JP2000304132A - ジャケットシール - Google Patents

ジャケットシール

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JP2000304132A
JP2000304132A JP2000030059A JP2000030059A JP2000304132A JP 2000304132 A JP2000304132 A JP 2000304132A JP 2000030059 A JP2000030059 A JP 2000030059A JP 2000030059 A JP2000030059 A JP 2000030059A JP 2000304132 A JP2000304132 A JP 2000304132A
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孝禎 三ツ井
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隆広 假屋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高度な加工精度を要求せずとも、常に安定し
た高いシール性能が得られ、また、再利用することも可
能としたジャケットシールを提供する。 【解決手段】金属製ジャケット2の被シール部材のシー
ル面32に対向する部分に突起25を設け、金属製ジャ
ケット2内の弾性部材1に鍔部22の内面に面接触する
平坦部12を設ける。また、その突起25の頂部26を
平坦に形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明はジャケットシールに
関し、特に内部が真空になる管や容器に適したシール
(ガスケット)に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体の分野では、高度な技術力を発揮
することができる性能の高い製品を製造するために、製
品内部の異物の存在を皆無にすることが望まれ、さらに
真空度の向上も求められ、真空引き用管内のクリーン化
が求められている。そのため、真空引き用の管等の継手
に用いられるシールにあっても、そのシール自体からガ
スや粒子が管内に放出されることがないものを採用する
ことが要求される。
【0003】すなわち、シールとしてのゴム製Oリング
は、真空引きによって管内に該リングの成分がガスや粒
子となって放出されるため、また、管外のガスがリング
のゴム内を透過して管内に侵入することがあるため、真
空用シールとしては不向きであり、また、管内にゴムを
侵す流体が流れる場合にも不向きである。一方、メタル
製Oリングは、かかる異物を放出しないが、シール機能
を十分に発揮させるためには、Oリングの締付を強くす
る必要がある。そのため、真空装置の継手部分に大きな
締付力を発揮する機構が不可欠となるため、装置自体が
大型化してしまうという問題があった。例えば、締付力
を高めるために締付ボルトの本数を増やす必要があり、
ボルトの配設スペースを確保することができない、被シ
ール部材が締付力に耐えることができない、というよう
な構造上の制約を受ける場合があり、装置を大型にせざ
るを得なくなる。
【0004】そこで、図13、図14に示すように、被
シール空間30に異物を放出することなく、また、ガス
の透過の問題がなく、且つ大きなシール締付力を必要と
しないジャケットシールが用いられている。これは、断
面円形の弾性部材1を、外周面に開口部23を有する金
属製ジャケット2に収容し、該金属製ジャケット2の被
シール部材のシール面に対向する被挟圧面(鍔部の外
面)21、21に、その断面が三角形の突起25、25
を環状に設けたものである。
【0005】前記ジャケットシールであれば、内周面2
4および被挟圧面21、21は金属で形成されているた
め、被シール空間30内に異物が混入する恐れがない。
また、被挟圧面21の突起25の頂点は被シール部材の
シール面に当接しシール締付力によって押しつぶされる
ため、被シール部材のシール面に密に接することにな
る。一方、金属製ジャケット2はシール締付力によって
開口部23が狭くなるように撓み、同時に金属製のジャ
ケット2内にある弾性部材1も圧縮変形するから、この
金属製ジャケット2及び弾性部材1からシール締付力に
対する反力が得られることになる。従って、このような
ジャケットシールであれば、大きな締付力を必要とせず
とも十分なシール効果を得ることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のジャケットシー
ルは、小さな締付力で高いシール性能を得るために、突
起25は押しつぶれやすく、さらに小さな締付力が頂点
に集中してシール性が向上するように、断面が三角形の
突起25の頂点は、比較的鋭利に仕上げられていた。ま
た、金属製ジャケット内部に収容される弾性部材1にも
コストを抑えるために汎用性に優れるゴム製のOリング
を用いられている。
【0007】しかしながら、金属製ジャケット2の加工
精度の善し悪しでジャケットシールの性能にばらつきが
生じることがあった。例えば、図16(a)に示すよう
に、被シール部材のシール面32に対向する金属製ジャ
ケット2の被挟圧面21に設ける突起25の頂点Tの位
置が、金属製ジャケット2内に収容した弾性部材1の断
面における中心線mからずれると、締付力を付加した場
合に、弾性部材1から適正な反力が得られず、金属製ジ
ャケット2の鍔部22そのものが、図16(b)に示す
ように、歪んで塑性変形を起こしてしまうこともあり、
目標とするシール性能が得られない場合があった。ま
た、一度塑性変形したジャケットシールは、再利用が不
可能となるため、保守点検等のために管継手を分解する
際には、新しいジャケットシールを用意しなければなら
ないといった不経済な問題もあった。
【0008】また、金属製ジャケット2の被挟圧面21
に設けた突起25は、シール性を向上させるために鋭利
に仕上げられる。しかしながら、突起25を鋭利に仕上
げる際に先端にバリやカエリが発生するなどして、加工
精度が悪くなると、締付た際に突起25が全長にわたっ
て一様に押しつぶされず、図15に示すように、突起2
5の先端Tが、押しつぶされる前の当初の位置T’か
ら、シールの内側(中心側)Pに倒れこむ部分(実線で
示す)と、外側Rに倒れこむ部分(破線で示す)が混在
し、突起25の倒れ方向がP側からR側に変わる偏曲点
において、目標とするシール性能が得られず、シール性
能が低下する現象がみられた。
【0009】本発明は、これらの問題を解決するもので
あり、高い加工精度を要求せずとも、常に高いシール性
能が得られ、また、再利用することも可能な品質の安定
したジャケットシールを提供することを目的としてい
る。
【0010】
【課題を解決する手段】即ち、本発明は、上記課題を解
決するために、環状の腹部とその両側の各々より外側へ
張り出した一対の鍔部とを有する金属製ジャケットと、
該金属製ジャケット内に収容されている弾性部材とを備
えているジャケットシールにおいて、前記金属製ジャケ
ットは、前記鍔部の外面に環状に設けられ被シール部材
(シールされるべき管又は容器)のシール面に当接する
突起を備え、前記弾性部材は、前記金属製ジャケットの
鍔部内面に当接する平坦部を備えていることを特徴とす
る。
【0011】また、本発明は、上述の如きジャケットシ
ールにおいて、前記平坦部は、前記金属製ジャケットの
鍔部内面の前記突起に対応する部位に面接触しているこ
とを特徴とする。
【0012】また、本発明は、上述の如きジャケットシ
ールにおいて、前記突起が、断面略三角形状で、その頂
角は50°以上であることを特徴とする。
【0013】また、本発明は、環状の腹部とその両側の
各々より外側へ張り出した一対の鍔部とを有する金属製
ジャケットと、該金属製ジャケット内に収容されている
弾性部材とを備えているジャケットシールにおいて、前
記金属製ジャケットは、前記鍔部の外面に環状に設けら
れた突起を備え、該突起の頂部が被シール部材のシール
面に当接するように全周にわたって平坦に形成されてい
ることを特徴とする。
【0014】また、本発明は、前記突起頂部が平坦に形
成されているジャケットシールにおいて、弾性部材は、
前記金属製ジャケットの鍔部内面の前記突起に対応する
部位に当接する平坦部を備えていることを特徴とする。
【0015】また、本発明は、以上の各ジャケットシー
ルにおいて、前記弾性部材の断面形状は、略D字状であ
ることを特徴とする。
【0016】また、本発明は、環状の腹部とその両側の
各々より外側へ張り出した一対の鍔部とを有する金属製
ジャケットと、該金属製ジャケット内に収容されている
環状の弾性部材とを備えているジャケットシールにおい
て、前記金属製ジャケットは、前記鍔部の外面に環状に
設けられ被シール部材のシール面に当接する突起を備
え、前記弾性部材は、前記金属製ジャケットに締付力が
作用していない自由状態において該金属製ジャケットの
鍔部内面の前記突起に対応する部位に該突起幅よりも広
い幅で且つ略均等な圧力で接触する接触部を備えている
ことを特徴とする。
【0017】また、本発明は、環状の腹部とその両側の
各々より内側又は外側へ張り出した一対の鍔部とを有す
る金属製ジャケットと、該金属製ジャケット内に収容さ
れた環状の弾性部材とを備え、被シール部材のシール面
間に締付けられ且つ前記弾性部材の成分が内部空間及び
外部空間のうちの一方に放出されないように前記腹部が
当該一方の空間に向けられて両側の鍔部が他方の空間に
向かって張出すように設けられて、前記内部空間と外部
空間との間での流体の流通を阻止するジャケットシール
であって、前記金属製ジャケットは、前記鍔部の外面に
環状に設けられた、前記シール面に当接する突起を備
え、前記弾性部材は、前記金属製ジャケットに締付力が
加わらない自由状態において、該金属製ジャケットの鍔
部内面の前記突起に対応する部位に該突起幅よりも広い
幅で面接触していることを特徴とする。
【0018】また、本発明は、環状の腹部とその両側の
各々より外側へ張り出した一対の鍔部とを有する金属製
ジャケットと、該金属製ジャケット内に収容されている
環状の弾性部材とを備えているジャケットシールにおい
て、前記金属製ジャケットは、前記鍔部の外面に環状に
設けられ被シール部材のシール面に当接する突起を備
え、前記弾性部材は、前記金属製ジャケットに締付力が
作用していない自由状態において該金属製ジャケットの
鍔部内面の前記突起に対応する部位に略均等な圧力で接
触する接触部を備え、前記突起の先端部が前記接触部の
幅に対応する範囲に位置することを特徴とする。
【0019】また、本発明は、環状の腹部とその両側の
各々より内側又は外側へ張り出した一対の鍔部とを有す
る金属製ジャケットと、該金属製ジャケット内に収容さ
れた環状の弾性部材とを備え、被シール部材のシール面
間に締付けられ且つ前記弾性部材の成分が内部空間及び
外部空間のうちの一方に放出されないように前記腹部が
当該一方の空間に向けられて両側の鍔部が他方の空間に
向かって張出すように設けられて、前記内部空間と外部
空間との間での流体の流通を阻止するジャケットシール
であって、前記金属製ジャケットは、前記鍔部の外面に
環状に設けられ前記シール面に当接する突起を備え、前
記弾性部材は、前記金属製ジャケットに締付力が加わら
ない自由状態において、該金属製ジャケットの鍔部内面
の前記突起に対応する部位に面接触し、前記突起の先端
部が前記面接触の幅に対応する範囲に位置することを特
徴とする。
【0020】また、本発明は、環状の腹部とその両側の
各々より内側又は外側へ張り出した一対の鍔部とを有す
る金属製ジャケットと、前記金属製ジャケット内に未加
硫ゴムをジャケット全周にわたって詰め、該未加硫ゴム
を加硫させることによって金属製ジャケットの腹部及び
その両側の鍔部の各々の内面に固着させた弾性部材とを
備えていることを特徴とする。
【0021】また、本発明は、上述の未加硫ゴムを利用
したジャケットシールにおいて、前記金属製ジャケット
は、前記鍔部の外面に環状に設けられ被シール部材のシ
ール面に当接する突起を備えていることを特徴とする。
【0022】
【作用】図1乃至図3に示す本発明に係るジャケットシ
ールでは、弾性部材1は金属製ジャケット2の鍔部22
の内面に当接する平坦部12を備えているから、この弾
性部材1の金属製ジャケット2の鍔部22に対する接触
面積が増加し、接触面がある程度の幅を持つため、一方
の鍔部22の突起25の頂点Tと他方の鍔部22の突起
の頂点Tとを締付方向に厳密に相対応させずとも、締付
力に対する反力が安定して得られる。また、弾性部材1
として断面形状が略円形のゴム製Oリングを用いる場合
であっても、前記鍔部の内面に接触する平坦部を設けれ
ば、突起25の頂点Tは、必ずしも弾性部材1の断面中
心線上に限定して配置することを要しなくなり、突起2
5を形成する位置において高度な加工精度は要求されな
い。また金属製ジャケット2の鍔部22を弾性部材1が
平面で保持するため鍔部の塑性変形を防止できる。
【0023】特に、前記平坦部12を、前記金属製ジャ
ケットの鍔部内面の前記突起に対応する部位に当接する
ように設けると、締付力に対する反力を安定して得る上
で有利になり、突起25の頂点Tは、当該面接触幅(F
1−F2内)内に設ければよいことになる。また、平坦
部12は弾性部材1の全周にわたって設けることが締付
反力を安定して得る上で好ましい。
【0024】また、弾性部材1に、前記金属製ジャケッ
ト2に締付力が作用していない自由状態において該金属
製ジャケット2の鍔部22の内面の前記突起25に対応
する部位に該突起25の幅よりも広い幅で且つ略均等な
圧力で接触する接触部12を設けた場合にも、上述の平
坦部12を設けた場合と同様の作用効果が得られる。こ
の場合も、接触部12は弾性部材1の全周にわたって設
けることが締付反力を安定して得る上で好ましい。
【0025】また、前記接触部12の幅が前記突起25
の幅より狭い場合でも、前記突起25の先端部を前記接
触部12の幅に対応する範囲に配置すれば、上述の平坦
部を設けた場合と同様の作用効果が得られる。
【0026】また、前記弾性部材1を、前記金属製ジャ
ケット2に締付力が加わらない自由状態において、該金
属製ジャケット2の鍔部22の内面の前記突起25に対
応する部位に該突起25の幅よりも広い幅で面接触させ
た場合にも、上述の平坦部12を設けた場合と同様の作
用効果が得られる。弾性部材1は全周にわたって鍔部2
2の内周面に面接触させることが好ましい。
【0027】また、前記面接触の幅が前記突起25の幅
より狭い場合でも、前記突起25の先端部を前記面接触
の幅に対応する範囲に配置すれば、上述の平坦部を設け
た場合と同様の作用効果が得られる。
【0028】前記弾性部材1は、金属製ジャケット2の
腹部24の内面には必ずしも接触させることを要しない
が、この腹部24の内面にも接触させるようにすると、
特に鍔部22及び腹部24の全内周面に接触させるよう
にすると、上述の締付反力を安定して得る上で有利にな
る。金属製ジャケット2の断面形状がその腹部24と一
対の鍔部22とによって横に倒れたU字状に形成されて
いる場合は、換言すれば、D字における縦の画がない形
状に形成されている場合は、弾性部材1の断面形状をD
字形状にすれば、すなわち、弾性部材1にDリングを採
用すれば、弾性部材1を金属製ジャケット2の実質的に
全内周面に面接触させることができる。
【0029】さらに、突起25を断面略三角形状とし、
その頂角を50°以上とすることで、頂角が50°以下
の場合に比べて突起25の先端部の成形が容易に行なえ
るようになり、シール性能を損なわずに先端部における
加工精度のバラツキも少なくなる。
【0030】また、突起25の頂部26を被シール部材
のシール面32と当接するように全周にわたって平坦に
形成すると、高度な加工精度を要求せずとも、締付後の
突起25のつぶれる方向が安定したものになる。すなわ
ち、図5に示すように突起25の頂部全体が被挟圧面2
1によって一様に押しつぶされ、上述の如き先端Tの倒
れこむ方向の混在がなくなり、期するシール性能が得ら
れ、製品ごとのシール性のバラツキがなくなり、シール
の生産性が向上する。
【0031】また、突起25の頂部26を平坦に形成
し、さらに、弾性部材1に金属製ジャケット2の鍔部2
2の内周面に当接する平坦部12を設けると、上述の如
く突起25の頂部の潰れが安定したものになり、且つ締
付力に対する反力が安定して得られることから、突起2
5の位置および先端形状について高度な加工精度を要求
しなくても目標のシール性能が容易に得られる。その結
果、加工精度によるジャケットシールの性能のバラツキ
を押さえることができ、金属製ジャケット2の鍔部22
が塑性変形する問題も解消できる。
【0032】さらに、鍔部22の塑性変形を押さえるこ
とができるため、使用条件によっては、ジャケットシー
ルの再利用が可能となり、点検保守などで、当該ジャケ
ットシールを適用した管継手等の機器を分解する際に
は、新しいジャケットシールを用意する必要がなくな
り、経済的にも有利になる。
【0033】また、上述の断面形状が横倒れU字状の金
属製ジャケット2に断面形状がD字状の弾性部材1が詰
められているジャケットシールを得るには、金属製ジャ
ケット2内に未加硫ゴムをジャケット全周にわたって詰
め、該未加硫ゴムを加硫させることによって金属製ジャ
ケットの腹部及びその両側の鍔部の各々の内面に固着さ
せるようにすればよい。これにより、Dリング作る金型
が不要になり、コスト的に有利になる。
【0034】金属製ジャケット2内に収納する弾性部材
1の材料としては、天然ゴム、エチレン・プロピレンゴ
ム、エチレン・プロピレン・ジエンゴム、アクリロニト
リルブタジエンゴム、水素添加アクリロニトリルブタジ
エンゴム、スチレン・ブタジエンゴム、シリコーンゴ
ム、クロロプレンゴム、クロロスルホン化ポリエチレン
ゴム、フッ素ゴム、フッ化シリコーンゴム、アクリルゴ
ム、エチレンアクリルゴムなどのゴム類、またはその架
橋ゴム類、ポリスチレン系熱可塑性エラストマー、ポリ
オレフィン系熱可塑性エラストマー、ポリ塩化ビニル系
熱可塑性エラストマー、ポリエステル系熱可塑性エラス
トマーなどの熱可塑性エラストマー類、発泡プラスチッ
クスなどを採用することができ、特にDSC(示差走査
熱量計)における示差熱量曲線上で結晶融点を示さない
ものが好適である。
【0035】弾性部材1は、必要に応じて酸化防止剤、
老化防止剤、カーボンブラックなどの補強剤、タルク、
クレーなどの充填剤、架橋剤、架橋助剤、架橋促進剤、
加工助剤など、弾性部材1の製造に通常用いられる薬剤
を通常量配合し、得られた組成物をプレス成形、射出成
形などの方法で製造することができる。架橋ゴム製の弾
性部材2は、プレス成形や、射出成形などの成形工程に
おいて加熱架橋される。
【0036】金属製ジャケット2の形成材たる金属とし
ては、シール使用環境下において、熱的に、化学的にあ
るいは、機械的に不安定なものは論外として、各種の金
属が用いられる。とりわけ、金属製ジャケット2に設け
る開口部23が比較的小さな締付力でも狭くなる硬質ま
たは軟質の金属、例えば、アルミニウム、アルミニウム
合金、銅、銅合金、マグネシウム合金などの比較的加工
性のよい金属類、金属−セラミック複合材などが好まし
い。また、金属製ジャケット2は、突起25が被シール
部材のシール面32に圧接された際につぶれるように、
被シール部材よりも軟質の材料、ないしは塑性変形し易
い材料で成形することが好ましい。
【0037】
【発明の実施の形態】以下図面に基づいて本発明を詳細
に説明する。
【0038】<実施形態1>本実施形態については、図
1乃至図6に示されている。図1乃至図4に示した環状
ジャケットシール10において、1は環状の弾性部材、
2は金属製ジャケットである。
【0039】金属製ジャケット2は、環状の腹部24
と、該腹部24の両側の各々より環の外側(半径方向外
方)へ張り出した一対の鍔部22とを有し、外側に向か
って開口した開口部23が全周にわたって形成されてい
る。腹部24は中央部が環の内側(半径方向内方)へ凸
になった円弧状に形成されていて、金属製ジャケット2
は全体としては開口部外側へ向けた横倒しのU字型の断
面形状を有し、その内部(ジャケット部)に環状の弾性
部材1を収容している。
【0040】ジャケットシール10は、図4に示すよう
に、被シール部材間に、被シール部材のシール面(開口
周りの端面)32と被挟圧面21(ジャケットシール1
0が相対するシール面32によって締付られるとき、即
ち、締付されるときに圧力を受ける鍔部22の外面)が
対向するように介在させ、軸方向にシール締付力が与え
られて継目をシールする。そのシール締付力に大きな力
が必要であれば、被シール部材に大きなシール締付力を
発生する器具が必要となるため、例えば、締付ボルトの
本数を増やす必要があり、ボルトの配設スペースを確保
できない、被シール部材が締付力に耐えることができな
いため肉厚を厚くする必要がある、というような理由か
ら、被シール部材が大型化してしまう。そこで、小さな
シール締付力でも高シール性能が発揮できるように、被
挟圧面21に断面形状が台形の突起25を設けている。
【0041】また、本実施形態のジャケットシール10
では、突起25の頂部(先端部)26は、被シール部材
のシール面32と面接触して密着するよう平坦に形成さ
れている。すなわち、頂部26はシール面32と向かい
合うときに該シール面32と平行になる平面に形成され
ている。
【0042】従って、シール締付力発生時には、図4に
示すように、突起25の先端部が、P側(内側)やR側
(外側)に倒れこんだりせず、ほぼシール締付力発生方
向(矢印の方向)に押しつぶされて変形するため、突起
25と被シール部材のシール面32の密着性が安定し、
腹部24の内側に存在するシール空間30は密閉空間に
保たれる。
【0043】突起25および突起25の平坦な頂部26
に関しては、設ける突起25があまりにも過小である
と、シール性能が乏しくなり、頂部26の幅があまりに
も過大であると、シールに必要な面圧を確保するために
シール締付力を大きくしなければならない。従って、図
3に示すように、金属ジャケット2内に設ける弾性部材
1の厚さをtとすると、突起25の高さhは、0.01
tから1.5t程度であり、特に0.05tから0.7
t程度が好ましく、頂部26の幅wについては、0.0
1tから1.0t程度であり、特に0.02tから0.
5t程度が好ましい。また、突起25の両側面のなす角
度(両側面を延長したときにできる三角形の頂点T’に
おける頂角)は、50°から130°程度が好ましい。
また加工の容易さ、加工による製品のバラツキを防ぐた
めには、頂角を90°以上の鈍角とすることが好まし
い。
【0044】また、弾性部材1の金属製ジャケット2の
鍔部22によって締付力を受ける面11には鍔部22の
内面に接触する平坦部12が形成されている。この平坦
部12は、ジャケットシール10が締付力を受けない自
由状態においても、鍔部22の内面に対して、少なくと
も突起25に対応する部位で該突起25の頂部幅wより
も広い幅で且つ略均等な圧力で全周にわたって面接触し
ている。本実施形態では、弾性部材1は、その両側面及
び内周面が金属製ジャケット2の鍔部22の内面及び腹
部24の内周面に隙間なく面接触している。
【0045】シール締付力発生時において、開口部23
は、シール締付力によって開口幅が狭くなるように変形
する。開口部23を設けたことにより、たとえシール締
付力が小さな場合であっても、金属ジャケットは敏感に
反応することができ、弾性部材1からシール締付力に対
抗する反力が発生する。その弾性部材1からの反力によ
り、十分なシール性能を発揮するようになっている。
【0046】さらに、弾性部材1には鍔部22と当接す
る弾性部材1の接触面が平面形状となるように平坦部1
2が設けられているため、突起25を図15に示すよう
な弾性部材1の断面における中心線m上に形成させる必
要はない。すなわち、突起25は、平坦部12の領域内
(F1−F2内)にあればよいため、突起25の形成位
置に関して高度な加工精度は要求されない。
【0047】また、金属製ジャケット2は、腹部24が
例えば真空引きの力を受ける内側に配置されているか
ら、弾性部材1の成分が被シール空間30に放出される
ことがない。
【0048】ここで、弾性部材1の断面形状は、図5に
示すように金属ジャケット2の形状と合わせてD型とな
ることが好ましいが、金属ジャケット2の内部を充填で
きる形状であれば良い。なお、弾性部材1の腹部24の
内周面形状を、円弧状ではなく、直線状としてもよい
が、弾性部材1が金属製ジャケット2内部まで挿入しき
れない問題が生じやすく、突起25の設置領域が狭くな
る可能性がある。
【0049】また、弾性部材1の外周面の断面形状は中
央部が突出した円弧状にしてもよいが、鍔部22の異常
変形を抑制するために、金属ジャケット2の鍔部22を
内側から効果的に支えることができるよう直線状の方が
より好ましい。
【0050】さらに弾性部材1の厚さtにおいては、本
発明ジャケットシールの使用目的や、シールを必要とす
る装置の大きさなどによりさまざまではあるが、本発明
シールを通常の真空装置に適用する場合を例に取れば、
0.05mmから10mm程度である。
【0051】前記ジャケットシール10は、予め加硫成
形した環状の弾性部材1をその口径が大きくなるように
強制的に広げて金属製ジャケット2の内部に弾性的に嵌
め込むことによって製作することができる。また、以下
の方法によっても製作することができる。 A.金属製ジャケット2を形成する。 B.図6に示すように、金属製ジャケット2の内部に、
紐状の未加硫ゴム41を、その一端から詰めていって最
後に他端を当該一端に接続することにより、ジャケット
全周にわたって詰める。 C.金属製ジャケット2内の未加硫ゴムを周りから加圧
するとともに、加熱することによって加硫させ、金属製
ジャケット2の腹部24及びその両側の鍔部22の各々
の内面に固着した弾性部材1を形成する。
【0052】この方法によれば、金属製ジャケット2が
弾性部材1を加硫成形するための金型になるため、弾性
部材1を成形するための専用金型は不要になる。
【0053】<実施形態2>本実施形態は図7乃至図9
に示されている。実施形態1との違いは、金属製ジャケ
ット2の突起25の頂部が平坦でなく、三角形状に尖っ
ている点である。実施形態1の要素と対応する要素には
同じ符号を採用している。突起25の先端部をバリやカ
エリ等が発生しないように精度よく製作すれば、先端部
の倒れ込み方向がばらつくことはない。そうして、突起
25の先端が三角形状に尖っているから、ジャケットシ
ール10が被シール部材のシール面32によって締付け
られたときに、突起25がつぶれ易く、シール面に対す
る密着性の確保に有利である。
【0054】<他の実施形態>本発明は上記各実施形態
に限定されるものではなく、種々変更可能である。例え
ば、突起25の断面形状は、上記のように三角形状又は
頂部26を平坦にした台形状以外にも、半円形、半楕円
形など、その他の形状にすることができ、被シール部材
のシール面32に当接する頂部26は平坦にすることが
好ましい。なお、かかる平坦な頂部26を形成する場
合、その頂部26は適宜の幅にすることができる。
【0055】また、金属製ジャケット2の形状に関して
も、その断面形状が、U字型に限定するわけではなく、
V字型、コの字型などでもよいが、V字型や、コの字型
のように、金属ジャケット2に角部を設けると、シール
締付力を与えた場合に角部で応力集中が発生しやすく、
金属製ジャケット2が塑性変形しやすくなる恐れがあ
る。
【0056】<ジャケットシールの使用形態>ジャケッ
トシール10は、被シール部材間に介在させてシールす
る。図10はジャケットシール10を真空装置の管50
と管50との継目に介在させた例を示す。すなわち、ジ
ャケットシール10は、一方の管50の接続フランジ5
1の端面に形成された環状のシール溝52に設けられ、
このシール溝52の底面(シール面)と他方の管50の
端面(シール面)との間にボルト53とナット54とに
よって締付られている。
【0057】図11はジャケットシール10を真空装置
のL型バルブに使用した例を示す。同図において、55
は内部にL型真空通路が形成されたバルブ容器、56は
L型通路を開閉する弁体、57は弁体56を駆動するア
クチュエータ、58はベローズである。ジャケットシー
ル10は、バルブ容器55のアクチュエータ取付口周り
の端面(シール面)とアクチュエータ57のシール板5
9との間に締付られている。このジャケットシール10
によれば、大きな締付力を必要としないから、例えばバ
ルブ容器55の取付口周りの壁60の厚さを大きくする
必要がない。
【0058】図12はジャケットシール10を真空容器
61の覗き窓ガラス62のシールに使用した例を示す。
ジャケットシール10は窓ガラス62と真空容器61の
シール面との間、並びに窓ガラス62と押え板63のシ
ール面との間の各々に設けられている。
【0059】
【発明の効果】本発明によれば、弾性部材には金属製ジ
ャケットの鍔部内面に当接する平坦部が形成されている
から、あるいは弾性部材を鍔部内面に面接触させている
から、突起の位置及び形の精度を高くしなくとも、締付
力に対する反力が安定して得られ、ジャケットシールを
締付た際の鍔部の異常変形を防止して、高いシール性能
を発揮させることができるとともに、ジャケットシール
のシール性能のバラツキが少なくなり、さらには再利用
が可能になり、また、コスト的にも有利になる。
【0060】また、金属製ジャケットの突起の頂部を平
坦に形成したものによれば、ジャケットシールを締付け
た際に、突起の倒れ方向にバラツキを生ずることがなく
なり、突起の位置及び形の精度を高くしなくとも、高い
シール性能を発揮させることができるとともに、ジャケ
ットシールのシール性能のバラツキが少なくなり、さら
には使用条件によっては再利用が可能になり、また、コ
スト的にも有利になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係るジャケットシールの
平面図である。
【図2】同ジャケットシールが自由状態(非締付状態)
にあるときの図1のA−A線断面図である。
【図3】同ジャケットシールが自由状態にあるときの図
1のB−B線における拡大断面図である。
【図4】同ジャケットシールが被シール部材によって締
付けられた状態を示す図3と同様の断面図である。
【図5】同実施形態に係る弾性部材の断面図である。
【図6】同ジャケットシールの製作をするときの一段階
を示す平面図である。
【図7】本発明の実施形態2に係るジャケットシールの
平面図である。
【図8】同ジャケットシールが自由状態にあるときの図
7のA−A線断面図である。
【図9】同ジャケットシールが自由状態にあるときの図
7のB−B線における拡大断面図である。
【図10】ジャケットシールの使用例を示す断面図であ
る。
【図11】ジャケットシールの他の使用例を示す断面図
である。
【図12】ジャケットシールのさらに他の使用例を示す
断面図である。
【図13】従来のジャケットシールの平面図である。
【図14】図13のC−C断面図である。
【図15】従来のジャケットシールの突起先端の倒れこ
み方向のバラツキを示す断面図である。
【図16】鍔部が異常変形する現象を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 弾性部材 2 金属製ジャケット 10 ジャケットシール 11 弾性部材の締付力を受ける面 12 平坦部 21 被挟圧面(鍔部の外面) 22 鍔部 23 開口部 24 腹部 25 突起 26 頂部 30 被シール空間 31 被シール部材 32 シール面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 假屋 隆広 和歌山県有田市箕島663番地 三菱電線工 業株式会社箕島製作所内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 環状の腹部とその両側の各々より外側へ
    張り出した一対の鍔部とを有する金属製ジャケットと、
    該金属製ジャケット内に収容されている弾性部材とを備
    えているジャケットシールにおいて、 前記金属製ジャケットは、前記鍔部の外面に環状に設け
    られ被シール部材のシール面に当接する突起を備え、 前記弾性部材は、前記金属製ジャケットの鍔部内面に当
    接する平坦部を備えていることを特徴とするジャケット
    シール。
  2. 【請求項2】 前記平坦部は、前記金属製ジャケットの
    鍔部内面の前記突起に対応する部位に面接触しているこ
    とを特徴とする請求項1記載のジャケットシール。
  3. 【請求項3】 前記突起は、断面略三角形状で、その頂
    角は50°以上であることを特徴とする請求項1記載の
    ジャケットシール。
  4. 【請求項4】 環状の腹部とその両側の各々より外側へ
    張り出した一対の鍔部とを有する金属製ジャケットと、
    該金属製ジャケット内に収容されている弾性部材とを備
    えているジャケットシールにおいて、 前記金属製ジャケットは、前記鍔部の外面に環状に設け
    られた突起を備え、該突起の頂部が被シール部材のシー
    ル面に当接するように全周にわたって平坦に形成されて
    いることを特徴とするジャケットシール。
  5. 【請求項5】 前記弾性部材は、前記金属製ジャケット
    の鍔部内面の前記突起に対応する部位に当接する平坦部
    を備えていることを特徴とする請求項4記載のジャケッ
    トシール。
  6. 【請求項6】 前記弾性部材の断面形状は、略D字状で
    あることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか
    に記載のジャケットシール。
  7. 【請求項7】 環状の腹部とその両側の各々より外側へ
    張り出した一対の鍔部とを有する金属製ジャケットと、
    該金属製ジャケット内に収容されている環状の弾性部材
    とを備えているジャケットシールにおいて、 前記金属製ジャケットは、前記鍔部の外面に環状に設け
    られ被シール部材のシール面に当接する突起を備え、 前記弾性部材は、前記金属製ジャケットに締付力が作用
    していない自由状態において該金属製ジャケットの鍔部
    内面の前記突起に対応する部位に該突起幅よりも広い幅
    で且つ略均等な圧力で接触する接触部を備えていること
    を特徴とするジャケットシール。
  8. 【請求項8】 環状の腹部とその両側の各々より内側又
    は外側へ張り出した一対の鍔部とを有する金属製ジャケ
    ットと、該金属製ジャケット内に収容された環状の弾性
    部材とを備え、被シール部材のシール面間に締付けられ
    且つ前記弾性部材の成分が内部空間及び外部空間のうち
    の一方に放出されないように前記腹部が当該一方の空間
    に向けられて両側の鍔部が他方の空間に向かって張出す
    ように設けられて、前記内部空間と外部空間との間での
    流体の流通を阻止するジャケットシールであって、 前記金属製ジャケットは、前記鍔部の外面に環状に設け
    られ前記シール面に当接する突起を備え、 前記弾性部材は、前記金属製ジャケットに締付力が加わ
    らない自由状態において、該金属製ジャケットの鍔部内
    面の前記突起に対応する部位に該突起幅よりも広い幅で
    面接触していることを特徴とするジャケットシール。
  9. 【請求項9】 環状の腹部とその両側の各々より外側へ
    張り出した一対の鍔部とを有する金属製ジャケットと、
    該金属製ジャケット内に収容されている環状の弾性部材
    とを備えているジャケットシールにおいて、 前記金属製ジャケットは、前記鍔部の外面に環状に設け
    られ被シール部材のシール面に当接する突起を備え、 前記弾性部材は、前記金属製ジャケットに締付力が作用
    していない自由状態において該金属製ジャケットの鍔部
    内面の前記突起に対応する部位に略均等な圧力で接触す
    る接触部を備え、 前記突起の先端部が前記接触部の幅に対応する範囲に位
    置することを特徴とするジャケットシール。
  10. 【請求項10】 環状の腹部とその両側の各々より内側
    又は外側へ張り出した一対の鍔部とを有する金属製ジャ
    ケットと、該金属製ジャケット内に収容された環状の弾
    性部材とを備え、被シール部材のシール面間に締付けら
    れ且つ前記弾性部材の成分が内部空間及び外部空間のう
    ちの一方に放出されないように前記腹部が当該一方の空
    間に向けられて両側の鍔部が他方の空間に向かって張出
    すように設けられて、前記内部空間と外部空間との間で
    の流体の流通を阻止するジャケットシールであって、 前記金属製ジャケットは、前記鍔部の外面に環状に設け
    られ前記シール面に当接する突起を備え、 前記弾性部材は、前記金属製ジャケットに締付力が加わ
    らない自由状態において、該金属製ジャケットの鍔部内
    面の前記突起に対応する部位に面接触し、 前記突起の先端部が前記面接触の幅に対応する範囲に位
    置することを特徴とするジャケットシール。
  11. 【請求項11】 環状の腹部とその両側の各々より内側
    又は外側へ張り出した一対の鍔部とを有する金属製ジャ
    ケットと、 前記金属製ジャケット内に未加硫ゴムをジャケット全周
    にわたって詰め、該未加硫ゴムを加硫させることによっ
    て金属製ジャケットの腹部及びその両側の鍔部の各々の
    内面に固着させた弾性部材とを備えていることを特徴と
    するジャケットシール。
  12. 【請求項12】 前記金属製ジャケットは、前記鍔部の
    外面に環状に設けられ被シール部材のシール面に当接す
    る突起を備えていることを特徴とする請求項11記載の
    ジャケットシール。
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