JP2000304016A - 締結装置 - Google Patents

締結装置

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JP2000304016A
JP2000304016A JP11112754A JP11275499A JP2000304016A JP 2000304016 A JP2000304016 A JP 2000304016A JP 11112754 A JP11112754 A JP 11112754A JP 11275499 A JP11275499 A JP 11275499A JP 2000304016 A JP2000304016 A JP 2000304016A
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striker
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slider
semi
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JP11112754A
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Nobutaka Tamura
暢崇 田村
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HOUSING TAMURA KK
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 締結しようとする両部材の突合わせ操作のみ
で自動的に結合がなされるようにした。 【解決手段】 雌部材10の端縁部に刻設された半円状
溝14の直線部を共有して一端連通し、他端を部材10
側縁に開口した平行な直線状溝と、半円状溝内に回動可
能に嵌合され、かつ中心から扇形に広がる切欠18a,
18bを形成した円盤状のラッチ盤18と、半円状溝内
にスライド可能に嵌合され、切欠18bに摺接して切欠
の他側部18aが直線状溝16の一方の溝壁と同一直線
となるようラッチ盤を保持するスライダ20と、雄部材
12の側縁に突出配置されたストライカ22を備え、ス
トライカは、一側部が直線状溝に平行であり、他側部先
端が前記直線状溝の溝幅に相当する幅であって、ラッチ
盤の切欠の角度に応じた傾斜角度に形成された逆テーパ
状である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、接合しようとする
部材同士のパーティング面を突合わせ操作するだけで自
動的に部材間を結合できる締結装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、鋼製セグメントの組立にあたっ
ては、従来では、エレクターなどによりその接合位置に
位置決めされた組立ピースを既設ピースに、ボルト、ナ
ットの締結作業により接合する。
【0003】ところで、この方法は、閉所、狭隘な場所
での人力作業が主体となっており、また、ボルト、ナッ
トの位置決めを高精度で行わなければ、ボルト締結作業
が出来なくなってしまうため、省人化、施工の迅速性の
点からは好ましいものでなかった。
【0004】そこで、例えばコッターを用いた締結作業
が提案されている。図7はその作業形態を示す。図にお
いて、符号1は組立リング、2は組立リング1の前部側
に固定された既設ピース、3は組立ピースであり、以下
の手順によって組立てられる。
【0005】まず、(a)に示すように、組立ピース3
を粗位置まで旋回移動させる。次に(b)に示すように
既設ピース2に組立ピース3の内面を合わせる。次いで
(c)に示すように、組立ピース3を軸方向に送込む。
この段階では、組立ピース3の端縁に突設されただぼ3
aが組立リング1の端面に開口された図示しないだぼ孔
に嵌合し、この状態で組立ピース3は周回り方向が規制
される。次いで、両ピース2,3が一致した状態で両者
間に形成された切欠2a,3b間にH型コッター4を圧
入することで軸方向も規制され、組立が完了する。
【0006】以上により、この構造では、周方向及び軸
方向の送り動作に加えて、コッターの打込み作業により
締結作業が完了するため、従来のボルトナット締結作業
に比べて組立が迅速であり、また、コッターの打込み作
業時に両ピース間の多少のズレも修正されるため、精度
良く締結できる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この構
造における最終締結作業は、コッターの打込みによるた
め、作業の全自動化が出来ないか、あるいはコッター打
込み機などの専用の装置を必要とし、機構が複雑かつ大
型化する問題があった。
【0008】本発明は、以上の課題を解決するもので、
その目的は、締結しようとする両部材の突合わせ操作の
みで自動的に結合がなされるようにした締結装置を提供
するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
め、本発明は、締結しようとする一方の部材の端縁部に
刻設された略半円状の溝及びこの半円状溝の直線部を共
有して一端連通し、他端を部材側縁に開口した平行な直
線状溝と、半円状溝内に回動可能に嵌合され、中心から
扇形に広がる切欠を形成した円盤状のラッチ盤と、半円
状溝内にスライド可能に嵌合され、前記ラッチ盤の切欠
の一側部に摺接して切欠の他側部が前記直線状溝の一方
の溝壁と同一直線となるようラッチ盤を保持するスライ
ダと、締結しようとする他方の部材の側縁に突出配置さ
れたストライカを備え、このストライカは、一側部が直
線状溝に平行であり、他側部先端が前記直線状溝の溝幅
に相当する幅であって、前記ラッチ盤の扇形切欠の角度
応じて傾斜させた逆テーパ状であり、前記ストライカの
押込み動作により、スライダを奥部に移動させつつラッ
チ盤を回動させ、かつ押込み完了状態では、ストライカ
先端がラッチ盤の扇形中心を乗越えて奥部に停止し、ラ
ッチ盤の切欠がストライカのテーパ面に平行に接するこ
とにより、抜け止めされることを特徴とする。従って、
本発明では、両部材の突合わせ作業により、ラッチ盤が
回動してストライカを抜け止め状態にロックし、永久的
締結が可能となる。
【0010】また、本発明では、前記スライダの奥部前
進位置で、スライダに係合するロック機構を設けたこと
により、ラッチ盤のロック解除側への回動を完全停止さ
せ、さらに確実な抜け止めを行うことが出来る。
【0011】さらに本発明では、一方の部材の前記半円
状溝及び直線状溝を、左右対称に形成し、それぞれの半
円状溝内に円盤状ラッチ盤を回動可能に嵌合するととも
に、前記スライダを共通部品として双方のラッチ盤に摺
接させる一方、他方の部材の逆テーパ形状を左右対称に
形成したことにより、ストライカの左右に均等な抜け止
め力が作用し、締結力も倍加する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態につき、添付図面を参照して詳細に説明する。図1,
2は本発明の第一実施形態による締結装置を示す。図に
おいて、10は締結しようとする一方の部材(以下、雌
部材と称する)、12は締結しようとする同一厚みの他
方の部材(以下雄部材と称する)である。
【0013】なお、図においては、これら部材10,1
2とも模型的な単なる板状部材として描かれているが、
その形状は厚みのある矩形状ないしは球状のブロック状
であっても良いし,またその用途は、前述する鋼製セグ
メントを構成するピースであっても良いし、その他鋼
製、木製、合成樹脂製素材からなる組立用部材全般に適
用可能である。
【0014】雌部材10の接合端縁上面には、所定の深
さで半円状溝14及びこの半円状溝14の直線部を共有
してこれに一端連通し、他端側を雌部材10接合端縁に
開口する平行な直線状溝16が旋削あるいは鍛造などの
成形などにより刻設されており、半円状溝14内にはこ
れの内径とほぼ同一外径の円盤状のラッチ盤18及びス
ライダ20が配置される。
【0015】これに対し、雄部材12の接合端には前記
溝14,16内に挿通されるストライカ22が突出配置
されている。
【0016】前記ラッチ盤18は、半円状溝14内を回
動可能に嵌合され、そのほぼ回動中心から扇形をなして
左右に切欠18a,18bが形成されている。スライダ
20は、半円状溝14の直線部と奥部側の切欠18bと
の間に介在されて摺動可能としたもので、切欠18bと
の摺接位置を円弧面としている。
【0017】これに対し、切欠48bは中心で鋭角、周
囲で鈍角の中折れ傾斜形状となっており、初期設定時
(図2(a)参照)には、その屈曲点位置にスライダ2
0の摺接位置が定められ、この状態で溝入口側に位置す
る切欠18aは、直線状溝16の溝壁と同一面となる切
欠角度に設定されている。
【0018】また、半円状溝14の直線部における奥部
壁面には、穴24が穿孔され、この穴24内には図1の
一部に拡大して示すように、圧縮コイルバネ26により
突出方向に付勢される弾頭状のロックピン28が挿入さ
れている。
【0019】このロック機構に対応して、スライダ20
の直線部接触面には、最前進位置(図2(c)参照)で
この穴24に一致するロック穴30が穿孔されており、
また初期設定時においてはこの接触面が穴24の位置に
位置することで、ロックピン28の飛出しを規制してい
る。
【0020】前記ストライカ22は、その片側が直線
状、他方側は前記ラッチ盤18の切欠18aと等しい逆
テーパ,及び先端側で切欠18bの鋭角部分と同様の傾
斜形状で曲げられた片側直線の逆テーパ形状をなしてお
り、その先端部の最大幅は直線状溝16の溝幅に等し
く、その長さは両部材10,12のパーティング面を一
致した状態でスライダ20の長さとの合計で半円状溝1
4と直線状溝16の合計長さに匹敵している。
【0021】以上の構成において、図2(a)に示すよ
うに、両部材10,12を位置決め状態に近接させ、ス
トライカ22を溝内に押込むことにより、ストライカ2
2は溝内に挿入される。押込みが進むと、(b)に示す
ように、ストライカ22の先端はスライダ20の後端に
度当りし、この状態からさらに押込むことで、スライダ
20は切欠18bに圧接し、このくさび効果によって、
ラッチ盤18に矢印に示す周方向への回転力を与え、こ
れによって直線状溝16の内側に切欠18a側が突出す
る。
【0022】最終押込み状態、すなわち両部材10,1
2のパーティング面が一致した状態では、(c)に示す
ように、切欠18a,18bの形状がストライカ22の
片側逆テーパ形状に一致し、この状態でストライカ22
は抜け止め状態に完全ロックされる。
【0023】そして、ストライカ22先端の山形形状が
切欠の扇形中心に位置した段階では、押込みトルクが急
速に軽くなり、この衝撃に伴うクリック音の発生により
最終押込み位置を確認できる。加えて、スライダ20の
ロック穴30が溝側の穴に一致し、バネ圧によってロッ
クピン28がロック穴30に嵌合することで、スライダ
20はこの位置にロックされ、またこの突出音によって
もロック状態を確認できる。
【0024】なお、スライダ20をロックしなくても、
押込み完了状態では各部材は逆テーパ形状となって安定
するため、極めて大きな引抜き力が加わる以外は非可逆
的であり、ロック状態が保たれるが、スライダ20をロ
ックすることにより、ラッチ盤18の逆方向回転は全く
不可能となるため、さらにロックの確実性を増すことが
できる。また、ストライカ22の先端部分またはスライ
ダ20の後端部分に圧縮ゴム、ウレタン、バネ、接着剤
等を設けることで、クリアランスを吸収するとともに、
ストライカ22とラッチ盤18との嵌合部に常に嵌合す
る力が掛かっている状態を保つことができる。
【0025】また、前記実施形態では、溝14,16の
上部を覆う蓋を省略したが、蓋を取付けておくことによ
り、押込み操作時に各部材が上方にばらけることを防止
できるので、その取付は当然であることは言うまでもな
い。さらにロックピンとロック穴の位置関係は前記とは
逆であっても良く、加えて横方向からでなく縦方向に突
出してロックする機構であっても良いことも勿論であ
る。
【0026】図3は本発明の第二実施形態を示す。な
お、前記第一実施形態と同一部材には同一符号を付し、
異なる部材に付いてのみ異なる符号を用いて説明する。
図において、雌部材10にはミラー対称で左右に一対の
半円状溝14が形成され、この各溝14に連続して平行
な前記実施形態の二倍幅の直線状溝32が形成され、雌
部材10の端縁に開口している。
【0027】各半円状溝14にはそれぞれラッチ盤18
が回転可能に嵌合されている。また、この各ラッチ盤1
8にはそれぞれの切欠18bに摺接する両側円弧面のス
ライダ34が摺動可能に配置されている。また、雄部材
12より突出するストライカ36は、各ラッチ盤18の
切欠18a,18bに対応した両側傾斜面となる逆テー
パ形状となっている。
【0028】従って、この実施形態においても、前記第
一実施形態と同様にストライカ36の押込み動作によ
り、スライダ34を介して各ラッチ盤18が回動し、押
込み完了状態でくさび状結合により抜け止めすることが
出来る。本実施形態ではストライカ36の両側がロック
されるため、第一実施形態に比べてストライカ36の左
右に均等な抜け止め力が作用し、締結力も倍加する。
【0029】なお、ストライカ22,36の側面と、直
線状溝16,32およびその対向する直線状溝の入口部
分の側面とのいずれかに他方に向けて突出する凸部を設
けるとともに、当該他方に該凸部が係合する溝を設ける
ことにより、さらに確実な嵌合状態を得ることができ
る。また、ストライカ22,36の側面とラッチ盤18
の接地面18aとのいずれかに他方に向けて突出する凸
部を設けるとともに、当該他方に該凸部が係合する溝を
設けることにより、ストライカ22,36とラッチ盤1
8との振れ止めを行うこともできる。凸部、溝の断面形
状は、矩形状であっても尖突状または曲面状であっても
良く、また、その数は一つであっても二つ以上であって
も良い。また、上記第一、第二実施形態においては、ス
トライカ22とラッチ盤18とが接触する面をレッド加
工等の粗面加工を施すことにより、両者の滑り止めを行
うこともできる。
【0030】以上述べた締結装置は、前述のごとく前述
する鋼製セグメントを構成するピースであっても良い
し、その他鋼製、木製、合成樹脂製素材からなる組立用
部材全般に適用可能であるが、次に以上の締結装置を用
いた鋼製セグメントの組立について図4〜6を用いて説
明する。なおセグメントを構成する各ピースの基本構造
は従来と同様であるので、これらの符号は従来と同一と
する。
【0031】図4において、符号1は組立リング、2は
組立リング1の前部側に固定された既設ピース、3は組
立ピースである。
【0032】組立リング1の前縁側には前記締結装置を
構成する雌部材側構成と同様の部材、すなわち、溝内に
ラッチ盤及びスライダなどからなる部材[イ]が配置さ
れ、この位置に対向して組立ピース3の接合側には一対
のストライカ22が突設され、さらに、組立ピース3の
前縁にはストライカ22と対向する雌側の部材[イ]が
配置されており、トンネル軸方向に対する連続的締結作
業を可能としている。
【0033】なお、組立リング1を構成する各ピースは
トンネル軸方向配列で周方向に半分ずつずらされて接合
され、従ってずらした状態で締結装置を構成する雌雄の
部材が一致する配置となっている。また、同図では、部
材[イ]およびストライカ22が一つのセグメントリン
グ間の接合に対して2つ用いられているが、本発明はこ
れに限定されるものではなく、1つないしは3つ以上で
あっても良い(3〜4箇所であることが好ましい)。
【0034】組立手順はまず、(a)に示すようにスト
ライカ22が組立リング1に干渉しない位置まで組立ピ
ース1の周方向端縁を隣接の既設ピース2に突合わせ、
次いで(b)に示すように、組立ピース3をトンネル軸
方向に移動させることで、前述のごとき作用により、締
結装置を介して組立ピース3が組立リング1に結合す
る。
【0035】この場合において、既設ピース2に対する
組立ピース3の位置決め精度及び既設ピース2の組立リ
ング1に対する位置決め精度を確保するために、それぞ
れにはガイドファスナ40、42が設けられ、このガイ
ドファスナ40、42に案内されて連結作業がなされ
る。
【0036】図5は既設ピース2と組立ピース3の接合
縁におけるガイドファスナ40の具体的構成例を示す。
【0037】図において、既設ピース2の接合端縁には
雌ファスナ部材44が埋設され、組立リングの接合端縁
には雄ファスナ部材46が突出している。雌ファスナ部
材44はトンネル軸方向に対する雄ファスナ部材46の
横移動(雄ファスナ部材46の軸方向と直交する方向に
対する移動)を可能とするために、その内側の幅を雄フ
ァスナ部材46の軸径の約二倍とし、その前進位置内周
に周方向移動を規制するためのスプライン溝44aを切
っている。
【0038】これに対して雄ファスナ部材46の外周に
は、これの軸方向と直交する方向にスプライン溝46a
を切っている。
【0039】従って、(a)に示すように既設ピース2
に組立ピース3を接近位置決めした状態で、(b)に示
すように、縁周方向に移動させると、両者が接合され、
スプライン溝44a,46aの凹凸が一致して対向す
る。
【0040】従って、この状態で、組立ピース3をトン
ネル軸方向に移動させると、(c)に示すように、スプ
ライン溝44a,46a同士が噛合し、周回り方向に位
置決めされることになる。
【0041】また、図6は組立リング1と既設ピース2
及び組立ピース3の接合縁におけるガイドファスナ42
の具体的構成例を示す。
【0042】図において、既設ピース2と組立ピース3
との接合縁に対向する組立リング1の前縁には、雌ファ
スナ部材50が埋設されている。雌ファスナ部材50
は、各ピースの隣接端縁にそれぞれ突出する一対の雄フ
ァスナ部材52を挿通ガイドするもので、それぞれの穴
の内側にトンネル軸方向に沿ってスプライン溝50aを
切っている。
【0043】これに対して、各ピース2,3より突出す
る各雄ファスナ部材52の外周には、その軸方向に沿っ
てスプライン溝52aが切られ、既設ピース2の雄ファ
スナ部材52は、既に雌ファスナ部材50内にスプライ
ン結合された状態にある。
【0044】従って、(a)に示すように、組立ピース
3を既設ピース2に接近位置決めし、次いで(b)に示
すように、組立ピース3を既設ピース2に接合すると、
雄ファスナ部材52の軸心が雌ファスナ部材50の挿通
中心位置に一致する。しかる後、組立ピース3を前進さ
せると、雄ファスナ部材52は雌ファスナ部材50内に
挿通され、両者のスプライン結合により精度良く周回り
方向の位置決め固定がなされることになる。
【0045】なお、以上のガイドファスナ40,42の
みでは組立ピース3の固定は不可能であるが、前述する
締結装置に併用することで、組立時における位置決め精
度を十分確保した上で永久固定が可能となる。
【0046】
【発明の効果】以上の説明により明らかなように、本発
明による締結装置によれば、締結しようとする両部材の
突合わせ操作のみで自動的に結合がなされる。またこれ
により、組立ロボットなどによる自動組立作業が可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態による締結装置の分解斜
視図である。
【図2】(a)〜(c)は同装置における締結順序を示
す平面図である。
【図3】本発明の第二実施形態による締結装置の平面図
である。
【図4】(a),(b)は同締結装置をセグメントの組
立に適用した場合を示す展開図である。
【図5】(a)〜(c)は図4のA部における位置決め
形態を示す拡大説明図である。
【図6】(a)〜(c)は図4のB部における位置決め
形態を示す拡大説明図である。
【図7】(a)〜(d)は従来のセグメントの取付手順
を示す説明図である。
【符号の説明】
10 雌部材 12 雄部材 14 半円状溝 16,32 直線状溝 18 ラッチ盤 18a,18b 切欠 20,34 スライダ 22,36 ストライカ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 締結しようとする一方の部材の端縁部に
    形成された略半円状の溝及びこの半円状溝の直線部を共
    有して一端連通し、他端を部材側縁に開口した平行な直
    線状溝と、半円状溝内に回動可能に嵌合され、かつ中心
    から扇形に広がる切欠を形成した円盤状のラッチ盤と、
    半円状溝内にスライド可能に嵌合され、前記ラッチ盤の
    切欠の一側部に摺接して切欠の他側部が前記直線状溝の
    一方の溝壁と同一直線となるようラッチ盤を保持するス
    ライダと、 締結しようとする他方の部材の側縁に突出配置されたス
    トライカを備え、このストライカは、一側部が直線状溝
    に平行であり、他側部先端が前記直線状溝の溝幅に相当
    する幅であって、前記ラッチ盤の扇形切欠の角度に応じ
    た傾斜角度に形成された逆テーパ状であり、 前記ストライカの押込み動作により、スライダを奥部に
    移動させつつ、ラッチ盤を回動させ、かつ押込み完了状
    態では、ストライカ先端がラッチ盤の扇形中心を乗越え
    て奥部に停止し、ラッチ盤の切欠がストライカのテーパ
    面に平行に接することにより、抜け止めされることを特
    徴とする締結装置。
  2. 【請求項2】 前記スライダの奥部前進位置で、スライ
    ダに係合するロック機構を設けたことを特徴とする請求
    項1に記載の締結装置。
  3. 【請求項3】 一方の部材の前記半円状溝及び直線状溝
    を、左右対称に形成し、それぞれの半円状溝内に円盤状
    ラッチ盤を回動可能に嵌合するとともに、前記スライダ
    を共通部品として双方のラッチ盤に摺接させる一方、他
    方の部材の逆テーパ形状を左右対称に形成したことを特
    徴とする請求項1または2に記載の締結装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003056518A (ja) * 2001-08-08 2003-02-26 Kojima Press Co Ltd 2部品の固定構造および固定方法
CN107940644A (zh) * 2017-12-15 2018-04-20 博维恩冷冻科技(苏州)有限公司 一种模块化冷风机

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