JP2000304975A - 光コネクタ用清掃具 - Google Patents
光コネクタ用清掃具Info
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-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B6/00—Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
- G02B6/24—Coupling light guides
- G02B6/36—Mechanical coupling means
- G02B6/38—Mechanical coupling means having fibre to fibre mating means
- G02B6/3807—Dismountable connectors, i.e. comprising plugs
- G02B6/3833—Details of mounting fibres in ferrules; Assembly methods; Manufacture
- G02B6/3866—Devices, tools or methods for cleaning connectors
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B08—CLEANING
- B08B—CLEANING IN GENERAL; PREVENTION OF FOULING IN GENERAL
- B08B1/00—Cleaning by methods involving the use of tools
-
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- B08B1/00—Cleaning by methods involving the use of tools
- B08B1/10—Cleaning by methods involving the use of tools characterised by the type of cleaning tool
- B08B1/14—Wipes; Absorbent members, e.g. swabs or sponges
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- Physics & Mathematics (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 内径の細い光コネクタの清掃用であっても、
優れた清掃効果を発揮することができる光コネクタ用清
掃具を提供する。 【解決手段】 棒状柄部１と該棒状柄部１よりも細い支
持部２とを長手方向に直列に樹脂で一体成形し、この支
持部２の外側を単繊維繊度０．１デニール以下の超極細
フィラメント束からなる清掃用布帛３で被覆した構成か
らなる光コネクタ用清掃具。
優れた清掃効果を発揮することができる光コネクタ用清
掃具を提供する。 【解決手段】 棒状柄部１と該棒状柄部１よりも細い支
持部２とを長手方向に直列に樹脂で一体成形し、この支
持部２の外側を単繊維繊度０．１デニール以下の超極細
フィラメント束からなる清掃用布帛３で被覆した構成か
らなる光コネクタ用清掃具。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は光コネクタ用清掃具
に関し、さらに詳しくは、特に分岐用の細径光ファイバ
ー用のコネクタに適した光コネクタ用清掃具に関する。
に関し、さらに詳しくは、特に分岐用の細径光ファイバ
ー用のコネクタに適した光コネクタ用清掃具に関する。
【０００２】
【従来の技術】図６は、２本の光ファイバー６０，６０
の端部同士を接続する光コネクタ６３の一例を示す。各
光ファイバー６０は中空円柱状のフェルール６１の軸心
に、そのフェルール６１の端面に先端部だけを露出する
ように挿入保護されている。また、光コネクタ６３は内
側に円筒状のハウジング６４を設け、そのハウジング６
４の内側に金属製の割りスリーブ６５を挿入するように
構成されている。
の端部同士を接続する光コネクタ６３の一例を示す。各
光ファイバー６０は中空円柱状のフェルール６１の軸心
に、そのフェルール６１の端面に先端部だけを露出する
ように挿入保護されている。また、光コネクタ６３は内
側に円筒状のハウジング６４を設け、そのハウジング６
４の内側に金属製の割りスリーブ６５を挿入するように
構成されている。
【０００３】２本の光ファイバー６０，６０の端部同士
を光コネクタ６３で接続するときは、先ず一方の光ファ
イバー６０のフェルール６１の端部を光コネクタ６３の
割りスリーブ６５の一方の端部に挿入し、次いで他方の
光ファイバー６０のフェルール６１の端部を割りスリー
ブ６５の他方の端部に挿入し、両光ファイバー６０，６
０及びフェルール６１，６１の端面同士を密着状態にす
る。
を光コネクタ６３で接続するときは、先ず一方の光ファ
イバー６０のフェルール６１の端部を光コネクタ６３の
割りスリーブ６５の一方の端部に挿入し、次いで他方の
光ファイバー６０のフェルール６１の端部を割りスリー
ブ６５の他方の端部に挿入し、両光ファイバー６０，６
０及びフェルール６１，６１の端面同士を密着状態にす
る。
【０００４】一般に光ファイバー６０及びフェルール６
１の端面は、光コネクタ６３に挿入する前に予め清浄処
理されるが、さらに図６のように、片方の光ファイバー
６０とフェルール６１を割りスリーブ６５の片方の端部
（図６の左側の端部）に挿入した状態にし、さらに他方
の光ファイバー６０とフェルール６１を割りスリーブ６
５の他方の端部（図６の右側の端部）に対して挿入する
とき、その挿入前に必ず割りスリーブ６５の右側の空洞
部を清浄処理し、左側に挿入済みの光ファイバー６０と
フェルール６１の端面及び割りスリーブ６５の空洞部内
壁面を清掃するようにする。
１の端面は、光コネクタ６３に挿入する前に予め清浄処
理されるが、さらに図６のように、片方の光ファイバー
６０とフェルール６１を割りスリーブ６５の片方の端部
（図６の左側の端部）に挿入した状態にし、さらに他方
の光ファイバー６０とフェルール６１を割りスリーブ６
５の他方の端部（図６の右側の端部）に対して挿入する
とき、その挿入前に必ず割りスリーブ６５の右側の空洞
部を清浄処理し、左側に挿入済みの光ファイバー６０と
フェルール６１の端面及び割りスリーブ６５の空洞部内
壁面を清掃するようにする。
【０００５】もし、このような清掃を行わずに光ファイ
バー６０やフェルール６１の端面に油汚れやゴミの付着
があると、接続後に光が伝達されなくなったり、隙間の
発生により接続損失や反射損失を招くことがある。ま
た、割りスリーブ６５の内壁面に油汚れやゴミが付着し
ていると、両光ファイバー間の光軸にずれを生じて接続
損失を招くことがあるからである。
バー６０やフェルール６１の端面に油汚れやゴミの付着
があると、接続後に光が伝達されなくなったり、隙間の
発生により接続損失や反射損失を招くことがある。ま
た、割りスリーブ６５の内壁面に油汚れやゴミが付着し
ていると、両光ファイバー間の光軸にずれを生じて接続
損失を招くことがあるからである。
【０００６】従来、上述のように光コネクタの割りスリ
ーブ内壁面や、その奥の光ファイバーとフェルールの端
面を清浄する手段として、実用新案登録第２５３０２９
１号公報に記載されるような清掃具が提案されている。
この清掃具は、支持用芯棒の先端に弾性体を付着し、そ
の弾性体の外側を極細繊維の清掃布で覆った構成からな
り、その清掃布の清掃部を割りスリーブに挿入して回転
させたり、前後に往復動させて清掃するものである。弾
性体を設けた構造により、清掃布の表面を効率的にフェ
ルール端面に押し付けられるため確実な清掃が可能にな
るというものである。
ーブ内壁面や、その奥の光ファイバーとフェルールの端
面を清浄する手段として、実用新案登録第２５３０２９
１号公報に記載されるような清掃具が提案されている。
この清掃具は、支持用芯棒の先端に弾性体を付着し、そ
の弾性体の外側を極細繊維の清掃布で覆った構成からな
り、その清掃布の清掃部を割りスリーブに挿入して回転
させたり、前後に往復動させて清掃するものである。弾
性体を設けた構造により、清掃布の表面を効率的にフェ
ルール端面に押し付けられるため確実な清掃が可能にな
るというものである。
【０００７】しかし、この清掃具はフェルール外径が
２．５ｍｍの幹線用光ファイバー用の光コネクタを清掃
する場合には効果があるが、フェルール外径が１／２の
１．２５ｍｍである支線用光ファイバーの光コネクタ用
の清掃に使用するためには、支持用芯棒を直径１ｍｍ以
下の細径にしなければならなくなる。その結果、指で摘
んで回転動作や往復動作を与える支持用芯棒の根本側も
細径化により剛性が低下するため、清掃操作時に簡単に
撓んで清掃布側に回転動作や往復動作を与えることがで
きず、満足な清掃が不可能になるという問題を生ずる。
２．５ｍｍの幹線用光ファイバー用の光コネクタを清掃
する場合には効果があるが、フェルール外径が１／２の
１．２５ｍｍである支線用光ファイバーの光コネクタ用
の清掃に使用するためには、支持用芯棒を直径１ｍｍ以
下の細径にしなければならなくなる。その結果、指で摘
んで回転動作や往復動作を与える支持用芯棒の根本側も
細径化により剛性が低下するため、清掃操作時に簡単に
撓んで清掃布側に回転動作や往復動作を与えることがで
きず、満足な清掃が不可能になるという問題を生ずる。
【０００８】上記対策として、上記清掃具において清掃
布を使用せずに支持用芯棒の先端にウレタンゴム等の弾
性体だけを付着させ、清掃布の厚み分だけ外径を細くし
た清掃具の提案もある。しかしながら、この清掃具は清
掃布を設けていないため清掃効果が不十分になり、かつ
弾性体の劣化により粉状ゴミを生ずるという欠点があ
る。
布を使用せずに支持用芯棒の先端にウレタンゴム等の弾
性体だけを付着させ、清掃布の厚み分だけ外径を細くし
た清掃具の提案もある。しかしながら、この清掃具は清
掃布を設けていないため清掃効果が不十分になり、かつ
弾性体の劣化により粉状ゴミを生ずるという欠点があ
る。
【０００９】同じく清掃布を使用しないで、支持用芯棒
をストロー状のチューブにし、そのストロー状チューブ
の中に繊維を詰め込み、先端部に繊維を露出させるよう
にした清掃具の提案もある。しかし、この清掃具は光フ
ァイバーとフェルールの先端しか清掃することができ
ず、割りスリーブの内壁面は清掃することができないと
いう欠点があるため実用的ではない。
をストロー状のチューブにし、そのストロー状チューブ
の中に繊維を詰め込み、先端部に繊維を露出させるよう
にした清掃具の提案もある。しかし、この清掃具は光フ
ァイバーとフェルールの先端しか清掃することができ
ず、割りスリーブの内壁面は清掃することができないと
いう欠点があるため実用的ではない。
【００１０】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、内径
の細い光コネクタの清掃用であっても、優れた清掃効果
を発揮することができる光コネクタ用清掃具を提供する
ことにある。
の細い光コネクタの清掃用であっても、優れた清掃効果
を発揮することができる光コネクタ用清掃具を提供する
ことにある。
【００１１】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の光コネクタ用清掃具は、棒状柄部と該棒状柄部より
も細い支持部とを長手方向に直列に樹脂で一体成形し、
前記支持部の外側を単繊維繊度０．１デニール以下の超
極細フィラメント束からなる清掃用布帛で被覆したこと
を特徴とするものである。
明の光コネクタ用清掃具は、棒状柄部と該棒状柄部より
も細い支持部とを長手方向に直列に樹脂で一体成形し、
前記支持部の外側を単繊維繊度０．１デニール以下の超
極細フィラメント束からなる清掃用布帛で被覆したこと
を特徴とするものである。
【００１２】このように清掃用布帛で被覆する支持部だ
けを細くし、指で摘んで回転動作や往復動作を与える根
本部は棒状柄部として太くしたため、回転動作や往復動
作の清掃操作によって簡単に撓んだり、屈曲したりする
ことがなく、高い清掃効果を発揮することができる。
けを細くし、指で摘んで回転動作や往復動作を与える根
本部は棒状柄部として太くしたため、回転動作や往復動
作の清掃操作によって簡単に撓んだり、屈曲したりする
ことがなく、高い清掃効果を発揮することができる。
【００１３】
【発明の実施の形態】図１（Ａ）〜（Ｃ）は、本発明の
実施形態からなる光コネクタ用清掃具の製作工程を順に
示し、最後の図１（Ｃ）は完成後の光コネクタ用清掃具
を示す。
実施形態からなる光コネクタ用清掃具の製作工程を順に
示し、最後の図１（Ｃ）は完成後の光コネクタ用清掃具
を示す。
【００１４】図１（Ａ）は、光コネクタ用清掃具の各部
品を組立前の分離状態にして示し、１は棒状柄部、２は
支持部、３は超極細フィラメント束からなる清掃用布
帛、４は熱収縮性樹脂からなる固定チューブである。
品を組立前の分離状態にして示し、１は棒状柄部、２は
支持部、３は超極細フィラメント束からなる清掃用布
帛、４は熱収縮性樹脂からなる固定チューブである。
【００１５】棒状柄部１と支持部２とは長手方向に直列
に連結するように繊維強化樹脂から一体成形されてい
る。また、棒状柄部１は横断面が六角形の太い本体部１
１と、この本体部１１よりも細い横断面円形の補助部１
２とから段付き状に形成されている。支持部２は横断面
円形で、補助部１２よりも一層細く形成されている。
に連結するように繊維強化樹脂から一体成形されてい
る。また、棒状柄部１は横断面が六角形の太い本体部１
１と、この本体部１１よりも細い横断面円形の補助部１
２とから段付き状に形成されている。支持部２は横断面
円形で、補助部１２よりも一層細く形成されている。
【００１６】支持部２の外側には、袋状に加工された清
掃用布帛３が図１（Ｂ）に示すように被覆され、さらに
清掃用布帛３の端末は棒状柄部１の補助部１２まで延長
し、その端末部外周に熱収縮性樹脂の固定チューブ４が
被せられたのち、熱処理によって収縮固定されている。
この実施例では、固定チューブ４を熱収縮固定するとき
に、袋状の清掃用布帛３に螺旋状の捩じり賦形が与えら
れることにより、図１（Ｃ）に示すような形態の光コネ
クタ用清掃具になっている。
掃用布帛３が図１（Ｂ）に示すように被覆され、さらに
清掃用布帛３の端末は棒状柄部１の補助部１２まで延長
し、その端末部外周に熱収縮性樹脂の固定チューブ４が
被せられたのち、熱処理によって収縮固定されている。
この実施例では、固定チューブ４を熱収縮固定するとき
に、袋状の清掃用布帛３に螺旋状の捩じり賦形が与えら
れることにより、図１（Ｃ）に示すような形態の光コネ
クタ用清掃具になっている。
【００１７】本発明において、棒状柄部１と支持部２と
を一体成形するために使用される樹脂は特に限定されな
い。内径が小さい光コネクタの中に挿入して十分な清掃
が行えるようにするためには、樹脂の曲げ強さが１３０
０ｋｇ／ｃｍ2 以上あることが好ましい。しかし、曲げ
強さが高すぎても単繊維繊度０．１デニール以下の超極
細フィラメント束の布帛を突き破るようになって、内径
の小さな光コネクタの清掃ができなくなるため、曲げ強
さは２８００ｋｇ／ｃｍ2 以下であることが好ましい。
より好ましい曲げ強さは１４００〜２７００ｋｇ／ｃｍ
2 、さらに好ましくは１５００〜２６００ｋｇ／ｃｍ2
がよい。なお、ここでいう曲げ強さとは、ＡＳＴＭ Ｄ
７９０に基づいて求められたものをいう。
を一体成形するために使用される樹脂は特に限定されな
い。内径が小さい光コネクタの中に挿入して十分な清掃
が行えるようにするためには、樹脂の曲げ強さが１３０
０ｋｇ／ｃｍ2 以上あることが好ましい。しかし、曲げ
強さが高すぎても単繊維繊度０．１デニール以下の超極
細フィラメント束の布帛を突き破るようになって、内径
の小さな光コネクタの清掃ができなくなるため、曲げ強
さは２８００ｋｇ／ｃｍ2 以下であることが好ましい。
より好ましい曲げ強さは１４００〜２７００ｋｇ／ｃｍ
2 、さらに好ましくは１５００〜２６００ｋｇ／ｃｍ2
がよい。なお、ここでいう曲げ強さとは、ＡＳＴＭ Ｄ
７９０に基づいて求められたものをいう。
【００１８】使用可能な樹脂としては、ポリアミド、ポ
リエステル、ポリエチレン、ポリプロピレンなどの熱可
塑性樹脂を挙げることができる。支持部２を細くして
も、上述した曲げ強さを維持するには、これらの熱可塑
性樹脂に補強繊維としてガラス繊維、炭素繊維などを含
有させることが好ましい。なかでも、ポリアミド樹脂と
ガラス短繊維の組合せからなる繊維強化樹脂が好まし
い。
リエステル、ポリエチレン、ポリプロピレンなどの熱可
塑性樹脂を挙げることができる。支持部２を細くして
も、上述した曲げ強さを維持するには、これらの熱可塑
性樹脂に補強繊維としてガラス繊維、炭素繊維などを含
有させることが好ましい。なかでも、ポリアミド樹脂と
ガラス短繊維の組合せからなる繊維強化樹脂が好まし
い。
【００１９】清掃用布帛３を支持する支持部２が繊維強
化樹脂から成形されていると、直径１ｍｍ以下の極細に
なっても十分な剛性と強度とを維持し、清掃用布帛３を
変形など生じないように支持することができるため、そ
れによって優れた清掃効果を発揮することができる。
化樹脂から成形されていると、直径１ｍｍ以下の極細に
なっても十分な剛性と強度とを維持し、清掃用布帛３を
変形など生じないように支持することができるため、そ
れによって優れた清掃効果を発揮することができる。
【００２０】また、支持部２の外径としては、フェルー
ル外径が１．２５ｍｍの支線用光ファイバーの光コネク
タ清掃用に対応するためには、直径１ｍｍ以下にするこ
とが好ましい。また、棒状柄部１の本体部１１は多角形
横断面に形成し、さらにその最小横断面幅を２．５ｍｍ
以上にするとよい。このように多角形横断面にし、及び
／又は最小横断面幅を２．５ｍｍ以上にすることによ
り、光コネクタ用清掃具を回転操作したり、往復動操作
するときの清掃操作性を一層向上することができる。
ル外径が１．２５ｍｍの支線用光ファイバーの光コネク
タ清掃用に対応するためには、直径１ｍｍ以下にするこ
とが好ましい。また、棒状柄部１の本体部１１は多角形
横断面に形成し、さらにその最小横断面幅を２．５ｍｍ
以上にするとよい。このように多角形横断面にし、及び
／又は最小横断面幅を２．５ｍｍ以上にすることによ
り、光コネクタ用清掃具を回転操作したり、往復動操作
するときの清掃操作性を一層向上することができる。
【００２１】本発明に使用される清掃用布帛は、単繊維
繊度０．１デニール以下の超極細フィラメント束を使用
した布帛からなる。単繊維繊度は、より好ましくは０．
０８デニール以下、さらに好ましくは０．０６デニール
以下にするとよい。また、好ましくは、単繊維繊度０．
１デニール以下の超極細フィラメント束を加撚し、その
加撚糸を経糸及び／又は緯糸に使用した平織を使用する
のがよい。
繊度０．１デニール以下の超極細フィラメント束を使用
した布帛からなる。単繊維繊度は、より好ましくは０．
０８デニール以下、さらに好ましくは０．０６デニール
以下にするとよい。また、好ましくは、単繊維繊度０．
１デニール以下の超極細フィラメント束を加撚し、その
加撚糸を経糸及び／又は緯糸に使用した平織を使用する
のがよい。
【００２２】超極細フィラメント束に撚を加えることに
より清掃布に柔らかみを与えることができるので、清掃
布を効率的にフェルール端面に押し付けることが可能に
なり、確実な清浄を行いやすくなる。超極細フィラメン
ト束からなる清掃用布帛は、拭き操作のときフィラメン
ト間に超微粒子状の油分やゴミまでも捕捉することがで
きるので、極めて高度の清浄効果を発揮することができ
る。
より清掃布に柔らかみを与えることができるので、清掃
布を効率的にフェルール端面に押し付けることが可能に
なり、確実な清浄を行いやすくなる。超極細フィラメン
ト束からなる清掃用布帛は、拭き操作のときフィラメン
ト間に超微粒子状の油分やゴミまでも捕捉することがで
きるので、極めて高度の清浄効果を発揮することができ
る。
【００２３】支持部を被覆するために清掃用布帛を袋状
に加工する方法としては、超極細フィラメント束からな
る布帛を帯状の布片に裁断し、図２に示すように、この
帯状の布片３０を二つ折りにし、その上面を熱溶断機で
破線Ｃに沿って短冊状に溶断することにより簡単に加工
することができる。
に加工する方法としては、超極細フィラメント束からな
る布帛を帯状の布片に裁断し、図２に示すように、この
帯状の布片３０を二つ折りにし、その上面を熱溶断機で
破線Ｃに沿って短冊状に溶断することにより簡単に加工
することができる。
【００２４】上記のように袋状に溶断加工された清掃用
布帛３は、図３（Ａ），（Ｂ）に示すように、両縁部に
バリ状の融着部３ａ，３ａを形成している。そのため支
持部２の外側に被覆するときは、図４（Ａ），（Ｂ）に
示すように表裏に裏返し、バリ状融着部３ａ，３ａを袋
の内側へ折り込んだ状態にしてから被覆するのがよい。
すなわち、バリ状融着部３ａはフィルム状になっている
ため、それ自体は清掃機能を有していないので、上記の
ように袋の表側を裏側にするように裏返すことによりバ
リ状融着部３ａを内側に隠すと共に、超極細フィラメン
ト束だけの部分を清掃面に露出させることができる。
布帛３は、図３（Ａ），（Ｂ）に示すように、両縁部に
バリ状の融着部３ａ，３ａを形成している。そのため支
持部２の外側に被覆するときは、図４（Ａ），（Ｂ）に
示すように表裏に裏返し、バリ状融着部３ａ，３ａを袋
の内側へ折り込んだ状態にしてから被覆するのがよい。
すなわち、バリ状融着部３ａはフィルム状になっている
ため、それ自体は清掃機能を有していないので、上記の
ように袋の表側を裏側にするように裏返すことによりバ
リ状融着部３ａを内側に隠すと共に、超極細フィラメン
ト束だけの部分を清掃面に露出させることができる。
【００２５】上述した光コネクタ用清掃具を使用して光
コネクタの清掃をするときは、図５に示すように、光フ
ァイバー６０を保持したフェルール６１を片側だけに挿
入した状態にした光コネクタ６３の割りスリーブ６５の
反対側に挿入し、本体部１１を指で摘んで回転操作と往
復動操作を与える。この回転操作と往復動操作により、
先端の清掃用布帛３が光ファイバー６０とフェルール６
１の端面を清掃すると共に、割りスリーブ６５の内壁面
も清掃することができる。
コネクタの清掃をするときは、図５に示すように、光フ
ァイバー６０を保持したフェルール６１を片側だけに挿
入した状態にした光コネクタ６３の割りスリーブ６５の
反対側に挿入し、本体部１１を指で摘んで回転操作と往
復動操作を与える。この回転操作と往復動操作により、
先端の清掃用布帛３が光ファイバー６０とフェルール６
１の端面を清掃すると共に、割りスリーブ６５の内壁面
も清掃することができる。
【００２６】上記光コネクタ用清掃具は、清掃用布帛３
の端末を、支持部２よりも太径の棒状柄部１（補助部１
２）上に固定するようにしているので清掃用布帛３を確
実に固定し、支持部２から簡単に脱落しないようにする
ため、優れた清掃効果を発揮することができる。また、
棒状柄部１が支持部２よりも太くなっているため、指で
摘みやすくなり、十分な摩擦力を与えて回転操作と往復
動操作を行い易くするなる。特に、図示の例のように、
最も太い本体部１１を横断面多角形にすると、摩擦力が
増大するため一層操作性を向上することができる。
の端末を、支持部２よりも太径の棒状柄部１（補助部１
２）上に固定するようにしているので清掃用布帛３を確
実に固定し、支持部２から簡単に脱落しないようにする
ため、優れた清掃効果を発揮することができる。また、
棒状柄部１が支持部２よりも太くなっているため、指で
摘みやすくなり、十分な摩擦力を与えて回転操作と往復
動操作を行い易くするなる。特に、図示の例のように、
最も太い本体部１１を横断面多角形にすると、摩擦力が
増大するため一層操作性を向上することができる。
【００２７】
【発明の効果】上述したように本発明によれば、棒状柄
部と該棒状柄部よりも細い支持部とを長手方向に直列に
樹脂で一体成形し、前記支持部の外側を単繊維繊度０．
１デニール以下の超極細フィラメント束からなる清掃用
布帛で被覆することにより、清掃用布帛を被覆する支持
部だけ細くし、指で摘んで回転動作や往復動作を与える
棒状柄部を太くしたため、回転動作や往復動作の清掃操
作によって簡単に撓んだり、屈曲したりすることなく高
い清掃効果を発揮することができる。
部と該棒状柄部よりも細い支持部とを長手方向に直列に
樹脂で一体成形し、前記支持部の外側を単繊維繊度０．
１デニール以下の超極細フィラメント束からなる清掃用
布帛で被覆することにより、清掃用布帛を被覆する支持
部だけ細くし、指で摘んで回転動作や往復動作を与える
棒状柄部を太くしたため、回転動作や往復動作の清掃操
作によって簡単に撓んだり、屈曲したりすることなく高
い清掃効果を発揮することができる。
【図１】（Ａ），（Ｂ），（Ｃ）は本発明の実施形態か
らなる光コネクタ用清掃具の製作工程を順に示す工程図
であり、（Ａ’）は（Ａ）におけるＸ−Ｘ矢視断面図で
ある。
らなる光コネクタ用清掃具の製作工程を順に示す工程図
であり、（Ａ’）は（Ａ）におけるＸ−Ｘ矢視断面図で
ある。
【図２】本発明に使用される清掃用布帛を袋状に加工す
る方法の一例を示す説明図である。
る方法の一例を示す説明図である。
【図３】（Ａ）は本発明に使用される袋状の清掃用布帛
の縦断面図、（Ｂ）は（Ａ）におけるＹ−Ｙ矢視断面図
である。
の縦断面図、（Ｂ）は（Ａ）におけるＹ−Ｙ矢視断面図
である。
【図４】（Ａ）は図３の袋状の清掃用布帛を表裏に裏返
した状態の縦断面図、（Ｂ）は（Ａ）におけるＺ−Ｚ矢
視断面図である。
した状態の縦断面図、（Ｂ）は（Ａ）におけるＺ−Ｚ矢
視断面図である。
【図５】本発明の光コネクタ用清掃具を使用して光コネ
クタを清掃するときの状況を示す縦断面図である。
クタを清掃するときの状況を示す縦断面図である。
【図６】フェルールに保護した２本の光ファイバーを光
コネクタで接続するときの一例を示す縦断面図である。
コネクタで接続するときの一例を示す縦断面図である。
１ 棒状柄部 １１ 本体部 １２ 補助部 ２ 支持部 ３ 清掃用布帛 ４ 固定チューブ
Claims (8)
- 【請求項１】 棒状柄部と該棒状柄部よりも細い支持部
とを長手方向に直列に樹脂で一体成形し、前記支持部の
外側を単繊維繊度０．１デニール以下の超極細フィラメ
ント束からなる清掃用布帛で被覆した光コネクタ用清掃
具。 - 【請求項２】 前記棒状柄部を本体部と該本体部よりも
細い補助部とから一体成形し、該補助部に前記布帛の端
末を固定した請求項１に記載の光コネクタ用清掃具。 - 【請求項３】 前記樹脂の曲げ強さが１３００〜２８０
０ｋｇ／ｃｍ2 である請求項１又は２に記載の光コネク
タ用清掃具。 - 【請求項４】 前記樹脂が繊維強化樹脂である請求項
１，２又は３に記載の光コネクタ用清掃具。 - 【請求項５】 前記繊維強化樹脂がポリアミド樹脂とガ
ラス短繊維からなる請求項４に記載の光コネクタ用清掃
具。 - 【請求項６】 前記支持部が直径１ｍｍ以下である請求
項１〜５のいずれかに記載の光コネクタ用清掃具。 - 【請求項７】 前記本体部が多角形横断面である請求項
２〜６のいずれかに記載の光コネクタ用清掃具。 - 【請求項８】 前記本体部の最小横断面幅が２．５ｍｍ
以上である請求項２〜７のいずれかに記載の光コネクタ
用清掃具。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11681199A JP3389883B2 (ja) | 1999-04-23 | 1999-04-23 | 光コネクタ用清掃具 |
| GB0008913A GB2349070B (en) | 1999-04-23 | 2000-04-11 | Cleaning tool for optical fiber connector |
| US09/548,596 US6449795B1 (en) | 1999-04-23 | 2000-04-13 | Cleaning tool for optical fiber connector |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11681199A JP3389883B2 (ja) | 1999-04-23 | 1999-04-23 | 光コネクタ用清掃具 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000304975A true JP2000304975A (ja) | 2000-11-02 |
| JP3389883B2 JP3389883B2 (ja) | 2003-03-24 |
Family
ID=14696244
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11681199A Expired - Lifetime JP3389883B2 (ja) | 1999-04-23 | 1999-04-23 | 光コネクタ用清掃具 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6449795B1 (ja) |
| JP (1) | JP3389883B2 (ja) |
| GB (1) | GB2349070B (ja) |
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| JP2015054296A (ja) * | 2013-09-12 | 2015-03-23 | エヌ・ティ・ティ・アドバンステクノロジ株式会社 | 清掃具 |
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1999
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2000
- 2000-04-11 GB GB0008913A patent/GB2349070B/en not_active Expired - Lifetime
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| GB2349070B (en) | 2003-01-29 |
| GB2349070A (en) | 2000-10-25 |
| GB0008913D0 (en) | 2000-05-31 |
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