【図40】図32の液晶表示装置の液晶及び配向膜の体
積抵抗率を1010Ωmとして絶縁体層の体積抵抗率を変
えた場合の電圧の変化を示す図である。
【図41】図32の液晶表示装置の液晶及び配向膜の体
積抵抗率を1011Ωmとして絶縁体層の体積抵抗率を変
えた場合の電圧の変化を示す図である。
【図42】図32の液晶表示装置の絶縁体層の体積抵抗
率を1014Ωmとして第1のストライプ状の電極上にあ
る絶縁体層の部分の厚さを変えた場合の電圧の変化を示
す図である。
【図43】図33の液晶表示装置の絶縁体層の体積抵抗
率を1014Ωmとして第2のストライプ状の電極上にあ
る絶縁体層の部分の厚さが0.4μmの場合の電圧の変
化を示す図である。
【図44】液晶表示装置に印加される電圧の例を示す図
である。
【図45】一定のパターンで配置された第1及び第2の
グループのストライプ状の電極を含む画素をもつ液晶表
示装置の例を示す平面図である。
【図46】図45の第1及び第2のストライプ状の電極
をもった液晶表示装置の画面及び画面の焼きつきの例を
示す図である。
【図47】図45及び図46を参照して説明した問題点
を解決するために本発明の第4実施例によるパターンで
配置された第1及び第2のストライプ状の電極を含む画
素をもつ液晶表示装置を示す平面図である。
【図48】図47の液晶表示装置の変形例を示す平面図
である。
【図49】図47の液晶表示装置の変形例を示す平面図
である。
【図50】図47から図49の液晶表示装置の1画素の
例を示す平面図である。
【図51】図50の第1のストライプ状の電極を示す平
面図である。
【図52】図50の第2のストライプ状の電極を示す平
面図である。
【図53】第1及び第2のストライプ状の電極及び第1
及び第2の接続電極の例を示す平面図である。
【図54】第1及び第2のストライプ状の電極及び第1
及び第2の接続電極の変形例を示す平面図である。
【図55】図56の実施例の比較例を示す図である。
【図56】本発明の第5実施例による液晶表示装置の一
部を示す図である。
【図57】図55の構成及び図56の液晶表示装置の透
過率を示す図である。
【図58】図56の原理に基づいた第1及び第2のスト
ライプ状の電極及び第1及び第2の接続電極をもつ液晶
表示装置を示す平面図である。
【図59】図58の液晶表示装置の変形例を示す平面図
である。
【図60】第1及び第2のストライプ状の電極が第1及
び第2の接続電極と鋭角で交差し、駆動補正用電極部分
を含む例を示す図である。
【図61】駆動補正用電極部分が第1のストライプ状の
電極から延長された例を示す図である。
【図62】図61の線62─62に沿った断面図であ
る。
【図63】図60の線63─63に沿った断面図であ
る。
【図64】駆動補正用電極部分が第1のストライプ状の
電極から延長され、第2の接続電極が窪ませられている
例を示す図である。
【図65】駆動補正用電極部分が第1のストライプ状の
電極から延長され、第2の接続電極が窪ませられている
変形例を示す図である。
【図66】駆動補正用電極部分が第2のストライプ状の
電極から延長され、第1の接続電極が窪ませられている
例を示す図である。
【図67】第1のストライプ状の電極が第2の接続電極
と鋭角で交差し且つ第1のストライプ状の電極が第2の
接続電極から横に突出していない場合の液晶表示装置の
透過率を示す図である。
【図68】第1のストライプ状の電極が第2の接続電極
と鋭角で交差し且つ第1のストライプ状の電極が第2の
接続電極から横に突出している場合の液晶表示装置の透
過率を示す図である。
【図69】第2のストライプ状の電極が第1の接続電極
と鋭角で交差し且つ第2のストライプ状の電極が第1の
接続電極から横に突出していない場合の液晶表示装置の
透過率を示す図である。
【図70】第2のグループのストライプ状の電極が第1
の接続電極と鋭角で交差し且つ第2のグループのストラ
イプ状の電極が第1の接続電極から横に突出していない
場合の液晶表示装置の透過率を示す図である。
【図71】第1及び第2のグループのストライプ状の電
極の第1及び第2の接続電極からの突出量と図である。
【図72】図73の液晶表示装置の比較例を示す断面図
である。
【図73】本発明の第6実施例による液晶表示装置を示
す断面図である。
【図74】図73の液晶表示装置の変形例を示す断面図
である。
【図75】図72の液晶表示装置の光の透過率を示す図
である。
【図76】図73の液晶表示装置の光の透過率を示す図
である。
【図77】図74の液晶表示装置の光の透過率を示す図
である。
【図78】図73の第2のグループのストライプ状の電
極の近傍を示す平面図である。
【図79】図80の液晶表示装置に対する比較例を示す
断面図である。
【図80】本発明の第7実施例による液晶表示装置を示
す断面図である。
【図81】図80の液晶表示装置の変形例を示す図であ
る。
【図82】図80の液晶表示装置の変形例を示す図であ
る。
【図83】図80の液晶表示装置の変形例を示す図であ
る。
【図84】図80の液晶表示装置の変形例を示す図であ
る。
【図85】図86の液晶表示装置の問題点を説明するた
めの液晶表示装置を示す略図である。
【図86】本発明の第8実施例による液晶表示装置を示
す断面図である。
【図87】図86の液晶表示装置を示す平面図である。
【符号の説明】
10…液晶表示装置 12、14…基板 16…液晶層 18…透明電極 20…垂直配向膜 22…ストライプ状の電極 22a、22b…ストライプ状の電極 24…垂直配向膜 26、28…偏光子 26a、28a…偏光子の吸収軸 30…ゲートバスライン 32…データバスライン 34…TFT 36…誘電体層 38…カラーフィルタ 40…コモンバスライン 42…位相差フィルム 50…絶縁体層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 仲西 洋平 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 田坂 泰俊 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 井上 弘康 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 間山 剛宗 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 Fターム(参考) 2H090 HD11 LA06 LA09 LA15 MA01 2H091 FA02Y FA08X FA08Z FA11X GA06 GA13 KA10 LA18 LA19 2H092 JA24 JB05 JB22 JB33 NA04 PA01 PA02 PA08 PA10 PA11 5C094 AA03 AA12 AA55 BA03 BA43 CA19 DA13 DB04 EA04 EA05 EA07 EA10 EB02 ED03 ED14 ED20 FA01 FA04 FB12 FB15 GB01 JA20

Claims (33)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の基板と、該一対の基板の間に封入
    されている液晶と、一方の基板に形成された1画素当り
    複数のストライプ状の電極と、他方の基板に該他方の基
    板を実質的に全面的に覆うように形成された透明電極と
    を備えたことを特徴とする液晶表示装置。
  2. 【請求項2】 複数のストライプ状の電極が全て同じ電
    圧を受けることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示
    装置。
  3. 【請求項3】 複数のストライプ状の電極が互いに平行
    な第1及び第2のグループのストライプ状の電極を有
    し、第1のグループのストライプ状の電極は第1の電圧
    を受け、第2のグループのストライプ状の電極は第1の
    電圧とは異なった第2の電圧を受けることを特徴とする
    請求項1に記載の液晶表示装置。
  4. 【請求項4】 第1のグループのストライプ状の電極は
    データ電圧を印加され、第2のグループのストライプ状
    の電極は異なる電圧が印加されることを特徴とする請求
    項3に記載の液晶表示装置。
  5. 【請求項5】 液晶は正の誘電率異方性を有し、かつ、
    電圧が印加されていない初期配向状態が垂直配向である
    ことを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
  6. 【請求項6】 誘電体層が透明電極と液晶層との間に設
    けられることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装
    置。
  7. 【請求項7】 誘電体層は透明電極に接して設けられ、
    液晶を配向させる配向膜が該誘電体層の上に形成されて
    いることを特徴とする請求項6に記載の液晶表示装置。
  8. 【請求項8】 該誘電体層はカラーフィルター層からな
    ることを特徴とする請求項6に記載の液晶表示装置。
  9. 【請求項9】 該誘電体層が配向性を有することを特徴
    とする請求項6に記載の液晶表示装置。
  10. 【請求項10】 液晶の初期配向が垂直配向であって、
    該一対の基板を含む液晶パネルがクロスニコルの偏光子
    で挟まれていることを特徴とする請求項1に記載の液晶
    表示装置。
  11. 【請求項11】 複数のストライプ状の電極は第1及び
    第2のグループのストライプ状の電極からなり、第1の
    グループのストライプ状の電極は互いに平行な直線部分
    を有し、第2のグループのストライプ状の電極は互いに
    平行な直線部分を有し、第1のグループのストライプ状
    の電極の直線部分は第2のグループのストライプ状の電
    極の直線部分に対して平行であることを特徴とする請求
    項10に記載の液晶表示装置。
  12. 【請求項12】 吸収軸が互いに直交するように配置さ
    れた一対の偏光子が該一対の基板を含む液晶パネルの両
    側に配置され、少なくとも1つの位相差層が少なくとも
    一方の偏光子と液晶パネルとの間に配置されていること
    を特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
  13. 【請求項13】 液晶パネルの液晶の初期配向が垂直配
    向であり、位相差層の主屈折率nx 、ny 、nz のう
    ち、位相差層の面方向の屈折率をnx 、ny 、位相差層
    の法線方向の屈折率をnz 、隣接する偏光子の吸収軸に
    直交する方向の屈折率をnx 、平行な方向の屈折率をn
    y としたとき、 nx ≧nz 、ny ≧nz (ただし、nx =ny =nz は除く) (1) の関係が成り立つことを特徴とする請求項12に記載の
    液晶表示装置。
  14. 【請求項14】 液晶パネルの液晶の初期配向が垂直配
    向であり、位相差層の主屈折率nx 、ny 、nz のう
    ち、位相差層の面方向の屈折率をnx 、ny 、位相差層
    の法線方向の屈折率をnz 、隣接する偏光子の吸収軸に
    直交する方向の屈折率をnx 、平行な方向の屈折率をn
    y としたとき、 nx ≧nz 、ny ≧nz (ただし、nx =ny =nz は除く) (1) の関係が成り立つN個の位相差層を備え、 位相差層の厚さをd、液晶パネルのΔndLCをRLC、R
    =(nx −ny )d、Rt = ((nx +ny )/2−
    z )dとし、N個の位相差層のRをR1 、R 2 …RN
    とし、Rt をRt1、Rt2…RtNとしたとき、位相差 −130nm≦R1 ≦230nm (2) … −130nm≦RN ≦230nm Rt1+Rt2+…RtN≦1.6×RLC (3) が同時に満たされることを特徴とする請求項12に記載
    の液晶表示装置。
  15. 【請求項15】 液晶パネルの液晶の初期配向が垂直配
    向であり、位相差層の主屈折率nx 、ny 、nz のう
    ち、位相差層の面方向の屈折率をnx 、ny 、位相差層
    の法線方向の屈折率をnz 、隣接する偏光子の吸収軸に
    直交する方向の屈折率をnx 、平行な方向の屈折率をn
    y としたとき、 nx ≧nz 、ny ≧nz (ただし、nx =ny =nz は除く) (1) の関係が成り立つN個の位相差層を備え、位相差層の厚
    さをd、液晶パネルのΔndLCをRLC、R=(nx −n
    y )d、Rt = ((nx +ny )/2−nz )dと
    し、N個の位相差層のRをR1 、R 2 …RN とし、Rt
    をRt1、Rt2…RtNとしたとき、 −50nm≦R1 ≦150nm (4) … −50nm≦RN ≦150nm Rt1+Rt2+…RtN≦1.3×RLC (5) が同時に満たされることを特徴とする請求項12に記載
    の液晶表示装置。
  16. 【請求項16】 一対の基板と、該一対の基板の間に封
    入されている液晶と、一方の基板に形成された複数のス
    トライプ状の電極及び配向膜と、他方の基板に形成され
    た配向膜とを備え、 該複数のストライプ状の電極が互いに平行な第1及び第
    2のグループのストライプ状の電極を含み、第1のグル
    ープのストライプ状の電極は第1の電圧を受け、第2の
    グループのストライプ状の電極は第1の電圧とは異なっ
    た第2の電圧を受け、 絶縁体層が第1及び第2のグループのストライプ状の電
    極の少なくとも一方を覆い且つ配向膜の下に設けられて
    いることを特徴とする液晶表示装置。
  17. 【請求項17】 絶縁体層の体積抵抗率が配向膜の体積
    抵抗率よりも大きいことを特徴とする請求項16に記載
    の液晶表示装置。
  18. 【請求項18】 一対の基板と、該一対の基板の間に封
    入されている液晶と、一方の基板に形成された複数のス
    トライプ状の電極及び配向膜と、他方の基板に形成され
    た配向膜とを備え、 該複数のストライプ状の電極が互いに平行な第1及び第
    2のグループのストライプ状の電極を含み、第1のグル
    ープのストライプ状の電極は第1の電圧を受け、第2の
    グループのストライプ状の電極は第1の電圧とは異なっ
    た第2の電圧を受け、 一領域にある第1及び第2のグループのストライプ状の
    電極の各々は一方向に向いた形状を有し、他の領域にあ
    る第1及び第2のグループのストライプ状の電極の各々
    は前記一領域にある電極の形状と同じで且つ該一方向と
    は反対方向に向いた形状を有することを特徴とする液晶
    表示装置。
  19. 【請求項19】 前記一領域と前記他の領域とは交互に
    配置されていることを特徴とする請求項18に記載の液
    晶表示装置。
  20. 【請求項20】 一対の基板と、該一対の基板の間に封
    入されている液晶と、一方の基板に形成された複数のス
    トライプ状の電極及び配向膜と、他方の基板に形成され
    た配向膜とを備え、 該複数のストライプ状の電極が互いに平行な第1及び第
    2のグループのストライプ状の電極を含み、第1のグル
    ープのストライプ状の電極は第1の電圧を受け、第2の
    グループのストライプ状の電極は第1の電圧とは異なっ
    た第2の電圧を受け、 一画素内において、画素の周辺部に設けられた第1の接
    続電極が第1のグループのストライプ状の電極を一緒に
    接続し、画素の周辺部に設けられた第2の接続電極が第
    2のグループのストライプ状の電極を一緒に接続し、第
    1の接続電極は第2の接続電極と絶縁体層を介して少な
    くとも部分的にオーバーラップしていることを特徴とす
    る液晶表示装置。
  21. 【請求項21】 第1のグループのストライプ状の電極
    は互いに平行な第1のサブグループの直線部分と互いに
    平行で該第1のサブグループの直線部分に対して角度を
    なした第2のサブグループの直線部分を含み、第2のサ
    ブグループのストライプ状の電極は互いに平行な第3の
    サブグループの直線部分と互いに平行で該第3のサブグ
    ループの直線部分に対して角度をなした第4のサブグル
    ープの直線部分を含み、第1及び第2のサブグループの
    直線部分並びに第3及び第4のサブグループの直線部分
    はデータバスラインに対して2度から88度の範囲内の
    角度で配置されていることを特徴とする請求項16、1
    8、又は20に記載の液晶表示装置。
  22. 【請求項22】 前記他方の基板に該他方の基板を実質
    的に覆うように全面的に形成された透明電極を備えたこ
    とを特徴とする請求項16、18、又は20に記載の液
    晶表示装置。
  23. 【請求項23】 一対の基板と、該一対の基板の間に封
    入されている液晶と、一方の基板に形成された複数のス
    トライプ状の電極及び配向膜と、他方の基板に形成され
    た配向膜と、ゲートバスラインと、データバスライン
    と、TFTとを備え、 該複数のストライプ状の電極が互いに平行な第1及び第
    2のグループのストライプ状の電極を含み、第1のグル
    ープのストライプ状の電極は第1の電圧を受け、第2の
    グループのストライプ状の電極は第1の電圧とは異なっ
    た第2の電圧を受け、 一画素内において、画素の周辺部に設けられた第1の接
    続電極が第1のグループのストライプ状の電極を一緒に
    接続し、画素の周辺部に設けられた第2の接続電極が第
    2のグループのストライプ状の電極を一緒に接続し、第
    1の接続電極は第2の接続電極と絶縁体層を介して少な
    くとも部分的にオーバーラップし、 第1及び第2のグループのストライプ状の電極のうちの
    一方のグループの1つのストライプ状の電極と直角また
    は鋭角で交差する駆動用補正電極部分を含み、該駆動用
    補正電極部分は、該1つのストライプ状の電極が属する
    グループとは異なったグループの1つのストライプ状の
    電極に接続され、且つ該第1及び第2の接続電極のうち
    で、該異なったグループの1つのストライプ状の電極の
    ための接続電極と同じ層にあることを特徴とする液晶表
    示装置。
  24. 【請求項24】 第1のグループのストライプ状の電極
    は互いに平行な第1のサブグループの直線部分と互いに
    平行で該第1のサブグループの直線部分に対して角度を
    なした第2のサブグループの直線部分を含み、第2のサ
    ブグループのストライプ状の電極は互いに平行な第3の
    サブグループの直線部分と互いに平行で該第3のサブグ
    ループの直線部分に対して角度をなした第4のサブグル
    ープの直線部分を含み、第1及び第2のサブグループの
    直線部分並びに第3及び第4のサブグループの直線部分
    はデータバスラインに対して2度から88度の範囲内の
    角度で配置され、 ゲートバスラインと、データバスラインと、TFTとを
    備え、第1のグループのストライプ状の電極はTFTに
    接続され、 一画素内において、第1の接続電極は該第1及び第2の
    サブグループの直線部分を一緒に接続し且つ画素の周辺
    部においてデータバスラインと平行に断片的に延びて該
    第1及び第2のサブグループの直線部分のうちの少なく
    とも2つの直線部分の端部同志を接続する複数の接続電
    極部分を含み、第2の接続電極は該第3及び第4のサブ
    グループの直線部分を一緒に接続することを特徴とする
    請求項23に記載の液晶表示装置。
  25. 【請求項25】 ゲートバスラインと、データバスライ
    ンと、TFTとを備え、第1のグループのストライプ状
    の電極はTFTに接続され、 第1のグループのストライプ状の電極のうちの1つがデ
    ータバスラインに平行な第1の接続電極の部分に接続さ
    れ、該第1の接続電極の部分は該1つのストライプ状の
    電極と該第1の接続電極の部分との接続部から一方向に
    延び、該駆動用補正電極部分はデータバスラインに平行
    に該第1の接続電極の部分とは反対方向に延び且つ最も
    近い第2のグループのストライプ状の電極の1つとオー
    バーラップする位置で終端することを特徴とする請求項
    23に記載の液晶表示装置。
  26. 【請求項26】 第2のグループのストライプ状の電極
    の1つがゲートバスラインに平行な第2の接続電極の部
    分に接続され、該駆動用補正電極部分は該第2の接続電
    極の部分の内側に接続されることを特徴とする請求項2
    3に記載の液晶表示装置。
  27. 【請求項27】 駆動補正用電極部分は、第1の接続電
    極の部分が窪ませられ、よって第2の接続電極の部分が
    第1の接続電極の部分から突出していることによって形
    成されていることを特徴とする請求項23に記載の液晶
    表示装置。
  28. 【請求項28】 該駆動用補正電極部分は、オーバーラ
    ップした第1及び第2の接続電極の部分の一方と同層に
    あり、且つオーバーラップした第1及び第2の接続電極
    の部分の他方から内側へ突出していることを特徴とする
    請求項23に記載の液晶表示装置。
  29. 【請求項29】 一対の基板と、該一対の基板の間に封
    入されている液晶と、一方の基板に形成された複数のス
    トライプ状の電極及び配向膜と、他方の基板に形成され
    た配向膜とを備え、 該複数のストライプ状の電極が互いに平行な第1及び第
    2のグループのストライプ状の電極を含み、第1のグル
    ープのストライプ状の電極は第1の電圧を受け、第2の
    グループのストライプ状の電極は第1の電圧とは異なっ
    た第2の電圧を受け、 絶縁体層が第1及び第2のグループのストライプ状の電
    極を覆い且つ配向膜の下に設けられ、該絶縁体層は第1
    及び第2のグループのストライプ状の電極の少なくとも
    1つの近傍において部分的に除去されていることを特徴
    とする液晶表示装置。
  30. 【請求項30】 一対の基板と、該一対の基板の間に封
    入されている液晶と、一方の基板に形成された複数のス
    トライプ状の電極及び配向膜と、他方の基板に形成され
    た全面的に広い透明電極と配向膜とを備え、 該複数のストライプ状の電極が互いに平行な第1及び第
    2のグループのストライプ状の電極を含み、第1のグル
    ープのストライプ状の電極は第1の電圧を受け、第2の
    グループのストライプ状の電極は第1の電圧とは異なっ
    た第2の電圧を受け、 該全面的に広い透明電極は抵抗の高い領域と抵抗の低い
    領域と有することを特徴とする液晶表示装置。
  31. 【請求項31】 一対の基板と、該一対の基板の間に封
    入されている液晶と、一方の基板に形成された複数のス
    トライプ状の電極及び配向膜と、他方の基板に該他方の
    基板を実質的に全面的に覆うように形成された透明電極
    と配向膜と、封鎖された液晶の注入口とを備え、 誘電体層が該透明電極と液晶層との間に設けられ、該誘
    電体層は液晶の注入口とは反対側にある液晶表示装置の
    辺の近傍の領域で部分的に除去されていることを特徴と
    する液晶表示装置。
  32. 【請求項32】 一対の基板と、該一対の基板の間に封
    入されている液晶と、一方の基板に形成された複数のス
    トライプ状の電極及び配向膜と、他方の基板に該他方の
    基板を実質的に全面的に覆うように形成された透明電極
    と配向膜と、封鎖された液晶の注入口とを備え、 絶縁体層が該複数のストライプ状の電極を覆い且つ該配
    向膜の下に設けられ、該絶縁体層は液晶の注入口とは反
    対側にある液晶表示装置の辺の近傍の領域で部分的に除
    去されていることを特徴とする液晶表示装置。
  33. 【請求項33】 一対の基板と、該一対の基板の間に封
    入されている液晶と、一方の基板に形成された複数のス
    トライプ状の電極及び配向膜と、他方の基板に形成され
    た配向膜と、TFTを備え、 該複数のストライプ状の電極が互いに平行な第1及び第
    2のグループのストライプ状の電極を含み、第1のグル
    ープのストライプ状の電極は第1の電圧を受け、第2の
    グループのストライプ状の電極は第1の電圧とは異なっ
    た第2の電圧を受け、 一画素内において、画素の周辺部に設けられた第1の接
    続電極が第1のグループのストライプ状の電極を一緒に
    接続し、画素の周辺部に設けられた第2の接続電極が第
    2のグループのストライプ状の電極を一緒に接続し、第
    1の接続電極はTFTに接続され、第2の接続電極は複
    数の一画素のコモンバスラインにより隣接する画素の第
    2の接続電極と接続されていることを特徴とする液晶表
    示装置。
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