JP3615515B2 - 光コネクタ用クリーニングスティック - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光コネクタ用クリーニングスティックに関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明の解決しようとする課題】
電線に代わる通信用線路として光ファイバーが使用されている。図3(a)及び(c)に示すように、光ファイバー31は、高屈折率透明線状体(コア)の周囲を低屈折率透明材料(クラッド)で被覆したものであり、イットリアにアルミニウムを添加した部分安定化ジルコニアからなる円柱形のフェルール32の軸心を貫通するようにフェルールに接着固定される。
【0003】
光通信システムを構成する上で、光ファイバーは、光源、受光器、その他の光デバイスの間を接続するのに欠かすことのできない構成成分であり、情報は、光ファイバーを通じて伝送される。長距離伝送を行う場合、光ファイバーの端部同士を相互に接続する必要があり、このような光ファイバー相互接続は、一般に、光コネクタにより行われている。
【0004】
図3(a)及び(c)に、光ファイバー31の端部同士を相互接続するための光コネクタ40の一例を示す。図示のように、光コネクタ40は、中空円筒状のハウジングの内部に、ハウジングと同軸に配置した中空円筒状のジャックハウジング41を設け、ジャックハウジング41の中空部に割スリーブ42を挿入したものである。光ファイバー相互接続は、図3(c)に示すように、光コネクタ40の一方の側に光ファイバー31を挿入し、その後、他方の側に光ファイバー31を挿入し、これら2本の光ファイバー31、31の端部を位置ずれ、角度ずれなしに突き合わせる。
【0005】
図示のように、光ファイバー31を割スリーブ42内に挿入したときに、光ファイバー31の端部や割スリーブ42に異物(静電気や油分などにより付着したゴミ、油分など)が付着していると、他方の光ファイバー31を割スリーブ42内に挿入し、2本の光ファイバー31、31の端部を突き合わせたときに、この異物により、光ファイバー31同士の接続不良が生じ、通信システム全体の伝送特性が設計どおりの機能を発揮し得なくなることから、光コネクタ40に、一方の光ファイバー31を挿入する前と、他方の光ファイバー31を挿入する前に、割スリーブ42内のクリーニングが行われる。
【0006】
このようなクリーニングは、柄の先端部分に布キャップを被せたクリーニングスティック(例えば、特開2000−304975号公報、実用新案登録第2530291号公報、実用新案登録第2527169号公報を参照)を使用して行われ、クリーニングスティックを指でつまみ、その先端部分の布キャップ部分を割スリーブ内に挿入し、回転させ、また柄の長手方向に進退させて行われる。
【0007】
従来のクリーニングスティックでは、布キャップとして、合成繊維からなる一枚の布を一つ折りにしたものを柄の直径にほぼ一致する幅に熱切断又は超音波切断して袋状にし、これを裏返しにして、切断時に熱融着された一つ折りにした布の折り重なった部分が、クリーニング機能を全く有さない部分であるという理由から、布キャップを柄の先端部分に被せたときに外部に露出されないようにされていた。
【0008】
しかし、このような従来のクリーニングスティックを使用したクリーニングでは、割スリーブ内に油分により付着したゴミを容易に拭い取ることができず、上述したクリーニング動作を幾度も行わなければならず、クリーニングに手間と時間がかかり、クリーニングにかかる作業を容易に行えない、という問題がある。
【0009】
本発明は、この問題に鑑みてなされたものであり、したがって、静電気などにより付着したゴミだけでなく油分により付着したゴミも容易に拭い取ることのできる、容易簡単な構成の光コネクタ用クリーニングスティックを提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の光コネクタ用クリーニングスティックは、可撓性を有する柄、この柄の先端部分に被せた袋状の布キャップ、及び柄の先端部分に被せた袋状の布キャップの根元を柄に固定するための固定手段から構成される。
【0011】
袋状の布キャップとして、合成繊維からなる一枚の布を一つ折りにし、この一つ折りにした布を柄の直径にほぼ一致する幅で熱切断又は超音波切断することにより袋状にしたものが使用される。この切断により、一つ折りにした布の折り重なった部分が熱融着される。上記目的を達成するため、袋状の布キャップを柄の先端部分に被せたとき、熱融着された部分が外部に露出される。この熱融着された部分が、油分により付着したゴミを引っ掛けて拭い取る。油分は、熱融着された部分以外の布キャップの部分により拭き取られる。
【0012】
柄として、剛性でなく、また折れ難く、適度に撓むものが使用される。
【0013】
布として、合成繊維で編んだ編布、又は合成繊維で織った織布が使用される。合成繊維として、太さ0.1デニール以下のものが使用される。
【0014】
【発明の実施の形態】
図1(a)〜(c)に示すように、本発明の光コネクタ用クリーニングスティック10は、可撓性を有する柄13、この柄13の先端部分に被せた袋状の布キャップ11、及び柄13の先端部分に被せた袋状の布キャップ11の根元を柄13に固定するための固定手段14から構成される。
【0015】
袋状の布キャップ11は、図2(a)に示すように、合成繊維からなる一枚の布20を一つ折りにし、図2(b)及び(c)に示すように、この一つ折りにした布20を柄13の直径にほぼ一致する幅に既知の熱切断機又は超音波切断機で切断する(符号21で示す切断部に沿って切断される)ことにより袋状にしたものであり、柄13が、図2(d)に示すように、袋状の布キャップ11に挿入される。
【0016】
ここで、この切断の際に、一つ折りにした布の折り重なった部分が熱融着され、袋状の布キャップ11を柄13の先端部分に被せたとき、熱融着された部分12が外部に露出される(図1(c)を参照)。
【0017】
柄13として、剛性でなく、また折れ難く、適度に撓むものが使用され、好適に、形状記憶合金又はプラスチック材料などからなる可撓性を有する柄が使用される。形状記憶合金として、チタン−ニッケル合金、銀−カドミウム合金、金−カドミウム合金、インジウム−タリウム合金、チタン−ニッケル−銅合金などの既知の形状記憶合金が使用でき、プラスチック材料として、ポリプロピレンなどの既知のものが使用できる。また、柄13として、綿棒に使用されるような紙を硬く棒状に巻いたものを使用してもよい。柄13の直径は、光コネクタ(図3の符号40)の割スリーブ(図3の符号42)の口径よりもやや小さい。なお、割スリーブ(図3の符号42)の口径は、2.5mmと1.25mmの2種類のものが規格化されており、柄13の直径は、これら規格された大きさの割スリーブの口径に合わせて適宜に選定できる。
【0018】
布20として、合成繊維で編んだ編布、又は合成繊維で織った織布が使用される。編布として、ニット編のものが使用され、また、織布として、平織又は稜織のものが使用される。
【0019】
合成繊維として、ポリアミド系、ポリエステル系、ポリアクリル系、ポリビニルアルコール系、ポリ塩化ビニリデン系、ポリオレフィン系、ポリウレタン系などから選択される太さ0.1デニール以下の繊維が使用される。
【0020】
この熱融着された部分12が、油分により付着したゴミを引っ掛けて拭き取る。油分は、熱融着された部分12以外の布キャップ11の部分により拭き取られる。
【0021】
固定手段として、好適に、電子線架橋軟質ポリオレフィン樹脂などの熱収縮性プラスチックからなる軟質の中空円筒体14が使用され、袋状の布キャップ11を柄13の先端部分に被せた後、その根元に、柄13の口径よりもやや大径の中空円筒体14を挿入し、これを加熱して、布キャップ11の根元を柄13に固定する。
【0022】
<使用形態> 図3(a)に示す光コネクタをクリーニング40する。図3(b)に示すように、一方の側に光ファイバー31を挿入、装着し、他方の側から本発明のクリーニングスティック10を挿入し、矢印の方向に回転させ、また進退させて、クリーニングを行う。クリーニング後、他方の側から光ファイバー31を挿入、装着して、2本の光ファイバー31、31の端部を突き合わせる。
【0023】
<実施例1> 割スリーブサイズ2.5mm用の本発明の光コネクタ用クリーニングスティックを製造した。
【0024】
太さ0.06デニールのポリエステル繊維と高収縮性ポリエステル繊維とで編んだ一枚の編布を一つ折りにし、この一つ折りにした編布を柄の直径(1.7mm)にほぼ一致する幅に熱切断して袋状の布キャップを製造した。熱切断により焼き切られた部分は切断時に熱融着された。布キャップの表面は、図4に示す顕微鏡写真のとおりであった。
【0025】
柄として、直径1.7mmの紙製の柄を使用し、この柄を上記布キャップに挿入した。ここで、熱切断により熱融着された部分が外部に露出される。
【0026】
最後に、布キャップの根元部分に熱収縮性プラスチック(電子線架橋軟質ポリオレフィン樹脂)からなる中空円筒体(中空内壁面に熱溶融性接着剤がコーティングされる)を挿入し、これを加熱して、布キャップの根元を柄に固定し、実施例1の光コネクタ用クリーニングスティックを製造した。
【0027】
<実施例2> 割スリーブサイズ1.25mm用の本発明の光コネクタ用クリーニングスティックを製造した。
【0028】
太さ0.06デニールのポリエステル繊維と高収縮性ポリエステル繊維とで平織りした一枚の織布を一つ折りにし、この一つ折りにした織布を柄の直径(0.7mm)にほぼ一致する幅に超音波切断して袋状の布キャップを製造した。超音波切断により焼き切られた部分は切断時に熱融着された。この熱融着部分は、上記実施例1の熱切断により形成された熱融着部分よりも柔らかめであった。
【0029】
柄として、直径0.7mmのチタン−ニッケル合金からなる形状記憶合金製の柄を使用し、この柄を上記布キャップに挿入した。ここで、超音波切断により熱融着された部分は外部に露出される。
【0030】
最後に、布キャップの根元部分に熱収縮性プラスチック(電子線架橋軟質ポリオレフィン樹脂)からなる中空円筒体(中空内壁面に熱溶融性接着剤がコーティングされる)を挿入し、これを加熱して、布キャップの根元を柄に固定し、実施例2の光コネクタ用クリーニングスティックを製造した。
【0031】
【発明の効果】
本発明が以上のように構成されるので、油分により付着したゴミを容易に拭い取ることができる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は、本発明の光コネクタ用クリーニングスティックの先端部分を示し、図1(b)は、図1(a)の断面図であり、図1(c)は、図1(a)のAA線断面図である。
【図2】図2は、本発明の光コネクタ用クリーニングスティックに使用される袋状の布キャップの製造を示す。
【図3】図3(a)は、一方側に光ファイバを挿入した光コネクタの断面図であり、図3(b)は、本発明の光コネクタ用クリーニングスティックを使用して、図3(a)に示す光コネクタのクリーニングを行っているところを示し、図3(c)は、光コネクタの他方側に光ファイバを挿入するところを示す。
【図4】図4は、実施例1の光コネクタ用クリーニングスティックの布キャップの顕微鏡写真である。
【符号の説明】
10・・・光コネクタ用クリーニングスティック
11・・・布キャップ
12・・・熱融着された部分
13・・・柄
14・・・中空円筒体
20・・・布
21・・・切断部
31・・・光ファイバー
32・・・フェルール
40・・・光コネクタ
41・・・ジャックハウジング
42・・・割スリーブ

Claims (4)

  1. 光コネクタ用クリーニングスティックであって、
    可撓性を有する柄、
    前記柄の先端部分に被せた袋状の布キャップ、及び
    前記柄の先端部分に被せた前記袋状の布キャップの根元を前記柄に固定するための固定手段、
    から成り、
    前記袋状の布キャップとして、合成繊維からなる一枚の布を一つ折りにし、この一つ折りにした布を前記柄の直径にほぼ一致する幅で熱切断又は超音波切断することにより袋状にしたものが使用され、
    この切断により、前記一つ折りにした布の折り重なった部分が熱融着され、前記袋状の布キャップを前記柄の先端部分に被せたとき、前記熱融着された部分が外部に露出される、
    ところの光コネクタ用クリーニングスティック。
  2. 前記柄として、形状記憶合金、プラスチック、又は紙からなる棒状の柄が使用される、請求項1の光コネクタ用クリーニングスティック。
  3. 前記布として、前記合成繊維で編んだ編布、又は前記合成繊維で織った織布が使用される、請求項1の光コネクタ用クリーニングスティック。
  4. 前記合成繊維の太さが0.1デニール以下である、請求項1又は3の光コネクタ用クリーニングスティック。
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